JP2726041B2 - 文字データ重畳装置 - Google Patents

文字データ重畳装置

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JP2726041B2
JP2726041B2 JP62021366A JP2136687A JP2726041B2 JP 2726041 B2 JP2726041 B2 JP 2726041B2 JP 62021366 A JP62021366 A JP 62021366A JP 2136687 A JP2136687 A JP 2136687A JP 2726041 B2 JP2726041 B2 JP 2726041B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は文字データ重畳装置に関し、詳細には階調画
像上に文字を重畳したときに文字データを強調して文字
の判読を容易にする文字データ重畳装置に関する。 (従来の技術) 近時、電気信号を媒体として階調画像の情報伝達が広
く一般に行われており、例えばテレビジョン送受信シス
テムもその一つである。また、階調画像上に文字による
情報を重畳することも行われており、例えば現在時刻を
階調画像上に重畳することは良く知られている。このよ
うに、階調画像上に文字情報を重畳することにより情報
密度の高い画像情報の伝達が可能になっている。 従来、このような階調画像上に文字情報を重畳する文
字データ重畳装置としては、第10図に示すような文字情
報の重畳された階調画像に対応するデータを出力するも
のがある。この装置では、階調画像データと文字データ
を論理和処理によって加算し、合成している。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の文字データ重畳装置
にあっては、文字情報を重畳する付近の階調画像の明る
さによっては文字情報の判読が困難となることがある。
例えば、階調画像の極めて明るい部分に白い文字情報を
重畳したような場合には、文字情報の判読が困難となる
という問題点があった。 そこで、このような不具合を防止するために、従来よ
り文字情報を強調して判読を容易にする方法が提案され
ている。例えば、第11図に示すように、文字情報を重畳
する付近の階調画像に対して文字情報を包囲できる範囲
の単純な矩形に白抜きを行い、この部分に黒で文字情報
を重畳することにより、文字情報の判読を容易にしてい
る。 ところがこのようなものにあっても、階調画像の文字
情報を重畳する部分を単純な矩形に白抜きしていたの
で、文字情報の字数が多くなると白抜き部分の面積が大
きくなり、階調画像が侵食されて階調画像の情報が大幅
に失われるとともに、階調画像の美感を損なうという新
たな問題点を招来していた。 (発明の目的) そこで本発明は、階調画像において文字情報の周囲に
位置する画素を検出し、この周囲画素の明度と文字情報
の明度の差を大きくすることにより、文字情報を重畳し
たときに文字情報をその周囲画素に対して強調して、階
調画像の情報損失を最小限に抑えるとともに、文字情報
の判読を容易にすることを目的としている。 (発明の構成) 本発明は、上記目的を達成するため、階調画像を形成
する階調画像データと文字を形成する文字データとを、
文字に対応する文字画素または該文字画素に隣接する周
囲の階調画像の周囲画素の何れか一方の画素の明度を前
記データに基づく他方の画素の明度に対して明暗の差が
大きくなるように変更して合成し、階調画像上に文字を
重畳する文字データ重畳装置であって、前記文字画素お
よび周囲画素を検出する画素検出手段と、画素検出手段
の出力に基づき前記他方の周囲画素また文字画素の明度
を画素毎に検出する明度検出手段と、画素検出手段およ
び明度検出手段の出力に基づいて周囲画素または文字画
素の他方に対して一方が強調されるように該一方の明度
を画素毎に変更する強調手段と、を備え、画素検出手段
は、1ラインづつ順次処理する階調画像データの処理中
の現ラインに対する前ライン以前の2の倍数個の前ライ
ンデータを記憶するラインメモリ群と、現ラインデータ
および前ラインデータの画素毎の階調画像データを同期
させつつ順次記憶するように該ライン数の画素分ずつラ
イン毎に準備されたラッチ群とを有し、該ラッチ群の中
心が階調画像に重畳する文字画素の文字データとなると
きに該中心を取り囲む画像データを周囲画素として文字
画素および周囲画素を検出することを特徴とするもので
ある。 以下、本発明の実施例に基づいて具体的に説明する。 第1〜4図は本発明の第1実施例を示す図であり、画
像表示装置に適用したものである。 まず、構成を説明する。 第1図は本実施例による文字データ重畳装置の構成を
示すブロック図である。同図において、1はマトリック
ス作成回路であり、マトリックス作成回路1には図示さ
れないA/Dコンバータ、例えば6ビットの並列出力を有
するA/Dコンバータからの階調画像データDBが入力され
るとともに、文字検出回路2からの文字検出信号Scが入
力される。文字検出回路2には文字データDcが入力され
ており、文字検出回路2は文字データDcの階調画像デー
タDBに対する位置、すなわち、タイミングを検出して文
字検出信号Scをマトリックス作成回路1に出力する。マ
トリックス作成回路1は文字検出信号Scに基づいて第3
図に示すようなデータマトリックス(詳細は後述する)
を作成するとともに、ラインメモリ群3とデータの授受
を行い入力された階調画像データDBを遅延して階調画像
データDBに基づく信号S1を論理和回路4に出力する。論
理和回路4には文字データ整合回路5からの文字データ
Dcに基づく信号S2が入力されており、文字データ整合回
路5には前記文字データDcが入力される。文字データ整
合回路5はラインメモリ6とデータの授受を行い、文字
データDcを遅延して階調画データDBに対する文字データ
Dcのタイミングを設定する。前記論理和回路4は階調画
データDBに基づく信号S1と文字データDcに基づく信号S2
とを論理和処理して合成し、合成画データDMを図示され
