JP3011558B2 - プリント基板レイアウト設計方法 - Google Patents

プリント基板レイアウト設計方法

Info

Publication number
JP3011558B2
JP3011558B2 JP4318929A JP31892992A JP3011558B2 JP 3011558 B2 JP3011558 B2 JP 3011558B2 JP 4318929 A JP4318929 A JP 4318929A JP 31892992 A JP31892992 A JP 31892992A JP 3011558 B2 JP3011558 B2 JP 3011558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vector
parallel
circuit board
printed circuit
layout design
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4318929A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06168296A (ja
Inventor
一男 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4318929A priority Critical patent/JP3011558B2/ja
Publication of JPH06168296A publication Critical patent/JPH06168296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3011558B2 publication Critical patent/JP3011558B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス抜きのために必要
な孔を自動生成するプリント基板レイアウト設計方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを用いてプリント基板のレ
イアウト設計を行うCADシステムが必須となってい
る。プリント基板のレイアウト設計は、図11に示すよ
うな一定の幅を持つパターンと、図12に示すような一
定の幅でない任意の形状を持つパターン(以降、ベタパ
ターンと呼ぶことにする)が使われる。プリント基板は
製造上の制約により、その幅が一定の値を超える場合、
そのパターン内に図14に示すようなガス抜き用の孔を
設ける必要がある。プリント基板上にパターンを作る
際、パターンの幅が一定の値を超えるプリント基板とパ
ターンの間にガスが留まりパターンに皺ができることが
あり、このガスを逃がすための孔がガス抜き用の孔であ
る。
【0003】尚、図11は一定の幅を持つパターンの
例、図12はベタバターン(任意の形状を持つパター
ン)の例、図13はベタパターンの幅の計り方の例、図
14はガス抜き用の孔の例をそれぞれ示す図である。ベ
タパターンの幅は図13に示すように、ベタパターンに
完全に含まれる円の直径として計る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、プリント基板上
に一定の値以上の幅を持ち、ガス抜き用の孔の無いベタ
パターンがあるか否かは、人間がプリント基板のレイア
ウト設計を行うCADの画面上でベタパターンを表示
し、目視により行っていたものである。従って、上述し
た従来例によれば、目視による検査であるため、検査作
業に多くの時間がかかり、かつ検査漏れが起こるなどの
問題があった。
【0005】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であり、プリント基板上に一定の値以上の幅を持ち、ガ
ス抜き用の孔が無いベタパターンがあるか否かを自動検
証することにより、検査時間を短縮すること、また、短
検査漏れを無くすることのできるプリント基板レイアウ
ト設計方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、パタ
ーン幅が一定値を超えることにより、ガス抜きのために
必要な孔を自動生成するプリント基板レイアウト設計シ
ステムにおいて、任意形状を持つパターンの幅値指定を
促し、保存されたパターンデータのうち上記により指定
された幅値を一辺とする正方形の中に上記ガス抜き用の
孔があるか否かを判定し、孔が無いと判定された場合に
設計ミスを通知することを特徴とする。具体的には、パ
ターンデータの輪郭をベクトル近似し、個々のベクトル
に対し、元のベクトル長を計算し、上記指定値より短け
れば、元のベクトルの向きに対して逆方向に平行なベク
トルを生成し、この平行ベクトルと残りの他のベクトル
との交点を求め、交差しなかった場合、指定幅を超えた
と判断する。また、平行ベクトルと残りの他のベクトル
との交点を求め、交差しなかった場合、元のベクトルと
平行なベクトルの頂点を結ぶ線の図形データを生成し、
この線と残りの他のベクトルが交差するか否か判定し、
交差した場合、平行なベクトルを各交点でで分割し、残
りの他のベクトルに対し右にある分割されたベクトルに
重なる正方形を複数生成し、この中に上記の孔が含まれ
るか否かを判定する。平行なベクトルが分割されていな
い場合、元のベクトルと、平行なベクトルに重なる正方
形を複数生成し、この中に上記の孔が含まれるか否かを
判定するものである。このことにより、ガス抜き用の孔
が無いベタパターンがあるか否かを自動検証することが
でき、検査時間の短縮、更には短検査漏れを無くすこと
ができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を使用して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の実施例を示すブロック図で
ある。
【0008】図に於いて、符号1は、キーボード、アイ
コン等の入力装置である。符号2はプログラム、データ
等を記憶する記憶装置である。符号3は、記憶装置2に
