JP2874487B2 - 設計変更装置 - Google Patents

設計変更装置

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JP2874487B2
JP2874487B2 JP4285819A JP28581992A JP2874487B2 JP 2874487 B2 JP2874487 B2 JP 2874487B2 JP 4285819 A JP4285819 A JP 4285819A JP 28581992 A JP28581992 A JP 28581992A JP 2874487 B2 JP2874487 B2 JP 2874487B2
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香名 黒木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLSIやプリント基板等
のように内部に複数の回路ブロックを有する回路装置の
設計変更を行う際に使用される設計変更装置に係わり、
詳細には回路ブロックのサイズをより小さいものに変更
する際に使用される設計変更装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIやプリント基板等の回路装置の内
部は、幾つかの回路ブロックで組み立てられているのが
通常である。これらの回路ブロックをその回路装置内で
それぞれ所望の位置に配置してそれらの回路ブロック同
士の配線を行った段階で、信号の遅延時間や電圧降下の
値等の回路条件が適切ではないことが判明することがあ
る。このような場合には、該当する回路ブロックを入出
力特性の異なる他の同様な回路ブロックに交換すること
で回路条件を満足させることがある。
【0003】従来では、このように回路条件が不適切で
あることが判明すると、設計者がこの情報を解析して、
変更を行う必要のある回路ブロックを探し当て、どのよ
うな回路ブロックに変更することが可能であるか等の検
討を行うようにしていた。また、回路ブロックの変更
は、論理設計に遡って検討する必要があり、それについ
ても再度のレイアウト処理を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来ではL
SI等の回路装置の設計変更は設計者の作業に頼って行
われていた。したがって、作業には設計者の経験と工数
(時間)を必要とした。また、一旦、配線が終了した後
に、再び論理設計にまで遡って設計を行う必要があった
ため、バックアノテーション(back-annotation )の必
要性があるといった問題があった。
【0005】そこで本発明の目的は、回路装置内の回路
ブロックのサイズを小さなものに変更する際の設計変更
に必要な作業を自動化することのできる設計変更装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)複数の回路ブロックについて、それらのサイ
ズ、回路機能、回路の入出力特性、外部端子位置等のラ
イブラリ情報を格納するライブラリ情報格納手段と、
(ロ)このライブラリ情報格納手段に格納されたそれぞ
れの回路ブロックの論理接続に関する論理接続情報を格
納する論理接続情報格納手段と、(ハ)ライブラリ情報
格納手段に格納された回路ブロックのうち同一の回路機
能を持ちサイズの異なるもの同士を対応付けたブロック
対応情報を格納するブロック対応情報格納手段と、
(ニ)ライブラリ情報格納手段に格納された回路ブロッ
クのうちの所定の複数の回路ブロックを配線してなる設
計変更前回路の構成内容を格納する設計変更前回路構成
内容格納手段と、(ホ)この設計変更前回路構成内容格
納手段に格納された設計変更前回路の構成内容における
それぞれの回路ブロックを同一回路機能でより小さなサ
イズの回路ブロックに変更可能であるかどうかを、回路
の電気的な入出力特性から判別する回路ブロック変更可
否判別手段と、(ヘ)この回路ブロック変更可否判別手
段によって変更が可能と判別された回路ブロックを変更
先の回路ブロックに変更した設計変更後回路の構成内容
を格納する設計変更後回路構成内容格納手段とを設計変
更装置に具備させる。
【0007】すなわち請求項1記載の発明では、複数の
回路ブロックについてのライブラリ情報や回路ブロック
の論理接続に関する論理接続情報および同一の回路機能
を持ちサイズの異なるもの同士を対応付けたブロック対
応情報を用意しておき、設計変更前の回路の構成内容に
おける回路機能自体を変更せずに回路ブロックをより小
さなサイズのものに変更できるかどうかを回路ブロック
変更可否判別手段で判別し、変更が可能と判別された回
