JP3008257B2 - コマンド指定装置 - Google Patents

コマンド指定装置

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JP3008257B2
JP3008257B2 JP7184778A JP18477895A JP3008257B2 JP 3008257 B2 JP3008257 B2 JP 3008257B2 JP 7184778 A JP7184778 A JP 7184778A JP 18477895 A JP18477895 A JP 18477895A JP 3008257 B2 JP3008257 B2 JP 3008257B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コマンド指定装置に関
し、さらに詳細には、プリント基板設計装置などのよう
な、図形データを作成および編集する対話型図形編集装
置に用いて好適なコマンド指定装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、プリント基板設計装置などの図形データを作成およ
び編集する対話型図形編集装置において、使用者(ユー
ザー)が図形データの入力、編集あるいは消去などの操
作を行う際には、階層化メニュー(参考文献:特開平6
−75731号公報)を操作して各階層におけるコマン
ドを指定することにより行っていた。
【0003】ここで、階層化メニューの第1階層に「コ
ピーする」、「移動する」、「消去する」などの操作種
類を示す「動詞」コマンドを設定し、第2階層に「ライ
ン」、「面」、「円形ホール」などの操作の対象となる
図形の種別を示す「名詞」コマンドを設定し、第3階層
に図形をコピーしたり移動したりする場合にどの座標に
コピーしたり移動したりするかなどを示す「データ入
力」コマンドを設定したとする。
【0004】この場合に、使用者が「ラインを座標
(x,y)へコピーする」という操作を行おうとする
と、まず第1階層において「コピーする」という「動
詞」コマンドを指定し、それから第2階層において「ラ
イン」という「名詞」コマンドを指定し、さらに第3階
層において「座標(x,y)へ」という「データ入力」
コマンドを指定する必要がある。
【0005】このため、階層化メニューを操作すること
により各階層におけるコマンドを指定するという従来の
コマンド指定方式においては、各階層からコマンドを指
定する操作が複雑になるとともに、例えば、「ラインを
座標(x,y)へコピーする」という操作を行う際にお
いては、上記したように各階層毎に「コピーする」→
「ライン」→「座標(x,y)へ」というように概念分
けをしてコマンドを順次指定しなければならないので、
使用者の思考が中断されてしまう煩わしさがあるという
問題点があった。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、各階層からコマンドを指定する必要性を
排除して、コマンド指定操作の簡略化を図るとともに、
コマンド指定操作を行う際に使用者の思考を中断させる
ことのないようにしたコマンド指定装置を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明におけるコマンド指定装置は、操
作の対象となる図形の種別(名詞)を基準としてコマン
ドの指定を行うようにしたものである。
【0008】即ち、本発明によるコマンド指定装置は、
図形データを作成および編集する対話型図形編集装置に
おけるコマンド指定装置において、図形データに基づく
図形を表示する表示手段と、図形データに基づく図形の
種別の選択順位を記憶した選択順位記憶手段と、上記表
示手段によって表示された図形の中から所望の図形が表
示された座標を指示する座標指示手段と、上記座標指示
手段によって指示された座標上に表示された図形の図形
データの中から、上記選択順位記憶手段に記憶した選択
順位の中で所定の選択順位の図形の図形データを選択す
る図形データ選択手段と、上記図形データ選択手段によ
って選択された図形データの図形の種別を判定する図形
種別判定手段と、図形の種別毎に任意の個数のコマンド
を割り当てて記憶するコマンド記憶手段と、上記図形種
