JP2013029943A - データ入力支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】学術研究におけるデータ収集を効率的に行うことのできる技術を提供する。
【解決手段】マスタデータ記憶部112は、学術研究用のマスタデータを記憶する。コード生成部102は、マスタデータの各レコードに、各レコードを識別するための連携用コードを付加する。連携用コードは、学術研究を識別するための役割も有する。出力部108は、連携用コードを付加されたマスタデータを、各学術研究参画施設におけるデータ入力装置に配布する。
【選択図】図2

Description

本発明は、学術研究に関する実施データの入力支援技術に関する。
異なる医療施設間で診療データを共有するために、患者ごとに管理IDを割り当て、共有データベースにおいて、診療データを管理IDで管理する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2008−204378号公報
医療技術の発展を目的として、複数の病院や機関などの医療施設が、1つの研究テーマを設定して、共同して学術研究を行っている。複数の医療施設が、数多くの患者の診断情報を集めることで、統計データの信頼性を高めることができるとともに、多くの医師による議論の場が提供される。
学術研究においては、まず最初に研究に参画する医療施設の代表者が集まって、研究プロトコル、すなわち研究の実施方法や収集データの分類などを事前に定義する。定義結果は、学術研究におけるマスタデータを構成し、各代表者は、マスタデータを各医療施設に持ち帰って、データベースに手動で登録する。そのため、誤入力や表記揺れが多々発生するという実情があり、収集データを集計する際、データの確認や置換作業に莫大な時間がかかっている。表記揺れは、たとえば数字の「1」を入力する際に、半角全角の相違、アラビア数字の使用など、各医療施設におけるデータベースへの登録が統一されていないことにより生じる。
また従来は、収集データの並び順や、出力期間などのデータ出力条件も統一されていないために、集計作業のやり直しが頻繁に発生している。そこで集計作業の円滑化のために、各医療施設において、収集データを適切且つ簡易に出力するための技術が望まれている。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、学術研究におけるデータ収集を効率的に行うことのできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のデータ入力支援システムは、マスタデータ出力装置と、複数のデータ入力装置とを備える。マスタデータ出力装置は、学術研究用のマスタデータを記憶する第1マスタデータ記憶部と、マスタデータの各レコードに、学術研究を特定し、且つ各レコードを識別するための連携用コードを付加するコード生成部と、連携用コードを付加したマスタデータを出力する第1出力部とを備える。データ入力装置は、第1出力部で出力されたマスタデータを記憶する第2マスタデータ記憶部と、第2マスタデータ記憶部に記憶されたマスタデータにしたがって入力された実施データを記憶する実施データ記憶部と、実施データ記憶部に記憶された実施データを出力する第2出力部とを備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、学術研究におけるデータ収集を効率的に行うことのできる技術を提供することができる。
本発明の実施例におけるデータ入力支援システムの全体構成を示す図である。 マスタデータ出力装置の構成を示す図である。 学術研究用マスタデータを説明するための図である。 マスタデータにおける項目名と連携用コードとの関係を説明するための図である。 データ入力装置の構成を示す図である。 実施データを説明するための図である。 集計装置の構成を示す図である。
図1は、本発明の実施例におけるデータ入力支援システム1の全体構成を示す。データ入力支援システム1においては、学術研究の情報を統括的に管理する学術研究情報管理システム4と、学術研究に参画する学術研究参画施設6a〜6c(以下、区別しない場合には「学術研究参画施設6」と呼ぶ)が存在する。学術研究情報管理システム4は、学術研究に利用するマスタデータを出力するマスタデータ出力装置10と、各学術研究参画施設6で収集された実施データを集計して統計処理する集計装置20とを備える。各学術研究参画施設6a〜6cは、学術研究に利用する実施データを入力して収集するデータ入力装置30a〜30c(以下、区別しない場合には「データ入力装置30」と呼ぶ)を備える。
