JPH0962726A - Cadデータインタフェース方法 - Google Patents
Cadデータインタフェース方法Info
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- JPH0962726A JPH0962726A JP7220142A JP22014295A JPH0962726A JP H0962726 A JPH0962726 A JP H0962726A JP 7220142 A JP7220142 A JP 7220142A JP 22014295 A JP22014295 A JP 22014295A JP H0962726 A JPH0962726 A JP H0962726A
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- cad
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 実装設計工程における作業を複数の人に分割
し、コンカレントにCAD処理を実現することによって
大幅な実装設計期間短縮を図ること。 【構成】 設計データ3およびライブラリ2をマスタデ
ータベース1に格納し、マスタデータベース1のデータ
を設計作業別にデータ変換して作業別データベース5を
作成し、設計作業別に変換されたデータを各CADシス
テム種別毎のフォーマットに変換する。各CADシステ
ム(8a〜8c)において各CADシステム種別毎のフ
ォーマットに変換されたデータをデータ使用状況および
作成状況を管理する管理テーブル7を参照しながらCA
D処理する。各CADシステム(8a〜8c)における
CAD処理の結果を前記マスタデータベース1に格納
(バックアノテーション)する。
し、コンカレントにCAD処理を実現することによって
大幅な実装設計期間短縮を図ること。 【構成】 設計データ3およびライブラリ2をマスタデ
ータベース1に格納し、マスタデータベース1のデータ
を設計作業別にデータ変換して作業別データベース5を
作成し、設計作業別に変換されたデータを各CADシス
テム種別毎のフォーマットに変換する。各CADシステ
ム(8a〜8c)において各CADシステム種別毎のフ
ォーマットに変換されたデータをデータ使用状況および
作成状況を管理する管理テーブル7を参照しながらCA
D処理する。各CADシステム(8a〜8c)における
CAD処理の結果を前記マスタデータベース1に格納
(バックアノテーション)する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のCAD(Compute
r Aided Design)システムを利用して実装設計をコン
カレントに行うCADデータインタフェース方法に関
し、特に、複数の設計者と複数のCAD端末を利用し、
同一プリント板またはLSIの実装設計をコンカレント
に設計し、設計期間の大幅短縮を可能とするCADデー
タインタフェース方法に関する。
r Aided Design)システムを利用して実装設計をコン
カレントに行うCADデータインタフェース方法に関
し、特に、複数の設計者と複数のCAD端末を利用し、
同一プリント板またはLSIの実装設計をコンカレント
に設計し、設計期間の大幅短縮を可能とするCADデー
タインタフェース方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年CADシステムによる図面作成技術
が普及してきており、多くのメーカから様々なCADシ
ステムが販売されている。利用者はそのときどきに必要
となる最適なCADシステムを導入し、必要に応じて複
数のCADシステムを組み合わせて使用することがある
が、その場合に異なるメーカによる異機種のCAD間の
インタフェースをどのようにするかは重要な問題であ
る。
が普及してきており、多くのメーカから様々なCADシ
ステムが販売されている。利用者はそのときどきに必要
となる最適なCADシステムを導入し、必要に応じて複
数のCADシステムを組み合わせて使用することがある
が、その場合に異なるメーカによる異機種のCAD間の
インタフェースをどのようにするかは重要な問題であ
る。
【0003】異機種CAD間インタフェース方法に関す
る従来技術として、第1のCADシステムで作成した回
路図データに対し、第2のCADシステムで実装設計後
にゲート交換,ピン交換などの構成変更により、回路図
に変更データを反映させる(バックアノテーション)操
作を行うものがある。この場合、データベースに回路図
データ(ネットデータ)を格納するネットデータテーブ
ルと各部品を表わすシンボルと実装部品との対応情報
(部品タイプ,ロジカルピン対応を含む)を格納する対
応テーブルだけを設けただけでは、操作を誤って違う基
板データに実装設計データを反映してしまったときには
元の回路図のネットデータを復元できなくなってしま
い、元に戻すためにはネットデータ作成からやり直さな
ければならないという問題があった。
る従来技術として、第1のCADシステムで作成した回
路図データに対し、第2のCADシステムで実装設計後
にゲート交換,ピン交換などの構成変更により、回路図
に変更データを反映させる(バックアノテーション)操
作を行うものがある。この場合、データベースに回路図
データ(ネットデータ)を格納するネットデータテーブ
ルと各部品を表わすシンボルと実装部品との対応情報
(部品タイプ,ロジカルピン対応を含む)を格納する対
応テーブルだけを設けただけでは、操作を誤って違う基
板データに実装設計データを反映してしまったときには
元の回路図のネットデータを復元できなくなってしま
い、元に戻すためにはネットデータ作成からやり直さな
ければならないという問題があった。
【0004】この問題を解決するためのものとして特開
平6−83883号公報に記載されたものがある。ここ
では、回路図のCADデータと実装設計後の変更データ
とを別個に管理し、変更データに管理番号を設け、元の
回路図CADデータとの対応を取ることにより、元のC
ADデータを破壊することなく、回路図の変更を可能と
している。図13は上記公開公報に開示されたCADデ
ータインタフェース方法のシステム構成図である。同図
において、121は第1のCADシステム(回路図作成
CADシステム)、122はバックアノテーション手
段、123はネットデータ作成手段、124はデータベ
ース、125は変更データ、126はネットデータ、1
27はライブラリ、128は実装ネットリスト作成手
段、129は第2のCADシステム(実装設計CADシ
ステム)である。