ていないD/Aコンバータに出力する。D/Aコンバータは前
記A/Dコンバータの並列出力ビット数と同一の並列入力
ビット数を有しており、例えば6ビットの並列入力を有
する。 第2図は第1図のブロック図に基づく回路図であり、
同図においては階調画像データDBおよび文字データDcの
それぞれのデータの最上位ビットデータDB5およびDc5
対応する1ビット分の回路図を示している。したがっ
て、図示はされていないが、同図の回路と同一の回路が
他に5ビット分設けられ、階調画像データDB0〜DB4およ
び文字データDC0〜DC4を処理して合成画データDM0〜DM4
を出力する。 以下、同図を用いて1ビット分の各ブロックの構成を
詳細に説明するが、他の5ビットに対応する各ブロック
についても同様である。 マトリックス作成回路1は9個のラッチ11A〜11I(ラ
ッチ群)および9個の2つの入力端子を有するANDゲー
ト12A〜12Iから構成されており、ラインメモリ群3は2
個のラインメモリ31、32で構成されている。マトリック
ス作成回路1はラッチ11A〜11Iが入力される最上位ビッ
トデータDB5をラッチするとともに、ANDゲート12A〜12I
を介して順次次段のラッチ11A〜11Iあるいはラインメモ
リ31、32に送り出して、第3図に示すデータマトリック
スを形成し、文字検出回路2から入力される文字検出信
号Scに基づいてANDゲート12A〜12Iにより、その最上位
ビットデータDB5を書き換えるものである。すなわち、
ラッチ11A〜11Iの各クロック端子CKにはラッチ信号LACH
が入力されており、ラッチ信号LACHはその1周期が階調
画像データDB5の1画素に対応している。また、ラッチ1
1A〜11Iにはそのデータ入力端子Dに階調画像データDB5
が入力されており、ラッチ11A〜11Iはその階調画像デー
タDB5をラッチ信号LACHの立下りエッジを受けて読込
む。ラッチ11A〜11Iは読込んだ階調画像データをデータ
出力端子QからそれぞれANDゲート12A〜12Iの一方の入
力端子に出力する。ANDゲート12A〜12Iの他方の入力端
子には文字検出回路2から文字検出信号Scが入力される
が、文字検出信号Scはそれぞれ3画素分づつタイミング
が遅延された文字検出信号SC1、SC2、SC3により構成さ
れており、ANDゲート12A〜12Cの他方の入力端子には文
字検出信号SC3が入力されるとともに、ANDゲート12D〜1
2FおよびANDゲート12G〜12Hの他方の入力端子にはそれ
ぞれ文字検出信号SC2および文字検出信号SC1が入力され
る。ANDゲート12B、12C、12E、12F、12H、12Iの各出力
端子は次段のラッチ11A、11B、11D、11E、11G、11Hの各
データ入力端子Dにそれぞれ接続され、ANDゲート12D、
12Gの各データ出力端子Qはラインメモリ31、32の各デ
ータ入力端子Diに接続される。ラインメモリ31、32はい
わゆる、ファーストインファーストアウト(FIFO)メモ
リであり、階調画像データDB5の1ライン分の画素数に
対応した記憶容量、例えば1ラインを2048画素で構成す
ると、2048画素分の容量をそれぞれ有している。ライン
メモリ31、32は、図示はされていないが、ラインメモリ
31、32は、図示はされていないが、ラッチ信号LACHに従
ってデータ入力端子Diのデータを順次読込むとともに、
2048画素分のデータを読込むと読込んだ順にデータ出力
端子Doからデータを出力する。したがって、データ出力
端子Doから出力されるデータはデータ入力端子Diに入力
されるデータよりも2048画素分、すなわち階調画像デー
タDB5の1ライン分に相当する時間だけ遅れて出力され
る。 ラインメモリ31、32のデータ出力端子Doはラッチ11
C、11Fのデータ入力端子Dにそれぞれ接続され、ラッチ
11A〜11Iは3画素×3ラインのデータマトリックスを形
成する。すなわち、ラッチ11G、11H、11Iは常に3画素
分のデータを記憶し、ラッチ11D、11E、11Fはそれぞれ
ラッチ11G、11H、11Iに記憶されたデータに対して常に
1ライン分先行したデータを記憶する。同様にして、ラ
イン11A、11B、11Cはそれぞれラッチ11D、11E、11Fに記
憶されたデータに対して常に1ライン分先行したデータ
を記憶する。したがって、ラッチ11A〜11Iは第3図に示
すように、現ラインの画素データA、B、C、前ライン
のデータの画素データD、E、F、前々ラインの画素デ
ータG、H、Iをそれぞれ記憶することになる。ラッチ
11A〜11Dおよびラッチ11F〜11Iおよびラインメモリ31、
32は、文字を構成する画素と共に、この文字に対応する
画素、すなわち、ラッチ11EにラッチされたデータEの
周囲に位置する階調画像の画素を検出する画素検出手段
としての機能を有する。ラッチ11Iのデータ入力端子D
には階調画像データDB5が入力されており、ラッチ11I〜
11Aおよびラインメモリ31、32はラッチ信号LACHに従っ
て階調画像データDB5を1画素毎に順次送ってラッチ11A
のデータ出力端子Qから信号S1を論理和回路4に出力す
る。 前記文字検出回路2は8個のラッチ21〜28で構成さ
れ、ラッチ21〜28は前述のラッチ11A〜11Iと同一形状の
ものが用いられる。ラッチ21のデータ入力端子Dには文
字データDC5が入力され、ラッチ21〜28のクロック端子C
Kにはラッチ信号LACHがそれぞれ入力される。ラッチ22
〜28のデータ入力端子Dはそれぞれの前段に位置するラ
ッチ21〜27のデータ出力端子Qにそれぞれ接続され、ラ
ッチ22、25および28はそれぞれのデータ反転出力端子Q
から前記文字検出信号SC1、SC2およびSC3を出力する。 文字データ整合回路5は前述の文字検出回路2を構成
するラッチ21〜28のうちのラッチ21〜23とラッチ51〜56
から構成され、ラッチ51〜56は前述のラッチ11A〜11Iと
同一形状のものが用いられる。ラッチ23のデータ出力端
子Qはラインメモリ6のデータ入力端子Diに接続され、
ラインメモリ6のデータ出力端子Doはラッチ51のデータ