学術研究情報管理システム4と、データ入力装置30とは、インターネットなどのネットワーク2を介して、データのやりとりを可能とする。なお、データ入力支援システム1において、学術研究情報管理システム4とデータ入力装置30とがネットワーク2を介して接続していることは必須の要件ではなく、両者は接続されていなくてもよい。
学術研究情報管理システム4において、マスタデータ出力装置10および集計装置20は、有線LAN(Local Area Network)または無線LANなどの内部ネットワークを介して接続し、集計装置20は、マスタデータ出力装置10からマスタデータを取得できる。なおマスタデータ出力装置10および集計装置20は、同じ1つの装置として構成されてもよい。
図2は、マスタデータ出力装置10の構成を示す。マスタデータ出力装置10は、マスタデータ設定部100、コード生成部102、フラグ付加部104、要求受付部106、出力部108、出力条件設定部110およびマスタデータ記憶部112を備える。マスタデータ出力装置10のそれぞれの構成は、ハードウェア的には、任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
学術研究を円滑に進めるためには、各学術研究参画施設6において収集するデータを定義する必要がある。一般に、学術研究における収集データは、学術研究に参画する学術研究参画施設6の代表者が集まって議論した上で定義される。従来は、決定された定義結果が、各学術研究参画施設6において手入力されてマスタデータとしてデータベースに登録され、各学術研究参画施設6で、それぞれのマスタデータにしたがって、検査の実施データが収集されていた。そのため、各学術研究参画施設6において、誤入力などの要因により、マスタデータが統一されない状況が発生し、結果として、集計装置20における集計作業が繁雑になっていた。
そこで本実施例のデータ入力支援システム1においては、マスタデータ出力装置10が、複数の学術研究参画施設6で統一的に利用されるマスタデータを生成して、各学術研究参画施設6に配布する。マスタデータのうち、表示対象となる一部のデータについては、各学術研究参画施設6において、編集可能とされる。医療の世界では、たとえば1つの症状に対して複数の呼び名が存在する場合があり、どの呼び名を使用するかは、各学術研究参画施設6で定められている。そのため、各学術研究参画施設6において効率的なデータ入力を実現するためには、学術研究用のデータ入力に際しても、普段から使い慣れている呼び名を使用できることが好ましい。そこでマスタデータ出力装置10は、基本となるマスタデータを各学術研究参画施設6に配布して、マスタデータを共有させるとともに、一部のデータについては編集可能として、各学術研究参画施設6におけるカスタマイズを可能とする。
マスタデータ出力装置10において、マスタデータ設定部100は、決定されたマスタデータをマスタデータ記憶部112に設定する。この設定作業は、学術研究情報管理システム4におけるユーザにより行われる。
図3(a)は、マスタデータ設定部100により設定されてマスタデータ記憶部112に記憶される学術研究用マスタデータのデータベース構造を示す。このデータベース構造の各レコードには、主キーに対して、研究名、データ形式、項目名などのフィールド項目が設定される。研究名のフィールド項目には、学術研究に対して設定される名称が入力される。なお、図3(a)に示すマスタデータは、学術研究ごとに設定される。つまり、1つの学術研究に対して、図3(a)に示すデータベースが構築されるため、構築されるデータベースにおいて、各レコードの研究名は、全て「上部内視鏡XYZ研究」と設定される。
したがって、複数の学術研究が立ち上がっている場合には、図3(a)に示すようなマスタデータのデータベースが、学術研究の数だけマスタデータ記憶部112に構築されることになる。その場合、当然のことながら、学術研究の名称は、それぞれ異なって設定される。
