JP3227056B2 - 図形処理方法及び図形処理装置 - Google Patents

図形処理方法及び図形処理装置

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JP3227056B2
JP3227056B2 JP13223094A JP13223094A JP3227056B2 JP 3227056 B2 JP3227056 B2 JP 3227056B2 JP 13223094 A JP13223094 A JP 13223094A JP 13223094 A JP13223094 A JP 13223094A JP 3227056 B2 JP3227056 B2 JP 3227056B2
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    • G06F30/39Circuit design at the physical level
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は図形処理方法に係り、特
に半導体集積回路を製造するための図形の処理に有効な
方法に関する。
【0002】近年、計算機を用いた情報処理の分野で
は、処理する情報量の増加に伴い、情報をより効率的に
処理するため、大規模な情報を分割したり、処理する情
報を抽出したりすることによって情報の絞り込みを行わ
ざるをえない状況にある。処理すればよい情報だけを分
割し、抽出できれば、情報処理のコストを低く抑えるこ
とができる。扱う情報の種類により絞り込みの方法はま
ちまちだが、目的は同様であり、図形の情報を扱う分野
でも処理する情報の絞り込みのための種々の手段が用意
されている。
【0003】
【従来の技術】従来、大規模な情報に何らかの処理を施
す場合、処理の目的によっては、処理したくない部分を
含んだまま実行しなければならない場合があるが、処理
対象の情報だけを抽出する機能があれば効率よく処理を
行うことができる。また、大規模な情報の処理で、全体
の処理結果を一度に確認するのが困難なとき、ある程度
の処理量に制限した大きさで、処理する部分を次々に変
更し局所的に認識していくことは容易に考えられる。
【0004】図形処理においては、処理する部分を比較
的簡便に指定する方法としてウィンド機能がある。この
ウィンド機能は、図形処理を実行する以前に図形を抽出
するための抽出領域(ウィンド)を指定し、図形処理の
実行時に図形集合からそのウィンド内に少なくとも一部
が含まれる図形を抽出するものである。ウィンド機能は
処理する図形に何らかの変更を施すような手間を必要と
せず、外部からの指示だけで処理制限を加えることが可
能である。
【0005】ところが、このウィンド機能によると、一
般的に様々な弊害が発生する。この事象に当てはまる例
として、半導体集積回路のレイアウトデータの検証処理
におけるウィンド処理について説明する。
【0006】図30には半導体装置185のレイアウト
図が示されている。半導体チップ186の中央部には複
数の機能ブロックB1〜B5が配置されている。半導体
チップ186にはすべてのブロックB1〜B5を囲むよ
うに多数のパッド187が配置されている。すべてのブ
ロックB1〜B5は、ブロック毎に素子の図形をレイア
ウトすることにより作成されている。そして、各ブロッ
クB1〜B5間を配線の図形で接続することにより、半
導体装置185が作成されている。
【0007】そして、各ブロックB1〜B5間の接続部
分の図形の確認や、各ブロックB1〜B5を構成する図
形の確認のために、部分的なレイアウト検証を行うこと
はしばしばある。この際、ウィンド機能を用いて目的の
データを分割、抽出して処理する。ウィンドは異なる2
つの点を設定することにより、その2点を結ぶ線分を対
角線とする矩形の領域で指定される。すなわち、図30
では、点P1,P2によってウィンド188が指定さ
れ、点P3,P4によってウィンド189が指定され
る。点P5,P6によってウィンド190が指定され、
点P7,P8によってウィンド191が指定される。
【0008】ところが、ウィンドを指定して図形を抽出
した場合、ウィンドの境界付近にくる図形のうち、複数
の図形が集まって一つの形状を示す図形はウィンドの境
界で分離される。そのため、元々の図形と異なったイメ
ージの形状で抽出される可能性がある。すなわち、図3
1に示す図形193,194によって一つの形状を示し
ているとする。この場合、図形193はウィンド192
に一部が含まれているので、図形193は抽出される。
図形194はウィンド192に全く含まれていないの
で、抽出されない。このまま、例えば抽出した図形の幅
や間隔等の検証処理が行われると、このような部分で正
しく処理が行われず、不正確な結果を出力することにな
る。
【0009】また、図32(b)に示すように、図形集
合H1〜H3が階層構造であるとき、図形集合H3をウ
ィンド機能により抽出する。その抽出した図形集合H3
に対して所定の図形処理を施して図形集合H4とし、処
理後の図形集合H4を元の図形集合に反映させる。この
場合、図32(a)に示すように、図形集合H1〜H3
のデータは階層単位であり、明確な区切りがある。その
ため、図形集合H3のデータを容易に読み出すことがで
きるとともに、図形集合H4のデータを図形集合H3の
データに代えて容易に書き込むことができる。
【0010】また、図33(b)に示すように、図形集
合R1〜R4が半導体装置を複数の領域に分割した構造
であるとき、図形集合R4をウィンド機能により抽出す
る。その抽出した図形集合R4に対して所定の図形処理
を施して図形集合R5とし、処理後の図形集合R5を元
の図形集合に反映させる。この場合、図33(a)に示
すように、図形集合R1〜R4のデータは領域単位であ
