JPH0573630A - 分散設計支援方法およびシステム - Google Patents

分散設計支援方法およびシステム

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JPH0573630A
JPH0573630A JP3233515A JP23351591A JPH0573630A JP H0573630 A JPH0573630 A JP H0573630A JP 3233515 A JP3233515 A JP 3233515A JP 23351591 A JP23351591 A JP 23351591A JP H0573630 A JPH0573630 A JP H0573630A
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JP3233515A
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Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Goro Suzuki
五郎 鈴木
Koichiro Natsume
幸一郎 夏目
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】設計対象を複数の階層に分け、複数の設計者が
ネットワークにより相互に接続された端末装置を用いて
階層の各構成要素を並行して設計する分散設計支援方法
において、各構成要素の設計進行状況を管理し、その設
計進行状況を各設計者の使用している端末装置の表示画
面上に表示する。 【効果】設計データの現在の進行状況が図形として表示
されるため、データベースに問い合わせることなく、ど
の設計データがどの様な設計進行状況にあるかが容易に
掌握できる。また、設計データのシミュレーションでの
使用の為の操作が、設計進行状況の表示を使用して行え
るので、指示誤りを少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機との対話により
VLSI論理図・回路図・マスクパターンを複数の設計
者が分散並行設計する際の図面情報の管理、及び管理の
為の表示方式に関する。
【0002】
【従来の技術】VLSIの設計においては、その回路規
模が数百万トランジスタと大きいため階層設計が行われ
ている。そのため、それらの設計を支援するCADシス
テムにおいても、設計データの階層管理や、複数の設計
者による設計データの共用管理が行われる。
【0003】例えば、特開平−310473号公報に記
載のように、図面データのディレクトリ情報の中に各図
面間の親子関係を含ませることにより、図面間の関係を
管理したり、特開平2−48774号公報に記載のよう
に、設計データに修正可不可フラグ、修正者名、修正時
刻、修正完了時刻を示す修正情報を付加して、複数の設
計者が同一設計データを重複して修正しないようにする
ことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の管理方式におい
ては、設計図面がどの様な階層構造を持つかを設計者が
知ることができるが、検索のための入力を必要とする。
例えば、ある図面Aの下位階層の図面はどのようなもの
があるかは、図面名AをキーとしてCADシステムに検
索させる必要がある。また、他の設計者がある図面を編
集中かどうかは、CADプログラムが管理しているた
め、その図面をCADシステムにより使用しようとする
まで分からない。さらに、設計図面が完全に設計完了し
ているかについての管理は、設計者が行っていた。この
ため、他の設計者の設計データと組み合わせてシミュレ
ーションをおこなう場合、階層データのどのレベルのど
のバージョンのデータを組み合わせて使うかを設計者が
管理しなければならず、管理が煩雑であり、間違いが起
こり易かった。
【0005】例えば、シミュレーションでは、図3に示
すような階層を持つ設計データに対して、必要とする階
層レベルを使用してシミュレーションが行われる。図3
において、図面30は、演算ユニットFUの最上位図面
であり、構成要素ALU1,REG1は機能記述により
記述されている。図面31は、図面30の構成要素AL
U1の下位階層の図面であり、構成要素A1,A2が機
能記述により記述されている。図面32は、図面31の