「データ形式」のフィールド項目に設定される「選択式」とは、このレコードの「項目名」に設定されている名称が、学術研究参画施設6のデータ入力装置30において、選択的に表示されることを示す。マスタデータとして、同種の複数のレコードが用意されており、学術研究参画施設6の医療従事者は、選択的に表示される複数の選択肢から、診断内容および診断結果に応じた選択肢(項目名)を選択する。学術研究参画施設6のデータ入力装置30には、「項目名」のフィールド項目に設定されている名称や、また図示していないが、項目名の下位に設定される詳細項目名に設定されている名称などが、他の候補とともに選択的に表示される。
「連携用コード」のフィールド項目は、マスタデータ設定部100がマスタデータ記憶部112にマスタデータを記憶させた時点では、ブランクに設定される。連携用コードは、レコードを識別するためのユニークなコードであり、同一のデータベースにおいてユニークなだけでなく、複数の学術研究用のデータベースが構築されている場合に、複数のデータベースの中でもユニークなコードである必要がある。マスタデータの設定は、学術研究において非常に重要であり、一般には、各学術研究参画施設6の代表者が試行錯誤の上、決定するものである。そのため、マスタデータ記憶部112に記憶された仮のマスタデータは、議論の中で逐一更新されるものであり、最終的に確定するまでは、連携用コードは付与されない。
図2に戻り、要求受付部106が、ユーザから、マスタデータの出力要求を受け付ける。マスタデータ記憶部112は、複数の学術研究用のマスタデータを記憶しているため、ユーザは、学術研究を特定する情報とともに、マスタデータの出力要求を入力する。要求受付部106は、学術研究を特定する情報とともに、出力要求を受け付け、出力部108に供給する。出力部108は、学術研究を特定する情報と出力要求を受けて、マスタデータを、各学術研究参画施設6において利用できる形式に加工する。
具体的に出力部108は、コード生成部102に対して、連携用コードの発行指示を供給する。発行指示には、学術研究を特定する情報が含まれる。コード生成部102は、発行指示を受けると、マスタデータから、出力する対象となる学術研究のレコードを特定し、特定したマスタデータの各レコードに、各レコードを識別するための連携用コードを生成して付加する。このとき、コード生成部102は、複数のデータベースにおいて、各レコードを一意に識別するための連携用コードを生成する。
たとえば、コード生成部102は、学術研究を識別するための情報を用いて連携用コードを生成することで、少なくとも異なるデータベース間で、連携用コードが重複しないようにできる。また、主キーの情報を用いて連携用コードを生成することで、1つのデータベース内で、連携用コードが重複しないようにできる。さらに、学術研究の開始日、マスタ名、研究コード、マスタデータ出力日などの少なくとも1つの情報を用いて連携用コードを生成することで、連携用コードのユニーク性を高めることができる。コード生成部102は、各レコードの連携用コードを生成し、対応するフィールド項目に入力する。
図3(b)は、連携用コードを設定されたマスタデータを示す。たとえば、連携用コードとして設定された「20110630XYZ001」のうち、「20110630」は学術研究の開始日を特定する情報、「XYZ」は、学術研究の名称の一部を含む文字列、「001」は、そのデータベースの主キーに対応する情報である。このように、連携用コードを、学術研究の名称の少なくとも一部を含む情報と、データベースの主キーに対応する情報を用いて生成することで、連携用コードのユニーク性を高められる。また、学術研究の開始日を特定する情報をさらに用いることで、さらにユニーク性を高められる。なお、コード生成部102は、必ずしも、これらの情報を用いて連携用コードを生成しなくてもよく、複数のデータベースの中で重複しなければ、任意のアルゴリズムで連携用コードを生成してよいが、生成した連携用コードは、学術研究を特定するための役割も有している。
図4は、マスタデータにおける項目名と連携用コードとの関係を説明するための図である。説明の便宜上、項目名(1)は、大項目を示し、項目名(2)は、詳細項目を示しているが、項目名(1)と項目名(2)とはまとめられて1つの項目名を表現してもよい。項目名は、各学術研究参画施設6のデータ入力装置30において、ディスプレイに表示される文字である。図示されるように、コード生成部102は、各レコードに対して連携用コードを生成して、付加している。
