JPH06333043A - ヒストグラムデータ作成方式及び回路 - Google Patents

ヒストグラムデータ作成方式及び回路

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JPH06333043A
JPH06333043A JP5123796A JP12379693A JPH06333043A JP H06333043 A JPH06333043 A JP H06333043A JP 5123796 A JP5123796 A JP 5123796A JP 12379693 A JP12379693 A JP 12379693A JP H06333043 A JPH06333043 A JP H06333043A
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data
histogram
color
histogram data
storage means
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JP5123796A
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Masami Nishida
正巳 西田
Shoichiro Funato
昭一郎 舟戸
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カラー画像表示用の限定色の選択に用いるヒス
トグラム作成時に、入力データのデータ長・データ量が
増大しても、ヒストグラムを記憶する記憶手段の、記憶
容量が増大しないヒストグラム作成方式及び回路を提供
することにある。 【構成】色の強度を示す複数のデータに対して、それぞ
れのデータを可変長にし、ヒストグラムを記憶する記憶
手段のアドレスのデータ長を短くする手段と、ヒストグ
ラムをカウントする手段において、カウントする値を制
限する手段を設ける。 【効果】ヒストグラムを記憶するための、記憶手段の記
憶容量を削減でき、処理時間も短くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばLUT(Loo
k Up Table)を用いた限定色によるカラー画
像の最適表示に係り、表示に用いる限定色の抽出や近ぼ
う色の割当てに用いるヒストグラムデータの算出に好適
な方式及び回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの表示などにLUT
を用いたカラー画像表示方式がよく利用されるようにな
ってきた。
【0003】しかし、LUTを用いたカラー画像の表示
を行うためには、表示するカラー画像に最適なカラーマ
ップデータの抽出と、カラーマップデータに対応したピ
クセルデータの割当てが必要となる。これらのデータの
作成方法が特開平2−116893号公報に示されてい
る。次にそのアルゴリズムの一例を簡単に示す。
【0004】(1)RGB(Red,Green,Bl
ue、以下それぞれR,G,Bと略す)各nビットでデ
ィジタル化して入力したカラー画像を、各mビット(一
般にm≦n)のRGB空間でサンプリングし、使用され
ている色のヒストグラムを作成する。
【0005】(2)LUTにロードするカラーマップデ
ータをヒストグラムデータをもとにk個(一般に2の3
m乗≧k)選出する。
【0006】(3)サンプリングされたRGB各mビッ
トの空間から、LUTへのマッピングを行う。
【0007】(4)入力画像の各画素ごとに、対応する
LUTのカラーマップデータを割り当てる。
【0008】この4つのステップの中で、(1)のヒス
トグラム作成は比較的時間のかかる処理ステップである
が、高速処理を実現するための一般的な手段としてヒス
トグラム算出装置が提案されている。
【0009】本発明に関連するものには、特開平3−1
49658号公報がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、カ
ラー画像の1ピクセルを表すRGBの入力データを、ヒ
ストグラムの階級に対応した記憶手段のアドレスとして
割り当て、さらにRGBの色空間で扱うデータ量を削減
するために、入力された各nビットのうち上位のそれぞ
れmビットだけからヒストグラムデータを作成してい
た。