り、明確な区切りがあるとともに、これらは情報管理領
域MNGによって管理されている。そのため、図形集合
R4のデータを容易に読み出すことができるとともに、
図形集合R5のデータを図形集合R4のデータに代えて
容易に書き込むことができる。
【0011】さらに、図34(b)に示すように、図形
集合S1が前記のような階層構造又は領域構造を持たな
いとき、図形集合をウィンド機能により抽出し、その図
形集合を図形処理して図形集合S2となったとする。図
形集合S2は見かけ上、まとまっている。この場合、図
34(a)に示すように、図形集合S1のデータは階層
構造又は領域構造を持たずランダムに並んでいる。その
ため、図形集合S1のデータから容易にデータを読み出
すことはできる。ところが、元の図形集合S1のデータ
と図形集合S2のデータとの相関関係がなくなり、図形
集合S2のデータを図形集合Sxとして書き込むことは
むずかしい。
【0012】さらに、従来の半導体装置のレイアウト図
における図形の間隔検証処理を図25〜図29に従って
説明する。まず、ステップ160で例えば、図26
(a)に示す図形171〜179からなる図形集合17
0のデータが入力され、これらのデータは図示しない中
間ファイルに格納される。このとき、予め点P20,P
21が設定されていると、図26(b)に示すように斜
線で示すウィンド180が指定される。このウィンド1
80の指定に基づいて、図26(c)に示すように、ウ
ィンド180に少なくとも一部が含まれる図形174,
176,178,179が図形集合から抽出され、図形
174,176,178,179のデータが前記中間フ
ァイルに格納される。図形174,176,178,1
79が抽出されると、ウィンド180を指定する情報は
消去される。
【0013】ステップ161では抽出された複数の図形
から重複の除去が行われる。図27(a)に示すように
抽出された図形174,176,178,179のう
ち、図形178,179が重複している。そのため、図
27(b)に示すように、図形178,179の論理演
算(OR)処理が行われ、図形178,179の重複が
除去されて図形182が生成される。図形174,17
6,182のデータは前記中間ファイルに格納される。
【0014】次のステップ162では、指定された検証
のための間隔W0で各図形間の間隔が検証される。図2
8(a)に示すように、検証する対象の図形として図形
174,176,182が前記中間ファイルから読み出
される。図形174,176間の間隔及び図形174,
182間の間隔が検証間隔W0以下である。そのため、
図28(b)に示すように、図形174,176,18
2が違反のある図形として算出される。また、図28
(c)に示すように、図形174,176間の違反箇所
及び図形174,182間の違反箇所に指示図形18
3,184が生成される。違反のある図形174,17
6,182のデータ及び指示図形183,184のデー
タは前記中間ファイルに格納される。
【0015】この後、ステップ163で、図29に示す
ように、入力された図形171〜179に指示図形18
3,184を加えた図形集合170が出力される。とこ
ろが、図26(a)に示すように、図形174,17
5,176は本来1つの図形であるため、指示図形18
3,184のうち、指示図形183が生成される間隔は
存在しないことを認識できる。そのため、図29に示す
図形集合における違反箇所を指示する指示図形183,
184の中にウィンド180の領域に含まれないもの、
すなわち、正しくないものが混在していないかを、出力
された図形データに基づいて判定しなければならない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の図
形処理方法では、図形処理された図形を元の図形集合に
戻す場合、処理領域を明確にする図形情報がないため、
情報不足で計算機処理ができない。そのため、ウィンド
を考慮したマニュアルハンドリングによって不必要な図
形を取り除かなければならない。また、計算機処理を行
う場合にはウィンドの情報を再度設定しなければなら
ず、手間がかかり、図形処理の効率が低下する。
【0017】また、従来のように図形集合からウィンド
によって図形を抽出し、その抽出した図形に対して図形
処理を行ったとき、不正確な結果は、ほとんどウィンド
外の部分の図形によって出力される。この不正確な結果
を取り除く方法はなく、本来の正しい結果を選択するこ
とさえできない。そのため、出力された結果を逐一判定
しなければならず、図形処理の効率が低下する。
【0018】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、図形集合から抽出した
図形を効率よく処理できるとともに、正確な処理結果を
得ることができる図形処理方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、制御情報に基づいて、複数の図
形からなる図形集合から処理すべき図形を抽出するため
の抽出領域を指定する指定工程と、前記図形集合から前
記指定工程によって指定された抽出領域に少なくとも一
部が含まれる図形を抽出した処理対象図形を記憶部へ記
する抽出工程と、前記指定工程によって指定された抽
出領域に対応する抽出枠図形を生成して前記記憶部に記
する枠図形生成工程と、前記記憶部に記憶された抽出
枠図形及び処理対象図形を読み出して、前記抽出枠図形
を前記処理対象図形と同様に処理することによって、前
記抽出枠図形を用いて前記抽出枠から外部にはみ出した
処理対象図形の部分を対象から除外し、前記抽出枠図形
及び処理対象図形に図形処理を行う図形処理工程とを備
る。
【0020】請求項2の発明は、前記図形処理工程は、
抽出された複数の図形を合成し、前記複数の図形に代わ