また出力部108は、出力要求を受けると、フラグ付加部104に対して、編集禁止フラグの設定指示を供給してもよい。フラグ付加部104は、設定指示を受けると、マスタデータのレコードごとに、データ入力装置30における編集の可否を定めるフラグを付加する。
図3(c)は、編集禁止フラグを付加されたマスタデータを示す。編集禁止のフラグ値1は、項目名を編集禁止であることを示し、編集禁止のフラグ値0は、項目名を編集不可であることを示す。データ入力装置30は、編集禁止のフラグ値を参照して、フラグ値1が設定されているレコードについては、編集を禁止される。一方で、データ入力装置30は、フラグ値0が設定されているレコードについては、ユーザからの編集入力で、フィールド項目を更新することができる。
出力条件設定部110は、データ入力装置30が実施データを出力する際の出力条件をマスタデータに設定する。ここで出力条件は、実施データの並び順、および実施データの取得期間を含む。たとえば、実施データの並び順は、学術研究の対象とする患者の症状の重さに応じて設定され、また実施データの取得期間は、対象とする実施データの取得時期に応じて設定される。また出力条件は、実施データの出力時期を含んでもよい。出力条件は、マスタデータの入力時に、あわせて設定される。なお、出力条件は、連携用コードの設定時に、出力条件設定部110によりマスタデータに付加されてもよいが、連携用コードの設定前にマスタデータに予め設定されていてもよい。
なお、コード生成部102により生成される連携用コード、およびフラグ付加部104により付加されるフラグは、マスタデータ記憶部112に記憶されたマスタデータに直接書き込まれてもよいが、出力部108によるマスタデータの出力時または出力後に、マスタデータに書き込まれてもよい。出力部108は、マスタデータに、連携用コード、フラグおよび出力条件を含ませて、ネットワーク2経由で、各学術研究参画施設6に配信する。なお、出力部108は、USBメモリなどのリムーバブルな記録媒体にマスタデータを出力し、記録媒体がオフラインで学術研究参画施設6に配布されてもよい。
図5は、データ入力装置30の構成を示す。データ入力装置30は、マスタデータ登録部300、マスタデータ編集部302、実施データ入力部304、抽出部306、要求受付部312、出力部314、マスタデータ記憶部320および実施データ記憶部322を備える。抽出部306は、読出部308および置換部310を有する。データ入力装置30のそれぞれの構成は、ハードウェア的には、任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
マスタデータ登録部300は、マスタデータ出力装置10から出力されたマスタデータを、マスタデータ記憶部320に登録する。既述したように、マスタデータの各レコードには、ユニークに設定された連携用コードが付加されており、また編集の可否を定めたフラグも付加されている。さらにマスタデータは、実施データを出力する際のデータの並び順などを定めた出力条件も含んでいる。
学術研究参画施設6において、医療従事者は、マスタデータに付加されたフラグ値が編集可能であることを示す場合には、マスタデータ編集部302から、そのレコードの項目名を編集できる。これにより、データ入力装置30において、ディスプレイに表示される項目名をカスタマイズでき、学術研究参画施設6における運用方針にしたがった実施データの入力作業が可能となる。なお、フラグ値が編集禁止であることを示す場合には、医療従事者は、そのレコードの項目名を編集することはできない。フラグ値が編集禁止である場合、マスタデータ編集部302は、医療従事者からの編集入力をマスタデータに反映させないが、医療従事者が編集入力をしようとした場合に、そのレコードが編集禁止であることを示す警告を出して、編集できないことを知らせるようにしてもよい。
