JP6690224B2 - 医療情報処理装置、その情報処理方法、およびプログラム - Google Patents
医療情報処理装置、その情報処理方法、およびプログラム Download PDFInfo
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医師は、患者との医療面接の結果を医学的な用語に置き換えてS(Subjective)記事として記録するが、上記特許文献記載の技術では、問診情報をさらに医学的な用語に医師が置き換えなければならないため、効率が悪く、また、表現は医師毎に個人差がありバラツキが出てしまうといった問題点があった。
第一の側面に係る医療情報処理装置は、
患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて記憶する表現記憶手段と、
患者又は患者の代理人が操作する端末から、医療面接結果に係る情報として前記第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を前記表現記憶手段から抽出して医師向けの画面に表示させるために出力する表現変換手段と、を有し、
前記第1表現は、患者の症状を表現する第1の第1表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第1表現を含み、
前記第2表現は、患者の症状を表現する第1の第2表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第2表現を含み、
前記表現変換手段は、前記第1の第1表現に対応する前記第1の第2表現と、前記第2の第1表現に対応する前記第2の第2表現を互いに対応付けて出力し、
前記表現変換手段により出力された前記第2表現を患者の識別情報と関連付けて記憶する情報記憶手段と、
前記情報記憶手段に記憶された前記第2表現の中から、前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現と、その前記症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現を抽出し、所定のフォーマットで出力する出力手段と、を有し、
前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記所定のフォーマットの各前記症状別表示領域において、
前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の各前記データは、各前記表示領域に第1の方向に表示され、
複数の前記第2のデータ項目の前記表示領域の位置は、前記第1のデータ項目の前記表示領域の位置に対してそれぞれ前記第1の方向に同じ所定の幅で字下げして、前記第1のデータ項目の前記表示領域を始点として、前記第1の方向とは異なる第2の方向に所定の順序で並んで表示されるように指定され、
前記出力手段は、
抽出された前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、前記第1のデータ項目の表示領域に出力し、
前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、対応する前記第2のデータ項目の表示領域に埋め込み表示データを生成し、出力する。
第二の側面に係る情報処理方法は、
患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて表現記憶装置に記憶し、
患者又は患者の代理人が操作する端末から、医療面接結果に係る情報として前記第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を前記表現記憶装置から抽出して医師向けの画面に表示させるために出力し、
前記第1表現は、患者の症状を表現する第1の第1表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第1表現を含み、
前記第2表現は、患者の症状を表現する第1の第2表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第2表現を含み、
前記医療情報処理装置が、
前記第1の第1表現に対応する前記第1の第2表現と、前記第2の第1表現に対応する前記第2の第2表現を互いに対応付けて出力し、
出力された前記第2表現を患者の識別情報と関連付けて情報記憶装置に記憶し、
前記情報記憶装置に記憶された前記第2表現の中から、前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現と、その前記症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現を抽出し、所定のフォーマットで出力し、
前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記所定のフォーマットの各前記症状別表示領域において、
前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の各前記データは、各前記表示領域に第1の方向に表示され、
複数の前記第2のデータ項目の前記表示領域の位置は、前記第1のデータ項目の前記表示領域の位置に対してそれぞれ前記第1の方向に同じ所定の幅で字下げして、前記第1のデータ項目の前記表示領域を始点として、前記第1の方向とは異なる第2の方向に所定の順序で並んで表示されるように指定され、
前記医療情報処理装置が、
抽出された前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、前記第1のデータ項目の表示領域に出力し、
前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、対応する前記第2のデータ項目の表示領域に埋め込み表示データを生成し、出力する、ことを含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、医療情報処理装置上で、その情報処理方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
本発明の第1の実施の形態に係る医療情報処理装置、その情報処理方法およびプログラムについて、以下説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る医療情報処理装置100の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る医療情報処理装置100は、患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて記憶する表現記憶部102と、第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を抽出して出力する表現変換部104とを備える。
画面120は、医師が医療面接結果情報(以下、「問診結果データ」とも呼ぶ)からS記事を作成するときに医師が利用するエディタ画面の例である。
S記事とは、患者の医療面接の結果を医学的な用語に置き換えて記録するものである。S記事は、患者が最も訴えた症状を示す主訴と、その他の症状とその経過を示す現病歴の情報を含む。
画面120は、患者の情報を示す患者情報表示部130と、患者が医療面接サービスを利用して入力した医療面接結果情報を示す問診データ表示部140と、S記事エディタ部150と、を含む。
問診データ表示部140は、患者が入力した医療面接の結果を示す情報を表示する。この例では、患者が選んだ気になる症状と、各症状について、質問と、質問に対して患者が選択した回答が表示されている。図2からも分かるように、問診データ表示部140に表示される問診結果データは、患者向けの表現である第1表現で示されている。
ここでは、★印が、患者ユーザが最も気になっている症状であると回答したことを示している。この例では、患者ユーザは、★印の「むくみがある」を、最も気になっている症状として選択し、その他、「吐き気がする・吐いた」と、「下痢」を気になる症状として選択している。
医療システム1は、サーバ装置10と、サーバ装置10に接続されるデータベース(図中、「DB(DataBase)」と示す)20と、患者ユーザが利用するユーザ端末30(図3の例では、スマートフォン30aと、パーソナルコンピュータ30bを含む。特に、区別する必要がない場合は、ユーザ端末30と示す。)と、を備える。
