JP3026354B2 - ヒトcnp遺伝子及び前駆体蛋白 - Google Patents

ヒトcnp遺伝子及び前駆体蛋白

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、ヒトCNP(human C−type natriuretic pep
tide;hCNP)の遺伝子及びこの遺伝子にコードされてい
るhCNP前駆体タンパク(preprohCNP)に関する。
[発明の背景] 近年、各種動物の心房及び脳から、ナトリウム利尿ペ
プチド(matriuretic peptide;NP)と呼ばれる種々のペ
プチドが発見されてきた。現在これらNPは、アミノ酸一
次配列の類似性及びその前駆体構造から、3つのタイ
プ、すなわちA型NP(A−type natriuretic peptide;A
NP)、B型NP(B−type natriuretic peptide;BNP)及
びC型NP(C−type natriuretic peptide;CNP)のいず
れかに分類することができる。このうち、ANP・BNPは最
初それぞれ心房、脳から単離・同定されたことから、AN
Pは心房性ナトリウム利尿ペプチド(atrial natriureti
c peptide)、BNPは脳ナトリウム利尿ペプチド(brain
natriuretic peptide)とも呼ばれている(Matsuo,H.an
d Nakazato,H.Endocrinol.Metab.Clin.North Am.,16,4
3,1987;Sudoh,T.et al.Nature,332,78,1988)。しか
し、現在ANPは心房のみならず脳にも存在しているこ
と、同様にBNPは脳のみならず心房にも存在しているこ
とが判ってきた。また、ANP・BNPはいずれも顕著なナト
リウム利尿作用及び血圧降下作用を示すことから、ANP
・BNPはいずれも心房から血中へ分泌されるホルモンと
してのみならず、脳内においては神経伝達物質としても
作用し、哺乳類の体液量及び血圧の恒常性を調節してい
ることが明らかになってきた。
一方、CNPはごく最近Sudohらにより、ANP・BNPのいず
れにも帰属されない第3のタイプに分類されるNPとして
ブタ脳から単離・同定された(Sudoh,T.et al,Biochem.
Biophys.Res.Commun.,168,863,1990)。すなわち、まず
最初に発見されたCNPは22アミノ酸残基より成り(な
お、本明細書においてこのペプチドを以下pCNP−22と略
す)、ANP・BNPと同様2個のシステイン残基を含んでお
り、これが分子内でジスルフィド結合を形成し、17アミ
ノ酸残基より構成された環状構造をもっている。しかも
この環状構造を形成しているアミノ酸一次配列にはANP
・BNPのそれらと高い相同性が見いだされた。しかしpCN
P−22はANP・BNPがいずれも上記環状構造のC−末端部
分にさらに数個のアミノ酸が付加したいわゆるテイル構
造(tail構造)を持っているのに対し、このtail構造を
持っていない。すなわち、pCNP−22のC−末端はシステ
イン残基で終わっている。このことからpCNP−22の構造
はANP・BNPと似ているが、これらとは全く異なっている
ことが判った。さらに、pCNP−22はナトリウム利尿作用
及び血圧降下作用を示し、かつヒヨコ直腸標本を用いた
弛緩活性でANP・BNPに比べ高い比活性を示すことが判っ
たことから、pCNP−22は新しいタイプに帰属されるNPで
あることが判り、このタイプに属するペプチドはCNPと
命名された。
また、pCNP−22に続き、本発明者らにより、CNPに帰
属される第2のペプチドがブタ脳から単離・同定され
た。このペプチドはpCNP−22をC−末端に含む53アミノ
酸残基から成るペプチドであることが判った(以下、本
明細書においてこのペプチドをpCNP−53と略す)。言い
換えれば、pCNP−53はpCNP−22のN−末端にさらに31個
のアミノ酸残基が付加したペプチドであることが判っ
た。なお、興味あることにブタ脳ではpCNP−53がpCNP−
