JP3076458B2 - 部品配置位置決定装置 - Google Patents

部品配置位置決定装置

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JP3076458B2
JP3076458B2 JP04267647A JP26764792A JP3076458B2 JP 3076458 B2 JP3076458 B2 JP 3076458B2 JP 04267647 A JP04267647 A JP 04267647A JP 26764792 A JP26764792 A JP 26764792A JP 3076458 B2 JP3076458 B2 JP 3076458B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント基板の設計に際
して、回路を機能や処理に応じて分割した機能ブロック
(部品グループ)の配置および機能ブロック内の部品配
置を自動的に決定する部品配置位置決定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント基板設計CAD(Comput
er Aided Design )の普及によりプリント基板設計に際
して、電子部品の位置を自動的に決定する自動配置装置
が利用されつつある。一般に、このような自動配置方法
および自動配置装置は、指定された機能ブロック配置用
エリア(部品配置領域)対して機能ブロック毎に、その
機能ブロックに属する部品を自動配置するようになって
いる。ここでいう機能ブロックとは、プリント基板設計
に供する回路を機能や処理に応じていくつかのブロック
に分割したもので、機能ブロック配置用エリアとは、機
能ブロックを配置するための領域である。この場合、個
々の機能ブロックについて、あらかじめプリント基板上
の機能ブロック配置用エリアのサイズとプリント基板上
の位置を人手により指定しておく必要がある。
【0003】より具体的にいうと、従来はCADの対話
処理機能を用いて指定していた。すなわち、自動配置の
実行前に人手により (1)機能ブロック配置用エリアのサ
イズと (2)プリント基板上の位置を指定する。続いて、
自動配置装置は (3)機能ブロック毎にその機能ブロック
に属する部品の自動配置を実行する。
【0004】さらに、 (4)自動配置の結果、部品が配置
できずに残った機能ブロックについては、 (1)と同様に
対話処理でその配置用エリアのサイズを大きくし、 (2)
と同様に配置用エリアのプリント基板上の位置を変更し
たりして再度自動配置を実行することで対処していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術によれば、配置用エリアサイズの変更、配置用
エリア位置の再指定を人手による試行錯誤により繰り返
し行わなければならず、特にプリント基板の高密度化お
よび小型化に対応した最適な配置を得るためには、工数
が多大にかかるという問題があった。
【0006】より詳しくいうと、機能ブロック配置用エ
リアのサイズも基板上の位置も人手により指定しなけれ
ばならないので、部品の自動配置を実行した結果、未配
置部品が残った場合には人手により配置用エリアを大き
くしてその位置を再指定する必要がある。また、冗長な
空き領域ができた場合には人手により配置用エリアを小
さくしてその位置を再指定する必要がある。さらに、プ
リント基板の高密度化および小型化に対応した最適な配
置を得ようとする場合には、配置用エリアサイズを増減
し、その位置を再指定する必要がある。このようにし
て、最終的な部品配置が決定されるまでには、人手によ
りエリアサイズの変更、エリア位置の指定をする工数が
繰り返しかかるという問題点があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、機能ブロック
配置用エリアのサイズとプリント基板上の位置を自動的
に決定し、最適な部品配置を行う部品配置位置決定装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の部品配置位置決定装置は、回路を構成す
る部品がグループ分けされた部品グループ毎に、各部品