路ブロックを変更先の回路ブロックに変更した設計変更
後回路を得ようとするものである。
【0008】請求項2記載の発明では、(イ)複数の回
路ブロックについて、それらのサイズ、回路機能、回路
の入出力特性、外部端子位置等のライブラリ情報を格納
するライブラリ情報格納手段と、(ロ)このライブラリ
情報格納手段に格納されたそれぞれの回路ブロックの論
理接続に関する論理接続情報を格納する論理接続情報格
納手段と、(ハ)ライブラリ情報格納手段に格納された
回路ブロックのうち同一の回路機能を持ちサイズの異な
るもの同士を対応付けたブロック対応情報を格納するブ
ロック対応情報格納手段と、(ニ)ライブラリ情報格納
手段に格納された回路ブロックのうちの所定の複数の回
路ブロックを配線してなる設計変更前回路の構成内容を
格納する設計変更前回路構成内容格納手段と、(ホ)こ
の設計変更前回路構成内容格納手段に格納された設計変
更前回路の構成内容におけるそれぞれの回路ブロックを
同一回路機能でより小さなサイズの回路ブロックに変更
可能であるかどうかを、回路の電気的な入出力特性から
判別する回路ブロック変更可否判別手段と、(ヘ)この
回路ブロック変更可否判別手段によって変更が可能と判
別された回路ブロックについてそのサイズの変更によっ
て配線の長さが足りなくなる箇所を判別する配線長不足
箇所判別手段と、(ト)回路ブロック変更可否判別手段
によって変更が可能と判別された回路ブロックを変更先
の回路ブロックに変更した設計変更後回路の構成内容と
配線長不足箇所判別手段によって判別された配線の長さ
が足りなくなる箇所に追加の配線を行うための配線追加
内容とを格納する設計変更後回路構成追加配線内容格納
手段とを設計変更装置に具備させる。
【0009】すなわち、請求項2記載の発明では、複数
の回路ブロックについてのライブラリ情報や回路ブロッ
クの論理接続に関する論理接続情報および同一の回路機
能を持ちサイズの異なるもの同士を対応付けたブロック
対応情報を用意しておき、設計変更前の回路の構成内容
における回路機能自体を変更せずに回路ブロックをより
小さなサイズのものに変更できるかどうかを回路ブロッ
ク変更可否判別手段で判別し、変更が可能と判別された
回路ブロックについて変更を行った場合の配線長が不足
する箇所を配線長不足箇所判別手段で判別し、回路装置
の該当する回路ブロックを変更先の回路ブロックに変更
すると共に、配線長が不足する箇所については配線追加
内容を設計変更の内容として明らかにした。
【0010】請求項3記載の発明では、(イ)複数の回
路ブロックについて、それらのサイズ、回路機能、回路
の入出力特性、外部端子位置等のライブラリ情報を格納
するライブラリ情報格納手段と、(ロ)このライブラリ
情報格納手段に格納されたそれぞれの回路ブロックの論
理接続に関する論理接続情報を格納する論理接続情報格
納手段と、(ハ)ライブラリ情報格納手段に格納された
回路ブロックのうち同一の回路機能を持ちサイズの異な
るもの同士を対応付けたブロック対応情報を格納するブ
ロック対応情報格納手段と、(ニ)ライブラリ情報格納
手段に格納された回路ブロックのうちの所定の複数の回
路ブロックを配線してなる設計変更前回路の構成内容を
格納する設計変更前回路構成内容格納手段と、(ホ)こ
の設計変更前回路構成内容格納手段に格納された設計変
更前回路の構成内容におけるそれぞれの回路ブロックを
同一回路機能でより小さなサイズの回路ブロックに変更
可能であるかどうかを、回路の電気的な入出力特性から
判別する回路ブロック変更可否判別手段と、(ヘ)この
回路ブロック変更可否判別手段によって変更が可能と判
別された回路ブロックについてそのサイズの変更によっ
て配線の長さが足りなくなる箇所を判別する配線長不足
箇所判別手段と、(ト)この配線長不足箇所判別手段で
判別された配線の長さが足りなる箇所の配線内容を消去
する配線内容消去手段と、(チ)回路ブロック変更可否
判別手段によって変更が可能と判別された回路ブロック
を変更先の回路ブロックに変更した設計変更後回路の構
成内容と配線内容消去手段によって消去された配線内容
に係わる配線対象の1組の回路ブロック間に新たな配線
を行う際の配線内容とを格納する設計変更後回路構成追
加配線内容格納手段とを設計変更装置に具備させる。
【0011】すなわち請求項3記載の発明では、複数の
回路ブロックについてのライブラリ情報や回路ブロック
の論理接続に関する論理接続情報および同一の回路機能
を持ちサイズの異なるもの同士を対応付けたブロック対
応情報を用意しておき、設計変更前の回路の構成内容に
おける回路機能自体を変更せずに回路ブロックをより小
さなサイズのものに変更できるかどうかを回路ブロック