22より多く存在していることが明らかにされている(特
願平2−186582)。
さらに、ごく最近の研究で、pCNP−22、pCNP−53の前
駆体タンパクの構造が遺伝子の解析から明らかにされ、
これらのペプチドの生合成機構についても明らかにされ
てきた(特願平2−186582)。すなわち、本発明者によ
り、pCNP−22、pCNP−53をコードするブタ染色体遺伝子
及びcDNAが単離・同定され、この解析から、ブタCNP前
駆体タンパク(preprop CNP)の構造が明らかにされる
と共に、pCNP−22、pCNP−53は最初126アミノ酸残基か
らなるprepropCNPとしてmRNAから翻訳され、次のこのN
−末端領域に存在するシグナルペプチドが分泌過程で切
断されpropCNPに転換され、さらにpropCNPはプロセシン
グ酵素により特異的に切断されることによりpCNP−53と
pCNP−22に転換されることが判った。
以上のことから、pCNP−22及びpCNP−53についてもAN
P・BNP同様共通の前駆体タンパク(prepro pCNP)から
生合成される分泌ペプチドであることが判った。
しかしながら、現在までの研究でANP・BNPに帰属され
るペプチド類がいずれも心房から血中に分泌されるホル
モンとしてのみならず、脳内においては神経伝達物質と
して作用し、体液量及び血圧の恒常性を調節しているこ
とが判っているのに対し、CNPの詳細な生体内分布及び
生理作用に関しては不明な点が多い。
また、ANP・BNPに関しては、現在までにヒトの構造が
明らかにされ、医薬への応用が進められているが、CNP
に関しては、現在までのところ、ヒトにおける構造が明
らかにされていない。
[本発明が解決すべき課題] 従って本発明は、ヒトにおけるCNP(hCNP)構造、特
にpCNP−22、pCNP−53に対応するヒトCNP構造を明らか
にすると共に、この前駆体タンパク(ブタにおけるprep
ro pCNPに対応する)の構造をも明らかにすることを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、まずANPのアミノ酸配列及びそれをコ
ードする遺伝子の塩基配列が各種動物間で強く保存され
ていることから、CNPの場合も同様の可能性が高いと考
えた。また、ブタ脳内におけるCNPの存在量はANP、BNP
のそれに比べきわめて少量であり、しかもこれらペプチ
ドの脳内における産生組織が特定されていないことか
ら、直接ヒト脳からCNPをペプチドとして単離、同定す
ること、及びcDNAを単離し、これを解析することにより
ヒトCNPを同定することは困難であると考えた。そこ
で、本発明者らは先に得たブタCNP遺伝子またはcCNPを
プローブとして用い、ヒトCNP遺伝子を単離し、これを
解析することにより、ヒトCNP前駆体タンパクの構造及
びpCNP−53、pCNP−22に対応するヒトCNPの構造を明ら
かにすることを計画した。
本発明では、まずpCNPcDNA(特願平2−186583)から
制限酵素Dde Iで切り出される約700塩基のDNA断片(pCc
DNA)をプローブとして用いる。このプローブは化学的
に合成することもできる。このプローブを用いヒト染色
体遺伝子ライブラリー(λファージにヒト染色体遺伝子
断片を組み込んだもの)をスクリーニングした。このヒ
ト染色体遺伝子ライブラリーは当業者が容易に調製で
き、また市販のライブラリー、例えばクローンテック
(Clonetech)社製のものを利用することもできる。そ
の結果、pCcDNAにhydridizeするクローン(λhCNP2)が
得られた。このクローンを解析したところ、λhCHP2は
約15Kbpのヒト染色体遺伝子を含んでおり、またこの15K
bpうち、約2KbpからなるEcoR I DNA断片(hgEco−2)
がpCcDNAプローブとhydridizeすることが判った。この
約2kBPからなるhgEco−2を解析した結果、このDNA断片
がhCNP遺伝子の一部を含むことが明らかとなった。(な
お、hgEco−2の制限酵素地図および塩基配列決定のス
トラテジーを第1図に示す。)次に本発明者らは、hCNP