構成要素A1の下位階層図面の論理図であり、AND
1,INV1の論理シンボルにより構成されている。図
面33は、図面32のINV1の下位階層図面の回路図
であり、MOSトランジスタMOS1,MOS2から構
成されている。図3では省略されているが、構成要素R
EG1についても構成要素ALU1と同様な階層構造を
持っており、具体的には図2に示すような階層構造を持
つ。
【0006】ここで、図面30の演算ユニットFUにつ
いてシュミレーションを行う場合に、例えば、図面30
の構成要素REG1については機能記述を用い、構成要
素ALU1については、図面31の構成要素A2を機能
記述として用いる。図面31の構成要素A1について
は、さらに下位階層の図面32のAND1を論理レベル
として用いたものと、INV1をさらに下位階層の図面
33の回路レベルとして用いたもので置き換える。この
ように、利用可能な下位階層の図面部分を利用してシミ
ュレーションを実行するということが行われる。各デー
タにより異なる階層の図面を利用するのは、回路レベル
のような詳細なレベルでシミュレーションを行えば、シ
ミュレーションの精度は向上するが計算時間が長くかか
るということ、また、複数の設計者の設計進度は一様で
なく、ある階層の設計データが全て揃っているとは限ら
ないということ、等のためであり、各データについて一
番有効なシミュレーションレベルを採用しようとするか
らである。
【0007】しかし、従来はシミュレーションに使用で
きるレベルの設計データはどれであるかの管理を設計者
が行う必要があった為、データの指示を間違い易く、最
新の設計状態への対応が遅れるという問題があった。
【0008】本発明の目的は、分散設計時の設計の進行
状況の掌握を容易にし、各設計者が必要とする情報を即
時に容易に得られる分散設計支援方法およびシステムを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による分散設計支援方法は、設計対象を複数
の階層に分け、複数の設計者がネットワークにより相互
に接続された端末装置を用いて階層の各構成要素を並行
して設計する分散設計支援方法において、各構成要素の
設計進行状況を管理し、その設計進行状況を各設計者の
使用している端末装置の表示画面上に表示するようにし
たものである。
【0010】好ましくは、前記各構成要素を、その構成
要素の工程種別毎に異なる図形で、階層的に表示する。
その際、設計が未完成である構成要素の図形を、設計が
完成している構成要素の図形と区別して表示する。ま
た、現在編集中である構成要素の図形に付随して、現在
編集中の端末装置の存在を示す図形を表示する。
【0011】また、前記表示画面上に表示された構成要
素を指示することにより、その構成要素の設計データを
前記ネットワークを介して取り寄せられるようにする。
【0012】本発明による分散設計支援システムは、設
計対象を複数の階層に分け、複数の設計者がネットワー
クにより相互に接続された端末装置を用いて階層の各構
成要素を並行して設計する分散設計支援システムにおい
て、設計データを格納する設計データベースを管理する
とともに、複数の設計者による前記各構成要素の設計進
行状況を管理する少なくとも1台の管理用端末装置と、
複数の設計者が設計に使用する複数の設計用端末装置と
を備え、前記管理用端末装置は、前記各構成要素の階層
接続関係および前記設計データベース内の設計データと
各構成要素との対応関係を管理する設計データ管理テー
ブルと、各構成要素の設計データの設計進行状況を管理
する進行状況管理テーブルと、前記設計用端末装置との
間での設計データの授受の際に前記進行状況管理テーブ
ルを更新する手段とを有し、前記設計用端末装置は、前
記進行状況管理テーブルの内容に従って前記各構成要素
の設計進行状況を表示画面上に表示する手段と、前記進
行状況管理テーブルの内容の設定・更新情報を入力する
手段とを有することを特徴とするものである。
【0013】好ましくは、前記進行状況管理テーブル
は、前記各構成要素毎に、その工程種別および進行状況
コードを保有する。
【0014】また、前記進行状況管理テーブルは、前記
各構成要素毎に、当該構成要素の設計データを編集中の
端末装置名、および当該構成要素の設計データを参照中
の端末装置名の少なくとも一方をさらに保有する。
【0015】
【作用】各設計者が設計している各設計データの進行状