格納された判定プログラムに従い(符号14、15であ
り、詳しくは図2、図3にフローチャートで示され
る)、レイアウト設計を行う中央処理装置(CPU)で
ある。符号4はCPU3による処理結果が表示されるデ
ィスプレイ装置(CRT)である。
【0009】更に、符号11はガス抜き用の孔を設けな
ければならないベタパターンの幅をプリント基板のレイ
アウト設計者が指定する手段である。符号12は符号1
1にて指定された値を保持する手段である。符号13は
プリント基板のベタパターンを保持する手段である。符
号14はベタパターンの中に符号11で指定された値を
一辺の長さとする正方形が含まれるか否かを判定する手
段である。符号15は符号14にてベタパターンに含ま
れると判定された正方形の中にガス抜き用の孔があるか
否かを判定する手段である。符号16は符号15にて正
方形の中にガス抜き用の孔が無いと判定された場合に、
プリント基板のレイアウト設計者に設計ミスを通知する
手段である。
【0010】図2、図3は本発明の実施例による動作手
順を示すフローチャート、図4〜図10は本発明の実施
例による動作を概念的に示す動作概念図である。動作概
念図中、図4はベタパターンの輪郭線をベクトル近似し
た例、図5はベクトルの向きに対して右側にある平行な
線の例、図6は平行なベクトルと残りのベクトルの交差
の判定の例、図7は元のベクトルと平行なベクトルの頂
点を結んだ例、図8は元のベクトルと平行なベクトルの
頂点を結んだ線と残りのベクトルが交差しない場合の
例、図9は平行なベクトルと残りのベクトルの交点で、
平行なベクトルを分割した例、図10は元のベクトル
と、平行なベクトルに重なる正方形の例を示す図であ
る。以下、図1に示す本発明の実施例の動作について、
図2〜図10を参照しながら説明する。
【0011】まず、プリント基板のレイアウト設計者
が、ガス抜き用の孔を設けなければならないベタパター
ンの幅を入力装置1を介して入力する。このことにより
記憶装置2に指定された値が保存される。
【0012】次に、CPU3は記憶装置2に予め保存さ
れているベタパターンデータを取り出す。また、取り出
したベタパターンの輪郭線を図4に示すように、時計回
りベクルトに近似する。そしてCPU3は判定プログラ
ムに従い、個々のベクルト(以降、元のベクルトと呼
ぶ)に対して、以下に示す処理を施す。
【0013】即ち、はじめに元のベクルトの長さを計算
する。もし長さが上記により指定された値より短けれ
ば、次のベクルトに処理を移す。図5に示すように元の
ベクルトの向きに対して右側に上記指定された値だけ離
れた平行なベクルト(以降、平行なベクルトと呼ぶ)を
作る。なお、平行なベクルトは、図に示すように元のベ
クルトと逆の向きとする。
【0014】次に図6に示すように、平行なベクトル
と、元のベクトル以外のベクトル(以降、残りのベクト
ルと呼ぶ)の交点を求める。平行なベクトルと残りのベ
クトルが交差しなかった場合、図7に示すように、元の
ベクルトと平行なベクルトの頂点を結んだ線の図形デー
タを作り、この線と残りのベクルトが交差するか否かを
判定する。図8に示すように、ベクルトと平行な線の頂
点を結んだ線と残りのベクルトが交差しなければ、ベタ
パターンの幅が指定された値を超えたと判定する。図7
に示すように、交差すれば、次のベクルトに処理を移
す。
【0015】平行なベクルトと残りのベクルトが交差し
た場合、図9に示すように、平行なベクトルを各交点で
分割し、残りのベクルトに対して右側にある分割りされ
たベクルトの長さを求め、長さが上記により指定された
値より長ければ、ベタパターンの幅が指定された値を超
えたと判定する。分割りされたベクトルの長さが指定さ
れた値より短ければ、次のベクルトに処理を移する。
【0016】ベタパターンの幅が指定された値を超えた
と判定された場合、上記の平行ベクトルが分割りされた
場合、図10に示すように、元のベクトルと、残りのベ
クトルに対して右側にある分割りされたベクトルに重な
る正方形を複数作成する。また、平行なベクトルが分割
されていない場合、元のベクトルと、平行なベクトルに
重なる正方形を複数作成する。この正方形の中にガス抜
きの孔が含まれるかを判定する。正方形の中にガス抜き
の孔が見つからなければ、プリント基板のレイアウト設
計者に、ディスプレイ装置4を介して設計ミスを通知す
る。このようにして、ガス抜き用の孔が無いベタパター
ンがあるか否かを自動検証することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明のように本発明に従えば、ガス
抜き用の孔が無いベタパターンがあるか否かを自動検証
することができ、検査時間の短縮、更には短検査漏れを
無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】上記実施例の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】上記実施例の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図4】上記実施例の動作を説明するためのベタパター
ンの輪郭線をベクトル近似した例を示す図。
【図5】上記実施例の動作を説明するためのベクトルの
向きに対して右側にある平行な線の例を示す図。
【図6】上記実施例の動作を説明するための平行なベク
トルと残りのベクトルの交差の判定の例を示す図。
【図7】上記実施例の動作を説明するための元のベクト
ルと平行なベクトルの頂点を結んだ例を示す図。
【図8】上記実施例の動作を説明するための元のベクト
ルと平行なベクトルの頂点を結んだ線と残りのベクトル
が交差しない場合の例を示す図。
【図9】上記実施例の動作を説明するための平行なベク
トルと残りのベクトルの交点で、平行なベクトルを分割
した例を示す図。
【図10】上記実施例の動作を説明するための元のベク
トルと、平行なベクトルに重なる正方形の例を示す図。
【図11】一定の幅を持つパターンの例を示す図。
【図12】ベタパターン(任意の形状を持つパターン)
の例を示す図。
【図13】ベタパターンの幅の計り方の例を示す図。
【図14】ガス抜き用の孔の例を示す図。
