JP2001195432A - Cadシステム - Google Patents

Cadシステム

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JP2001195432A
JP2001195432A JP2000001899A JP2000001899A JP2001195432A JP 2001195432 A JP2001195432 A JP 2001195432A JP 2000001899 A JP2000001899 A JP 2000001899A JP 2000001899 A JP2000001899 A JP 2000001899A JP 2001195432 A JP2001195432 A JP 2001195432A
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Katsushige Yoshida
克重 吉田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 CADでの図面作成において指定した領域の
要素に対して一括で寸法線の作成や編集をおこなうこと
によって図面作成の作業効率をあげる。 【解決手段】 寸法測定対象要素認識部31が、寸法線
の付与対象となる複数の図形要素を一括して認識する。
寸法線配置処理部33は、一括で認識された寸法測定対
象要素から作成した寸法線を、認識要素を含む最小矩形
領域を基準にして配置する。寸法線再配置処理部34
は、前記寸法線配置処理部33によって配置された複数
の寸法線を、寸法線同士の位置関係や寸法線と図形要素
との位置関係などを規定したルールに従って、再配置す
る。ルールファイル41a〜41cは、寸法線同士の位
置関係や寸法線と図形要素との位置関係を記述してい
る。ルールファイル選択部43は、寸法線を表示する場
合にルールファイル41a〜41cのいずれを選択する
かを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作成した図形要素
に対して一括して寸法線を作成したり、作成した寸法線
を一括で再配置する機能をもったCADシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のCADシステムでは、マ
ウスなどの命令入力手段を用いて図形を作成しながら、
設計図面を作成していく。図面の作成をする場合、設計
対象となる図形を作成した後、図面に描かれた図形に対
して寸法線を記載していくが、この時寸法線の作成は、
対象となる図形要素に対応した寸法線の種類を決め、そ
の種類の寸法線を作成するコマンドを選択してマウスな
どの命令入力手段を用いて適当な位置に配置する。一通
りの寸法線を記載した後に、寸法線同士の相互位置を整
えるために、各寸法線の一つ一つを再配置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のCADシ
ステムにおいては、対象となる図形要素に対してその要
素にあった寸法線の種類を選択し、それに対応したコマ
ンドを実行して配置位置を決めていくため、一つの寸法
線の作成においても操作が多く、さらに一つの図面では
相当量の寸法線を作成する必要から、寸法線作成のため
にかなり作業量が必要であった。
【0004】また、作成した寸法線は図面の種類や用途
により図形に対する位置や複数の寸法線を考慮した位置
に再配置する必要があり、図面作成後に再度、寸法線の
位置を見直す必要があり、そのための作業量も大きなも
のとなっていた。
【0005】最近では、図形に対する寸法線の付与を自
動化する試みもなされているが、CADシステムではそ
の用途や目的、あるいは寸法線を表示する対象図形毎に
異なったルールに基づく寸法線の付与が要求されてお
り、単純に図形要素の形状や位置のみを検出して寸法線
を付与することはできなかった。
【0006】例えば、米国のCADシステムではANS
I(米国標準規格)による製図記号が使用され、寸法線
もそれに応じたものを表示することが要求されているの
に対して、我が国ではJIS規格による製図記号に基づ
いた寸法線を表示することが要求されている。また、C
ADシステムで設計する図面の用途や目的に応じて、あ
