JP2001117761A - 画面プログラム製造方法及びその装置並びに画面プログラム製造プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画面プログラム製造方法及びその装置並びに画面プログラム製造プログラムを記録した記録媒体

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JP2001117761A
JP2001117761A JP29981899A JP29981899A JP2001117761A JP 2001117761 A JP2001117761 A JP 2001117761A JP 29981899 A JP29981899 A JP 29981899A JP 29981899 A JP29981899 A JP 29981899A JP 2001117761 A JP2001117761 A JP 2001117761A
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正也 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基本設計情報から、手間をかけずに一貫性の
ある正確なソース・コードと詳細設計情報のテンプレー
トを出力することを可能にする。 【解決手段】 開示されるGUI画面プログラム製造方
法は、GUI部品を表示装置の画面上に配置してその属
性を設定する基本設計工程101と、前記GUI部品の
属性を詳細設計情報に変換し、細分化してある詳細設計
情報を編集、追加、削除する詳細設計工程102と、前
記詳細設計の仕様を確認する仕様チェック工程103
と、前記詳細設計情報に基づいて前記各GUI部品に対
応したメディエータを製造するソース・コード製造工程
104とを含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画面プログラム
製造方法及びその装置並びに画面プログラム製造プログ
ラムを記録した記録媒体に係り、詳しくは、コンピュー
タ画面にプッシュボタンや、テキストボックス等のGU
I(グラフィック・ユーザ・インターフェース)部品を
出力し、その部品に対しマウスやキーボードで入力を行
なう画面プログラム製造方法及びその装置並びに画面プ
ログラム製造プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画面プログラム製造方法
として、特開平8−202545号公報や特開平8−1
66865号公報に記載の方法が知られている。特開平
8−202545号公報に記載の第1の従来技術では、
オブジェクト指向ユーザ・インターフェースを使用し
て、所望のコンピュータ・プログラミング機能のオブジ
ェクト指向設計を行う場合、オブジェクト指向モデル
は、必要に応じて各オブジェクトを再帰的に生成するジ
ェネレータ・エンジンによって処理され、そのモデルに
含まれるターゲット言語に関するプリミティブ・オブジ
ェクトを表面化させ、各プリミティブ・オブジェクト
は、典型的には第3世代言語である所望のターゲット言
語に対応した一組ソース・コード・テンプレートからそ
れの対応するテンプレートにマップされ、オブジェクト
指向ジェネレータ・エンジンは、その結果のテンプレー
ト集積体を解析して、所望のターゲット言語で所望のプ
ログラミング機能を有するソース・コード・ファイルを
形成する。
【0003】また、特開平8−166865号公報に記
載の第2の従来技術では、GUI部品を定義した文字列
とGUI設計図をイメージスキャナで入力し、イメージ
バッファに格納し、次に、イメージバッファ上に沿かれ
た線分を抽出し、線分画像をベクトル情報に変換し、次
に、描出されたベクトル情報から矩形線分を抽出し、ベ
クトル情報から矩形情報に変換し、次に、文字認識を行
なって文字イメージをキャラクターコードに変換し、次
に、キャラクターコードの意図するGUI部品と矩形の
対応づけを行い、次に、レイアウトエディタで認識結果
を確認、修正し、次に、矩形の位置情報と対応部品デー
タに基づいてコードジェネレーターでGUI言語を生成
し、次に、生成されたGUI言語をコンパイルし、GU
I画面を生成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在GUI
プログラムの製造の多くは、短期間で規模の大きなプロ
グラムを製造する必要がある。それに対して、現在の現
場では、作業はほとんど手作業で行われている。そのた
め、生産性が上がらず、初期には漏れや誤り等の不良部