別判定手段によって判定された図形の種別に対応したコ
マンドを、上記コマンド記憶手段から読み出すコマンド
読み出し手段と、上記コマンド読み出し手段によって読
み出されたコマンドの中から所望のコマンドを実行させ
るコマンド実行手段とを有するようにしたものである。
【0009】従って、座標指示手段によって表示されて
いる図形を指定すると、当該図形に予め設定されていた
コマンドが読み出され、所望のコマンドが実行されるこ
とになるので、各階層からコマンドを指定する必要性が
なくなってコマンド指定操作が大幅に簡略化され、コマ
ンド指定操作を行う際に使用者の思考も中断されること
がない。
【0010】また、図形データに基づく図形の種別の選
択順位を記憶した選択順位記憶手段を設けていて、図形
選択手段が、座標指示手段によって指示された座標上に
表示された図形の図形データの中から、選択順位記憶手
段に記憶した選択順位の中で所定の選択順位の図形の図
形データを選択するようにしている。
【0011】このように選択順位記憶手段を設けておく
と、座標指示手段によって指示された座標上に複数の図
形が表示されていた場合において、使用者が必要とする
図形を確実に選択することができるようになる。
【0012】さらに、選択順位記憶手段に記憶された選
択順位を変更する選択順位変更手段を設けておくと、座
標指示手段によって指示された座標上に複数の図形が表
示されていた際における使用者が必要とする図形を任意
に変更することができるようになり、操作上における自
由度を大幅に向上できる。
【0013】また、コマンド記憶手段に割り当てるコマ
ンドを変更するコマンド変更手段を設けると、実行され
るコマンドの自由度が大幅に増大することになる。
【0014】さらにまた、コマンド実行手段が実行する
コマンドを、図形種別毎に前回実行されたコマンドに更
新する実行コマンド更新手段を設けると、図形種別毎に
前回実行したコマンドが実行されることになるので、同
じ操作を連続して行う場合などには便利である。
【0015】さらにまた、図形種別毎にコマンド毎の実
行回数(使用頻度)を記憶するコマンド実行回数記憶手
段を設けるとともに、コマンド実行回数記憶手段に図形
種別毎に記憶されたコマンド毎の実行回数(使用頻度)
に基づいて、コマンド実行手段が実行するコマンドを、
図形種別毎に実行回数が最多のコマンド(使用頻度がも
っとも高いコマンド)に更新する最多実行コマンド更新
手段を設けるようにすると、使用頻度の高いコマンドが
自動的に選択できるようになり非常に便利である。
【0016】なお、本発明は、従来の階層化メニューを
備えた対話型図形編集装置に適用することが可能であ
る。こうした場合には、座標指定手段により表示手段に
表示された図形の座標が指示されたときには、本発明に
よるコマンド指定装置による処理が行われ、座標指定手
段により表示手段に表示された図形の座標が指示され
ず、階層化メニューを指定する操作が行われたときに
は、階層化メニューによる処理が行われるようにすれば
よい。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明によるコマン
ド指定装置の一実施例を詳細に説明するものとする。
【0018】図1は、本発明の一実施例によるコマンド
指定装置を適用したシステムの概略構成を示すブロック
構成図である。
【0019】この図1に示されるシステムは、対話型図
形編集装置としてプリント基板設計装置10を備えてい
る。そして、プリント基板設計装置10は、プリント基
板データベース12から図形データを読み出し、当該図
形データにより構成される図形を画面10a上の図形編
集エリア10bに表示して、プリント基板の設計を行う
ことができるようになされている(図2参照)。
【0020】図3には、プリント基板データベース12
の構造の一例が示されており、プリント基板データベー
ス12を構築する図形データは、操作の対象となる図形
の種別を示す「名詞」の種類と、当該「名詞」の属性
と、当該「名詞」の構成点座標となどから構成されてい
る。即ち、図3に示す「名詞=ライン」の例に関して説
明すると、「名詞=ライン」の記憶領域の先頭ポインタ
を示す「ライン・ヘッダ」に、各種のラインの図形デー