る特定の種類や形状の部品については強調表示やカラー
表示を伴う寸法線の付与が要求されたり、所定の寸法以
下の図形については寸法線の付与を必要としない場合が
ある。また、図形要素からどの程度離れた位置に寸法線
を付与するか、言い換えれば、寸法線配置基準一と図形
要素とのオフセット値をどの程度に設定するかも、図面
の用途や目的、あるいは作図する図面の形状に応じて異
なっていた。
【0007】本発明はかかる従来の事情に対処してなさ
れたものであり、寸法線の作成や再配置などの操作を一
括しておこなうことにより、図面作成の作業効率を大幅
に改善し、図面作成を短時間でおこなうCADシステム
を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、そ
の用途や目的に応じて異なったルールに従った様々な種
類の寸法線を選択して表示することのできるCADシス
テムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のCADシステムにおいて
は、図形要素および図形要素の座標位置を記憶する記憶
手段と、記憶された図形要素を前記座標位置に従って表
示する表示手段と、図形要素の作成および編集処理を指
示する図形作成編集処理手段をもったCADシステムに
おいて、寸法線を付与すべき複数の図形要素を一括して
認識する寸法測定対象要素認識手段と、一括して認識し
た要素から寸法線を一括作成する寸法線一括作成処理手
段が設けられたことを特徴とする。この請求項1の発明
によれば、指定した図形要素を認識するだけで一括して
寸法線を作成したり変更したりすることができる。
【0009】請求項2の発明は、前記請求項1の発明に
おいて、前記寸法線一括作成処理手段に、一括で認識さ
れた複数の寸法測定対象要素の種類と配置位置に基づい
て、前記寸法測定対象要素に付与する寸法線の種類を決
定する寸法線種類決定手段が設けられたことを特徴とす
る。この請求項2の発明によれば、寸法測定対象である
垂直線や水平線、矩形上の図形、あるいは円や円弧など
の図形に応じて、寸法線の種類を決定することにより、
寸法線の種類、例えば、始点、終点、方向、線種、矢
印、線の太さなどを選択して表示することができる。
【0010】請求項3の発明は、前記請求項1の発明に
おいて、前記寸法線一括作成処理手段に、一括で認識さ
れた寸法測定対象要素から作成した寸法線を、認識要素
を含む最小矩形領域を基準にして配置する寸法線配置処
理手段が設けられたことを特徴とする。この請求項3の
発明によれば、寸法線が図形要素と干渉することがな
く、しかも各寸法線が一定の基準に従った位置に表示さ
れる。
【0011】請求項4の発明は、前記請求項1の発明に
おいて、寸法線同士の位置関係や寸法線と図形要素との
位置関係などのように寸法線を表示するに当たって採用
するルールを記述したルールファイルと、このルールフ
ァイルに記述されたルールを元に、前記寸法線一括作成
処理手段によって作成された寸法線の位置を再配置する
寸法線再配置処理手段が設けられたことを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、ルールファイルに記載さ
れたルールに従って常に等しい仕様に従って寸法線が再
配置されるので、作成する図面全体として統一が取れた
寸法線の付与が可能となる。
【0012】請求項5の発明は、前記請求項4に記載の
発明において、前記ルールファイルの内容を変更するル
ールファイル書換手段が設けられたことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、ルールファイルを書き換
えることにより、CADシステムの用途や目的に適合し
た様々な仕様の寸法線を表示することが可能になる。
【0013】請求項6の発明は、前記請求項4に記載の
発明において、複数のルールファイルと、これら複数の
ルールファイルを切り換えるルールファイル選択処理手
段が設けられたことを特徴とする。このような請求項6
の発明によれば、複数のルールファイルを切り換えるだ
けで、同一の図面に対して異なった仕様の寸法線を簡単
に付与することができる。
【0014】請求項7の発明は、図形要素および図形要
素の座標位置、これら図形要素に付与されている寸法線