本実施形態の医療情報処理装置100は、図3のサーバ装置10に含まれてよい。
ユーザ端末30を用いて、患者ユーザが入力した医療面接結果を示す情報は、ネットワーク3を介してサーバ装置10に送信され、サーバ装置10が医療面接結果情報としてデータベース20に蓄積する。
このように、本明細書では、「医療面接」は、医師と直接対面してコミュニケーションすることを意味するだけでなく、ユーザ端末30を利用して患者から診察前等に情報を取得することも意味する。
ユーザ端末30は、たとえば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)などであり、特に限定されない。また、ユーザ端末30は、ユーザの所有物であってもよいし、医療機関に設置されているもの、または、ユーザに貸与されるものであってもよい。
患者ユーザが来院した時に、ユーザ端末30を用いて医療面接サービスを利用する。そして、気になっている症状を選択すると、選択された症状について、少なくとも1つの質問162と、各質問162に対する回答の選択肢164が図4の医療面接画面160のように表示される。この例では、患者は「むくみがある」という症状を気になる症状の一つとして選択している。
医療面接画面160において、患者ユーザは各質問162に対する選択肢164の中から当てはまるものを選択する。医療面接の質問文と回答の選択肢文は、患者向けの表現である第1表現で示されている。
たとえば、患者が成人で本人が回答する場合と、患者が子どもで保護者や家族等が本人の代わりに回答する場合で、質問と選択肢の表現が異なる。また、たとえば、女性専用の質問が存在し、男性には対応する質問がない場合があり得る。
患者ユーザが回答した結果は、医療面接結果情報として、患者ユーザを特定する情報、たとえば、患者の識別情報(または診察券番号)に少なくとも紐付けられてデータベース20に記憶される。また、患者の識別情報は、患者の氏名、生年月日、性別等の情報と少なくとも紐付けられる。
また、医療面接結果情報は、医療面接を行った日時情報、患者が受診した病院、受診科、担当医師等の情報と紐付けられてもよい。
第1表現112は、患者の症状を表現する第1の第1表現(問診データ172)と、患者の症状を補足する情報を表現する第2の第1表現(問診データ172)を含む。第2表現114は、患者の症状を表現する第1の第2表現(記事用語データ175のheader)と、患者の症状を補足する情報を表現する第2の第2表現(記事用語データ175のbody)を含む。
表現変換部104は、第1の第1表現(問診データ172)に対応する第1の第2表現(記事用語データ175のheader)と、第2の第1表現(問診データ172)に対応する第2の第2表現(記事用語データ175のbody)を互いに対応付けて出力する。
本実施形態において、表現記憶部102は、第1対応テーブル170と、第2対応テーブル179と、S記事構造を示すテンプレート176を含む。
図7は、本実施形態の医療情報処理装置100の第1対応テーブル170の構造の一部の例を示す図である。
第1対応テーブル170には、図7に示すように、第1表現112で示される、患者への質問を示す質問文と、各質問に対する回答を示す選択肢文が関連付けられた問診データ172と、各問診データ172の各選択肢に紐付けられる医療用語データ174とが対応付けて記憶される。
特定情報110は、第1表現112を特定し、第1表現112に紐付く第2表現114を取得できるものであれば特に限定されない。本実施形態では、医療システム1の医療面接サービスで得られる医療面接結果情報180の問診結果データ182から生成される医療用語データ184が特定情報110に相当する。そして、第2表現114は、医療用語データ184そのものでもよいし、本実施形態のように第2対応テーブル179を用いて記事用語データ185に変換されたものであってもよい。
本実施形態において、表現変換部104に入力される第1表現112を特定する特定情報110とは、たとえば、患者の医療面接結果情報180の医療用語データ184である。
第1表現112(問診データ172)には、第1表現112を特定するための特定情報110(医療用語データ174)がそれぞれ紐付けられている。1つの第1表現112(問診データ172)に対して、複数の特定情報110(医療用語データ174)が紐付けられてもよい。
医療用語データ174のボディは、ヘッダが示す患者の症状に関する補足情報を示す用語により表現される。補足情報とは、たとえば、症状の有無、症状の程度、症状が発症した日時、症状の部位、症状の持続時間、症状の性質、症状が発症した状況、症状の誘因等に関する情報を示す用語を含む。
図7に示すように、問診データ172(第1表現112)の「特にない」には、医療用語データ174(特定情報110)は紐付けられていない。これは、問診データ172(第1表現112)の「特にない」は、医療用語データ174(第2表現114)が紐付けられないので、S記事作成時にも利用されない。このように、本実施形態では、特定不要な第1表現112には第2表現114を紐付けなくてもよい。他の例では、「特にない」ことを示す医療用語データ174(たとえば、「特記事項(header)」+「なし(Body)」)を紐付けてもよい。
本実施形態において、問診結果データ182は、第1表現112であり、医療用語データ184は、医療従事者向けの第2表現114で表現される少なくとも1組のヘッダとボディを含む。医療用語データ184は医療用語データ174と同じ構造を有している。
医療面接結果情報180では、医療用語データ184は、少なくとも患者IDと問診日時の情報に紐付けられている。
このようにして、問診結果データ182に対応して複数の医療用語データ184が取得される。
第1表現112(問診データ172)の特定情報110である医療用語データ174には、第2表現114で表現される記事用語データ175がそれぞれ対応付けられている。
記事用語データ175も、医療用語データ174と同様なデータ構造(キーバリュー形式)を有し、ヘッダ(header)と、ボディ(Body)と、タイプ(Type)とを含む。後述するように、記事用語データ175は、データ毎に複製することができるが、キーバリュー形式のデータ構造を保持したまま複製される。
図8に示すように、問診結果データ182から医療用語データ184が生成された時、図9の第2対応テーブル179を参照し、対応する医療用語データ174に対応する記事用語データ185を取得する。
図9の例では、たとえば、「悪心・嘔吐、あり」の医療用語データ174には、2つの記事用語データ175が対応付けられている。
また、「悪心・嘔吐、1日に数回以内吐く」の医療用語データ174には、記事用語データ175(「悪心・嘔吐、嘔吐−>1日に数回以内」)が対応付けられている。
S記事の生成では、医療従事者の作業を効率よくするため視認性や操作性の高い情報を表示することが医療情報処理装置等に求められる。
図10の本実施形態のS記事の構造を示すテンプレート176は、主訴を出力する領域と、現病歴を出力する領域を含んでいる。各領域には、主訴と、現病歴の情報のうち、S記事として、どの情報をどの位置に出力するかが指定される。
ここで、主訴とは、現在、患者が最も気になると訴えた症状であり、現病歴とは、その主訴がいつから、どのように始まり、どのような経過をたどってきたのかを示すものである。
以下の症状別表示領域(現病歴症状情報表示部154a、b、c)の書式が、図10の現病歴の領域の書式に相当する。
所定のフォーマット(テンプレート176)の各症状別表示領域(現病歴症状情報表示部154a、b、c)において、第1のデータ項目および第2のデータ項目の各データは、各表示領域(81、82、83)に第1の方向(たとえば、横書き、左から右横方向)に表示される。
複数の第2のデータ項目の表示領域83の位置は、第1のデータ項目の表示領域82の位置に対してそれぞれ第1の方向(たとえば、左から右横方向)に同じ所定の幅で字下げして、第1のデータ項目の表示領域82を始点として、第1の方向とは異なる(直交する)第2の方向(上から下への縦方向)に所定の順序で並んで表示されるように指定される。
テンプレート176において、複数の第2のデータ項目における、症状の発症の日時に関するデータ項目の表示領域81は、症状別表示領域内の第2の方向(上から下への縦方向)の始点となる第1のデータ項目の表示領域82の位置よりも前の位置(上に)に指定されるとともに、字下げせずに第1のデータ項目と第1の方向(横方向)の同じ位置(頭揃え)に指定される。
