JP3010137U - ドアーの開放ロック装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアーを開放した際、ドアーを反対側壁面へ
押付けた状態でハンドルレバーを手から離すことによ
り、そのドアーの開放状態を簡便に自動ロックされるよ
うにするための装置である。 【構成】 ドアーハンドルの内面側ハンドル片側面に対
し切欠やスリット等の係合具を形成すると共に、ドアー
を開放した際該ドアーハンドルが接触する壁面側に上記
切欠やスリット等の係合具と係合してこれを係止するた
めの係止具を取付けた構成を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はドアーを開放した際のドアーの開放ロック装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ドアーを開放した際、そのドアーの開放状態を一定時間保持するための手段と しては、開放したドアーの外面側を床面に設けたフック等で引っ掛けて係止する ことが一般的に行われる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記、床面に設けたフックは床面の隅とは言え突出状態となされることから、 通行や清掃の邪魔となるのであり、且つ係止には身体を屈めて行う必要があって 面倒である。本考案は上記問題点を解決せんとするものである。

【０００４】

【考案を解決するための手段】

本考案は内外へ対向配置される１対のドアーハンドルの外面側ハンドル片側面 に対し切欠やスリット等の係合部材を形成すると共に、ドアーを開放した際該ド アーハンドルが接触する壁面側に上記切欠内やスリット等の係合部材と係合して これを係止するための係止具を取付けた構成を特徴とする。

【０００５】

【作用】

ドアーハンドルを手に持ってドアーを開放し、且つ該ドアーを壁面側へ押し付 けてドアーハンドルから手を離す動作で、ドアーハンドルの内面側ハンドル片側 面に形成した切欠やスリット等の係合部材に対し壁面側に取付けた鍵片等の係止 具と係合してその開放状態が自動ロックされる。 次にドアーを閉塞するにはドアーハンドルを手に持って、ドアーハンドルを反 時計方向へ少し回動させることにより上記係合が外れてドアーは自由の状態にな る。従って、閉塞動作も立ったままで行われるものとなる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案装置を備えたドアー１を開放した一部破断斜視図であって、２は ドアー１に取付けたドアーハンドルである。 図面ではドアー１を（イ）側から（ロ）側へ開放させる状態を示すものであっ て、即ちドアー１は（イ）側に於けるハンドルレバー２ａを手で持って矢印ａ方 向へ少し回動させながら（ロ）側へ押し開く状態図であり、（ロ）側に於けるハ ンドルレバー２ｂの片側面にはスリットｍが穿設してある。

【０００７】 ３は上記ドアーハンドルレバー２ｂが接触するものとなる壁面４に対し取付け てなる係止具であって、該係止具３にはハンドルレバー２ｂのスリットｍへ嵌入 されるものとなる突起３ａが設けてある。

【０００８】 図２は上記開放したドアー１の係止状態を示す外面側からの正面図、図３は上 記に於けるハンドルレバー部分の一部破断斜視図であって、ハンドルレバー２ｂ に穿設したスリットｍに対し係止具２の突起３ａが嵌入されて係止状態となされ ている。この係止状態はドアーハンドル２に内蔵されているスプリングやバネ等 の弾撥力でハンドルレバー２ａから手を離しても確実に保持されるものとなって いる。 しかして、その係止状態を解いてドアー１を閉塞するにはハンドルレバー２ａ を、初めと同様に矢印ａ方向へ少し回動させるのであり、これにより対向側ハン ドルレバー２ｂが反時計方向に押されてスリットｍと係止具３の突起３ａとの係 合が外れるものとなり、続いてドアー１を引いて閉塞状態となすのである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は以上の如く構成せしめるものであって、手に持ったドアーハンドルを 回動させながらドアーを開放した際、開放ドアーを反対側壁面へ押し付けた状態 のもとでドアーハンドルから手を離すだけで開放ドアーは反対壁面側へ不動状態 に係止されるものとなるのであり、従って床面上でドアーとの間に楔を噛ませた り、或いは床面上へ立設させたフックへ身を屈め乍ら止着させたりする面倒な動 作を全く必要としないものとなる。

【００１０】 又、開放ドアーを閉塞するにはハンドルレバーをレバー自身の弾撥力に抗して 少し回動させるようにするだけで簡単に係合状態が解かれるのであり、従って始 終立動作のままで容易に元状に復帰させることが出来る。 本考案装置の構成では閉塞状態に於けるドアーロックは従来通り実施すること が可能であって、これを防げるものとはならない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案装置の具備されたドアーを開放した一部
破断斜視図である。

【図２】上記開放したドアーの係止状態を示す外面側か
らの正面図である。

【図３】上記に於けるハンドルレバー部分の一部破断斜
視図である。

【符号の説明】

１ ドアー ２ ドアーハンドル ３ 係止具 ｍ スリット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内外へ対向配置される１対のドアーハン
   ドルの外面側ハンドル片側面に対し切欠やスリット等の
   係合部材を形成すると共に、ドアーを開放した際該ドア
   ーハンドルが接触する壁面側に上記切欠やスリット等の
   係合部材と係合してこれを係止するための係止具を取付
   けた構成を特徴とするドアーの開放ロック装置。