JP3025425B2 - 2値画像プロセッサ - Google Patents

2値画像プロセッサ

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JP3025425B2
JP3025425B2 JP7207028A JP20702895A JP3025425B2 JP 3025425 B2 JP3025425 B2 JP 3025425B2 JP 7207028 A JP7207028 A JP 7207028A JP 20702895 A JP20702895 A JP 20702895A JP 3025425 B2 JP3025425 B2 JP 3025425B2
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/403Discrimination between the two tones in the picture signal of a two-tone original

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  • Signal Processing (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像の伝送や
複写等の2値画像を利用するシステムに関するもので、
中でも特に、ファクシミリにおける2値画像(binary im
age)処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の2値画像利用シス
テムでは、きめ細かい高画質の画像を元画像から得られ
る2値画像処理技術が要求されている。このような要求
に応じて、1991年5月25日付韓国特許出願第91
−8546号に、シェージング補正基準画像データを貯
蔵し再生する回路が開示されている。この技術では、ホ
ワイト基準(white reference) 画像データの変化量の許
容範囲を変動させて適正水準に調節した後、ホワイト基
準画像データを貯蔵し、画素別に順次再生する。そし
て、これにより、RAMのサイズを縮小させ、チップ製
作時のコンパクト化を可能としている。また、1991
年7月25日付韓国特許出願第91−12829号に
は、シェージング補正基準データをシステムメモリに貯
蔵してシェージング補正する回路及び方法が開示されて
いる。この技術では、使用可能なアドレスバスとデータ
バスを使用してイメージデータをシステムメモリに貯蔵
した後、シェージング補正を遂行する。そして、これに
より、シェージング補正基準データを貯蔵するための別
途のRAMの取り付けを不要としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記技術によれば、あ
る程度の画質及びコンパクト化という有効性を得られる
ものであるが、最近では更に高画質性能が求められてき
ており、これを満足させるための2値画像プロセッサが
要求されている。
【0004】そこで本発明では、低コスト・高画質を実
現した2値画像プロセッサを2値画像処理用に提供す
る。特に、ファクシミリ装置用に、読取原稿から高画質
の2値画像処理を行うためにシェージング補正及びエッ
ジ強調を実行可能にした2値画像プロセッサを提供す
る。更に言えば、原稿増の伝送や複写の2値画像を利用
した装置用に、高画質の2値画像を生成し、そして生成
した2値画像を伝送や複写するための低コストの2値画
像プロセッサを提供する。特に、ファクシミリ装置用
に、シェージング補正、エッジ強調、中間調処理、自動
利得(背景)制御を実行することで高画質の2値画像を
得られるようになった2値画像プロセッサを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的のために本発明
の2値画像プロセッサでは、原稿からの読取画像により
忠実な2値画像処理を行うために、原稿を読み取った入
力画像に対し、シェージング補正、エッジ強調2値化、
背景輝度による自動利得調節、中間調処理を実行する。
特に、本発明の2値画像プロセッサで遂行するエッジ強
調2値化の処理は、中心画素に対して1×3のローカル
マスクを設定し、該当する各画素に予め固定したエッジ
強調加重因子(factor)を与えてから、この結果値をシミ
ュレーションによって予め定められるしきい値と比較し
て2値化を行う。このような2値画像プロセッサは、C
PU(中央処理装置)の制御に従って2値画像処理を行
う2値画像処理装置に組み込むことが可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付図面を参照して詳細に説明する。
【0007】図1は、ファクシミリ装置における本発明
の2値画像プロセッサを使用した2値画像処理装置のシ
ステムブロック図である。2値画像プロセッサ2は、シ
ェージング補正、エッジ強調、自動利得調節、中間調処
理、及び画素の白黒を決定するための基準電圧発生の各
処理を実行する。原稿は読取手段のイメージセンサ4
(イメージセンシング手段)で読み取られ、このイメー
ジセンサ4から読取画像に対応したアナログ信号が出力
される。イメージセンサ4から出力されるアナログ信号
は、デジタル変換手段のADC(Analog to Digital Con
veter)6によりデジタル変換される。この装置では、C
PU8、I/Oインタフェース10、DMA制御部1
2、及び信号制御部14からなる制御部(2値画像処理
制御手段)により、2値画像プロセッサ2その他の機能
制御が行われる。メモリ手段のメモリ16は、CPU8
の制御によって2値画像プロセッサ2で画像処理された
データを記憶する。また、2値画像プロセッサ2から出
力される2値画像は、2値画像プロセッサ2の制御によ
ってTPH(サーマルプリントヘッド)18で印刷する
こともできる。但し、印刷は、レーザプリンタその他の
プリント機構でも行えるのは勿論である。
【0008】原稿画像はイメージセンサ4によって読み
取られ、ADC6でデジタル信号に変換した後に2値画
像プロセッサ2へ入力される。2値画像処理を実行する
2値画像プロセッサ2は、制御部すなわちCPU8、D
MA制御部12、及び信号制御部14との相互動作でA
DC6からのデジタル信号を2値画像化処理する。2値
画像プロセッサ2で処理された2値画像は、2値画像プ
ロセッサ2の制御により、複写モードであれば原稿複写
のためのデータとしてTPH18に出力され、また伝送
モードであれば原稿伝送のためのデータとしてDMA制
御部12に出力される。
【0009】CPU8の制御を受けるメモリ16は、画
像の電圧ピーク値、画像の白黒を決定するためのしきい
値、シェージング補正のためのシェージング因子値等を
記憶する。シェージング補正の電圧ピーク値(ホワイト
基準)をメモリ16に記憶するために、上述した特許出
願第91−8546号及び特許出願第91−12829
号の技術を利用可能である。
【0010】2値画像プロセッサ2のダイレクトメモリ
アクセス(DMA)を制御するDMA制御部12は、シ
ェージング補正のためのDMA信号及びシェージング因
子値、そして伝送モードに対応して制御信号を2値画像
プロセッサ2とやり取りする。2値化制御のために、C
PU8の周辺には制御信号生成のための信号制御部14
が設けられる。この信号制御部14は、2値画像プロセ
ッサ2の信号源となる。即ち、信号制御部14はCPU
8の制御により、I/Oインタフェース10を介して前
記信号源を2値画像プロセッサ2に提供する。
【0011】図2は、原稿画像の2値化処理を実行する
2値画像プロセッサ2の構成例を具体的に示したブロッ
ク構成図である。演算部20(演算手段)は、ADC6
から出力されるデジタル信号ADC、DMAによるシェ
ージング因子、そしてエッジ強調のために所定の画素を
エッジ強調ローカルマスクに指定するローカル (local)
マスク信号LMKを入力とし、所定のエッジ強調制御信
号及びシェージング補正制御信号に応じてエッジ強調及
びシェージング補正を実行するため演算を行う。シェー