後述するように、テンプレート176では、各データ項目の表示領域の位置に出力する医療用語データ184のデータ項目をタイプ(たとえば、symptom, dataOfOnset, intensity等)で指定する。
複数の症状別表示領域(現病歴症状情報表示部154a、b、c)を第1の方向(横)または第2の方向(縦)に並べて表示する。図2の例では、現病歴症状情報表示部154a、b、cは、縦に並んで表示されている。
また、現病歴の情報については、症状毎に同じテンプレート176が使用される。
本実施形態において、表現変換部104により出力された第2表現114(記事用語データ185)を患者の識別情報と関連付けて記憶する情報記憶部(データベース20)と、情報記憶部(データベース20)に記憶された第2表現114(記事用語データ185)の中から、患者の症状を表現する第1の第2表現(記事用語データ185のheader)と、その症状を補足する情報を表現する第2の第2表現(記事用語データ185のbody)を抽出し、所定のフォーマット(テンプレート176)で出力する出力部(S記事エディタ部150)と、を備える。
また、テンプレート176(図10)の症状の指定欄に対応するS記事データ190の症状の出力位置193に出力されるデータは次のように処理される。まず、タイプがsymptomの医療用語データ184(悪心・嘔吐、あり)が医療面接結果情報180から読み出される。このとき、本実施形態では、医療用語データ184(悪心・嘔吐、あり)が2つの記事用語データ185に変換されて、各記事用語データ185のボディの「悪心」と「嘔吐」が、S記事データ190の症状の出力位置193に出力される。
この例のように、第1の第2表現(患者の症状)として2つ以上のデータがある場合は、第1方向(横方向)に並べて表示される。
このように、本実施形態のS記事エディタ部150に表示される現病歴症状情報表示部154には、患者の各症状の補足情報のデータ項目うち、医療面接結果情報180に情報が存在しないデータ項目(または後述するように非表示設定された項目)は、表示されないので、必要な情報だけを分かりやすく表示することができる。
コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)62、メモリ64、メモリ64にロードされた図1の構成要素を実現するプログラム70、そのプログラム70を格納するハードディスクなどのストレージ66、ネットワーク接続用インタフェース(I/O(Input/Output)68)を備える。メモリ64、ストレージ66、およびI/O68は、バス69を介して互いに接続され、CPU62により各要素とともにコンピュータ60全体が制御される。
また、図1の医療情報処理装置100の表現記憶部102は、医療情報処理装置100の内部の記憶装置(たとえば、図12のメモリ64またはストレージ66等)でもよいし、医療情報処理装置100がアクセス可能な外部の記憶装置(たとえば、図3のデータベース20)であってもよい。
コンピュータプログラム70が、コンピュータ60上で実行されたとき、コンピュータ60に、医療情報処理装置100を実現する以下のデータ処理方法を実行させる。
図13は、本実施形態の医療情報処理装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る情報処理方法は、医療情報処理装置100の情報処理方法であり、医療情報処理装置100を実現するコンピュータ60により実行される情報処理方法である。
本実施形態の情報処理方法は、医療情報処理装置100が、患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて表現記憶部102に記憶し、第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を抽出して出力する(ステップS105)ことを含む。
たとえば、図11の例では、医療面接結果情報180の医療用語データ184(第1表現112の特定情報110)が読み出されている。
そして、表現変換部104は、取得した第1表現112の特定情報110(医療用語データ184)に対応する第2表現114(記事用語データ185)を出力する(ステップS105)。
その結果、図2の画面120のように、S記事エディタ部150にS記事データ190が表示される。
そして、S記事エディタ部150の保存ボタン156がユーザにより押下されると、S記事データ190がデータベース20に記憶される。
図14(a)は、医療情報処理装置100を利用しない場合の手順であり、図14(b)は、医療情報処理装置100を利用した場合の手順である。
本実施形態の医療情報処理装置100を利用しない場合、図14(a)に示すように、患者はまず来院して受け付けをした後(ステップS1)、問診票(用紙)に記入をする(ステップS2)。そして、医師が診察を開始し(ステップS3)、患者が記入した問診票を参照する。このとき、問診票は参考程度に利用し、実際に必要な情報は問診で聞き取りを行う(ステップS4)。ここでは、医師間での問診内容には統一性がなく、問診によって得られる情報の情報量や内容には医師によって個人差が生じる。つまり、医師が質問せず、患者も訴えなければ得られない情報が存在する。
そして、このようにして作成されたS記事は、データベース20等に蓄積される(ステップS17)。その後、医師はカルテの記入整理、検査指示、処方のオーダ等を行い(不図示)、診察を終了する。そして、患者は、会計を済ませて(ステップS18)、帰宅する。
図15は、本発明の第2の実施の形態に係る医療情報処理装置200の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の医療情報処理装置200は、上記実施形態の医療情報処理装置100とは、第2表現を時系列データに基づいて、時系列に並び替えて出力する構成を有する点で相違する。
図15の本実施形態の医療情報処理装置200は、図1の上記実施形態の医療情報処理装置100と同様な表現記憶部102と、表現変換部104とを有するとともに、さらに、編集部202を備える。
このように各症状について、発症の日時に関する情報を取得することで、複数の第1表現112は、時系列データに対応付けて入力される。
本実施形態において、編集部202は、医療面接結果情報180を参照し、患者ユーザの編集中の医療面接に対応する医療用語データ184を取得し、各症状の日時、すなわち、タイプが「dateOfOnset」の医療用語データ184を抽出する。または、医療用語データ184から変換された記事用語データ185から抽出してもよい。
上述したように、発症の日時に関するデータ項目は、各現病歴症状情報表示部154の最上位に表示されるとともに、さらに、各現病歴症状情報表示部154が、時系列に並び変えて出力されるので、患者の症状の時間経過の変化が認識されやすく、医療従事者の理解が容易になる医療システム1が提供できる。
時系列データのソートは、S記事では、より以前の症状から経過順に表示されるようになっているが、逆順に表示できてもよい。さらに、ユーザ操作により昇順、降順を選択できる構成を有してもよい。
項目データ210を選択してテキストデータのように、コピーアンドペースト(以下「コピペ」)して、複製することができる。現病歴症状情報表示部154に表示されている各項目データ210に対応する記事用語データ185は、上述したように、キーバリュー形式のデータであるが、コピペされたデータも同じキーバリュー形式を保持して複製される。
図10の所定のフォーマット(テンプレート176)において、第1のデータ項目および第2のデータ項目の表示領域81、82、83を、おのおのに非表示にする操作を受け付けるための削除ボタン87(図中「×」で示される)が、第1のデータ項目および第2のデータ項目の表示領域81、82、83に含まれる領域にそれぞれ配置される。この例では、削除ボタン87は各領域の右端に配置されている。
図16では、テンプレート176で所定された削除ボタン87が、削除操作ボタン212として各項目データ210の表示領域に表示されている。
図16のS記事エディタ部150において、削除操作ボタン212の操作を受け付けたとき、操作された削除操作ボタン212に対応する第1の項目データ210または第2の項目データ210の表示領域を非表示にする。
追記ボタン216は、ユーザ操作されると、図17に示すエディタ画面220が展開される。
