JP3099782B2 - Camデータの自動修正装置、自動修正方法及び自動修正プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Camデータの自動修正装置、自動修正方法及び自動修正プログラムを記録した記録媒体

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JP3099782B2
JP3099782B2 JP09230643A JP23064397A JP3099782B2 JP 3099782 B2 JP3099782 B2 JP 3099782B2 JP 09230643 A JP09230643 A JP 09230643A JP 23064397 A JP23064397 A JP 23064397A JP 3099782 B2 JP3099782 B2 JP 3099782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCAMデータの自動
修正装置、自動修正方法及び自動修正プログラムを記録
した記録媒体に関し、特に、プリント配線板のCAMデ
ータをプリント配線板の製造規則に合うように自動的に
修正するCAMデータの自動修正装置、自動修正方法及
び自動修正プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリント配線板のCAMデータ
の修正作業は、修正箇所が他の箇所に連鎖的に関係して
くるため、多大な工数と膨大な時間を要する。
【0003】そこで、作業の効率化を図るため、CAM
データを自動的に修正する方法が、従来から提案されて
おり、例えば、本件出願人により出願され出願公開され
た特開平2ー287881号公報に開示されている。
【0004】従来のCAMデータの自動修正方法では、
CAMデータを記憶部から読み取り、その読み取ったデ
ータに含まれるアパーチャの形状を解析し、アパーチャ
ごとに別々に論理層を作成し、それを画像変換部を通し
て画像フレームデータとし、製造条件に見合うデータ構
成であるかの検査(デザインルールチェック、以下、D
RCという)条件に基づいて画像フレームデータ中の各
配線パターン画像ごとに特徴抽出を行い、特徴抽出する
際にDRC条件を満たしているかを個々に検証し、その
検証結果に基づいて画像フレームデータを画像データ記
憶部上で修正(又は変更)し、修正を行った部分のCA
Mデータを更新し、自動修正していた。
【0005】図12は、従来のCAMデータの自動修正
方法を説明するためのフローチャートである。
【0006】まず、図形データを扱いやすいフォーマッ
トにし、記録媒体上にCAMデータを保持するCAMシ
ステムにおいて、DRCの条件の設定入力などを行う
(ステップS14)。
【0007】設定する条件は、ラインとラインの必要最
小間隙や、ラインとランドの最小間隙値などのルールチ
ェックのためのパラメータであり、設定方法としては、
キーボード等で入力する場合や設定値を書き込んだファ
イルを格納した記録媒体から読み込む場合がある。
【0008】次いで、CAMデータを画像フレームデー
タ記憶域に展開する際に必要となる区分け(データを処
理しやすくするために、一括処理するときの最小範囲を
決める。CAMデータ全域をこの大きさの格子で分割す
る。このときの最小範囲をセグメントと呼ぶ)と各セグ
メントを構成するための画素の大きさを設定する(ステ
ップS15)。
【0009】図13は、画像フレームデータのセグメン
トと画素を示す説明図である。図13中、22がCAM
データ全域を示し、格子の1つである23がセグメント
である。また、セグメント23は複数の画素24で構成
されている。画素の大きさは、CAMデータ全域におけ
る近接するデータ相互間の間隙値の中で最小のものを求
め、更にその1/2を画素の大きさとする。
【0010】次いで、各アパーチャごとに分離した画像
フレームデータを作成する(ステップS16)。作成手
順としては、アパーチャの形状を考慮してCAMデータ
情報に形を与え、画像フレームデータ記憶域に書き込
む。この時の画像フレームデータ(記憶域)を論理アパ
ーチャ層と呼ぶ。この論理アパーチャ層をアパーチャの
種類に応じて作成する。例えば、10種類のアパーチャ
が含まれるCAMデータからは、図13中の25のよう
なイメージの10面の論理アパーチャ層が作成される。
【0011】図14は、セグメントの境界部分の共通記
憶領域を示す説明図である。図14中、斜線26の部分
に置かれる画像データは、セグメント毎に修正した後に
隣接するセグメントとの結合性を考慮しなてはならない
ため、共通記憶域として隣接するセグメントすべてから
参照できる画像フレームデータとすることが必要であ
る。
【0012】さらに、各画素のうち、ラインやランドな
どを構成するもののー部となるものは、画素どうしでグ
ループ化するなどして後の処理(ステップS19)の中
で移動する際にその前後の状態遷移(画素を新たに補完