ジング補正制御信号は、CPU8の制御に応答してシェ
ージング補正制御部22(シェージング補正制御手段)
から入力され、これにより演算部20でシェージング補
正演算が行われる。また、エッジ強調制御信号は、CP
U8の制御に応答してエッジ強調制御部24(エッジ強
調制御手段)から入力され、これにより演算部20でエ
ッジ強調演算が行われる。シェージング補正制御部22
及びエッジ強調制御部24は、それぞれシェージング補
正信号SHEとエッジ強調信号EGEをデータ出力制御
部38に出力する。
【0012】シェージング補正後処理部26及びエッジ
強調後処理部28(演算後処理手段)は、演算部20か
ら演算出力される出力データRGOを予め設定された所
定のビット単位で処理し、その処理後のデータSP,E
Pをそれぞれ出力する。エッジ強調マスク部30(エッ
ジ強調マスキング手段)は、シェージング補正後処理部
26(シェージング補正後処理手段)による処理後のデ
ータSPに所定の画素単位でマスクをかけて当該所定画
素を強調し、エッジ強調を実行する。その際、マスクさ
れたエッジ強調データとしてマスク信号のローカルマス
ク信号LMKを演算部20へ出力する。
【0013】シェージング因子DMA発生部32は、シ
ェージング補正用に信号制御部14から出力される画素
クロックCKPXに基づいて、シェージング因子値をロ
ード(読み込み)するためのDMA制御信号SDRQ,
SDACKをDMA制御部12との間で送受信する。電
圧ピーク制御部34(電圧ピーク制御手段)は、自動利
得調節エネーブル信号AGCと中間調モード信号HFT
の適宜選択により、メモリ16に記憶された電圧ピーク
値VPとADC6から出力されるデジタル信号ADCを
比較して現読取原稿に適応した電圧ピーク値VPを新た
に生成し、これをメモリ16へ記憶する。しきい値発生
部35(しきい値発生手段)は、CPU8の制御によ
り、メモリ16に記憶されたしきい値DTを受け、信号
制御部14で発生される画素クロックCKPX及びライ
ンクロックCKLNで指定される所定画素に対するしき
い値THRを発生する。
【0014】2値画像決定部36(2値画像決定手段)
は、原稿画像の白黒に対応した2値画像データを決定す
るために、しきい値発生部35から出力されるしきい値
THRとエッジ強調後処理部28(エッジ強調後処理手
段)から出力されるデータEPとを比較する。データ出
力を制御するためのデータ出力制御部38は、シェージ
ング補正制御部22から出力されるシェージング補正信
号SHEとエッジ強調制御部24から出力されるエッジ
強調信号EGEとを受け、CPU8の制御によって信号
制御部14から印加されるデータ選択信号DSSに応じ
て、入力されたシェージング補正信号SHE、エッジ強
調信号EGEのうちの一つを選択し、これをラッチクロ
ックLHCKとして出力する。データ出力部40(デー
タ出力手段)は、CPU8のモード選択信号T/Cとデ
ータ出力制御部38からのラッチクロックLHCKに基
づいて伝送モード又は複写モードを選択し、2値画像決
定部36で決定された2値画像データを、伝送モードで
あればDMA制御部12へ出力し、複写モードであれば
TPH18へ出力する。
【0015】図1に示したCPU8は、メモリ16に記
憶された各画素に対するしきい値DTを出力する信号制
御部14から発生される画素クロックCKPX及びライ
ンクロックCKLNを、I/Oインタフェース10を介
してしきい値発生部35へ提供する制御を行う。また、
CPU8は、メモリ16に記憶される画像に対する電圧
ピーク値VPすなわちホワイト基準値を設定する際の自
動利得調節エネーブル信号AGC、中間調モード信号H
FTを、I/Oインタフェース10を介して電圧ピーク
制御部34に提供する制御を行う。
【0016】上記構成のうち、まず、シェージング因子
DMA発生部32の動作について図2及び図10を参照
して説明する。図10に示すのは、シェージング因子D
MA発生部32の入出力波形である。画素クロックCK
PXは、処理対象の画像データを画素単位で処理できる
ように、CPU8の制御によって信号制御部14からI
/Oインタフェース10を通じて出力される。DMA制
御信号のSDRQは、シェージング因子DMA発生部3
2から出力されるシェージング因子DMA要求信号で、
DMA制御信号のSDACKは、シェージング因子DM
A要求信号SDRQに応答するDMA制御部12のシェ
ージング因子DMA認識信号である。
【0017】シェージング因子DMA発生部32は、画
素クロックCKPXの立上りに応答してDMA制御部1
2へ、シェージング因子DMA要求信号SDRQを活性
状態(ハイ)にし出力する。DMA制御部12は、この
活性状態となったシェージング因子DMA要求信号SD
RQに応答して、シェージング因子DMA認識信号SD
ACKを活性状態(ロウ)でシェージング因子DMA発
生部32へ出力する。そして、このシェージング因子D
MA認識信号SDACKに応答してシェージング因子D
MA発生部32は、シェージング因子DMA要求信号S
DRQを非活性状態(ロウ)へ遷移させ、該シェージン
グ因子DMA発生部32のシェージング因子DMA要求
をディスエーブルとする。
【0018】DMA制御部12は、シェージング因子D
MA認識信号SDACKの非活性状態(ハイ)の区間で
メモリ16に記憶されたシェージング因子値を読み取
り、該信号SDACKの活性状態となる時点で2値画像
プロセッサ2内のシェージング因子生成部62(後述)
にシェージング因子値をロードさせる。このシェージン
グ因子値は、イメージセンサ4で発生し得る画像歪みを
補正するための値であって、イメージセンサ4の特性に
対応するべく考慮されてメモリ16に予め記憶されてい
る。
【0019】図2の演算部20は、シェージング補正又
はエッジ強調のために算術演算を遂行する。この演算部
20は、ADC6から出力されるデジタル信号ADC
と、エッジ強調マスク部30から出力されるローカル
(局所)マスク信号LMKとを入力して算術演算を遂行
する。その際に演算部20は、画像をシェージング補正
するときには乗算器(Multiplier)として動作し、エッジ
強調するときには多項加算器(Multi-term Adder)として
動作する。シェージング補正のための乗算器としての演
算部20の動作とエッジ強調のための多項加算器として
の演算部20の動作は、演算制御信号発生部51(後
述)の第1演算制御信号すなわちシェージング補正制御
部22のシェージング補正信号SHEによって行われ
る。
【0020】図3に、シェージング補正とエッジ強調の
演算のための回路構成、即ち演算部20、シェージング
補正制御部22、及びエッジ強調制御部24の具体的回
路例を示す。この回路は図2の点線ブロック100に該
当する。この回路100は、大きく分ければ、演算部2
0と、演算部20の演算動作制御を行う第1〜第4演算
制御信号を発生する演算制御信号発生部51とに分けら
れる。
【0021】まず、演算部20の構成は、マルチプレク
サ50(第1演算選択手段)、演算選択器60(第2演
算選択手段)、第1入力レジスタ52(第1入力一時貯
蔵手段)、第2入力レジスタ54(第2入力一時貯蔵手
段)、加算器56(加算手段)、及び出力レジスタ58
(出力一時貯蔵手段)からなっている。マルチプレクサ
50は、図2のエッジ強調マスク部30から出力される
ローカルマスク信号LMKと図1のADC6から出力さ
れるデジタル信号ADCとを入力としており、演算制御
信号発生部51で発生される第1演算制御信号SHEに
応じて、ローカルマスク信号LMKとデジタル信号AD
Cのいずれかを選択する。演算選択器60は、演算部2
0が多項加算器又は乗算器として動作できるように、演
算制御信号発生部51で発生される第1演算制御信号S
HEに応答し、演算部20の出力データRGOを所定ビ
ットシフトさせて出力する。
【0022】第1入力レジスタ52は、演算選択器60
から出力されるシフトデータPA(演算選択信号)を、
演算制御信号発生部51の第2演算制御信号(CNT,
バーCLR)に応じて一時貯蔵し、また、第2入力レジ
スタ54は、マルチプレクサ50から選択出力されるデ