図16のS記事エディタ部150において、追記ボタン86の操作を受け付けたとき、本実施形態の医療情報処理装置100は、第1のデータ項目または第2のデータ項目に表示されるデータの編集用の編集画面(エディタ画面220)を表示する編集画面表示部(不図示)をさらに備える。
エディタ画面220では、図17(a)に示すように、追記を行いたい項目222を選択すると、その横に追記用のテキスト入力欄224が表示される。そして、テキスト入力欄224に、追記内容を入力し、エンターキーの押下や、項目222をクリックする等の確定操作により、図17(b)に示すように、追記した内容が項目データ226としてS記事に追加される。この例では、「誘因、憎悪因子、緩解因子」の項目に、「食事摂取によって軽減」という内容が追記されている。
たとえば、図17(a)において、発症の状況や部位等の第2のデータ項目は、第2の第2表現(記事用語データ185のボディ)がないので、文字をグレー色にしたり、背景がグレーで文字が白等にして表示してもよい(破線で示される第2の表示形式)。また、症状の程度や随伴症状等の第2のデータ項目は、第2の第2表現(記事用語データ185のボディ)があるので、第2の表示形式よりも強調された第1の表示形式で、たとえば、文字を黒色にしたり、背景を色付きにして表示してもよい(実線で示される)。
編集画面表示部は、編集画面(エディタ画面220)の操作受付領域の選択操作を受け付けたとき、選択された第2のデータ項目のデータの編集操作を受け付けるためのテキスト入力欄を、第2のデータ項目の項目名の表示領域に並べて表示する。
出力部は、表示用データに基づいて、症状別表示領域(154a、b、c)内の表示内容を更新する。
また、エディタ画面220で編集されたデータで患者の情報を書き換えるか否かをユーザに問合せた上で、情報を更新するのが好ましい。たとえば、データベース20の患者の医療用語データ184、記事用語データ185、およびS記事データ190の情報のいずれかについて、更新するか否かを問合せてから保存してよい。
コンピュータプログラム70が、コンピュータ60上で実行されたとき、コンピュータ60に、医療情報処理装置200を実現する以下のデータ処理方法を実行させる。
本実施形態の医療情報処理装置200の情報処理方法は、医療情報処理装置200の情報処理方法であり、医療情報処理装置200を実現するコンピュータ60により実行される情報処理方法である。
本実施形態の情報処理方法は、医療情報処理装置200が、複数の第1表現が時系列データに対応付けて入力されたとき、第2表現を時系列データに基づいて、時系列に並び替えて出力する、ことを含む。
たとえば、本実施形態の医療情報処理装置は、その最小構成として、患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて記憶する表現記憶部102と、第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を抽出して出力する表現変換部104と、を備えることができる。
なお、本発明において利用者(たとえば、患者)に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
1. 医療情報処理装置が、
患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて表現記憶装置に記憶し、
前記第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を抽出して出力する情報処理方法。
2. 前記医療情報処理装置が、さらに、
複数の前記第1表現が時系列データに対応付けて入力されたとき、前記第2表現を前記時系列データに基づいて、時系列に並び替えて出力する、1.に記載の情報処理方法。
3. 前記第1表現は、患者の症状を表現する第1の第1表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第1表現を含み、
前記第2表現は、患者の症状を表現する第1の第2表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第2表現を含み、
前記医療情報処理装置が、
前記第1の第1表現に対応する前記第1の第2表現と、前記第2の第1表現に対応する前記第2の第2表現を互いに対応付けて出力する、1.または2.に記載の情報処理方法。
4. 前記医療情報処理装置が、
出力された前記第2表現を患者の識別情報と関連付けて情報記憶装置に記憶し、
前記情報記憶装置に記憶された前記第2表現の中から、前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現と、その前記症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現を抽出し、所定のフォーマットで出力する、3.に記載の情報処理方法。
5. 前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記所定のフォーマットの各前記症状別表示領域において、
前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の各前記データは、各前記表示領域に第1の方向に表示され、
複数の前記第2のデータ項目の前記表示領域の位置は、前記第1のデータ項目の前記表示領域の位置に対してそれぞれ前記第1の方向に同じ所定の幅で字下げして、前記第1のデータ項目の前記表示領域を始点として、前記第1の方向とは異なる第2の方向に所定の順序で並んで表示されるように指定され、
前記医療情報処理装置が、
抽出された前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、前記第1のデータ項目の表示領域に出力し、
前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、対応する前記第2のデータ項目の表示領域に埋め込み表示データを生成し、出力する、4.に記載の情報処理方法。
6. 前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記医療情報処理装置が、
前記情報記憶装置から、前記患者の前記第1のデータ項目に関連付けられている前記第2のデータ項目のデータを取得し、
前記所定のフォーマットに従い、取得された前記データを、前記症状別表示領域の対応する前記第2のデータ項目の前記表示領域に埋め込み、
前記患者の前記第1のデータ項目に関連する前記第2のデータ項目のうち、前記患者のデータのない前記第2のデータ項目については、その表示領域を非表示にした表示データを生成し、出力する、4.または5.に記載の情報処理方法。
7. 前記医療情報処理装置が、
前記情報記憶装置から前記患者の症状に対応する前記第1のデータ項目のデータが複数取得されたとき、
前記第1のデータ項目のデータ毎に、前記第1のデータ項目のデータと、前記第1のデータ項目に関連する複数の第2のデータ項目の少なくとも1つのデータとを、前記所定のフォーマットに従い、前記症状別表示領域の各データ項目に対応する前記表示領域にそれぞれ埋め込み表示データを生成し、出力し、
複数の前記症状別表示領域を前記第1の方向または前記第2の方向に並べて表示する、5.または6.に記載の情報処理方法。
8. 前記医療情報処理装置が、
複数の前記第2のデータ項目における、前記症状の発症の日時に関するデータ項目のデータに基づいて、複数の前記症状別表示領域を時系列に並び変えて出力する、5.から7.いずれか一つに記載の情報処理方法。
9. 前記所定のフォーマットにおいて、
複数の前記第2のデータ項目における、前記症状の発症の日時に関するデータ項目の表示領域は、前記症状別表示領域内の前記第2の方向の前記始点となる前記第1のデータ項目の表示領域の位置よりも前の位置に指定されるとともに、前記字下げせずに前記第1のデータ項目と前記第1の方向の同じ位置に指定される、5.から8.いずれか一つに記載の情報処理方法。
10. 前記所定のフォーマットにおいて、前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の前記表示領域を、おのおのに非表示にする操作を受け付けるための削除ボタンが、前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の前記表示領域に含まれる領域にそれぞれ配置され、
前記医療情報処理装置が、前記削除ボタンの前記操作を受け付けたとき、操作された前記削除ボタンに対応する前記第1のデータ項目または前記第2のデータ項目の前記表示領域を非表示にする、5.から9.いずれか一つに記載の情報処理方法。