グループに属する部品を基板上に配置する部品配置領域
のサイズを決定する領域サイズ決定手段と、各部品グル
ープ毎に、基板上における部品配置領域の位置を、他の
部品グループの部品配置領域との重なりを許容して決定
する領域位置決定手段と、各部品グループ毎に、サイズ
及び位置が決定された部品配置領域内で、かつ他の部品
グループの部品が未だ配置されていない領域への部品の
配置位置を決定する部品位置決定手段と、各部品グルー
プ毎に、その部品グループに属する全ての部品の配置の
可否、及び部品配置領域における空き領域の大きさを判
定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて、部
品配置領域のサイズを変更する領域サイズ変更手段と、
判定手段の判定結果に応じて、上記領域サイズ変更手段
を起動した後、領域位置決定手段を起動する制御手段と
を備えている。
【0009】また、上記のの制御手段に代えて、判定手
段の判定結果に応じて、上記領域サイズ変更手段を起動
した後、部品位置決定手段を起動する制御手段を備えて
いてもよい。前記領域位置決定手段は、基板上の位置が
予め定められている固定部品に対する接続数が一番多い
部品グループを選び出し、新たに配置すべき部品グルー
プの部品配置領域の所定の基準点を固定部品の位置を表
わす基準点に重ね、その部品グループの部品配置領域が
基板上からはみ出す場合は、基板内に収まるようにその
基準点の位置を移動させて部品配置領域の基準点と決定
する構成であってもよい。
【0010】前記領域位置決定手段は更に、既に位置決
定されたそれぞれの回路グループの部品配置領域のうち
から、新たに位置決定すべき回路グループの部品配置領
域との接続数が最大のものだけを選び出し、選び出され
た部品配置領域の基準点の座標について接続数により重
み付けした加重平均をとって、これを新たに位置決定す
べき部品配置領域の座標と決定する構成であってもよ
い。
【0011】前記加重平均は、次式を用いて算出しても
よい。 X = (a1X1+a2X2+・・ + anXn )/( a1+a2+・・
・ +an ) Y = (a1Y1+a2Y2+・・ + anYn )/( a1+a2+・・
・ +an ) ここで、(X,Y) は、新たに配置すべき部品配置領域の基
準点の座標を、(X1,Y1),(X2,Y2),・・・ (Xn,Yn) は、
選び出されたn個の部品配置領域の基準点の座標を、a
1,a2,・・・ an は、新たに配置すべき部品配置領域
と選び出されたn個の機能ブロックとの接続数を示す。
【0012】また、前記基準点は、それぞれの固定部品
及び部品配置領域を表す図形の重心であってもよい。前
記判定手段は、部品位置決定手段の配置結果について未
配置部品がある場合、部品配置領域がが小さいと判定
し、未配置部品がない場合、基板サイズから部品の大き
さの総和及び各部品回りに所定幅で設けられる所定のマ
ージン領域の大きさとを除いた空き領域の大きさを算出
し、空き領域の大きさが所定の値を越えていれば、部品
配置領域が大きいと判定する構成であってもよい。
【0013】
【作用】上記の手段により本発明の部品配置位置決定装
置は、領域サイズ決定手段によって、領域サイズ決定手
段は、回路を機能や処理に応じて分割した部品グループ
の部品配置領域のサイズを決定する。領域位置決定手段
は、部品配置領域のプリント基板上の位置を他の部品配
置領域との重なりを許容して決定する。さらに、部品位
置決定手段は領域位置決定手段により、決定された部品
配置領域に対して、その部品グループに属しかつ配置対
象であるすべての部品の配置位置を決定する。その後、
判定手段は、部品位置決定手段による結果があらかじめ
設けられた基準を満たすかを判定する。基準を満たさな
い場合、制御手段は、部品配置領域のサイズを変更し、
領域位置決定手段又は部品位置決定手段を起動し繰り返
し実行させて、最終的に最適な部品配置を得る。
【0014】これにより、機能ブロックに属する部品の
特性および回路の信号の流れに応じた前記機能ブロック
の部品配置領域の位置と部品配置を自動的に決定するこ
とを可能とする。
【0015】
【実施例】以下、本発明の部品配置位置決定装置の一実