およびその座標位置を記憶する記憶手段と、記憶された
図形要素および寸法線をそれらの座標位置に従って表示
する表示手段と、図形要素および寸法線の作成および編
集処理を指示する図形作成編集処理手段をもったCAD
システムにおいて、寸法線を付与すべき複数の図形要素
とこれらの図形に付与されている寸法線とを一括して認
識する寸法測定対象要素認識手段と、一括して認識した
要素から新規な寸法線を一括作成する寸法線一括作成処
理手段と、寸法線を表示するに当たって採用するルール
を記述したルールファイルと、このルールファイルに記
述されたルールを元に既存の寸法線と新規な寸法線とを
再配置する寸法線再配置処理手段が設けられたことを特
徴とする。この請求項7の発明によれば、既に寸法線を
一括で付与した図面や手作業で寸法線を追加した図面に
対しても、ルールに従った適正な寸法線を付与すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るCADシステ
ムの実施の形態を図に基づき説明する。なお、本発明
は、周辺機器を持つコンピュータを、ソフトウェアで制
御することによって実現されることが一般的である。但
し、本発明を実現する具体的なソフトウェアやハードウ
ェアの構成はいろいろ変更することができる。例えば、
ソフトウェアの形式には、コンパイラ、インタプリタ、
アセンブラなどいろいろあり、外部との情報をやり取り
するにも、フロッピーディスクなどの着脱可能な記録媒
体、ネットワーク接続装置などいろいろ考えられる。ま
た、本発明を実現するソフトウェアやプログラムを記録
したCD−ROMのような記録媒体は、単独でも本発明
の一態様である。さらに、本発明の機能の一部をLSI
などの物理的な電子回路で実現することも可能である。
以上のように、コンピュータを使って本発明を実現する
態様はいろいろ考えられるので、以下では、本発明や実
施形態に含まれる個々の機能を実現する仮想的回路ブロ
ックを使って説明する。
【0016】(1)実施形態の構成 図1は、本発明のCADシステムの一実施形態の構成を
示したものである。図1において、1は図形処理をおこ
なう処理装置であるコンピュータと、この処理装置上で
動作する処理プログラムである。2は前記コンピュータ
1上で処理された図形情報や前記処理プログラムの操作
情報を表示する表示装置である。3は図形要素を入力ま
たは認識するための指示をする座標指示装置、4は各種
の操作を行うための命令入力装置、5は処理プログラム
やデータを記憶する主記憶装置、6は作成した図形要素
や操作手順などを記憶する補助記憶装置である。なお、
一例として、前記表示装置2はディスプレイやプリンタ
などの出力装置により、また座標指示装置3や命令入力
装置4はキーボード、マウス、ポインタなどの入力装置
によって構成されている。
【0017】前記コンピュータ1上で動作する本実施の
形態のCADシステムは、一般的なCADシステムが備
えている図形作成編集処理部20と、対象となる複数の
図形要素に対して一括して寸法線を表示する寸法線一括
作成処理部30と、この寸法線一括作成処理部30に対
して寸法線作成処理時に所定のルールを与えるルール処
理部40とから構成されている。
【0018】図形作成編集処理部20は、前記座標指示
装置3や命令入力装置4からの指示に従い、図形の作
成、移動、削除、コピー、保存などの処理を行うと共
に、作成した図形をディスプレイ上に表示したり、プリ
ンタなどに出力するものである。この図形作成編集処理
部20は、作成あるいは編集した図形の種類や形状、座
標位置などのデータを記憶しておくための図面データベ
ース21を備えている。
【0019】寸法線一括作成処理部30は、寸法線の付
与対象となる複数の図形要素を一括して認識する寸法測
定対象要素認識部31を備えている。この要素認識部3
1は、前記座標指示装置3や命令入力装置4からの指示
に従い、一定の範囲内に存在する複数の図形要素を一括
して選択したり、個々の図形要素をポインタなどを利用
して指定することにより、寸法線を付与する複数の図形
要素を認識する。
【0020】寸法線一括作成処理部30は、前記要素認
識31により認識された複数の寸法測定対象要素の種類
と配置位置に基づいて、前記寸法測定対象要素に付与す