【0011】しかし、例えば人間の目はRGBの信号の
うちBの信号の変化には比較的鈍く、他のRGの信号よ
りもデータとしての情報量の少ない上位p(p<m)ビ
ットで扱い、記憶手段の記憶容量を削減することも考え
られるが、こう行ったことについては考慮されていな
い。
【0012】同様に、YUVなどの輝度、色差信号でカ
ラー画像データを扱う場合、人間の目にはYの輝度信号
(以下単にY信号と記述)に比べてUVの色差信号(以
下単にそれぞれU信号、V信号と記述)の方が敏感であ
るという特徴を持っている。この特徴を生かしてこれら
のデータを扱う場合に、例えば上位mビットのY信号よ
りもUV信号をデータとしての情報量の少ない上位p
(p<m)ビットで扱い、記憶手段の記憶容量を削減す
るといったことについては考慮されていない。
【0013】また、ヒストグラムデータをカウントする
データカウント手段のカウント長は入力データのデータ
量に依存するが、入力データ数を制限する手段やヒスト
グラムのカウントデータが特定の階級で大きくなっても
制限する手段がないために、予想しうる最大値を見越し
て上記記憶手段のすべての階級において記憶容量を大き
めに取っておく必要がある。これらのように、ヒストグ
ラムデータの使用方法にかかわらず、記憶手段の記憶容
量の増大についてなんら考慮されていない。
【0014】本発明の目的は、入力データのデータ長・
データ量が増大しても、ヒストグラムデータを記憶する
記憶手段の記憶容量に対しては増大することのないヒス
トグラム作成方式及び回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、複数の入力データのデータ長をそれぞれ個
別のデータ長に可変にする手段を備え、ヒストグラムデ
ータを記憶する記憶手段のアドレス幅を制御し、記憶容
量が少なくてすむようにする。
【0016】また、ヒストグラムデータのカウント手段
において、カウントを制限する所定の値(以下最大制限
値と呼ぶ)を指定する手段と、その指定した最大制限値
以上にカウントを行わないように制限する手段を設け、
記憶手段の記憶容量が少なくてすむようにする。
【0017】
【作用】カラー画像はコンピュータなどでディジタル処
理される場合、RGB各8ビット計24ビットの色空間
のデータとして扱われる場合が多い。この場合表示可能
な色は224≒1677万色となり、かなりきめ細かな色
の表現が可能であるが、各色のヒストグラムを作成する
場合には、24ビットのアドレスを有するRAMなどの
記憶手段が必要となる。つまり、このように1つの色に
記憶手段の1アドレスを割り当て、ヒストグラムの最大
カウント数を1バイトの256までとした場合、16メ
ガバイトの記憶手段が必要となる。
【0018】ところが、1枚のカラー自然画でも20万
色程度しか使用していないものが多く、ましてLUTを
用いて画像を表示する場合、同時に表示する色数は64
色や256色と言ったものがほとんどで、かなりのヒス
トグラムデータが無駄となる。
【0019】そこで、RGB各8ビットのデータのう
ち、入力データ長を可変にする手段により上位各5ビッ
トづつ取り出して15ビットの色空間とすると、記憶手
段の記憶容量は約3万2千(=215)バイトの容量です
み、さらにBの信号については上位4ビットだけを用い
ると、記憶手段の記憶容量はさらに半分の約1万6千
(=214)バイトの容量ですむ。そして、この中に含ま
れない色に対しても1万6千色の中から近似色を割り当
てることにより、ほぼ元のカラー画像に等しい画像を得
ることができる。以上の操作により記憶手段の記憶容量
を削減できるとともに、処理するデータ量も少なくなり
処理時間が短縮できる。
【0020】なお、表示する画象の精彩度と記憶手段の
記憶容量は上記入力データ長に依存し、これらを上記入
力データ長を可変にする手段により制御することができ
る。
【0021】また、LUTを用いて表示するカラー画像
のカラーマップデータを作成する場合には、元のカラー
画像に用いられている色のヒストグラムを作成した後
に、LUTにロード可能でカラー画像の表現に足りるだ
けの数の色を選出してカラーマップデータとして用いれ
ば、元のカラー画像とほぼ等しい画像の再現が可能であ
る。
【0022】さらに、求めたヒストグラムデータから元
のカラー画像を近似表示するための最適な色を求める方