施例を図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例
における機能ブロック配置装置の構成を示す。図中、1
01は記憶部(記憶手段)で、基板の大きさ、各部品の
大きさや種類等の特性、部品間の接続関係、機能ブロッ
クの情報など必要な情報を格納している。この記憶部1
01の記憶内容の一具体例を図11に示す。図11
(a)は、各機能ブロック毎に設けられた機能ブロック
リストを示す。機能ブロック欄は機能ブロックを識別す
る番号を、部品欄はその機能ブロックの部品リストの番
号を、ネット数欄はその機能ブロックと、固定部品や他
の機能ブロックとの間のネット数を記憶する。また、エ
リアサイズ欄は後で決定されるエリアサイズを、エリア
位置欄は後で決定されるエリアの基準点の位置を示す座
標を記憶する。図11(b)は、機能ブロックリストの
部品欄に記憶される部品リストの内容を示す。部品欄は
機能ブロックを構成する個々の部品の名称や型番等を、
大きさ、ピン数、配線数の欄はその部品の大きさ、ピン
数、配線数をそれぞれ記憶する。図11(c)は、機能
ブロックリストのネット数欄に記憶されるネット数リス
トの内容を示す。接続先欄、ネット数欄は接続先である
固定部品や機能ブロックの名称又は番号、接続先との間
のネット数をそれぞれ記憶する。
【0016】102は機能ブロック配置用エリアサイズ
決定部(領域サイズ決定手段)で、記憶部101の情報
から各機能ブロックの配置用エリアのサイズを決定す
る。103は機能ブロック配置用エリア位置決定部(領
域位置決定手段)で、記憶部101の情報と機能ブロッ
ク配置用エリア位置決定部102で決定されたサイズよ
り各機能ブロックの配置用エリアのプリント基板上の位
置を決定する。
【0017】104は配置対象部品配置位置決定部(部
品位置決定手段)で、機能ブロック配置用エリアサイズ
決定部102と機能ブロック配置用エリア位置決定部1
03により決定された機能ブロックの配置用エリア内
で、前記機能ブロックに属する配置対象であるすべての
部品の配置位置の決定を行ない、配置位置を決定できな
かった部品については未配置部品として記憶部101に
登録する。
【0018】105は制御部(判定手段及び制御手段)
で、配置対象部品配置位置決定部104による配置位置
決定結果があらかじめ設けられた基準を満たすまで機能
ブロックの配置用エリアのサイズを変更し機能ブロック
配置用エリア位置決定部103と配置対象部品配置位置
決定部104を繰り返し実行する。以上のように構成さ
れた機能ブロック配置装置について、その動作を図面を
用いて説明する。
【0019】図2は、図1に示した部品配置位置決定装
置の動作のフローチャートである。図1の記憶部101
には必要な情報が既に格納されているものとする。 (ステップ201)図1の機能ブロック配置用エリアサ
イズ決定部102は、各機能ブロックの配置用エリアの
サイズを決定する。図3に機能ブロック配置用エリアサ
イズ決定部102の動作フローチャートを示す。ただ
し、指定された機能ブロックの数はNで、それぞれブロ
ック番号i(i=1〜N)を持っているものとする。
【0020】(ステップ311)ブロック番号iに1を
代入する。 (ステップ312)ブロック番号iの機能ブロックの情
報を記憶部101から読み出す。 (ステップ313)機能ブロックiの配置用エリアサイ
ズを図1(a)の機能ブロック配置用エリアサイズ決定
部102で決定する。図4に機能ブロック配置用エリア
サイズ決定部における機能ブロック配置用エリアのサイ
ズ決定の一具体例を示す。ある機能ブロックに対して、
前記機能ブロックに属する部品でそれぞれの大きさが
4、2、2、2、2、1、1、1、1である部品40
1、402、403、404、405、406、40
7、408、409の大きさの総和16と同じサイズに
なるように前記機能ブロックの配置用エリア410を正
方形で決定している。この機能ブロックの配置用エリア
のサイズの決定方法としては、部品の大きさの総和に配
線スペースをいくらか加えたものや全体の部品数に占め
る機能ブロックに属する部品数の割合で基板全体の大き
さを分割したものや機能ブロックに属する部品のピン数
の比によって決定したもの等、部品の特性を用いて決定
したもの等を用いる。エリアの形状についても正方形以