変更可否判別手段で判別し、変更が可能と判別された回
路ブロックについて変更を行った場合の配線長が不足す
る箇所を配線長不足箇所判別手段で判別し、回路装置の
該当する回路ブロックを変更先の回路ブロックに変更す
ると共に、配線長が不足する箇所についてはその該当す
る配線自体を配線内容消去手段で消去して、その部分の
回路ブロック同士に対する配線については新たな配線を
行うことにしてそのための追加配線を設計変更の内容と
して明らかにした。
【0012】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例における設計変更
装置の概念的な構成を表わしたものである。この装置
は、制御11を備えている。制御部11は、各種情報を
入力するための情報入力部12、回路ブロックの変更に
ついての可否を判別するためのブロックタイプ変更可否
判断部13、回路ブロックの変更を行うブロックタイプ
変更部14、回路ブロックの変更を行った際の配線が不
足する箇所を検出する未配線ネット検出部15、配線の
不足した箇所に対して配線を行う配線部16および論理
接続情報を出力する論理接続情報出力部17の各部を制
御するようになっている。
【0014】また、設計変更装置にはこれらの各部12
〜17と必要な情報を入出力するために、データ格納部
18が用意されている。データ格納部18には、回路ブ
ロックの配置を表わした配置情報21や、回路ブロック
間の配線状態を表わした配線情報22、各回路ブロック
の論理接続状態を表わした接続情報23、複数の回路ブ
ロックについて、それらのサイズ、回路機能、回路の入
出力特性、外部端子位置等の情報を表わしたライブラリ
情報24およびそれぞれの回路ブロックのうち同一の回
路機能を持ちサイズの異なるもの同士を対応付けたブロ
ックタイプ対応情報25等が格納されている。
【0015】図2は、この設計変更装置の回路構成を表
わしたものである。設計変更装置はCPU(中央処理装
置)31を備えている。CPU31はデータバス等のバ
ス32を通じて、作業用メモリ33、入力回路34、磁
気ディスク制御回路35および表示制御回路36と接続
されている。ここで磁気ディスク制御回路35には磁気
ディスク41が接続されている。この磁気ディスク41
はその一部が図1に示したデータ格納部18を構成して
おり、各種のデータが格納される他、この設計変更装置
の各種制御を行うためのプログラムも格納されている。
また、設計変更前の回路装置の構成や、設計変更後の回
路装置の内容もこの磁気ディスク41に格納されるよう
になっている。
【0016】作業用メモリ33は、磁気ディスク41か
ら読み出されたプログラムを格納する他、設計変更装置
の制御に必要な各種のデータを一時的に格納するように
なっている。入力回路34にはキーボード42が接続さ
れており、装置の操作のために必要なデータが入力され
るようになっている。キーボード42には、ポインティ
ング・デバイスとしてのマウス43が接続されている。
表示制御回路36には、設計変更後の回路装置を必要に
応じてチェックする等のためにCRT44が接続されて
いる。
【0017】以上のような構成の設計変更装置では、図
1に示した情報入力部12によって磁気ディスク41か
ら必要なライブラリおよび設計結果を表わした情報ファ
イルが作業用メモリ33に読み出される。これによっ
て、配置情報21、配線情報22、接続情報23、ブロ
ックライブラリ情報24およびブロックタイプ対応情報
25が利用できる状態となる。
【0018】図3は、設計変更前の回路装置の状態の一
例を視覚的に表わしたものである。回路装置としてのL
SIチップ51は、比較的大きなサイズの第1〜第6の
第1種回路ブロック521 〜526 と、比較的小さなサ
イズの第1〜第12の第2種回路ブロック531 〜53
12と、これらの中間的なサイズの第1〜第3の第3種回
路ブロック541 〜543 と、これらの回路ブロック5
2〜54を適宜接続する配線551 〜5513から構成さ
れている。今、この設計変更前のチップ51で、第1〜
第6の第1種回路ブロック521 〜526 は、設計上の
各種変形等を考慮して取り敢えずハイパワーの回路ブロ
ックが使用されている。設計が最終段階になると回路装
置全体の構成メンバ(回路ブロック)の数等が明らかに
なってくるので、ハイパワーの回路ブロックの出力を1
段階あるいは数段階低下させても大丈夫であるかどうか
をチェックする必要が生じる。そこで、本実施例では設
計変更前のチップ51の各回路ブロックをそれぞれ同一
機能でより形状の小さな回路ブロックに変更できるかど
うかを検討してどの程度の設計変更が行なえるものかを
確認する。