法としては、作成した色のヒストグラムデータから大き
い順にカラーマップデータとして採用すれば良いことに
なるが、この時必ずしも全ての色に対する正確なヒスト
グラムデータが必要となるわけではない。
【0023】つまり、ヒストグラムデータを生成する過
程で、最大制限値以上のヒストグラムデータに対して
は、その最大制限値以上にカウントしないように制限す
る。そして、最終的に求められたヒストグラムデータに
対し、その最大制限値に達した色のデータに対しては無
条件にカラーマップデータとして採用し、ヒストグラム
データがその最大制限値より小さければ、実際に求めた
ヒストグラムの大きさの順にソートして上位から順に必
要なだけカラーマップデータとして採用すれば良い。
【0024】このような処理により、ヒストグラムデー
タのデータ長が制限され、記憶手段の記憶容量が削減さ
れる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0026】図1は、本発明を実現するための一実施例
で、LUTを用いた限定色によるカラー画像表示アルゴ
リズムを示すフローチャート図である。
【0027】この実施例では、コンピュータ上で全て演
算処理してカラー画像表示を行う場合について説明す
る。以下各項目の頭に付けた符号は、図1の各フローの
符号に対応する。
【0028】(101)記憶手段の初期クリア ヒストグラムデータを作成するために、一時データを記
憶しておく記憶手段(メモリ)の内容を全て”0”にク
リアする。
【0029】(102)ヒストグラムデータの取り得る
最大制限値Xの設定 1フレーム内に使用されている各色のヒストグラムデー
タを作成する場合に、無条件に限定色として採用するた
めの足切り値として用いる最大制限値Xをあらかじめ設
定する。この最大制限値Xによってヒストグラムデータ
としてカウントする最大値を制限することにより、記憶
手段(メモリ)における1アドレス当たりの記憶容量
(1ワードに対するビットデータ長)を無制限に大きく
することなく限定でき、使用する記憶手段(メモリ)の
容量を少なくできる。
【0030】但し、この最大制限値Xの値としては、処
理する画像データのピクセルデータ量に対して、限定色
で表示する場合の色データとして無条件に採用しても問
題にならないような最大ヒストグラム値とする必要があ
る。
【0031】(103)カラー画像のディジタル化され
たピクセルデータの入力(RGB各nビット) 処理する目的の画像データのピクセルごとのデータ入
力。この実施例ではn=8とし、RGB各8ビットの自
然画を取り扱うものとする。この場合、この自然画が取
り得る色数は、2の24(=3n=3×8)乗の約16
77万色となる。
【0032】(104)R,G,B各nビットのデータ
をそれぞれp1,p2,p3ビット化(n≧p1,p2
3、一般にはp1=p2=p3、ここで、p1,p2
3,nは正の整数) ヒストグラム作成に用いるデータ量を削減するために、
各色要素のデータn(=8)ビットからそれぞれ上位p
1,p2,p3だけを用いる。これは下位ビットを省くこ
とにより、同系色をまとめることを意味する。この実施
例では、p1=p2=5,p3=4とする。これにより取
り扱う色数を1677万色から2の14(=p1+p2
3)乗の約1万6千色に削減できる(但し、p1=p2
=p3=nの場合は色空間のデータ量を削減しない場
合)。
【0033】また、p1=p2=p3=5(p1=p2=p3
として扱う場合が一般的)とした取り扱う色数が2の1
5(=5+5+5)乗の3万2千色の場合と比べると、
3=4とした場合のほうが取り扱う色数を1/2に削
減できる。つまりこれは、ヒストグラム作成に使用する
記憶手段(メモリ)の容量を小さくできることを意味す
る。
【0034】(105)p1,p2,p3で表されるアド
レスのデータを記憶手段から読み出す。
【0035】この実施例では、5ビットのp1のデータ
のビット並びと、5ビットのp2のデータのビット並び
と、4ビットのp3のデータのビット並びをつなげて1
4ビットのアドレスデータとし、記憶手段であるメモリ
からそのアドレスデータで示されるメモリエリアのデー
タを読み出す。
【0036】(106)読み出したデータが設定した最
大制限値Xより小さいか? 読み出したヒストグラムデータが、ステップ(102)
で設定した最大制限値Xの制限値より小さいかどうか判