データ入力装置30は、予め、学術研究用のデータ入力画面を表示するためのソフトウェアをインストールしている。学術研究参画施設6において、医療従事者は、患者の検査および診断を行うと、ディスプレイに表示される電子カルテなどに、検査や診断の実施データを入力する。このとき、検査や診断が、学術研究に対応するものであれば、学術研究用の実施データを入力するための入力画面がディスプレイに表示され、医療従事者は、入力画面にしたがって、実施データ入力部304から学術研究に必要なデータを入力する。なお、医療従事者が、学術研究用のデータ入力画面を手動でディスプレイに表示させてもよい。マスタデータ編集部302により、項目名が編集されている場合には、編集後の項目名が画面に表示される。実施データ入力部304から入力された実施データは、実施データ記憶部322に記憶される。実施データ入力部304からデータ入力がされることで、検査や診断の実施データが収集されて、実施データ記憶部322に蓄積される。項目名が編集されている場合であっても、連携用コードに変更はないため、集計装置20におけるデータ集計時には、連携用コードをキーとした集計処理が可能となる。
要求受付部312が、データ入力装置30のユーザから、実施データの出力要求を受け付ける。出力部314は、出力要求を受けて、抽出部306に、実施データの抽出指示を供給する。なおマスタデータの出力条件に、実施データの出力時期が設定されている場合には、出力部314は、現在日時が出力条件として設定されている出力時期であれば、抽出部306に、実施データの抽出指示を供給する。
読出部308は、マスタデータに設定されている出力条件にしたがって、実施データ記憶部322から実施データを読み出して抽出する。実施データ記憶部322において、実施データには、患者を特定する識別情報(患者ID)が紐付けられている。
図6(a)は、実施データ記憶部322に記憶された実施データを示す。学術研究参画施設6において、医療従事者が、学術研究用のデータ入力画面から、検査や診断の結果である実施データを入力すると、実施データ入力部304から実施データ記憶部322に実施データが記憶される。
実施データは、「患者ID」、「性別」などの患者情報と、「検査日」、および実施データ入力部304から入力された学術研修収集データを含む。患者IDは、各学術研究参画施設6において登録されている患者を一意に識別する情報である。学術研究収集データは、マスタデータとして設定されている検査結果や診断結果である。図6(a)に示す実施データは、学術研究参画施設6の外部機関である学術研究情報管理システム4に渡されるため、患者IDなどの個人を容易に特定できる情報を含んでいることは好ましくない。
そこで、置換部310は、読出部308により読み出された実施データのうち、患者IDを、別の情報に置換して、仮に実施データが漏洩した場合であっても、容易に患者を特定できないようにする。一方で、実施データが学術研究情報管理システム4に渡されると、集計されて統計処理されることになるが、たとえば特異な症例の患者が見つかった場合には、その患者を特定して、トラッキングできることが好ましい。そのため、置換部310は、患者IDを別の情報に置換する際、学術研究参画施設6において、置換後の情報から患者IDを再現できることが好ましい。
学術研究情報管理システム4には、複数の学術研究参画施設6から実施データが提供されるため、学術研究情報管理システム4において、特定の実施データに注目する場合、その実施データが、どの学術研究参画施設6から提供されたものであるかを判断できる必要がある。そこで、置換部310は、患者IDを、データ入力装置30を特定する情報またはデータ入力装置30が所属する学術研究参画施設6を特定する情報を含んだ形式で、別の情報に置換する。たとえば、学術研究を開始する前に、各学術研究参画施設6に、それぞれ施設コードを割り当てておき、各学術研究参画施設6における置換部310は、患者IDに、割り当てられた施設コードを挿入することで、患者IDを別の情報に置換する。
図6(b)は、実施データにおける患者IDを置換した例を示す。たとえば、学術研究参画施設6に割り当てられた施設コードが「OL」である場合、置換部310は、施設コードを、患者IDの任意の位置に挿入して、患者IDを別の情報に置換する。たとえば、1つめのレコードでは、患者ID「123456」の真ん中に施設コードを挿入して、患者IDが「123OL456」に置換されている。また2つめのレコードでは、患者ID「987654」の左に施設コードを挿入して、患者IDが「OL987654」に置換されている。