【0019】図4は、この場合における1つの回路ブロ
ックに対する設計変更作業の流れを表わしたものであ
る。例えば第1の第1種回路ブロック521 についての
変更の可否が検討されるものとする。この場合には、プ
ログラムタイプ対応情報25を用いて、第1の第1種回
路ブロック521 に対応し、かつサイズがこれよりも小
さな回路ブロックの抽出が行われる(ステップS10
1)。すなわち、回路の機能が同一の他の回路ブロック
の抽出が行われる。次に、この回路ブロックを使用した
と仮定した場合における信号の遅延時間が規定のものよ
り少なくなったり多くなることがないかどうかの遅延違
反についての判断が行われる(ステップS102)。
【0020】この結果として、遅延違反があるとされた
場合には(Y)、プログラムタイプ対応情報25を用い
て、第1の第1種回路ブロック521 に対応する更に他
の回路ブロックが存在するかどうかのチェックが行われ
る(ステップS103)。このような回路ブロックが存
在すれば(Y)、ステップS101に戻ってその回路ブ
ロックの抽出が行われる。このような回路ブロックが他
に存在しない場合には(ステップS103;N)、その
回路ブロックの変更は不可能と判別され(ステップS1
04)、第1の第1種回路ブロック521 の設計変更に
ついての作業を終了させる(エンド)。すなわち、次に
第2の第1種回路ブロック522 の設計変更についての
検討が同様に行われることになる。
【0021】一方、ステップS102で遅延違反が存在
しないとされた場合には(N)、その回路ブロックに交
換した場合に電圧降下違反が発生しないかどうかのチェ
ックが行われる(ステップS105)。電圧降下が規定
の範囲内でなければ(Y)、ステップS103に進んで
前記したように他の回路ブロックに交換可能であるかど
うかの判別が行われる。
【0022】電圧降下違反も生じないことになった場合
には(ステップS105;N)、その回路ブロックに交
換した場合に設計変更前の配線のままで配線に未配線の
部分が生じるか否か、すなわち配線に足りない部分が発
生するかどうかについてのチェックが行われる(ステッ
プS106)。未配線の部分が生じる場合には(Y)、
現在検討中のサイズの小さくなった回路ブロックに変更
すると共に、未配線の部分がその回路ブロックの端子と
接続されるように配線の変更を行う(ステップS10
7)。
【0023】未配線の部分に対する配線の変更には2種
類の方法が存在する。第1の方法では、前の回路ブロッ
クの端子に接続していた部分から新たな回路ブロックの
端子までの未配線の部分だけ配線を継ぎ足す。第2の方
法では、未配線の生じた配線箇所における配線の行われ
るべき1組の回路ブロックの間に存在する配線を一度消
去し、その間に新たに配線を引き直すことになる。後者
の方法では、新たな回路ブロックにおける端子位置が各
種異なったような場合であっても、配線を新たにやり直
すので、配線を継ぎ足す場合に比べて、すっきりした配
線が可能になるという長所がある。
【0024】ステップS106で未配線の部分が存在し
ないとされたような場合、すなわち回路ブロックのサイ
ズ自体は小さくなったが、形状が例えば正方四辺形から
その一辺が長辺となった長方形に変化して、端子の位置
自体は変化がないような場合には、現在検討中のその回
路ブロックに変更すると共に、配線自体は変更を行わな
いことになる(ステップS108)。
【0025】このようにして回路ブロック第1の第1種
回路ブロック521 の設計変更が行われた場合(ステッ
プS107、S108)も、この図4に示した流れで第
2の第1種回路ブロック522 以降について同様の制御
動作が行われる。そして、この例では図3に示した第1
〜第6の第1種回路ブロック521 〜526 に対してこ
れらの変更の可否がすべてチェックされたら、変更され
るべきすべての論理接続情報が論理接続情報出力部17
から出力されることになる。
【0026】図5は、以上の設計変更作業において第2
の第1種回路ブロックをサイズの小さな回路ブロックに
変更した場合に未配線部分が生じた例を表わしたもので
ある。設計変更途中のチップ61では、図3に示した第
2の第1種回路ブロック52 2 の代わりにサイズが小さ
くパワーも小さな第2の第1種回路ブロック522 ′が
配置されている。ただし、この例では第2の第1種回路
ブロック522 ′の図で上側の位置を変更前の位置と同
一位置に設定することにしているので、サイズが小さく
なった分だけ配線553 に未配線部分62が生じてお
り、また端子の位置も変化している。未配線部分62の
検出は、未配線ネット検出部15によって行われる。
【0027】図6は、この未配線部分に配線を施した設