11. 前記所定のフォーマットにおいて、前記症状別表示領域に表示されるデータを編集する操作を受け付けるための編集受付ボタンが、前記第1のデータ項目の前記表示領域に対し、前記第1の方向に並ぶ領域に配置され、
前記医療情報処理装置が、さらに、
前記編集受付ボタンの前記操作を受け付けたとき、前記第1のデータ項目または前記第2のデータ項目に表示されるデータの編集用の編集画面を表示する、5.から10.いずれか一つに記載の情報処理方法。
12. 前記医療情報処理装置が、
前記編集画面を、前記所定のフォーマットに従い表示し、
前記情報記憶装置にデータがあるデータ項目については、そのデータを第1の表示形式で前記編集画面に表示し、
前記情報記憶装置にデータがないデータ項目については、前記第1の表示形式とは異なる第2の表示形式でそのデータ項目名を前記編集画面に表示する、11.に記載の情報処理方法。
13. 前記第1の表示形式は、前記第2の表示形式より強調された表示形式である、12.に記載の情報処理方法。
14. 前記編集画面において、
複数の前記第2のデータ項目の中から編集する項目の選択操作を受け付ける操作受付領域が、各前記第2のデータ項目の項目名またはデータの表示領域に設定され、
前記医療情報処理装置が、
前記編集画面の前記操作受付領域の前記選択操作を受け付けたとき、選択された前記第2のデータ項目のデータの編集操作を受け付けるためのテキスト入力欄を、前記第2のデータ項目の前記項目名の表示領域に並べて表示する、12.または13.に記載の情報処理方法。
15. 前記医療情報処理装置が、
前記編集操作が確定されたとき、前記テキスト入力欄に入力されたデータを受け付け、対応する前記第2のデータ項目に対応付けて表示用データとして保持し、
前記表示用データに基づいて、前記症状別表示領域内の表示内容を更新する、14.に記載の情報処理方法。
16. 前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現は、前記症状毎に、発症の日時、発症の状況、部位、性質、程度、持続時間、随伴症状、誘因、憎悪因子、緩解因子、および現在までの経過の少なくともいずれか1つの項目に関する情報を示す、4.から15.いずれか一つに記載の情報処理方法。
17. 前記第2表現は、症状、既往歴、薬剤歴、社会歴、海外渡航歴、アレルギ情報の少なくとも1つの情報を示す、1.から16.いずれか一つに記載の情報処理方法。
患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて表現記憶装置に記憶する手順、
前記第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を抽出して出力する手順を実行させるためのプログラム。
19. 複数の前記第1表現が時系列データに対応付けて入力されたとき、前記第2表現を前記時系列データに基づいて、時系列に並び替えて出力する手順をコンピュータに実行させるための、18.に記載のプログラム。
20. 前記第1表現は、患者の症状を表現する第1の第1表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第1表現を含み、
前記第2表現は、患者の症状を表現する第1の第2表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第2表現を含み、
前記第1の第1表現に対応する前記第1の第2表現と、前記第2の第1表現に対応する前記第2の第2表現を互いに対応付けて出力する手順をコンピュータに実行させるための、18.または19.に記載のプログラム。
21. 出力された前記第2表現を患者の識別情報と関連付けて情報記憶装置に記憶する手順、
前記情報記憶装置に記憶された前記第2表現の中から、前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現と、その前記症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現を抽出し、所定のフォーマットで出力する手順をコンピュータに実行させるための、20.に記載のプログラム。
22. 前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記所定のフォーマットの各前記症状別表示領域において、
前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の各前記データは、各前記表示領域に第1の方向に表示され、
複数の前記第2のデータ項目の前記表示領域の位置は、前記第1のデータ項目の前記表示領域の位置に対してそれぞれ前記第1の方向に同じ所定の幅で字下げして、前記第1のデータ項目の前記表示領域を始点として、前記第1の方向とは異なる第2の方向に所定の順序で並んで表示されるように指定され、
抽出された前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、前記第1のデータ項目の表示領域に出力する手順、
前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、対応する前記第2のデータ項目の表示領域に埋め込み表示データを生成し、出力する手順をコンピュータに実行させるための、21.に記載のプログラム。
23. 前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記情報記憶装置から、前記患者の前記第1のデータ項目に関連付けられている前記第2のデータ項目のデータを取得し、前記所定のフォーマットに従い、取得された前記データを、前記症状別表示領域の対応する前記第2のデータ項目の前記表示領域に埋め込み、前記患者の前記第1のデータ項目に関連する前記第2のデータ項目のうち、前記患者のデータのない前記第2のデータ項目については、その表示領域を非表示にした表示データを生成し、出力する手順をコンピュータに実行させるための、21.または22.に記載のプログラム。
24. 前記情報記憶装置から前記患者の症状に対応する前記第1のデータ項目のデータが複数取得されたとき、
前記第1のデータ項目のデータ毎に、前記第1のデータ項目のデータと、前記第1のデータ項目に関連する複数の第2のデータ項目の少なくとも1つのデータとを、前記所定のフォーマットに従い、前記症状別表示領域の各データ項目に対応する前記表示領域にそれぞれ埋め込み表示データを生成し、出力する手順、
複数の前記症状別表示領域を前記第1の方向または前記第2の方向に並べて表示する手順をコンピュータに実行させるための、22.または23.に記載のプログラム。
25. 複数の前記第2のデータ項目における、前記症状の発症の日時に関するデータ項目のデータに基づいて、複数の前記症状別表示領域を時系列に並び変えて出力する手順をコンピュータに実行させるための、22.から24.いずれか一つに記載のプログラム。
26. 前記所定のフォーマットにおいて、
複数の前記第2のデータ項目における、前記症状の発症の日時に関するデータ項目の表示領域は、前記症状別表示領域内の前記第2の方向の前記始点となる前記第1のデータ項目の表示領域の位置よりも前の位置に指定されるとともに、前記字下げせずに前記第1のデータ項目と前記第1の方向の同じ位置に指定される、22.から25.いずれか一つに記載のプログラム。
27. 前記所定のフォーマットにおいて、前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の前記表示領域を、おのおのに非表示にする操作を受け付けるための削除ボタンが、前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の前記表示領域に含まれる領域にそれぞれ配置され、
前記削除ボタンの前記操作を受け付けたとき、操作された前記削除ボタンに対応する前記第1のデータ項目または前記第2のデータ項目の前記表示領域を非表示にする手順をコンピュータに実行させるための、22.から26.いずれか一つに記載のプログラム。
28. 前記所定のフォーマットにおいて、前記症状別表示領域に表示されるデータを編集する操作を受け付けるための編集受付ボタンが、前記第1のデータ項目の前記表示領域に対し、前記第1の方向に並ぶ領域に配置され、