断する。その結果、読み出したヒストグラムデータが最
大制限値Xの制限値より小さい場合には次のステップに
進み、逆に最大制限値X以上であれば、何も処理せずに
ステップ(103)に戻って次のデータを読み出し、そ
の読み出したデータに対してステップ(106)までの
上記と同じ処理を繰り返す。
【0037】 (107)読み出したデータに”1”を加算 ステップ(106)で読み出したデータが最大制限値X
の制限値より小さいと判断された場合に、その読み出し
だデータに”1”を加算してヒストグラムデータを作成
する。
【0038】(108)加算したデータをp1,p2,p
3で表されるアドレスの記憶手段(メモリ)に書き込
む。
【0039】ステップ(108)で作成したヒストグラ
ムデータを、ステップ(105)で記憶手段(メモリ)
から読み出したのと同じアドレスの記憶領域へ書き込
む。
【0040】(109)全てのデータを処理したか? 処理する画像データの全てのピクセルの元データを読み
込んで処理したかどうかを判断し、全てのデータを処理
したならば、次のステップに進み、まだ処理するデータ
が残っているならば、ステップ(103)に戻って次の
データを読み出し、その読み出したデータに対してステ
ップ(108)までの上記と同じ処理を繰り返す。
【0041】(110)終了 ヒストグラム作成の全ての処理を終了する。
【0042】以上の例では、入力データとしてRGBを
用いて説明したが、YUVなどのデータで処理してもよ
い。この場合例えば、UVの色差信号よりYの輝度信号
のほうが人間の目に敏感であるという特徴を生かして、
Yを6ビット、UVを3ビットとしてトータル12ビッ
トとして扱うことにより、4096色のヒストグラム作
成ですむため、最終出力の画質にもよるが、YUV各6
ビットで扱う場合(約26万色のヒストグラムを作成)
と比べて記憶手段(メモリ)の容量の削減につながる。
【0043】以上のように、LUTを用いた限定色によ
るカラー画像の表示を行うための処理過程において、限
定色を選択するためのデータとする画像に用いられてい
る色のヒストグラムを作成する場合に、入力データのデ
ータ長を入力データの特徴に合わせて短くすることによ
り、ヒストグラムデータを記憶しておくための記憶手段
(メモリ)の容量を削減することができる。
【0044】また、ヒストグラムデータのカウントを制
限する最大制限値を設定し、その最大制限値に達した場
合には、それ以上にカウントは行わずにその色データを
限定色として無条件に選択することにより、ヒストグラ
ムデータを記憶しておくための記憶手段(メモリ)の容
量を小さくすることができる。
【0045】次に、ヒストグラムデータのカウントの制
限を回路によって行う場合について、図2を用いて説明
する。
【0046】図2はヒストグラム生成回路ブロック図で
ある。図2において、200a,200b,200cは
画像データ入力端子、201はアドレスデータ発生回
路、202はヒストグラムデータを記憶するためのメモ
リ、203は比較回路、204はラッチ(LTH)、2
05は最大制限値入力端子、206はバッファ出力制御
信号入力端子、207は出力バッファ、208はヒスト
グラムデータの加算演算を行うための演算回路、209
はデータバスである。
【0047】この回路の動作を図1のフローチャート図
と照らし合わせて説明する。以下各ステップを上記のア
ルゴリズム説明のためのステップと区別するために、各
ステップの番号の前に”H”を付ける。
【0048】(H101)記憶手段であるメモリ202
の内容を全て”0”にクリアする。
【0049】(H102)限定色を選出するための最大
制限値データXを、CPUなどのヒストグラム生成回路
全体を制御する機器(図示せず)などから入力端子20
5を通してラッチ204に入力する。
【0050】(H103)R,G,B(Y,U,Vでも
よい。ここでは以下RGBを用いて説明する)各nビッ
トのカラー画像のデータがピクセルごとに端子200
a,200b,200cから入力される。
【0051】(H104)入力されたRGBのデータ
は、アドレスデータ発生回路201に入る。ここでそれ
ぞれRGBの上位p1,p2,p3ビットにデータが削減
された後、それらのデータはビット単位で並べられてメ
モリ202のアドレスデータとなる。
【0052】(H105)アドレスデータ発生回路20
1により作られたアドレスデータは、メモリ202に入