外にも円形や楕円形、多角形およびプリント基板の相似
形等を用いても良い。
【0021】(ステップ314)ブロック番号iを1増
加させ、次の機能ブロックを指定する。 (ステップ315)ブロック番号iが機能ブロック数N
以下のとき、(ステップ313)へ行き、機能ブロック
数Nより大きい時処理を終了する。上記の動作により、
全ての機能ブロックについて配置用エリアサイズを決定
する。
【0022】(ステップ202)配置用エリアサイズが
決定されると、次に、図1の機能ブロック配置用エリア
位置決定部103は、各機能ブロックの配置用エリアの
プリント基板上の位置を決定する。図5に機能ブロック
配置用エリア位置決定部103の動作フローチャートを
示す。 (ステップ511)ブロック番号iに1を代入する。
【0023】(ステップ512)機能ブロックiの情報
を記憶部101から読み出す。 (ステップ513)機能ブロックiの配置用エリア位置
を図1の機能ブロック置用エリア位置決定部103で決
定する。図6に機能ブロック配置用エリア位置決定部の
具体例を示す。まず、機能ブロック配置用エリア位置の
決定に先立って、あらかじめ各機能ブロック及び各部品
について、その基準点を設定する。図6(a)にエリア
601、602に対する基準点603、604の取り方
の具体例を示す。ここでは矩形の対角線の交点(重心)
を基準点としている。個々の部品に対しても同様にして
基準点を設定する。また、エリア形状が矩形以外の場
合、基準点として重心やエリアの右上の点等を用いても
よい。
【0024】次に、機能ブロック配置用エリア位置決定
部103は、固定部品に注目し、それに対する最大ネッ
ト機能ブロックを選び出す。具体例を図6(b)に示
す。プリント基板610上の固定部品611、612、
613に接続するネット数が最大となる最大ネット機能
ブロックがそれぞれに対して1つずつ求められる。その
際、1つの固定部品611に接続するネット数が最大と
なる機能ブロック614、615が2つ以上存在する場
合には、それぞれに属する部品数が多い機能ブロック6
14(部品数30>部品数20)を最大ネット機能ブロ
ックとする。また、1つの機能ブロック616が複数の
固定部品612、613に対して最大ネット機能ブロッ
クとなっている場合は、機能ブロック616に接続する
ネット数が多い固定部品に対する最大ネット機能ブロッ
クとする。図に示すようにネット数が共に同じ場合に
は、それぞれの機能ブロックについて、2番目に接続が
多い機能ブロック617、618のネット数が少ない方
である固定部品613に対する最大ネット機能ブロック
を機能ブロック616とする。その他にも機能ブロック
や部品の属性を用いて必ず固定部品1つに対して最大ネ
ット機能ブロック1つを決定する。図6(b)では固定
部品611、612、613に対して最大ネット機能ブ
ロックはそれぞれ614、617、616となる。
【0025】続いて、図7に示すように、機能ブロック
配置用エリア位置決定部103は、固定部品611、6
12、613の基準点と図6(b)で求めた最大ネット
機能ブロックの配置用エリア614、617、616の
基準点とがそれぞれ一致するように仮に位置を決める。
その後、最大ネット機能ブロックの配置用エリア61
4、616、617とプリント基板610とが重なる部
分が大きくなるように平行移動し、固定部品611、6
12、613それぞれに対する最大ネット機能ブロック
の配置用エリア614、617、616のプリント基板
610上の位置を決める。
【0026】さらに、図8に示すように、機能ブロック
配置用エリア位置決定部103は、図6(b)で位置が
決定した最大ネット機能ブロックの配置用エリア61
4、617、616の基準点(X1 、Y1 )、(X2 、
Y2 )、(X3 、Y3 )に基づいて、次式を用いて他の
機能ブロック619について基準点(X、Y)の位置を
決定する。
【0027】 X=(aX1 +bX2 +cX3 )/(a+b+c) Y=(aY1 +bY2 +cY3 )/(a+b+c) ここでa、b、cは、それぞれ機能ブロック配置用エリ
ア619が最大ネット機能ブロックである配置用エリア
614、617、616に接続するネット数である。こ