計変更後のチップの状態を表わしたものである。設計変
更後のチップ71では、サイズ変更後の第2の第1種回
路ブロック522 ′と以前と同一の第4の第2種回路ブ
ロック534 の間には配線553 ′が設けられている。
この配線553 ′は図5に示した元の配線553 に新た
な配線部分72を継ぎ足したものである。このような配
線は配線部16によって行われる。
【0028】変形例
【0029】図7は、本発明の変形例として2か所の回
路ブロックをよりサイズの小さなものに変更できたチッ
プの例を表わしたものである。このチップ81では、図
3に示した第2および第3の第1種回路ブロック5
2 、523 がサイズが小さくパワーも小さな第2の第
1種回路ブロック522 ′と第3の第1種回路ブロック
523 ′に変更されている。そして、これに伴って生じ
た未配線部分に対して新たな配線553 ′′、5
4 ′′が施されている。これらの配線553 ′′、5
4 ′′は、図3に示した元の配線553 、554 を消
去して、それぞれ第2の第1種回路ブロック522 ′と
第4の第2種回路ブロック534 の間、および第3の第
1種回路ブロック523 ′と第5の第2種回路ブロック
535 の間に新たに配置されたものである。
【0030】以上、図6および図7に示したように回路
ブロック522 ′、523 ′に変更が行われると、サイ
ズが小さくなった分だけチップ71、81に空きセル部
分が生じる。これらの空きセル部分には、他の部品を配
置したり、新たな配線を行う領域として活用することが
できる。
【0031】なお、本実施例では説明を行わなかった
が、このようにして回路ブロックをサイズの小さなもの
に変更した場合には、これらの回路ブロックを互いに詰
めるように再配置して更に大きな空きセル部分を設ける
ようにすることもできる。
【0032】なお、以上説明した実施例では遅延違反と
電圧降下違反を回路ブロックの交換条件として用いた
が、その他の電気的制限を条件として課して設計変更の
可否を判別するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】このように請求項1〜請求項3記載の発
明によれば、LSI、プリント基板等の回路装置を初め
に形状、駆動能力等の大きな余裕のある回路ブロックで
設計しておけば、設計者の手を煩わせることなく現実に
使用することが好ましい回路ブロックに自動的に変更す
ることができるので、設計変更の工数を削減することが
できる。また、回路ブロックの変更後に再びレイアウト
を行う必要がないので、バックアノテーションの必要性
がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における設計変更装置の概念
的な構成を表わした原理図である。
【図2】本実施例の設計変更装置の回路構成を表わした
ブロック図である。
【図3】設計変更前のチップの一例を視覚的に表わした
平面図である。
【図4】1つの回路ブロックに対する設計変更作業の流
れを表わした流れ図である。
【図5】第2の第1種回路ブロックをサイズの小さな回
路ブロックに変更した場合に未配線部分が生じた例を表
わしたチップの平面図である。
【図6】図5に示した未配線部分に配線を施した設計変
更後のチップの状態を表わした平面図である。
【図7】本発明の変形例として2か所の回路ブロックを
よりサイズの小さなものに変更できたチップの例を表わ
した平面図である。
【符号の説明】
11 制御部 12 情報入力手段 13 ブロックタイプ変更可否判断部 14 ブロックタイプ変更部 15 未配線ネット検出部 16 配線部 17 論理接続情報出力部 21 配置情報 22 配線情報 23 接続情報 24 ライブラリ情報 25 ブロックタイプ対応情報 31 CPU 33 作業用メモリ 41 磁気ディスク 51 設計変更前のチップ 71、81 設計変更後のチップ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回路ブロックについて、それらの
    サイズ、回路機能、回路の入出力特性、外部端子位置等
    のライブラリ情報を格納するライブラリ情報格納手段
    と、 このライブラリ情報格納手段に格納されたそれぞれの回
    路ブロックの論理接続に関する論理接続情報を格納する
    論理接続情報格納手段と、 前記ライブラリ情報格納手段に格納された回路ブロック
    のうち同一の回路機能を持ちサイズの異なるもの同士を
    対応付けたブロック対応情報を格納するブロック対応情
    報格納手段と、 前記ライブラリ情報格納手段に格納された回路ブロック