しなければならないほど形状が分割されたなど)を見る
のに利用する。
【0013】次いで、DRCの条件に基づいて作成する
特性抽出オペレータを用いて画像フレームデータを検証
する(ステップS17)。図15は、画素で構成された
特性抽出オペレータを示す説明図である。図15中、2
7は十字方向の特性抽出オペレータであり、28は、ク
ロス方向の特性抽出オペレータである。特性抽出オペレ
ータの腕木の長さは、DRC条件とCAMデータのアパ
ーチャの大きさにより決定される。実際には、アパーチ
ャの大きさとDRC条件で許容される最小間隙値の和
が、特性抽出オペレータの腕木の長さとなる。この特性
抽出オペレータを利用してDRCを検出する。
【0014】図16は、特性抽出オペレータを用いたD
RCのエラー箇所の検証例を示す説明図である。例え
ば、図16に示すように、ランド29に特性抽出オベレ
ータを発生させると特性抽出オペレータの腕木がライン
30に接触する(斜線部分31参照)。このように他の
アパーチャが特性抽出オペレータの中に入り込めば周囲
との間隙を満たすというDRC条件を満たさないと検証
される。言い換えれば、検証しようとしたアパーチャが
属する論理アパーチャ層の各要素に対し、特性抽出オベ
レータを発生した際に、その特性オペレータを発生させ
た論理アパーチャ層以外に属するアパ一チャ(他の論理
アパーチャ層に属するアパーチャ)が特性抽出オベレー
タの腕木に干渉することがある場合、その場所において
DRC条件が満たされないと検証される。ここで配線パ
ターンの修正が必要になったことを示すフラグを残す。
【0015】次いで、ステップS17において画像フレ
ームデータの修正が必要になったか否かを判定する(ス
テップS18)。必要である場合は、ステップS19
へ、必要でない場合は、同一セグメント内の他の要素、
あるいは画素について検証するため、後述するステップ
S21に進む。
【0016】ステップS19では、ステップS17でD
RC条件を満たさない部分の画像フレームデータを修正
する。図17は、画像フレームデータの修正例を示す説
明図である。図17中、32は、ランドから間隙を保て
るように修正したライン、33は、ライン32の修正に
伴って修正したラインである。図17に示すように、ラ
ンドに対してDRC条件を満たすだけの間隙がないライ
ン32の画素を間隙が取れる方向、すなわち特性抽出オ
ベレータの腕木からなるべく離れる方向に移動させる。
図17では、図面上で上方向がその方向にあたる。ライ
ン32を移動する方法としては、ランドとの間隙を満た
せない画素群を上方向にシフトすればよい。ただし、ラ
イン32すべてなのかあるいはライン32のー部分なの
かは間隙を保てない領域のライン32全体に占める割合
により判定する場合がある。
【0017】後者の具体的な例としてはライン32の端
点にランドなどがあり、動かせない場合などである。ラ
ンドなど部品位置などに関係するデータはもちろん、プ
リント配線板でのスルーホールでは、貫通情報などで複
数層においてその位置が変わることが影響するため、一
般には単面のみの修正時には移動できないという禁則が
ある。また、ラインを画素単位で移動する際には、ライ
ン情報を満たしていなければならない。すなわち、ライ
ンの幅や部分的にシフトした場合のシフトした部分と元
の部分との接合部分にも画素データを補完する必要があ
る。
【0018】図18は、画像フレームデータ修正時の画
素による補完例を示す説明図である。図18中の斜線部
分34が画素データを補完した部分である。
【0019】次いで、ステップS19で移動した画像フ
レームデータの情報をCAMデータ記憶域のデータに反
映するためにCAMデータを更新する(ステップS2
0)。まず、画素の集合からベクトルデータを作り出
す。ラインの幅が何画素で構成されているかは、その画
像フレームデータがどの論理層のものかですぐに知るこ
とができる。それは、各論理層をアパーチャごとに作っ
ているので、アパーチャの大きさを調べるまでもなく決
定できる。このため、画像フレームデータ上のラインな
どの芯線がとれればよい。
【0020】次いで、すべてのセグメントの検証または
セグメント内のすべての画素の検証が終わっているか否
かを判定する(ステップS21)。終わっていなければ
ステップS17に戻す。検証が終わっていれば、自動修
正が終了する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来のCAMデータの
自動修正方法には、次のような問題点があった。 (1)画素を決定するためにCAMデータ全域において
近接するデータどうしの間隙を調べてその中の最小値を
探さなければならないので、効率が悪い。これは、画素
がこの最小値より大きい場合、DRCにおいて特性抽出
オペレータなどを利用できないためである。 (2)画像フレームデータでの修正を実現するために隣
接するセグメントとの共有領域を画素ごとに設ける必要
があり、データ修正の際にその前後の状態遷移を見るた