のようにして、機能ブロック配置用エリア619の基準
点の位置は、その機能ブロックが最大ネット機能ブロッ
クである配置用エリア614、617、616に接続す
るネット数により重み付けした加重平均によって決定さ
れる。
【0028】加重平均を用いることにより、機能ブロッ
クに属する部品および回路の信号の流れに応じて、機能
ブロックの配置用エリアの位置と部品配置を自動的に決
定することが可能となる。このことは、個々の機能ブロ
ックのエリアサイズの大きさが後で変更されたとして
も、機能ブロック間の相対的な位置関係が保たれること
になるから、信号の流れに応じた配置を得ることができ
る。
【0029】上記の例では機能ブロック配置用エリア6
16に対する最大ネット機能ブロックが3つ存在してい
るが、これとは異なり固定部品が少なく最大ネット機能
ブロックが図より少ない場合は、分母と分子から減少し
た分だけ項を取り除き、逆に図より多い場合には、分母
と分子に増加した分だけ項を増やせばよい。位置決定に
際して、機能ブロック配置用エリアがプリント基板をは
み出す場合はその部分を前記機能ブロック配置用エリア
から削除する。また、機能ブロック配置用エリア419
と416のように、その一部が重なっていても構わな
い。なぜなら、本実施例では、エリアの重なりを考慮し
ないで基準点の位置を配置することにより、簡単に位置
決定ができるようになっており、かつ、後の工程で未配
置部品や冗長なエリアが生じた場合には、エリアの大き
さを変えて、再度、機能ブロックの位置決定を繰り返し
て最適化することを予定しているからである。
【0030】続いて(ステップ514)ブロック番号i
を1増加させる。 (ステップ515)iが機能ブロック数N以下のとき
(ステップ512)へ行き、機能ブロック数Nより大き
い時処理を終了する。これにより、全ての機能ブロック
の配置用エリアの位置が決定される。 (ステップ203)機能ブロック配置用エリアの位置が
決定されると、図1の配置対称部品配置位置決定部10
4は、(ステップ201、202)で求められた各機能
ブロックの配置用エリア内で各機能ブロックに属するす
べての配置対象部品の配置位置を決定する。配置位置が
決定できなかった部品については未配置部品として図1
の記憶部101に登録する。
【0031】(ステップ204)(ステップ203)で
行なわれた配置位置決定の結果を受けて、制御部105
は、あらかじめ設けられた基準を満たすかどうか判断す
る。基準を満たさない場合は(ステップ205)へ行
き、基準を満たす場合は処理を終了する。図1の制御部
105は、図1の記憶部101に未配置部品が登録され
ていれば機能ブロック配置用エリアのサイズが小さいと
判断し、図1の記憶部101に未配置部品が登録されて
いなくて余分なスペースが機能ブロックに属する最大の
部品より大きければ配置用エリアが大き過ぎると判断す
る。
【0032】図9に、制御部105が判断の一具体例を
示す。図9(a)、(b)は図1の配置対象部品配置位
置決定部104で配置位置を決定した後の状態を示す。
901は機能ブロック配置用エリア、902、903、
904、905、906、907、908、909は機
能ブロック配置用エリア901に属する部品、910は
余分なスペースを示す。
【0033】図9(a)は、基準を満たすと判断された
場合の一具体例であり、最大の部品902の部品の大き
さが36であるのに対して、余分なスペース910の大
きさは5となっている。図9(b)は、機能ブロック配
置用エリア901のサイズが大き過ぎると判断された場
合の一具体例であり、最大の部品902の部品の大きさ
が36であるのに対して、余分なスペース910の大き
さは37となっている。
【0034】制御部105の判断基準としては、機能ブ
ロック配置用エリア内で部品が配置されていない部分の
総和が、前記機能ブロック配置用エリア全体の何割かを
越えた場合大き過ぎると判断する等いろいろな基準を用
意しておけば、必要に応じて適切な基準を用いることが
できる。また、図9(c)に示すように、2つ以上の機
能ブロック配置用エリア920、921の位置が重な
り、ある機能ブロックaの配置用エリア920に他の機
能ブロックbに属する部品922が配置位置決定された
場合には機能ブロックbに属する部品b1を機能ブロッ
