JP3009614B2 - 集積回路のための静電放電保護回路、静電放電保護装置、及び静電放電に対して保護するための方法 - Google Patents

集積回路のための静電放電保護回路、静電放電保護装置、及び静電放電に対して保護するための方法

Info

Publication number
JP3009614B2
JP3009614B2 JP7297817A JP29781795A JP3009614B2 JP 3009614 B2 JP3009614 B2 JP 3009614B2 JP 7297817 A JP7297817 A JP 7297817A JP 29781795 A JP29781795 A JP 29781795A JP 3009614 B2 JP3009614 B2 JP 3009614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diode
circuit
mosfets
input
breakdown voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7297817A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08227976A (ja
Inventor
リチャード・ケイ・ウィリアムズ
ペーター・ヒレ
ロバート・ジー・ラサール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Vishay Siliconix Inc
Original Assignee
Siliconix Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siliconix Inc filed Critical Siliconix Inc
Publication of JPH08227976A publication Critical patent/JPH08227976A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3009614B2 publication Critical patent/JP3009614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • H02H9/042Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage comprising means to limit the absorbed power or indicate damaged over-voltage protection device
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/02Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess current
    • H02H9/025Current limitation using field effect transistors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • H02H9/045Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage adapted to a particular application and not provided for elsewhere
    • H02H9/046Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage adapted to a particular application and not provided for elsewhere responsive to excess voltage appearing at terminals of integrated circuits

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電放電保護装置に
関し、特に、自動車に於ける集積回路装置を、「ロード
ダンプ(load dump)」と呼ばれる状態から保