況が各設計者の使用している端末装置の表示画面上に表
示されるため、データベースに問い合わせることなく、
各設計データの設計進行状況の掌握が容易に行える。ま
た、表示された各設計データの進行状況を指示すること
により、その進行状況の設計データを取り寄せて使用す
ることが出来るため、必要とする設計データが容易に得
られる。さらに、設計データのシミュレーションでの使
用の為の操作が、設計進行状況の表示を使用して行える
ので、指示誤りを少なくすることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に従い本発明の実施例を説明す
る。
【0017】図1は、本実施例CADシステムの構成を
示したものである。同図において、10は管理用ワーク
ステーション(WS)、11は設計データベースファイ
ル、12は設計進行状況管理テーブル、13,14は設
計用ワークステーション、15は各ワークステーション
を相互に接続するネットワークである。ここでは、設計
用ワークステーション13,14を便宜上2台のみ示し
ているが3台以上接続することもできる。ワークステー
ション10,13,14の各々は、当該ワークステーシ
ョン上でCADプログラム(例えば、論理図編集エディ
タ、回路図編集エディタ等)を実行する。その際、各ワ
ークステーションにて作成された論理図面等の設計デー
タは、ネットワーク15を介して管理用ワークステーシ
ョン10により設計データベースファイル11に格納管
理される。勿論、ワークステーション10では編集を行
わず管理のみを行うようなシステムであってもよい。ま
た、設計データベースファイル11と設計進行状況管理
テーブル12とは別々の記憶装置に格納されるように図
示したが、同一の記憶装置内に格納されるようにしても
よい。
【0018】本システムでは、設計進行状況管理テーブ
ル12に各設計データの設計進行状況を管理し、その管
理データをワークステーション10,13,14の表示
画面上に設計進行状況16,17,18として表示する
ことにより、各設計者が全体の設計進行状況を掌握する
ことを容易とする。
【0019】図2は、本CADシステムで設計される設
計データの階層構造の例を示す。
【0020】同図は、FUという実数演算ユニットの階
層構造を表したものであり、前述した図3の各階層図面
の例に対応している。図2から分かるように、演算ユニ
ットFUは、機能記述レベルで記述された図面ALU1
および図面REG1から構成される。ALU1は、論理
記述レベルで記述された図面A1および図面A2から構
成される。同様にREG1は論理記述レベルの図面R
1、図面R2から構成されている。さらに、A1は、回
路記述レベル記述された図面INV1および図面AND
1から構成される。同様にR1は、回路記述レベルの図
面INV2および図面AND2から構成され、R2は、
回路記述レベルの図面AND3および図面AND4から
構成されている。
【0021】これらの各構成要素の設計データは、例え
ば図4に示すような管理テーブル46により設計データ
ベース11として管理される。管理テーブル46におい
ては各設計データに対応して、上位階層データへのポイ
ンタ41と下位階層へのポインタ42及び設計データへ
のポインタ43によりデータの階層関係を含む設計デー
タの管理が行われる。設計データへのポインタ43は、
例えば、設計データベースファイル11内の設計データ
ALU45をポイントすることにより設計データをアク
セスする。
【0022】本システムでは、さらに図5に示す設計進
行状況管理テーブル55(図1の12に対応)により設
計データの進行状況の管理を行う。
【0023】設計進行状況管理テーブル55には、各設
計データごとに、設計データ名50、設計工程51、設
計進行状況52、使用WS名53、参照WS名54が記
録される。これらのデータは、管理用ワークステーショ
ン10にて設計データベース11にデータを入出力する
毎に、データベース管理プログラムが設計進行状況管理
プログラムを起動することによって作成/更新される。
【0024】図5の設計工程51は、設計データがどの
階層レベルにあるかを示し、ここでは記述種別で階層レ
ベルを規定している。設計進行状況52は、設計データ
がどの様な設計進行状況にあるかをコードで表わし管理
する。
【0025】設計進行状況52のコードは、この例では
‘0’から‘4’まで5段階の進行状況を表わす。コー