入力端子Dに入力される。ラインメモリ6は前述のライ
ンメモリ31、32と同一形状のFIFOメモリである。ラッチ
51〜56のクロック端子CKにはラッチ信号LACHが入力され
ており、ラッチ52〜56のデータ入力端子Dはそれぞれの
前段に位置するラッチ51〜55のデータ出力端子Qにそれ
ぞれ接続される。文字データ整合回路5は文字データD
C5をラッチ信号LACHに従って順次出力側へ送出するとと
もに、ラッチ56のデータ出力端子Qから信号S2を論理和
回路4へ出力する。文字データ整合回路5は入力された
文字データDC5を遅延させて出力するものであり、これ
はマトリックス作成回路1、ラインメモリ群3が階調画
像データDB5を遅延させて信号S1を出力するので、信号S
1と文字データ整合回路5が出力する信号S2のタイミン
グを合わせるものである。 論理和回路4はORゲート41から構成され、前述の信号
S1と信号S2に論理和処理を行って合成画データDM5に出
力する。この論理和回路4は、マトリックス作成回路
1、および文字検出回路2と共に明度検出手段および強
調手段として機能するものである。 次に、作用を説明する。 階調画データDBおよび文字データDCは、前述のよう
に、6ビットデータであり、いま、全ビットデータが全
て〔1〕のとき黒、全ビットデータが全て〔0〕のとき
白を表示するものとすると、階調画データDBは6ビット
データの〔1〕、〔0〕の組合わせにより白から黒まで
の階調表示をする。一方、文字を黒でのみ表示するもの
とすると、文字データDCは、文字を表示するときには、
全ビットデータが〔1〕となり、文字を表示しないとき
には、全ビットデータが〔0〕となる。 以下、文字表示する場合と文字表示しない場合に分け
て説明する。 (I)文字表示しない場合 文字表示しない場合は、文字データDCはその全ビット
データが〔0〕であるので、文字検出回路2には〔0〕
である文字データDC5が入力されており、文字検出回路
2のラッチ21〜28のデータ出力端子Qはすべて〔0〕で
ある。このとき、ラッチ22、25、28のデータ反転出力端
子Qはすべて〔1〕となっており、文字検出信号SC1〜S
C3はすべて〔1〕になっている。したがって、ANDゲー
ト12A〜12Iの一方の入力端子はすべて〔1〕になってお
り、他方の入力端子のデータは常に出力端子に現れる状
態、すなわちゲートが開いた状態にある。一方、階調画
像データDB5はラッチ信号LACHに従ってマトリックス作
成回路1およびラインメモリ群3に順次読込まれてお
り、信号S1となって論理和回路4のORゲート41に入力さ
れる。また、文字データ整合回路5のラッチ51〜56のデ
ータ出力端子Qは文字データDC5が〔0〕であるのです
べて〔0〕となっており、信号S2は〔0〕である。した
がって、文字表示は行われずORゲート41の出力端子に
は、階調画像データDB5に基づく信号S1が出力される。 (II)文字表示する場合 文字表示する場合には、文字表示する位置に対応する
画素の階調画像データDBを文字データDCに置き換えると
ともに、該文字画素の周囲画素の階調画像データDBを文
字が強調される階調度に書き換えている。いま、文字デ
ータDC5が1画素分だけ〔1〕になると、すなわち、1
画素の点に対応する文字データDC5が文字検出回路2に
入力されると、2ラッチサイクルでラッチ22に読込まれ
る。このとき、ラッチ22のデータ反転出力端子Qは
〔0〕となり、文字検出信号SC1が〔0〕となるので、A
NDゲート12I、12H、12Gのそれぞの出力は〔0〕にな
る。すなわち、第3図に示すデータマトリックスにおい
て、現ラインデータI、H、Gに相当する階調画像デー
タDB5が〔0〕になる。次いで、次の3ラッチサイクル
でラッチ25およびラインメモリ6にそれぞれ読込まれ、
ラッチ25のデータ反転出力端子Qは〔0〕となる。した
がって、文字検出信号SC2が〔0〕となるのでANDゲート
12F、12E、12Dのそれぞれの出力は〔0〕になる。この
とき、前述の現ラインデータI、H、Gはラインメモリ
32にに読込まれており、ラインメモリ32を構成する2048
個のメモリセルのうちデータ入力端子Di側を1番目とす
ると、1〜3番目のセルに文字データDC5に基づいて
〔0〕になった現ラインデータI、H、Gがそれぞれ読
込まれている。したがって、今回〔0〕になったデータ
F、E、Dと前回〔0〕になった現ラインデータI、
H、Gとはそれぞれ1ライン分の画素数だけ離れてお
り、実際に表示されるときは、データF、E、Dが現ラ
インデータI、H、Gよりも先行して表示されるので、
データF、E、DはデータI、H、Gを含む現ラインに
対して1ライン前の同一位置に表示される。その結果、
第3図に示すように現ラインデータG、H、Iの1ライ
ン前、すなわち前ラインの同一位置にデータD、E、F
が表示される。このとき、ラインメモリ6に読込まれた
文字データDC5はラインメモリ6を構成する2048個のメ
モリセルのうちデータ入力端子Di側のメモリセルを1番
目とすると、2番目のメモリセルに読込まれている。次
いで、次の3ラッチサイクルで文字データDC5がラッチ2
8に読込まれ、ラッチ28のデータ反転出力端子Qは
〔0〕となる。したがって、文字検出信号SC3が〔0〕
となり、ANDゲート12C、12B、12Aのそれぞれの出力が
〔0〕になる。このとき前述の前ラインデータF、E、
Dはラインメモリ31に読込まれており、ラインメモリ31
を構成する2048個のメモリセルのデータ入力端子Di側を
1番目とすると、1〜3番目のセルに文字データDC5
基づいて〔0〕になった前ラインデータF、E、Dがそ
れぞれ読込まれている。したがって、今回〔0〕になっ
たデータC、B、Aと前回〔0〕になった前ラインデー
タF、E、Dとはそれぞれ1ライン分の画素数だけ離れ
ており、実際に表示されるときは、データC、B、Aが
前ラインデータよりも先行して表示されるので、データ
C、B、AはデータF、E、Dを含む前ラインに対して
1ライン前の同一位置に表示される。その結果、第3図
に示すように前ラインデータD、E、Fの1ライン前、
すなわち現ラインに対して前々ラインの同一位置にデー