る一つの図形を生成し、生成された図形を含む抽出され
た複数の図形の間隔が所定間隔以下であるかどうかを検
証し、所定間隔以下である違反箇所を示す指示図形を生
成し、抽出枠図形に完全に含まれる指示図形のみを真の
指示図形として求める処理を含むことを要旨とする
【0021】請求項3の発明は、前記図形処理工程は、
更に、抽出された複数の図形に対して所定の図形処理を
行った後、前記処理後の図形を合成し、合成された図形
と抽出枠図形との重複部分である図形を真の処理対象領
域の図形として求めるとともに、合成された図形から抽
出枠図形との重複部分を除去し、真の処理対象領域外の
図形を求め、真の処理対象領域の図形と真の処理対象領
域外の図形とを合成する処理を含むことを要旨とする
【0022】請求項4の発明は、制御情報に基づいて、
複数の図形からなる図形集合から処理すべき図形を抽出
するための抽出領域を指定する指定手段と、前記図形集
合から前記指定手段によって指定された抽出領域に少な
くとも一部が含まれる図形を抽出した処理対象図形を記
憶部へ記憶する抽出手段と、前記指定手段によって指定
された抽出領域に対応する抽出枠図形を生成して前記記
憶部に記憶するための枠図形生成手段と、前記記憶部に
記憶された抽出枠図形及び処理対象図形を読み出して、
前記抽出枠図形を前記処理対象図形と同様に処理するこ
とによって、前記抽出枠図形を用いて前記抽出枠から外
部にはみ出した処理対象図形の部分を対象から除外し、
前記抽出枠図形及び処理対象図形に図形処理を行う図形
処理手段とを備える。
【0023】請求項5の発明は、抽出された図形に対し
て拡大処理又は縮小処理を行う拡大縮小演算部を備え
る。
【0024】
【作用】請求項1及び請求項4の発明では、抽出領域に
対応する抽出枠図形が生成される。抽出枠図形は図形集
合の図形と同様に処理され、抽出枠図形自体や、抽出枠
図形と他の図形との間での図形処理が行われる。そのた
め、抽出領域の境界付近において抽出領域から外部には
み出した図形の部分、または抽出領域に含まれない図形
への補正処理が容易になるとともに、正確な処理結果が
出力され、図形処理の能率が向上される。
【0025】請求項2の発明では、抽出された図形にお
いて図形間の間隔が真に違反している箇所を指示する指
示図形が容易かつ確実に求められ、図形処理の能率が向
上される。
【0026】請求項3の発明では、抽出領域によって抽
出された複数の図形の処理結果と抽出枠図形との重複部
分である図形が真の処理対象領域の図形として求められ
る。抽出領域によって抽出された複数の図形の処理結果
から抽出枠図形との重複部分が除去されて真の処理対象
領域外の図形が求められる。真の処理対象領域の図形と
真の処理対象領域外の図形とを合成することで、抽出領
域によって指定された領域のみの処理結果の図形が、抽
出枠図形の情報に基づいて元の図形集合に容易かつ確実
に高精度に反映され、図形処理の能率が向上される。
【0027】
【実施例】
[第1実施例]以下、本発明を具体化した第1実施例を
図1〜図10に従って説明する。
【0028】図1には半導体装置のレイアウト図形の検
証に使用される図形処理装置1が示されている。図形処
理装置1は計算機支援設計装置からなり、制御ユニット
2、第1の記憶手段としての入力ファイル3、第2の記
憶手段としての中間ファイル4及び第3の記憶手段とし
ての出力ファイル5を備えている。
【0029】入力ファイル3には半導体装置のレイアウ
ト図における図形集合を構成する各図形のデータが格納
されている。説明の便宜上、本実施例の入力ファイル3
には図6(a)に示す図形集合40を構成する各図形4
1〜49のデータが格納されているものとする。
【0030】中間ファイル4は制御ユニット2による各
種処理の過程における図形データが格納される。出力フ
ァイル5には処理済みの図形のデータが格納される。制
御ユニット2はデータ入力部6、論理演算部10、位相
演算部11、間隔検証部12、データ出力部13及び登
録部14を備えている。制御ユニット2は表示制御手段
を構成しており、データ入力部6、論理演算部10、位
相演算部11、間隔検証部12、データ出力部13及び
登録部14が処理する図形のデータ及び処理した図形の
データに対応する図形を表示器(図示略)に表示させ
る。本実施例において、論理演算部10、位相演算部1
1及び間隔検証部12は図形処理手段を構成する。
【0031】制御ユニット2には制御情報15が入力さ
れる。制御情報15は図形処理装置1における各種処理
を指示するための制御データと、ウィンド指定情報とを
含み、図形処理装置1の処理が開始される以前に予め作
成される。制御データは図形集合を入力する処理、図形
を抽出する処理、図形を出力する処理、図形の論理演算
処理、図形の位相演算処理、図形の間隔検証等の図形処
理を指示するためのデータである。
【0032】本実施例において、ウィンドは図形集合か
ら処理しようとする図形群を抽出するための抽出領域で
あるウィンド指定情報とはウィンドを指定するための
情報である。このウィンド指定情報は異なる2点で定義
され、この2点を結ぶ線分を対角線とする矩形領域がウ
ィンドとなる。
【0033】例えば図6(b)に示す図形集合40にお
いて点P10,P11が定義されると、点P10,P1
1を結ぶ線分が対角線となるウィンド50が指定され
る。図形集合40における図形41〜49のうち、ウィ
ンド50に少なくとも一部が含まれる図形44,46,
48,49の群が抽出される。
【0034】制御ユニット2は制御情報15に基づいて
データ入力部6、論理演算部10、位相演算部11、間
隔検証部12、データ出力部13及び登録部14に種々
の処理を実行させる。
【0035】データ入力部6はウィンド情報入力部7、
データ読込部8及び枠図形生成手段としてのデータ合成