めに画素どうしの関係(同じラインデータを構成するな
どの)情報を記憶するなどして、画像フレームデータを
管理するために多くのメモリ資源や時間を必要とする。 (3)修正後に画像フレームデータからベクトルデータ
に戻す必要があるが、各画像フレームデータはそれに対
応したアパーチャにしか戻すことができないので、修正
方法が限定される。
【0022】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、データ修正方法を簡略化し、ベクトル
化などの作業を無くすことにより修正時間の短縮を図
り、さらに複数の修正ルールに基づき、既存のアパーチ
ャなどにとらわれずに自動修正を行うことができるCA
Mデータの自動修正装置、自動修正方法及び自動修正プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のCAMデータの
自動修正装置は、プリント配線板を製造するために使用
されるマスクフィルムを作画するためのCAMデータ
を、プリント配線板の製造条件に合わせて自動的に修正
するCAMデータの自動修正装置において、製造条件を
満たすデータ構成であるか否かを検査する際の基準とな
る検査条件とデータを修正する際の基準となる修正条件
を入力する手段と、その入力手段によって入力された検
査条件に基づいて、検査を実行する検査実行手段と、そ
の検査実行手段による検査の結果、検査条件を満たさな
いエラー箇所をリスト化するエラー箇所リスト化手段
と、そのエラー箇所リスト化手段によりリスト化された
エラー箇所を判定し、修正方法を基準にして分別するエ
ラー箇所判定手段と、分別されたエラー個所を入力され
た修正条件に従って修正する際に、複数の修正方法の中
からエラー条件ごとに決められた最適な修正方法を選択
する修正方法選択手段と、その修正方法選択手段によっ
て選択された修正方法によりエラー箇所の修正を行うエ
ラー箇所修正手段と、すべてのエラー箇所についての修
正作業が終了した場合、修正作業の結果を表示する表示
手段と、を有することを特徴とするものである。
【0024】
【0025】
【0026】本発明の他のCAMデータの自動修正方法
は、 (1)製造条件を満たすデータ構成であるか否かを検査
する際の基準となる検査条件とデータを修正する際の基
準となる修正条件を入力する工程と、 (2)入力された検査条件に基づいて、検査を実行する
工程と、 (3)検査の結果、検査条件を満たさないエラー箇所を
リスト化する工程と、 (4)リスト化されたエラー箇所を判定し、修正方法を
基準にして分別する工程と、 (5)分別されたエラー箇所を入力された修正条件に従
って修正する際に、複数の修正方法の中からエラー条件
ごとに決められた、ある1つの修正方法を指定する工程
と、 (6)指定された修正方法によってエラー箇所を修正す
る工程と、 (7)実行された修正が妥当であるか否かを判定する工
程と、 (8)判定の結果、妥当でないと判断した場合、他の修
正方法で修正が可能であれば、その方法を指定して前記
(6)の工程に戻り、他の修正方法によっても修正が不
可能であれば、修正を行わないことを決定する工程と、 (9)すべてのエラー箇所についての修正作業が終了し
た場合、修正作業の結果を表示する工程と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0027】本発明のさらに他のCAMデータの自動修
正方法は、 (1)製造条件を満たすデータ構成であるか否かを検査
する際の基準となる検査条件とデータを修正する際の基
準となる修正条件を入力する工程と、 (2)入力された検査条件に基づいて、検査を実行する
工程と、 (3)検査の結果、検査条件を満たさないエラー箇所を
リスト化する工程と、 (4)エラー箇所を表示されるか否かを判定する工程
と、 (5)リスト化されたエラー箇所を判定し、修正方法を
基準にして分別する工程と、 (6)分別されたエラー箇所を入力された修正条件に従
って修正する際に、複数の修正方法の中からエラー条件
ごとに決められた、ある1つの修正方法を指定する工程
と、 (7)指定された修正方法によってエラー箇所を修正す
る工程と、 (8)実行された修正が妥当であるか否かを判定する工
程と、 (9)判定の結果、妥当でないと判断した場合、他の修
正方法で修正が可能であれば、その方法を指定して前記
(7)の工程に戻り、他の修正方法によっても修正が不
可能であれば、修正を行わないことを決定する工程と、 (10)すべてのエラー箇所についての修正作業が終了
した場合、修正作業の結果を表示する工程と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0028】上記自動修正方法では、複数の修正方法を
組合せて同時に修正を行ってもよく、また、複数の修正
方法に優先順位を設け、その優先順位に従って修正を行
うのが好ましい。
【0029】本発明の記録媒体は、プリント配線板を製
造するために使用されるマスクフィルムを作画するため