タA、B、Cが表示される。このようにして、1画素の
文字データに対して3画素×3ライン分の階調画像デー
タDB5が〔0〕になる。このとき、前回ラインメモリ6
に読込まれた文字データDC5は5番目のメモリセルに読
込まれており、文字データDC5が信号S2となってORゲー
ト41に出力されるまでには(2048−5+6=2049)ラッ
チサイクルの時間が必要である。一方、マトリックス作
成回路1に読込まれた階調画像データDDB5のうち、2049
ラッチサイクル後に信号S1となってORゲート41に出力さ
れる階調画像データDB5はラインメモリ31に読込まれて
いる階調画像データDB5のうち〔2048−(2049−3)=
2〕番目のメモリセルに読込まれているデータであり、
ラインメモリ31の2番目のメモリセルに読込まれている
階調画像データDB5は前述のように前ラインデータE
(以下、注目データという)である。したがって、1画
素だけ〔1〕となった文字データDC5、すなわち注目デ
ータに対してその周囲に位置する階調画像データDB5
うち前々ラインデータA、B、C、前々ラインデータ
D、E、F、現ラインG、H、Iがそれぞれ〔0〕にな
る。 このような処理が行われた後、階調画像データDB5
基づく信号S1と文字データDC5に基づく信号S2は論理和
回路4のORゲート41に入力されて論理和処理され、合成
画データDM5が得られる。このとき、文字データDC5の1
画素分だけ〔1〕となった部分、すなわち文字部分と、
第3図に示したデータマトリックスのデータEとのタイ
ミングが前述のように一致しているので、合成画データ
DM5は文字部分の周囲が1画素の幅で〔0〕になる。す
なわち、データE部分に文字データDC5が重畳されて
〔1〕となり、データA〜D、F〜Iがそれぞれ〔0〕
になる。 以上、文字データDC5として1画素分の点を例に説明
したが、具体的な例として、〔正〕の字に対応する文字
データDC5を入力した場合は、〔正〕の字に対応する文
字データDC5の各画素に基づいて上述の処理が行われ、
第4図に示すような合成画素データDM5が得られる。す
なわち、文字データDC5が〔1〕であると、文字部と隣
接する階調画像データDB5の各画素は〔0〕となる。ま
た、階調画像データDB0〜DB4についても階調画像データ
DB5と同様の処理が行われて、合成画データDM0〜DM4
得られる。例えば、文字データDC0〜DC4として〔正〕の
字に対応するデータを入力した場合は、第4図に示すよ
うな合成画データDM0〜DM4がそれぞれ得られる。 このように、文字データDC0〜DC5が同時に〔1〕とな
ったとき、文字部に隣接する画素に対応した階調画像デ
ータDB0〜DB5の全てのビットが〔0〕になる。すなわ
ち、文字を黒で表示すると、文字に隣接する階調画像の
各画素が白で表示される。換言すれば、黒で表示された
文字部の周囲が白で縁取りされる。その結果、階調画像
の明暗とは無関係に文字部が強調されるので文字の判読
が困難となることがない。すなわち、文字の判読を容易
にすることができる。 また、文字部を強調するために文字部を構成する各画
素を中心にして3画素×3ライン分の9画素を白データ
に置換しているので、文字と類似した形状で階調画像に
白抜きを行うことができる。したがって、文字を強調す
るために失われる階調画像の情報量を必要最小限に抑え
ることができる。特に、文字部の面積が小さいほど従来
例と比較して階調画像情報の損失量が減少する。 なお、本実施例では文字データDC0〜DC5を処理する文
字検出回路2、文字データ整合回路5、ラインメモリ6
を各ビット毎に設ける構成としたが、文字データDC0〜D
C5がすべて同一になるような場合、すなわち文字を黒あ
るいは白のどちらかで表示するような場合には文字検出
回路2、文字データ整合回路5、ラインメモリ6を1ビ
ット分だけ設け、信号S2および検出信号SC1〜SC3を階調
画像データDB0〜DB5のそれぞれに対して6分配するよう
に構成してもよい。このようにすると部品点数を大幅に
削減することができ、コストの低減、装置の小型化等を
図ることができる。 以上の第1実施例では文字部を構成する各画素を中心
にして3画素×3ライン分の9画素の階調画像データを
白データに置換して、文字部を強調したものであるが、
次に第2実施例として、文字部周囲の階調画像の明暗に
応じて文字を構成する各画素の明度を白あるいは黒に適
時変化させる場合について説明する。 第5〜8図は本発明の第2実施例を示す図であり、画
像表示装置に適用したものである。 まず、構成を説明する。 第5図は本実施例による文字データ重畳装置の構成を
示すブロック図である。同図において、10はマトリック
ス作成回路であり、マトリックス作成回路10には図示さ
れないA/Dコンバータ、例えば6ビットの並列出力を有
するA/Dコンバータからの階調画像データDBが入力され
るとともに、文字検出回路20からの文字検出信号Scが入
力される。文字検出回路20には文字データDCが入力され
ており、文字検出回路20は文字データDCの階調画像デー
タDBに対する位置、すなわちタイミングを検出して文字
検出信号SCをマトリックス作成回路10に出力する。マト
リックス作成回路10は文字検出信号SCに基づいて第7図
に示すような3画素×3ラインのデータマトリックスを
作成し、ランイメモリ群30とデータの授受を行う。デー
タマトリックスの詳細について後述する。また、マトリ
ックス作成回路10は入力された階調画像データDBに基づ
く信号S1をデータ合成回路40に出力するとともに、3画
素×3ラインのデータマトリックスに基づく複数の画素
データDPを加算平均化回路50に出力する。加算平均化回
路50は入力された複数の画素データDPを同一タイミング
で加算するとともに、平均化して加算平均化データDA
比較回路60に出力する。比較回路60には加算平均化デー
タDAの他に基準データDTHが入力されており、比較回路6
0は基準データDTHと加算平均化データDAとを比較してそ
の結果を示す信号S2を遅延回路70に出力する。遅延回路
