JPH06168173A - データベース管理方法、及びネットワークシステム - Google Patents

データベース管理方法、及びネットワークシステム

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JPH06168173A
JPH06168173A JP4341633A JP34163392A JPH06168173A JP H06168173 A JPH06168173 A JP H06168173A JP 4341633 A JP4341633 A JP 4341633A JP 34163392 A JP34163392 A JP 34163392A JP H06168173 A JPH06168173 A JP H06168173A
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JP
Japan
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data
master data
master
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JP4341633A
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Kazuhiro Yamamoto
和広 山本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、データを的確に分散管理す
るための技術を提供することにある。 【構成】 ネットワークシステムにおいて、実質的に同
一内容の複数のマスタデータの存在を禁止すると共に、
非マスタデータの単独更新を禁止することによって、各
編集装置10〜30での不所望なデータ更新を排除し、
また、非マスタデータの参照データとしての利用を徹底
してデータの分散管理の的確化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベース管理技
術、さらにはネットワークシステム若しくは単一の装置
内に形成されたデータベースの分散管理技術に関し、例
えば、半導体集積回路の設計データを編集対象とする複
数の編集装置が結合されて成るネットワークシステムに
適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の設計においては、複数
の設計者は、それぞれネットワークで接続された複数の
CAD(コンピュータ・エイデッド・デザイン)装置を
使用し、階層/機能分割された設計データを並行して編
集する。その際、各設計者は、他の設計者の担当にかか
る設計データを参照しながら設計を行う場合が多い。そ
のため、何らかの手段を用いて他の設計者のデータを自
分で操作する装置内に転送する必要がある。そのような
データ転送は、データベースシステムを構築することに
よって可能とされる。従来のデータベースシステムとし
ては、SUN/NFS、OSF(IBM)/AFSが挙
げられる。
【0003】SUN/NFSは、物理的に一つの設計デ
ータベースをネットワーク内の複数の装置によって共有
する方式であり、この方式は、分散型データベースでは
なく、集中型データベースであるため、ある設計データ
を一つの装置が使用している間は、他の装置で、当該デ
ータを使用することができない。また、データを使用す
る毎にネットワークを介してデータを転送する必要が生
じる為、半導体集積回路の設計データのような大規模設
計データの管理には不向きである。
【0004】OSF(IBM)/AFSは、上記の方式
と同様に、物理的に一つの設計データベースをネットワ
ーク内の複数の装置が共有する方式であるが、本方式で
は、ある設計データを使用する場合、使用する装置に一
時的に設計データを複写して使用する。使用後は複写し
てきた設計データを元のデータベースに複写し直し、装
置内の複写してきた設計データを消去する。やはり、デ
ータを使用する毎にネットワークを介してデータを転送
する必要が生じる為、半導体集積回路の設計データのよ
うな大規模設計データの管理には不向きである。
【0005】尚、データベース管理について記載された
文献の例としては、1990年8月20日に、株式会社
日経BP社から発行された「日経エレクトロニクス N
o.507」第161頁〜第173頁がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、SUN
/NFS方式では、集中型データベース管理であるた
め、ある設計データを一つの装置が使用している間は、
他の装置で、当該データを使用することができない。ま
た、データを使用する毎にネットワークを介してデータ
を転送する必要が生じる。また、OSF(IBM)/A
FSによれば、ある設計データを使用する場合、使用す
る装置に一時的に設計データを複写して使用するが、使
用後は複写してきた設計データを元のデータベースに複
写し直し、装置内の複写データを消去するようにしてい
るので、上記方式の場合と同様に、データを使用する毎
にネットワークを介して設計データを転送する必要があ
る。
【0007】このように従来のデータベース管理におい
ては、設計データを使用する毎にネットワークを介して