のCAMデータを、プリント配線板の製造条件に合わせ
て自動的に修正するCAMデータの自動修正プログラム
を記録した記録媒体において、製造条件を満たすデータ
構成であるか否かを検査する際の基準となる検査条件と
データを修正する際の基準となる修正条件を入力させる
処理と、入力された検査条件に基づいて、検査を実行す
る処理と、検査の結果、検査条件を満たさないエラー箇
所をリスト化する処理と、リスト化されたエラー箇所を
判定し、修正方法を基準にして分別する処理と、分別さ
れたエラー箇所を入力された修正条件に従って修正する
際に、複数の修正方法の中からエラー条件ごとに決めら
れた最適な修正方法を選択する処理と、選択された修正
方法によりエラー箇所の修正を行う処理と、すべてのエ
ラー箇所についての修正作業が終了した場合に、修正作
業の結果を表示手段に表示させる処理と、をコンピュー
タに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴
とするものである。
【0030】本発明によれば、DRCを行う際に、各C
AMデータに関してその近隣の情報範囲を記憶させ、後
の修正に利用することで、画像処理に頼ることなく、デ
ータ修正を行うことができる。また、そのエラーとなる
データの周囲の状況により、修正方法を変えることで自
動修正率を高めることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係
るCAMデータの自動修正装置を示すブロック図であ
る。
【0032】本発明の自動修正装置は、プリント配線板
を製造するために使用されるマスクフィルムを作画する
ためのCAMデータを、プリント配線板の製造条件に合
わせて自動的に修正するCAMデータの自動修正装置で
あり、図1に示すように、製造条件を満たすデータ構成
であるか否かを検査する際の基準となる検査条件とデー
タを修正する際の基準となる修正条件を入力する入力部
1と、CAMデータを記憶する記憶部2と、記憶部2か
ら読み取ったCAMデータをデータ処理するデータ処理
部3と、エラー箇所や修正作業の結果等を表示する表示
部4と、を有する。
【0033】入力部1は、例えば、キーボード、テンキ
ー、FD等の入力媒体である。
【0034】データ処理部3は、入力部1によって入力
された検査条件に基づいて、検査を実行する検査実行部
5と、その検査実行部5による検査の結果、検査条件を
満たさないエラー箇所をリスト化するエラー箇所リスト
化部6と、リスト化されたエラー箇所を判定し、修正方
法を基準にして分別するエラー箇所判定部7と、リスト
化されたエラー箇所を修正条件に従って修正する際に、
複数の修正方法の中から最適な修正方法を選択する修正
方法選択部8と、選択された修正方法によりエラー箇所
の修正を行うエラー箇所修正部9と、を有する。
【0035】表示部4は、例えば、ディスプレイ、プリ
ンタ等である。
【0036】図2は、本発明に係るCAMデータの自動
修正方法を示すフローチャートである。
【0037】まず、DRC条件と自動修正時の修正条件
を入力する、もしくは取得する(ステップS1)。ここ
で、DRC条件とは、一般的にはCAMデータに関し、
互いに近接するデータ間の最小間隙値(この値以上の距
離を保たなければいけない間隙)で与えられることが多
い。例えば、最小間隙値を0.16mmとすると、CA
Mデータ中のラインーライン間、ラインーランド間、ラ
ンドーランド間やその他のデータ情報(パッドや銅箔べ
タ部)との可能な組み合わせのうち、接続関係のないも
のどうしの間隙を計算し、0.16mm未満であればエ
ラー箇所としてDRC作業で検出される。
【0038】また、ここでDRC作業時に各々のCAM
データに周囲情報を記憶させる際の記憶する範囲を指定
する。例えば、1cmとしてすれば周囲1平方cmの範
囲にあるデータを検索しやすいように記憶する。
【0039】次に修正条件とは、あらかじめ特定されて
いる修正方法において必要となる条件のことである。例
えば、ラインを移動する場合、さらにその全体ではなく
ー部分のみを移動する場合に、ラインを屈曲させる必要
があるが、そのラインの屈曲方向を90度ルールにする
か、または45度ルールにするか、またはどちらとも使
い分けるか、または自由な角度で屈曲させてよいかなど
を指定しておく。
【0040】図3は、ラインの屈曲修正条件の例を示す
説明図である。図3中、35は90度ルールによる場
合、36は45度ルールによる場合を示す。その他の修
正条件の例では、ランドやラインやパッドのー部分を削
る際の削り幅の上限値の設定、またラインの最低必要導
体幅やランドの座残り(ランド上に穴を打つ場合の、ラ
ンドの直径から穴の直径を差引いた値の2分の1)の最
低必要値の設定がある。またラインを移動する修正の場
合の設定では、移動先で新たに発生するDRCエラーに
関し、どこまで見るかの回数の設定などがある。
【0041】他には、ランドは移動できないなどの禁則
条件の設定である。さらに複数の修正方法のうち、その