平6−83883号公報に記載されたものがある。ここ
では、回路図のCADデータと実装設計後の変更データ
とを別個に管理し、変更データに管理番号を設け、元の
回路図CADデータとの対応を取ることにより、元のC
ADデータを破壊することなく、回路図の変更を可能と
している。図13は上記公開公報に開示されたCADデ
ータインタフェース方法のシステム構成図である。同図
において、121は第1のCADシステム(回路図作成
CADシステム)、122はバックアノテーション手
段、123はネットデータ作成手段、124はデータベ
ース、125は変更データ、126はネットデータ、1
27はライブラリ、128は実装ネットリスト作成手
段、129は第2のCADシステム(実装設計CADシ
ステム)である。
【0005】第1のCADシステムである回路図作成C
ADシステム121とネットデータ作成手段123によ
りデータベース124内にネットデータテーブル126
およびライブラリ127が作成される。このデータをベ
ースにして、第2のCADシステムである実装設計CA
Dシステム129へのネットリストを変換する目的で実
装ネットリスト作成手段128で実装ネットリストを作
成する。第2のCADシステムで実装設計を行う場合、
ゲート交換またはピン交換などの構成変更により、回路
図に変更データを反映するためにバックアノテーション
122を行うが、このとき第2の実装設計CADシステ
ムにより変更された変更データ125をデータベース1
24のなかで別個に管理するようにしている。このた
め、たとえ操作を誤ったとしても他のプリント板データ
にそれが反映されることはない。
ADシステム121とネットデータ作成手段123によ
りデータベース124内にネットデータテーブル126
およびライブラリ127が作成される。このデータをベ
ースにして、第2のCADシステムである実装設計CA
Dシステム129へのネットリストを変換する目的で実
装ネットリスト作成手段128で実装ネットリストを作
成する。第2のCADシステムで実装設計を行う場合、
ゲート交換またはピン交換などの構成変更により、回路
図に変更データを反映するためにバックアノテーション
122を行うが、このとき第2の実装設計CADシステ
ムにより変更された変更データ125をデータベース1
24のなかで別個に管理するようにしている。このた
め、たとえ操作を誤ったとしても他のプリント板データ
にそれが反映されることはない。
【0006】また、対話配線設計作業を複数の操作者に
より並列的に行う方法として特開平6−203108号
公報に記載されている配線設計処理装置がある。これは
主となるCAD装置と従となるCAD装置の表示端末
で、互いの進行状況を監視する手段を設けることにより
配線設計を並列に処理するようにしたものである。
より並列的に行う方法として特開平6−203108号
公報に記載されている配線設計処理装置がある。これは
主となるCAD装置と従となるCAD装置の表示端末
で、互いの進行状況を監視する手段を設けることにより
配線設計を並列に処理するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平6−838
83号公報に記載されたCADデータインターフェース
方法は、異機種CADによるデータの変更に対し自動変
換時に信頼性の高い変換を行うことを目的としたもので
あって、複数CAD間をシリアルワークでインタフェー
スする場合のデータ品質管理の方法であり、コンカレン
トな設計環境についての考慮は全くなされていない。そ
のため、プリント板の開発期間が長くなるという問題が
ある。プリント板の開発期間を短縮するためには実装設
計工程に要する期間を短縮する必要がある。
83号公報に記載されたCADデータインターフェース
方法は、異機種CADによるデータの変更に対し自動変
換時に信頼性の高い変換を行うことを目的としたもので
あって、複数CAD間をシリアルワークでインタフェー
スする場合のデータ品質管理の方法であり、コンカレン
トな設計環境についての考慮は全くなされていない。そ
のため、プリント板の開発期間が長くなるという問題が
ある。プリント板の開発期間を短縮するためには実装設
計工程に要する期間を短縮する必要がある。
【0008】また上記特開平6−203108号公報に
記載されたものでは、並列的作業を行うために結線処理
の対象領域を分割領域に区分けし、区分け毎の並列作業
を行う制約があるため、分割領域間を渡る結線作業、も
しくは分割境界近傍の結線作業の作業性の低下という問
題が起こる。このため、分割領域が多くなる程作業性が
悪くなり、加えて誤入力の作業が増加するのでDRC
(Design Rule Check:操作者によって入力された手
続きが、設計情報として論理的,物理的に違反がないか
どうかのチェック)エラー発生に対する修正作業も誘発
するため、本来の並列作業のメリットが見い出せなくな
る恐れがある。
記載されたものでは、並列的作業を行うために結線処理
の対象領域を分割領域に区分けし、区分け毎の並列作業
を行う制約があるため、分割領域間を渡る結線作業、も
しくは分割境界近傍の結線作業の作業性の低下という問
題が起こる。このため、分割領域が多くなる程作業性が
悪くなり、加えて誤入力の作業が増加するのでDRC
(Design Rule Check:操作者によって入力された手
続きが、設計情報として論理的,物理的に違反がないか
どうかのチェック)エラー発生に対する修正作業も誘発
するため、本来の並列作業のメリットが見い出せなくな
る恐れがある。
【0009】本発明は、実装設計工程における作業を複
数の人に分割し、コンカレントにCAD処理を実現する
ことによって大幅な実装設計期間短縮を図ることを目的
としている。さらに具体的に述べると、実装設計におけ
る作業として、部品の配置、部品端子間の配線(配線設
計)、シルク図作成、組立図面作成、メタルマスクデー
タ作成などがあるが、部品の配置作業が終了した時点か
ら組立図面作成およびメタルマスクデータ作成が配線設
計とコンカレントに作業することを可能とし、また、配
線設計における並列作業においても結線処理の対象領域
を分割することなく、任意の結線対象ネット毎にコンカ
レントに作業することを可能とすることにより、実装設
計期間の大幅短縮を図ることを目的としている。
数の人に分割し、コンカレントにCAD処理を実現する
ことによって大幅な実装設計期間短縮を図ることを目的
としている。さらに具体的に述べると、実装設計におけ
る作業として、部品の配置、部品端子間の配線(配線設
計)、シルク図作成、組立図面作成、メタルマスクデー
タ作成などがあるが、部品の配置作業が終了した時点か