る寸法線の種類を決定する寸法線種類決定部32を備え
ている。寸法線の種類は対象とする要素の種類によって
異なるが、例えば、対象要素が垂直線分であれば垂直寸
法線、水平線分で水平寸法線、斜め線であれば垂直寸法
線と水平寸法線となる。また、対象要素が真円であれば
直径寸法線、円弧であれば半径寸法線である。
【0021】寸法線一括作成処理部30は、一括で認識
された寸法測定対象要素から作成した寸法線を、認識要
素を含む最小矩形領域を基準にして配置する寸法線配置
処理部33が設けられている。すなわち、この寸法線配
置処理部33は、認識された複数の寸法測定対象要素の
X軸とY軸方向の座標値の最小値および最大値をそれぞ
れ検出して、この4つの座標値を4隅の座標値とする矩
形領域を生成する最小矩形領域生成部331、生成され
た最小矩形領域から予めルールによって定められた位置
(一般に、最小矩形領域からのオフセット値と呼ぶ)に
寸法線を描くための基準線を生成する基準位置設定部3
32、認識された要素の垂直辺、水平辺、コーナー部な
どの座標値、円や円弧の中心点の座標値と半径や直径の
値などに従って、寸法線の始点と終点の座標や表示する
寸法値を決定してディスプレイなどの表示手段上に表示
する表示処理部333を備えている。
【0022】寸法線一括作成処理部30には、前記寸法
線配置処理部33によって配置された複数の寸法線を、
寸法線同士の位置関係や寸法線と図形要素との位置関係
などを規定したルールに従って、再配置する寸法線再配
置処理部34が設けられている。すなわち、図4に示す
ように、最小矩形領域から一定のオフセット値を保った
位置に基準線を生成しその上に寸法線を配置すると、図
5(A)に示すように、複数の寸法線が同じ基準線上に
配置されて、重なり合ってしまうことになる。そこで、
本実施の形態では、図5(B)のように必要な寸法線が
きちんと表示されるように、不要な寸法線(例えば、寸
法が0の寸法線)を削除したり、重なり合った寸法線の
位置をずらすなどの再配置処理を行う再配置処理部34
が設けられている。
【0023】前記ルール処理部40は、寸法線一括作成
処理部30に対して、寸法線を表示するに当たって必要
なルールを与えるためのものであって、寸法線同士の位
置関係や寸法線と図形要素との位置関係を記述した複数
のルールファイル41a〜41cを備えている。ルール
処理部40には、これらルールファイル41a〜41c
の内容を変更するための書換部42、寸法線を表示する
場合にルールファイル41a〜41cのいずれを選択す
るかを決定するルールファイル選択部43、および選択
されたルールファイル41a〜41cのいずれかからそ
のルールの内容を読み出して寸法線一括作成処理部30
に与えるルール読出部44が設けられている。
【0024】このルールファイルに記載されるルールと
しては、 (1) 直線寸法の場合、作成した寸法線をもっとも近い基
準線上にもってくる。 (2) 長さが0の寸法線は削除する。 (3) 寸法線が重なる場合には長い方の寸法線を指定距離
外側にずらす(図5参照)。 (4) 同一位置を計測した寸法線は、どちらかを削除す
る。などの基本的なルールに加え、 (5) オフセット値をどの程度にするか。 (6) 寸法線の表示は、JISによるか、ANSIによる
か。 (7) 最小表示寸法はどの程度するか。 (8) 線の太さ、色、寸法値を表す数字のフォントやサイ
ズ。 (9) 矢印や数字を図形のどちら側に配置するか。 など様々なものが考えられる。そして、本実施の形態で
は、異なったルールの組み合わせを記述した複数のルー
ルファイル41a〜41cを用意して、作成する図面の
種類、用途、目的に応じてこれらのルールを適宜選択で
きるように構成している。なお、このルールファイル
は、前記の内容のものをスクリプト言語やプログラミン
グ言語などを利用して記述する。
【0025】(2)実施形態の作用効果 このように構成された本実施の形態における寸法線作成
または編集のための処理の流れを図3のフローチャート
に従って説明する。新規に寸法線を付与するには、図3
の右側の流れのようになる。すなわち、新規に寸法線を
作成する場合、まず、要素認識部31により、寸法線の
対象となる図形要素を一括して認識する(ステップ3
1)。この場合、対象となる図形要素の認識方法は、図