前駆体タンパクの全構造を明らかにする目的で、hgEco
−2をプローブに用い、再度ヒト染色体遺伝子ライブラ
リーをスクリーニングした。この結果、hgEco−2プロ
ーブとhydridizeするクローン(λhCNP1)を得た。λhC
NP1を解析したところ、このクローンは15Kbp以上のヒト
染色体遺伝子を含んでおり、またこのうち、約4Kbpから
なるEcoR I断片(hgEco−1)がhgEco−2プローブとhy
dridizeすることが確認された。そこでこのhgEco−1断
片の制限酵素地図を作成し、すでに得ているhgEco−2
と比較したところ(第1図)hgEco−1はhgEco−2の
5′側にさらに約2Kbpのヒト染色体遺伝子を含むDNAで
あることが明らかとなった。そこで、このDNA断片の塩
基配列を決定した(なお、hgEco−1の塩基配列決定の
ストラテジーを第1図に示す)。この結果、第2図に示
すようにこのhgEco−1は、ヒトCNP前駆体タンパクの全
アミノ酸配列をコードする構造遺伝子(structuralgen
e)領域のみならず、ヒトCNP遺伝子のプロモーター領域
をも含んでいることが判った。すなわち、まずプロモー
ター領域に関しては第2図に示すDNA塩基配列番号で154
6番目から1551番目に真核生物遺伝子のプロモーター領
域に共通して存在するTATAボックス(TATA box)が存在
し、またこのTATA boxの上流には遺伝子発現の制御に関
与していると思われるGC boxが2個、Y boxが1個存在
していることが判った。これらのことからこの領域はCN
P前駆体遺伝子のプロモーター領域であると判断した。
次に、構造遺伝子領域に関しては、まず、前記のTATA
boxの下流(3′側)塩基配列番号1722から1724にATG
が存在し、このATGはTATA boxの下流(3′側)で最初
に現れるメチオニンコドンであり、しかもこのコドンの
周りの塩基配列は真核生物で知られている翻訳開始コド
ンのコンセンサスシークエンスA/G NNATG(NはA.T.G.C
いずれかの塩基を示す)と一致していることから、本発
明者はこのATGがヒトCNP前駆体の翻訳開始コドンである
と推定した。次にもしこのATGを翻訳開始コドンとする
と、すでに明らかとなっているブタCNP染色体遺伝子の
構造との比較から、塩基配列番号1809−1811番目に存在
しているリジン残基のコドン(AAG)までが第1エキソ
ンになる。また同様の比較から塩基配列番号2256−2258
番目に存在しているバリン残基のコドン(GTC)から第
2エキソンが始まることになる。なお、初めに解析した
hgEco−2は第2エキソン内の塩基配列番号2286以降を
コードするDNA断片となる。これらのことは、塩基配列
番号で1810付近にスプライシングドナーのコンセンサス
シークエンスとして知られているC/A AGGT A/G AGTと似
た塩基配列が存在すること、さらに、塩基配列番号2256
の5′側にはスプライシングアクセプターのコンセンサ
スシークエンスとして知られている(Py)n N C/T AGG
(Pyはピリジン塩基を示し、NはA.T.C.G.いずれかの塩
基を示す)に似た塩基配列が存在していることからも支
持される。これらのことから、本発明者らは塩基配列番
号1812から2255番目までのDNA領域はイントロン(intro
n)であり、このintronはhCNP前駆体タンパクをコード
する成熟(mature)mRNAができる際スプライシングによ
り除かれるのではないかと考えた。つまり、hCNP前駆体
タンパクは塩基配列番号1722から始まり、1811で終わる
第1エクソンと2256から始まる第2エクソンによりコー
ドされており、ブタ同様全体ではアミノ酸126残基から
なるポリペプチドであることが明らかとなった。
さらに、このようにして明らかにされたhCNP前駆体タ
ンパク(以降、本発明ではprepro hCNPと略す)のアミ
ノ酸一次配列をブタのそれと比較したところ、全体で5
カ所(第3図prepro hCNPのアミノ酸一次配列番号で37,
40,56,90および101番目)アミノ酸配列が異なっている