分も多く、信頼性が低い場合が多い。この原因は、各設
計内容が曖昧であることに起因する場合が多い。また、
多人数の開発者がいる場合は、プログラム全体の一貫性
を保つのも難しくなる。また、業務の複雑化とコンピュ
ータの普及に伴い、複雑な仕様がシステムにも求められ
ている。特に、ユーザインターフェース部分のGUIプ
ログラムに、それは顕著にあらわれている。従来のGU
I画面内では、各GUI部品が直接メッセージのやりと
りを行い、同じようなメッセージの受渡し処理が、多く
のGUI部品上に分散し、各GUI部品は相互依存状態
になり、変更による影響範囲が認識できなくなる場合も
ある。そのため、保守のためにも多くの工数を必要とし
ている。
【0005】また、急速な市場変化に伴い、システムの
変更も頻繁に発生している。これにより、GUI部品の
属性変更等の顧客要望は頻繁に発生する。その際、変更
箇所は複数にわたる。これらの要望に対し、頻繁に、G
UI部品の一貫性を保つ変更をする必要がある。しか
し、このように複数箇所を同時に漏れなく、手作業で変
更するためには、非常に多くの時間を必要としていた。
しかるに、上記した第1の従来技術は、オブジェクト指
向ユーザ・インターフェースを利用した一般的なコード
生成の技術であって、GUI画面のプログラムを製造す
る技術は開示されていない。また、第2の従来技術は、
画面イメージを紙に書くという手作業が必要である。し
たがって、いずれも上述した課題は解消されていない。
この発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、基本設
計情報から、手間をかけずに一貫性のある正確なソース
・コードと詳細設計情報のテンプレートを出力すること
を可能にした画面プログラム製造方法及びその装置及び
記録媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、画面プログラム製造方法に
係り、GUI部品を表示装置の画面上に配置してその属
性を設定する基本設計工程と、前記GUI部品の属性を
変換して得られた詳細設計情報を編集、追加、削除する
詳細設計工程と、前記詳細設計の仕様を確認する仕様チ
ェック工程と、前記詳細設計情報に基づいて前記各GU
I部品に対応したメディエータを製造するソース・コー
ド製造工程とを含むことを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の画面プログラム製造方法に係り、前記基本設計は、
入力手段から入力された設計情報を前記表示装置に表示
して画面の作成、編集を支援すると共に、前記設計情報
は外部記憶装置に保存した画面エディタを利用すること
を特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の画面プログラム製造方法に係り、前記詳細設計は、
詳細設計情報エディタで設計項目名と設計項目値を前記
表示装置に出力し、該設計項目値を編集、追加、削除す
ることを特徴としている。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の画面プログラム製造方法に係り、前記仕様チェック
は、前記外部記憶装置の詳細設計情報と外部の設計情報
との両者の各項目の整合性を仕様チェッカで自動確認
し、整合性に問題があれば、警告、自動修正又は前記ソ
ース・コード製造の中止を行うことを特徴としている。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の画面プログラム製造方法に係り、前記ソース・コー
ド製造におけるソース・コードは、各GUI部品に対応
したメディエータであって、このメディエータは定形的
な仕様が示された定形処理部と前記詳細設計情報より詳
細な処理を開発者が追加する部分であるソース・コード
追加部とを有していることを特徴としている。
【0011】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至5のいずれか1に記載の画面プログラム製造方法に係
り、前記GUI部品のうち関連の強いものをグループ化
し、このグループを画面上の重なり具合に応じて階層化
し、かつ各々のGUI部品にメディエータを設けてメデ
ィエータの階層として管理することを特徴としている。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1乃至6の
いずれか1に記載の画面プログラム製造方法に係り、前
記メディエータを、共通事項を規定する共通部と、顧客