このように患者IDを置換することで、万が一、実施データが漏洩した場合であっても、それを入手した第三者は、容易に患者を特定することができない。仮に、第三者が、学術研究参画施設6の患者IDを予め不正入手していた場合であっても、患者IDを置換した情報は、患者IDと一致していないため、第三者は、患者を特定できない。一方で、学術研究情報管理システム4において、ある患者の実施データに注目する場合、その患者の置換後の患者IDには、施設コードが埋め込まれているため、学術研究情報管理システム4は、実施データを提供した学術研究参画施設6を特定できる。学術研究情報管理システム4は、学術研究参画施設6に問い合わせることで、学術研究参画施設6は、患者IDを記録した患者情報データベースから患者を特定でき、セキュアな実施データの受け渡しが実現可能となる。
なお、置換部310は、患者IDを置換した後の情報を、患者情報データベースに登録しておいてもよい。これにより、学術研究参画施設6は、学術研究情報管理システム4からの問い合わせに対して、患者情報データベースを参照することで、直ちに患者を特定することができる。なお、上記した患者IDの置換方法によれば、施設コードを除けば患者IDを再現できるため、置換部310は、必ずしも患者情報データベースに置換後の情報を登録しなくてもよい。
上記した患者IDの置換方法によると、患者IDに、施設コードを挿入しているが、たとえばバイナリの患者IDと施設コードを掛け合わせることで、患者IDを別の情報に置換してもよい。この場合、学術研究情報管理システム4では、置換後の患者IDを、各学術研究参画施設6の施設コードで除算し、割り切れた施設コードを特定することで、その患者の実施データを提供した学術研究参画施設6を特定できる。このように、置換部310は、患者IDを、データ入力装置30を特定する情報またはデータ入力装置30が所属する学術研究参画施設6を特定する情報を含んだ形式で別の情報に置換し、置換後の情報から患者IDを再現可能としておくことが好ましい。
なお、図6(a)および図6(b)に示す学術研究収集データのフィールドには、マスタデータに含まれる項目名が入力されている。既述したように、項目名は、学術研究参画施設6において編集されている可能性がある。そこで置換部310は、図6(c)に示すように、マスタデータを参照して、学術研究収集データを、対応する連携用コードに置換する。図4を参照して、「発赤レベル3」の連携用コードは、「20110630XYZ103」であり、「萎縮進展度C」の連携用コードは、「20110630XYZ153」である。置換部310は、マスタデータの項目名を、連携用コードに置換した実施データを生成する。これにより、学術研究参画施設6の表記揺れによるデータ不統一を防止できる。また、万が一、実施データが漏洩した場合であっても、マスタデータがなければ、連携用コードを項目名に変換することができないため、データの受け渡しの安全性も高められる。なお、図6(a)および図6(b)に示す項目名が実施データに含まれて出力されてもよいが、その際には、対応する連携用コードも実施データに含ませることで、学術研究情報管理システム4において、実施データを効率よく集計することができる。
出力部314は、置換部310により患者IDを置換された実施データを受け取ると、マスタデータに含まれる出力条件にしたがって、実施データを出力する。出力部314は、実施データをネットワーク2経由で、学術研究情報管理システム4に送信する。なお、出力部314は、USBメモリなどのリムーバブルな記録媒体に実施データを出力し、記録媒体がオフラインで学術研究情報管理システム4に送信されてもよい。
図7は、集計装置20の構成を示す。集計装置20は、マスタデータ登録部200、実施データ入力部202、統合データ生成部204、集計部206、マスタデータ記憶部210および実施データ記憶部212を備える。集計装置20のそれぞれの構成は、ハードウェア的には、任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
マスタデータ登録部200は、マスタデータ出力装置10から出力されたマスタデータを、マスタデータ記憶部210に登録する。なおマスタデータ出力装置10と集計装置20とが同一の装置として構成されている場合には、図2に示すマスタデータ記憶部112に、マスタデータが既に登録されている。集計装置20において利用されるマスタデータは、連携用コードを含んでいればよく、編集禁止フラグや出力条件などを含んでいなくてもよい。