ら組立図面作成およびメタルマスクデータ作成が配線設
計とコンカレントに作業することを可能とし、また、配
線設計における並列作業においても結線処理の対象領域
を分割することなく、任意の結線対象ネット毎にコンカ
レントに作業することを可能とすることにより、実装設
計期間の大幅短縮を図ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における複数のC
ADシステム間におけるCADデータインタフェース方
法は、上記目的を達成するために、設計すべきプリント
板の論理情報および物理情報を含む設計データ3および
基板仕様および部品仕様の情報を含むライブラリ2をマ
スタデータベース1に格納するステップと、該マスタデ
ータベース1のデータを設計作業別にデータ変換して作
業別データベース5を作成するステップと、設計作業別
に変換されたデータ5iを各CADシステム種別毎のフ
ォーマットに変換するステップと、各CADシステム
(8a〜8c)において各CADシステム種別毎のフォ
ーマットに変換されたデータをデータ使用状況および作
成状況を管理する管理テーブル7を参照しながらCAD
処理するステップと、各CADシステム(8a〜8c)
におけるCAD処理の結果を前記マスタデータベース1
に格納(バックアノテーション)するステップとを有し
ている。
ADシステム間におけるCADデータインタフェース方
法は、上記目的を達成するために、設計すべきプリント
板の論理情報および物理情報を含む設計データ3および
基板仕様および部品仕様の情報を含むライブラリ2をマ
スタデータベース1に格納するステップと、該マスタデ
ータベース1のデータを設計作業別にデータ変換して作
業別データベース5を作成するステップと、設計作業別
に変換されたデータ5iを各CADシステム種別毎のフ
ォーマットに変換するステップと、各CADシステム
(8a〜8c)において各CADシステム種別毎のフォ
ーマットに変換されたデータをデータ使用状況および作
成状況を管理する管理テーブル7を参照しながらCAD
処理するステップと、各CADシステム(8a〜8c)
におけるCAD処理の結果を前記マスタデータベース1
に格納(バックアノテーション)するステップとを有し
ている。
【0011】
【作用】本発明によると、マスタデータベースに格納さ
れている設計すべきプリント板の論理情報および物理情
報を含む設計データおよび基板仕様および部品仕様の情
報を読み込んで設計作業別にデータ変換するようにして
いる。ここで、設計作業別のデータとは、例えば配線設
計用データ、シルク設計用データ、組立図作成用データ
などである。このように作業目的に応じてデータ変換の
選択を行うことにより、高速に作業目的に応じたCAD
データ変換が実現できる。また、設計作業別データを各
CAD種別毎のフォーマットに変換するようにしたの
で、各設計作業に適したCADシステムを使い分けるこ
とが可能になり、各設計作業における作業性の向上を図
ることができる。
れている設計すべきプリント板の論理情報および物理情
報を含む設計データおよび基板仕様および部品仕様の情
報を読み込んで設計作業別にデータ変換するようにして
いる。ここで、設計作業別のデータとは、例えば配線設
計用データ、シルク設計用データ、組立図作成用データ
などである。このように作業目的に応じてデータ変換の
選択を行うことにより、高速に作業目的に応じたCAD
データ変換が実現できる。また、設計作業別データを各
CAD種別毎のフォーマットに変換するようにしたの
で、各設計作業に適したCADシステムを使い分けるこ
とが可能になり、各設計作業における作業性の向上を図
ることができる。
【0012】さらに、各CAD端末で配線設計している
結線処理ネットの使用状況、作成状況を管理するための
管理テーブルを設け、これを各CADシステムが参照し
ながら設計するようにしたので、特定プリント板に対す
る配線設計などのCAD処理を、プリント板を領域やネ
ット等で分割しないで複数CADによってコンカレント
に実施できるようになり、結果として配線設計期間の短
縮を図ることが可能になった。本発明は、以上のよう
に、部品配置設計後の各設計作業を並行して進めること
ができ、各設計作業で変更が発生しても他の作業別デー
タベースを破壊することなく、マスターデータベースへ
のバックアノテーションが可能になる。
結線処理ネットの使用状況、作成状況を管理するための
管理テーブルを設け、これを各CADシステムが参照し
ながら設計するようにしたので、特定プリント板に対す
る配線設計などのCAD処理を、プリント板を領域やネ
ット等で分割しないで複数CADによってコンカレント
に実施できるようになり、結果として配線設計期間の短
縮を図ることが可能になった。本発明は、以上のよう
に、部品配置設計後の各設計作業を並行して進めること
ができ、各設計作業で変更が発生しても他の作業別デー
タベースを破壊することなく、マスターデータベースへ
のバックアノテーションが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すシステム構成図であ
り、各要素は次のような機能および動作を有する。マス
タデータベース1は、基板仕様および部品仕様の情報を
格納したライブラリ2と設計すべきプリント板の論理情
報や配線情報,シルク情報,メタルマスク情報,組立図
情報などの物理情報を格納した設計データ3で構成さ
れ、これらのデータをマスタデータとして一元管理す
る。設計作業別データ変換手段4は、複数のCADシス
テムで特定プリント板の実装設計作業を並列的に処理す
るために設計作業の目的別にデータ変換を行うものであ
る。例えば、設計作業の目的別データとしては、配線設
計用データ、シルク図作成用データ、組立図作成用デー
タ、メタルマスク作成用データなどが考えられる。
る。図1は本発明の一実施例を示すシステム構成図であ
り、各要素は次のような機能および動作を有する。マス
タデータベース1は、基板仕様および部品仕様の情報を
格納したライブラリ2と設計すべきプリント板の論理情
報や配線情報,シルク情報,メタルマスク情報,組立図
情報などの物理情報を格納した設計データ3で構成さ
れ、これらのデータをマスタデータとして一元管理す
る。設計作業別データ変換手段4は、複数のCADシス
テムで特定プリント板の実装設計作業を並列的に処理す
るために設計作業の目的別にデータ変換を行うものであ
る。例えば、設計作業の目的別データとしては、配線設
計用データ、シルク図作成用データ、組立図作成用デー
タ、メタルマスク作成用データなどが考えられる。
【0014】このように作業目的別に変換されたデータ