護するための静電放電保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路装置に於ける入力ピンは、静電
放電(ESD)からの損傷に対して極めて敏感である。
静電気は、数百ボルト以上にも達する場合がある。この
ような大きさの電荷が集積回路装置のピンに接触する
と、大きな電流が装置内を流れる場合がある。このよう
な電流サージは、限られたエネルギ及び持続時間を有す
るものではあるが、しかしながら、MOSデバイスに於
ける薄いゲート酸化膜を破壊したり、拡散PN接合に於
いても、接合面積が小さい場合には、それを損傷する場
合がある。後者の場合、電流サージが局部的な加熱を引
き起こし、これが接合部を介してインターコネクトすな
わち合金被膜を溶融させるためである。ICが損傷を受
けると、それを修復することは不可能である。
【0003】従来の集積回路に於いては、破壊的なES
Dパルスを、装置の入力に設けられた保護回路を用いる
ことにより防止していた。このような保護回路は、通
常、ある程度の接合面積を有する1つまたは2つのPN
接合ダイオードや、或いはバイポーラトランジスタ、サ
イリスタなどを用いて構成されるのが一般的である。入
力に於ける電圧が、特定の範囲を、正または負の極性の
方向に超えた場合には、2つのダイオードの一方が導通
し、それによってピンに加えられる電圧を安全なレベル
にクランプする。ESD保護回路が有効であるために
は、ICデバイスに対して通常の入力信号が加えられて
いるときには、それほど大きな電流にさらされないこと
が必要である。
【0004】図1は、通常のESD保護回路の等価回路
を示している。回路の入力端子は、入力ピンに接続さ
れ、出力端子はICデバイスの入力回路に接続されてい
る。ダイオードDAは、そのノードがアースに接続さ
れ、そのカソードが、入出力端子を接続するライン10
に接続されている。ダイオードDBは、そのノードがラ
イン10に接続され、そのカソードは供給電圧VCCに接
続されている。
【0005】この回路の動作原理が図2に示されてお
り、ここでVINは、入力端子に於ける電圧であり、V
OUTは出力端子に於ける電圧である。VINが、供給電圧
CCとダイオードの電圧降下(約0.7V)との和を越
えた場合には、ダイオードDBが順方向にバイアスさ
れ、VOUTをこのレベルにクランプする。これが図2に
於いて曲線Aにより示されている。これは、この装置
が、供給電圧VCCに接続された状態で作動していること
を仮定している。VCCが接続されていない場合には、あ
る点に於いて、ダイオードDAがブレークダウンし、出
力端子に於ける電圧をクランプする。これは、図2に於
ける曲線Bにより示されており、ここでBVDAはダイオ
ードDAのブレークダウン電圧を表す。
【0006】入力端子に於ける負の電圧スパイクは、そ
れが約0.7Vを下回るとダイオードDAを順方向にバ
イアスする。これが、図2に於ける曲線Cにより示され
ている。VCCに接続されたピンと入力ピンとの間に負の
スパイクが発生した場合、ダイオードDBは逆方向にバ
イアスされ、そのブレークダウン電圧BVDBに於いてブ
レークダウンし、これが図2に於ける曲線Dにより示さ
れている。
【0007】すなわち、VCCが、グラウンドレベルに対
して、通常、5或いは12Vの正の電圧に保持されたと
すると、入力電圧はそのままESD保護回路を通過する
ことができる。図2に於いて、これが0VからVCCの範
囲にわたってVINとVOUTとの間の線形な関係により示
されている。この領域に於いては、保護回路の効果とし
ては、ある程度の静電性負荷を作り出すにすぎない。
【0008】ESDパルスの間に、ダイオードに於いて
急速な加熱が引き起こされる。ダイオードの面積が過度
に小さい場合には、重要かつ危険を伴う温度上昇が発生
し得る。加熱による破壊は、特に、金属被膜の溶融や、
ダイオードの接合部を短絡するような合金のスパイクを
形成することにより引き起こされるのが一般的である。
ダイオードのサイズを増大させることにより、2000
VのESDパルスについて、接合部温度のピークを20
0℃から簡単に90℃に低下させることができる。
【0009】ESDパルスは、与えられた電圧によって
予め充電されたコンデンサの放電としてモデル化するこ
とができる。この放電は、このモデルが表そうとする特
定の状況に応じて異なる値の抵抗値を介して行われる。
例えば、放電が人体を介して行われる場合、抵抗は約2