ータPBを演算制御信号発生部51の第3演算制御信号
(バーCLR)によって一時貯蔵する。そして加算器5
6が、第1及び第2入力レジスタ52,54に一時貯蔵
された各データを加算する。出力レジスタ58は、加算
器56で加算されたデータを一時貯蔵し、演算制御信号
発生部51から印加される第4演算制御信号ADCKに
従って演算出力データRGOを出力する。これらによ
り、算術演算手段が構成されている。
【0023】次に、演算制御信号発生部51(これにエ
ッジ強調マスク部30を加えて演算制御手段が形成され
る)の構成は、シェージング因子生成器62、短パルス
発生器64、図2のシェージング補正制御部22、エッ
ジ強調制御部24、及び多数の論理ゲート63〜132
からなる。シェージング因子生成器62は、メモリ16
に記憶のシェージング因子値SFをDMA制御部12の
制御によって入力し、画素クロックCKPX及びクロッ
クCLKに応答してシェージング因子制御信号SFOを
出力する。シェージング因子値SFは実数値で、例えば
1.0〜2.0の値を有する(尚、1.0=80H[Hex
a]、2.0=FFH)。後述の図12においては、シェ
ージング因子制御信号SFOは実数値で1.1の値、即
ち8DHを有することが波形で示してある。つまり、8
DHを実数値に計算すると、1+1/16+1/32+
1/128≒1.1。
【0024】短パルス発生器64は、シェージング補正
制御部22から出力されるシェージング補正信号SHE
を入力とし、I/Oインタフェース10を通じて入力さ
れるクロックCLKに応答して短パルス信号SHOTを
出力する。図14に、この短パルス発生器64の入出力
波形が示してある。同図のように発生される短パルス信
号SHOTが画素クロックバーCKPX(反転)と論理
積(ANDゲート130)され、これにより演算部20
の第1及び第2入力レジスタ52,54が初期化され
る。
【0025】シェージング補正制御部22は、クロック
CLKとインバータ66による反転後の画素クロックバ
ーCKPXとに応答して、演算部20にシェージング補
正の算術演算を遂行させるシェージング補正信号SHE
を出力する。そして、エッジ強調制御部24は、演算部
20にエッジ強調の算術演算を遂行させるエッジ強調信
号として2つの信号、エッジ強調信号EGE及び項選択
信号TMSを出力する。
【0026】インバータ66以外の論理ゲート63,1
20,122,124,126,130,132は、シ
ェージング因子生成器62、シェージング補正制御部2
2、エッジ強調制御部24、短パルス発生器64から出
力される各信号を論理ゲーティングして、演算部20に
あるマルチプレクサ50、第1入力レジスタ52、第2
入力レジスタ54、そして出力レジスタ58に第1〜第
4演算制御信号を出力する。これら論理ゲートは次のよ
うに構成される。
【0027】ORゲート63は、シェージング因子生成
器62から出力されるシェージング因子制御信号SFO
とシェージング補正制御部22から出力されるシェージ
ング補正信号SHEとを論理和し、第1入力レジスタ5
2の制御端CNTに出力する。ANDゲート130は、
短パルス発生器64から出力される短パルス信号SHO
Tとインバータ66の出力(バーCKPX)とを論理積
し、第1及び第2入力レジスタ52,54のクリア端バ
ーCLRに出力する。ANDゲート132は、シェージ
ング補正制御部22から出力されるシェージング補正信
号SHEとANDゲート130の出力とを論理積し、エ
ッジ強調制御部24のプリセット端バーldに出力す
る。ANDゲート120は、シェージング補正制御部2
2から出力されるシェージング補正信号SHEを反転入
力し、シェージング因子生成器62から出力されるシェ
ージング因子制御信号SFOと論理積して出力する。A
NDゲート122は、シェージング補正制御部22から
出力されるシェージング補正信号SHEとエッジ強調制
御部24から出力されるエッジ強調信号EGEの反転入
力とを論理積して出力する。ORゲート124は、AN
Dゲート120,122の各出力を論理和する。このO
Rゲート124の出力は、ANDゲート126でクロッ
クCLKと論理積された後、演算部20の出力レジスタ
58のクロック端CLKに印加される。これら構成のう
ち、演算部20の第1入力レジスタ52、第2入力レジ
スタ54、そして出力レジスタ58の端子CNT,バー
CLR,CLKに、演算制御信号としてラッチ信号を提
供する部分がラッチ信号発生手段に相当する。
【0028】図4に、シェージング補正制御部22の具
体例が示してある。この例では、クロック端に印加され
る所定クロックに応答して予め設定された計数値(2進
数“1000”)分の計数を行うカウンタ70と、この
カウンタ70の出力とクロックCLKを論理積してカウ
ンタ70のクロック端に印加するANDゲート72と、
からなっている。この図4を参照して、シェージング補
正制御部22の動作を更に詳細に説明する。
【0029】カウンタ70のプリセット端バーldに接
続されるライン74には、図3に示すインバータ66を
通じた反転による画素クロックバーCKPXが印加され
る。ANDゲート72は、カウンタ70の出力信号を反
転入力し、クロックCLKと論理積してクロック端へ印
加する。従って、カウンタ70は、画素クロックバーC
KPXによってプリセットされた後、予め設定された計
数値(2進数“1000”)までをクロック端に印加さ
れるANDゲート72の出力に応答して計数する。カウ
ンタ70が計数する間、カウンタ70の出力信号すなわ
ちシェージング補正信号SHEは活性状態(ロウ)であ
る。このシェージング補正信号SHEは、図3の演算選
択器60、ORゲート63、ANDゲート120、マル
チプレクサ50の選択端S、ANDゲート132、短パ
ルス発生器64の入力端IN、そして図2のデータ出力
制御部38の入力端にそれぞれ出力される。
【0030】図5には、エッジ強調制御部24の具体例
を示している。この例では、クロック端に印加される所
定のクロックに応答して予め設定された計数値(2進数
100)だけ計数するカウンタ82と、このカウンタ8
2の出力とクロックCLKを論理積してカウンタ82の
クロック端に印加するANDゲート84と、から構成さ
れている。このエッジ強調制御部24の回路構成は、図
4のシェージング補正制御部22の回路に類似したもの
であることが分かる。
【0031】図5を参照して、エッジ強調制御部24の
動作をさらに詳細に説明する。カウンタ82のプリセッ
ト端バーldに接続したライン86には、図3のAND
ゲート132から出力される信号が印加される。AND
ゲート84は、カウンタ82の出力信号EGEを反転し
た信号とクロックCLKとを論理積し、カウンタ82の
クロック端に印加する。従って、カウンタ82は、図3
のANDゲート132によるライン86の信号に応じて
プリセットされた後、設定された計数値(2進数10
0)まで、クロック端に印加されるANDゲート84の
出力に応答して計数を行う。このカウンタ82の計数中
は、カウンタ82の出力信号すなわちエッジ強調信号E
GEは活性状態(ロウ)である。出力されるエッジ強調
信号EGEは、図3に示したANDゲート122、図2
のデータ出力制御部38に印加される。その後、カウン
タ82は、予め設定された計数値(2進数100)まで
の計数を完了すると、エッジ強調マスク部30の選択端
S2へ項選択信号(Term Select Signal)TMSを出力す
る。この項選択信号TMSの印加に応答してエッジ強調
マスク部30は、エッジ強調のための多数の項から順次
に一項ずつ選択を行う。
【0032】図11は、図4のシェージング補正制御部
22及び図5のエッジ強調制御部24で入出力される信
号の波形図である。同図を参照すると分かるように、シ
ェージング補正信号SHEは、画素クロックCKPXが
活性状態(ロウ)に遷移するとき活性状態(ロウ)で、
シェージング補正制御部22のカウンタ70で予め設定
された計数値、例えば2進数の値“1000”を計数す
るまでの間、活性状態を維持する。一方、エッジ強調信