は作業別変換データ5i(i=a〜z)となり、作業別
データベース5に格納される。この作業用変換データ5
iは、使用するCADシステムに合わせてフォーマット
変換する必要があり、これはCADシステム用フォーマ
ット変換手段6により実現される。このフォーマット変
換手段6には、複数のCADシステム(図1の8a、8
b、8c)の使用状況を管理する管理テーブル7が設け
られている。この管理テーブル7の詳細については、後
に図4〜図12を用いて詳細に説明する。各CADシス
テム(8a〜8c)で作成されたデータはバックアノテ
ーション手段9により、マスタデータベース1に更新情
報として格納される。
は作業別変換データ5i(i=a〜z)となり、作業別
データベース5に格納される。この作業用変換データ5
iは、使用するCADシステムに合わせてフォーマット
変換する必要があり、これはCADシステム用フォーマ
ット変換手段6により実現される。このフォーマット変
換手段6には、複数のCADシステム(図1の8a、8
b、8c)の使用状況を管理する管理テーブル7が設け
られている。この管理テーブル7の詳細については、後
に図4〜図12を用いて詳細に説明する。各CADシス
テム(8a〜8c)で作成されたデータはバックアノテ
ーション手段9により、マスタデータベース1に更新情
報として格納される。
【0015】次に、図1の設計作業別データ変換手段4
およびCADシステム用フォーマット変換手段6および
バックアノテーション手段9の詳細を説明する。図2
(ステップ11〜16)および図3(ステップ17〜2
2)は本発明の一実施例のCADデータインタフェース
方法における処理手順、およびそれらの処理に用いられ
る各々の処理項目と取り扱われる設計データ、ライブラ
リ、データ構造の一例を示したものである。まず、図2
のステップ11において、全く新たに設計する新規設計
か既存の設計を流用する流用設計かの設計区分の選択を
行う。次に、ステップ12で、部品配置,配線設計,シ
ルク図作成,組立図作成,メタルマスク作成など、設計
工程を選択する。ステップ13で、ステップ11におい
て選択された設計区分が流用設計か否かを判定し、流用
設計でない場合(新規設計の場合)は直接ステップ15
に、また流用設計の場合にはステップ14において、ス
テップ12で選択した設計工程で必要な設計データ(論
理情報、配線情報、シルク情報、メタルマスク情報、組
立図情報など)を読み込んだ後にステップ15に進む。
およびCADシステム用フォーマット変換手段6および
バックアノテーション手段9の詳細を説明する。図2
(ステップ11〜16)および図3(ステップ17〜2
2)は本発明の一実施例のCADデータインタフェース
方法における処理手順、およびそれらの処理に用いられ
る各々の処理項目と取り扱われる設計データ、ライブラ
リ、データ構造の一例を示したものである。まず、図2
のステップ11において、全く新たに設計する新規設計
か既存の設計を流用する流用設計かの設計区分の選択を
行う。次に、ステップ12で、部品配置,配線設計,シ
ルク図作成,組立図作成,メタルマスク作成など、設計
工程を選択する。ステップ13で、ステップ11におい
て選択された設計区分が流用設計か否かを判定し、流用
設計でない場合(新規設計の場合)は直接ステップ15
に、また流用設計の場合にはステップ14において、ス
テップ12で選択した設計工程で必要な設計データ(論
理情報、配線情報、シルク情報、メタルマスク情報、組
立図情報など)を読み込んだ後にステップ15に進む。
【0016】ステップ15において、ライブラリ2から
基板仕様および部品仕様の情報の読み込みを行って処理
テーブルを作成し、ステップ16で処理テーブルから作
業用変換データ5iを作成する。図2は、設計データ3
からシルク情報を選択してシルク情報に対する変換デー
タ5iを作成した場合を示している。次に、図3のステ
ップ17でCADの使用状況を表示し、ステップ18
で、初期状態にある管理テーブル7aに使用CADシス
テム区分を入力して管理テーブル7bを生成する。図示
の管理テーブル7bは、設計区分が「流用設計」,設計
工程が「シルク情報」,使用CAD区分が「CAD
1」,使用状況が「使用」の場合を示している。
基板仕様および部品仕様の情報の読み込みを行って処理
テーブルを作成し、ステップ16で処理テーブルから作
業用変換データ5iを作成する。図2は、設計データ3
からシルク情報を選択してシルク情報に対する変換デー
タ5iを作成した場合を示している。次に、図3のステ
ップ17でCADの使用状況を表示し、ステップ18
で、初期状態にある管理テーブル7aに使用CADシス
テム区分を入力して管理テーブル7bを生成する。図示
の管理テーブル7bは、設計区分が「流用設計」,設計
工程が「シルク情報」,使用CAD区分が「CAD
1」,使用状況が「使用」の場合を示している。
【0017】ステップ19において、変換データ5iを
使用するCADフォーマットへ変換し、ステップ20お
よびステップ21において、必要なCAD処理が終了す
るまで繰り返し行い、ステップ22において管理テーブ
ルの使用状況を「未使用」にする(管理テーブル7
c)。
使用するCADフォーマットへ変換し、ステップ20お
よびステップ21において、必要なCAD処理が終了す
るまで繰り返し行い、ステップ22において管理テーブ
ルの使用状況を「未使用」にする(管理テーブル7
c)。
【0018】図4〜図6は、複数のCADシステムを使
用して配線設計を行う場合の本発明の一実施例における
管理テーブルを説明するための図である。図4は、プリ
ント板23において、複数の部品端子24相互間の配線
パターンの接続状態を示す図である。図4では既に配線
された配線パターンCと未配線状態の配線パターン(ネ
ット)であるA1、A2、Bが存在する場合が示されてい
る。
用して配線設計を行う場合の本発明の一実施例における
管理テーブルを説明するための図である。図4は、プリ
ント板23において、複数の部品端子24相互間の配線
パターンの接続状態を示す図である。図4では既に配線
された配線パターンCと未配線状態の配線パターン(ネ
ット)であるA1、A2、Bが存在する場合が示されてい
る。
【0019】図5は、この未配線パターンA1、A2、B
に対して、複数のCADシステムであるCAD1および
CAD2によってコンカレントに配線設計した場合の配
線設計状態推移を示す図である。図5において、配線設
計の経過時間はT1→T2→T3の順に推移する。T1にお
いてCAD1が未配線パターンA1を配線設計し、T2で
はCAD1がA1の配線を完了し、未配線パターンA2を