さらに、前記編集受付ボタンの前記操作を受け付けたとき、前記第1のデータ項目または前記第2のデータ項目に表示されるデータの編集用の編集画面を表示する手順をコンピュータに実行させるための、22.から27.いずれか一つに記載のプログラム。
29. 前記編集画面を、前記所定のフォーマットに従い表示する手順、
前記情報記憶装置にデータがあるデータ項目については、そのデータを第1の表示形式で前記編集画面に表示する手順、
前記情報記憶装置にデータがないデータ項目については、前記第1の表示形式とは異なる第2の表示形式でそのデータ項目名を前記編集画面に表示する手順をコンピュータに実行させるための、28.に記載のプログラム。
30. 前記第1の表示形式は、前記第2の表示形式より強調された表示形式である、29.に記載のプログラム。
31. 前記編集画面において、
複数の前記第2のデータ項目の中から編集する項目の選択操作を受け付ける操作受付領域が、各前記第2のデータ項目の項目名またはデータの表示領域に設定され、
前記編集画面の前記操作受付領域の前記選択操作を受け付けたとき、選択された前記第2のデータ項目のデータの編集操作を受け付けるためのテキスト入力欄を、前記第2のデータ項目の前記項目名の表示領域に並べて表示する手順をコンピュータに実行させるための、29.または30.に記載のプログラム。
32. 前記編集操作が確定されたとき、前記テキスト入力欄に入力されたデータを受け付け、対応する前記第2のデータ項目に対応付けて表示用データとして保持する手順、
前記表示用データに基づいて、前記症状別表示領域内の表示内容を更新する手順をコンピュータに実行させるための、31.に記載のプログラム。
33. 前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現は、前記症状毎に、発症の日時、発症の状況、部位、性質、程度、持続時間、随伴症状、誘因、憎悪因子、緩解因子、および現在までの経過の少なくともいずれか1つの項目に関する情報を示す、21.から32.いずれか一つに記載のプログラム。
34. 前記第2表現は、症状、既往歴、薬剤歴、社会歴、海外渡航歴、アレルギ情報の少なくとも1つの情報を示す、18.から33.いずれか一つに記載のプログラム。
35. 患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて記憶する表現記憶手段と、
前記第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を抽出して出力する表現変換手段と、を備える医療情報処理装置。
36. 複数の前記第1表現が時系列データに対応付けて入力されたとき、前記第2表現を前記時系列データに基づいて、時系列に並び替えて出力する編集手段をさらに備える35.に記載の医療情報処理装置。
37. 前記第1表現は、患者の症状を表現する第1の第1表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第1表現を含み、
前記第2表現は、患者の症状を表現する第1の第2表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第2表現を含み、
前記表現変換手段は、前記第1の第1表現に対応する前記第1の第2表現と、前記第2の第1表現に対応する前記第2の第2表現を互いに対応付けて出力する35.または36.に記載の医療情報処理装置。
38. 前記表現変換手段により出力された前記第2表現を患者の識別情報と関連付けて記憶する情報記憶手段と、
前記情報記憶手段に記憶された前記第2表現の中から、前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現と、その前記症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現を抽出し、所定のフォーマットで出力する出力手段と、を備える、37.に記載の医療情報処理装置。
39. 前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記所定のフォーマットの各前記症状別表示領域において、
前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の各前記データは、各前記表示領域に第1の方向に表示され、
複数の前記第2のデータ項目の前記表示領域の位置は、前記第1のデータ項目の前記表示領域の位置に対してそれぞれ前記第1の方向に同じ所定の幅で字下げして、前記第1のデータ項目の前記表示領域を始点として、前記第1の方向とは異なる第2の方向に所定の順序で並んで表示されるように指定され、
前記出力手段は、
抽出された前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、前記第1のデータ項目の表示領域に出力し、
前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、対応する前記第2のデータ項目の表示領域に埋め込み表示データを生成し、出力する、
38.に記載の医療情報処理装置。
40. 前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記出力手段は、前記情報記憶手段から、前記患者の前記第1のデータ項目に関連付けられている前記第2のデータ項目のデータを取得し、前記所定のフォーマットに従い、取得された前記データを、前記症状別表示領域の対応する前記第2のデータ項目の前記表示領域に埋め込み、前記患者の前記第1のデータ項目に関連する前記第2のデータ項目のうち、前記患者のデータのない前記第2のデータ項目については、その表示領域を非表示にした表示データを生成し、出力する、38.または39.に記載の医療情報処理装置。
41. 前記出力手段は、
前記情報記憶手段から前記患者の症状に対応する前記第1のデータ項目のデータが複数取得されたとき、
前記第1のデータ項目のデータ毎に、前記第1のデータ項目のデータと、前記第1のデータ項目に関連する複数の第2のデータ項目の少なくとも1つのデータとを、前記所定のフォーマットに従い、前記症状別表示領域の各データ項目に対応する前記表示領域にそれぞれ埋め込み表示データを生成し、出力し、
複数の前記症状別表示領域を前記第1の方向または前記第2の方向に並べて表示する、39.または40.に記載の医療情報処理装置。
42. 複数の前記第1表現が時系列データに対応付けて入力されたとき、前記第2表現を前記時系列データに基づいて、時系列に並び替えて出力する編集手段をさらに備え、
前記編集手段は、
複数の前記第2のデータ項目における、前記症状の発症の日時に関するデータ項目のデータに基づいて、複数の前記症状別表示領域を時系列に並び変えて出力する、39.から41.いずれか一つに記載の医療情報処理装置。
43. 前記所定のフォーマットにおいて、
複数の前記第2のデータ項目における、前記症状の発症の日時に関するデータ項目の表示領域は、前記症状別表示領域内の前記第2の方向の前記始点となる前記第1のデータ項目の表示領域の位置よりも前の位置に指定されるとともに、前記字下げせずに前記第1のデータ項目と前記第1の方向の同じ位置に指定される、39.から42.いずれか一つに記載の医療情報処理装置。
44. 前記所定のフォーマットにおいて、前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の前記表示領域を、おのおのに非表示にする操作を受け付けるための削除ボタンが、前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の前記表示領域に含まれる領域にそれぞれ配置され、
前記削除ボタンの前記操作を受け付けたとき、操作された前記削除ボタンに対応する前記第1のデータ項目または前記第2のデータ項目の前記表示領域を非表示にする、39.から43.いずれか一つに記載の医療情報処理装置。
45. 前記所定のフォーマットにおいて、前記症状別表示領域に表示されるデータを編集する操作を受け付けるための編集受付ボタンが、前記第1のデータ項目の前記表示領域に対し、前記第1の方向に並ぶ領域に配置され、
前記編集受付ボタンの前記操作を受け付けたとき、前記第1のデータ項目または前記第2のデータ項目に表示されるデータの編集用の編集画面を表示する編集画面表示手段をさらに備える、39.から44.いずれか一つに記載の医療情報処理装置。
46. 前記編集画面表示手段は、
前記編集画面を、前記所定のフォーマットに従い表示し、
前記情報記憶手段にデータがあるデータ項目については、そのデータを第1の表示形式で前記編集画面に表示し、