独自のGUI仕様に基づく共通事項を規定する顧客固有
部と、定形的な仕様に基づきソース・コードとして出力
する定形処理部と、顧客仕様に基づき個別にプログラム
を記述するソース・コード追加部とで階層化したことを
特徴としている。
【0013】また、請求項8記載の発明は、請求項1乃
至7のいずれか1項記載の画面プログラム製造方法に係
り、共通のGUI属性が割り当てられているGUI部品
を、部品クラス名ごとに、必要なGUI属性、プロパテ
ィ・グループとして設定したことを特徴としている。
【0014】また、請求項9記載の発明は、画面エディ
タ、詳細設計情報ジェネレータ、仕様チェッカ、ソース
・コード・ジェネレータ、及び詳細設計情報エディタの
ソフトウエアを保存している外部記憶装置と、前記ジェ
ネレータの実行中にプログラムやデータを格納するメモ
リと、外部記憶装置21に保存してある前記ソフトウェ
アを必要に応じて実行するCPUと、入力画面を表示す
る表示装置と、GUI部品の各種属性データを入力する
データ入力部と、GUI部品の選択や位置の指定を行な
う位置入力部とを備えたことを特徴としている。
【0015】また、請求項10記載の発明は、コンピュ
ータに請求項1乃至8のいずれか1項記載の方法を実行
させるためのプログラムを記録した記録媒体である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。ここでは、図1に示す
画面10の画面プログラムを製造する方法の実施の形態
について説明する。図1において、作成対象とする画面
10上には、台紙部品11に、プッシュボタン13と台
紙部品12を配置し、さらに、台紙部品12上には、グ
ラフ部品14と、表部品15等のGUI部品を配置して
いる。
【0017】図2は、この発明の画面プログラム製造方
法を実施する画面プログラム製造装置の回路構成の1例
を示している。本発明の装置は、外部記憶装置21と、
メモリ22と、CPU23と、表示装置24と、データ
入力部25と、位置入力部26とで構成されている。外
部記憶装置21は、共通に使われる諸条件及び諸データ
と、画面エディタ2101、詳細設計情報ジェネレータ
2102、仕様チェッカ2103、ソース・コード・ジ
ェネレータ2104、及び詳細設計情報エディタ210
5等のソフトウエアを保存している。メモリ22は、ジ
ェネレータの実行中に、プログラムやデータを格納する
ものである。CPU23は外部記憶装置21に保存して
ある前記ソフトウェアを必要に応じて実行するものであ
る。
【0018】表示装置24は、CRTや液晶等のディス
プレイであり、画面プログラムにおいて、必要となるデ
ータを効率よく入力し得るような入力画面等を表示する
ものである。データ入力部25は、GUI部品の各種属
性データ等を入力するもので、キーボード等で構成され
る。位置入力部26は、操作対象GUI部品の選択や位
置の指定等を行なうもので、マウス等のポインティング
デバイスで構成される。次に、前記外部記憶装置21に
保存してあるソフトウェアについて個々に説明する。画
面エディタ2101は、データ入力部25や位置入力部
26等から設計情報を入力し、その状態を表示装置24
に表示し、画面の作成、編集を支援すると共に、その設
計情報をファイルとして外部記憶装置21に出力するも
のである。詳細設計情報ジェネレータ2102は、基本
設計情報を詳細設計情報に変換するジェネレータであ
る。
【0019】ソース・コード・ジェネレータ2104
は、詳細設計情報をソース・コードに変換するジェネレ
ータである。なお、ジェネレータとは、入力仕様と変換
規則を入力し、その入力仕様を変換規則にしたがって変
換し、その結果を出力仕様として出力するコード変換装
置である。入力仕様は、出力仕様を作成するために必要
なデータ項目と、変換規則中のどのパターンで変換を行
なうかの変換パターン名が記述してある。変換規則に
は、変換パターンごとにフォーマット変換のルールが記
述してある。そのルールは、例えば、入力仕様の読込方
法、変換方法、出力仕様への書出方法というような構成
を持つ。実行時は、入力仕様が指定する変換パターンご
とに、変換規則内の該当する変換パターンを探索し、そ
こに記述してある変換規則にしたがって、出力仕様に変
換する。これにより、仕様を記述するだけで、ソース・
コードを作成できるとともに、変換規則を変更するだけ
で同一仕様記述から複数の仕様記述(もしくは、ソース
・コード)を出力できる。
【0020】仕様チェッカ2103は、例えば詳細設計
情報と外部の設計情報を前記外部記憶装置21からメモ