以外、同じであることが判った。特に、ブタCNPの生合
成機構で明らかにされている、CNP前駆体タンパクの分
泌に関与するpreproCNPのN−末端領域に存在するシグ
ナルペプチドのアミノ酸一次配列、及びpreproCNPからC
NP−22、CNP−53が生じる際プロセシング酵素により認
識、切断されるCNP−22、CNP−53のN−末端近傍のアミ
ノ酸配列はヒトとブタで全く同じであることが判った。
以上のことを総合的に考えると、ヒトCNPの生合成経
路はブタ同様まず126アミノ酸残基からなるprepro hCNP
がmRNAから翻訳(transration)される。次に、このN
−末端領域に存在するシグナルペプチドは分泌過程で切
断されprohCNPに転換される。さらに、prohCNPはプロセ
シング酵素により特異的に(第3図アミノ酸一次配列番
号で73と74の間、104と105の間)切断されることによ
り、pCNP−53、pCNP−22に対応するヒトCNP−53(hCNP
−22;第3図アミノ酸一次配列番号74から126番目)、ヒ
トCNP−22(hCNP−22;第3図アミノ酸一次配列番号105
から126番目)に転換されることが予測される。ところ
で、hCNP−22に関しては、pCNP−22と全く同じアミノ酸
一次配列であることから、pCNP−22と同じ生理活性作用
(ナトリウム利尿作用、血圧降下作用など)を示すこと
は疑う余地がない。
一方、hCNP−53とPCNP−53では2カ所アミノ酸配列が
異なる(第3図アミノ酸一次配列番号で90番目と101番
目)ことから、hCNP−53は新規のペプチドであり、その
生理作用については不明である。そこで本発明者らは、
hCNP−53を化学合成し、この新規ペプチドの生理活性を
調べた。この結果hCNP−53はヒヨコ直腸弛緩作用を示す
と共に、ラットに投与すると明確なナトリウム利尿作用
及び血圧降下作用を示すことを見いだした。
以上まとめると、本発明者らは、hCNP前駆体タンパク
をコードする染色体遺伝子を単離し、これを解析するこ
とにより、そのアミノ酸一次配列を明らかにすることに
成功した。またこの結果、pCNP−22、pCNP−53に対応す
るヒトCNP(hCNP−22、hCNP−53)の構造を明らかにす
ると共に、hCNP−53に関しては、これを化学合成し、そ
の生理活性を確認することにより本発明を完成させた。
なお、本発明で得られたhCNP染色体遺伝子をそのま
ま、あるいは適当なプロモーター(例えばSV40初期プロ
モーター)の下流に接続し、適当な哺乳動物細胞(例え
ばサル賢臓細胞由来のCOS細胞)に形質導入することに
よりhCNPcDNAが得られることは自明の事実である(特願
平2−186583)。
このようにして得られるhCNPcDNAの全塩基配列とこれ
にコードされるhCNP前駆体タンパクのアミノ酸一次配列
を第3図に示した。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例1.DNAプローブ(pCcDNA)の作製 ヒトCNP前駆体タンパクをコードする染色体遺伝子を
クローニングするために用いるDNAプローブ(pCcDNA)
の作製は、ブタCNPcDNA(特願平2−186583)を制限酵
素Dde Iで切断し約700bpのDNA断片を単離、このDNA断片
を[α−32P]dCTPを用い、ニックトランスレーション
で放射標識することにより作製した。
実施例2.ヒトCNP前駆体タンパクの一部分をコードする
染色体遺伝子の単離 4℃に保存されたヒト染色体遺伝子ファージDNAライ
ブラリーを大腸菌K12株由来LE392に感染させ、LB培地
(10g Bactotryptone,5g Yeast extract,5g NaCl.1.
5% Bactoagar全量1l)に拡げ、37℃で一夜培養した。
プレートを4℃で30分間冷却した後、ファージプラーク
上にニトロセルロースフィルター(Shleicher & Schne
ll社製)を5分間放置した。次にこのフィルターをプレ
ートからはがし、風乾後アルカリ変性液(0.5M NaOH,1.