前記情報記憶手段にデータがないデータ項目については、前記第1の表示形式とは異なる第2の表示形式でそのデータ項目名を前記編集画面に表示する、45.に記載の医療情報処理装置。
47. 前記第1の表示形式は、前記第2の表示形式より強調された表示形式である、46.に記載の医療情報処理装置。
48. 前記編集画面において、
複数の前記第2のデータ項目の中から編集する項目の選択操作を受け付ける操作受付領域が、各前記第2のデータ項目の項目名またはデータの表示領域に設定され、
前記編集画面表示手段は、
前記編集画面の前記操作受付領域の前記選択操作を受け付けたとき、選択された前記第2のデータ項目のデータの編集操作を受け付けるためのテキスト入力欄を、前記第2のデータ項目の前記項目名の表示領域に並べて表示する、46.または47.に記載の医療情報処理装置。
49. 前記編集画面表示手段は、
前記編集操作が確定されたとき、前記テキスト入力欄に入力されたデータを受け付け、対応する前記第2のデータ項目に対応付けて表示用データとして保持し、
前記出力手段は、
前記表示用データに基づいて、前記症状別表示領域内の表示内容を更新する、
48.に記載の医療情報処理装置。
50. 前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現は、前記症状毎に、発症の日時、発症の状況、部位、性質、程度、持続時間、随伴症状、誘因、憎悪因子、緩解因子、および現在までの経過の少なくともいずれか1つの項目に関する情報を示す、38.から49.いずれか一つに記載の医療情報処理装置。
51. 前記第2表現は、症状、既往歴、薬剤歴、社会歴、海外渡航歴、アレルギ情報の少なくとも1つの情報を示す35.から50.いずれか一つに記載の医療情報処理装置。
3 ネットワーク
10 サーバ装置
20 データベース
30 ユーザ端末
30a スマートフォン
30b パーソナルコンピュータ
60 コンピュータ
62 CPU
64 メモリ
66 ストレージ
69 バス
70 プログラム
100 医療情報処理装置
102 表現記憶部
104 表現変換部
110 特定情報
112 第1表現
114 第2表現
120 画面
130 患者情報表示部
140 問診データ表示部
150 S記事エディタ部
152 主訴症状表示部
154(154a、154b、154c) 現病歴症状情報表示部
156 保存ボタン
160 医療面接画面
162 質問
164 選択肢
166 チェックボックス
170 第1対応テーブル
172 問診データ
174 医療用語データ
175 記事用語データ
176 テンプレート
80、81、82、83 表示領域
84 インデント
85 問診参照ボタン
86 追記ボタン
87 削除ボタン
179 第2対応テーブル
180 医療面接結果情報
182 問診結果データ
184 医療用語データ
185 記事用語データ
186 既往歴
190 S記事データ
192、193、194、195 出力位置
200 医療情報処理装置
202 編集部
210 項目データ
212 削除操作ボタン
216 追記ボタン
220 エディタ画面
222 項目
224 テキスト入力欄
226 項目データ
230 プレビュー画面
Claims (16)
- 患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて記憶する表現記憶手段と、
患者又は患者の代理人が操作する端末から、医療面接結果に係る情報として前記第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を前記表現記憶手段から抽出して医師向けの画面に表示させるために出力する表現変換手段と、を備え、
前記第1表現は、患者の症状を表現する第1の第1表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第1表現を含み、
前記第2表現は、患者の症状を表現する第1の第2表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第2表現を含み、
前記表現変換手段は、前記第1の第1表現に対応する前記第1の第2表現と、前記第2の第1表現に対応する前記第2の第2表現を互いに対応付けて出力し、
前記表現変換手段により出力された前記第2表現を患者の識別情報と関連付けて記憶する情報記憶手段と、
前記情報記憶手段に記憶された前記第2表現の中から、前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現と、その前記症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現を抽出し、所定のフォーマットで出力する出力手段と、を備え、
前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記所定のフォーマットの各前記症状別表示領域において、
前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の各前記データは、各前記表示領域に第1の方向に表示され、
複数の前記第2のデータ項目の前記表示領域の位置は、前記第1のデータ項目の前記表示領域の位置に対してそれぞれ前記第1の方向に同じ所定の幅で字下げして、前記第1のデータ項目の前記表示領域を始点として、前記第1の方向とは異なる第2の方向に所定の順序で並んで表示されるように指定され、
前記出力手段は、
抽出された前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、前記第1のデータ項目の表示領域に出力し、
前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、対応する前記第2のデータ項目の表示領域に埋め込み表示データを生成し、出力する、医療情報処理装置。 - 複数の前記第1表現が時系列データに対応付けて入力されたとき、前記第2表現を前記時系列データに基づいて、時系列に並び替えて出力する編集手段をさらに備える請求項1に記載の医療情報処理装置。
- 前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記出力手段は、前記情報記憶手段から、前記患者の前記第1のデータ項目に関連付けられている前記第2のデータ項目のデータを取得し、前記所定のフォーマットに従い、取得された前記データを、前記症状別表示領域の対応する前記第2のデータ項目の前記表示領域に埋め込み、前記患者の前記第1のデータ項目に関連する前記第2のデータ項目のうち、前記患者のデータのない前記第2のデータ項目については、その表示領域を非表示にした表示データを生成し、出力する、請求項1に記載の医療情報処理装置。 - 前記出力手段は、
前記情報記憶手段から前記患者の症状に対応する前記第1のデータ項目のデータが複数取得されたとき、
前記第1のデータ項目のデータ毎に、前記第1のデータ項目のデータと、前記第1のデータ項目に関連する複数の第2のデータ項目の少なくとも1つのデータとを、前記所定のフォーマットに従い、前記症状別表示領域の各データ項目に対応する前記表示領域にそれぞれ埋め込み表示データを生成し、出力し、
複数の前記症状別表示領域を前記第1の方向または前記第2の方向に並べて表示する、請求項1または3に記載の医療情報処理装置。 - 複数の前記第1表現が時系列データに対応付けて入力されたとき、前記第2表現を前記時系列データに基づいて、時系列に並び替えて出力する編集手段をさらに備え、
前記編集手段は、
複数の前記第2のデータ項目における、前記症状の発症の日時に関するデータ項目のデータに基づいて、複数の前記症状別表示領域を時系列に並び変えて出力する、請求項1から4いずれか一項に記載の医療情報処理装置。 - 前記所定のフォーマットにおいて、
複数の前記第2のデータ項目における、前記症状の発症の日時に関するデータ項目の表示領域は、前記症状別表示領域内の前記第2の方向の前記始点となる前記第1のデータ項目の表示領域の位置よりも前の位置に指定されるとともに、前記字下げせずに前記第1のデータ項目と前記第1の方向の同じ位置に指定される、請求項1から5いずれか一項に記載の医療情報処理装置。 - 前記所定のフォーマットにおいて、前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の前記表示領域を、おのおのに非表示にする操作を受け付けるための削除ボタンが、前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の前記表示領域に含まれる領域にそれぞれ配置され、