所望の設計データをCAD装置に転送する必要があり、
その転送に時間がかかってしまうため、実際には、半導
体設計者の人手管理により、設計データのネットワーク
内分散を行う場合が多い。しかしながら、そのように人
手管理により設計データのネットワーク内分散を行う場
合に、一つの半導体集積回路の設計に必要とされる設計
データ数の増加、さらには、当該半導体集積回路設計に
携る設計者の増加により、人手管理不良の可能性が高く
なる。すなわち、設計者が自分の担当する分割範囲の設
計のために、他人の設計内容を参照する場合において、
本来参照にのみ使用されるべきデータに対して、誤って
修正を加えてしまう場合があり、場合によっては、その
ような不所望な修正が看過されてしまう虞もある。さら
には、他の設計者の担当する分割範囲が当該設計者によ
って更新されたのにもかかわらず、そのような更新情報
が、他の設計者に伝わらない虞もある。
【0008】本発明の目的は、データを的確に分散管理
するための技術を提供することにある。
【0009】また、本発明の別の目的は、半導体集積回
路の設計データをネットワーク内で的確に分散管理する
ことによって、半導体集積回路の設計支援を図るための
技術を提供することにある。
【0010】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0012】すなわち、編集対象とされるデータがマス
タデータとされ、このマスタデータを複写することによ
って生成されたデータが非マスタデータとされるとき、
実質的に同一内容の複数のマスタデータの存在を禁止す
ると共に、非マスタデータの単独更新を禁止することに
よってデータベース管理を行う。
【0013】また、データの編集機能を有する複数の編
集装置が結合されることによって、相互にデータのやり
取りが可能にネットワークシステムが構成されるとき、
編集対象とされるデータがマスタデータとされ、このマ
スタデータを複写することによって生成されたデータが
非マスタデータとされるとき、当該ネットワーク内で、
実質的に同一内容の複数のマスタデータの存在を禁止す
ると共に、非マスタデータの単独更新を禁止するための
管理情報を格納する管理情報格納手段と、この管理情報
格納手段の管理情報に従って、データを管理するための
管理手段とを設けるものである。このとき、上記編集装
置は、上記管理情報に従って、取扱うデータがマスタデ
ータであるか否かを判別する判別手段と、この判別結果
に応じたデータ処理を行うデータ処理手段とを含んで構
成することができきる。
【0014】
【作用】上記した手段によれば、実質的に同一内容の複
数のマスタデータの存在を禁止すると共に、非マスタデ
ータの単独更新を禁止することは、マスタデータの不所
望な更新を排除し、また、非マスタデータの参照データ
としての利用を徹底し、このことが、データの分散管理
の的確化を達成する。
【0015】
【実施例】図1には本発明の一実施例であるネットワー
クシステムが示される。
【0016】図1に示されるネットワークシステムは、
特に制限されないが、半導体集積回路の設計データの編
集機能を有する複数の編集装置10,20,30を含
み、この複数の編集装置10,20,30が伝送路50
で結合されることによって、相互にデータのやり取りが
可能に構成される。各編集装置10,20,30は、特
に制限されないが、CAD(コンピュータ・エイデッド
・デザイン)装置や、ワークステーションとされ、設計
者によって操作可能なキーボードやマウス等の適宜の入
力装置、データ格納のためのディスク装置、さらには設
計データを可視化するためのCRTディスプレイ11,
21,31等を含む。さらに、上記伝送路50には、当
該伝送路50を介して上記複数の編集装置10,20,
30との間で、各種データのやり取りが可能とされる管
理装置40が結合されている。この管理装置40は、基
本的には管理情報を格納するための手段としての比較的
記憶容量の大きなディスク装置と、それを制御すること
によってデータ管理するための手段としての制御装置と
を有する。
【0017】ここで、上記管理情報は、編集対象とされ
るデータをマスタデータとし、このマスタデータを複写
することによって生成されたデータを非マスタデータと
定義するとき、当該ネットワーク内で、実質的に同一内
容の複数のマスタデータの存在を禁止すると共に、非マ
スタデータの単独更新を禁止するための情報とされ、具
体的には、設計データの更新日などの来歴情報やそれの
付帯情報とされる。そのような管理情報は、一定の条件
下で上記複数の編集装置10,20,30によってリー
ド/ライト可能とされる。
【0018】ここで、上記非マスタデータの単独更新禁
止とは、非マスタデータが、それに対応するマスタデー
タと無関係に編集されることによって更新される場合の
禁止を意味し、当該マスタデータの更新に伴って当該非
マスタデータが更新される場合を含まない。
【0019】上記複数の編集装置10,20,30にお
いては、データの分散管理化により、複数の設計者が、
各編集装置を使用し、一つの半導体集積回路の階層/機
能分割された設計データを並行して設計することができ
るように、自己の担当範囲の設計データ(マスタデー
タ)のみならず、他の設計者の作成した設計データを
も、ディスク装置に格納する。この場合、他の設計者に