5M NaCl)に1分間浸し、次に中和液(0.5M Tris−HCl
pH7.0,1.5MNaCl)に1分間浸した。その後、3×SSC溶
液(20×SSC NaCl 175.3g,クエン酸三ナトリウム88.2g
全量1l)でニトロセルロースフィルターをすすぎ、風乾
後、減圧下80℃120分間熱処理を行った。
このようにして調整したニトロセルロースフィルター
を用い、以下に示す条件でプラークハイブリダイゼーシ
ョンを行った。すなわち、ニトロセルロースフィルター
をプレハイブリダイゼーション液[3×SSC,1×デンハ
ート液(アルブミン、ポリビニルピロリドン、フィコー
ル、各々0.2mg/ml)、サケ精子DNA50μg/ml、0.1%SD
S]に加え、60℃にて3時間プレハイブリダイゼーショ
ンを行った。次に2枚のニトロセルロースフィルターあ
たり、前記pCcDNAプローブを100万cpm、及び前記プレハ
イブリダイゼーション溶液1mlを用い、60℃にて一夜ハ
イブリダイゼーションを行った。次にこのフィルターを
0.1%SDSを含む3×SSC溶液で60℃30分間、3回洗浄
後、風乾し、オートラジオグラフィーを−80℃で一昼夜
行った。このようにして約20万クローンをスクリーニン
グすることによりpCcDNAプローブとハイルブリダイズす
るクローンが1個得られた。このクローンをλhCNP2と
命名し、以後の解析を行った。
実施例3.λhCNP2ファージDNAの解析及びDNA塩基配列の
決定 A.λhCNP2ファージDNAの解析 まず常法に従いλhCNP2ファージからDNAを調整した。
次に、このファージDNAを制限酵素EcoR Iを用い切断
し、切断されたDNA断片をアガロースゲル電気泳動で分
離・解析した。この結果、λhCNP2は約15Kbpのヒト染色
体遺伝子を含むファージであることが判った。また、pC
cDNAプローブを用い、サザンブロット解析を行った結
果、λhCNP2は約2KbpのEcoR I DNA断片(hgEco−2)が
pCcDNAプローブとハイブリダイズすることが判った。
B.hgEco−2DNA断片の塩基配列決定 まず、hgEco−2DNA断片の塩基配列を決定するため
に、一旦、hgEco−2DNA断片をプラスミドベクターpUC11
8(宝酒造)のEcoR Iサイトにサブクローニングし、pUC
hCNP2を作製した。次に、pUChCNP2を適当な制限酵素を
用いて切断し、得られたDNA断片をM13ファージにサブク
ローニングし、ジデオキシ法で塩基配列を決定した。
その結果、このDNA断片がヒトCNP遺伝子の一部をコー
ドしていることが明らかとなった。
実施例4.ヒトCNP前駆体タンパク全領域をコードする染
色体遺伝子の単離 実施例2で示した方法により調整したニトロセルロー
スフィルターを用い、以下に示す条件でプラークハイブ
リダイゼーションを行った。プローブは前記λhCNP2由
来のhgEco−2約2Kbpにニックトランスレーション法で
[α−32P]dCTPを用いて放射標識したものを用いた。
以後このプローブをhgEco−2DNAと記す。
まず、ニトロセルロースフィルターをプレハイブリゼ
ーション液[3×SSC、1×デンハート液(アルブミ
ン、ポリビニルピロリドン、フィコール、各々0.2mg/m
l)、サケ精子DNA50μg/ml、0.1%SDS]に加え、65℃に
て3時間プレハイブリダイゼーションを行った。次に2
枚のニトロセルロースフィルターあたり、前記hgEco−2
DNAプローブを100万cpm、及び前記プレハイブリダイゼ
ーション溶液1mlを用い、65℃にて一夜ハイブリダイゼ
ーションを行った。次にこのフィルターを0.1%SDSを含
む3×SSC溶液で65℃30分間、3回洗浄後、風乾し、オ
ートラジオグラフィーを−80℃で一昼夜行った。このよ
うにして約50万クローンをスクリーニングすることによ
りhgEco−2DNAプローブとハイブリダイズするクローン
が5個得られた。これらのクローンのうちの一つをλhC
NP1と命名し、以後の解析を行った。
実施例5.λhCNP1ファージDNAの解析及びDNA塩基配列の
決定 A.λhCNP1ファージDNAの解析 まず常法に従いλhCNP1ファージからDNAを調整した。
次に、このファージDNAを制限酵素EcoR Iを用い切断
し、切断されたDNA断片をアガロースゲル電気泳動で分
離・解析した。この結果、λhCNP1は約15Kbp以上のヒト
染色体遺伝子を含むファージであることが判った。ま
た、hgEco−2DNAプローブを用い、サザンブロット解析
を行った結果、約4KbpのEcoR I DNA断片(hgEco−1)
がhgEco−2DNAプローブとハイブリダイズすることが判
った。そこで、hgEco−2DNAプローブとハイブリダイズ
するDNA断片の塩基配列を、以下に示す方法で決定し
た。
B.hgEco−1DNA断片の塩基配列決定 まず、hgEco−1DNA断片の塩基配列を決定するため