号EGEは、ANDゲート132の出力に応答して活性
状態(ロウ)となり、エッジ強調制御部24のカウンタ
82で予め設定された計数値、例えば2進数の値“10
0”を計数するまでの間、活性状態を維持する。シェー
ジング補正信号SHEが活性状態のときには、演算部2
0でシェージング補正のための算術演算が実行され、エ
ッジ強調信号EGEが活性状態のときには、演算部20
でエッジ強調のための算術演算が実行される。
【0033】次に、図3における演算部20の演算動作
について、図12の信号波形図を参照して説明する。
尚、図12は、演算部20でシェージング補正を実行す
るときに入出力される波形図である。
【0034】ADC6から出力される読取画像に対応し
たデジタル信号ADCがマルチプレクサ50の入力端B
に入力され、エッジ強調マスク部30から出力されるロ
ーカルマスク信号LMKがマルチプレクサ50の入力端
Aに入力される。ここで一例として、デジタル信号AD
Cは6ビットデータで、26Hの値であるとする。マル
チプレクサ50は、これら入力端A,Bに入力される信
号について、シェージング補正制御部22から出力され
るシェージング補正信号SHEに応じていずれか1つを
選択する。即ちマルチプレクサ50は、シェージング補
正信号SHEが活性状態(ロウ)のときは入力端Bを選
択し、非活性状態(ハイ)のときは入力端Aを選択す
る。そして選択された信号は、第2入力レジスタ54へ
出力される。図12で、シェージング補正信号SHEの
活性状態(シェージング補正区間)におけるデジタル信
号ADCの値26HはデータPBの値となる。
【0035】一方、演算選択器60は、シェージング補
正制御部22のシェージング補正信号SHEの論理状態
に応答して、出力レジスタ58から出力される出力デー
タRGOに対し所定ビットシフトを行うか行わないかを
決定する。演算選択器60が出力データRGOをシフト
するのはシェージング補正のために演算部20が乗算器
として動作する場合で、印加されるシェージング補正信
号SHEは活性状態である。これに対し演算選択器60
が出力データRGOをシフトしないのはエッジ強調のた
めに演算部20が加算器として動作する場合で、印加さ
れるシェージング補正信号SHEは非活性状態である。
このような演算選択器60はシフトレジスタで実現可能
で、シフトレジスタを用いた場合には、シェージング補
正信号SHEの活性状態(シェージング補正区間)で1
ビットずつライトシフト(1bit right shift)が実行され
ることになる。図12を参照すると、シェージング補正
区間で演算選択器60によって1ビットずつライトシフ
トされる値は、13H、09(φ9)H、17H、1E
Hであることが分かる。
【0036】第1入力レジスタ52は、演算選択器60
により出力データRGOをシフトした或いはシフトしな
かったデータPAを所定制御のもとに入力する。この第
1入力レジスタ52の制御動作を詳細に説明すると、ま
ずその制御端CNTには、シェージング因子生成器62
から出力されるシェージング因子制御信号SFOとシェ
ージング補正制御部22から出力されるシェージング補
正信号SHEとをORゲート63で論理和したラッチ制
御信号LCNTが印加される。このラッチ制御信号LC
NTが論理“ハイ”のときには演算選択器60のデータ
PAをそのままラッチし、ラッチ制御信号LCNTが論
理“ロウ”のときには、クロック端(CLK)に印加さ
れるクロック信号CLKに応答し、ラッチしたデータP
Aを1ビットずつライトシフトする。
【0037】第1及び第2入力レジスタ52,54は、
クリア端バーCLRに初期化パルス信号を受けて初期化
される。初期化パルス信号は、短パルス発生部64から
出力される短パルス信号SHOTと画素クロックバーC
KPX(反転)とをANDゲート130で論理積した信
号である。この初期化パルス信号により、第2入力レジ
スタ54にラッチされたデータが初期化される。
【0038】図12において、ANDゲート130の初
期化パルス信号によってデータPA,PBは初期化(0
0H)されることが分かる。ここで、ラッチ制御信号L
CNTと演算選択器60による1ビットずつのライトシ
フトは、シェージング補正動作時(即ち乗算器としての
動作時)にのみ発生する。演算選択器60の1ビットラ
イトシフト動作は、6ビット×8ビットの計算結果とし
て14ビットを得るのではなく8ビットのみを得るため
のもので、そして、1ビットずつ乗算した後に生成され
る最下位ビット(LSB)を1ビット捨てるようにす
る。8ビットのみを有する理由は、8ビット加算器は1
4ビット加算器に変更できることから組合回路の数が減
少するためであり、また14ビットの結果を有していて
も演算部20では最終的に6ビットを捨てなければなら
ないためである。一方、ラッチ制御信号LCNTの1ビ
ットライトシフトは、乗算されるビットが“0”の場合
に上述した機能を遂行するためである。
【0039】加算器56は、前記初期化パルス信号が印
加される前まで第1入力レジスタ52と第2入力レジス
タ54のデータを加算する。従って、出力レジスタ58
は、演算制御信号発生部51の第4演算制御信号である
ANDゲート126の出力クロックADCKに応答し、
加算器56で加算したデータをラッチして出力する。こ
のとき、出力クロックADCKが論理“ハイ”の場合に
出力レジスタ58の出力をラッチする。出力レジスタ5
8から出力される出力データRGOは、シェージング補
正又はエッジ強調のために演算選択器60に印加され、
またシェージング補正後処理部26とエッジ強調後処理
部28にそれぞれ印加される。
【0040】図12の一例において、シェージング補正
時に出力データRGOは、PA+ADC→RGO、即
ち、00H+26H→26H、09H+26H→2F
H、17H+26H→3DH、03H+26H→29H
の値にシェージング補正されることが分かる。
【0041】図2に示すシェージング補正後処理部26
とエッジ強調後処理部28の動作を次に説明する。
【0042】シェージング補正後処理部26は、演算部
20から出力される出力データRGOすなわちシェージ
ング補正結果データ値を、予め限定した値(絶対値明る
さ)を超過しないように制限(クランピング)する。シ
ェージング補正後処理部26は例えば、演算部20から
8ビットの出力データRGOが出力されると6ビットの
データに限定するが、このような限定は、8ビットの出
力データRGOの上位2ビットを無視するようにすれば
よい。つまり、出力データRGOが8ビット単位であれ
ば10進数0〜125までの値を有するが、シェージン
グ補正後処理部26では、演算部20から出力される出
力データRGOが10進数63(6ビット)以上のデー
タ値であれば、最大値63(10進数)に制限して出力
する。このシェージング補正後処理部26で処理された
2値画像データSPは、シェージング補正後に所定画素
に対するエッジ強調を行うべくエッジ強調マスク部30
へ入力される。
【0043】エッジ強調後処理部28は、演算部20で
エッジ強調処理された出力データ値が予め限定した値
(絶対値明るさ)を超過する場合に予め限定した値に制
限(クランピング)する役割をもつ論理回路部で、上記
シェージング補正後処理部26と同様の動作を行う。演
算部20がエッジ強調のために多項加算器として動作す
るときに出力される出力データRGOの範囲は−63〜
126である。従って、エッジ強調後処理部28は、演
算部20から出力される8ビットのデータ値が10進数
0より小さいと10進数0に限定し、10進数63より
大きいと10進数63に限定する。つまり、エッジ強調
後処理部28から出力される画素明るさのデータ値の範
囲は0〜63である。エッジ強調後処理部28で処理さ
れた2値画像データEPは、2値画像決定部36へ入力
される。
【0044】エッジ強調マスク部30の具体的構成例及
びそれによる動作を、図6の回路図を参照して説明す
る。エッジ強調マスク部30は、エッジ強調のために、
シェージング補正後処理部26から出力される2値画像
データSPの3画素の明るさをシェージング補正信号S
HEに応答してレジスタ140,142,144に貯蔵
