JPH0510119Y2 - - Google Patents

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JPH0510119Y2
JPH0510119Y2 JP1986125242U JP12524286U JPH0510119Y2 JP H0510119 Y2 JPH0510119 Y2 JP H0510119Y2 JP 1986125242 U JP1986125242 U JP 1986125242U JP 12524286 U JP12524286 U JP 12524286U JP H0510119 Y2 JPH0510119 Y2 JP H0510119Y2
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hook
protrusions
striker
legs
window glass
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【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、たとえば横方向にスライドする自
動車用の窓ガラスのロツク装置に関するものであ
る。
(従来技術と解決すべき課題) この種の窓ガラスのロツク装置としては、窓枠
側に固定してあり、ばねで閉方向に偏倚されたフ
ツク部材を配設し、閉成位置に持ち来たした窓ガ
ラスをこれに係止するように構成したものが提案
されている。
第4図はこのような公知のロツク装置の一例を
示すもので、窓枠10に固定部材11がねじ12
によつて固定されており、該固定部材11に配し
たピン13にL型のフツク15が枢着してある。
該フツク15にはその一方の端部に係止爪15″
が設けてあり、ばね14によつて反時計方向に偏
倚されている。
窓に摺動自在に配設されたガラス16に設けた
ストライカー18を閉成すべく図示右方に移動さ
せてくると、フツク15の係止爪15″がストラ
イカーに形成した孔18′に係合してロツクされ
る。窓ガラスを解放するには、前記フツク15の
他方の端部15′を図示時計方向に回動すれば、
係止爪15″がストライカー18からはずれるの
で以後自由に解放方向にスライドできる。
上記の場合、窓枠側にフツクを、窓ガラス側に
ストライカーを配設したが、フツクとストライカ
ーの配置はこれとは逆でもよいことは勿論で、一
般に自動車用のこの種のロツク装置では、窓ガラ
ス側にフツクを配設したものがよく知られている
ことは周知である。
ところがこのような構成では、窓枠とストライ
カーの間から細い針金などを挿入してフツク15
を時計方向に回動することによつて容易に窓を開
放できるので防犯上の問題がある。
本考案はこのような事態に対処すべくなされた
ものであつて、外部からのロツクの不正解除が困
難であるとともに、開錠操作が容易なスライド窓
ガラスのロツク装置を提供することを目的とする
ものである。
(2) 考案の構成 (課題を解決するため技術手段、その作用) 上記の目的を達成するため、本考案は、窓枠を
摺動する窓ガラスに、適度の弾性を有し、夫々先
端に係合爪を形成するとともに、外側に突出する
指掛部と内側に突出する突部とを設けた一対の脚
部を有するフツクを、前記係合爪が窓ガラスの端
縁に位置するように取付け、前記フツクを覆うよ
うに配置したカバーに前記係合爪が露出する開口
と寝前記指掛部が外部に突出する開口を形成し、
前記カバーの頂面で、前記フツクの前記両突部の
間に相当する位置に設けた開口に、カバーの頂面
から外部に突出する上部と、前記両突部の間に位
置する下部とをそなえたサムターンを回動自在に
配設し、該サムターンの前記下部を、サムターン
の第1の位置では前記両突部がこれに突き当たつ
てフツクの前記脚部の変形を不能とし、第2位置
では前記両突部が突き当たることなく前記脚部を
変形可能とする形状に形成し、窓枠の前記フツク
に対応する位置には、前記係合爪にそれぞれ係入
する一対の係合突部を形成したストライカーをも
うけ、前記ストライカーに設けた係合突部は、前
記サムターンを、前記第2の位置としたときには
前記フツクの係合爪が係入でき、前記第1の位置
としたときには前記フツクの装脱ができないよう
に配置してなるスライド窓ガラスのロツク装置で
ある。
このように構成することによつて、外部からの
不正開錠が困難で安定して操作できるロツク装置
が得られる。
(実例の説明) 第1図は本考案によるロツク装置の分解斜視
図、第2図、第3図は同上の操作を示す平面図で
ある。
スライドする窓ガラスGの端部近傍適所の一面
に配した、後述するような構成のフツク1と、他
面に配した当て板10とが窓ガラスに形成した孔
をとおしてねじ7によつて固定してあり、前記フ
ツク1にはカバーにが被冠してある。
また摺動開閉する窓枠Bの、前記フツク1に対
応する位置には、ストライカー4がねじ9によつ
て固定してある。
前記フツク1は、適度の弾性を有する合成樹脂
などからなり、全体としてほぼW字状に形成して
あつて、その中央に位置する突部に設けた孔に前
記のねじ7が嵌装してある。
またその両側に形成されている脚部1a,1b
にはその先端に係止爪1′a,1′bが形成してあ
り、各脚部にはそれぞれ外側に突出する指掛部1
e,1fが設けてあり前記係止爪1′aと指掛部
1eとの間には凹部1′が係止爪1′bと指掛部1
fとの間には凹部1″がそれぞれ形成してある。
さらに、図示のように、前記脚部1a,1bに
は内側に突出する突部1c,1dが、それらの間