配線設計するとともに、CAD2が未配線パターンBを
選択し配線設計する。T3ではCAD1がA2の配線を完
了するとともに、CAD2が配線パターンBの配線を完
了する。このように複数のCADでコンカレントに配線
を行うので、設計時間を大幅に短縮することが可能にな
る。
に対して、複数のCADシステムであるCAD1および
CAD2によってコンカレントに配線設計した場合の配
線設計状態推移を示す図である。図5において、配線設
計の経過時間はT1→T2→T3の順に推移する。T1にお
いてCAD1が未配線パターンA1を配線設計し、T2で
はCAD1がA1の配線を完了し、未配線パターンA2を
配線設計するとともに、CAD2が未配線パターンBを
選択し配線設計する。T3ではCAD1がA2の配線を完
了するとともに、CAD2が配線パターンBの配線を完
了する。このように複数のCADでコンカレントに配線
を行うので、設計時間を大幅に短縮することが可能にな
る。
【0020】図6は、上述した複数のCADシステムに
よりコンカレント設計を実現する場合の管理テーブルの
内容およびその遷移を示した図である。同図において、
管理テーブル7はネット名(配線パターン名)25、配
線状態フラグ26、使用可否フラグ27、CADシステ
ム区分28の各欄で構成される。ネット名25には配線
対象とすべきネット名が格納される。このネット名は部
品端子24間のピン−ピン間毎に区別して格納される。
配線状態フラグ26は配線状態が「未配線」,「配線
中」,および「配線完了」の3状態のうちどの状態にあ
るかを区別するためのフラグである。
よりコンカレント設計を実現する場合の管理テーブルの
内容およびその遷移を示した図である。同図において、
管理テーブル7はネット名(配線パターン名)25、配
線状態フラグ26、使用可否フラグ27、CADシステ
ム区分28の各欄で構成される。ネット名25には配線
対象とすべきネット名が格納される。このネット名は部
品端子24間のピン−ピン間毎に区別して格納される。
配線状態フラグ26は配線状態が「未配線」,「配線
中」,および「配線完了」の3状態のうちどの状態にあ
るかを区別するためのフラグである。
【0021】使用可否フラグ27は配線パターンの使用
できるか否かを指定するためのフラグであり、「可」ま
たは「不可」で区別される。「不可」は既配線パターン
をロック状態の扱いとし配線パターンの変更を許さない
ことを意味している。CADシステム区分28は特定の
CADシステムより使用宣言されたネットに対して他の
CADシステムで使用されないように区別するために使
用宣言したCADシステムを格納するための欄である。
図6の管理テーブル7は、図5の経過時間T1における
配線設計時の管理テーブルの内容および経過時間T2に
おける配線設計時の管理テーブルの内容を示している。
できるか否かを指定するためのフラグであり、「可」ま
たは「不可」で区別される。「不可」は既配線パターン
をロック状態の扱いとし配線パターンの変更を許さない
ことを意味している。CADシステム区分28は特定の
CADシステムより使用宣言されたネットに対して他の
CADシステムで使用されないように区別するために使
用宣言したCADシステムを格納するための欄である。
図6の管理テーブル7は、図5の経過時間T1における
配線設計時の管理テーブルの内容および経過時間T2に
おける配線設計時の管理テーブルの内容を示している。
【0022】上述した管理テーブル7を持つことにより
複数CADシステムによるコンカレントな配線設計が実
施できる。複数のCADシステムによる配線対象ネット
の選択方法は領域で分割したりネットリスト順で選択す
るなど種々考えられるが本発明では、その制約がなくと
も配線処理可能とできるため、効率の良い配線設計が可
能である。
複数CADシステムによるコンカレントな配線設計が実
施できる。複数のCADシステムによる配線対象ネット
の選択方法は領域で分割したりネットリスト順で選択す
るなど種々考えられるが本発明では、その制約がなくと
も配線処理可能とできるため、効率の良い配線設計が可
能である。
【0023】次に、1つの主CADシステムと複数の従
CADシステムから構成される本発明のCADシステム
の詳細な処理のフローチャートを図7〜図12を用いて
説明する。本発明は1つの主システムと複数の従システ
ムから構成される。図7は従システムの処理のフローチ
ャート、図8〜図12は主システムの処理のフローチャ
ートを示す。主システムでは、データの管理を行い、配
線処理は従システムで実施する。従システムで配線した
情報は差分情報として主システムに展開される。主シス
テムでは、配線情報のフィードバック処理(図10)を
行い、各従システムに転送する。配線処理やDRC(D
esign Rule Check)は、従システム側で実施するた
め、他のシステムには負荷のかからないシステムとな
る。また、円滑に配線作業を進めるために、配線状況や
従システム稼働状況の表示機能を持つ。
CADシステムから構成される本発明のCADシステム
の詳細な処理のフローチャートを図7〜図12を用いて
説明する。本発明は1つの主システムと複数の従システ
ムから構成される。図7は従システムの処理のフローチ
ャート、図8〜図12は主システムの処理のフローチャ
ートを示す。主システムでは、データの管理を行い、配
線処理は従システムで実施する。従システムで配線した
情報は差分情報として主システムに展開される。主シス
テムでは、配線情報のフィードバック処理(図10)を
行い、各従システムに転送する。配線処理やDRC(D
esign Rule Check)は、従システム側で実施するた
め、他のシステムには負荷のかからないシステムとな
る。また、円滑に配線作業を進めるために、配線状況や
従システム稼働状況の表示機能を持つ。
【0024】まず、図7について詳細に説明する。図7
は、従システムでの処理フローチャートであり、このう
ち、ステップ32,35,39,43,45は主システ
ムに処理を依頼するステップである。従システムの動作
を開始すると、まず、主システムが稼働中であるか否か
を判定し(ステップ31)、稼働中でなければ従システ
ムの処理を終了し、稼働中であれば開始処理(図8参
照)を主システムに依頼する(ステップ32)。次い
で、配線データをディスプレイに表示して(ステップ3
3)、配線するネットを選択し(ステップ34)、ネッ
ト選択処理(図9参照)を主システムに依頼する(ステ
ップ35)。
は、従システムでの処理フローチャートであり、このう
ち、ステップ32,35,39,43,45は主システ
ムに処理を依頼するステップである。従システムの動作
