JPH057928Y2 - - Google Patents

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JPH057928Y2
JPH057928Y2 JP14535087U JP14535087U JPH057928Y2 JP H057928 Y2 JPH057928 Y2 JP H057928Y2 JP 14535087 U JP14535087 U JP 14535087U JP 14535087 U JP14535087 U JP 14535087U JP H057928 Y2 JPH057928 Y2 JP H057928Y2
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plate
locking
belt
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groove
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は鋸歯状断面の係止溝を有するベルト
をバツクルに挿通し、所望の位置で止めることに
よりその位置でベルトが係止されると共に係止さ
れたベルトをワンタツチで解放状態に置くことが
できるようにし、而も爪部付近に弾性疲労による
老化現象が発生しない構成としたバツクルに関す
るものである。
(従来技術) 従来ストラツプの係止等に用いられるバツクル
はベルトをバツクルに挿通させて引くことにより
ベルトを所望の強さで締めた状態に係止できるよ
うに工夫されたものが多く使用されており、第5
図、第6図に示すように合成樹脂製の角筒状のバ
ツクル本体101の底壁から、該バツクル本体1
01の筒内に起立させた弾性フツク101aを、
該バツクル本体101の一方のベルト挿入側10
1b′より他方の側101b″に向けて緩かに傾斜し
て設け、しかも該フツク101aの自由端部の1
01b″側に向けて爪101a′を設け、この爪10
1a′の101b″側に受段部101a″を設けて構成
し、次いで、このフツク101aの受段部101
a″に支承された略〓状をなすロツク解除パーツ1
02の夫々の自由端の摘子102aをバツクル本
体101の両側に開設された窓103より露出さ
せている。
かゝるバツクル構造ではバツクル本体101の
101b′の側より先端側に向つて深くなつた鋸歯
状の係止溝bを一方の面に有するベルトBを、1
01b″の側に向けて先端から差込むと、ベルトB
はフツク101aを該フツク101aの弾発力に
抗して下方に押込みバツクル内に挿通され、その
締込み停止位置でフツク101aの爪101a′が
溝bの面b″に係止されて引抜きが抑止される。又
ベルトBの抜取りはパーツ102の摘子102a
をバツクル本体101の底壁方向に押込むことに
よりフツク101aの爪101a′を溝bより解除
することにより行うようにしたものがあつた。
(本考案が解決しようとする問題点) しかしながら前記の実施例においてはベルトB
の抜出し操作に際してはパーツ102の摘子10
2aをバツクル本体の側に押しつけることを要
し、バツクル本体が取付けられた鞄あるいは靴等
が柔かい素材であつたり、袋等のようにバツクル
本体が袋生地に浮いた状態で取付けられている場
合、あるいは各種のベルト等のように使用される
バツクル本体が置かれている位置が限定できない
ような場合に、パーツ102の押込みが的確にな
されず往々にして解除不良の問題を生じていた。
又、このようにバツクル本体の上面の側より底
面側に向けた押圧力によりパーツ102が動作し
てベルトBとの係合が解除される機構において
は、人混み中での使用あるいは他の物品とのパツ
ケージ等、日常的に、かゝるパーツ102に押圧
外力が付加される危険があり、往々にして予期せ
ぬベルトの解除が生ずることがあつた。
更に、パーツ102は、その押圧力を解除した
場合直ちに弾発付勢されてベルトBの溝bに再係
止されることよりベルトBを完全に抜くか、目的
の位置まで移動させる間、パーツ102を夫々バ
ツクル本体に向けて押圧している必要があり、バ
ツクル操作が煩雑である上に片手で処理しきれな
い不都合があつた。
又、フツク101aが弾性復帰するに充分な突
出し幅を有し、しかもこのフツク101aを押込
むためのパーツ102の肉厚相当分の幅を必要と
していることより、これ又嵩張となる不都合を有
していた。
更に又、頻繁なベルトの抜差しが行われた場合
反復変形されて疲労を起し、劣化或は老化してベ
ルトの係止が完全な状態でなくなる等の問題点が
あつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記の問題点を解決するために提供
されたバツクルであつて、対向する両側板3,3
と底板2とよりなる〓状断面であつて、底板2内
面に沿つてベルトを挿通するようにした本体1
と、該本体1の前記両側板3,3に両端を枢支さ
れ、且つ該底板2に開設された両側板3,3間に
亘る穴4内で揺動自在とされている係止板5と、
前記本体1の両側板3,3間に両端を枢支され、
且つ前記係止板5の少なくとも一部を押圧接する
押え板6とよりなり、前記本体1の側板3には対