クaに属する部品923、924と同様に考えて余分な
スペース925を求めれば良い。 (ステップ205)制御部105の上記判断結果が基準
を満たさない場合、各機能ブロックの配置用エリアのサ
イズを変更し、(ステップ202)へ行く。図10に、
制御部105の機能ブロックの配置用エリアサイズ変更
方法の一具体例を示す。
【0035】図10において、機能ブロック配置用エリ
ア801、804のサイズが小さいと判断された場合に
は、あらかじめ決めた変更量dを用いて基準点802、
805を中心に変更し機能ブロック配置用エリア80
1、804を機能ブロック配置用エリア803、806
に拡大する。逆に、機能ブロック配置用エリア803、
806のサイズが大きいと判断された場合には、あらか
じめ決めた変更量dを用いて基準点802、805を中
心に変更し機能ブロック配置用エリア803、806を
機能ブロック配置用エリア801、804に縮小する。
これ以外に、サイズを変更する方法として未配置部品の
大きさの総和の分だけ拡大したり、余分なスペースの分
だけ縮小したりする方法等を用いてもよい。
【0036】サイズ変更後、再び(ステップ201)に
戻り上記動作を繰り返し、これにより最終的には最適な
部品配置が得られる。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、配置結果を判定し、部品配置が基準を満たさない場
合は、エリアサイズを変更し、再度繰り返すことを自動
的に行うので、人手による試行錯誤により繰り返す工数
を大幅に削減でき、設計期間を短縮できるという効果が
ある。また、判定基準を厳しく設定することによって、
プリント基板の高密度化および小型化に対応した最適な
配置を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における部品配置位置決定装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例における部品配置位置決定装置の動作
を示すフローチャートである。
【図3】同実施例における機能ブロック配置用エリアサ
イズ決定部の動作を示すフローチャートである。
【図4】同実施例における機能ブロック配置用エリアサ
イズ決定部によるサイズ決定の一具体例を示す図であ
る。
【図5】同実施例における機能ブロック配置用エリア位
置決定部の動作を示すフローチャートである。
【図6】(a)同実施例における各機能ブロック及び各
部品の基準点の取り方の具体例を示す図である。 (b)同実施例における機能ブロック配置用エリア位置
決定部の動作で、固定部品に対する最大ネット機能ブロ
ックを配置する説明図である。
【図7】図6(b)に同じ。
【図8】同実施例における機能ブロック配置用エリア位
置決定部の動作で、最大ネット機能ブロックを配置する
説明図である。
【図9】(a)同実施例における配置対象部品配置位置
決定部104で配置位置を決定した後の状態を示す図で
ある。 (b)同上。 (c)2つ以上の機能ブロック配置用エリア740、7
21の位置が重なり、ある機能ブロックaの配置用エリ
ア740に他の機能ブロックbに属する部品722が配
置位置決定された場合の説明図である。
【図10】同実施例における制御部によるエリアサイズ
の変更を説明する図である。
【図11】同実施例における記憶部の内容について、
(a)各機能ブロック毎に設けられた機能ブロックリス
トを、(b)機能ブロックリストの部品欄に記憶される
部品リストの内容を、(c)機能ブロックリストのネッ
ト数欄に記憶されるネット数リストの内容を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 記憶部 102 機能ブロック配置用エリアサイズ決定部 103 機能ブロック配置用エリア位置決定部 104 配置対象部品配置位置決定部 105 制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−73643(JP,A) 特開 平4−291674(JP,A) 特開 平4−286077(JP,A) 特開 平4−243483(JP,A) 特開 平3−25953(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路を構成する部品がグループ分けされ