000Ωとなる。この静電気の電荷が、機械やねじ回し
などの工具に蓄積されている場合、抵抗値は概ね0とな
る。機械のモデルに於ける場合のように直列抵抗がない
場合には、放電の大きさは、約500V以下に保たねば
ならず、さもないと過剰な電流が流れる。この電流は、
内部の直列抵抗により制限されるものの、すべてのIC
製造方法に於いて、拡散領域或いは酸化膜により包囲さ
れた領域として抵抗体を構成している。拡散された抵抗
体は一般に、ESDダイオードの性能を損なうような寄
生的トランジスタを備えている。ポリシリコンにより形
成されるものなどからなる、酸化膜により包囲された抵
抗体の場合は、それらを包囲する酸化膜が比較的低い熱
伝導率を有するため、静電気の放電に際して過熱しやす
いという問題がある。実際、抵抗体はヒューズのように
溶融して飛び、ESDダイオードを保護する。
【0010】ESD回路の最大出力電圧は、それが接続
された回路の入力段の許容電圧よりも低くなければなら
ない。入力段が、例えばバイポーラトランジスタのベー
スに接続されていると、VOUTは、ベース−エミッタブ
レークダウン電圧以下にクランプされていなければなら
ず、さもないとトランジスタが破壊し、その性能が劣化
する場合がある。入力段が、MOSFETのゲートに接
続されている場合、VOUTは、酸化膜破壊電圧(約4M
V/cm)の50%以下に保たれなければならない。例
えば400Åの厚さのゲートの場合、電圧VOUTは、約
16Vにクランプされなければならない。この電圧を超
えると、何らかの劣下が見られる。ゲート酸化膜に加わ
る電圧が8〜10MV/cmを越える場合、MOSFE
Tは永久的な損傷を受ける。
【0011】上記した技術は、ダイオードがESDパル
スのエネルギを吸収する能力に依存するものである。ダ
イオードは、電圧を安全なレベルにクランプし、ESD
パルスの全エネルギが比較的限られたものであることに
よって燃え尽きることがないのである。一般に、持続時
間の長いパルスで、直流状態に近い場合には、過熱や損
傷が発生する。入力電圧が高いほど、ダイオードはより
短時間に過熱し破壊する。したがって、従来のESD保
護回路が数千ボルトのESDパルスに耐え得るものの、
パルスの持続時間はナノセカンドのオーダの極めて短い
ものであることを要し、さもないと保護回路のダイオー
ドが焼けてしまう。
【0012】ある環境に於いては、ICデバイスが、よ
り長時間にわたって過電圧状態にさらされる場合があ
る。これは、特に、ロードダンプと呼ばれる状態が発生
するために、自動車に於いて甚だしい。ロードダンプと
は、オルタネータが、ケーブルが接触不良の状態で、放
電したバッテリを充電する際に発生する。ケーブルが接
触されている限り、オルタネータから見たときにバッテ
リは短絡回路を構成し、オルタネータが大電流を供給す
る。例えば、車輌が突起に乗り上げて、そのショックで
ケーブルの接触を不良にすると、この大電流が突然遮断
され、すなわちdI/dtが大きくなる。この電流の急
激な変化が、インダクタンスの影響により、オルタネー
タから大きな瞬間的な電圧を発生する。この瞬間的な電
圧の高さ及び持続時間は、何らかの保護回路が設けられ
ていないと、バッテリケーブルに直接接続されている全
ての電子的負荷を破壊するのに十分なものである。ロー
ドダンプからの瞬間的な電圧は、数百ミリセカンドにわ
たって60Vにも達する。
【0013】ICへの電源の入力は、ロードダンプに伴
うような過渡的な電圧の変化に耐え得るものでなければ
ならない。しかも、ICの信号入力のうちには、バッテ
リラインに直接または間接に接続されているものがあ
り、このような入力も同様にロードダンプ状態にさらさ
れる。
【0014】図3〜5に、通常のESDスパイクとロー
ドダンプとの比較が示されている。これらの図に於ける
水平軸は時間を示す。図3に示されているように、ES
Dパルスは極めて持続時間が短いが、数千ボルトに達す
る場合がある。それに対して、ロードダンプは、例えば
60Vに達し、持続時間が比較的長い。図4は、ESD
パルス及びロードダンプを、通常のダイオードを用いて
15Vにクランプした結果を示している。図5は、ダイ
オードの温度を示す。図示されているように、ESDパ
ルスは、200℃にも達する急速な温度上昇を引き起こ
すが、パルスの持続時間が短いため、温度によってダイ
オードが破壊されるのは回避される。それに対して、ロ