タが順次連なっている構造とされている。図3の例にお
いては、「ライン・ヘッダ」に名詞「ライン1」が連な
り、名詞「ライン1」に名詞「ライン2」が連なってい
る。そして、名詞「ライン1」と名詞「ライン2」とは
それぞれ、次の名詞のアドレスを示すネクストPと、属
性、構成点座標とから構成されている。
【0021】なお、プリント基板設計装置10の画面1
0aには、図形表示エリア10bの他に、階層化メニュ
ー表示エリア10cや種々のコマンド発生メニュー表示
エリア10dが設けられていて、従来のプリント基板設
計装置10と同様に、階層化メニュー10cを用いた操
作やコマンド発生メニュー10dを用いた操作を行うこ
とができるものとされている。
【0022】即ち、このプリント基板設計装置10にお
いては、従来のコマンド体系をそのまま使用することが
できるものであり、従来の階層化メニューによるコマン
ド指定やコマンド発生メニューによるコマンド指定を行
うことができるとともに、本発明によるコマンド指定を
行うことができるように構成されている。
【0023】また、このプリント基板設計装置10は、
既存の成果物(コマンド・ログ、シート・メニュー、種
々のユーザー・カスタマイズ・ツールによる産物など)
を使用することができるように構成されている。
【0024】また、本システムにおいては、プリント基
板設計装置10の外部装置としてエディタ14が設けら
れており、このエディタ14の操作によって、本発明に
よるコマンド指定装置で用いる定義ファイルを設定す
る。定義ファイルは、設計対象や作業内容などに応じて
複数個用意しておき、それらを適宜選択して用いること
がきるようになされている。
【0025】定義ファイルは名詞サーチテーブルとコマ
ンド定義テーブルとから構成され、プリント基板設計装
置10のコマンド解析部は、名詞サーチテーブルを参照
しながら画面10a上において指示した座標から名詞を
サーチし、またコマンド定義テーブルを参照しながらサ
ーチした名詞に対してコマンドを割り当て、フローチャ
ート参照しながら後述するコマンド指定処理に示すよう
に、コマンド選択、コマンド変更、名詞変更ならびにコ
マンド実行などの各処理を行う。
【0026】図4には、エディタ14の画面14aの表
示例が示されており、画面14aは、各定義ファイルの
名称を表示・変更する定義ファイル・タイトル入力エリ
ア14bと、ファイル用途やファイルパスを入力・変更
するための定義ファイル操作エリア14cと、名詞サー
チテーブルを作成するための検索順編集エリア14d
と、コマンド定義テーブルを作成するための名詞毎編集
エリア14eと、名詞サーチテーブルを作成するための
検索順編集作業やコマンド定義テーブルを作成するため
の名詞毎編集作業などを行うための制御ボタン・エリア
14fとが設けられている。
【0027】制御ボタン・エリア14fに設定されてい
る制御ボタンとしては、データを追加するための追加ボ
タン14gと、データを削除するための削除ボタン14
hと、データを変更するための変更ボタン14iと、編
集結果を名詞サーチ・テーブルあるいはコマンド定義テ
ーブルに書き込むための書き込みボタン14jと、エデ
ィタ14による編集を終了するための終了ボタン14k
とを備えている。
【0028】上記した構成のエディタ14を用いて定義
ファイルを作成するものであり、以下に定義ファイルに
関して説明する。
【0029】まず、定義ファイルの中の名詞サーチテー
ブルに関して説明すると、この名詞サーチテーブルと
は、フローチャートを参照しながら後述するコマンド指
定処理において、プリント基板設計装置10の画面10
aの指示された座標上に存在する名詞たる図形のなかか
ら、選択する名詞の順番を設定するものである。
【0030】図5には名詞サーチテーブルの作成方法の
概略ならびに名詞サーチテーブルの一例が示されてい
る。
【0031】名詞サーチテーブルは、エディタ14の検
索順編集エリア14dを用いて作成されるものである。
即ち、エディタ14のデータベース(図示せず)に格納
された名詞一覧の中からアートワーク設計や配線設計な
どの作業内容毎に、所望の名詞を検索順編集エリア14
dに順次設定していく。この設定順が名詞サーチテーブ
ルへの格納順となり、名詞サーチテーブルの格納順が、