形処理装置のコマンドで要素選択を行ったり、座標指示
装置を用いて対象となる領域を指定して図形要素を認識
する。
【0026】次に、最小矩形領域生成部331により、
認識した要素のうち寸法線の対象となる要素を選択し
て、図4に示すようにして、その要素を含む最小矩形領
域を求め(ステップ32)、それをもとに寸法線を最初
に配置する基準枠を設定する(ステップ33)。この基
準枠は図面の中でもっとも多い、水平および垂直の直線
寸法線の配置基準であり、半径寸法線や直径寸法線の場
合は、対象となる円弧および円要素が基準となる。
【0027】配置基準が設定されると、認識した図形要
素ごとに寸法線を作成していく(ステップ34)。この
場合、寸法線の作成は、対象とする要素の種類によって
異なるが、例えば対象要素が垂直線分であれば垂直寸法
線、水平線分で水平寸法線、斜め線であれば垂直寸法線
と水平寸法線を作成し、近い方の基準線上に配置する。
また、対象要素が真円であれば直径寸法線、円弧であれ
ば半径寸法線を決められた基準位置に作成する。このよ
うな図形要素毎に異なる寸法線が必要となるため、この
ステップ34においては、寸法線種類決定部32により
図形要素の種類などに応じて、適切な寸法線を選択す
る。
【0028】一般にこれだけの処理では、対象となる図
形が少し複雑になると寸法線同士が重なったり、向きが
不適当であったりする。また図面の種類によってはとし
ては不要な寸法線が作成される場合もある。そのために
一度作成した寸法線の配置位置を補正する必要がある。
そこで、ファイル選択部43を利用して、予め用意され
た複数のルールファイル41a〜41cの中から、作成
する図面の用途や目的に応じたルールが記述されたファ
ィルを選択し、そのファイル内のルールを読出部44か
ら読み出す(ステップ35)。このルールは、前記のよ
うに寸法線同士の関係、寸法線と対象要素との関係、寸
法線と基準線との関係などを定めたものであるから、再
配置処理部34においてこのルールに従って寸法線の再
配置を行っていく(ステップ36)。このルールファイ
ルの内容のすべてが満たされるまで繰り返し処理をおこ
なうことによって適正な位置に寸法線を再配置する。
【0029】なお、予め用意されたルールファイルに記
述されたルール内容に変更があったり、さらに追加ある
いは削除するルールがある場合には、ルール書換部42
により、各ファイルに記述されたルールを書き換えるこ
とができる。そのため、本実施形態では、このように寸
法線の配置に対するルールを編集可能な外部ファイルと
して持つことにより、図面の種類や用途に応じて目的に
あったルールファイルを作成することができる。また、
このようなルールファイルを用途別、目的別に複数持つ
ことにより、図面の内容に応じて寸法線の配置をおこな
うことができる。
【0030】以上は新規に寸法線を作成する場合の例と
して処理の流れの一例を説明してきたが、同様の処理
は、前記のように一括して寸法線を記載した後に手作業
で追加した寸法線がある場合などのように、一度作成し
た寸法線にも適用できる。その処理の流れは、図3の左
側の流れのように対象となる図形要素と寸法線要素を同
時に一括認識(ステップ37)して寸法線の基準位置を
求めた上で(ステップ32,33)、寸法線の再配置処
理(ステップ36)を行う。これによって寸法線の新規
作成と同等の寸法線再配置処理をおこなうことができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のCADシ
ステムにおいては、寸法線の対象となる要素を一括で認
識することにより、複数の寸法線を一度に作成すること
ができ、さらにルールファイルの内容に応じた寸法線の
再配置処理をおこなうことによって、その図面に適した
寸法線の自動配置をおこなうことができる。また、用途
別に応じたルールファイルを使用することによってより
適した寸法線の配置をおこなうことができる。
【0032】これによって適正な配置された寸法線の作
成や一度作成した寸法線を適正な位置に再配置すること
を複数の寸法線に対して一回の操作でおこなうことがで
き、短時間で寸法線の作成や再配置をおこなうことがで
きるようになり、ひいてはCAD作業による図面作成の