ードダンプは、より長い時間にわたって増大し、最終的
にはダイオードを破壊するに至る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、ロードダ
ンプは、ESD保護回路に対して特別な必要条件を課す
ものである。ダイオードが、例えば60Vと言ったロー
ドダンプを導通しないように製造されれば、静電放電に
対して十分な保護作用を提供しない。なぜなら、そのよ
うなダイオードは、ICに於ける電圧が60Vに達する
のを許容するからである。それに対して、ダイオードが
15Vでブレークダウンし、ICをESDに対して保護
した場合には、ロードダンプに際して、ダイオードが焼
けてしまう。したがって、ESD構造に於いて必要とな
ることは、短いESDパルスに際しては、5〜15V程
度の低電圧に入力ピンの電圧をクランプするが、長時間
にわたって例えば60Vといった電圧が加えられた場合
に過大な電流が流れないようにすることである。このよ
うな構造は、自動車に用いられる集積回路のためのES
D保護回路をロードダンプに対しても有効にする上で有
用である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく保護回路
はこれらの条件をすべて満たすものである。ESD保護
回路の入出力端子間にデプリーション型MOSFETが
接続されている。ダイオードは、グラウンドと、入出力
端子を接続するラインとの間に接続される。ロードダン
プに際しては、デプリーション型MOSFETは、ダイ
オードを流れる電流を制限する定電流源として機能す
る。このようにして、ダイオードは、それを焼いてしま
うような大きくかつ持続する電流に対して保護される。
通常のESDパルスが発生した場合には、通常、デプリ
ーション型MOSFET内の逆並列ダイオードがブレー
クダウンし、接地されたダイオードが、出力電圧を許容
レベルにクランプする。
【0017】好適実施例に於いては、2つのデプリーシ
ョン型MOSFETが入出力間にあって、ドレーンとド
レーンとを結ぶように直列接続されている。接地された
ダイオードのカソードは、両デプリーション型MOSF
ETのドレーン端子間のノードに接続される。第2の接
地されたダイオードは、出力端子に接続される。好適実
施例によれば、正負のESDパルスのみならず、ロード
ダンプにより引き起こされる正負の電圧に対しても保護
作用を発揮する。
【0018】本発明に基づく保護回路は、信号入力ピン
或いは電源ピンのいずれにも接続することができる。後
者の場合、負の電圧に対する保護作用を発揮するべき回
路の部分を省略することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】上記したように、本発明に基づく
ESD保護回路は、デプリーション型MOSFETの電
流を制限する作用に依存するものである。デプリーショ
ン型MOSFETは、通常、すなわちゲート−ソース間
電圧Vgsが0Vに等しいときに導通する。MOSFET
を遮断するためには、Vgsを、ピンチオフ電圧に達する
まで下げなければならない。MOSFETのソース及び
ボディ領域は、通常互いに短絡しており、これによって
ボディ及びドレーン領域のPN接合部に寄生(intr
insic)ダイオードを発生させ、このダイオードは
デプリーション型MOSFETに於いて順方向電流に逆
行する方向を向いている。このダイオードがチャンネル
領域に並列接続され、MOSFETの電流の順方向に対
して逆行するものであるため、これを「逆並列ダイオー
ド」と呼ぶ場合が多い。
【0020】図6は本発明に基づく好適実施例を示して
いる。ESD保護回路30は、高電圧デプリーション型
MOSFETM1及びM2を備えており、両MOSFET
は入力端子32と出力端子34との間に接続されてい
る。図示されているように、両MOSFETのドレーン
端子が互いに接続され、両FETM1及びM2のゲート端
子がそれぞれのソース端子に接続されている。抵抗R1
が両MOSFETM1及びM2と直列に接続されている。
両MOSFETに於ける逆並列ダイオードが、それぞれ
ダイオードD1及びD2として示されている。ダイオード
3が、グラウンドと、両MOSFETのドレーン端子
間の共通ノードとの間に接続され、ダイオードD4がグ
ラウンドと出力端子34との間に接続されている。ダイ
オードD4は、通常の低電圧ESDダイオードであるの