リ22に読み込み記述内容を比較調査する。その記述内
容に差があれば、ルールに従って警告を表示したり、ど
ちらかの仕様記述内容を修正できる。詳細設計情報エデ
ィタ2105は、表示装置24上に、設計項目名と設計
項目値を出力し、設計項目値を編集、追加、削除でき
る。そして、その設計情報をファイルとして、外部記憶
装置21に出力する。次に、図3を参照して、開発者が
行なうこの実施の形態の画面プログラム製造工程の全体
動作について詳細に説明する。第1に、基本設計101
を行なう。これには、図2の装置の位置入力部26及び
データ入力部25を通じて外部記憶装置21の画面エデ
ィタ2101を利用する。まず、図1の画面10の上に
台紙部品11を配置する。その上にプッシュボタン13
と台紙部品12を配置する。さらに、台紙部品12の上
に、グラフ部品14と、表部品15とを配置する。
【0021】CPU23は、これらの部品の位置及び属
性を表示装置24に出力すると共に、画面エディタ21
01の機能より、基本設計情報として外部記憶装置21
には、例えば図7に示すような基本設計情報のファイル
として出力する。例えば、配置部品名:Button、
クラス名:PushButton、left 48・・
・等の基本設計情報が出力される。次に、CPU23
は、メモリ22に、外部記憶装置21の上記基本設計情
報を呼び出す。そしてCPU23は、詳細設計情報ジェ
ネレータ2102の機能を利用して、それらの情報を、
詳細設計情報として、外部記憶装置21に、例えば図8
に示すようにファイルとして出力する。
【0022】上記の詳細設計情報例(図8参照)には、
1行目から順に、各GUI部品ごとに画面エディタ21
01で開発者がGUI部品に対して命名したGUI部品
名(この例ではButton)、GUI部品がどのクラ
スかを表すGUI部品クラス名(この例ではPushB
utton)のほか、GUI部品に対応するメディエー
タ名、そのメディエータが何のクラスの継承を利用して
作られるかを示す継承元メディエータ名、属性の名前指
定を行なうためのプロパティ・グループ、及びコールバ
ックを設定するためのコールバック等のデフォルト情報
が含まれる。第2に、詳細設計102を行なう。詳細設
計情報エディタ2105は、外部記憶装置21の詳細設
計情報(図8参照)を、表示装置24に出力する。開発
者は、出力した各種設計項目をGUI部品ごとに確認す
ると共に、必要に応じてデータ入力部25から設計項目
値の編集、追加、削除を行なう。なお、この詳細設計情
報と同一画面の過去の詳細設計情報との差分をとること
で、過去に作成した詳細設計情報を部分的に反映でき
る。詳細設計情報エディタ2105は、編集終了後に、
この詳細設計情報を外部記憶装置21に保存する。
【0023】第3に、仕様チェック103を行なう。詳
細設計情報は、詳細設計情報として矛盾が無いことを外
部記憶装置21の仕様チェッカ2103の機能で確認で
きる。外部記憶装置21の詳細設計情報と他の仕様情報
をメモリ22に呼び出し、両者の各項目の整合性を比較
することで自動確認できる。例えば、設定したコールバ
ックが、実際の画面全体の遷移仕様と一致しているかど
うかを確認する。これは、詳細設計情報で、画面遷移情
報を入力し、それを画面遷移全体を定義している、シナ
リオ遷移情報と比較して整合性を確認している。整合性
に問題があれば、例えば、警告を別途製造して、以下の
ソース・コード製造104を中止したり、不整合部分を
自動的に修正して、ソース・コード製造104を行なう
こともできる。第4に、ソース・コード製造104を行
なう。ソース・コード・ジェネレータ2104は、メモ
リ22に読み込まれている詳細設計情報を入力データと
して読み込み、ソース・コードに変換して、外部記憶装
置21に再度保存する。
【0024】次に、上記GUI画面プログラム製造にお
いて、特に工夫している点を、以下に示す。(a)GU
I部品管理 画面上のGUI部品を系統的に管理する方
法である。 図4に示すように、複数のGUI部品を配
置して、1枚のGUI画面10を構成している。例え
ば、このGUI画面10は、表部品15に値を入力する
とそれに応じてグラフ部品14の表示が変わる機能を持
つとする。ここで、表部品15とグラフ部品14は関連
が強いGUI部品であるので、これらの部品は、台紙部
品12上に配置する。このようにGUI部品の関連性に
着目し、関連の強いGUI部品をグループ化して管理す
る。また、このようなGUI部品グループを、画面上の
重なり具合に応じて階層化、例えば、GUI階層100
として管理することにより、画面内の全てのGUI部品