【符号の説明】
1…入力装置、2…記憶装置、3…中央処理装置(CP
U)、4…ディスプレイ装置。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターン幅が一定値を超えることにより
    ガス抜きのために必要な孔を自動生成するプリント基板
    レイアウト設計システムに於いて、任意形状を持つパタ
    ーンの幅値指定を促し、保存されたパターンデータのう
    ち上記指定された幅値を一辺とする矩形の中に上記ガス
    抜き用の孔があるか否かを判定し、孔が無いと判定され
    た場合に設計ミスを通知することを特徴とするプリント
    基板レイアウト設計方法。
  2. 【請求項2】 パターンデータの輪郭をベクトル近似
    し、個々のベクトルに対し、元のベクトル長を計算し、
    上記指定値より短ければ、元のベクトルの向きに対して
    逆方向に平行なベクトルを生成し、この平行ベクトルと
    残りの他のベクトルとの交点を求め、交差しなかった場
    合、指定幅を超えたと判断することを特徴とする請求項
    1記載のプリント基板レイアウト設計方法。
  3. 【請求項3】 上記平行ベクトルと残りの他のベクトル
    との交点を求め、交差しなかった場合、元のベクトルと
    平行なベクトルの頂点を結ぶ線の図形データを生成し、
    この線と残りの他のベクトルが交差するか否かを判定
    し、交差した場合に、平行なベクトルを各交点で分割
    し、残りの他のベクトルに対し右にある分割されたベク
    トルに重なる正方形を複数生成し、この中に上記孔が含
    まれるか否かを判定することを特徴とする請求項2記載
    のプリント基板レイアウト設計方法。
  4. 【請求項4】 平行なベクトルが分割されていない場
    合、元のベクトルと、平行なベクトルに重なる正方形を
    複数生成し、この中に上記の孔が含まれるか否かを判定
    することを特徴とする請求項3記載のプリント基板レイ
    アウト設計方法。
JP4318929A 1992-11-27 1992-11-27 プリント基板レイアウト設計方法 Expired - Lifetime JP3011558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4318929A JP3011558B2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 プリント基板レイアウト設計方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4318929A JP3011558B2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 プリント基板レイアウト設計方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06168296A JPH06168296A (ja) 1994-06-14
JP3011558B2 true JP3011558B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=18104565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4318929A Expired - Lifetime JP3011558B2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 プリント基板レイアウト設計方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3011558B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6435111B2 (ja) * 2014-04-08 2018-12-05 新光電気工業株式会社 光導波路装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06168296A (ja) 1994-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61194507A (ja) 挿入機用ncデータ作成方法
JP3011558B2 (ja) プリント基板レイアウト設計方法
JP2621506B2 (ja) トリム・データ生成方法
JP3145323B2 (ja) ビア自動発生方法およびビア自動発生システム
JP3153462B2 (ja) コンパクション装置
JP2647086B2 (ja) 回路設計支援装置
JP2542527B2 (ja) 図形処理装置における図形描画方法
JPS62126467A (ja) 図形処理装置
JP2864679B2 (ja) 部品配置による配置禁止領域決定方法
Matthews A human engineered PCB design system
JPH05314217A (ja) 対話型回路部品配置システム
JPH04186478A (ja) Cadシステムにおける会話型データ修正装置
JPS63115273A (ja) Cadシステム
JP3076458B2 (ja) 部品配置位置決定装置
JP2840684B2 (ja) 座標データ算出装置
JP3095308B2 (ja) 電気部品概略位置決定装置
JPH05324764A (ja) ベタパターン作成方法
JPH0344769A (ja) プリント基板設計装置におけるデータ入力方法
JPH09167172A (ja) 基板設計装置及び方法
JPH02245977A (ja) プリント基板実装設計用計算機支援装置
JPH02299073A (ja) コンピュータ援用による保護膜パターンの自動発生方法
JPH06332972A (ja) 期待値データ入力装置、及びワークステーション
JPH04235675A (ja) 製図装置
JPH07287722A (ja) プリント配線板部品実装誤り防止構造
JPH041858A (ja) シルクスクリーンデータ作成装置