に対し、ダイオードD3は高電圧ダイオードからなる。
一般に、この装置の通常の作動に於いては、あらゆる場
合に出力電圧VOUTを制限するために低電圧ダイオード
4を用い、ダイオードD4を流れる電流を制限するため
に両MOSFETを用い、正または負のESDパルスか
らのエネルギの大部分を吸収するために高電圧ダイオー
ドD3を用いる。両MOSFETは、ロードダンプ状態
に於いて、流れる電流は全て、両方でないとしても少な
くとも一方を流れるように構成されている。両MOSF
ETは、ロードダンプの持続時間中に於いて、電流を安
全なレベルに制限するために用いることができる。ES
Dパルスに際しては、回路30は、出力電圧VOUTをク
ランプするために、ダイオード接合部の雪崩ブレークダ
ウンまたは順方向バイアスを用いる。この動作モードに
於いては、装置は通常のESD保護回路と同様に機能す
るが、後記するようにある有用な特徴を備えている。
【0021】両MOSFETがデプリーション型である
ことから、通常導通状態であって、VINとVOUTとの間
に電圧差があれば常に電流を導通する。逆並列ダイオー
ドD1及びD2が互いに逆向きに接続されていることか
ら、電流は両ダイオードD1及びD2に対して同時に順方
向に流れることはない。両FETのソース/ボディ端子
がそのドレーン端子に対して正にバイアスされている場
合、電流は、まず、電圧差が約0.6Vを越えるまでチ
ャネル領域を経て流れる。この時点に於いて、逆並列ダ
イオードD1及びD2は、チャンネルのまわりの電流をシ
ャントし始める。
【0022】自動車における応用に於いては、MOSF
ETM1及びM2は、60Vの定格を有するべきであると
されており、即ち、これらは、約70Vのブレークダウ
ン電圧を有する。両MOSFETのブレークダウン電圧
は、それぞれ逆並列ダイオードD1及びD2のブレークダ
ウン電圧を指すものである。ダイオードD3も、約70
Vのブレークダウン電圧を有するべきである。両MOS
FETM1及びM2のゲートが、それぞれのソースに接続
されていることから(即ちVgs=0)、これら両デバイ
スに現れる唯一の電圧は、そのドレーンとソース−ボデ
ィ端子との間に現れるものである。デバイスがDMOS
プロセスにより形成されたものである場合、ドレーン電
圧が高いことによって、それらのゲート酸化膜の両端に
高い電界が発生することがなく、従って両MOSFET
1及びM2は、それぞれのゲート電極に於いてESDに
よる損傷を受けることがない。ダイオードD4は、低い
ブレークダウン電圧を有する大きな外周即ち大きな面積
を有するダイオードからなる。ダイオードD4のブレー
クダウン電圧は、入力信号即ちVCCの最大値よりも高く
ならなければならないが、それほど大きなマージンを有
する必要はない。
【0023】図7〜19は、正の電圧の異なる段階に於
けるESD保護回路30の動作を示している。各図は、
特定の範囲内のVINについての回路30の挙動を示して
いる。図7〜9は、VINが0VとダイオードD4のブレ
ークダウン電圧(BVD4)との間にあるときの装置の作
動を示している。この領域に於いては、ダイオードD3
及びD4は、逆バイアスされ概ね非導通状態にある。図
7の等価回路に示されているように、MOSFETM1
は、逆並列ダイオードD1と並列をなす抵抗RM1として
機能し、MOSFETM2は抵抗体RM2として機能す
る。従って、図8に示されるように、VOUTは、VIN
概ね線形な関数となる。図9に示されるように、ダイオ
ードD3及びD4を介するグラウンドへのリーク電流はほ
ぼ0である。
【0024】図10は、入力端子32から出力端子34
への電圧降下(Vio)の関数として入力端子32から出
力端子34への電流(Iio)を示している。領域Iに於
いては、Vioが約0.7Vよりも低く、回路は、RM1
M2+R1に等しい直列抵抗値を示す。Vioが0.7V
を越えると、ダイオードD1が導通状態となり、直列抵
抗値がRM2+R1に落ちる。これが領域IIに示されて
いる。VioがMOSFETM2のピンチオフ電圧(Vp
に達すると、領域III内に於ける増大する電圧値に対
して、MOSFETM2は飽和し、一定電流源として機
能する。MOSFETM2が過度に小さいものでない限
り保護回路30は、通常領域IIIに於いては、作動す
るようにはなっていない。
【0025】図11〜13はVIN がダイオードD4のブ