する。これらレジスタ140,142,144は、演算
部20から提供される2値画像データの画素単位をエッ
ジ強調加重値因子と乗算する乗算手段として機能する。
そして、I/Oインタフェース10から提供されるエッ
ジ強調制御信号STGに応答してエッジ強調の程度を選
択し、エッジ強調制御部24から提供される項選択信号
TMSに応じて対応する画素明るさのデータ値を提供す
る回路部である。具体的には、2値化された画像データ
をエッジ強調するために入力される2値画像データSP
をマスキングし、所定の画素明るさデータ値を貯蔵する
3つのレジスタ140,142,144と、3つのレジ
スタ140,142,144の各出力端にそれぞれ接続
される第1、第2、第3マルチプレクサ146,14
8,150(第1選択手段)と、これら第1、第2、第
3マルチプレクサ146,148,150及びC(Cente
r)レジスタ142に4つの入力端がそれぞれ接続される
第4入力マルチプレクサ152(第2選択手段)と、か
ら構成される。
【0045】図13A及び図13Bに、エッジ強調マス
ク部30におけるエッジ強調の程度に対応する加重値因
子を示す。図13Aに示すのはエッジ強調を大きくする
ときの加重値因子で、エッジ強調信号STG=0が印加
されるときに選択され、図13Bに示すのはエッジ強調
を小さくするときの加重値因子で、エッジ強調信号ST
G=1が印加されるときに選択される。そして図13C
は、エッジ強調マスク部30から出力されるローカルマ
スク信号LMKのデータ値で、図13Aのような加重値
因子によりエッジ強調された画素明るさデータ値を示し
た例である。
【0046】図6、図13A〜図13Cを参照してエッ
ジ強調マスク部30の動作をより詳細に説明する。L(L
eft)レジスタ140、C(Center)レジスタ142、R(R
ight) レジスタ144は6ビットレジスタである。L及
びRレジスタ140,144の出力線は、第1及び第3
マルチプレクサ146,150の入力端Aに1ビットラ
イトシフトされるように接続されており、また第1、第
2、第3マルチプレクサ146,148,150の入力
端Bに2ビットライトシフトされるように接続されてい
る。そして、Cレジスタ142の出力線は、第2マルチ
プレクサ148の入力端Aにはそのままビットシフトさ
れないように接続されており、入力端Bには1ビットラ
イトシフトされるように接続されている。これらL、
C、Rレジスタ140,142,144の各出力端Q5
〜Q0 と第1、第2、第3マルチプレクサ146,14
8,150の各入力端A5 〜A0 ,B5 〜B0 は、次の
表1のように接続される。
【表1】
【0047】第1マルチプレクサ146と第3マルチプ
レクサ150の各出力は反転されて第4マルチプレクサ
152の入力端に印加され、第2マルチプレクサ148
の出力は第4マルチプレクサ152にそのまま印加され
る。また、Cレジスタ142の出力端Q5 〜Q0 と第4
マルチプレクサ152の入力端BのB5 〜B0 は次の表
2のように接続される。
【表2】
【0048】このようなエッジ強調マスク部30の構成
により、図13A及び図13Bのような加重値因子が生
成される。
【0049】Lレジスタ140、Cレジスタ142、及
びRレジスタ144は初期値が10進数63に設定され
ており、シェージング補正信号SHEのクロッキングに
よってラッチしたデータを、出力端に接続されたレジス
タ及び第1、第2、第3マルチプレクサ146,14
8,150の入力端A,Bに印加する。Lレジスタ14
0が第1マルチプレクサ146に印加するデータについ
て一例をあげて説明すると、例えばLレジスタ140の
出力が“110001”であれば、第1マルチプレクサ
146の入力端Aに印加される値は“011000”と
なり、第1マルチプレクサ146の入力端Bに印加され
る値は“001000”となる。Cレジスタ142とR
レジスタ144もそのライン接続に従ってこの例と同じ
ように動作する。第1、第2、第3マルチプレクサ14
6,148,150は、エッジ強調信号“STG=0”
であれば入力端Aを選択し、エッジ強調信号“STG=
1”であれば入力端Bを選択する。
【0050】第1マルチプレクサ146の出力は反転さ
れて第4マルチプレクサ152の入力端Aに印加され、
第2マルチプレクサ148の出力は第4マルチプレクサ
152の入力端Cに印加され、第3マルチプレクサ15
0の出力は反転されて第4マルチプレクサ152の入力
端Dに印加される。そして、Cレジスタ142の出力は
第4マルチプレクサ152の入力端Bに印加される。従
って、第4マルチプレクサ152は、その入力端A〜D
に印加される各データを、所定画素のエッジ強調計数の
完了を知らせるエッジ強調制御部24の項選択信号TM
Sに応答して順次に選択し、演算部20にあるマルチプ
レクサ50の入力端A(図3)へ出力する。
【0051】図13Aの加重値因子すなわちL:C:R
=−0.5:2:−0.5であるとき、エッジ強調マス
ク部30で遂行するエッジ強調について図13Cを参照
して説明する。エッジ強調マスク部30に入力される値
が図13Cの曲線400上の画素b〜fのようになる
と、エッジ強調された結果値すなわち点線402上の画
素b〜fは次の表3のように示されることが分かる。
【表3】
【0052】このようなエッジ強調結果値を注目してみ
ると、画素cのレベルが入力に比べて下降し、画素eの
レベルが入力に比べて上昇することが分かる。これは画
像データのエッジ強調をしたことを明らかに示してい
る。
【0053】エッジ強調マスク部30でマスキングされ
た後にエッジ強調されたローカルマスク信号LMKが演
算部20に印加されるときの演算部20の動作を、図1
2の波形図を参照して説明する。例えば、エッジ強調マ
スク部30の中心画素値Cが29Hのときには周辺画素
L、RがEDHとなる。即ち、次表4。
【表4】
【0054】図12において、エッジ強調区間では、図
3のANDゲート130の出力によって第1及び第2入
力レジスタ52,54が初期化されるので、第1及び第
2入力レジスタ52,54の各出力は00Hに初期化さ
れ、その後、第2入力レジスタ54の出力はEBH、1
4H、3DHとなる。前記00Hに初期化された出力以
後、第1入力レジスタ52の出力はEBH、14H、3
DHとなると仮定する。この場合、演算制御信号発生部
51の第4演算制御信号ADCKに応答する演算部20
の出力レジスタ58の出力データRGO(PA+PB→
RGO)は、00H+00H→00H、00H+EBH
→EBH、EBH+29H→14H、14H+29H→
3DH、3DH+EBH→28Hにエッジ強調されるこ
とが分かる。演算部20のエッジ強調の結果値は−63
〜+126の範囲を有し、出力データRGOはすべてこ
の範囲に属することが分かる。
【0055】加重値因子L:C:R=−0.5:2:−
0.5のときに、エッジ強調マスク部30からのローカ
ルマスク信号LMKが実数値で‘0’、‘63’、
‘0’であれば演算部20の出力結果は126となり、
この加重値因子のときに、エッジ強調マスク部30の出
力であるローカルマスク信号LMKが実数値で‘6
3’、‘0’‘63’であれば演算部20の出力結果は
−63となる。
【0056】次に、2値画像の電圧ピークを制御する電
圧ピーク制御部34について詳細に説明する。CPU8
は、メモリ16の電圧ピークレジスタに記憶された電圧
ピーク値VPを電圧ピーク制御部34の制御によって更
新(update)する。この電圧ピーク制御部34の回路例を
図7に示す。
【0057】カウンタ256は、図1の信号制御部14
からI/Oインタフェース10を通じて出力されるライ
ンクロックCKLNによってプリセットされ、クロック
端に印加される所定のクロックに応じてメモリ16に記
憶したライン単位の電圧ピーク値VPを計数し、新たな
ライン単位の電圧ピーク値VPを出力する。このカウン
タ256から出力されるライン単位の電圧ピーク値VP
と図1のADC6から出力される画素単位のデジタル信
号ADCとが、比較器250で比較される。そしてAN
Dゲート254により、比較器250の出力、I/Oイ