実施データ入力部202は、各学術研究参画施設6a〜6cから送信される実施データを、実施データ記憶部212a〜212cに記憶する。統合データ生成部204は、実施データ記憶部212a〜212cに記憶された複数のデータ入力装置30の実施データを、連携用コードをもとに統合した統合データを生成する。統合データにおいては、項目名などのデータは必要なく、患者の年齢や性別などの患者情報と、該当する症例の連携用コードなどが含まれる。集計部206は、統合データを対象として、データ集計を行う。集計結果は、ディスプレイに表示されて、研究材料として利用される。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1・・・データ入力支援システム、2・・・ネットワーク、4・・・学術研究情報管理システム、6・・・学術研究参画施設、10・・・マスタデータ出力装置、20・・・集計装置、30・・・データ入力装置、100・・・マスタデータ設定部、102・・・コード生成部、104・・・フラグ付加部、106・・・要求受付部、108・・・出力部、110・・・出力条件設定部、112・・・マスタデータ記憶部、200・・・マスタデータ登録部、202・・・実施データ入力部、204・・・統合データ生成部、206・・・集計部、210・・・マスタデータ記憶部、212・・・実施データ記憶部、300・・・マスタデータ登録部、302・・・マスタデータ編集部、304・・・実施データ入力部、306・・・抽出部、308・・・読出部、310・・・置換部、312・・・要求受付部、314・・・出力部、320・・・マスタデータ記憶部、322・・・実施データ記憶部。

Claims (7)

  1. マスタデータ出力装置と、複数のデータ入力装置とを備えたデータ入力支援システムであって、
    前記マスタデータ出力装置は、
    学術研究用のマスタデータを記憶する第1マスタデータ記憶部と、
    マスタデータの各レコードに、学術研究を特定し、且つ各レコードを識別するための連携用コードを付加するコード生成部と、
    連携用コードを付加したマスタデータを出力する第1出力部と、を備え、
    前記データ入力装置は、
    前記第1出力部で出力されたマスタデータを記憶する第2マスタデータ記憶部と、
    前記第2マスタデータ記憶部に記憶されたマスタデータにしたがって入力された実施データを記憶する実施データ記憶部と、
    前記実施データ記憶部に記憶された実施データを出力する第2出力部と、を備える、
    ことを特徴とするデータ入力支援システム。
  2. 前記マスタデータ出力装置は、マスタデータの出力要求を受け付ける要求受付部をさらに備え、
    前記コード生成部は、前記要求受付部が出力要求を受け付けると、連携用コードをマスタデータの各レコードに付加することを特徴とする請求項1に記載のデータ入力支援システム。
  3. 前記要求受付部は、マスタデータの出力要求を受け付ける際に、学術研究を特定する情報も受け付け、
    前記コード生成部は、マスタデータから、出力する対象となる学術研究のレコードを特定し、特定した各レコードに対して、連携用コードを付加することを特徴とする請求項2に記載のデータ入力支援システム。
  4. マスタデータは、実施データを出力する際の出力条件を含んで構成されており、
    前記データ入力装置は、マスタデータに含まれる出力条件に基づいて、前記実施データ記憶部から、連携用コードを含む実施データを抽出する抽出部をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデータ入力支援システム。
  5. 前記抽出部は、抽出する実施データの患者個人情報を、別の情報に置換することを特徴とする請求項4に記載のデータ入力支援システム。
  6. 前記抽出部は、実施データの患者個人情報を、データ入力装置を特定する情報またはデータ入力装置が所属する施設を特定する情報を含んだ形式で、別の情報に置換することを特徴とする請求項5に記載のデータ入力支援システム。
  7. 前記マスタデータ出力装置は、マスタデータに、編集禁止のフラグを付加するフラグ付加部を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のデータ入力支援システム。
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