レークダウン電圧(BVD4)を越えたが、ダイオードD
1、D2またはD3のブレークダウン電圧を超えていない
場合の回路30の作動を示している。この状況に於いて
は、ダイオードは雪崩ブレークダウンを行い、出力電圧
をBVD4にクランプし、MOSFETM2が飽和する。
これが、図11の等価回路により示されており、この回
路に於いては、MOSFETFM1及びM2が定電流源と
して機能し、電流がダイオードD4を経てグラウンドへ
逆方向に流れる。ダイオードD3が、ダイオードD4より
も高いブレークダウン電圧を有するものであるため、ダ
イオードD3は、概ね非導通状態を保持する。図12
は、ダイオードD4のブレークダウン電圧とダイオード
3のブレークダウン電圧との間のVINに対して、BV
D4の値に概ね一定に保持される様子を示している。図1
3に示されるように、ダイオードD4を介してグラウン
ドに流れる電流は、VINがダイオードD4のブレークダ
ウン電圧BVD4を超えると、MOSFETM2の飽和電
流に向けて急激に増大する。ダイオードD4を流れる電
流がIsat(M2)に限定されている状態に於いて
は、この状態をダイオードD4を焼くことなく殆どいつ
までも続けることができる。ダイオードD3のブレーク
ダウン電圧が、70V以上であるとして場合、60Vの
ロードダンプを、回路30によってICに対して何ら悪
影響を及ぼすことなく取り扱うことができる。
【0026】図14〜16は、VINがダイオードD3
ブレークダウン電圧を超えた場合の回路30の挙動を示
している。これは、一般に、ロードダンプよりも、むし
ろESDパルスによって発生する。この場合、ダイオー
ドD3はブレークダウンし、直列抵抗体R1からの電圧上
昇や局部的な加熱によるものを除いて、電圧をBVD 3
クランプする。図15に示されているように、V
OUTは、概ねBVD4に保持される。それに対して図16
に示されるように、ダイオードD3を介してグラウンド
に流れる電流は急激に増大する。ダイオードD4を介す
るグラウンドへの電流は、MOSFETM2の飽和電流
に限定される。
【0027】図17〜19は、VINが、ダイオードD2
及びD4のブレークダウン電圧の和(BVD2+BVD4
を越えたときに起きる状態を示している。やはり、これ
は、ESDパルスが発生したときに発生し、この場合に
ダイオードD3は、ESDのパルスのエネルギの大きな
部分を吸収することになる。しかしながら、この状態に
於いて、ダイオードD2がブレークダウンし、ダイオー
ドD4の両端の電圧及び該ダイオードを流れる電流が増
大する。
【0028】ダイオードD4を流れる電流(ID4)は次
のように近似することができる。
【0029】 ID4 ≒ (VIN−BVD2−BVD4)/R1
【0030】但し、VIN>>BVD2>+BVD4
【0031】従って、ID4 ≒ VIN/R1
【0032】200ボルトの入力に於いて、R1が20
00オームであった場合、この電流は1Aとなるが、極
めて持続時間が短い。主な目的は、ダイオードD3の導
電路が優先されるようにして、出力電圧VOUTを限定す
ることにある。
【0033】図20〜22は、保護回路30の負の電圧
スパイクの効果を示している。このようなスパイクは、
必ずしもロードダンプのせいとは限らないが、間欠的に
負荷が接続されたり、バッテリが逆に接続された場合に
発生し、何日間も続くことがあり得る。VINが、0Vよ
りも低いが、負の特性を有するMOSFETM1のピン
チオフ電圧よりも大きい場合の基本的な等価回路が図2
0に示されている。V INが約−0.7Vよりも下がると
同時に、ダイオードD3及びD4が導通し、出力電圧をク
ランプする。この領域に於いてMOSFETM1は、抵
抗体RM1として機能し、MOSFETM2は、ダイオー
ドD2に並列接続された抵抗体RM2として機能する。図
22に示されるように、電流の多くはダイオードD3
流れるが、ダイオードD3は、D4よりも低い抵抗値を有
する。MOSFETM2に於いては電流がチャンネルと
ダイオードD2との間で分配される。
【0034】図23〜25に示されるように、入力電圧
がMOSFETM1の負のピンチオフ電圧を下回ると、
MOSFETM1の電流が飽和し、定電流源と同等の機
能を果たすようになる。これによって、両ダイオードD
3及びD4を、過大な電流から保護することができる。こ