ンタフェース10を通じて出力される自動利得調節エネ
ーブル信号AGC、及び中間調処理のための中間調モー
ド信号HFTが論理積され、カウンタ256のクロック
端にクロック信号として送られる。中間調モード信号H
FTも論理積するのは、中間調処理時に電圧ピークの自
動制御が不要となるためである。
【0058】比較器250は、カウンタ256で計数し
た電圧ピーク値VPを再入力して画素単位のデジタル信
号ADCと比較し、デジタル信号ADC値がカウンタ2
56で計数した電圧ピーク値VPより大きいときに
“1”の値を出力する。この比較器250とカウンタ2
56のクロック端との間に接続されるANDゲート25
4は3入力ANDゲートである。このANDゲート25
4は、自動利得調節に対応する自動利得調節エネーブル
信号AGCと中間調処理に対応する中間調モード信号H
FTと比較器250の出力とを3入力端から入力する。
中間調モード信号HFTは、インバータ252で反転さ
れてANDゲート254に入力される。ANDゲート2
54の出力線がカウンタ256のクロック端に接続され
ており、ANDゲート254で論理演算した値が“1”
になると、カウンタ256は電圧ピーク値VPを1ずつ
増加するように計数を行う。ANDゲート254から出
力される2進論理が“0”であると、カウンタ256は
電圧ピーク値VPを入力状態の通りに維持する。また、
カウンタ256は、I/Oインタフェース10を通じて
提供されるラインクロックCKLNとリセット信号CL
Rを受け、ラインクロックCKLNによってプリセット
され、リセット信号CLRによってリセットされる。
【0059】上述の電圧ピーク制御は、中間調モードで
はない自動利得調節がエネーブル状態すなわちAGC=
1のとき電圧ピーク制御部34で遂行される。この電圧
ピーク制御部34から出力される電圧ピーク値VPは、
I/Oインタフェース10を通じてメモリ16の電圧ピ
ークレジスタに更新記憶される。この電圧ピーク制御部
34の適応的な電圧ピーク値の制御により、原稿の画像
をより精密に再生することができるようになるという利
点がある。
【0060】次に、図2のしきい値発生部35の構成及
び動作を図8A及び図8Bを参照して説明する。図8A
は、しきい値発生部35の具体例を示すもので、図8B
はしきい値発生部35によって実現される4×4のしき
い値マトリクスを示すものである。しきい値発生部35
は、2値画像プロセッサ2の中間調処理時には下記
(1)のようなしきい値データDTを入力し、文字や図
面等の文書処理時には下記(2)のような同じ値のしき
い値データDTを入力する。
【0061】(1)中間調処理時:中間調処理のために
メモリ16に予め記憶されているデータ値のうちのしき
い値データDTを入力する。即ち、図8Bに示すしきい
値インデックスt0 〜t15をそれぞれ入力する。
【0062】(2)文字や図面の処理時:画像の各ライ
ンを2値化する前に、現在の電圧ピーク値VPをCPU
8が読出し、それに対応してしきい値インデックスt0
〜t15を同一のしきい値に再設定する。例えば、t0
1 =t2 =t3 =……=t15=VP/8に設定する。
このとき、しきい値インデックスt0 〜t15の範囲は0
≦t0 〜t15≦32であり、電圧ピーク値VPの範囲は
0≦VP≦255である。このように、文書書処理時、
しきい値発生部35は同一のしきい値データDTを入力
する。
【0063】図8Aに示すしきい値発生部35は、中間
調処理時にメモリ16に予め貯蔵されている所定のライ
ン単位のしきい値データDT、即ちしきい値インデック
スt 0 〜t3 ,t4 〜t7 ,t8 〜t11,t12〜t15
それぞれ入力とし、所定の第1選択信号によりこれらの
うちいずれか1つをそれぞれ選択出力する4入力のマル
チプレクサ300,302,304,306と、これら
マルチプレクサ300,302,304,306からそ
れぞれ出力される信号を所定の第2選択信号により選択
してしきい値THRを出力するマルチプレクサ308
と、マルチプレクサ300,302,304,306の
所定のしきい値インデックスを選択するために信号制御
部14から出力される画素クロックCKPXに応答して
計数を行い、マルチプレクサ300,302,304,
306の各選択端S1に前記第1選択信号を出力する第
1カウンタ310と、マルチプレクサ300,302,
304,306の1出力を選択するために信号制御部1
4から出力されるラインクロックCKLNに応答して計
数を行い、前記第2選択信号を出力する第2カウンタ3
12と、から構成される。
【0064】第1カウンタ310は画素クロックCKP
Xによって計数を行い、ラインクロックCKLNによっ
てプリセットされる。ラインクロックCKLNはインバ
ータ314で反転されてカウンタ310のプリセット端
バーldに印加される。また、マルチプレクサ300,
302,304,306の各出力のうちのいずれか1つ
の出力を選択するために、第2カウンタ312がマルチ
プレクサ308の選択端S2に接続されている。この第
2カウンタ312はラインクロックCKLNに応答して
計数を行い、図1に示す信号制御部14から出力される
リセット信号CLRによってリセットされる。
【0065】図8Bのしきい値マトリクスを参照する
と、しきい値インデックスt0 〜t15はメモリ16に記
憶された1つのライン単位とされる。そして、しきい値
インデックスt0 〜t15は、垂直しきい値インデックス
Idx と水平しきい値インデックスHIdx に区分され
る。1つのしきい値インデックスは画素単位である。ま
た、所定のしきい値インデックスti (iは整数で0〜
15の値)は0〜63の画素明るさデータ値をもつ。
【0066】図8A及び図8Bを参照して、中間調処理
時びしきい値発生部35の動作について説明する。まず
CPU8は、メモリ16に記憶されたしきい値をライン
単位で読出してしきい値発生部35に印加する。しきい
値発生部35に印加されるしきい値インデックスt0
15は、4つのマルチプレクサ300,302,30
4,306へ印加される。第1カウンタ310は、ライ
ンクロックCKLNによってプリセットされた後、画素
クロックCKPXのクロッキングで1ずつ計数値を増加
させる。4つのマルチプレクサ300,302,30
4,306は、選択端S1に印加される計数値に応答し
て順番に1列、2列、3列、4列の垂直しきい値インデ
ックスVIdx を選択して出力する。第2カウンタ312
は、リセット信号CLRによってプリセットされた後、
ラインクロックCKLNのクロキッングで1ずつ計数値
を増加させる。4入力のマルチプレクサ308は、選択
端S2に印加される計数値に応答して、4つのマルチプ
レクサ300,302,304,306の各出力を順に
選択して出力する。即ち、この選択端S2に印加される
計数値に応答して順番に1行、2行、3行、4行の水平
しきい値インデックスH Idx を選択して出力する。マル
チプレクサ308から出力されるしきい値データTHR
は2値画像決定部36へ入力される。
【0067】図2を参照すると、2値画像決定部36
は、しきい値発生部35から出力されるしきい値データ
THRと、エッジ強調後処理部28から出力される2値
画像データEPとを比較し、白画素や黒画素を示す2値
画像データをデータ出力部40に出力する。そして、デ
ータ出力部40は2値画像決定部36から出力されるデ
ータを入力し、データ出力制御部38から印加されるラ
ッチクロックLHCKに応答してTPH18又はDMA
制御部12へ2値画像データを出力する。データ出力制
御部38から提供されるラッチクロックLHCKは、デ
ータ出力部40に対する伝送モードと複写モードのクロ
ックである。このラッチクロックLHCKは数百ナノ秒
の周期を有する。データ出力制御部38は、CPU8か
ら提供されるデータ選択信号DSSにより、シェージン
グ補正制御部22から出力されるシェージング補正信号
SHE又はエッジ強調制御部24から出力されるエッジ
強調信号EGEを選択する。このデータ出力制御部38
で選択された信号が、データ出力部40にラッチクロッ