部9を備える。ウィンド情報入力部7は制御情報15を
入力し、データ読込部8に出力する。また、ウィンド情
報入力部7は制御情報15にウィンド指定情報が付加さ
れている場合、そのウィンド指定情報をデータ合成部9
に出力する。
【0036】データ読込部8は入力手段を構成し、制御
情報15における制御データに基づいて入力ファイル3
から図6(a)に示す図形集合40を構成する各図形4
1〜49のデータを入力する。また、データ読込部8は
指定手段を構成し、制御情報15にウィンド指定情報が
付加されている場合、読込部8は、図6(b)に示すよ
うに図形集合40に図形を抽出するためのウィンド50
(斜線で示す)を指定する。さらに、データ読込部8は
抽出手段を構成し、少なくとも一部がウィンド50に含
まれる図形を抽出する。
【0037】データ合成部9は、ウィンド指定情報に基
づいて、図6(c)に示すように、ウィンド50に対応
する抽出枠図形としてのウィンド枠図形51を生成す
る。論理演算部10,位相演算部11及び間隔検証部1
2はウィンド枠図形51及び前記データ読込部8によっ
て抽出された図形に基づいて図形処理を行う。
【0038】まず、論理演算部10について説明する。
論理演算部10は制御データに基づいて異なる層の複数
の図形間でOR処理又はAND処理等の論理演算を実行
し、これら複数の図形に代わる新たな図形を生成する。
例えば、図3(a)に示すように異なる層に処理対象図
形26,27がある。論理演算部10が両図形26,2
7のOR処理を行うと、図3(b)に示すように両図形
26,27の重複部分を除去した一つの図形28が生成
される。また、論理演算部10が両図形26,27のA
ND処理を行うと、図3(c)に示すように両図形2
6,27の重複部分である図形29が生成される。
【0039】位相演算部11は制御データに基づいて、
異なる2つの層の複数の図形間で位相演算を行う。位相
演算とは一方の層の図形に完全に包含される他方の層の
図形を抽出する演算や、一方の層の図形から完全に独立
している他方の層の図形を抽出する演算等がある。例え
ば、図4(a)に示すように一方の層に処理対象図形3
0〜32があり、他方の層に処理対象図形33がある。
すると、図4(b)に示すように、図形32が図形33
に完全に包含されるものとして求められる。また、図4
(c)に示すように、図形31が図形33から完全に独
立したものとして求められる。
【0040】間隔検証部12は制御データに基づいて、
処理対象図形の間隔が検証のための所定間隔以下である
かどうかを検証し、検証間隔以下である違反箇所を指示
する図形を生成する。例えば、図5(a)に示すよう
に、処理対象図形34〜36があり、検証間隔がW1で
あるとする。すると、図5(b)に示すように、図形3
5,36間の間隔が検証間隔W1以下であるため両図形
35,36が違反しているものとして求められる。そし
て、図5(c)に示すように、両図形35,36間の違
反箇所を示す指示図形37が求められる。
【0041】登録部14は制御データに基づいて、デー
タ読込部8によって入力された図形集合40のデータ及
びウィンド50によって抽出された図形のデータを中間
ファイル4に格納する。また、登録部14はデータ合成
部9によって生成されたウィンド枠図形51のデータを
中間ファイル4に格納する。
【0042】登録部14は制御データに基づいて論理演
算部10、位相演算部11、間隔検証部12及びデータ
出力部13の処理に必要なデータを中間ファイル4から
読み出す。また、登録部14は論理演算部10、位相演
算部11及び間隔検証部12による処理結果のデータを
中間ファイル4に格納する。さらに、登録部14は制御
データに基づいて中間ファイル4における不必要なデー
タを消去する。
【0043】データ出力部13は制御データで指定され
た形式にて図形のデータを出力し、そのデータを出力フ
ァイル5に格納させる。次に、上記のように構成された
図形処理装置1が実行する図形の間隔検証処理を図2,
図6〜図10に従って説明する。
【0044】データ読込部8が制御情報15を入力する
と、ステップ20で入力ファイル3から図6(a)に示
す図形41〜49からなる図形集合40のデータを入力
する。読込部8は図形集合40のデータを中間ファイル
4に格納させる。
【0045】このとき、制御情報15に点P10,P1
1で定義されたウィンド指定情報が付加されていると、
読込部8は図6(b)に示すように、斜線で示すウィン
ド50を指定する。このウィンド50の指定に基づい
て、読込部8は図6(c)に示すように、ウィンド50
に少なくとも一部が含まれる図形44,46,48,4
9を図形集合40から抽出する。読込部8は図形44,
46,48,49のデータをファイル4に格納させる。
このとき、データ合成部9は点P10,P11のウィン
ド指定情報に基づいて図6(c)に示すようにウィンド
枠図形51を生成する。合成部9は枠図形51のデータ
をファイル4に格納させる。
【0046】論理演算部10はステップ21でファイル
4から図7(a)に示す図形44,46,48,49を
処理対象図形として読み出す。演算部10は図形48,
49のOR処理を行って重複部分を除去し、図7(b)
に示すように図形48,49に代わる一つの図形52を
生成する。演算部10は図形44,46,52のデータ
をファイル4に格納させる。
【0047】間隔検証部12はステップ22でファイル
4から図8(a)に示す図形44,46,52を検証す
る対象の図形として読み出す。検証部12は図形44,
46,52の間隔を指定された検証間隔W2で検証す
る。図形44,46間の間隔及び図形44,52間の間
隔が検証間隔W2以下である。そのため、検証部12は
図8(b)に示すように、図形44,46,52を配置
間隔に違反のある図形として算出する。また、検証部1