サーチの際の順番となる。
【0032】名詞サーチテーブルはエディタ14により
作成されるので、使用者が任意に変更することができ、
これにより名詞のサーチ順を任意に設定することができ
る。
【0033】図5に示す名詞サーチテーブルの例におい
ては、「ライン」、「面」、「部品」の順に名詞サーチ
テーブル上に格納されており、サーチ順も「ライン」、
「面」、「部品」の順番となる。
【0034】次に、図6に示されたコマンド定義テーブ
ルの一例を参照しながら、定義ファイルの中のコマンド
定義テーブルに関して説明すると、各名詞には複数のコ
マンドを実行可能なコマンド(実行コマンド)として割
り当てることができる。図6に示す例においては、名詞
「ライン」に対して、実行コマンドとして「INSLI
N」、「INS ARC」などが割り当てられている。
【0035】また、名詞毎の動作モードとして、「デフ
ォルト(def)のあり/なし」を設定することができ
る。ここで名詞毎の動作モードとして「デフォルトあ
り」に設定されていると、フローチャートを参照しなが
ら後述するコマンド指定処理において名詞がサーチされ
ると、デフォルトとして設定された実行コマンドが直ち
に実行されることになり、名詞毎の動作モードとして
「デフォルトなし」に設定されていると、フローチャー
トを参照しながら後述するコマンド指定処理において名
詞がサーチされても直ちに実行コマンドが実行されない
ことになる。
【0036】また、上記した名詞毎の動作モードで「デ
フォルトあり」に設定された場合には、「固定モード」
であるか「可変モード」であるかの設定をすることにな
る。
【0037】「固定モード」に設定された場合には、デ
フォルトとして実行される実行コマンドは常に固定さ
れ、「可変モード」に設定された場合には、最後に実行
した実行コマンドが次のデフォルトとなる。従って、可
変モードを設定された場合には、実行コマンドが最後に
実行されたコマンドに更新されるという学習機能を実現
できる。
【0038】なお、「可変モード」においては、最後に
実行した実行コマンドであっても、その実行コマンドが
デフォルトとならないように設定することもできる。
【0039】さらに、各名詞毎に割り当てられた実行コ
マンド毎に動作モードを設定することができるものであ
り、そうした動作モードとしては「座標値継承のあり/
なし」を設定することができる。「座標値継承あり」に
設定された場合には、指示された座標値をコマンド実行
の際にそのまま第1点目のデータとして扱い、「座標値
継承なし」の場合には、指示された座標値をコマンド実
行の際の第1点目のデータとして扱わない。
【0040】従って、点Aから点Bまで図形を移動させ
る場合に、「座標値継承あり」を設定していると、第1
点目の点Aに関しては指示された座標値をそのまま第1
点目のデータとして扱うことができるので入力する必要
がなく、第2点目の点Bに関してのみ入力を行えばよ
い。一方、点Aから点Bまで図形を移動させる場合に、
「座標値継承なし」を設定していると、第1点目の点A
に関しても、また第2点目のBに関しても、それぞれ入
力を行う必要がある。
【0041】なお、図6に示すコマンド定義テーブルの
例においては、名詞「ライン」に関して「デフォルトあ
り」に設定された場合において、「固定モード」を選択
した場合のデフォルトのコマンドとしては「EDT L
INE」が設定されており、「可変モード」を選択した
場合にデフォルトとして設定したくないコマンドとして
「INS LIN」と「ERS LIN」とが設定され
ている。
【0042】また、後述するコマンドの指定処理におけ
る「切り換えメニュー」の表示として使用される「表示
文字」も記憶されている。ここで、「切り換えメニュ
ー」には、処理の対象となっているコマンド定義ファイ
ルに記憶されている実行コマンドが表示される。
【0043】次に、図7及び図8に示すフローチャート
を参照しながら、コマンド指定処理に関して説明する。
【0044】まず、システムを起動し、各種システム変
数を読み込むとともに、名詞サーチテーブルの名称とコ
マンド定義テーブルの名称を読み込む(ステップS70
2)。
【0045】次に、使用者により入力された図形データ
・ファイル名Fを受け取ると(ステップS704)、そ