力され、入力されたアドレスに対応するメモリ領域のヒ
ストグラムデータが読み出される(初めは全て”
0”)。
【0053】メモリ202から読み出されたヒストグラ
ムデータは、比較回路203、及び演算回路208にデ
ータバス209を通して送られる。
【0054】(H106)メモリ202から送られてき
たヒストグラムデータは、ステップ(H102)でラッ
チ204に入力された最大制限値データXとともに比較
回路203に入り、メモリ202から読み出したデータ
が最大制限値Xより小さいかどうか比較される。その結
果、比較回路203によりメモリ202から読み出され
たデータが最大制限値データX以上であると判断された
場合には、その結果を示すフラグ信号が比較回路203
より演算回路208に送られ、演算回路208でメモリ
202より読み出されたデータに”1”加算する演算動
作を停止する。また、上記フラグ信号はCPUなどの制
御機器(図示せず)にも送られ、CPUの制御によりス
テップ(H103)の動作に戻る。
【0055】(H107)ステップ(H106)で、比
較回路203によりメモリ202から読み出されたデー
タが最大制限値データXより小さいと判断された場合に
は、上記のフラグ信号は比較回路203から演算回路2
08に送られず、演算回路208でメモリ202から読
み出されたデータに”1”を加算する演算動作が行われ
る。
【0056】(H108)演算回路208で”1”加算
された結果はそのまま保持される。その後メモリ202
が入力モードとなるとともに、バッファ207から信号
を出力するための制御信号が、バッファ出力制御信号入
力端子206を通してCPUなどの制御機器(図示せ
ず)から入力される。これにより、演算回路208に保
持されているヒストグラムデータが出力バッファ207
を通してデータバス209上に送られた後メモリ202
に入り、ステップ(H105)でデータ読み出し時と同
じアドレスのメモリ領域に記憶される。
【0057】(H109)処理する画像データの全ての
ピクセルの元データを読み込んで処理したかどうかをC
PUなどの制御機器(図示せず)が判断し、全てのデー
タを処理したならば次のステップに進む。また、まだ処
理するデータが残っているならば、ステップ(H10
3)に戻って次のデータを読み出し、その読み出したデ
ータに対してステップ(H108)までの上記と同じ処
理を繰り返す。
【0058】(H110)ヒストグラム作成の全ての処
理を終了する。
【0059】以上のように、LUTを用いた限定色によ
るカラー画像を表示する場合の前処理として、使用して
いる色のヒストグラムを作成する方式として、上記のよ
うなアルゴリズムに対応した回路構成を取ることによ
り、ヒストグラムデータに用いるメモリの領域を削減で
きるとともに、ハード化による演算時間の短縮も図れ
る。
【0060】次に、アドレス長を可変にするための回路
動作について、図3、図4を用いて説明する。
【0061】図3はデータ可変長アドレス発生回路ブロ
ック図で、図2のアドレスデータ発生回路201の一実
施例である。
【0062】図3において、図2と同じ記号のものは、
同様の機能を有するものである。
【0063】図3において、300a,300b,30
0cはパラレル入力シリアルアウトのシフトレジスタ
(以下PinSRと略記)、301はデータロード信号
入力端子、302はデータシフトクロック入力端子、3
03a,303b,303c,303dはANDゲー
ト、304a,304b,304c,304dはクロッ
ク制御信号入力端子、305は3入力マルチプレクサ
(以下3MPXと略記)、306はマルチプレクサ切り
換え信号入力端子、307はシリアル入力パラレル出力
シフトレジスタ(以下PoutSRと略記)、308は
アドレス信号出力端子である。
【0064】また、図4は図3のデータ可変長アドレス
発生回路の動作タイミングを示す図である。図4の各タ
イミング図の左に示した符号は図3の同じ番号の各入力
端子の符号の頭に”S”を付けたもので、同じ番号の各
入力端子に入力される信号であることを示す。
【0065】図3の説明において、元のカラー画像のデ
ータとしてRGB8ビットのデータが、入力端子200
a,200b,200cからそれぞれ入力されるものと
する。これらのデータはそれぞれの端子からPinSR
300a,300b,300cのパラレルデータ入力部