2は、図8(c)に示すように、図形44,46間の違
反箇所及び図形44,52間の違反箇所に指示図形5
3,54を生成する。検証部12は違反のある図形4
4,46,52のデータ及び指示図形53,54のデー
タをファイル4に格納させる。
【0048】位相演算部11はステップ23でファイル
4から図9(a)に示すように指示図形53,54を読
み出すとともに、ウィンド枠図形51を読み出す。演算
部11は、注目している領域、すなわち、前記ウィンド
50に完全に包含される指示図形を抽出するために、指
示図形53,54と枠図形51との間で位相演算を行
う。指示図形53は枠図形51から完全に独立してお
り、指示図形54は枠図形51に完全に包含されてい
る。そのため、演算部11は図9(b)に示すように指
示図形54を真の指示図形として抽出する。演算部11
は指示図形54のデータをファイル4に格納させる。
【0049】この後、データ出力部13はステップ24
でファイル4から図10に示すように図形41〜49を
読み出すとともに、真の指示図形54を読み出す。出力
部13は図形41〜49に指示図形54を加えた図形集
合のデータを出力ファイル5に格納する。
【0050】このように、本実施例では、図形集合40
から図形を抽出するためのウィンド50を指定すると、
このウィンド50に対してウィンド枠図形51が生成さ
れる。この枠図形51は図形集合40における通常の図
形と同様に図形処理される。そのため、ウィンド50に
よって抽出された図形の違反箇所の指示図形53,54
と枠図形51との位相演算を行うことによって真の指示
図形54を容易かつ確実に抽出することができ、間隔検
証処理の能率を向上することができる。
【0051】また、同様の理由で、ウィンド枠図形51
自体を出力することができるとともに、ウィンド枠図形
51と他の図形との間で図形処理を行うことにより、ウ
ィンド50の境界付近においてウィンド50から外部に
はみ出した図形の部分、またはウィンド50に含まれな
い図形への補正処理を容易に行うことができ、図形処理
の能率を向上することができる。
【0052】[第2実施例]次に、本発明を具体化した
第2実施例を図11〜図24に従って説明する。なお、
説明の便宜上、図1に示された図形処理装置1と同様の
構成については、同一の符号を付してその説明を一部省
略する。
【0053】図11には本実施例における図形処理装置
16が示されている。図形処理装置16は図形の加工を
目的としたものであり、ウィンド枠図形からはみ出た図
形の部分の切断等の処理を行う。
【0054】図11に示すように、図形処理装置16の
制御ユニット17は、データ入力部6、論理演算部1
0、位相演算部11、間隔検証部12、データ出力部1
3、登録部14に加えて、新たな図形処理手段として拡
大縮小演算部95を備えている。
【0055】この拡大縮小演算部95は制御データに基
づいて指定された層に含まれる複数の図形及び前記ウィ
ンドによって抽出された図形に対して拡大または縮小を
行い、これら複数の図形に代わる新たな図形を生成す
る。
【0056】例えば、図12(a)に示すように指定層
に図形96,97があり、拡大指定幅W3、縮小指定幅
W4があるとする。拡大縮小演算部95が両図形96,
97に対し、拡大指定幅W3で拡大を行うと、図12
(b)に示すように、拡大された図形98,99が生成
される。また、拡大縮小演算部95が両図形96,97
に対し縮小指定幅W4で縮小を行うと、図12(c)に
示すように縮小された図形100,101が生成され
る。
【0057】また、論理処理部10は図3(b),
(c)で示したOR,ANDに加えて、異なった層に含
まれる図形間で、他方の層の図形群からもう一方の層の
図形群が重複する部分を切り取るSUB処理の演算を実
行する。例えば、図13(a)に示すように異なる層に
処理対象図形102,103がある。論理処理部10が
図形102から図形103の重複部を切り取るSUB処
理を行うと、図13(b)に示すように、図形102か
ら図形103の重複部を切り取った残りの2つの図形1
04,105が生成される。また、論理処理部10が図
形103から図形102の重複部を切り取るSUB処理
を行うと、図13(c)に示すように図形103から1
02の重複部を切り取った残りの2つの図形106,1
07が生成される。
【0058】その他の機能については前述の実施例で説
明されているものと同一である。次に、上記のように構
成された図形処理装置16が実行する図形加工処理を図
14〜図24に従って説明する。
【0059】データ読込部8が制御情報15を入力する
と、読込部8はステップ108で入力ファイル3から図
15(a)に示す図形119〜125からなる図形集合
118のデータを入力する。読込部8は図形集合118
のデータを中間ファイル4に格納させる。ここで、図形
集合118を構成する図形119〜125はそれぞれ層
の区別をもっており、A層:図形119,120,12
1、B層:図形123,124、C層:図形122,1
25のようになっている。
【0060】登録部14は図形集合118のデータを中
間ファイル4に格納するとき、層単位で管理するように
なっている。従って、各層単位での図形の読み出し、書
き込みが可能である。
【0061】このとき、制御情報15に点P30,P3
1で定義されたウィンド指定情報が付加されていると、
読込部8は図15(b)に示すように、斜線で示すウィ
ンド126を指定する。このウィンド126の指定に基
づいて、読込部8は図15(c)に示すように、ウィン
ド126に少なくとも一部が含まれる図形120,12
3を図形集合118から抽出する。読込部8は図形12
0,123のデータをファイル4に格納させる。このと
き、データ合成部9はP30,P31のウィンド指定情