クLHCKとして印加される。
【0068】図2に符号200で示した2値画像決定部
36及びデータ出力部40の具体例を図9に示す。同図
を参照して、2値画像決定部36及びデータ出力部40
を更に詳細に説明する。
【0069】図9の例では、図2に示す2値画像決定部
36は比較器とされ、エッジ強調後処理部28から出力
されるデータEPとしきい値発生部35から出力される
しきい値データTHRとを比較する。エッジ強調後処理
部28の出力データEPはシェージング補正され、或い
はシェージング補正された後にエッジ強調された6ビッ
トの画素明るさデータである。そして、しきい値発生部
35から出力されるしきい値データTHRは自動利得調
節され、或いは一定に固定された6ビットの画素明るさ
データである。従って、比較器の構成とした2値画像決
定部36は、データEPがしきい値データTHRより大
きいか又は同じであれば“0”(白画素)に決定し、そ
れ以外であれば“1”(黒画素)に決定してデータ出力
部40へ2値画像データを出力する。
【0070】データ出力部40は、2値画像決定部36
から出力される2値画像データを、信号制御部14から
出力されるモード選択信号T/Cの選択によりTPH1
8へ出力する直列出力器350と、2値画像決定部36
から出力される2値画像データを、信号制御部14から
出力されるモード選択信号T/Cの選択によりDMA制
御部12へ出力する並列出力器352と、直列出力器3
50、並列出力器352から出力される信号の同期を取
るために、所定のクロックをラッチして遅延させたラッ
チクロックDLHCKを提供する遅延器354と、から
構成される。
【0071】直列出力器350と並列出力器352は、
I/Oインタフェース10を通じて送られてくるCPU
8のモード選択信号T/Cにより排他的に活性化され
る。直列出力器350と並列出力器352の各第1クロ
ック端CK1は、2値画像決定部36の出力をラッチす
るために使用される。また、直列出力器350と並列出
力器352の各第2クロック端CK2は、TPH18に
提供される複写モードクロックCPCK、DMA制御部
12に提供される伝送要求信号TRRQを発生するため
にそれぞれ使用される。第1クロック端CK1に提供さ
れる信号は、図2に示したデータ出力制御部38から出
力されるラッチクロックLHCKである。このラッチク
ロックLHCKはシェージング補正信号SHE及びエッ
ジ強調信号EGEからなることが分かる。遅延器354
は、ラッチクロックLHCKを200ナノ秒遅延させ、
遅延させたラッチクロックDLHCKを第2クロック端
CK2に出力する回路部である。
【0072】そして、モード選択信号T/Cによって選
択された直列出力器350又は並列出力器352は、ラ
ッチクロックLHCKにより2値画像決定部36の2値
画像データをラッチする。この2値画像データをラッチ
した直列出力器350又は並列出力器352は複写/伝
送モードで次のように動作する。
【0073】複写モード:モード選択信号T/Cが複写
モードの場合は、直列出力器350が選択される。直列
出力器350は、2値画像データCPDTをTPH18
に伝送するために、画素ごとに複写モードクロックCP
CKを発生させる。そして、遅延器354で遅延させた
ラッチクロックDLHCKに応答し、2値画像データC
PDTと複写モードクロックCPCKを活性化させる。
【0074】伝送モード:モード選択信号T/Cが伝送
モードの場合は、並列出力器352が選択される。並列
出力器352は、8ビットの並列2値画像データTRD
TをDMA制御部12に伝送するために、8画素ごとに
伝送要求信号TRRQを発生させる。そして、遅延器3
54で遅延させたラッチクロックDLHCKに応答し、
8ビットの並列2値画像データCPDTと伝送要求信号
TRRQを活性化させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像2値化システムの概略的ブロック図。
【図2】図1の2値画像プロセッサ2の具体例を示す回
路図。
【図3】シェージング補正又はエッジ強調の制御及び演
算動作を行う図2の点線ブロック100の具体例を示す
回路図。
【図4】図3のシェージング補正制御部22の具体例を
示す回路図。
【図5】図3のエッジ強調制御部24の具体例を示す回
路図。
【図6】図2のエッジ強調マスク部30の具体例を示す
回路図。
【図7】図2の電圧ピーク制御部34の具体例を示す回
路図。
【図8】分図Aは、図2のしきい値発生部35の具体例
を示す回路図、分図Bは、しきい値の水平及び垂直イン
デックスが更新されるしきい値マトリクスを示す説明
図。
【図9】2値画像決定部36とデータ出力部40で構成
される図2の点線ブロック200の具体例を示す回路
図。
【図10】図2のシェージング因子DMA発生部32に
関する信号波形図。
【図11】図2のシェージング補正制御部22及びエッ
ジ強調制御部24に関する信号波形図。
【図12】図2の演算部20に関する信号波形図。
【図13】分図Aは、図2のエッジ強調マスク部30の
エッジ強調を大きくした場合を説明する説明図、分図B
は、図2のエッジ強調マスク部30のエッジ強調を小さ
くした場合を説明する説明図、分図Cは、図2のエッジ
強調マスク部30においてエッジ強調をしない場合、エ
ッジ強調を大きくした場合、エッジ強調を小さくした場
合の各画素明るさデータ値について示す説明図。
【図14】図3の短パルス発生部64に関する信号波形
図。
【符号の説明】
2 2値画像プロセッサ 4 イメージセンサ 6 ADC 8 CPU 10 I/Oインタフェース 12 DMA制御部 16 メモリ 20 演算部 22 シェージング補正制御部 24 エッジ強調制御部 26 シェージング補正後処理部 28 エッジ強調後処理部 30 エッジ強調マスク部 32 シェージング因子DMA発生部 34 電圧ピーク制御部 35 しきい値発生部 36 2値画像決定部 40 データ出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取るイメージセンシング
    手段と、このイメージセンシング手段による読取画像の
    信号をデジタル信号に変換するデジタル変換手段と、該
    デジタル信号に対する2値画像処理を制御する2値画像
    処理制御手段と、を備えた2値画像処理装置の2値画像
    プロセッサにおいて、 前記イメージセンシング手段により読み取った原稿画像
    の背景輝度に対応して読取画像の白黒決定しきい値を前
    記2値画像処理制御手段による所定単位で生成するしき
    い値発生手段と、シェージング補正制御及びエッジ強調
    制御のために予め設定された時間区間に対応させて演算
    制御信号を出力する演算制御手段と、前記演算制御信号
    に応じて、前記デジタル信号に対するシェージング補正
    のための演算及びエッジ強調のための演算を選択的に実
    行して画像明るさ値を出し、これに相応する2値画像デ
    ータを出力する演算手段と、この演算手段から出力され
    る2値画像データを、前記しきい値発生手段から出力さ
    れる白黒決定しきい値と比較することにより、原稿画像
    の白黒に相応した2値画像を決定する2値画像決定手段
    と、を備え、前記演算制御手段は、前記2値画像処理制御手段から提
    供される画素単位の同期信号により、予め設定された時
    間区間で画像のシェージング補正のためのシェージング
    補正信号を出力するシェージング補正制御手段と、前記
    シェージング補正信号により、予め設定された時間区間
    で画像のエッジ強調のためのエッジ強調信号を出力する
    エッジ強調制御手段と、所定の画素に対して少なくとも
    1段階以上のエッジ強調を行うために、前記演算手段か
    ら出力される2値画像データを所定画素単位でマスキン
    グしてマスク信号を出力するエッジ強調マスキング手段
    と、から構成され、 前記演算手段は、前記演算制御手段の演算制御信号によ
    り、前記エッジ強調マスキング手段から出力されるマス