    のうちの所定の複数の回路ブロックを配線してなる設計
    変更前回路の構成内容を格納する設計変更前回路構成内
    容格納手段と、 この設計変更前回路構成内容格納手段に格納された設計
    変更前回路の構成内容におけるそれぞれの回路ブロック
    を同一回路機能でより小さなサイズの回路ブロックに変
    更可能であるかどうかを、回路の電気的な入出力特性か
    ら判別する回路ブロック変更可否判別手段と、 この回路ブロック変更可否判別手段によって変更が可能
    と判別された回路ブロックを変更先の回路ブロックに変
    更した設計変更後回路の構成内容を格納する設計変更後
    回路構成内容格納手段とを具備することを特徴とする設
    計変更装置。
  2. 【請求項2】 複数の回路ブロックについて、それらの
    サイズ、回路機能、回路の入出力特性、外部端子位置等
    のライブラリ情報を格納するライブラリ情報格納手段
    と、 このライブラリ情報格納手段に格納されたそれぞれの回
    路ブロックの論理接続に関する論理接続情報を格納する
    論理接続情報格納手段と、 前記ライブラリ情報格納手段に格納された回路ブロック
    のうち同一の回路機能を持ちサイズの異なるもの同士を
    対応付けたブロック対応情報を格納するブロック対応情
    報格納手段と、 前記ライブラリ情報格納手段に格納された回路ブロック
    のうちの所定の複数の回路ブロックを配線してなる設計
    変更前回路の構成内容を格納する設計変更前回路構成内
    容格納手段と、 この設計変更前回路構成内容格納手段に格納された設計
    変更前回路の構成内容におけるそれぞれの回路ブロック
    を同一回路機能でより小さなサイズの回路ブロックに変
    更可能であるかどうかを、回路の電気的な入出力特性か
    ら判別する回路ブロック変更可否判別手段と、 この回路ブロック変更可否判別手段によって変更が可能
    と判別された回路ブロックについてそのサイズの変更に
    よって配線の長さが足りなくなる箇所を判別する配線長
    不足箇所判別手段と、 前記回路ブロック変更可否判別手段によって変更が可能
    と判別された回路ブロックを変更先の回路ブロックに変
    更した設計変更後回路の構成内容と配線長不足箇所判別
    手段によって判別された配線の長さが足りなくなる箇所
    に追加の配線を行うための配線追加内容とを格納する設
    計変更後回路構成追加配線内容格納手段とを具備するこ
    とを特徴とする設計変更装置。
  3. 【請求項3】 複数の回路ブロックについて、それらの
    サイズ、回路機能、回路の入出力特性、外部端子位置等
    のライブラリ情報を格納するライブラリ情報格納手段
    と、 このライブラリ情報格納手段に格納されたそれぞれの回
    路ブロックの論理接続に関する論理接続情報を格納する
    論理接続情報格納手段と、 前記ライブラリ情報格納手段に格納された回路ブロック
    のうち同一の回路機能を持ちサイズの異なるもの同士を
    対応付けたブロック対応情報を格納するブロック対応情
    報格納手段と、 前記ライブラリ情報格納手段に格納された回路ブロック
    のうちの所定の複数の回路ブロックを配線してなる設計
    変更前回路の構成内容を格納する設計変更前回路構成内
    容格納手段と、 この設計変更前回路構成内容格納手段に格納された設計
    変更前回路の構成内容におけるそれぞれの回路ブロック
    を同一回路機能でより小さなサイズの回路ブロックに変
    更可能であるかどうかを、回路の電気的な入出力特性か
    ら判別する回路ブロック変更可否判別手段と、 この回路ブロック変更可否判別手段によって変更が可能
    と判別された回路ブロックについてそのサイズの変更に
    よって配線の長さが足りなくなる箇所を判別する配線長
    不足箇所判別手段と、 この配線長不足箇所判別手段で判別された配線の長さが
    足りなる箇所の配線内容を消去する配線内容消去手段
    と、 前記回路ブロック変更可否判別手段によって変更が可能
    と判別された回路ブロックを変更先の回路ブロックに変
    更した設計変更後回路の構成内容と配線内容消去手段に
    よって消去された配線内容に係わる配線対象の1組の回
    路ブロック間に新たな配線を行う際の配線内容とを格納
    する設計変更後回路構成追加配線内容格納手段とを具備
    することを特徴とする設計変更装置。
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