の図形データ・ファイル名Fからプリント基板データ・
ベース12を検索して各種図形データを読み込み(ステ
ップS706)、読み込んだ図形データをプリント基板
設計装置10の画面10aに表示する(ステップS70
8)。
【0046】さらに、定義ファイルから名詞サーチテー
ブルのデータを読み込み(ステップS710)、キーボ
ード(図示せず)による数値入力操作やマウス(図示せ
ず)によるカーソルの移動およびクリック操作のなどの
操作によるデータの入力待ちの状態となり(ステップS
712)、キーボードやマウスによりデータが入力され
た場合には、入力されたデータが図形を表示する画面1
0a上の座標データであるか否かを判断する(ステップ
S714)。
【0047】ここで、ステップS712で入力されたデ
ータが図形を表示する画面10a上の座標データでない
場合には、入力されたデータに基づいて、従来と同様な
階層化メニューによるコマンド指定操作のような通常オ
ペレーションや、名詞サーチテーブルあるいはコマンド
定義テーブルの設定変更操作などを行うことになる。
【0048】即ち、ステップS712によって入力され
たデータが図形を表示する画面10a上の座標データで
ない場合には、階層化メニューを表示し(ステップS7
16)、コマンド選択待ちの状態となる(ステップS7
18)。
【0049】ここで入力されたコマンドが、名詞サーチ
テーブルあるいはコマンド定義テーブルの設定変更を指
示するコマンドである場合には、入力されたコマンドに
応じて名詞サーチテーブルあるいはコマンド定義テーブ
ルの設定変更を行い(ステップS720)、その後にス
テップS710へ戻り、ステップS710以降の処理を
繰り返し行う。
【0050】また、ステップS718のコマンド待ちの
状態から入力されたコマンドが、名詞サーチテーブルあ
るいはコマンド定義テーブルの設定変更を指示するコマ
ンド以外のその他のコマンド(例えば、階層化メニュー
の指定のコマンドやシステムの終了コマンドなど。)で
ある場合には、入力されたコマンドに応じて当該その他
のコマンドの処理を行い(ステップS722)、その後
にステップS710へ戻り、ステップS710以降の処
理を繰り返し行う。
【0051】一方、ステップS712によって入力され
たデータが図形を表示する画面10a上の座標データで
ある場合には、入力された座標データ上の図形データを
名詞サーチテーブルを用いてサーチ順に従って検索する
名詞サーチ処理を行う(ステップS724)。
【0052】ここで、ステップS724における名詞サ
ーチの処理に関して、図9に示す名詞サーチ処理のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0053】まず、名詞サーチ処理においては、ステッ
プS712で入力された座標データの指示座標値(x,
y)を獲得する(ステップS902)。
【0054】それから、名詞サーチテーブルより最先順
位の名詞を得る処理を行うことになり(ステップS90
4)、名詞が得られたか否かを判断する(ステップS9
06)。
【0055】このときに名詞が得られない場合には、名
詞が得られない(ステップS908)ものとしてステッ
プS716へ進み、ステップS716以降の処理を行
う。
【0056】一方、ステップS904の処理で名詞が得
られた場合には、プリント基板データベース12(D/
B)から得られた名詞の示す図形データの先頭ポインタ
を得る処理を行い(ステップS910)、先頭ポインタ
が得られたか否かを判断する(ステップS912)。
【0057】先頭ポインタが得られなかった場合には、
次の順位の名詞を名詞サーチテーブルより得る処理を行
い(ステップS914)、それからステップS906へ
進んで以降の処理を繰り返す。
【0058】一方、先頭ポインタが得られた場合には、
プリント基板データベース12内の座標(構成点)をも
とに、得られた名詞により示す図形データによる図形内
にステップS902で得た指示座標が含まれるか否かの
判断を行う(ステップS916、ステップS918)。
【0059】そして、当該図形内に指示座標が含まれな
いと判断された場合には、ポインタを移動させてプリン
ト基板データベース12から同一の名詞の次のデータを