70は入力された信号S2を遅延し、前記信号S1および後述
する信号S4とのタイミングを一致させて信号S3をデータ
合成回路40に出力する。データ合成回路40には信号S1
S3の他に文字データ整合回路80からの信号S3が入力され
ており、文字データ整合回路80には前記文字データDC
入力される。文字データ整合回路80はラインメモリ90と
データの授受を行い、文字データDCを遅延して階調画像
データDBに対する文字データDCのタイミングを設定す
る。データ合成回路40は入力された信号S1、S3、S4を合
成して合成画データDMを図示されないD/Aコンバータに
出力する。D/Aコンバータは前記A/Dコンバータの並列出
力ビット数と同一数の並列入力ビット数を有しており、
例えば6ビットの並列入力を有する。 第6図は第5図のブロック図に基づく回路図であり、
同図においては階調画データDBおよび文字データDCのそ
れぞれの最上位ビットデータDB5およびDC5に対応する1
ビット分の処理回路を示している。すなわち、図示はさ
れていないが、同図の回路と同一の回路が他に5ビット
分設けられ、階調画データDB0〜DB5および文字データD
C0〜DC5にそれぞれ処理を行って合成画データDM0〜DM5
を出力する。但し、加算平均化回路50および比較回路60
は全てのビットに共通であり、1系統で6ビット分の各
処理回路に対応している。 以下、同図を用いて1ビット分の各ブロックの構成を
詳細に説明するが、他の5ビットに対応する各ブロック
も同様である。 マトリックス作成回路10は9個のラッチ101A〜101Iお
よび4個の2つの入力端子を有するANDゲート102B、102
D、102Fおよび102Hから構成され、ラッチ101A〜101Iの
クロック端子CKには1周期が階調画像データDB5の1画
素に対応するラッチ信号LACHがそれぞれ入力される。ラ
ッチ101A〜101Iはデータ入力端子Dに入力された信号を
ラッチ信号LACHの立下りエッジを受けて読込み、読込ん
だ信号をデータ出力端子Qから出力する。ラッチ101B、
101C、101E、101F、101Hおよび101Iの各データ出力端子
はそれぞれ次段のラッチ101A、101B、101D、101E、101G
および101Hのそれぞれのデータ入力端子Dに接続され、
ラッチ101D、101Gの各データ出力端子Qはラインメモリ
301、302の各データ入力端子Diに接続される。ラインメ
モリ301、302はラインメモリ群30を構成し、これらはい
わゆるファーストインファーストアウト(FIFO)メモリ
である。すなわち、ラインメモリ301、302は階調画像デ
ータDB5の1ライン分の画素数に対応した記憶容量、例
えば、1ラインを2048画素で構成すると、2048画素分の
容量をそれぞれ有している。ラインメモリ301、302は図
示はされていないがラッチ信号LACHの立下りエッジを受
けてデータ入力端子Diのデータを順次読込むとともに、
2048画素分のデータを読込むと読込んだ順にデータ出力
端子Doからデータを出力する。したがって、データ出力
端子Doから出力されるデータはデータ入力端子Diに入力
されるデータよりも2048画素分、すなわち階調画像デー
タ1ライン分に相当する時間だけ遅れて出力される。 ラインメモリ301、302のデータ出力端子Doはラッチ10
1C、101Fのデータ入力端子Dにそれぞれ接続され、ラッ
チ101A、101Iは3画素×3ラインのデータマトリックス
を形成する。すなわち、ラッチ101G、101H、101Iは常に
3画素分のデータを記憶し、ラッチ101D、101E、101Fは
それぞれラッチ101G、101H、101Iに記憶されたデータに
対して常に1ライン分先行したデータを記憶する。同様
にして、ラッチ101A、101B、101Cはそれぞれラッチ101
D、101E、101Fに記憶されたデータに対して常に1ライ
ン分先行したデータを記憶する。したがって、ラッチ10
1A〜101Iは第7図に示す現ラインデータA、B、C、前
ラインデータD、E、F、前々ラインG、H、Iをそれ
ぞれ記憶することになる。 101A〜101Dおよび101F〜101Iおよびラインメモリ31、
32は、文字を構成する画素(以下、注目画素という)と
共に、この文字に対応する画素、すなわちラッチ101Eに
ラッチされたデータEの周囲に位置する階調画像の画素
を検出する画素検出手段としての機能を有する。 ラッチ101Iのデータ入力端子Dには階調画像データD
B5が入力されており、ラッチ101I〜101Aおよびラインメ
モリ301、302はラッチ信号LACHに従って階調画像データ
DB5を1画素毎に順次送ってラッチ101Aのデータ出力端
子Qから信号S1をデータ合成回路40に出力する。 一方、ラッチ101B、101D、101Fおよび101Hのデータ出
力端子QにはそれぞれANDゲート102B、102D、102Fおよ
び102Hの一方の入力端子が接続され、ANDゲート102B、1
02D、102Fおよび102Hの他方の入力端子には文字検出回
路20からの文字検出信号SCが入力される。文字検出回路
20は2個のラッチ201、202で構成され、ラッチ201、202
は前述のラッチ101A〜101Iと同一形式のものが用いられ
る。ラッチ201、202のクロック端子CKには前述のラッチ
信号LACHがそれぞれ入力されており、ラッチ201のデー
タ入力端子Dには文字データDC5が入力される。ラッチ2
01のデータ出力端子Qはラッチ202のデータ入力端子D
に接続されるとともに、前記文字検出信号SCを出力す
る。文字検出回路20は後述する文字データ整合回路80の
一部を構成しており、ラッチ202のデータ出力端子Qは
文字データ整合回路80のラッチ801のデータ入力端子D
に接続される。ラッチ102B、102D、102Fおよび102Hはそ
れぞれ文字検出信号SCのタイミングに従ってデータマト
リックスからの画素データを取出し、画素データDPB5
DPD5およびDPH5を加算平均化回路50に出力する。加算平
均化回路50には画素データDPB5、DPD5、DPF5およびDPH5