向する位置に上下端に亘る溝3aが設けられてお
り、且つ前記穴4は本体底板2の前記溝3a,3
a間に亘つて設けられており、前記係止板5は一
方の側部5′両端に突設された突起5a,5aに
より前記溝3a下部内の側板3における溝3aの
一方の側壁3a′に近い位置の穴3b,3bに枢支
され、該係止板5の枢支端部上に該係止板5の板
面に略直交する突片5bが立設されていると共に
他方の側部5″上面には側縁に沿つて係止爪5c
が隆設されており、前記押え板6は前記溝3a内
における側板3の前記係止板5の枢支位置と反対
側の上部の穴3c,3cに押え板6に設けた突起
6b,6bにより枢支されていると共に、該押え
板6の操作板部6aが前記係止板5の枢支側と反
対の側に向けて設けられ、且つ該押え板6の枢支
位置から前記係止板5の突片5b側に向けて係止
アーム6dが一体に設けられ、該押え板6の回動
操作時に少なくとも前記突片5bに該係止アーム
6dの自由端部が圧接されている構成としたもの
である。
(作用) 上記のバツクルは一方の面に先端側に向つて深
くなつた鋸歯状の係止溝bを有するベルトBを本
体1に係止板5の一方の側から係止爪5c設置側
方向に挿通し、押え板6の操作板部6aを水平方
向に倒すと押え板6の係止アーム6dの自由端部
により係止板5の突片5bの先端を溝3aの一方
の側壁3a′に圧接し、係止板5を穴4内で底板2
と面一となる位置迄揺動させて保持された状態と
するため、係止板5面上に隆設された係止爪5c
がベルトBの係止溝b内に入つてベルトBを係止
し、ベルトBは抜けなくなる。
又、ベルトBを挿通方向に引けば押圧された突
片5bの弾性変形により係止溝bの鋸歯状の傾斜
面b′にそつて係止爪5cが押下げられてベルトB
が進入し、任意の位置で止めると係止爪5cが係
止溝bに入りベルトBが係止される。
又、押え板6の操作板部6aを立上らせると係
止レバー6dは回動して突片5bの押圧を解除す
ると共に係止板5面に当接してこれを押下げて係
止板5を揺動させ、係止爪5cのベルトBの係止
溝bとの係合が解除されベルトBを抜き出すこと
ができる。
(実施例) 以下この考案の一実施例について図面に従い説
明する。
1は合成樹脂を成形して得られる底板2と相対
向する両側板3,3とよりなる断面〓形のバツク
ル本体であり、底板2上面に沿つて側板3,3間
にベルトBが図面の右から左方向に挿通されるよ
うになつている。(以下説明の都合上図面の上下
を上下、ベルトBの挿し込み側をイ側、その反対
側をロ側と称する)側板3,3の内側面には中央
付近の相対向する位置に上下方向の溝3aが側板
3の上端から下端に亙つて凹設されており、又該
溝3a,3a間の底板2部分は溝3a巾と同巾の
長方形状の穴4となつており、穴4の左右の底板
2面には取付穴7,7が設けられている。
5は係止板であり、前記穴4より稍小さく且つ
穴4と略同形の長方形状を呈し、底板2の巾に略
等しい長さの一側部5′の両端に突設された突起
5a,5aによつて前記溝3aの底壁面である側
板3における溝3aのロ側の側壁3a′に近い位置
の穴3bに枢支され、揺動自在となつている。
又、この係止板5の突起5aと穴3bによる前記
枢支端部上に該係止板5の板面に略直交し前記溝
3a内に収まる太さとされた角柱状の突片5bが
一体に立設されており、他方の側部5″には左方
に向けて斜上する係止爪5cが側縁に沿つて隆設
されている。
尚、該係止板5は前記本体1の溝3a,3aと
穴4内において本体1と一体に成形され、成形後
切離すことによりコストの低下をはかれるように
なつている。
次に6は押え板を示し、該押え板6は一端が上
方に反り上つた平板状の操作板部6aと該操作板
部6aの他端の両側に側方に向けた突起6b,6
bが設けられ、該突起6bの基部には夫々突起6
bを中心とし前記板部6a上面から上部を切欠か
れた円形の座部6c及び該座部6cから前記板部
6aと反対方向に突出した係止アーム6dが一体
に設けられており、前記突起6b,6bを前記本
体1の溝3aの底壁面である側板3の上部で溝3
aのロ側の側壁3a″に近い位置の孔3cに操作板
6aをロ側にして枢支され、前記本体1の溝3b
のロ側側壁3a″には前記押え板6の座部6cを受
入れる溝3aと連通した凹部3dが設けられ、係
止アーム6dと座部6cとを溝3aの底壁面に摺
接させつつ回動可能となつており、且つ係止アー
ム6dは前記係止板5の突片5bと係止板5の上
面の両端部との間に位置している。又溝3aより
ロ側の側板3の上端内面には前記押え板6の操作
板部6aを倒した時にその側端縁が支承される段
部3eが形成され、前記操作板部6aは水平位置
から、前記係止アーム6dが溝3aの側壁3a″に
当接し、操作板部6aが立上つた状態となる位置
迄約90°度回動し、水平位置においては係止アー
ム6dの自由端面の上端に形成されたアール面を
有する突部6d′によつて係止板5の突片5bが溝
3aの側壁3a′に圧接され、係止板5は本体1の
底板2と面一となり係止爪5cが底板2より上方
に突出する状態となり、操作板部6aを立上らせ
ると係止アーム6dが係止板5面を押圧して係止
板5を傾斜させ係止爪5cは底板2面より下方へ
移動するようになつている。
尚、突片5bは押え板6の係止アーム6dとの
接触面が自由端方向へ先細り状に傾斜し、前記係