作業効率を大幅に上げることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例として示すCADシステムの構
成図
【図2】本発明の実施例として寸法線を一括作成する処
理の構成図
【図3】本発明の実施例として寸法線を作成する処理の
流れ図
【図4】本発明の実施例として寸法線の配置基準を設定
するための説明図
【図5】本発明の実施例としてルールファイルの一例を
実行した場合の説明図
【符号の説明】
1…コンピュータ 2…表示装置 3…座標指示装置 4…命令入力装置 20…図形編集処理部 21…図面データベース 30…寸法線一括作成処理部 31…寸法測定対象要素認識部 32…寸法線種類決定部 33…寸法線配置処理部 331…最小矩形領域生成部 332…基準位置設定部 333…表示処理部 34…寸法線再配置処理部 40…ルール処理部 41a〜41c…ルールファイル 42…ルール書換部 43…ルールファイル選択部 44…ルール読出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形要素および図形要素の座標位置を記
    憶する記憶手段と、記憶された図形要素を前記座標位置
    に従って表示する表示手段と、図形要素の作成および編
    集処理を指示する図形作成編集処理手段をもったCAD
    システムにおいて、 寸法線を付与すべき複数の図形要素を一括して認識する
    寸法測定対象要素認識手段と、一括して認識した要素か
    ら寸法線を一括作成する寸法線一括作成処理手段が設け
    られたことを特徴とするCADシステム。
  2. 【請求項2】 前記寸法線一括作成処理手段に、一括で
    認識された複数の寸法測定対象要素の種類と配置位置に
    基づいて、前記寸法測定対象要素に付与する寸法線の種
    類を決定する寸法線種類決定手段が設けられたことを特
    徴とする請求項1に記載のCADシステム。
  3. 【請求項3】 前記寸法線一括作成処理手段に、一括で
    認識された寸法測定対象要素から作成した寸法線を、認
    識要素を含む最小矩形領域を基準にして配置する寸法線
    配置処理手段が設けられたことを特徴とする請求項1に
    記載のCADシステム。
  4. 【請求項4】 寸法線を表示するに当たって採用するル
    ールを記述したルールファイルと、このルールファイル
    に記述されたルールを元に、前記寸法線一括作成処理手
    段によって作成された寸法線の位置を再配置する寸法線
    再配置処理手段が設けられたことを特徴とする請求項1
    に記載のCADシステム。
  5. 【請求項5】 前記ルールファイルの内容を変更するル
    ールファイル書換手段が設けられたことを特徴とする請
    求項4記載のCADシステム。
  6. 【請求項6】 複数のルールファイルと、これら複数の
    ルールファイルを切り換えるルールファイル選択処理手
    段が設けられたことを特徴とする請求項4記載のCAD
    システム。
  7. 【請求項7】 図形要素および図形要素の座標位置、こ
    れら図形要素に付与されている寸法線およびその座標位
    置を記憶する記憶手段と、記憶された図形要素および寸
    法線をそれらの座標位置に従って表示する表示手段と、
    図形要素および寸法線の作成および編集処理を指示する
    図形作成編集処理手段をもったCADシステムにおい
    て、 寸法線を付与すべき複数の図形要素とこれらの図形に付
    与されている寸法線とを一括して認識する寸法測定対象
    要素認識手段と、一括して認識した要素から新規な寸法
    線を一括作成する寸法線一括作成処理手段と、寸法線を
    表示するに当たって採用するルールを記述したルールフ
    ァイルと、このルールファイルに記述されたルールを元
    に既存の寸法線と新規な寸法線とを再配置する寸法線再
    配置処理手段が設けられたことを特徴とするCADシス
    テム。
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Cited By (4)

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