優先順位も設定する。例えば、ラインを細くすることよ
りも移動することを優先する(導体幅優先)などがそれ
にあたる。
【0042】次いで、DRC条件に従いDRCを実行す
る(ステップS2)。その際、各CAMデータの周辺状
態を記憶する。DRCは、そのCAMデータを局所的に
検証していく手法で、ある検証したいデータとそれに近
接するデータとの距離計算を行い、DRC条件を満たす
だけの間隙があるかどうか判定するものである。そし
て、CAMデータの周辺状態の記憶とは、DRCを行う
際に検証したいデータを基準として、その周囲にあるデ
ータを基準としたデータから検索しやすいように記憶し
ておくことである。
【0043】図4は、基準データと周辺領域の範囲を示
す説明図である。例えば、図4に示すようなCAMデー
タにおいて、ランド37を基準データとする。このと
き、DRCに必要な検証範囲は円39で示される範囲で
ある。この円は、基準データからDRC条件で設定され
た最小間隙値だけ離れた点の集合である。よってこの円
に接触するデータは、エラー箇所となる。このときに基
準データ37に関して、周辺範囲38の領域にあるデー
タを基準データ37から検索できるように記憶してお
く。これによって、エラー箇所の修正を行うときに、新
たにデータを検索し直す時間を短縮できる。記憶方法と
しては、基準データ(すべてのデータは、同じ記憶構造
体を有している)の周辺状況記憶用の場所に、例えば、
周辺範囲中のデータをその範囲の中で左上に位置するデ
ータから順に、連鎖させて(連鎖用の記憶領域に連鎖さ
せるデータのアドレス(記憶構造体のメモリ上での位
置)を記録していく)、その先頭のアドレスを記憶する
ことで実現できる。
【0044】次いで、DRCの結果、エラーとなった箇
所のリスト化を行う(ステップS3)。ステップS2で
エラー箇所とされた位置での1つのエラーの組合わせ
(基準データとその周辺データ)を基本単位として、エ
ラー情報をーつのリストデータとする。このリストに
は、エラー箇所での基準データのアドレスと間隙を満足
できない相手のデータのアドレスと、この2つのデータ
間の実際の距離を記憶させる。このリストを基準データ
がランド、パッド(その位置を移動することができない
もの)、基準データがライン、銅箔べタ部(その位置を
ー部または全部移動できるもの)の順に並べる。これ
は、位置を移動できないデータを先に処理することによ
り、修正不可能となる箇所の認定を早めるためである。
さらにこのリストを基準データの位置での並べ替えを行
い、さらに同じ基準データを持つリストでは、その相手
のデータの位置により並べ替える。並べ替えは、例えば
座標上で左下(X座標値が小さい順、Y座標値が小さい
順)から左上に向かって並ぶようにしておく。こうして
作成したリストの1番目から順に処理していく。
【0045】次いで、エラー箇所を画面表示するかどう
か判定する(ステップS4)。表示するかしないかは、
修正条件などであらかじめ決めておく。表示する場合
は、後述するステップS5に進む。一般的に画面に途中
経過を表示しながら処理すると処理は遅くなるので、通
常は表示機能を停止して結果のみを表示するようにして
おく。
【0046】ステップS5では、エラー箇所を画面に表
示する。このとき、エラー箇所のリストを基にして、基
準データが画面中央にくるように画像データをCAMデ
ータより作成する。また、データの表示倍率があまり大
きすぎるとそのデータの周辺との位置関係が見極めにく
いので、基準データを中心に、DRC条件の最小間隙値
の3乃至5倍程度離れた周辺データが画面上に表示でき
るようにするとよい。
【0047】次いで、エラー条件の判定を行う(ステッ
プS6)。具体的には、基準データがランド、パッドと
いうそれ自身を移動できない場合と、基準データが移動
できる場合、例えば、ラインやラインで構成されるその
他のデータや銅箔べタなどの場合とを分別する。
【0048】これは修正方法をできる限り単純化するた
めに、ある程度エラーの条件を分別して、修正方法を選
択するための手段である。ここで、エラー条件の判定
後、ステップS7での修正方法の第一選択を行う。修正
方法としては、基準データがランドの場合、周囲のデー
タを移動する、あるいはー部分を削る、最後に基準デー
タの一部を削るということが考えられる。基準データが
ラインの場合、状況に応じて基準データ自身を移動す
る、もしくは隣接するデータを押し分けるまたはライン
のー部あるいは全部を削ることが考えられる。これらの
修正方法の優先順位付けは、実際のプリント配線板の製
造方法にも関わってくるので、ここで固定化するもので
はなく、必要に応じてステップS1での修正条件で設定
しておく。
【0049】次いで、ステップS6で選択されている第
1の修正方法での修正作業を行う(ステップS7)。図
5は、基準データがランドで近接するデータがラインデ
ータである場合の修正方法の例を示す説明図である。図
5に示すように、基準データ40に対して、最小間隙値
十ライン42の幅を半径とする補助円41を発生させ