に入る。
【0066】以下それぞれのタイミングについて説明す
る。
【0067】タイミングT1: 図4のS301に示し
た信号は”L”でり、また、4図のクロック制御信号S
304a,S304b,S304cのそれぞれの信号
は”H”である。
【0068】この時、データシフトクロック入力端子3
02からは4図のS302に記したクロック信号が入力
され、それぞれのANDゲート303a,303b,3
03cを通してPinSR300a,300b,300
cのクロック入力部に入る。なお、PinSR300
a,300b,300cはデータロード信号が”L”の
時のクロックの立上り時にデータロードされるものとす
る。また、以下全てのレジスタはクロックの立上りで動
作するものとする。
【0069】タイミングT2: 図4のマルチプレクサ
切り換え信号であるS306がマルチプレクサ切り換え
信号入力端子306に入力され、3MPX305のaの
入力が選択される。
【0070】タイミングT3〜T4: この5クロック
の期間にかけてANDゲートがアクティブになるのはA
NDゲート303a,303dであり、従ってクロック
が供給されるのはPinSR300aとPoutSR3
07のみである。
【0071】これによりPinSR300aとPout
SR307は3MPX305を介してシフトレジスタを
構成し、PinSR300aに入力されていたRのデー
タの内の上位5ビットだけがPoutSR307にシフ
ト入力される。
【0072】タイミングT5: 図4のマルチプレクサ
切り換え信号であるS306がマルチプレクサ切り換え
信号入力端子306に入力され、3MPX305のbの
入力が選択される。
【0073】タイミングT6〜T7: この5クロック
の期間にかけてANDゲートがアクティブになるのはA
NDゲート303b,303dであり、従ってクロック
が供給されるのはPinSR300bとPoutSR3
07のみである。
【0074】これによりPinSR300bとPout
SR307は3MPX305を介してシフトレジスタを
構成し、PinSR300bに入力されていたGのデー
タの内の上位5ビットだけが、前のRの上位5ビットに
続いてPoutSR307にシフト入力される。
【0075】タイミングT8: 図4のマルチプレクサ
切り換え信号であるS306がマルチプレクサ切り換え
信号入力端子306に入力され、3MPX305のcの
入力が選択される。
【0076】タイミングT9〜T10: この4クロッ
クの期間にかけてANDゲートがアクティブになるのは
ANDゲート303c,303dであり、従ってクロッ
クが供給されるのはPinSR300cとPoutSR
307のみである。
【0077】これによりPinSR300cとPout
SR307は3MPX305を介してシフトレジスタを
構成し、PinSR300cに入力されていたBのデー
タの内の上位4ビットだけが、前のRの上位5ビット及
びGの上位5ビットに続いてPoutSR307にシフ
ト入力される。
【0078】以上のように、PoutSR307にシフ
ト入力されたデータは14ビットのパラレルデータとし
て出力され、ヒストグラムデータを記憶するための記憶
手段(メモリ)のアドレス入力部に入力される。上記の
例では、R,G5ビット、B4ビットの割合でデータを
作成したが、マルチプレクサの切り換えタイミング、各
ゲート信号のタイミングを変えることにより、自由にア
ドレスデータのデータ長を可変にできる。
【0079】
【発明の効果】以上のように、LUTを用いた限定色に
よるカラー画像の表示を行うための処理過程において、
限定色を選択するため画像に用いられている色のヒスト
グラムを作成する場合に、入力データのデータ長を入力
データの特徴に合わせて短くすることにより、ヒストグ
ラムデータを記憶しておくための記憶手段(メモリ)の
容量を削減することができる。
【0080】また、ヒストグラムデータの最大値を制限
することにより、上記と同じくヒストグラムデータを記
憶しておくための記憶手段(メモリ)の容量を削減する
ことができる。
【0081】なお本アルゴリズムをハード化することに
より、ヒストグラムデータの生成時間が短縮されること
は自明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルゴリズムの一例を説明するフロー