に、一旦、hgEco−1DNA断片をプラスミドベクターpUC11
8(宝酒造)のEcoR Iサイトにサブクローニングし、pUC
CNP1を作成した。次に、pUCCNP1を適当な制限酵素を用
いて切断し、得られたDNA断片をM13ファージにサブクロ
ーニングし、ジデオキシ法で塩基配列を決定した。以上
述べた方法で決定した塩基配列の領域を第1図に実線の
矢印で示した。また、hgEco−1DNA断片hgEco−1のlowe
r strandの塩基配列を決定するために、一旦、hgEco−
1をファージベクターM13mp18のEcoR Iサイトにサブク
ローニングし、M13hCNP1を作製した。次に、これをtemp
lateにしてすでに決定された塩基配列を基に化学合成し
たオリゴヌクレオチドプライマー及びUniversalプライ
マーを用い、ジデオキシ法で塩基配列を決定した。決定
した領域を第1図に点線の矢印で示した。以上の方法で
決定した塩基配列にhgEco−2DNA断片の塩基配列を合わ
せてhgEco−1DNA断片の全塩基配列を完成させた。この
塩基配列及びこの塩基配列から予想されるエクソン部位
にコードされるアミノ酸配列を第2図に示した。
実施例6.hCNP−53の化学合成 hCNP−53はアプライドバイオシンシステム社のペプチ
ド合成機を用い、固相法で合成し、フッ化水素で脱保護
し、分子内S−S結合を形成した後、精製した。
最終精製標品のアミノ酸シークエンシングの結果を第
1表に、また、アミノ酸分析値を第2表に示す。この結
果から、確かに化学合成したhCNP−53が目的とするhCNP
−53であることを確認した。
第1表は、化学合成したhCNP−53のエドマン分析法に
より各サイクルごとに生じるPTH−アミノ酸の収率を示
す表である。なお各アミノ酸は一文字表記で表した。
第2表は、化学合成したhCNP−53のアミノ酸分析値を
示す表である。
実施例7.hCNP−53の生理活性の測定 A.hCNP−53のヒヨコ直腸弛緩活性 ヒヨコ直腸弛緩活性は、Currie等の方法(Currie et
al.Nature,221,1−13,1983)に従い測定した。この結
果、hCNP−53のEC50は0.87±0.1nMで、α−ANPの約3倍
高い活性を示した。
B.hCNP−53のナトリウム利尿作用及び血圧降下作用測定 ナトリウム利尿作用及び血圧降下作用の測定は、DeBo
ld等の方法(Life Sci.,28,89−94,1981)に従いラット
を用いて測定した。この結果、hCNE−53は100nmol/kg投
与で尿排出量を2.5倍高め、さらに血圧を10%低下させ
ることが判った。
[発明の効果] 以上のように、本発明者らは、pCNPcDNAをプローブと
して、ヒト染色体遺伝子ライブラリーからhCNP遺伝子の
一部を単離し、さらにこれをプローブとして、hCNP前駆
体の全領域をコードする遺伝子を単離することに成功し
た。また、この遺伝子はhCNPのプロモーター領域をも含
むものであった。この結果、まずヒトにおいてもブタ同
様CNPをコードする遺伝子が存在することが明らかとな
り、さらにhCNP前駆体タンパクの全構造が決定された。
hCNP前駆体タンパクは、ブタ同様126個のアミノ酸残基
からなり、そのC−末端には、ブタ脳から単離されたpC
NP−53およびpCNP−22に対応するアミノ酸配列が存在し
た。これらのペプチドのプロセシング部位のアミノ酸配
列はブタとヒトで完全に一致することからヒトにおいて
も、本発明者らがすでに明らかにしているブタ同様の生
合成経路を経てこれらのペプチドが作られ、生体内の体
液量及び血圧の恒常性を調節するホルモンまたは神経伝
達物質として作用することが予想される。
本発明で特に注目すべきことは、hCNP−53の構造をpC
NP−53と比較した場合、アミノ酸が2カ所異なることが
明らかとなった点にある。そこで、本発明者らは、hCNP
−53を化学合成し、その生理活性をヒヨコ直腸弛緩作
用、ナトリウム利尿及び血圧降圧作用で確認した。すな
わちhCNP−53が生理活性ペプチドであることを証明した
のである。このことはCNPファミリーに属するペプチド
を医薬品に応用する上で、非常に重要な意味をもつ。た
とえば、ヒトと構造の異なるpCNP−53を医薬品として使
用したならば、おそらく生体内では異物として認識さ
れ、抗体が産生される。その結果、pCNP−53の活性が中
和されたり、抗原抗体のコンプレックスによる賢毒性が
生じる可能性がある。また、ヒト細胞のCNPレセプター
に対する親和性がhCNP−53に比べ弱い可能性もあり、そ
の場合は作用自体が弱くなる。同様のことは、hCNP−53
に限らずhCNP前駆体タンパクから生合成される可能性の
あるペプチド[preprohCNPのアミノ酸一次配列番号で24
から102番目の間には、少なくとも9個のリジン残基(2