    ク信号及び前記デジタル変換手段から出力されるデジタ
    ル信号を択一的に選択するための第1演算選択手段と、
    シェージング補正及びエッジ強調の演算選択のために、
    前記演算制御手段の演算制御信号により演算選択信号を
    出力する第2演算選択手段と、前記第1演算選択手段で
    選択された信号及び前記第2演算選択手段の演算選択信
    号を加算する加算手段と、からな ことを特徴とする2
    値画像プロセッサ。
  2. 【請求項2】 演算手段は、第2演算選択手段と前記加
    算手段に接続され、前記第2演算選択手段の出力信号を
    一時貯蔵する第1入力一時貯蔵手段と、第1演算選択手
    段と加算手段に接続され、前記第1演算選択手段の出力
    信号を一時貯蔵する第2入力一時貯蔵手段と、前記加算
    手段から出力される2値画像信号を一時貯蔵する出力一
    時貯蔵手段と、前記第2入力一時貯蔵手段、前記第1入
    力一時貯蔵手段、及び前記出力一時貯蔵手段に一時貯蔵
    された出力信号を出力するように、2値画像処理制御手
    段の制御により所定のラッチ信号を前記各一時貯蔵手段
    にそれぞれ提供するラッチ信号発生手段と、を更に有す
    る請求項1記載の2値画像プロセッサ。
  3. 【請求項3】 所定原稿のホワイト基準に対応する電圧
    ピーク値の適応的制御のために、デジタル変換手段のデ
    ジタル信号と予め設定されて所定のメモリ手段に貯蔵さ
    れる電圧ピーク値とを比較する電圧ピーク制御手段を更
    に備える請求項1記載の2値画像プロセッサ。
  4. 【請求項4】 演算手段から出力される2値画像データ
    をシェージング補正とエッジ強調に有効な実効値データ
    に処理するために、前記2値画像データの所定の絶対値
    明るさ以上をクランピングする演算後処理手段を更に備
    える請求項1記載の2値画像プロセッサ。
  5. 【請求項5】 第2演算選択手段は、加算手段の出力を
    演算制御信号により所定ビットシフトするシフトレジス
    タで構成される請求項1記載の2値画像プロセッサ。
  6. 【請求項6】 演算手段は、シェージング補正のための
    演算制御信号によって、演算手段の出力を被乗数としデ
    ジタル信号を乗数として乗算動作する乗算器となる請求
    項1記載の2値画像プロセッサ。
  7. 【請求項7】 演算手段は、エッジ強調のための演算制
    御信号によって、演算手段の出力を被加数としマスク信
    号を加数として加算動作する加算器となる請求項1記載
    の2値画像プロセッサ。
  8. 【請求項8】 エッジ強調マスキング手段は、1以上の
    レジスタで構成され、2段階のエッジ強調加重値因子を
    貯蔵し、演算手段から提供される2値画像データの画素
    単位を前記エッジ強調加重値因子と乗算する乗算手段
    と、2値画像処理制御手段から提供されるエッジ強調制
    御信号により、1段階のエッジ強調加重値因子とされた
    前記レジスタの出力を選択する1以上の第1選択手段
    と、エッジ強調制御手段のエッジ強調信号によって前記
    第1選択手段のうちいずれか1つの選択手段を選択する
    第2選択手段と、から構成される請求項1記載の2値画
    像プロセッサ。
  9. 【請求項9】 原稿画像を読み取るイメージセンシング
    手段と、このイメージセンシング手段による読取画像の
    信号をデジタル信号に変換するデジタル変換手段と、該
    デジタル信号に対する2値画像処理を制御する2値画像
    処理制御手段と、を備えた2値画像処理装置の2値画像
    プロセッサにおいて、 前記イメージセンシング手段により読み取った原稿画像
    の背景輝度に対応して読取画像の白黒決定しきい値を前
    記2値画像処理制御手段による所定単位で生成するしき
    い値発生手段と、シェージング補正制御及びエッジ強調
    制御のために予め設定された時間区間に対応させて演算
    制御信号を出力する演算制御手段と、前記演算制御信号
    に応じて、前記デジタル信号に対するシェージング補正
    のための演算及びエッジ強調のための演算を選択的に実
    行して画像明るさ値を出し、これに相応する2値画像デ
    ータを出力する演算手段と、この演算手段から出力され
    る2値画像データを、前記しきい値発生手段から出力さ
    れる白黒決定しきい値と比較することにより、原稿画像
    の白黒に相応した2値画像を決定する2値画像決定手段
    と、を備え、前記演算制御手段は、前記2値画像処理制御手段から提
    供される画素単位の同期信号により、予め設定された時
    間区間で画像のシェージング補正のためのシェージング
    補正信号を出力するシェージング補正制御手段と、前記
    シェージング補正信号により、予め設定された時間区間
    で画像のエッジ強調のためのエッジ強調信号を出力する
    エッジ強調制御手段と、所定の画素に対して少なくとも
    1段階以上のエッジ強調を行うために、前記演算手段か
    ら出力される2値画像データを所定画素単位でマスキン
    グしてマスク信号を出力するエッジ強調マスキング手段
    と、から構成され、 前記エッジ強調マスキング手段は、1以上のレジスタで
    構成され、2段階のエ ッジ強調加重値因子を貯蔵し、前
    記演算手段から提供される2値画像データの画素単位を
    前記エッジ強調加重値因子と乗算する乗算手段と、前記
    2値画像処理制御手段から提供されるエッジ強調制御信
    号により、1段階のエッジ強調加重値因子とされた前記
    レジスタの出力を選択する1以上の第1選択手段と、前
    記エッジ強調制御手段のエッジ強調信号によって前記第
    1選択手段のうちいずれか1つの選択手段を選択する第
    2選択手段と、からなる ことを特徴とする2値画像プロ
    セッサ。
  10. 【請求項10】 原稿画像を読み取りデジタル信号に変
    換した画像データにシェージング補正及びエッジ強調を
    行うための2値画像プロセッサにおいて、 当該2値画像プロセッサのシェージング補正及びエッジ
    強調の制御のための2値画像処理制御手段を備え、該2
    値画像処理制御手段から提供される画素単位の同期信号
    により、予め設定された時間区間で画像のシェージング
    補正のためのシェージング補正信号を出力するシェージ
    ング補正制御手段と、前記シェージング補正信号によ
    り、予め設定された時間区間で画像のエッジ強調のため
    のエッジ強調信号を出力するエッジ強調制御手段と、所
    定画素に対して少なくとも1段階以上のエッジ強調を行
    うために、算術演算手段から出力される2値画像データ
    を所定の画素単位でマスキングするエッジ強調マスキン
    グ手段と、前記シェージング補正信号により、前記エッ
    ジ強調マスキング手段から出力されるマスク信号と前記
    デジタル信号を択一的に選択するための第1演算選択手
    段と、シェージング補正とエッジ強調の演算選択のため
    に、前記シェージング補正信号によって生成される演算
    選択信号を出力する第2演算選択手段と、前記第1演算
    選択手段で選択される信号及び第2演算選択手段の演算
    選択信号を算術演算する前記算術演算手段と、から構成
    されることを特徴とする2値画像プロセッサ。
  11. 【請求項11】 算術演算手段が加算器となる請求項1
    0記載の2値画像プロセッサ。
  12. 【請求項12】 エッジ強調制御手段がカウンタで構成
    される請求項11記載の2値画像プロセッサ。
  13. 【請求項13】 シェージング補正制御手段がカウンタ
    で構成される請求項12記載の2値画像プロセッサ。
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