を開始すると、まず、主システムが稼働中であるか否か
を判定し(ステップ31)、稼働中でなければ従システ
ムの処理を終了し、稼働中であれば開始処理(図8参
照)を主システムに依頼する(ステップ32)。次い
で、配線データをディスプレイに表示して(ステップ3
3)、配線するネットを選択し(ステップ34)、ネッ
ト選択処理(図9参照)を主システムに依頼する(ステ
ップ35)。
【0025】次に、選択されたネットが使用可能である
か否かを判定し(ステップ36)、使用不可であればス
テップ34に戻り、使用可であればステップ37におい
て配線処理を行う。配線が完了するまでステップ37の
配線処理を繰り返し、配線が完了したら(ステップ3
8;YES)、配線情報のフィードバック処理(図10参
照)を主システムに依頼する(ステップ39)。このと
き、他の従システムで変更された情報を受け取り、配線
データの再表示を行い(ステップ40)、DRC(Des
ign Rule Check:操作者によって入力された手続き
が、設計情報として論理的,物理的に違反がないかどう
かのチェック)を実行する(ステップ41)。DRCの
結果、違反があればステップ37に戻り、違反がなけれ
ばネット解放処理(図11参照)を主システムに依頼す
る(ステップ43)。配線する全てのネットが終了する
までステップ34〜ステップ43を繰り返し、全てのネ
ットの配線が終了したら終了処理(図12参照)を主シ
ステムに依頼(ステップ45)して従システムの処理を
終了する。
か否かを判定し(ステップ36)、使用不可であればス
テップ34に戻り、使用可であればステップ37におい
て配線処理を行う。配線が完了するまでステップ37の
配線処理を繰り返し、配線が完了したら(ステップ3
8;YES)、配線情報のフィードバック処理(図10参
照)を主システムに依頼する(ステップ39)。このと
き、他の従システムで変更された情報を受け取り、配線
データの再表示を行い(ステップ40)、DRC(Des
ign Rule Check:操作者によって入力された手続き
が、設計情報として論理的,物理的に違反がないかどう
かのチェック)を実行する(ステップ41)。DRCの
結果、違反があればステップ37に戻り、違反がなけれ
ばネット解放処理(図11参照)を主システムに依頼す
る(ステップ43)。配線する全てのネットが終了する
までステップ34〜ステップ43を繰り返し、全てのネ
ットの配線が終了したら終了処理(図12参照)を主シ
ステムに依頼(ステップ45)して従システムの処理を
終了する。
【0026】次に、図8〜図12に示された、主システ
ム側で実施する処理について説明する。図8は、主シス
テムが行う開始処理のフローチャートである。ステップ
51で処理データ(基板)の選択を行い、ステップ52
で管理テーブルを参照し、選択された処理データが管理
テーブルに登録されているか否かを確認する(ステップ
53)。選択された処理中のデータが登録されている場
合(ステップ53;YES)は直接ステップ56に進み、
選択された処理中のデータが登録されていない場合(ス
テップ53;NO)は、基板データを読み込み(ステップ
54)、管理テーブルの初期設定を行った後(ステップ
55)、ステップ56に進む。ステップ56で管理テー
ブルを更新し、ステップ57で配線データを従システム
に転送する。
ム側で実施する処理について説明する。図8は、主シス
テムが行う開始処理のフローチャートである。ステップ
51で処理データ(基板)の選択を行い、ステップ52
で管理テーブルを参照し、選択された処理データが管理
テーブルに登録されているか否かを確認する(ステップ
53)。選択された処理中のデータが登録されている場
合(ステップ53;YES)は直接ステップ56に進み、
選択された処理中のデータが登録されていない場合(ス
テップ53;NO)は、基板データを読み込み(ステップ
54)、管理テーブルの初期設定を行った後(ステップ
55)、ステップ56に進む。ステップ56で管理テー
ブルを更新し、ステップ57で配線データを従システム
に転送する。
【0027】図9は、主システムが行うネット選択処理
のフローチャートである。ステップ61において、管理
テーブルを参照し、従システムから依頼のあったネット
が管理テーブルに登録されているか否かを確認する(ス
テップ62)。登録されていればそのままネット選択処
理を終了し、登録されていなければ、すなわち依頼され
たネットが他の従システムで使用していないネットであ
れば管理テーブルを更新(ステップ63)した後にネッ
ト選択処理を終了する。
のフローチャートである。ステップ61において、管理
テーブルを参照し、従システムから依頼のあったネット
が管理テーブルに登録されているか否かを確認する(ス
テップ62)。登録されていればそのままネット選択処
理を終了し、登録されていなければ、すなわち依頼され
たネットが他の従システムで使用していないネットであ
れば管理テーブルを更新(ステップ63)した後にネッ
ト選択処理を終了する。
【0028】図10は、主システムが行う配線情報のフ
ィードバック処理のフローチャートである。ステップ7
1において従システムから更新・差分情報を受け取り、
ステップ72において更新・差分情報テーブルを更新す
る。他の従システムからの更新・差分情報があるか否か
を確認し(ステップ73)、他の従システムからの更新
・差分情報があった場合には、ステップ74において更
新・差分情報を従システムに転送し、ステップ75にお
いて更新・差分情報テーブルを更新した後、配線情報の
フィードバック処理を終了する。ステップ73で他の従
システムからの更新・差分情報がなかった場合はそのま
ま配線情報のフィードバック処理を終了する。
ィードバック処理のフローチャートである。ステップ7
1において従システムから更新・差分情報を受け取り、
ステップ72において更新・差分情報テーブルを更新す
る。他の従システムからの更新・差分情報があるか否か
を確認し(ステップ73)、他の従システムからの更新
・差分情報があった場合には、ステップ74において更
新・差分情報を従システムに転送し、ステップ75にお
いて更新・差分情報テーブルを更新した後、配線情報の
フィードバック処理を終了する。ステップ73で他の従
システムからの更新・差分情報がなかった場合はそのま
ま配線情報のフィードバック処理を終了する。
【0029】図11は、主システムが行うネット解放処
理のフローチャートである。ステップ81で管理テーブ
ルの更新、すなわち、該当ネットの処理フラグをクリア
して終了する。
理のフローチャートである。ステップ81で管理テーブ
ルの更新、すなわち、該当ネットの処理フラグをクリア