報に基づいて図15(c)に示すように、ウィンド枠図
形127を生成する。合成部9は枠図形127のデータ
をファイル4に格納させる。
【0062】論理演算部10はステップ109でファイ
ル4から図16(a)に示す図形120,123を処理
対象図形として読み出す。論理演算部10は図形12
0,123のAND処理を行って共通部分を抽出し、図
16(b)に示すように図形120,123に代わる1
つの図形128を生成する。論理演算部10は図形12
8のデータをファイル4に格納させる。
【0063】拡大縮小演算部95はステップ110でフ
ァイル4から図17(a)に示す図形128を処理対象
図形として読み出す。拡大縮小演算部95はステップ1
09で抽出された図形128(共通部)の外形を拡大指
定幅W5で拡大し、図17(b)に示すように図形12
8に代わる1つの図形129を生成する。拡大縮小演算
部95は図形129のデータをファイル4に格納させ
る。
【0064】論理演算部10はステップ111でファイ
ル4から図18(a)に示す図形120,129を処理
対象図形として読み出す。論理演算部10は図形120
から図形129をSUB処理して重複している不要部分
を切り取り、図18(b)に示すように、図形120,
129に代わる2つの図形130,131を生成する。
論理演算部10は図形130,131のデータをファイ
ル4に格納させる。
【0065】拡大縮小演算部95はステップ112でフ
ァイル4から図19(a)に示す図形120を処理対象
図形として読み出す。拡大縮小演算部95は図形120
(図形集合118に元々含まれていた図形)の外形を縮
小指定幅W6で縮小し、図19(b)に示すように図形
120に代わる1つの図形132を生成する。拡大縮小
演算部95は図形132のデータをファイル4に格納さ
せる。
【0066】論理演算部10はステップ113でファイ
ル4から図20(a)に示す図形130,131,13
2を処理対象図形として読み出す。論理演算部10は図
形130,131,132を合成するOR処理を行っ
て、図20(b)に示すように図形130,131,1
32に代わる1つの図形133を生成する。論理演算部
10は図形133のデータをファイル4に格納させる。
【0067】論理演算部10はステップ114でファイ
ル4から図21(a)に示す図形133,127を処理
対象図形として読み出す。論理演算部10は図形12
7,133のAND処理を行って共通部分を抽出し、図
21(b)に示すように図形127,133に代わる1
つの図形134を生成する。論理演算部10は図形13
4のデータをファイル4に格納させる。生成された図形
134はA層とB層との2箇所ある重複部のうち、ウィ
ンドにより指定された場所の重複部128の面積のみが
縮小された演算結果133から、真の処理対象領域の図
形として不要部分を切り落とされたものである。
【0068】論理演算部10はステップ115でファイ
ル4から図22(a)に示すA層のすべての図形119
〜121とウィンド枠図形127とを処理対象図形とし
て読み出す。論理演算部10はA層のすべての図形11
9〜121からウィンド枠図形127をSUB処理して
重複する部分を切り取ることにより、図22(b)に示
すように図形120,127に代わる1つの図形135
(真の処理対象領域外の図形)を生成する。論理演算部
10は図形119,135,121のデータをファイル
4に格納させる。
【0069】論理演算部10はステップ116でファイ
ル4から図23(a)に示す図形119,121,13
4,135を処理対象図形として読み出す。論理演算部
10はOR処理を行って図形119,121,134,
135の重複部分を除去し、図23(b)に示すように
図形134,135に代わる1つの図形136を生成す
る。すなわち、ウィンド処理結果が元図形集合に反映さ
れる。論理演算部10は図形119,136,121の
データをファイル4に格納させる。
【0070】生成された図形119,136,121は
元のA層のすべての図形119〜121が、ウィンド1
26の領域内のみ処理された結果として生成される。こ
の後、データ出力部13はステップ117でファイル4
から図24に示すように図形119,121,122,
123,124,125を読み出すとともに、図形12
0の代わりに真の演算結果として図形136を読み出
す。出力部13は図形119,121,122,12
3,124,125に真の演算結果の図形136を加え
た図形集合137のデータ群を出力ファイル5に格納す
る。
【0071】このように、本実施例では、図形集合11
8から図形を抽出するためのウィンド126を指定する
と、このウィンド126に対してウィンド枠図形127
が生成される。この枠図形127は図形集合118にお
ける通常の図形と同様に図形処理される。そのため、ウ
ィンド126によって抽出された図形の演算結果133
と枠図形127の論理演算AND処理を行うことによっ
て真の処理対象領域図形134を容易かつ確実に抽出す
ることができ、図形演算結果の精度を向上することがで
きる。
【0072】また、元のA層のすべての図形119〜1
21と枠図形127の論理演算SUB処理を行うことに
よって真の処理対象領域外の図形119,121,13
5を容易かつ確実に抽出できる。これら、真の処理対象
領域図形と真の処理対象領域外の図形とを最終的に合成
することで、ウィンド126によって指定された領域の
みの処理結果の図形を、ウィンド枠図形127の情報に
基づいて元の図形集合に容易かつ確実に高精度に反映さ
せることができ、図形処理の能率を向上することができ
る。
【0073】なお、本実施例で説明に用いたA〜C層を
MOS型半導体装置の積層構造を構成する各層に対応さ
せるとする。A層をポリシリコン層(多結晶シリコン
層)、B層をディフュージョン層(拡散層)、C層をメ