の状態は、VINがダイオードD1のブレークダウン電圧
(BVD1)を下回らない限り継続する。BVD1が−70
Vに選ばれた場合、これはシャフナ(Shaffne
r)パルスと呼ばれる−60Vの電圧スパイクを、長時
間に渡って或いは永久的に保護し続けることができる。
図24に示されるよう、VOUTは、−0.7Vに保持さ
れ、図25に示されるように、ダイオードD3を流れる
電流ID3は、ダイオードD4を流れる電流(ID4)より
も継続して大きな値をとるが、これらの2つの電流はこ
の範囲内に於いて概ね一定に保たれる。
【0035】図26〜28は、VINがダイオードD1
ブレークダウンを下回った状態を示している。ダイオー
ドD3は、エネルギの多くを吸収するが、ダイオードD4
は、それ程電流を導通させない。この状態は、通常、継
続時間の短い負のESDスパイクが存在する場合に発生
する。
【0036】図29及び30は、ESD保護回路30の
全体的伝達特性を示しており、図29は、VINの関数と
してVOUTを示し、図30は、VINの関数としてグラウ
ンドへの電流(IIN/GND)を示す。これは、例えば5〜
18ボルトといった通常の作動条件に於いては、VIN
OUTとの間に線形な関係があり、いずれの極性につい
ても、約70Vまでの電圧について電流が制限される。
±70Vを越えた場合のグラウンドへの電流の急激な増
加は、極めて短い持続時間を有するESDパルスの間に
出力電圧をクランプするために必要となる。±70Vの
間に発生する電流制限作用は、より持続時間が長いロー
ドダンプなどの高電圧入力に対して回路30を保護する
上で重要である。典型的なVINの値が図31に示されて
いるが、これは、図30に対応する。
【0037】本発明に基づくESD装置は、集積回路と
しても或いはディスクリートな回路としても製造可能で
ある。図32は、P基層上に設けられたエピタキシャル
層を出発点としたICとしての構成の断面図である。図
32に於いて、MOSFETM1は、+Pコンタクト領
域1404並びにポリシリコンゲート1406を介して
N+ソース領域1402に短絡されたPボディ(PB)
領域1400を含んでいる。MOSFETM2は、P+
コンタクト領域1412及びポリシリコンゲート141
4を介してN+ソース領域に短絡されたPボディ(P
B)領域1408を含んでいる。MOSFETM1及び
2の共通のドレーンは、N埋め込み層(NBL)14
16及びN+シンカー領域1418とを有する。ダイオ
ードD3は、P基層とN埋め込み層1416との間の接
合部を備えており、P+領域1419及びP埋め込み層
(PBL)1420を介してグラウンドに接続されてい
る。ダイオードD4は、Pウェル1422及びN+領域
1424を含み、P+領域1426を介してグラウンド
に接続されている。
【0038】第1の金属層は、両MOSFETM1及び
2のためのソース/ボディコンタクト1428及び1
430並びにダイオードD4のためのアノード/グラウ
ンドコンタクト1432及び1434に加えてダイオー
ドD4のためのカソードコンタクト1436を形成す
る。第2の金属層は、ソース/ボディ1430(MOS
FETM2及びアノードコンタクト1436(ダイオー
ドD4))を互いに結合する入力ライン1438及び出
力ライン1440を含んでいる。
【0039】図33は、図32に示された構造の変形例
の平面図である。2つのリング状のデバイスは、デプリ
ーション型MOSFETM1及びM2を表し、互いに入り
組んだデバイスがクランプダイオードD4を表してい
る。図33に於いて、各MOSFETは、一体的なソー
ス/ボディ短絡領域及び突出するコンタクトを備えた符
号の付されていないDMOSセルのアレイを含んでい
る。セルのエッジに設けられたポリシリコンコンタクト
は、ソース/ボディとしての第1の金属層により覆われ
ている。MOSFETM1及びM2のためのドレーン接続
を表すN+領域1418は、8の字型をなしており、両
MOSFETM1及びM2の一方が、各8の字のループ内
に置かれている。より大きな同心的なリングは、深いP
+領域1419を含んでいる。入力パッド150が入力
ライン1438に接続されており、出力パッド151が
出力ライン1440に接続されている。
【0040】電流は、入力ライン1438及びソース/
ボディコンタクト1428から、N+ソース領域140
2へと、またMOSFETM1に於けるチャンネルを横