の他に階調画像データDB0〜DB4の処理を行う図示されて
いない回路からの画素データDPB0〜DPB4、DPD0〜DPD4
DPF0〜DPF4およびDPH0〜DPH4が入力されており、画素デ
ータDPB0〜DPB5、DPB0〜DPD5、DPF0〜DPF5およびDPH0
DPH5はそれぞれ階調画像データを構成する画素のうちの
ある特定の4画素の階調データである。加算平均化回路
50はこれらの4画素に対応した4組の6ビットデータを
加算し、8ビットの演算結果を得て上位4ビットのデー
タを加算平均化データDAとして比較回路60に出力する。
すなわち、加算平均化回路50は4つの画素の階調データ
を加算して、これを平均化するのであるから、次式に
従って演算を行うことになる。 ところで、加算結果を4で割るということは4=22
あるから、加算して得られた8ビットデータの下位2ビ
ットを切捨てることによって平均化したことになる。す
なわち、残りの6ビットデータが加算平均化データDA
なるが、このとき下位2ビットのデータは2-1および2-2
の位となる。そこで、加算平均化回路50は少数部である
下位2ビットを切捨て整数部である上位4ビットの加算
平均化データDA4〜DA7を比較回路60に出力する。比較回
路60はいわゆるディジタルコンパレータであり、あらか
じめ設定された4ビットの基準データDTH0〜DTH3が入力
される。比較回路60は基準データDTHと加算平均化デー
タDAを比較してその結果を1ビットのディジタル信号S2
として遅延回路70に出力する。すなわち比較回路60は加
算平均化データDAが基準データDTHよりも大きいときは
〔1〕を出力し、基準データDTHが加算平均化データDA
よりも大きいときは〔0〕を出力する。遅延回路70には
信号S2の他にラッチ信号LACHが入力されており、遅延回
路70は図示されていないがラインメモリ301、302と同一
形式のFIFOメモリと複数のラッチで構成される。遅延回
路70はラッチ信号LACHに従って信号S2を順次読込むとと
もに、2055ラッチサイクルだけ遅延して信号S3をデータ
合成回路40に出力する。また、遅延回路70は図示されて
いない他の5ビット分のデータを処理する各ビット毎の
データ合成回路40に信号S2を分配して出力する。データ
合成回路40には前述の階調画像データDB5に基づく信号S
1および信号S3の他に文字データ整合回路80からの信号S
4が入力されており、文字データ整合回路80は前述のよ
うに文字検出回路20とラッチ801〜807で構成される。文
字データ整合回路80は入力された文字データDC5を2055
ラッチサイクルだけ遅延して出力するものである。すな
わち、マトリックス作成回路10およびラインメモリ群30
は階調画像データDB5を遅延させて信号S1を出力するの
で、信号S1と文字データ整合回路80が出力する信号S3
タイミングを一致させている。ラッチ801〜807は前記ラ
ッチ101A〜101Iと同一形式のものが用いられており、ラ
ッチ801〜807のクロック端子CKにはラッチ信号LACHがそ
れぞれ入力される。ラッチ801のデータ出力端子Qはラ
インメモリ90のデータ入力端子Diに接続されており、ラ
インメモリ90のデータ出力端子Doはラッチ802のデータ
入力端子Dに接続される。 ラインメモリ90は前記ラインメモリ301、302と同一形
状のFIFOメモリであり、図示はされていないが、ライン
メモリ301、302と同様にラッチ信号LACHが入力される。
ラッチ802〜806のデータ出力端子Qはそれぞれの次段に
位置するラッチ803〜807のデータ入力端子Dに接続され
ており、文字データ整合回路80はラッチ信号LACHに従っ
て文字データDC5を順次出力側へ送出するとともに、ラ
ッチ807のデータ出力端子Qから信号S4をデータ合成回
路40に出力する。データ合成回路40は前述のマトリック
ス作成回路10、文字検出回路20、ラインメモリ群30、加
算平均化回路(明度検出手段)50および比較回路60とと
もに文字とその周囲画素の明暗の差を大きくするように
文字あるいはその周囲画素の明暗を決定する強調手段と
しての機能を有するものであるが、詳細は後述する。 データ合成回路40はEXNORゲート401、EXORゲート40
2、NORゲート403、ANDゲート404およびORゲート405で構
成され、各ゲート401〜405はそれぞれ2つの入力端子を
有する。EXNORゲート401の一方の入力端子には信号S1
入力され、他方の入力端子には信号S4が入力される。EX
NORゲート401の出力端子はNORゲート403の一方の入力端
子に接続され、NORゲート403の他方の入力端子には信号
S3が入力される。NORゲート403の出力端子はORゲート40
5の一方の入力端子に接続され、ORゲート405の他方の入
力端子にはANDゲート404の出力端子が接続される。AND
ゲート404の一方の入力端子には信号S1が入力されてお
り、他方の入力端子にはEXORゲート402の出力端子が接
続される。EXORゲート402一方の入力端子には信号S4
入力され、他方の入力端子には信号S3が入力される。デ
ータ合成回路40は信号S3に基づいて文字データDC5に基
づく信号S4のレベルすなわち、〔1〕から〔0〕かを決
定するとともに、階調画像データDB5に基づく信号S1
信号S4を合成して合成画データDM5を出力する。 次に、作用を説明する。 いま、第1実施例と同様に文字を黒で表示するものと
し、階調画像データDBおよび文字データDCの各ビットデ
ータがそれぞれすべて〔1〕のときに黒で表示され、そ
れぞれすべて〔0〕のときに白で表示されるものとする
と、文字がないとき、例えば文字データDC5が〔0〕の
ときは文字検出回路20のラッチ201、202および文字デー
タ整合回路80のラッチ801〜807のデータ出力端子Qはす
べて〔0〕となっており、信号S4も〔0〕である。この
とき、マトリックス作成回路10のラッチ102B、102D、10
2Fおよび102Hの画素データDPB5、DPD5、DPF5およびDPH5
はすべて〔0〕であり、これらを加算して平均化した加