タルワイヤ層(金属配線層)として仮定すると、ポリシ
リコン層とディフュージョン層の重複部の面積を縮小す
ることはMOS型トランジスタにおけるゲート領域の面
積を縮小することになる。一般的にトランジスタはゲー
ト領域の面積を変化させるとゲート容量等の電気的特性
やスイッチング速度等の物理的特性等、その他諸々の特
性が変化すると言われている。換言すれば、半導体装置
を示す図形集合の特定の領域を指定し、その領域内にあ
るトランジスタに対してのみ、ポリシリコン層のゲート
部分に当たる図形形状を加工することで、計算機処理に
よって各特性を変化させることが可能となる。
【0074】また、図形の加工のための拡大指定幅W5
及び縮小指定幅W6を調節することによって、各種のト
ランジスタ特性を容易に調節することが可能となる。図
形論理演算・・・この明細書において、図形論理演算と
は2個以上の図形に対して操作を行って新しい図形を生
成することを意味し、AND処理、OR処理、SUB処
理のみならず、複数の図形の共通でない部分を新しい図
形として生成するEOR処理を含むものとする。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1の発明によ
れば、正確な処理結果を得ることができるとともに、図
形処理の能率を向上することができる。
【0076】請求項2の発明によれば、抽出された図形
において図形間の間隔が真に違反している箇所を指示す
る指示図形を容易かつ確実に求めることができ、図形処
理の能率を向上することができる。
【0077】請求項3の発明によれば、真の処理対象領
域の図形と真の処理対象領域外の図形とを合成すること
で、抽出領域によって指定された領域のみの処理結果の
図形を、抽出枠図形の情報に基づいて元の図形集合に容
易かつ確実に高精度に反映ささせることができ、図形処
理の能率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の図形処理装置を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の図形処理装置が実行する処理を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1の論理演算部が実行する処理を示す説明図
であり、(a)は処理対象図形を示す説明図、(b)は
OR処理の結果を示す説明図、(c)はAND処理の結
果を示す説明図である。
【図4】図1の位相演算部が実行する処理を示す説明図
であり、(a)は処理対象図形を示す説明図、(b)は
完全に包含される図形の算出結果を示す説明図、(c)
は完全に独立している図形の算出結果を示す説明図であ
る。
【図5】図1の間隔検証部が実行する処理を示す説明図
であり、(a)は処理対象図形を示す説明図、(b)は
違反している図形を示す説明図、(c)は違反箇所の指
示図形を示す説明図である。
【図6】データの入力処理を示す説明図であり、(a)
は入力された図形集合を示す説明図、(b)はウィンド
が指示された状態を示す説明図、(c)は抽出図形及び
枠図形を示す説明図である。
【図7】論理演算処理を示す説明図であり、(a)は処
理対象図形を示す説明図、(b)はOR処理の結果を示
す説明図である。
【図8】間隔検証処理を示す説明図であり、(a)は処
理対象図形を示す説明図、(b)は違反している図形を
示す説明図、(c)は違反箇所の指示図形を示す説明図
である。
【図9】位相演算処理を示す説明図であり、(a)は処
理対象図形を示す説明図、(b)は真の違反箇所の指示
図形を示す説明図である。
【図10】入力した図形と真の違反箇所の指示図形とを
示す説明図である。
【図11】第2実施例の図形処理装置を示すブロック図
である。
【図12】図11の拡大縮小演算部が実行する処理を示
す説明図であり、(a)は処理対象図形を示す説明図、
(b)は拡大処理を示す説明図、(c)は縮小処理を示
す説明図である。
【図13】図11の論理演算部が実行する処理を示す説
明図であり、(a)は処理対象図形を示す説明図、
(b),(c)はそれぞれSUB処理の結果を示す説明
図である。
【図14】図11の図形処理装置が実行する処理を示す
フローチャートである。
【図15】データの入力処理を示す説明図であり、
(a)は入力された図形集合を示す説明図、(b)はウ
ィンドが指示された状態を示す説明図、(c)は抽出図
形及び枠図形を示す説明図である。
【図16】AND処理を示す説明図であり、(a)は処
理対象図形を示す説明図、(b)はAND処理の結果を
示す説明図である。
【図17】拡大処理を示す説明図であり、(a)は処理
対象図形を示す説明図、(b)は拡大処理の結果を示す
説明図である。
【図18】SUB処理を示す説明図であり、(a)は処
理対象図形を示す説明図、(b)はSUB処理の結果を
示す説明図である。
【図19】縮小処理を示す説明図であり、(a)は処理
対象図形を示す説明図、(b)は縮小処理の結果を示す
説明図である。
【図20】OR処理を示す説明図であり、(a)は処理
対象図形を示す説明図、(b)はOR処理の結果を示す
説明図である。
【図21】AND処理を示す説明図であり、(a)は処
理対象図形を示す説明図、(b)はAND処理の結果を
示す説明図である。
【図22】SUB処理を示す説明図であり、(a)は処
理対象図形を示す説明図、(b)はSUB処理の結果を
示す説明図である。
【図23】OR処理を示す説明図であり、(a)は処理
対象図形を示す説明図、(b)はOR処理の結果を示す
説明図である。
【図24】図形処理後の図形集合を示す説明図である。
【図25】従来の図形処理方法を示すフローチャートで
ある。
【図26】従来のデータの入力処理を示す説明図であ
り、(a)は入力された図形集合を示す説明図、(b)