得る処理を行い(ステップS920)、次のデータが得
られたか否かを判断する(ステップS922)。
【0060】ステップS922の判断結果より、次のデ
ータが得られなかった場合には、ステップS914へ進
んで以降の処理を繰り返し、次のデータが得られた場合
には、ステップS916へ進んで以降の処理を繰り返
す。
【0061】一方、ステップS916、ステップS91
8において、当該図形内に指示座標が含まれると判断さ
れた場合には、名詞が得られた(ステップS924)も
のとして、得られた名詞の示す図形データを用いてステ
ップS728以降の処理を行う。
【0062】このように、ステップS724の名詞サー
チ処理で名詞サーチテーブルから名詞を得る処理が行わ
れるとともに、名詞が得られたか否かの判断も行われ
(ステップS726)、名詞が得られなかった場合には
ステップS716以降の処理へ進み、名詞が得られた場
合にはステップS728以降の簡易オペレーションの処
理へ進む。
【0063】ステップS728では、得られた名詞の示
す図形データによる図形の種別の判定を行い、図形の種
別に対応するコマンド定義テーブルを参照し、その内容
を読み込む(ステップS730)。
【0064】それから、名詞毎の動作モードとして「デ
フォルトあり」に設定されているか否かを判断し(ステ
ップS732)、「デフォルトあり」に設定されていな
い場合、即ち、「デフォルトなし」に設定されている場
合には、コマンドの選択および図形の変更の処理を行っ
て(ステップS734)、コマンドを実行した後に(ス
テップS736)、ステップS710へ戻る。
【0065】ここで、ステップS734におけるコマン
ドの選択および図形の変更の処理ならびにステップS7
36におけるコマンド実行の処理を説明すると、まずス
テップS730で読み込んだコマンド定義テーブルから
「表示文字」を読み出して、実行コマンドを示す「切り
換えメニュー」を画面10aに表示する。
【0066】この「切り換えメニュー」の中に所望のコ
マンドがあれば、そのコマンドを選択して実行する。
【0067】一方、「切り換えメニュー」の中に所望の
コマンドがなく、得られた名詞の変更を行う場合には、
「切り換えメニュー」の「NEXT」を選択し、次の名
詞を獲得する処理を行う。そして、得られた名詞に関し
て、上記した処理を繰り返し行う。
【0068】一方、名詞毎の動作モードとして「デフォ
ルトあり」に設定されている場合には、「可変モード」
であるか否かを判断し(ステップS738)、「可変モ
ード」でない、即ち、「固定モード」である場合には、
ステップS730で読み込んだコマンド定義テーブルに
デフォルトとして設定されている実行コマンド(デフォ
ルトコマンド)を実行する(ステップS740)。
【0069】ここで、ステップS740で実行したコマ
ンドが使用者の意図したものではない場合には、図形/
コマンドの変更処理を行う(ステップS742)。
【0070】このステップS742の図形/コマンドの
変更処理においては、予め設定されたマウス(図示せ
ず)のデリミタ・ボタンを押すことにより「切り換えメ
ニュー」を表示させる。そして、実行するコマンドを変
更する場合には、「切り換えメニュー」から使用者の意
図するコマンドを選択する。
【0071】そして、デフォルトコマンドの実行をキャ
ンセルして、当該選択した使用者の意図するコマンドを
実行し(ステップS744)、ステップS710へ戻
る。
【0072】また、ステップS742の図形/コマンド
の変更処理において、「切り換えメニュー」の中に所望
のコマンドがなく、得られた名詞の変更を行う場合に
は、「切り換えメニュー」の「NEXT」を選択し、次
の名詞を獲得する処理を行う。そして、得られた名詞に
関して、上記した処理を繰り返し行う。
【0073】一方、名詞毎の動作モードとして「デフォ
ルトあり」に設定されていて、「可変モード」である場
合には、ステップS730で読み込んだコマンド定義テ
ーブルの実行コマンドの中で、最後に実行された実行コ
マンドをデフォルトの実行コマンド(デフォルトコマン
ド)として実行する(ステップS746)。
【0074】ここで、ステップS746で実行したコマ
ンドが使用者の意図したものではない場合には、図形/
コマンドの変更処理を行う(ステップS748)。