して終了する。
【0030】図12は、主システムが行う終了処理のフ
ローチャートである。ステップ91で管理テーブルを参
照し、ステップ92で他の従システムが同じデータを処
理していないか否かを確認する。同じデータを処理して
いる他の従システムがなければ(ステップ92;YE
S)、基板データを保管し(ステップ94)、管理テー
ブルをクリア(ステップ95)した後、終了処理を終了
する。同じデータを処理している他の従システムがあれ
ば(ステップ92;NO)、管理テーブルを更新(ステッ
プ93)した後、終了処理を終了する。
ローチャートである。ステップ91で管理テーブルを参
照し、ステップ92で他の従システムが同じデータを処
理していないか否かを確認する。同じデータを処理して
いる他の従システムがなければ(ステップ92;YE
S)、基板データを保管し(ステップ94)、管理テー
ブルをクリア(ステップ95)した後、終了処理を終了
する。同じデータを処理している他の従システムがあれ
ば(ステップ92;NO)、管理テーブルを更新(ステッ
プ93)した後、終了処理を終了する。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、特定
のプリント板の実装設計を複数人(複数のCADシステ
ム)で同時に作業できるため、大幅に実装設計期間を短
縮することが可能である。例えばシルク図作成、組立図
作成、メタルマスク図作成には通常1〜2日必要とする
が、従来通りシリアルワーク作業の場合には、これらの
作業の合計となり約1週間要することになるが、本発明
ではコンカレント設計が実現できるため1〜2日で設計
が完了できることになる。また、実装設計の中でも最も
期間を要する配線設計作業を複数人(複数のCADシス
テム)により同時作業できるため、大幅に期間短縮が実
現できる。また、複数のCADシステムと複数の実装設
計者の有効利用も図れるため、設備および人の稼働効率
の向上にも寄与できる効果もある。
のプリント板の実装設計を複数人(複数のCADシステ
ム)で同時に作業できるため、大幅に実装設計期間を短
縮することが可能である。例えばシルク図作成、組立図
作成、メタルマスク図作成には通常1〜2日必要とする
が、従来通りシリアルワーク作業の場合には、これらの
作業の合計となり約1週間要することになるが、本発明
ではコンカレント設計が実現できるため1〜2日で設計
が完了できることになる。また、実装設計の中でも最も
期間を要する配線設計作業を複数人(複数のCADシス
テム)により同時作業できるため、大幅に期間短縮が実
現できる。また、複数のCADシステムと複数の実装設
計者の有効利用も図れるため、設備および人の稼働効率
の向上にも寄与できる効果もある。
【図1】本発明のCADデータインターフェース方法を
実施するためのシステム構成例である。
実施するためのシステム構成例である。
【図2】本発明の一実施例のCADデータインタフェー
ス方法における処理手順、およびそれらの処理に用いら
れる各々の処理項目と取り扱われる設計データ、ライブ
ラリ、データ構造の一例を示したものである(その
1)。
ス方法における処理手順、およびそれらの処理に用いら
れる各々の処理項目と取り扱われる設計データ、ライブ
ラリ、データ構造の一例を示したものである(その
1)。
【図3】本発明の一実施例のCADデータインタフェー
ス方法における処理手順、およびそれらの処理に用いら
れる各々の処理項目と取り扱われる設計データ、ライブ
ラリ、データ構造の一例を示したものである(その
2)。
ス方法における処理手順、およびそれらの処理に用いら
れる各々の処理項目と取り扱われる設計データ、ライブ
ラリ、データ構造の一例を示したものである(その
2)。
【図4】プリント板における複数の部品端子相互間の配
線パターンの接続状態を示す図である。
線パターンの接続状態を示す図である。
【図5】未配線パターンに対して、複数のCADシステ
ムがコンカレントに配線設計する場合の配線設計状態推
移を示す図である。
ムがコンカレントに配線設計する場合の配線設計状態推
移を示す図である。
【図6】複数のCADシステムによりコンカレント設計
を実現する場合の管理テーブルの内容およびその遷移を
示した図である。
を実現する場合の管理テーブルの内容およびその遷移を
示した図である。
【図7】従システムの処理フローチャートである。
【図8】主システムにおける開始処理のフローチャート
である。
である。
【図9】主システムにおけるネット選択処理のフローチ
ャートである。
ャートである。
【図10】主システムにおける配線情報のフィードバッ
ク処理のフローチャートである。
ク処理のフローチャートである。
【図11】主システムにおけるネット解放処理のフロー
チャートである。
チャートである。
【図12】主システムにおける終了処理のフローチャー
トである。
トである。
【図13】従来例におけるCADデータインタフェース
方法のシステム構成図である。
方法のシステム構成図である。
1:マスタデータベース、2:ライブラリ、3:設計デ
ータ(設計ファイル)、4:設計作業別データ変換手
段、5:作業別データベース、5a〜5z:作業用変換
データ、6:CADシステム用フォーマット変換手段、
7:管理テーブル、8a〜8c:CADシステム、9:
バックアノテーション手段、23:プリント板、24:
部品端子、25:ネット名、26:配線状態フラグ、2
7:使用可否フラグ、28:CADシステム区分、12
1:回路図作成CADシステム、122:バックアノテ
ーション手段、123:ネットデータ作成手段、12
4:データベース、125:変更データ、126:ネッ
トデータ、127:ライブラリ、128:実装ネットリ
スト作成手段、129:実装設計CADシステム
ータ(設計ファイル)、4:設計作業別データ変換手
段、5:作業別データベース、5a〜5z:作業用変換
データ、6:CADシステム用フォーマット変換手段、
7:管理テーブル、8a〜8c:CADシステム、9:
バックアノテーション手段、23:プリント板、24:
部品端子、25:ネット名、26:配線状態フラグ、2
7:使用可否フラグ、28:CADシステム区分、12
1:回路図作成CADシステム、122:バックアノテ
ーション手段、123:ネットデータ作成手段、12
4:データベース、125:変更データ、126:ネッ
トデータ、127:ライブラリ、128:実装ネットリ