算平均化データDAも〔0〕である。また、比較回路60の
出力信号S2は加算データDAよりも基準データDTHの方が
大きいので〔1〕になっており、信号S2が〔1〕、信号
S3が〔0〕であるからラッチ807の出力信号S4は〔1〕
になっている。 ここで、文字データDC5が1画素分だけ〔1〕になる
と、すなわち1画素分の点を表示するものとすると、こ
の点に対応する文字データDC5は2ラッチサイクルで文
字検出回路20のラッチ202によって読込まれ、ラッチ202
のデータ出力端子Qは〔1〕になる。すなわち、文字検
出信号Scが〔1〕になり、文字か入力されたことを検出
する。次いで、ラッチ102B、102D、102Fおよび102Hの一
方の入力端子が〔1〕になるので第7図に示したデータ
マトリックスの各画素B、D、FおよびHに対応する階
調画像データDM5がラッチ102B、102D、102Fおよび102H
によってそれぞれ取出され、画素データDPB5、DPD5、D
PF5およびDPH5がそれぞれ加算平均化回路50に出力され
る。画素データDPB5、DPD5、DPF5およびDPH5は他の5ビ
ット分の画素データDPB0〜4、DPD0〜4、DPF0〜4およ
びDPH0〜4とともに加算平均化回路50によって加算さ
れ、平均化されて加算平均化データDA4〜DA7が比較回路
60に出力される。加算平均化データDA4〜DA7は基準デー
タDTH0〜3と比較され、結果を示す信号S2が遅延回路70
に入力される。信号S2は遅延回路70によって2055ラッチ
サイクルだけ遅延され、信号S3となってデータ合成回路
40に入力される。 一方、ラッチ202に保持されたデータは2055ラッチサ
イクル後にラッチ807のデータ出力端子Qから信号S4
なってデータ合成回路40に入力される。このとき、デー
タ合成回路40に入力される信号S1は第1実施例と同様に
文字データDC5がラッチ201に保持されたときにマトリッ
クス作成回路10のラッチ101Eに保持されたデータ、すな
わち第7図に示したデータマトリックスの画素Eに対応
する画素データ(以下、注目データという)である。し
たがって、1画素の点に対応する文字データDC5はラッ
チ101Eに保持された注目データEと同一タイミングで出
力され、このときデータマトリックスの画素B、D、F
およびHに対応する画素データには加算平均化回路50お
よび比較回路60によって所定の処理が行われる。すなわ
ち、文字に対応する画素Eの上下左右に位置する4つの
画素B、D、FおよびHに対応すした階調画像データD
B5の明度が基準値と比較される。 ここで、データ合成回路40の動作について説明する。
第8図はデータ合成回路40の動作を示す真理値表であ
る。文字データDC5に基づく信号S4はデータ合成回路40
によって信号S3の状態に応じた処理が行われて階調画像
データDB5に基づく信号S1と合成される。すなわち、信
号S4が〔0〕のときは信号S1が合成画データDM5として
出力され、信号S4が〔1〕でかつ信号S3が〔0〕のと
き、すなわち注目データEの周囲画素の平均明度が基準
値よりも明るいときは信号S4がそのまま信号S1と合成さ
れ、合成画データDM5として出力される。また、信号S4
が〔1〕でかつ信号S3が〔1〕のとき、すなわち注目デ
ータEの周囲画素の平均明度が基準値よりも暗いときは
信号S4が反転され、信号S1と合成されて合成画データD
M5として出力される。 次式は第8図の真理値表に基づく論理式であり、こ
の式からデータ合成回路40が導き出される。次式の第
1項はデータ合成回路40のEXNORゲート401およびNORゲ
ート403に対応しており、次式の第2項はデータ合成
回路40のEXORゲート402およびANDゲート404に対応して
いる。したがって、NORゲート403およびANDゲート404の
出力に論理和処理を行うことによって階調画像データD
B5に基づく信号S1と文字データDC5に基づく信号S4とが
合成されて合成画データDM5が得られる。 但し、A=S3、B=S4、C=S1とする。 以上、文字として1画素分の点を表示する場合につい
て説明したが具体的な例として〔正〕の字に対応する文
字データDC5を入力した場合を説明する。第9図はある
階調画像上に〔正〕の字を重畳した場合を示す図であ
り、同図において、階調画像は線分A−Bを境にして上
部が黒で表示されており、その下部が白で表示されてい
る。また、同図では画像データの1ビットについて示し
てあり、他の5ビットについては省略してある。いま
〔正〕の字が図の位置、すなわち線分A−Bを叉ぐよう
な位置にあるとき、階調画像上に重畳された文字を構成
する各画素の明度はそれぞれの上下左右に位置し、階調
画像を構成する各画素(以下、周囲画素という)の平均
明度と基準明度との比較結果に応じて決定される。例え
ば、黒で表示されている階調画像上に重畳されている文
字部に着目すると、その周囲画素の平均明度は基準値よ
りも小さいので比較回路60の出力信号S2が〔1〕とな
り、文字データDC5が〔0〕となる。一方、白で表示さ
れている階調画像上に重畳されている文字部に着目する
と、その周囲画素の平均明度は基準値よりも大きいので
比較回路60の出力信号S2が〔0〕となり、文字データD
C5が〔1〕となる。また、文字データDC0〜DC4について
も同様の処理が行われ、所定の処理が行われた文字デー
タDC0〜DC5と階調画像データDB0〜DB5が合成されて文字
が階調画像上に重畳される。したがって、黒で表示され
ている階調画像上に重畳された文字部は白で表示され、
白で表示されている階調画像上に重畳された文字部は黒
で表示される。 以上の例では階調画像が白と黒の2つの階調で表示さ
れている場合を説明したが、更に細かい階調を有する画
像データの場合であっても同様の処理が行われる。 このように、本実施例では文字に対する周囲画素の平
均明度に応じて文字を白あるいは黒で表示しているの
で、周囲画素と注目画素の明度が一致することがない。
すなわち、注目画素の明度と周囲画素の平均明度は常に
異なっており、両者の明度差によって注目画素、すなわ
ち文字が強調される。したがって、文字の判読を容易に