ド‘0’はデータが未作成であることを示し、コード
‘1’はデータが作成途中であることを示す。また、コ
ード‘2’はデータが完成していることを示し、コード
‘3’は作成途中のデータで現在編集中である(誰かが
編集のためにオープンしている)ことを示す。さらに、
コード‘4’が完成しているデータで現在編集中である
(誰かが改造またはバージョンアップのためにオープン
している)ことを示す。設計が完成したかどうかの情報
は、各ワークステーション上のCADプログラムにより
設計データを編集後、設計データベース11に格納する
際に、管理情報としてデータベース管理プログラムに従
って設計者が入力する。
【0026】使用WS名53は、編集のためにデータを
現在使用しているWS名を記録し、参照WS名54はシ
ミュレーションのためにデータを現在参照しているWS
名が記録される。例えば、図5のA2のデータは、構成
が‘論理記述’、進行状況52のコードが‘1’なの
で、論理記述の工程の作成途中のデータであると分か
る。ここで、WS3にてA2のデータの編集作業を始め
たとすると、設計進行状況のコードは‘1’から‘3’
に書き換えられ、また、使用WS名にWS3が書き込ま
れる。このようにして、設計進行状況管理テーブル55
に現在の各設計データの進行状況が反映される。
【0027】図8は、設計進行状況管理プログラムの処
理の流れを示すフローチャートである。まず、ステップ
800にて設計データの入出力を判断し、データベース
への入力であればステップ808、そうでなければステ
ップ801へ移行する。ステップ801では、編集のた
めのデータ取り出しか否かを判断し、編集のためのデー
タ取り出しであればステップ802へ移行し、参照のた
めのデータ取り出しであれば、ステップ814により参
照ワークステーション名を設計進行状況管理テーブル5
5に書き込み、処理を終了する。ステップ802では、
現在の設計進行状況コードを判断し、コードが‘0’,
‘1’であればステップ803で設計進行状況コードを
‘3’に変更し、‘2’であればステップ804により
設計進行状況コードを‘4’に変更し、ステップ805
へ移行する。ステップ805では、使用ワークステーシ
ョン名を設計進行状況管理テーブル55に書き込む。ス
テップ806では、参照ワークステーションが存在する
か判断し、あれば、ステップ807により参照ワークス
テーションに参照データの編集が開始されたことを通知
し、なければ処理を終了する。
【0028】ステップ808では、設計データが設計完
了かどうかの設計者の指示データから判断し、設計完了
であればステップ809へ、完了でなければステップ8
12へ移行する。ステップ809では、現在の設計進行
状況コードを調べ、コードが‘3’ならばステップ81
1へ移行し、コードが‘4’ならばステップ810によ
り新規バージョンのデータとして設計データを格納して
ステップ811へ進む。ステップ811では、現在の設
計進行状況コードを‘2’に変更する。ステップ812
では、参照ワークステーションが存在するか判断し、あ
れば、ステップ813により参照ワークステーションに
参照データの編集が終了したことを通知し、なければ処
理を終了する。
【0029】図6は、設計進行状況管理テーブル55
(図5)のデータを使って、各ワークステーションの設
計進行状況表示プログラムにより各ワークステーション
の画面66上に表示される設計進行状況の図示例を示
す。
【0030】図6において、設計進行状況表示ウインド
ウ67内に、データ名61及び工程を現す図形60によ
り一つの設計データを表現し、階層関係を表わす折れ線
62により各データ間の関係を示している。ここで、設
計途中のデータの場合には、工程を現す図形がハッチン
グ63をかけて表示される。また、他のワークステーシ
ョンにより編集が行われているデータには、編集が行わ
れていることを示す図形64およびワークステーション
名65が表示される。この設計進行状況表示は、設計進
行状況が変わるたびに設計進行状況表示プログラムによ
り更新され、常に最新の設計進行状況が表示される。
【0031】なお、他のワークステーションからの通知
があった場合には、図11に示すように、通知があった
ことを示す図形110を、通知を発したワークステーシ
ョンに付随して表示するようにしてもよい。通知内容
は、マウス等により指示されるカーソル111を図形1
10に重ねて、マウスボタンを押すことにより、新たな