止アーム6dはクリツク桿となつており、指によ
る操作板部6aの押上、押下げがなければ移動し
ないようになつている。
このバツクルに使用されるベルトBは合成樹脂
製であつて、一方の面にはベルトBの先端側に向
けて深くなる鋸歯状断面の係止溝bが設けられて
いるものであつて、係止溝b設置面を底板2上面
に沿わせてイ側からロ側へ挿通され、操作板部6
aを倒して側板3の段部3eに両側部を支承させ
ると押え板6の係止アーム6dによつて係止板5
の突片5bを溝3aの側壁3a′面に圧接させ、係
止板5の板面を底板2と面一に保持し係止爪5c
は底板2面より突出しているためベルトBを係止
溝bにより係止する。次にベルトBをロ側へ引出
せば突片5bの弾性変形により係止爪5cはベル
トBの係止溝bの傾斜した面b′により押下げられ
て係止溝bの山部を乗越えるので所望の位置まで
引出すことができ、逆方向に即ちイ側へベルトB
が引かれても係止溝bの直立面b″に当接するため
係止爪5cは押下げられることなくベルトBを係
止する。
次にベルトBの係止を外す時は操作板6aを立
上らせると係止アーム6dは突片5bの面から離
れて係止板5上面に当接して係止板5面を傾斜さ
せ、係止爪5cを底板2の上面位置より下方に引
込ませ、ベルトBの係止溝bとの係合が解除さ
れ、ベルトBは容易に抜出すことができる。
(効果) この考案に係るバツクルは上記のように構成さ
れているのでベルトをバツクルに挿通する時は押
え板6の操作板部6aを立上らせることにより係
止板5の突片5bを係止アーム6dの押圧から解
除すると同時に係止爪5cを底板2面より下に押
下げるのでベルトの挿通、引抜きが容易であり、
操作板部6aを倒すことにより、係止板5を揺動
させてその一側端に設けた係止爪5cをベルトの
面に設けられた係止溝内に食込ませてベルトを係
止し、而もベルトを先端方向へ引けば係止板5に
設けた突片5bの弾性変形により所望の位置でベ
ルトが係止される係脱が非常に便利なものであ
り、係止爪5cを有する係止板5は押え板6の操
作板部6aを倒すことにより弾性変形によるばね
性を生じ、ベルトの引締時のみに弾性変形により
上下し、それ以外の時にはこれを変形させる力が
作用しないので疲労により老化、劣化することが
ない。
又、実施例のように係止爪5cを有する係止板
5を本体1と一体に成形し、その後切離すように
することにより2個の部品として成形できるので
低コストである。
更に又、該バツクルは操作板部6aの引起しに
より係止状態とし、倒すことにより係止状態とす
るものであるため両手を煩わすことなく片手で簡
単に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るバツクルの実施例の分
解斜視図、第2図は係止状態の同斜視図、第3図
は解放状態の同斜視図、第4図は係止状態の同断
面図、第5図、第6図は夫々従来例の斜視図及び
断面図である。 1……本体、2……底板、3……側板、3a…
…溝、3a′,3′a……側壁、4……穴、5……
係止板、5′,5″……側部、5a……突起、5b
……突片、5c……係止爪、6……押え板、6a
……操作板部、6b……突起、6c……座部、6
d……係止アーム、7……取付穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向する両側板と底板とよりなる〓状断面であ
    つて、底板内面に沿つてベルトを挿通するように
    した本体と、該本体の前記両側板に両端を枢支さ
    れ、且つ前記底板に開設された両側板間に亘る穴
    内で揺動自在とされている係止板と、前記本体の
    両側板間に両端を枢支され、且つ前記係止板の少
    くとも一部を押圧接する押え板とよりなり、前記
    本体の側板には対向する位置に上下端に亘る溝が
    設けられており、且つ前記穴は本体底板の前記溝
    間に亘つて設けられており、前記係止板は一方の
    側部両端に突設された突起により前記溝下部内の
    側板における溝の一方の側壁に近い位置に枢支さ
    れ、該係止板の枢支端部上に該係止板の板面に略
    直交する突片が立設されていると共に他方の側部
    上面には側縁に沿つて係止爪が隆設されており、
    前記押え板は前記溝内における側板の前記係止板
    の枢支位置と反対側の上部に枢支されていると共
    に、該押え板の操作板部が前記係止板の枢支側と
    反対の側に向けて設けられ、且つ該押え板の枢支
    位置から前記係止板の突片側に向けて係止アーム
    が一体に設けられ、該押え板の回動操作時に少な
    くとも前記突片に該係止アームの自由端部が圧接
    されていることを特徴とするバツクル。
JP14535087U 1987-09-25 1987-09-25 Expired - Lifetime JPH057928Y2 (ja)

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JPS6451409U JPS6451409U (ja) 1989-03-30
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