を系統的に管理できる。さらに、各々のGUI部品に、
メディエータを設けているため、GUI階層100と同
様のメディエータの階層ができる。すなわち、表部品1
5にはテーブルメディエータ15M、グラフ部品14に
はグラフメディエータ14M、台紙部品11、12には
各々台紙メディエータ11M、12M、ボタン部品13
にはボタンメディエータ13Mを設け、これを、GUI
対応メディエータ階層200とする。これを実現する方
法としては、例えば、画面エディタ2101から出力さ
れる基本設計情報中の、各GUI部品の重なり情報に基
づいて、これらの階層化構造を作成し、詳細設計情報内
に保存することにより達成できる。
【0025】(b)メディエータクラス階層 メディエータクラスの継承を利用して、共通処理を集約
する方法である。例えばメディエータが、オブジェクト
指向言語に基づいており、4層のクラス階層を持つとす
ると、図5のように階層化できる。ここで、下の層は上
の層を継承している。第1層31は、共通部であり、共
通事項を規定する。プログラムを作成する物件ごとに変
更するものではない。第2層は32は、顧客固有部であ
り、顧客要望に従い、その顧客独自のGUI仕様に基づ
く共通事項を規定したものである。例えば表の選択方法
やフォーカス枠の設定等の共通の属性や操作を、整理し
て規定する。これらの第1層31及び第2層32はライ
ブラリ35に登録しておく。第3層は33は、定形処理
部であり、開発者が意識しなくてもよい定形的な仕様に
基づきソース・コード36として出力する。また、開発
者の変更によるトラブルが発生しないように、定形処理
部に対するユーザ・インタフェースを制限して、容易に
定形処理部を変更できないようにしてもよい。
【0026】さらに、第4層34は、ソース・コード追
加部であり、顧客仕様に基づき、開発者が個別にプログ
ラムを記述する部分である。デフォルトでは、ソース・
コード・テンプレートを出力する。これらの第3層33
及び第4層34は、GUI部品に対応して出力される。
このような階層をとることにより、共通処理や開発者が
変更する処理の記述範囲を限定する。また、詳細設計情
報の変更、またはジェネレータの変更による再製造の際
は、第3層33の定形処理部のみ上書き変更し、第4層
34のソース・コード追加部は、再製造による変更を受
けない。そのため、例えば、詳細設計情報、ソース・コ
ード・ジェネレータ2104もしくは、ライブラリ等が
変更を受けても、対象とする設計情報を再製造するだけ
で一貫した更新が可能になる。また、詳細設計情報ジェ
ネレータ2102は、基本設計情報から詳細設計情報を
製造する際に、各GUI部品のメディエータに対してど
のようなメディエータを継承するかを、前記外部記憶装
置21に保存してあるメディエータ設定ファイルを参照
して初期設定する。そのメディエータ設定ファイルは、
例えば、「GUI部品クラス名」と「メディエータ設定
ファイル」の2項目で構成する。対応する継承元メディ
エータを設定する際は、詳細設計情報(図8参照)の
「GUI部品クラス名」と、上記「メディエータ設定フ
ァイル」の「GUI部品クラス名」が一致する場所を探
し、その「メディエータ設定ファイル」の「GUI部品
クラス名」に対応する「メディエータ名」を、デフォル
トの継承元メディエータとして設定する。
【0027】(c)属性の名前指定 図6において、共通のGUI属性が割り当てられている
GUI部品を、共通のプロパティ・グループとして設定
する。例えば、外部記憶装置21に、図6に示すプロパ
ティ・グループ一覧表62とプロパティ一覧表63を作
成する。まず、プロパティ・グループ一覧表62には、
例えば、「部品クラス名621」"Push Button”、「プ
ロパティ・グループ622」”共通”、「GUI属性6
23」"Font Name" 、「プロパティ名624」 "ボタン
の共通フォント名" の4項目を、任意の「部品クラス名
621」ごとに、必要な「GUI属性623」分の設定
を行なう。この表中、第1項目「部品クラス名621」
は、例えば、"Push Button”や"Label" のように属性を
指定するGUI部品の種別を指定する。第2項目の「プ
ロパティ・グループ622」は、”共通”や、”業務グ
ループ”等のように、詳細設計情報で認識するためのプ
ロパティ・グループ名を指定する。第3項目の「GUI
属性623」は、"Font Name" や、"Background Co1or"
等のように属性名称を指定する。ただし、これは「部品
クラス名621」で指定したクラスが、プログラム言語
の仕様上、認識できる属性名称でなくてはならない。