前記削除ボタンの前記操作を受け付けたとき、操作された前記削除ボタンに対応する前記第1のデータ項目または前記第2のデータ項目の前記表示領域を非表示にする、請求項1から6いずれか一項に記載の医療情報処理装置。 - 前記所定のフォーマットにおいて、前記症状別表示領域に表示されるデータを編集する操作を受け付けるための編集受付ボタンが、前記第1のデータ項目の前記表示領域に対し、前記第1の方向に並ぶ領域に配置され、
前記編集受付ボタンの前記操作を受け付けたとき、前記第1のデータ項目または前記第2のデータ項目に表示されるデータの編集用の編集画面を表示する編集画面表示手段をさらに備える、請求項1から7いずれか一項に記載の医療情報処理装置。 - 前記編集画面表示手段は、
前記編集画面を、前記所定のフォーマットに従い表示し、
前記情報記憶手段にデータがあるデータ項目については、そのデータを第1の表示形式で前記編集画面に表示し、
前記情報記憶手段にデータがないデータ項目については、前記第1の表示形式とは異なる第2の表示形式でそのデータ項目名を前記編集画面に表示する、請求項8に記載の医療情報処理装置。 - 前記第1の表示形式は、前記第2の表示形式より強調された表示形式である、請求項9に記載の医療情報処理装置。
- 前記編集画面において、
複数の前記第2のデータ項目の中から編集する項目の選択操作を受け付ける操作受付領域が、各前記第2のデータ項目の項目名またはデータの表示領域に設定され、
前記編集画面表示手段は、
前記編集画面の前記操作受付領域の前記選択操作を受け付けたとき、選択された前記第2のデータ項目のデータの編集操作を受け付けるためのテキスト入力欄を、前記第2のデータ項目の前記項目名の表示領域に並べて表示する、請求項9または10に記載の医療情報処理装置。 - 前記編集画面表示手段は、
前記編集操作が確定されたとき、前記テキスト入力欄に入力されたデータを受け付け、対応する前記第2のデータ項目に対応付けて表示用データとして保持し、
前記出力手段は、
前記表示用データに基づいて、前記症状別表示領域内の表示内容を更新する、
請求項11に記載の医療情報処理装置。 - 前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現は、前記症状毎に、発症の日時、発症の状況、部位、性質、程度、持続時間、随伴症状、誘因、憎悪因子、緩解因子、および現在までの経過の少なくともいずれか1つの項目に関する情報を示す、請求項1から12いずれか一項に記載の医療情報処理装置。
- 前記第2表現は、症状、既往歴、薬剤歴、社会歴、海外渡航歴、アレルギ情報の少なくとも1つの情報を示す請求項1から13いずれか一項に記載の医療情報処理装置。
- 医療情報処理装置が、
患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて表現記憶装置に記憶し、
患者又は患者の代理人が操作する端末から、医療面接結果に係る情報として前記第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を前記表現記憶装置から抽出して医師向けの画面に表示させるために出力し、
前記第1表現は、患者の症状を表現する第1の第1表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第1表現を含み、
前記第2表現は、患者の症状を表現する第1の第2表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第2表現を含み、
前記医療情報処理装置が、
前記第1の第1表現に対応する前記第1の第2表現と、前記第2の第1表現に対応する前記第2の第2表現を互いに対応付けて出力し、
出力された前記第2表現を患者の識別情報と関連付けて情報記憶装置に記憶し、
前記情報記憶装置に記憶された前記第2表現の中から、前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現と、その前記症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現を抽出し、所定のフォーマットで出力し、
前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記所定のフォーマットの各前記症状別表示領域において、
前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の各前記データは、各前記表示領域に第1の方向に表示され、
複数の前記第2のデータ項目の前記表示領域の位置は、前記第1のデータ項目の前記表示領域の位置に対してそれぞれ前記第1の方向に同じ所定の幅で字下げして、前記第1のデータ項目の前記表示領域を始点として、前記第1の方向とは異なる第2の方向に所定の順序で並んで表示されるように指定され、
前記医療情報処理装置が、
抽出された前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、前記第1のデータ項目の表示領域に出力し、
前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、対応する前記第2のデータ項目の表示領域に埋め込み表示データを生成し、出力する情報処理方法。 - コンピュータに、
患者向けの表現である第1表現を特定する特定情報と、医療従事者向けの表現である第2表現とを互いに対応付けて表現記憶装置に記憶する手順、
患者又は患者の代理人が操作する端末から、医療面接結果に係る情報として前記第1表現を特定する特定情報が入力されたとき、当該第1表現に対応する第2表現を前記表現記憶装置から抽出して医師向けの画面に表示させるために出力する手順を実行させ、
前記第1表現は、患者の症状を表現する第1の第1表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第1表現を含み、
前記第2表現は、患者の症状を表現する第1の第2表現と、前記患者の症状を補足する情報を表現する第2の第2表現を含み、
さらに、コンピュータに、
前記第1の第1表現に対応する前記第1の第2表現と、前記第2の第1表現に対応する前記第2の第2表現を互いに対応付けて出力する手順、
出力された前記第2表現を患者の識別情報と関連付けて情報記憶装置に記憶する手順、
前記情報記憶装置に記憶された前記第2表現の中から、前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現と、その前記症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現を抽出し、所定のフォーマットで出力する手順、を実行させ、
前記所定のフォーマットには、
前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現のデータを表示する第1のデータ項目の表示領域と、前記第1のデータ項目に関連付けられる、前記症状を補足する情報を表現する複数の前記第2の第2表現のデータをそれぞれ表示する複数の第2のデータ項目の表示領域と、のおのおのの表示位置が、前記患者の前記症状毎に表示される症状別表示領域の書式として指定されており、
前記所定のフォーマットの各前記症状別表示領域において、
前記第1のデータ項目および前記第2のデータ項目の各前記データは、各前記表示領域に第1の方向に表示され、
複数の前記第2のデータ項目の前記表示領域の位置は、前記第1のデータ項目の前記表示領域の位置に対してそれぞれ前記第1の方向に同じ所定の幅で字下げして、前記第1のデータ項目の前記表示領域を始点として、前記第1の方向とは異なる第2の方向に所定の順序で並んで表示されるように指定され、
さらに、前記コンピュータに、
抽出された前記患者の症状を表現する前記第1の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、前記第1のデータ項目の表示領域に出力する手順、
前記患者の症状を補足する情報を表現する前記第2の第2表現の少なくとも一つのデータを、前記所定のフォーマットに従い、対応する前記第2のデータ項目の表示領域に埋め込み表示データを生成し、出力する手順、を実行させるためのプログラム。
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