ウィンドウが開かれそのウィンドウ内に表示されるよう
にすることができる。
【0032】図7は、シミュレーションの為の設計デー
タとしてどの階層のデータを使用するかを指示する際の
表示例を示す。
【0033】シミュレーションの為の設計データ使用時
には、まず、マウス等のポインティング入力装置により
操作されるカーソル70を、必要とする設計データの工
程を表わす図形71に重ねあわせてマウスボタンを押す
ことによりデータを指示する。指示されたデータは、そ
のデータの図形がハイライト表示され指示されたことを
示す。図7ではハイライト表示を点線により表現してい
る。この時、表示されたデータが編集中の場合には、警
告メッセージが画面下部に表示される。次に、必要とす
るデータに対して上記操作を繰り返し行い、コマンドメ
ニュー77のデータcopyコマンド76にカーソルを
重ねてマウスボタンを押すことにより、最上位のFUか
ら指示したデータ71,72,73,74,75までの
各設計データが設計データベース11より自ワークステ
ーション内にCOPYされ、シミュレーションの為に使
用可能となる。
【0034】図9は、各ワークステーションにて動作す
る設計進行状況表示プログラムの処理の流れを示すフロ
ーチャートである。この設計進行状況表示プログラム
は、各ワークステーションにてOSによりワークステー
ション起動時に自動起動され、ワークステーションの停
止時まで連続して動作する。
【0035】図9において、まずステップ900では、
設計進行状況管理テーブル55が更新されたかを判断
し、変更があればステップ901へ、なければステップ
904へ移行する。ステップ900の、プログラム起動
後最初の判断は「更新あり」と判断する。ステップ90
1では、設計進行状況管理テーブル55のデータを取り
込む。ステップ902では、既に表示されている設計進
行状況表示を消去する。ステップ903では、ステップ
901のデータを使って設計進行状況を画面上に表示す
る。ステップ904では、設計進行状況表示画面中でマ
ウスのボタンが押されたか判断し、押されていればステ
ップ905へ、押されていなければ再びステップ900
へ戻る。ステップ905では、マウスの入力座標値から
メニューの中のcopyコマンドが指示されたか判断
し、copyコマンド指示であればステップ909へ、
なければステップ906へ進む。ステップ906では、
設計データの図形がマウスにより指示されたか否かの判
断を行い、設計データの指示であればステップ907へ
進み、そうでなければステップ900に戻る。ステップ
907では、指示された設計データ名を取り出し、co
py用テーブルに情報をセットし、ステップ908によ
り、指示された設計データの図形をハイライト表示す
る。ステップ909では、copy用テーブルに記録さ
れている設計データ全てをデータベースから自ワークス
テーション上にcopyする。この時copyする設計
データが既に他のワークステーションにより編集中の場
合には、画面下部に編集中であることの警告を表示す
る。ステップ910では、データベースからのcopy
が終了した設計データのハイライト表示を通常表示にも
どし、ステップ900へ戻る。
【0036】図10は、図9のステップ903の処理フ
ローチャートのである。
【0037】まずステップ1001では、管理用ワーク
ステーション10の設計データベース11から設計デー
タの階層構造データを取り込み、設計進行状況表示画面
(図6)に於ける各表示データの表示位置を算出し、各
データ間の階層関係を表す折れ線62を表示する。ステ
ップ1002では、設計進行状況管理テーブル55から
設計進行状況データを一つ取り込む。ステップ1003
では、取り込んだ設計進行状況データの工程により、機
能記述であればステップ1004へ、論理記述であれば
ステップ1005へ、回路記述であればステップ100
6へ移行する。ステップ1004では、設計進行状況コ
ードにより、コードが2,4であればステップ1007
へ、コードが0,1,3であればステップ1008へ進
む。ステップ1007では、ステップ1001で算出し
た表示位置に機能記述工程を表す図形とデータ名を表示
し、ステップ1013へ移行する。ステップ1008で
は、ステップ1007と同様にして機能記述工程を表す
図形をハッチングをかけて表示すると共にデータ名を表
示しステップ1013へ移行する。
【0038】ステップ1003で工程が論理記述であっ