はウィンドが指示された状態を示す説明図、(c)は抽
出図形を示す説明図である。
【図27】従来の論理演算処理を示す説明図であり、
(a)は処理対象図形を示す説明図、(b)はOR処理
の結果を示す説明図である。
【図28】従来の間隔検証処理を示す説明図であり、
(a)は処理対象図形を示す説明図、(b)は違反して
いる図形を示す説明図、(c)は違反箇所の指示図形を
示す説明図である。
【図29】従来における入力した図形と違反箇所の指示
図形とを示す説明図である。
【図30】半導体装置を示すレイアウト図である。
【図31】ウィンドを用いて図形を抽出した場合の問題
を示す説明図である。
【図32】データの入れ換えにおけるデータハンドリン
グを示す説明図であり、(a)は階層構造のデータを示
す説明図であり、(b)はその場合のハンドリングを示
す説明図である。
【図33】データの入れ換えにおけるデータハンドリン
グを示す説明図であり、(a)は分割された領域構造の
データを示す説明図であり、(b)はその場合のハンド
リングを示す説明図である。
【図34】データの入れ換えにおけるデータハンドリン
グを示す説明図であり、(a)は特定の構造を持たない
データを示す説明図であり、(b)はその場合のハンド
リングを示す説明図である。
【符号の説明】
6 データ入力部 7 ウィンド情報入力部 8 指定手段及び抽出手段としてのデータ読込部 9 枠図形生成手段としてのデータ合成部 10 図形処理手段としての論理演算部 11 図形処理手段としての位相演算部 12 図形処理手段としての間隔検証部 13 データ出力部 14 登録部 40 図形集合 41〜49 図形 50 抽出領域としてのウィンド 51 抽出枠図形としてのウィンド枠図形 53,54 指示図形 95 図形処理手段としての拡大縮小演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 17/50 672 G06F 17/50 672A G06T 11/80 G06T 11/80 B (56)参考文献 特開 昭62−70984(JP,A) 特開 平1−309188(JP,A) 特開 平3−191346(JP,A) 特開 平3−121577(JP,A) 特開 平4−157581(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 G06T 11/80 G06T 11/00 200

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御情報に基づいて、複数の図形からな
    る図形集合から処理すべき図形を抽出するための抽出領
    域を指定する指定工程と、 前記図形集合から前記指定工程によって指定された抽出
    領域に少なくとも一部が含まれる図形を抽出した処理対
    象図形を記憶部へ記憶する抽出工程と、 前記指定工程によって指定された抽出領域に対応する抽
    出枠図形を生成して前記記憶部に記憶する枠図形生成工
    程と、前記記憶部に記憶された 抽出枠図形及び処理対象図形を
    読み出して、前記抽出枠図形を前記処理対象図形と同様
    に処理することによって、前記抽出枠図形を用いて前記
    抽出枠から外部にはみ出した処理対象図形の部分を対象
    から除外し、前記抽出枠図形及び処理対象図形に図形処
    理を行う図形処理工程とを備える図形処理方法。
  2. 【請求項2】 前記図形処理工程は、前記抽出された複
    数の図形を合成し、前記複数の図形に代わる一つの図形
    を生成し、前記生成された図形を含む前記抽出された複
    数の図形の間隔が所定間隔以下であるかどうかを検証
    し、所定間隔以下である違反箇所を示す指示図形を生成
    し、前記抽出枠図形に完全に含まれる指示図形のみを真
    の指示図形として求める処理を含む請求項1に記載の図
    形処理方法。
  3. 【請求項3】 前記図形処理工程は、更に、前記抽出さ
    れた複数の図形に対して所定の図形処理を行った後、
    処理後の図形を合成し、前記合成された図形と前記抽
    出枠図形との重複部分である図形を真の処理対象領域の
    図形として求めるとともに、前記合成された図形から前
    記抽出枠図形との重複部分を除去し、真の処理対象領域
    外の図形を求め、前記真の処理対象領域の図形と前記真
    の処理対象領域外の図形とを合成する処理を含む請求項
    1に記載の図形処理方法。
  4. 【請求項4】 制御情報に基づいて、複数の図形からな
    る図形集合から処理すべき図形を抽出するための抽出領
    域を指定する指定手段(8)と、 前記図形集合から前記指定手段(8)によって指定され
    た抽出領域に少なくとも一部が含まれる図形を抽出した
    処理対象図形を記憶部へ記憶する抽出手段(8)と、 前記指定手段(8)によって指定された抽出領域に対応
    する抽出枠図形を生成して前記記憶部に記憶するための
    枠図形生成手段(9)と、前記記憶部に記憶された 抽出枠図形及び処理対象図形を
    読み出して、前記抽出枠図形を前記処理対象図形と同様
    に処理することによって、前記抽出枠図形を用いて前記
    抽出枠から外部にはみ出した処理対象図形の部分を対象
    から除外し、前記抽出枠図形及び処理対象図形に図形処
    理を行う図形処理手段(10,11,12)とを備える
    図形処理装置。
  5. 【請求項5】 前記図形処理手段は、 前記抽出された図形に対して拡大処理又は縮小処理を行
    う拡大縮小演算部(95)を備える請求項4に記載の図
    形処理装置。
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