【0028】第4項目の「プロパティ名624」は、 "
ボタンの共通フォント名" 、" 画面背景色"等のよう
に、属性値を検索するキーとなる文字列を指定する。次
に、プロパティ一覧表63には、例えば、「プロパティ
・グループ631」、「プロパティ名632」、「プロ
パティ・データ633」の3項目を、「プロパティ・グ
ループ631」ごとに「プロパティ名632」分の設定
を行う。この表中、第1項目の「プロパティ・グループ
631」及び第2項目の「プロパティ名632」は、
「プロパティ・グループ一覧表62」の第2項目「プロ
パティ・グループ622」及び「プロパティ・グループ
一覧表62」の第4項目の「プロパティ名624」と各
々同一である。また、プロパティ一覧表63中、第3項
目「プロパティ・データ633」は、その「プロパティ
・クループ631」及び「プロパティ名632」に対応
する、" 明朝体" 又は" 赤色"等の実際の値を指定す
る。
【0029】次に、このようなファイルを設定し、詳細
設計情報61の「部品クラス名611」と、「プロパテ
ィ・グループ612」から、どのようにGUI部品の属
性を設定するかについて以下に説明する。第1に、ソー
ス・コード・ジェネレータ2104を実行した際に、詳
細設計情報61から、「プロパティ・グループ一覧表6
2」の項目を選択するソース・コードを出力する。すな
わち、 条件(A):詳細設計情報61の「部品クラス名61
1」とプロパティ・グループー覧表62の「部品クラス
名621」が同一であり、かつ、 条件(B):詳細設計情報61の「プロパティ・グルー
プ612」とプロパティ・グループー覧表62の「プロ
パティ・グループ622」が同一である、という、プロ
パティ・グループー覧表62中の項目を選択するソース
・コードを出力する。
【0030】第2に、上記、ソース・コード実行時に、
上記の条件で選択した、プロパティ・グループ一覧表6
2の項目をもとに、プロパティ一覧表63の項目を選択
する。すなわち、 条件(C):プロパティ・グループー覧表62の「プロ
パティ・グループ622」とプロパティー覧表63の
「プロパティ・グループ631」が同一であり、かつ、 条件(D):プロパティ・グループー覧表62の「プロ
パティ名624」とプロパティー覧表63の「プロパテ
ィ名632」が同一である、というプロパティー覧表6
3中の項目を選択する。続いて、 条件(E):GUI部品64の「GUI属性641」と
して、プロパティ・グループ一覧表62の「GUI属性
623」をGUI部品64に設定、そして、 条件(F):「GUI属性641」の「プロパティ・デ
ータ642」としてプロパティ一覧表63の「プロパテ
ィ・データ633」をGUI部品64に設定する。この
ようにして、GUI部品の属性が変更される。
【0031】以上、この発明の実施の形態を図面により
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、
上記実施の形態ではGUI画面プログラムについて説明
したが、これに限定されずその他種々の画面プログラム
の製造にも適用可能である。
【0032】
【効果の説明】以上説明したように、この発明によれ
ば、GUI画面プログラムの多くの部分を自動製造で
き、ソース・コード追加部分は限定され、また、基本設
計、詳細設計を手順にしたがい正確に行なわないとソー
スを製造できないので、開発者の製造部分が減少し、少
ない工数で一貫性のある信頼性の高い画面プログラムを
製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画面プログラム製造方法で製造する
GUI画面の一例を示す図である。
【図2】この発明の画面プログラム製造装置の一実施の
形態を示すブロック図である。
【図3】この発明のGUI画面プログラム製造方法の一
実施の形態を示す工程図である。
【図4】GUI部品管理の一例を示す説明図である。
【図5】メディエータクラス階層の一例を示す説明図で
ある。
【図6】プロパティ・ファイルの構成例を示す説明図で
ある。
【図7】基本設計情報の一例を示す図である。
【図8】詳細設計情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
21 外部記憶装置 2101 画面エディタ 2102 詳細設計情報ジェネレータ 2103 仕様チェッカ 2104 ソース・コード・ジェネレータ 2105 詳細設計情報エディタ 22 メモリ 23 CPU 24 表示装置 25 データ入力部 26 位置入力部 101 基本設計工程 102 詳細設計工程 103 仕様チェック工程 104 ソース・コード製造工程