スト作成手段、129:実装設計CADシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢島 紀子 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 霜 正人 愛知県名古屋市中区栄三丁目10番22号 日 立中部ソフトウェア株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のCADシステム間におけるCAD
データインタフェース方法であって、設計すべきプリン
ト板の論理情報および物理情報を含む設計データおよび
基板仕様および部品仕様の情報を含むライブラリをマス
タデータベースに格納するステップと、該マスタデータ
ベースのデータを設計作業別にデータ変換して作業別デ
ータベースを作成するステップと、設計作業別に変換さ
れたデータを各CADシステム種別毎のフォーマットに
変換するステップと、各CADシステムにおいて各CA
Dシステム種別毎のフォーマットに変換されたデータを
データ使用状況および作成状況を管理する管理テーブル
を参照しながらCAD処理するステップと、各CADシ
ステムにおけるCAD処理の結果を前記マスタデータベ
ースに格納するステップとを有することを特徴とするC
ADデータインタフェース方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7220142A JPH0962726A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | Cadデータインタフェース方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7220142A JPH0962726A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | Cadデータインタフェース方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0962726A true JPH0962726A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16746561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7220142A Pending JPH0962726A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | Cadデータインタフェース方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0962726A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001028015A (ja) * | 1999-05-24 | 2001-01-30 | Parametric Technology Corp | 異質組み立て体のマネージメントの方法とシステム |
JP2003316841A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-07 | Nec Corp | Lsi配線システム及びプログラム |
US7305648B2 (en) | 2003-11-21 | 2007-12-04 | Mentor Graphics Corporation | Distributed autorouting of conductive paths in printed circuit boards |
US7516435B2 (en) | 2001-12-10 | 2009-04-07 | Mentor Graphics Corporation | Reservation of design elements in a parallel printed circuit board design environment |
US7546571B2 (en) | 2004-09-08 | 2009-06-09 | Mentor Graphics Corporation | Distributed electronic design automation environment |
US7587695B2 (en) | 2001-12-10 | 2009-09-08 | Mentor Graphics Corporation | Protection boundaries in a parallel printed circuit board design environment |
-
1995
- 1995-08-29 JP JP7220142A patent/JPH0962726A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001028015A (ja) * | 1999-05-24 | 2001-01-30 | Parametric Technology Corp | 異質組み立て体のマネージメントの方法とシステム |
US7516435B2 (en) | 2001-12-10 | 2009-04-07 | Mentor Graphics Corporation | Reservation of design elements in a parallel printed circuit board design environment |
US7587695B2 (en) | 2001-12-10 | 2009-09-08 | Mentor Graphics Corporation | Protection boundaries in a parallel printed circuit board design environment |
JP2003316841A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-07 | Nec Corp | Lsi配線システム及びプログラム |
US7305648B2 (en) | 2003-11-21 | 2007-12-04 | Mentor Graphics Corporation | Distributed autorouting of conductive paths in printed circuit boards |
US7546571B2 (en) | 2004-09-08 | 2009-06-09 | Mentor Graphics Corporation | Distributed electronic design automation environment |
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