    た部品グループ毎に、各部品グループに属する部品を基
    板上に配置する部品配置領域のサイズを決定する領域サ
    イズ決定手段と、各部品グループ毎に、基板上における
    部品配置領域の位置を、他の部品グループの部品配置領
    域との重なりを許容して決定する領域位置決定手段と、 各部品グループ毎に、サイズ及び位置が決定された部品
    配置領域内で、かつ他の部品グループの部品が未だ配置
    されていない領域への部品の配置位置を決定する部品位
    置決定手段と、 各部品グループ毎に、その部品グループに属する全ての
    部品の配置の可否、及び部品配置領域における空き領域
    の大きさを判定する判定手段と、 判定手段の判定結果に基づいて、部品配置領域のサイズ
    を変更する領域サイズ変更手段と、 判定手段の判定結果に応じて、上記領域サイズ変更手段
    を起動した後、領域位置決定手段を起動する制御手段と
    を備えたことを特徴とする部品配置位置決定装置。
  2. 【請求項2】請求項1の制御手段に代えて、判定手段の
    判定結果に応じて、上記領域サイズ変更手段を起動した
    後、部品位置決定手段を起動する制御手段を備えたこと
    を特徴とする部品配置位置決定装置。
  3. 【請求項3】 前記領域位置決定手段は、 基板上の位置が予め定められている固定部品に対する接
    続数が一番多い部品グループを選び出し、新たに配置す
    べき部品グループの部品配置領域の所定の基準点を固定
    部品の位置を表わす基準点に重ね、その部品グループの
    部品配置領域が基板上からはみ出す場合は、基板内に収
    まるようにその基準点の位置を移動させて部品配置領域
    の基準点と決定する構成であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の部品配置位置決定装置。
  4. 【請求項4】 前記領域位置決定手段は更に、 既に位置決定されたそれぞれの回路グループの部品配置
    領域のうちから、新たに位置決定すべき回路グループの
    部品配置領域との接続数が最大のものだけを選び出し、
    選び出された部品配置領域の基準点の座標について接続
    数により重み付けした加重平均をとって、これを新たに
    位置決定すべき部品配置領域の座標と決定することを特
    徴とする請求項3記載の部品配置位置決定装置。
  5. 【請求項5】 前記加重平均は、次式を用いて算出され
    ることを特徴とする請求項4記載の部品配置位置決定装
    置。 X = (a1X1+a2X2+・・ + anXn )/( a1+a2+・・
    ・ +an ) Y = (a1Y1+a2Y2+・・ + anYn )/( a1+a2+・・
    ・ +an ) ここで、(X,Y) は、新たに配置すべき部品配置領域の基
    準点の座標を、(X1,Y1),(X2,Y2),・・・ (Xn,Yn) は、
    選び出されたn個の部品配置領域の基準点の座標を、a
    1,a2,・・・ an は、新たに配置すべき部品配置領域
    と選び出されたn個の機能ブロックとの接続数を示す。
  6. 【請求項6】 前記基準点は、それぞれの固定部品及び
    部品配置領域を表す図形の重心であることを特徴とする
    請求項5記載の部品配置位置決定装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は、 部品位置決定手段の配置結果について未配置部品がある
    場合、部品配置領域がが小さいと判定し、未配置部品が
    ない場合、基板サイズから部品の大きさの総和及び各部
    品回りに所定幅で設けられる所定のマージン領域の大き
    さとを除いた空き領域の大きさを算出し、空き領域の大
    きさが所定の値を越えていれば、部品配置領域が大きい
    と判定することを特徴とする請求項1又は2記載の部品
    配置位置決定装置。
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