よって作成された設計データは、参照用データ、すなわ
ち、単独更新が禁止される非マスタデータとされる。こ
のように予め各編集装置10,20,30内のディスク
装置に、マスタデータとともに、非マスタデータをも格
納しておくことによって、データを使用する毎にネット
ワーク(伝送路50)を介してデータを転送する必要が
無くなる。ここで、各編集装置10,20,30は、
は、マスタデータに対しては、設計のための編集処理を
施すことが可能とされるが、非マスタデータすなわち他
の設計者の設計範囲に属するデータに対しては、編集支
援のための参照のみが許容され、変更を加えるような処
理は一切禁止される。そのような機能は、編集装置1
0,20,30において、取扱うデータがマスタデータ
であるか否かを判別する判別手段と、この判別結果に応
じたデータ処理を行うデータ処理手段とによって実現さ
れる。
【0020】例えば編集装置10において、それを操作
する設計者が、半導体集積回路の特定の分割範囲Bの設
計担当である場合には、この分割範囲Bの設計データ
は、当該ネットワーク装置において、マスタデータとし
て一つだけ存在し、しかもそれは、当該設計者の使用す
る編集装置10に保管される。この編集装置10におい
て、他の設計者の担当である、分割範囲A,C,Dにつ
いてのデータは、非マスタデータとされ、それの変更が
禁止される。
【0021】また、編集装置20において、それを操作
する設計者が、半導体集積回路の特定の分割範囲C,D
の設計担当である場合には、この分割範囲C,Dの設計
データは、当該ネットワーク装置において、それぞれ一
つだけ存在し、しかもそれは、当該設計者の使用する編
集装置20に保管される。この編集装置20において、
他の設計者の担当である、分割範囲A,Bについてのデ
ータは、非マスタデータとされ、それの変更が禁止され
る。
【0022】同様に編集装置30において、それを操作
する設計者が、半導体集積回路の特定の分割範囲Aの設
計担当である場合には、この分割範囲Aの設計データ
は、当該ネットワーク装置において、一つだけ存在し、
しかもそれは、当該設計者の使用する編集装置30に保
管される。この編集装置30において、他の設計者の担
当である、分割範囲B,C,Dについてのデータは、非
マスタデータとされ、それの変更が禁止される。
【0023】次に、一例として編集装置10での編集処
理を詳細に説明する。
【0024】この編集装置10において、編集処理が行
われる場合、図2に示されるように、編集装置10から
管理装置40に対して管理情報の問い合わせが行われ、
そのその問い合わせ結果に従って、マスタ/非マスタ処
理が行われ、しかる後に必要に応じて、管理情報の更新
が行われる。すなわち、図3のフローチャートに示され
るように、編集装置10から設計データ名が入力される
と、当該設計データに対応する管理情報が、管理装置4
0から編集装置10へ転送される(ステップ301)。
すると、この編集装置10では、転送された管理情報を
チェックして、作業対象とされる当該設計データの属
性、すなわち当該設計データが、当該編集装置10にお
いてマスタデータとされるか、あるいは非マスタデータ
とされるかが判別される(ステップ302)。この編集
装置10では、それを操作する設計者の担当が分割範囲
Bであるから、この分割範囲Bについてはマスタデータ
であると判断されるが、それ以外の領域例えばAについ
ては非マスタデータであると判断される。マスタデータ
であると判断された場合には、当該データの編集処理が
許容されるから、キーボードあるいはマウス等の適宜の
入力装置を操作することにより、当該設計データの編集
処理が行われる(ステップ305)。そに対して、上記
ステップS303の判別において当該データが非マスタ
データであると判断された場合には、当該編集装置10
において、当該データ(ここでは領域Aについてのデー
タ)を変更するような処理は一切禁止されることによっ
て当該設計データの安全が確保される。しかし、そのよ
うに編集は禁止されても、参照は自由に行うことがで
き、例えば、当該編集装置10におけるCRTディスプ
レイ11において、上記マスタデータとともにこの非マ
スタデータを同時に、あるいは切換え表示させることに
よって、当該マスタデータの設計支援が可能とされる
(ステップ304)。他の設計者の担当する領域につい
てのデータ参照は、例えば信号端子の位置関係を確認す
る場合などにおいて不可欠とされる。
【0025】そのようにしてマスタデータの編集が行わ
れ、それが終了又は中断される場合には、当該処理に係
るマスタデータが当該編集装置10におけるディスク装
置に格納される。上記ステップ305の編集処理におい
てマスタデータに変更が加えられている場合には、当該
編集装置10のディスク装置内のマスタデータは上書き
されることによって更新される。そのようなマスタデー
タの更新内容は、管理装置40に伝えられ、この管理装
置40の管理情報の該当部分が、上記マスタデータの更
新に対応して更新される。そして、この領域Bについて
更新された設計データは、他の編集装置20,30に対
して、当該編集装置における非マスタデータとして転送
される。つまり、他の編集装置20,30において既に
非マスタデータが格納されていれば、その内容がデータ
の複写によって更新され、それにより、ネットワークシ