4,30,51,52,55,65,89,97および99番目)と8個のアルギ
ニン残基(33,68,70,73,76,82,87および96番目)が存在
し、prohCNPは生体内においてプロセシング酵素によ
り、これら塩基性アミノ酸残基のC−末端側が特異的に
切断される可能性があり、生体内においてhCNP−22およ
びhCNP−53のN−末端にさらにアミノ酸が付加したペプ
チドが存在している可能性が高い。]においても言える
ことである。
さらに、第2図にしめすhCNP前駆体タンパクの遺伝子
は、このタンパクをコードする構造遺伝子領域のみなら
ず、この構造遺伝子を発現させるプロモーター領域をも
含んでいることが判った。このプロモーター領域の下流
に、例えばCAT(クロラムフェニコールアセチルトラン
スフェラーゼ)遺伝子をつなぎ、適当なヒト細胞に形質
導入することで、hCNPの発現調節機構を詳細に検討する
ことが可能になる。
以上述べたことから、本発明により明らかにされたhC
NP前駆体タンパクの染色体遺伝子およびアミノ酸一次配
列の情報は、今後、ヒトにおけるCNPの生合成、生理作
用のメカニズムを解明する上で、また、CNPファミリー
に属するペプチドを医薬品へと応用する上で大いに貢献
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はhgEco−2とhgEco−1の制限酵素地図及び塩基
配列決定のストラテジーを示す図である。 第2図は、hCNP前駆体タンパクをコードするhgEco−1
のDNA塩基配列と構造遺伝子領域のエクソンにコードさ
れているhCNP前駆体タンパクのアミノ酸配列を示す図で
ある。 第3図は、hCNPcDNAの全塩基配列とこれにコードされる
hCNP前駆体タンパクのアミノ酸配列を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南野 直人 大阪府吹田市青山台3丁目50,D―10― 303 (72)発明者 田中 正治 大阪府三島郡島本町若山台1丁目1番1 号 サントリー株式会社生物医学研究所 内 (72)発明者 渕村 佳代子 大阪府三島郡島本町若山台1丁目1番1 号 サントリー株式会社生物医学研究所 内 (72)発明者 俵木 保典 東京都千代田区麹町5―7―2 第31森 ビル サントリー株式会社創薬推進部内 (56)参考文献 特開 平4−74199(JP,A) Biochemical and B iophysical Researc h Communications,V ol.168,Vol.2(April 30,1990)p.863−870 Biochemical and B iophysical Researc h Communications,V ol.170,Vol.2(July 31, 1990)p.973−979 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 15/00 - 15/90 C07K 14/00 - 14/825 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG) GenBank/DDBJ/EMBL

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記のアミノ酸配列を有するポリペプチ
    ド。
  2. 【請求項2】請求項1記載のアミノ酸配列において、N
    末端からシグナルペプチドが欠損しているポリペプチ
    ド。
  3. 【請求項3】請求項1記載のアミノ酸配列において、N
    末端側の1位乃至101位のいずれか2個の隣接するアミ
    ノ酸残基間が切断され、N末端のペプチドが欠損してい
    るポリペプチド。
  4. 【請求項4】下記のアミノ酸配列を有するポリペプチ
    ド。
  5. 【請求項5】下記のアミノ酸配列を有するポリペプチド
    をコードするDNA。
  6. 【請求項6】下記のアミノ酸配列を有するポリペプチド
    をコードするDNA。
  7. 【請求項7】下記の塩基配列を有する請求項5記載のDN
    A。
  8. 【請求項8】下記の塩基配列を有する請求項6記載のDN
    A。
  9. 【請求項9】請求項1記載のアミノ酸配列において、N
    末端からシグナルペプチドが欠損しているポリペプチド
    をコードするDNA。
  10. 【請求項10】請求項1記載のアミノ酸配列において、
    N末端側の1位乃至101位のいずれか2個の隣接するア
    ミノ酸残基間が切断され、N末端のペプチドが欠損して
    いるポリペプチドをコードするDNA。
  11. 【請求項11】下記の塩基配列を有するDNA。
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