【0075】このステップS748の図形/コマンドの
変更処理においては、ステップS742の図形/コマン
ドの変更処理と同様に、予め設定されたマウス(図示せ
ず)のデリミタ・ボタンを押すことにより「切り換えメ
ニュー」を表示させる。そして、実行するコマンドを変
更する場合には、「切り換えメニュー」から使用者の意
図するコマンドを選択する。
【0076】そして、デフォルトコマンドの実行をキャ
ンセルして、当該選択した使用者の意図するコマンドを
実行する(ステップS750)。それから、ステップS
750で実行したコマンド(最後に実行されたコマン
ド)をデフォルトのコマンドとするように、コマンド定
義テーブルを更新し(ステップS752)、ステップS
710へ戻る。
【0077】また、ステップS748の図形/コマンド
の変更処理において、「切り換えメニュー」の中に所望
のコマンドがなく、得られた名詞の変更を行う場合に
は、「切り換えメニュー」の「NEXT」を選択し、次
の名詞を獲得する処理を行う。そして、得られた名詞に
関して、上記した処理を繰り返し行う。
【0078】従って、画面10a上に表示されている図
形をマウスによりクリックすることなどにより当該図形
の座標データを入力すれば、当該座標データから得られ
る指示座標値をもとに名詞サーチテーブルの順番で名詞
サーチを行い、コマンド定義テーブルにコマンドが割り
当てられている名詞が存在すれば、階層化メニューを用
いることなくコマンドの指定を行うことができる簡易オ
ペレーションの動作に入ることができる。
【0079】なお、上記した実施例において、階層化メ
ニューなどのような他の一連の処理の途中まで実行した
ときに座標データが入力された場合には、簡易オペレー
ションの動作に入るための座標データの入力であるとは
解釈せずに、階層化メニューなどのような他の一連の処
理を続行するようにすればよい。
【0080】また、簡易オペレーションの動作に入るた
めの座標データの入力に関して、何か特別な入力方法を
用いる場合には、階層化メニューなどのような他の一連
の処理の途中まで実行したときに、上記特別な方法以外
で座標データが入力された場合には、簡易オペレーショ
ンの動作に入るための座標データの入力であるとは解釈
せずに、階層化メニューなどのような他の一連の処理を
続行するようにし、上記特別な方法で座標データが入力
された場合には、簡易オペレーションの動作に入るため
の座標データの入力であるとは解釈して、簡易オペレー
ションの動作に入る処理を行うようにしてもよい。
【0081】さらに、上記した実施例において、「デフ
ォルトあり」の設定は、最初にサーチされた名詞に限り
有効としてもよいし、最初にサーチされた名詞に限らず
有効としてもよい。
【0082】さらにまた、上記した実施例において、
「切り換えメニュー」の「NEXT」の操作によりサー
チされた名詞に「デフォルトあり」の設定があった場合
に、直ちにそのコマンドの実行を行わないようにしても
よいし、直ちにそのコマンドの実行を行ってもよい。
【0083】また、上記した実施例において、可変モー
ドを設定した場合のコマンドの学習機能としては、実行
コマンドを最後に実行されたコマンドに更新する場合を
説明したが、図形種別毎にコマンド毎の実行回数(使用
頻度)を記憶するようにしておき、記憶されたコマンド
の使用頻度に応じて実行コマンドを変更するようにして
もよい。
【0084】上記したコマンドの使用頻度に応じて実行
コマンドを変更する学習機能を実現するには、例えば、
図6に示すコマンド定義テーブルに、図10に示すよう
にコマンドの使用頻度を記憶する領域を加え、当該領域
に記憶されたコマンドの使用頻度に応じて、実行コマン
ドを変更するようにすればよい。
【0085】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、各階層からコマンドを指定する必要性がな
くなり、コマンド指定操作が大幅に簡略化するととも
に、コマンド指定操作を行う際に使用者の思考が中断さ
れることがないという、優れた効果を奏するものであ
る。
【0086】また、使用者のコマンドの使用頻度に応じ
て、実行コマンドが使用頻度の高いコマンドに変更され
るようにすると、使用者のコマンドの指定操作の回数を