た場合、ステップ1005では、設計進行状況コードに
より、コードが2,4であればステップ1009へ、コ
ードが0,1,3であればステップ1010へ進む。ス
テップ1009では、ステップ1001で算出した表示
位置に論理記述工程を表す図形とデータ名を表示し、ス
テップ1013へ移行する。ステップ1010では、ス
テップ1009と同様にして論理記述工程を表す図形を
ハッチングをかけて表示すると共にデータ名を表示し、
ステップ1013へ移行する。
【0039】ステップ1003で工程が回路記述であっ
た場合、ステップ1006では、設計進行状況コードに
より、コードが2,4であればステップ1011へ、コ
ードが0,1,3であればステップ1012へ進む。ス
テップ1011では、ステップ1001で算出した表示
位置に回路記述工程を表す図形とデータ名を表示し、ス
テップ1013へ移行する。ステップ1012では、ス
テップ1011と同様にして回路記述工程を表す図形を
ハッチングをかけて表示すると共にデータ名を表示し,
ステップ1013へ移行する。
【0040】ステップ1013では、設計データを編集
のために使用しているWSがあるか判断し、あればステ
ップ1014により使用WSを表す図形と使用WS名を
ステップ1001で算出した表示位置を基にして表示
し、ステップ1015へ進む。使用WSがなければ、直
ちにステップ1015へ移行する。ステップ1015で
は、設計進行状況管理テーブル55の全てのデータを処
理したか判断し、処理終了でなければステップ1002
へ戻り、終了であれば処理を終了する。
【0041】上記実施例では、設計進行状況管理テーブ
ル55を管理用ワークステーション10に持たせたが、
すべてのワークステーションに同様の設計進行状況管理
テーブルをもたせて管理することもできる。
【0042】また、設計途中のデータに対してそのデー
タを表わす図形をハッチングすることにより設計途中で
あることを示すようにしたが、図12(a)のように図
形形状を代えたり、同図(b)のように図形の一部の船
首を変えたり、同図(c)のように図形の一部のみにハ
ッチングを施すようにしてもよい。あるいは、図形の表
示色を変えることもできる。さらに、設計の完成度をパ
ーセントの数値で設計者から入力し、同図(d)のよう
にパーセント値120を表示し、あるいは設計の完成度
のパーセント値に応じて、同図(a)の図形形状の変化
の程度、同図(b)の図形の一部の線種変更の程度、ま
たは同図(c)のハッチングを施す領域の程度、を制御
することも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、設計データの現在の進
行状況が図形として表示されるため、データベースに問
い合わせることなく、どの設計データがどの様な設計進
行状況にあるかが容易に掌握できる。また、設計データ
のシミュレーションでの使用の為の操作が、設計進行状
況の表示を使用して行えるので、指示誤りを少なくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例CADシステムの構成図。
【図2】階層データの説明図。
【図3】階層データの説明図。
【図4】データベースのデータ管理の説明図。
【図5】設計進行状況管理テーブルの説明図。
【図6】設計進行状況の表示例。
【図7】設計進行状況表示による設計データ使用指示の
説明図。
【図8】設計進行状況管理プログラムの動作フローチャ
ート。
【図9】設計進行状況表示プログラムの動作フローチャ
ート。
【図10】設計進行状況表示処理の動作フローチャー
ト。
【図11】設計進行状況表示の他の例の説明図。
【図12】表示図形の他の例の説明図。
【符号の説明】
10 管理用ワークステーション 11 設計データベースファイル 12 設計進行状況管理テーブル 13 設計用ワークステーション 14 設計用ワークステーション 15 ネットワーク 16 設計進行状況表示画面 17 設計進行状況表示画面 18 設計進行状況表示画面

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設計対象を複数の階層に分け、複数の設計
    者がネットワークにより相互に接続された端末装置を用
    いて階層の各構成要素を並行して設計する分散設計支援
    方法において、 各構成要素の設計進行状況を管理し、その設計進行状況