て、ライン42との交点を計算する。この交点でライン
42を切断し、その交点で挟まれるライン42上のー部
分を最小間隙値を満たすように最小間隙値一実際の距離
だけシフトする。この時、ライン上の交点位置を基準に
数学で用いられる回転行列と三角関数を用いて、シフト
後のラインの両端点の座標は簡単に計算することができ
る。シフト後の端点と、交点をラインで結べば、修正後
のライン43を得ることができる。
【0050】また、移動後のライン43が隣のラインに
接近しすぎてしまう場合、そのラインも移動させる。図
6は、ラインの移動修正方法の他の例を示す説明図であ
る。図6に示すように、シフトしたライン44の両端点
を基準に補助円45を作成する。補助円の半径は、最小
間隙値十ライン46の幅となる。そしてライン46とこ
れらの補助円の交点を求め、さらに交点の中からライン
46上で最も離れた位置にある2交点を選ぶ。その2交
点にてライン46を切断し、ライン46のー部分をシフ
トしてライン47とする。そしてライン47の端点とラ
イン46を切断した交点とを結び、移動を終了する。こ
のような修正は、理想的には無限回行えばよいが、実際
にはステップS1の修正条件で設定しておく。
【0051】図7は、基準データの周辺に多くのライン
が存在する例を示す説明図である。例えば、連続して移
動するラインは、4本までという設定の場合、図7に示
す例では、5本目のライン48に到達した時点で修正を
中断する必要がある。ただし、実際に5本目のライン4
8に接触するまでランドに近いラインを移動する計算を
していると時間がかかるので、先にランドの周辺情報を
利用してラインが密集していることを知り、実際の計算
を回避することができる。このため、周辺情報の記憶範
囲を設定する際には、連続して移動してもよいラインの
本数などと密接に関係させておくことが必要となる。つ
まりこのライン48が、ステップS1で指定した周辺情
報に含まれていなければ、計算時間の節約ができない。
【0052】図8は、基準データの周辺にランドが存在
する例を示す説明図である。図8に示す例では、基準ラ
ンドの周辺にラインを挟んでランド49が存在してい
る。ランドは、移動できないため、基準ランドとランド
49に挟まれたラインは、移動させることができない。
この場合も周辺情報を利用することで、実際の計算をす
ることなく、ラインの移動による修正が不可能であるこ
とを判定できる。
【0053】次いで、ステップS7での修正が成功した
かどうかの判断をする(ステップS8)。修正が行わ
れ、かつ問題がない場合、後述するステップS9に進
む。修正できなかった場合、後述するスナップS11に
進む。
【0054】ステップS11では、他の修正があるかど
うかをステップS1での修正条件とステツプS7で行っ
た修正方法の関係から判定し、他の方法がある場合は、
後述するステップS12に進み、ない場合は、後述する
ステップS13に進む。
【0055】ステップS12では、他の方法での修正を
行うために方法の変更を指示する。例えば、図5に示す
ようなライン移動による修正に失敗した場合は、ライン
を部分的にあるいは全体を細くする(カットする)方法
に切り替える。そして修正工程であるステップS7に戻
す。
【0056】図9は、ラインカットによる修正方法の例
を示す説明図である。図9に示すように、基準ランドに
補助円を発生させて、ラインとの交点を求めるところま
では、図5に示す場合を同様である。次に、交点で挟ま
れた部分のラインの幅を細くする。この修正例がライン
50である。ただし、この例の場合、基準ランドがない
側の幅も減ってしまうので、ライン51のように交点を
最小間隙値一実際の距離だけシフトし、また新たなライ
ンの幅を元の幅一シフト距離とすることで、基準ランド
側のみ幅をカットすることもできる。
【0057】図10は、ランドカットとラインカットを
組合せた修正方法を示す説明図である。図10に示すよ
うに、ラインの移動による修正はできず、さらにライン
カットを行ったがまだ間隙が確保できない場合で、かつ
その間隙の不足分がランドカットの許容範囲内である場
合、ランド52のようにそのー部をカットすることで修
正ができる場合がある。このように複数の修正方法を組
合せて同時に使用することもある。ただしこの場合に
は、さらに細かい状況の把握が必要となっている。ラン
ドのカット量もあらかじめ設定しておくことが第一に必
要であり、そのカット量もランドの座残りを考慮したも
のでなくてはならない。これらをすべて満たしたときに
始めて修正が可能となる。
【0058】ステップS13では、すべての修正方法を
試みたが、修正できなかった場合に修正が不可能であっ
たことを記録する手段である。あとの結果表示でその場
所が確認できるように基準データの位置を記録してお
く。枚数のある場合は、それらを検索できるようにリス
トにしておく。
【0059】次いで、エラー箇所すべての修正が終った
かどうかを判定する(ステップS9)。終了していない
場合、ステップS4に戻る。すべての処理が終っている