チャートブロック図である。
【図2】図1のアルゴリズムをハード化した場合の一例
のヒストグラム生成回路ブロック図である。
【図3】ヒストグラムデータ記憶用記憶手段のアドレス
データ長を可変にするデータ可変長アドレス発生回路ブ
ロック図である。
【図4】図3のデータ可変長アドレス発生回路の動作を
説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
201…アドレスデータ発生回路、 202…メモリ、 203…比較回路、 204…ラッチ、 207…出力バッファ、 208…演算回路、 300a,300b,300c…パラレル入力シリアル
出力シフトレジスタ、 305…3入力マルチプレクサ、 307…パラレルデータ出力シフトレジスタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各nビットa種類の、色を構成する強度成
    分により、2のan乗色で表現されるカラーの元画像デ
    ータから、k色に対応した最適色強度成分を選択して疑
    似的に元のカラー画像に近い画像を表示するために、a
    次元の強度成分における空間でのヒストグラムデータを
    カウントする手段と、該カウントしたヒストグラムデー
    タの途中経過データを一時記憶しておくための記憶手段
    を有し、 上記ヒストグラムデータを生成する過程において、各n
    ビットa種類の色を構成する強度成分のそれぞれ上位ビ
    ットのp1,p2,…,pa(≦n)ビットだけを用いて
    類似の強度成分をまとめ、(p1+p2+…+pa)ビッ
    トのデータ並びを記憶手段のアドレスとし、a次元の強
    度成分における空間を小さくすることを特徴とするヒス
    トグラムデータ作成方式。
  2. 【請求項2】前記ヒストグラムデータをカウントする手
    段において、ヒストグラムデータの値を所定の値までし
    かカウントしないように制限する手段を設け、該所定の
    値以上のデータに対してはヒストグラムデータのカウン
    トを行わずにk色の最適色強度成分の一つとして選出
    し、前記記憶手段のデータ長を制限するために、上記所
    定の値を超えないようにすることを特徴とする請求項1
    記載のヒストグラムデータ作成方式。
  3. 【請求項3】請求項1の各nビットa種類の色を構成す
    る強度成分をそれぞれ上位ビットのp1,p2,…,pa
    (≦n)ビットだけに削減する手段として、a個のnビ
    ットパラレル入力シフトレジスタと、該a個のパラレル
    入力シフトレジスタから出力されるp1,p2,…,pa
    ビットの出力を切り換えるa入力マルチプレクサと、該
    a入力マルチプレクサからの出力を順次シフト入力して
    パラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換回路
    を備え、請求項1の記憶手段のアドレスデータを可変長
    にすることを特徴とするヒストグラムデータ作成回路。
  4. 【請求項4】請求項1のカウントするヒストグラムデー
    タのカウント値を制限する手段として、該カウント値を
    制限するための所定の値のデータを保持する回路と、該
    保持された制限するための所定の値のデータと、ヒスト
    グラムデータの生成途中において請求項1の記憶手段か
    ら読み出されたヒストグラムデータとを比較する比較回
    路を設け、読み出されたヒストグラムデータが上記保持
    された制限するための所定の値以上と判断された場合に
    はヒストグラムデータのカウント動作を行わないことを
    特徴とするヒストグラムデータ作成回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008242733A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Seiko Epson Corp 画像処理装置
JP2016095865A (ja) * 2008-05-09 2016-05-26 エルティーユー テクノロジーズ エスエーエス 色照合ツールボックス

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