ステムにおいて設計データの内容統一が図られる。
【0026】一方、上記分割範囲Aの設計者によって、
編集装置30が使用されるものとした場合、この編集装
置30からの管理情報問い合わせにおいて、上記分割範
囲Aについてのデータはマスタデータとされ、それの編
集が可能とされるが、それ以外の分割範囲B,C,Dに
ついては非マスタデータと判断されることによってそれ
の変更が禁止される。この編集装置31においても、上
記編集装置10の場合と同様の手順により、分割範囲A
についての編集が可能とされ、そのような編集におい
て、分割範囲B,C,Dの設計データは、非マスタデー
タとして参照にのみ利用される。また、そのようにして
分割範囲Aについての編集が終了された場合には、当該
分割範囲Aについての更新内容は、管理装置40に伝え
られ、この管理装置40の管理情報の該当部分が、上記
マスタデータの更新に対応して更新される。そして、こ
の領域Aについて更新された設計データは、他の編集装
置10,20に対して、当該編集装置における非マスタ
データとして転送される(データの複写)。
【0027】次に、マスタデータと、非マスタデータと
のレビジョン比較等について説明する。
【0028】非マスタデータとして他の編集装置から設
計データを自由に複写した場合において、当該複写後
に、当該非マスタデータに対応するマスタデータが、更
新される場合がある。そのような更新の虞がある場合に
は、例えば図5に示されるように、各編集装置では、い
つでも管理装置40に対してマスタデータの来歴情報を
読出し、それと、各編集装置に現在格納されている非マ
スタデータの来歴情報との比較が可能とされる。基本的
に非マスタデータはマスタデータを複写することによっ
て得られたものであるから、それらの来歴情報は、マス
タデータが更新されない限り、一致しているはずであ
る。もし、双方の来歴情報が異なる場合には、それはマ
スタデータが更新されていることを意味する。その場合
において、必要であれば、該当するマスデータを再複写
することによって、非マスタデータを最新のものに更新
することができる。尚、上記来歴情報比較において、不
一致と判断された場合において、その旨のメッセージ
を、CRTディスプレイに表示させることは有効であ
る。
【0029】また、ネットワークシステムにおいては、
必要に応じて設計の進捗管理が可能とされる。つまり、
図6に示されるように、各編集装置10,20,30か
ら管理装置40に対してマスタデータの来歴情報の検
索、及びその検索結果の表示が可能とされる。このよう
な表示は、各編集装置10,20,30におけるCRT
ディスプレイに表示させることができるが、それとは別
に伝送路50に結合された他の表示装置60に表示させ
ることもできる。そのように編集装置10,20,30
とは別の表示装置60に来歴情報の表示を可能とするこ
とは、当該半導体集積回路の設計者以外の者が、設計者
に対してデータ編集処理を中断させることなく、当該半
導体集積回路についての設計の進捗管理を行うことがで
きる。
【0030】上記実施例によれば以下の作用効果が得ら
れる。
【0031】(1)ネットワークシステムにおいて、実
質的に同一内容の複数のマスタデータの存在を禁止する
と共に、非マスタデータの単独更新を禁止することによ
って、マスタデータの不所望な更新が排除され、また、
非マスタデータの参照データとしての利用が徹底される
ことにより、データの分散管理の的確化が達成される。
【0032】(2)上記のように、一つの半導体集積回
路の設計データが、階層/機能分割された設計データ
が、各編集装置10,20,30に、マスタデータ、非
マスタデータとして格納されることにより、当該設計デ
ータが分散管理されることにより、従来の分散型データ
ベース、あるいは集中型データベースの場合のように、
その都度データを転送させるなどの必要がないから、転
送時間の無駄を省き、設計の効率向上、さらには設計期
間の短縮が可能とされる。
【0033】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0034】例えば、上記実施例におけるネットワーク
システムにより、プログラムや、ライブラリ管理を行う
ことができる。すなわち、プログラムや、ライブラリは
最新バージョンしか持たない特殊な設計データとみな
し、各編集装置10,20,30に、プログラム、ライ
ブラリの最新バージョンを非マスタとして複写する機能
を持たせる。これにより、複数設計装置内のプログラ
ム、ライブラリの同一性が保証され、それの分散型管理
を効果的に行うことができる。
【0035】上記実施例では、複数の編集装置が配置さ
れる場合について説明したが、例えば、異なるユーザ間
で、単一の装置におけるディスク装置が共有される場合
においても、当該ディスク装置を利用してデータベース
の分散管理が可能とされる。すなわち、単一のディスク
装置の記憶エリアが、そのディスク装置のユーザ数に対
応して分割される場合においても、上記実施例と同様
に、マスタ、非マスタを設定することによって、データ
ベースの分散管理を的確に行うことができる。
【0036】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
集積回路設計のためのネットワークシステムに適用した