場合は、ステップS10に進む。
【0060】ステップS10では、結果表示を行う。結
果内容は、修正の成功率や修正箇所数などの情報や、実
際の修正箇所や修正不可能だった箇所をディスプレイ等
の表示部4で表示させる。
【0061】以上により、自動修正が終了する。
【0062】図11は、本発明の他の形態を示すブロッ
ク図である。図11に示すように、本発明の他の形態
は、上記説明されたCAMデータの自動修正処理をコン
ピュータに実行させるためのプログラム(自動修正処理
プログラム)を記録した記録媒体10を有する。この記
録媒体10は、磁気ディスク、CD−ROM、半導体メ
モリその他の記録媒体であってもよい。
【0063】自動修正処理プログラムは、記録媒体10
からデータ処理部3に読み込まれ、データ処理部3は、
その自動修正処理プログラムに従い処理を実行する。
【0064】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範
囲内において、種々の変更が可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、次のような優れた効果
を奏する。 (1)画素という基準単位で構成される特性抽出オペレ
ータなどをもたないので、その画素による精度を考慮す
る必要がない。従って、CAMデータ全域において近接
するデータ間の間隙の中で、その最小値を求める必要が
ない。 (2)一般に、画像処理には多くのメモリ資源を必要と
するが、本発明では画像フレームデータによる修正を行
わず、すべてをCAMデータ上での計算により行うので
CAMデータの記憶領域としてしかメモリを必要としな
い。従って、メモリと処理時間を大幅に節約できる。 (3)本発明は、CAMデータ上での修正作業なので、
そのデータの組成が簡単に把握できるので、画像処理で
の修正のようにー律な修正を必要としない。従って、多
種の修正方法を選択、あるいは制限して使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCAMデータの自動修正装置を示
すブロック図である。
【図2】本発明に係るCAMデータの自動修正方法を示
すフローチャートである。
【図3】ラインの屈曲修正条件の例を示す説明図であ
る。
【図4】基準データと周辺領域の範囲を示す説明図であ
る。
【図5】ラインの移動修正方法の例を示す説明図であ
る。
【図6】ラインの移動修正方法の他の例を示す説明図で
ある。
【図7】基準データの周辺に多くのラインが存在する例
を示す説明図である。
【図8】基準データの周辺にランドが存在する例を示す
説明図である。
【図9】ラインカットによる修正方法の例を示す説明図
である。
【図10】ラインカットとラインカットを組合せた修正
方法の例を示す説明図である。
【図11】本発明の他の形態を示すブロック図である。
【図12】従来のCAMデータの自動修正方法を説明す
るためのフローチャートである。
【図13】画像フレームデータのセグメントと画素を示
す説明図である。
【図14】セグメントの境界部分の共通記憶領域を示す
説明図である。
【図15】画素で構成された特性抽出オペレータを示す
説明図である。
【図16】特性抽出オペレータを用いたDRCのエラー
箇所の検証例を示す説明図である。
【図17】画像フレームデータの修正例を示す説明図で
ある。
【図18】画像フレームデータ修正時の画素による補完
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1:入力部 2:記憶部 3:データ処理部 4:表示部 5:検査実行部 6:エラー箇所リスト化部 7:エラー箇所判定部 8:修正方法選択部 9:エラー箇所修正部 10:記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 H05K 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板を製造するために使用され
    るマスクフィルムを作画するためのCAMデータを、プ
    リント配線板の製造条件に合わせて自動的に修正するC
    AMデータの自動修正装置において、 製造条件を満たすデータ構成であるか否かを検査する際
    の基準となる検査条件とデータを修正する際の基準とな
    る修正条件を入力する手段と、 その入力手段によって入力された検査条件に基づいて、
    検査を実行する検査実行手段と、 その検査実行手段による検査の結果、検査条件を満たさ
    ないエラー箇所をリスト化するエラー箇所リスト化手段
    と、 そのエラー箇所リスト化手段によりリスト化されたエラ
    ー箇所を判定し、修正方法を基準にして分別するエラー
    箇所判定手段と、 分別されたエラー個所を入力された修正条件に従って修
    正する際に、複数の修正方法の中からエラー条件ごとに
    決められた最適な修正方法を選択する修正方法選択手段