に適宜の間隔が存在するように設けてある。
このような構成のフツク1を、前述のように窓
ガラスGの端部適所にねじ7で固定し、その上に
カバー2を配置して、該カバー2を適宜の手段で
固定するものとする。
前記カバー2には開口2a,2bが設けてあ
り、カバー2を配置した場合、フツク1の前記指
掛部1e,1fがこれら開口に臨むようになつて
いる。
また、前記カバー2の頂面に形成した孔2dに
はサムターン5が回動自在に装着してあり、該サ
ムターン5はこれを装着した場合、図示上部5′
が外部に露出し、下部5″は方形になつていて該
下部5″が前記フツク1の突部1c,1dの間に
位置するように配置されているものとする。
窓枠側の、窓ガラスGを閉成した場合に前記フ
ツク1に対応する位置には、この窓ガラスGにね
じ9によつてストライカー4が取り付けてある。
該ストライカー4は窓ガラスGの端縁から突出
しており、この突出部分には、後述するように、
ロツクした場合に前記フツク1が嵌入するような
凹所に形成してあり、その両側壁部分の外端側に
は内側に突出する係合突部4a,4bが形成して
あつて、これら両係合突部4a,4b間の間隔
は、前記フツク1の脚部1a,1bの端部に形成
した突部1′a,1′b間の自然状態における間隔
よりも若干小さくなつている。
また前記カバー2には、前記ストライカー4が
挿入できるような開口2cが設けてある。
第2図、第3図はロツク装置を作動させるとこ
ろを示す平面図である。
第2図は、窓がまだ閉成されていない状態を示
し、窓枠B側のストライカー4は窓ガラスG側の
フツク1に係合していない。
図示の位置から窓ガラスGを図示上方に摺動す
ると、フツク側の両脚部の突部1′a,1′bがス
トライカー4に設けた係合突部4a,4bに当接
し、さらにフツク1を前進(図示上方へ移動)さ
せると、前記フツク側の突部1′a,1′bが弾性
変形してストライカー側の係合突部4a,4bを
のりこえて、第3図に示すようにフツク側突部が
ストライカー側突部に係合してロツクされること
になる。
ついで前記カバー2の頂面に突出したサムター
ン5の上部5′を持つて回動してその方形下部
5″を90度回動すると、第3図に示すように該下
部5″の長手方向部分がフツク側の突部1c,1
dの間に位置してフツク1の両脚部1a,1bの
変形を阻止する(第1位置)のでロツクを解除す
ることはできない。
ロツクを解除するには、前記サムターン5を第
3図の位置から第2図にような位置に回動すれば
(第2位置)、カバー2の開口2a,2bから突出
している指掛部1e,1fを押圧して突部1′a,
1′bの間隔を狭め、ストライカー側の係合突部
4a,4bからはずせばよい。
(3) 考案の効果 以上説明したように、本考案によるときは、閉
成した窓ガラスを解除する弾性部材たるフツク側
脚部の変位方向が水平方向であり、また変位部材
が2個あつて双方を押圧して開錠するので、操作
が楽であるうえ、ロツク時にフツクをその状態に
固定するためのサムターンを配設したから、不正
開錠が困難で防犯上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施態様を示すロツク装置の
分解斜視図、第2図、第3図は同上の作動を示す
平面図、第4図は公知のツク装置の一例を示す要
部側面図である。 1……フツク、1a,1b……脚部、1′a,
1′b……係合爪、1c,1d……突部、1e,
1f……指掛部、2……カバー、2a,2b,2
c,2d……開口、4……ストライカー、4a,
4b…………係合突部、5……サムターン、10
……当て板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 窓枠を摺動する窓ガラスに、適度の弾性を有
    し、夫々先端に係合爪を形成するとともに、外側
    に突出する指掛部と内側に突出する突部とを設け
    た一対の脚部を有するフツクを、前記係合爪が窓
    ガラスの端縁に位置するように取付け、 前記フツクを覆うように配置したカバーに前記
    係合爪が露出する開口と、前記指掛部が外部に突
    出する開口を形成し、 前記カバーの頂面で、前記フツクの前記両突部
    の間に相当する位置に設けた開口に、カバーの頂
    面から外部に突出する上部と、前記両突部の間に
    位置する下部とをそなえたサムターンを回動自在
    に配設し、 該サムターンの前記下部を、サムターンの第1
    の位置では前記両突部がこれに突き当たつてフツ
    クの前記脚部の変形を不能とし、第2位置では前
    記両突部が突き当たることなく前記脚部を変形可
    能とする形状に形成し、 窓枠の前記フツクに対応する位置には、前記係
    合爪に夫々係入する一対の係合突部を形成したス
    トライカーを設け、 前記ストライカーに設けた係合突部は、前記サ
    ムターンを、前記第2位置としたときに前記フツ
    クの係合爪が係入でき、前記第1位置としたとき
    に前記フツクの装脱ができないように配置してな
    るスライド窓ガラスのロツク装置。
JP1986125242U 1986-08-18 1986-08-18 Expired - Lifetime JPH0510119Y2 (ja)

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JPS6330560U JPS6330560U (ja) 1988-02-27
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