場合について説明したが、本発明はそれに限定されるも
のではなく、各種データの分散型管理装置、さらにはデ
ータベースシステムに適用することができる。
【0037】本発明は、少なくとも編集対象とされるデ
ータが存在することを条件に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0039】すなわち、実質的に同一内容の複数のマス
タデータの存在を禁止すると共に、非マスタデータの単
独更新を禁止することによって、マスタデータの不所望
な更新が排除され、また、非マスタデータの参照データ
としての利用が徹底されることにより、データの分散管
理の的確化が達成される。さらに、半導体集積回路の設
計データを上記のように分散管理することによって、当
該半導体集積回路の設計支援を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体集積回路設計の
ためのネットワークシステムの構成ブロック図である。
【図2】上記ネットワークシステムにおけるデータの流
れの説明図である。
【図3】上記ネットワークシステムにおける主要部の処
理の流れ図である。
【図4】上記ネットワークシステムにおけるデータの流
れの説明図である。
【図5】上記ネットワークシステムにおけるデータの流
れの説明図である。
【図6】本発明の他の実施例の構成ブロック図である
【符号の説明】
10 編集装置 11 CRTディスプレイ 20 編集装置 21 CRTディスプレイ 30 編集装置 31 CRTディスプレイ 40 管理装置 50 伝送路 60 CRTディスプレイ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編集対象とされるデータがマスタデータ
    とされ、このマスタデータを複写することによって生成
    されたデータが非マスタデータとされるとき、実質的に
    同一内容の複数のマスタデータの存在を禁止すると共
    に、非マスタデータの単独更新を禁止することを特徴と
    するデータベース管理方法。
  2. 【請求項2】 データの編集機能を有する複数の編集装
    置が結合されることによって、相互にデータのやり取り
    が可能に構成されたネットワークシステムにおけるデー
    タベース管理方法において、編集対象とされるデータが
    マスタデータとされ、このマスタデータを複写すること
    によって生成されたデータが非マスタデータとされると
    き、上記ネットワーク内で、実質的に同一内容の複数の
    マスタデータの存在を禁止すると共に、非マスタデータ
    の単独更新を禁止することを特徴とするデータベース管
    理方法。
  3. 【請求項3】 データの編集機能を有する複数の編集装
    置が結合されることによって、相互にデータのやり取り
    が可能に構成されたネットワークシステムにおいて、編
    集対象とされるデータがマスタデータとされ、このマス
    タデータを複写することによって生成されたデータが非
    マスタデータとされるとき、当該ネットワーク内で、実
    質的に同一内容の複数のマスタデータの存在を禁止する
    と共に、非マスタデータの単独更新を禁止するための管
    理情報を格納する管理情報格納手段と、この管理情報格
    納手段の管理情報に従って、データを管理するための管
    理手段とを含むことを特徴とするネットワークシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記編集装置は、上記管理情報に従っ
    て、取扱うデータがマスタデータであるか否かを判別す
    る判別手段と、この判別結果に応じたデータ処理を行う
    データ処理手段とを含む請求項3記載のネットワークシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 上記データ処理手段は、対象データがマ
    スタデータである場合には当該データの編集を可能と
    し、対象データが非マスタデータである場合には、上記
    マスタデータ編集を支援するためのデータ参照処理を可
    能とする請求項4記載のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 上記データは、半導体集積回路の設計デ
    ータとされる請求項3,4又は5記載のネットワークシ
    ステム。
JP4341633A 1992-11-27 1992-11-27 データベース管理方法、及びネットワークシステム Withdrawn JPH06168173A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013029943A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Olympus Medical Systems Corp データ入力支援システム
CN111611230A (zh) * 2020-06-30 2020-09-01 望海康信(北京)科技股份公司 主数据系统的建立方法、装置、计算机设备及存储介质

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