    と、 その修正方法選択手段によって選択された修正方法によ
    りエラー箇所の修正を行うエラー箇所修正手段と、 すべてのエラー箇所についての修正作業が終了した場
    合、修正作業の結果を表示する表示手段と、 を有することを特徴とするCAMデータの自動修正装
    置。
  2. 【請求項2】プリント配線板を製造するために使用され
    るマスクフィルムを作画するためのCAMデータを、プ
    リント配線板の製造条件に合わせて自動的に修正するC
    AMデータの自動修正方法において、 (1)製造条件を満たすデータ構成であるか否かを検査
    する際の基準となる検査条件とデータを修正する際の基
    準となる修正条件を入力する工程と、 (2)入力された検査条件に基づいて、検査を実行する
    工程と、 (3)検査の結果、検査条件を満たさないエラー箇所を
    リスト化する工程と、 (4)リスト化されたエラー箇所を判定し、修正方法を
    基準にして分別する工程と、 (5)分別されたエラー箇所を入力された修正条件に従
    って修正する際に、複数の修正方法の中からエラー条件
    ごとに決められた、ある1つの修正方法を指定する工程
    と、 (6)指定された修正方法によってエラー箇所を修正す
    る工程と、 (7)実行された修正が妥当であるか否かを判定する工
    程と、 (8)判定の結果、妥当でないと判断した場合、他の修
    正方法で修正が可能であれば、その方法を指定して前記
    (6)の工程に戻り、他の修正方法によっても修正が不
    可能であれば、修正を行わないことを決定する工程と、 (9)すべてのエラー箇所についての修正作業が終了し
    た場合、修正作業の結果を表示する工程と、 を有することを特徴とするCAMデータの自動修正方
    法。
  3. 【請求項3】プリント配線板を製造するために使用され
    るマスクフィルムを作画するためのCAMデータを、プ
    リント配線板の製造条件に合わせて自動的に修正するC
    AMデータの自動修正方法において、 (1)製造条件を満たすデータ構成であるか否かを検査
    する際の基準となる検査条件とデータを修正する際の基
    準となる修正条件を入力する工程と、 (2)入力された検査条件に基づいて、検査を実行する
    工程と、 (3)検査の結果、検査条件を満たさないエラー箇所を
    リスト化する工程と、 (4)エラー箇所を表示されるか否かを判定する工程
    と、 (5)リスト化されたエラー箇所を判定し、修正方法を
    基準にして分別する工程と、 (6)分別されたエラー箇所を入力された修正条件に従
    って修正する際に、複数の修正方法の中からエラー条件
    ごとに決められた、ある1つの修正方法を指定する工程
    と、 (7)指定された修正方法によってエラー箇所を修正す
    る工程と、 (8)実行された修正が妥当であるか否かを判定する工
    程と、 (9)判定の結果、妥当でないと判断した場合、他の修
    正方法で修正が可能であれば、その方法を指定して前記
    (7)の工程に戻り、他の修正方法によっても修正が不
    可能であれば、修正を行わないことを決定する工程と、 (10)すべてのエラー箇所についての修正作業が終了
    した場合、修正作業の結果を表示する工程と、 を有することを特徴とするCAMデータの自動修正方
    法。
  4. 【請求項4】複数の修正方法に優先順位を設け、その優
    先順位に従って修正を行うことを特徴とする請求項2又
    は3に記載のCAMデータの自動修正方法。
  5. 【請求項5】プリント配線板を製造するために使用され
    るマスクフィルムを作画するためのCAMデータを、プ
    リント配線板の製造条件に合わせて自動的に修正するC
    AMデータの自動修正プログラムを記録した記録媒体に
    おいて、 製造条件を満たすデータ構成であるか否かを検査する際
    の基準となる検査条件とデータを修正する際の基準とな
    る修正条件を入力させる処理と、 入力された検査条件に基づいて、検査を実行する処理
    と、 検査の結果、検査条件を満たさないエラー箇所をリスト
    化する処理と、 リスト化されたエラー箇所を判定し、修正方法を基準に
    して分別する処理と、 分別されたエラー箇所を入力された修正条件に従って修
    正する際に、複数の修正方法の中からエラー条件ごとに
    決められた最適な修正方法を選択する処理と、 選択された修正方法によりエラー箇所の修正を行う処理
    と、 すべてのエラー箇所についての修正作業が終了した場合
    に、修正作業の結果を表示手段に表示させる処理と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    た記録媒体。
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