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GUI部品を表示装置の画面上に配置し
    てその属性を設定する基本設計工程と、前記GUI部品
    の属性を変換して得られた詳細設計情報を編集、追加又
    は削除する詳細設計工程と、前記詳細設計の仕様を確認
    する仕様チェック工程と、前記詳細設計情報に基づいて
    前記各GUI部品に対応したメディエータを製造するソ
    ース・コード製造工程とを含むことを特徴とする画面プ
    ログラム製造方法。
  2. 【請求項2】 前記基本設計は、入力手段から入力され
    た設計情報を前記表示装置に表示して画面の作成、編集
    を支援すると共に、前記設計情報は外部記憶装置に保存
    した画面エディタを利用することを特徴とする請求項1
    記載の画面プログラム製造方法。
  3. 【請求項3】 前記詳細設計は、詳細設計情報エディタ
    で設計項目名と設計項目値を前記表示装置に出力し、該
    設計項目値を編集、追加又は削除することを特徴とする
    請求項1記載の画面プログラム製造方法。
  4. 【請求項4】 前記仕様チェックは、前記外部記憶装置
    の詳細設計情報と外部の設計情報との両者の各項目の整
    合性を仕様チェッカで自動確認し、整合性に問題があれ
    ば、警告、自動修正又は前記ソース・コード製造の中止
    を行うことを特徴とする請求項1記載の画面プログラム
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ソース・コード製造におけるソース
    ・コードは、各GUI部品に対応したメディエータであ
    って、このメディエータは定形的な仕様が示された定形
    処理部と前記詳細設計情報より詳細な処理を開発者が追
    加する部分であるソース・コード追加部とを有している
    ことを特徴とする請求項1記載の画面プログラム製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記GUI部品のうち関連の強いものを
    グループ化し、このグループを画面上の重なり具合に応
    じて階層化し、かつ各々のGUI部品にメディエータを
    設けてメディエータの階層として管理することを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれか1に記載の画面プログラ
    ム製造方法。
  7. 【請求項7】 前記メディエータを、共通事項を規定す
    る共通部と、顧客独自のGUI仕様に基づく共通事項を
    規定する顧客固有部と、定形的な仕様に基づきソース・
    コードとして出力する定形処理部と、顧客仕様に基づき
    個別にプログラムを記述するソース・コード追加部とで
    階層化したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    1に記載の画面プログラム製造方法。
  8. 【請求項8】 共通のGUI属性が割り当てられている
    GUI部品を、部品クラス名ごとに、必要なGUI属
    性、プロパティ・グループとして設定したことを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれか1に記載の画面プログラ
    ム製造方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも画面エディタ、詳細設計情報
    ジェネレータ、仕様チェッカ、ソース・コード・ジェネ
    レータ、及び詳細設計情報エディタのソフトウエアを保
    存している外部記憶装置と、前記ジェネレータの実行中
    にプログラムやデータを格納するメモリと、外部記憶装
    置に保存してある前記ソフトウェアを必要に応じて実行
    するCPUと、入力画面を表示する表示装置と、GUI
    部品の各種属性データを入力するデータ入力部と、GU
    I部品の選択や位置の指定を行なう位置入力部とを備え
    たことを特徴とする画面プログラム製造装置。
  10. 【請求項10】 コンピュータに請求項1乃至8のいず
    れか1に記載の方法を実行させるための画面プログラム
    製造プログラムを記録した記録媒体。
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