することができる。 また、本実施例では文字を周囲画素の平均明度に応じ
て白あるいは黒で表示しているので文字を階調画像上に
重畳することによって失われる階調画像の画素数は文字
を構成する画素数と一致するため、第1実施例に比較し
てより一層階調画像情報の損失を少なくすることができ
る。 なお、本実施例では文字データDC0〜DC5を処理する文
字検出回路20、文字データ整合回路80、ラインメモリ90
を各ビット毎に設ける構成としたが、文字データDC0〜D
C5がすべて同一データである場合、すなわち文字を構成
する各画素を黒あるいは白で表示するような場合には文
字検出回路20、文字データ整合回路80、ラインメモリ90
を1ビット分だけ設け、信号S4および文字検出信号SC
階調画像データDB0〜DB5のそれぞれに対して6分配する
ように構成してもよい。このようにすると部品点数を大
幅に削減することができ、コストの低減、装置の小型化
等を図ることができる。 また、本実施例では周囲画素として注目画素の上下左
右に位置する4つの画素を取出しているが、これに限ら
ず注目画素周囲の全部の画素、すなわち対角線方向の画
素を含めた8つの画素とすることも可能である。この場
合、加算平均化回路50の出力データは10ビットのデータ
となる。 加えて、以上の第1、第2実施例では文字データDC
よび階調画像データDBの各ビットデータがすべて〔1〕
のときに黒で表示され、すべて〔0〕のときに白で表示
されるものとしたが、これとは逆にすべて〔1〕のとき
に白、すべて〔0〕のときに黒としても良い。 また、以上の第1、第2実施例では階調画像データDC
を6ビットデータとしたが、8ビット、あるいは10ビッ
トのデータやディザ処理による疑似階調画データであっ
ても本発明の適用が可能である。 さらに、以上の第1、第2実施例ではデータマトリッ
クスを3画素×3ライン分の9画素で構成したが、他の
画素数、例えば5画素×5ライン分の25画素としても良
い。この場合、マトリックス作成回路のラッチとメモリ
群のラインメモリの数を増加することで実現することが
できる。このようにすると、文字が一層強調されて文字
の判読をより一層容易にすることができる。 加えて、以上の第1、第2実施例は本発明を画像表示
装置に適用したものであるがこれに限らず、階調を持っ
た画像上に文字を重畳する装置、例えば各種画像読取装
置等にも適用することが可能である。 (効果) 本発明によれば、階調画像において文字情報に隣接す
る周囲の画素を検出し、この周囲画素の明度と文字情報
の明度の差を画素毎に大きくしているので、文字情報を
重畳したときに文字情報をその周囲画素に対して強調す
ることができ、階調画像の情報損失を最小限に抑えると
ともに文字情報の判読を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1〜4図は本発明に係る文字データ重畳装置の第1実
施例を示す図であり、第1図はその全体構成を示すブロ
ック図、第2図はその要部構成を示す回路図、第3図は
そのデータマトリックスの形状を示す図、第4図はその
文字と周囲画素の表示例を示す図である。 第5〜9図は本発明に係る文字データ重畳装置の第2実
施例を示す図であり、第5図はその全体構成を示すブロ
ック図、第6図はその要部構成を示す回路図、第7図は
そのデータマトリックスの形状を示す図、第8図はその
データ合成回路の動作を示す真理値表、第9図はその周
囲画素に対する文字の表示例を示す図である。 第10、11図は従来の文字データ重畳装置による文字の表
示例を示す図であり、第10図はその階調画像データと文
字データを単に論理和処理した場合の表示例を示す図、
第11図はその文字を重畳する部分の階調画像を矩形に白
ぬきして文字を重畳した場合の表示例を示す図である。 1、10……マトリックス作成回路(明度検出手段、強調
手段)、2、20……文字検出回路(明度検出手段、強調
手段)、3、30……ラインメモリ群(画素検出手段)、
4……論理和回路(明度検出手段、強調手段)、5、80
……文字データ整合回路、11A〜11I、101A〜101I……ラ
ッチ(ラッチ群、画素検出手段)、31、32、301、302…
…ラインメモリ(画素検出手段)、40……データ合成回
路(強調手段)、50……加算平均化回路(明度検出手
段、強調手段)、60……比較回路(強調手段)、70……
遅延回路。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.階調画像を形成する階調画像データと文字を形成す
    る文字データとを、文字に対応する文字画素または該文
    字画素に隣接する周囲の階調画像の周囲画素の何れか一
    方の画素の明度を前記データに基づく他方の画素の明度
    に対して明暗の差が大きくなるように変更して合成し、
    階調画像上に文字を重畳する文字データ重畳装置であっ
    て、 前記文字画素および周囲画素を検出する画素検出手段
    と、 画素検出手段の出力に基づき前記他方の周囲画素または
    文字画素の明度を画素毎に検出する明度検出手段と、 画素検出手段および明度検出手段の出力に基づいて周囲
    画素または文字画素の他方に対して一方が強調されるよ
    うに該一方の明度を画素毎に変更する強調手段と、を備
    え、 画素検出手段は、1ラインづつ順次処理する階調画像デ
    ータの処理中の現ラインに対する前ライン以前の2の倍
    数個の前ラインデータを記憶するラインメモリ群と、現
    ラインデータおよび前ラインデータの画素毎の階調画像
    データを同期させつつ順次記憶するように該ライン数の
    画素分ずつライン毎に準備されたラッチ群とを有し、該
    ラッチ群の中心が階調画像に重畳する文字画素の文字デ
    ータとなるときに該中心を取り囲む画像データを周囲画
    素として文字画素および周囲画素を検出することを特徴
    とする文字データ重畳装置。
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