一層減少することが期待できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるコマンド指定装置を適
用したシステムの概略構成を示すブロック構成図であ
る。
【図2】プリント基板設計装置の画面表示の一例を示す
説明図である。
【図3】プリント基板データベースの構造を示す説明図
である。
【図4】エディタの画面表示の一例を示す説明図であ
る。
【図5】名詞サーチテーブルの作成方法の概略ならびに
名詞サーチテーブルの一例を図表的に示す説明図であ
る。
【図6】コマンド定義テーブルの一例を図表的に示す説
明図である。
【図7】コマンド指定処理のフローチャートである。
【図8】コマンド指定処理のフローチャートである。
【図9】名詞サーチ処理のフローチャートである。
【図10】コマンドの使用頻度を記憶する領域を加えた
コマンド定義テーブルの一例を図表的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 プリント基板設計装置 12 プリント基板データベース 14 エディタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/80 G06F 3/00 654 G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形データを作成および編集する対話型
    図形編集装置におけるコマンド指定装置において、 図形データに基づく図形を表示する表示手段と、 図形データに基づく図形の種別の選択順位を記憶した選
    択順位記憶手段と、 前記表示手段によって表示された図形の中から所望の図
    形が表示された座標を指示する座標指示手段と、 前記座標指示手段によって指示された座標上に表示され
    た図形の図形データの中から、前記選択順位記憶手段に
    記憶した選択順位の中で所定の選択順位の図形の図形デ
    ータを選択する図形データ選択手段と、 前記図形データ選択手段によって選択された図形データ
    の図形の種別を判定する図形種別判定手段と、 図形の種別毎に任意の個数のコマンドを割り当てて記憶
    するコマンド記憶手段と、 前記図形種別判定手段によって判定された図形の種別に
    対応したコマンドを、前記コマンド記憶手段から読み出
    すコマンド読み出し手段と、 前記コマンド読み出し手段によって読み出されたコマン
    ドの中から所望のコマンドを実行させるコマンド実行手
    段とを有することを特徴とするコマンド指定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコマンド指定装置におい
    て、 前記選択順位記憶手段に記憶された選択順位を変更する
    選択順位変更手段を備えたコマンド指定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれか1項
    に記載のコマンド指定装置において、 前記コマンド記憶手段に割り当てるコマンドを変更する
    コマンド変更手段を備えたコマンド指定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3のい
    ずれか1項に記載のコマンド指定装置において、 前記コマンド実行手段が実行するコマンドを、図形種別
    毎に前回実行されたコマンドに更新する実行コマンド更
    新手段を備えたコマンド指定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2または請求項3のい
    ずれか1項に記載のコマンド指定装置において、 図形種別毎にコマンド毎の実行回数を記憶するコマンド
    実行回数記憶手段と、 前記コマンド実行回数記憶手段に図形種別毎に記憶され
    たコマンド毎の実行回数に基づいて、前記コマンド実行
    手段が実行するコマンドを、図形種別毎に実行回数が最
    多のコマンドに更新する最多実行コマンド更新手段とを
    有するコマンド指定装置。
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