    を各設計者の使用している端末装置の表示画面上に表示
    することを特徴とする分散設計支援方法。
  2. 【請求項2】前記各構成要素を、その構成要素の工程種
    別毎に異なる図形で、階層的に表示することを特徴とす
    る請求項1記載の分散設計支援方法。
  3. 【請求項3】設計が未完成である構成要素の図形を、設
    計が完成している構成要素の図形と区別して表示するこ
    とを特徴とする請求項2記載の分散設計支援方法。
  4. 【請求項4】現在編集中である構成要素の図形に付随し
    て、現在編集中の端末装置の存在を示す図形を表示する
    ことを特徴とする請求項2記載の分散設計支援方法。
  5. 【請求項5】前記表示画面上に表示された構成要素を指
    示することにより、その構成要素の設計データを前記ネ
    ットワークを介して取り寄せることを特徴とする請求項
    1記載の分散設計支援方法。
  6. 【請求項6】ある端末装置における任意の構成要素の編
    集開始/終了時に、他の端末装置がその構成要素の設計
    データを参照中である場合、前記ある端末装置から前記
    他の端末装置にその旨の通知を発することを特徴とする
    請求項1記載の分散設計支援方法。
  7. 【請求項7】ある端末装置における任意の構成要素の編
    集開始/終了時に、他の端末装置がその構成要素の設計
    データを参照中である場合、前記ある端末装置から前記
    他の端末装置にその旨の通知を発し、当該他の端末装置
    の表示画面上で前記ある端末装置が編集している構成要
    素の図形に付随して、当該通知があったことを示す図形
    を表示することを特徴とする請求項2記載の分散設計支
    援方法。
  8. 【請求項8】前記通知があったことを示す図形を指示す
    ることにより、通知内容を表示するウィンドウを開くこ
    とを特徴とする請求項7記載の分散設計支援方法。
  9. 【請求項9】任意の端末装置において前記設計対象の動
    作のシミュレーションを実行する際、前記複数の階層の
    いずれの構成要素の設計データを利用するかを、前記表
    示画面上の構成要素の図形を指示することにより指定
    し、該指定された図形の表示属性を変化させ、指定され
    た構成要素の設計データをネットワークを介して取り寄
    せることを特徴とする請求項2記載の分散設計支援方
    法。
  10. 【請求項10】設計対象を複数の階層に分け、複数の設
    計者がネットワークにより相互に接続された端末装置を
    用いて階層の各構成要素を並行して設計する分散設計支
    援システムにおいて、 設計データを格納する設計データベースを管理するとと
    もに、複数の設計者による前記各構成要素の設計進行状
    況を管理する少なくとも1台の管理用端末装置と、 複数の設計者が設計に使用する複数の設計用端末装置と
    を備え、 前記管理用端末装置は、前記各構成要素の階層接続関係
    および前記設計データベース内の設計データと各構成要
    素との対応関係を管理する設計データ管理テーブルと、
    各構成要素の設計データの設計進行状況を管理する進行
    状況管理テーブルと、前記設計用端末装置との間での設
    計データの授受の際に前記進行状況管理テーブルを更新
    する手段とを有し、 前記設計用端末装置は、前記進行状況管理テーブルの内
    容に従って前記各構成要素の設計進行状況を表示画面上
    に表示する手段と、前記進行状況管理テーブルの内容の
    設定・更新情報を入力する手段とを有することを特徴と
    する分散設計支援システム。
  11. 【請求項11】前記進行状況管理テーブルは、前記各構
    成要素毎に、その工程種別および進行状況コードを保有
    することを特徴とする請求項10記載の分散設計支援シ
    ステム。
  12. 【請求項12】前記進行状況管理テーブルは、前記各構
    成要素毎に、当該構成要素の設計データを編集中の端末
    装置名、および当該構成要素の設計データを参照中の端
    末装置名の少なくとも一方をさらに保有することを特徴
    とする分散設計支援システム。
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