切るように、図33に示されないN埋め込み層1416
としてのドレーンに流れる。電流はさらに、MOSFE
TM1及びM2から、N埋め込み層1416を経て、さら
にチャンネル領域を経てMOSFETM2のM+領域1
410へと、またソース/ボディコンタクト1430を
経て出力ライン1440に流れる。ダイオードD4は、
互いに櫛歯状に入り組んだ、N+カソード領域1424
及び金属グラウンドコンタクト1434を複数備えたも
のとして示されている。
【0041】図33から容易に理解されるように、図3
2の断面図は、単一の直線的な断面線に沿って切ったも
のではない。実際、MOSFETの対及びダイオードD
4は、IC上に於ける層に様々な位置関係を以て配置さ
れたものであってよい。
【0042】この装置の製造は、P基層1442から開
始され、該基層内にボロンが注入され、P埋め込み層1
420を形成し、アンチモンまたは砒素を注入しN埋め
込み層1416を形成するようにして行われる。次にN
型エピタキシャル層1444が0.5〜6.0マイクロ
メータの厚さに成長する。N+シンカー領域1418が
注入され、数ミクロンの深さにまで打ち込まれ、好まし
くはそれによってN埋め込み層1416に隣接するよう
になる。次にP+領域1419が注入され、好ましくは
N埋め込み層1416に隣接する位置を占めるようにな
る。P+領域1419が注入され、図32に示されるよ
うなフィールド酸化領域を形成するためにシリコン局部
酸化(LOCOS)プロセスが用いられる。ゲート酸化
膜がNエピタキシャル層1444の表面に形成され、ゲ
ート酸化膜をマスクし、さらにセシウムによってドープ
することにより固定された正の酸化膜電荷を形成する。
ポリシリコン1406及び1414が形成され、N型イ
オンによってドープされる。
【0043】次に、ブランケットN型LDD注入がアク
ティブデバイス領域に於いて行われる。この注入過程
は、それに続く拡散過程により逆ドープされ、この注入
領域が変換されるため、図14には示されていない。次
にP+ボディ領域1404及び1412が注入され、打
ち込まれる。N+領域1402及び1410並びにP+
領域1404及び1412が注入され、これに続いて短
時間の打ち込み拡散(ドライブイン)を行う。
【0044】ホウ素・燐・珪素ガラス層が被着され、熱
処理によって平滑化される。コンタクトをマスクし、エ
ッチングし、第1の金属被膜(アルミニウム・銅・シリ
コン)が被着され、所定のパターンに形成され、エッチ
ングされる。これによって金属コンタクト1428、1
430、1432及び1434が、図32に示されるよ
うに形成される。
【0045】中間誘電体(ガラス)層が被着され平滑化
される。第2の金属被膜のためのビアがパターン化され
エッチングされる。第2の金属被膜(アルミニウム・銅
・シリコン)が被着され、エッチングされ、入力ライン
1438及び出力ライン1440を形成する。最後に、
図32に示されていない保護層が被着され、コンタクト
パッドにマスクが設けられ、それらが開かれる。
【0046】図32及び33に示された装置の構造及び
製造方法は、本出願人によって、1992年9月21日
に出願された米国特許第07/948、276号、19
93年3月5日に出願された米国特許第08/026、
713号、1993年3月5日に出願された米国特許第
08/026、930号、1993年3月5日に出願さ
れた米国特許第08/026、932号、1994年4
月8日に出願された米国特許第08/225、270
号、1994年4月11日に出願された米国特許第08
/226、419号(平成7年10月17日出願の日本
国特許出願)の各明細書に開示されており、詳しい内容
についてはこれらの出願を参照されたい。
【0047】図34は、図32及び33に示された装置
に於けるダイオードD3に関する構造の変形例を示して
いる。Pウェル160がデバイスの表面に形成され、接
地されている金属端子161に接続される。N埋め込み
層が左方向に延出し、それによってダイオードD3の面
積をかなり増大させている。接合部の端縁部に於ける追
加のPウェルの使用により、MOSFETM1のブレー
クダウン電圧を増大させることができる。MOSFET
1のゲート酸化膜が、MOSFETM1をデプリーショ
ン型とするために、例えばセシウムの注入によって正の
電荷を有するものとして示されている。
【0048】図35は、本発明に基づくESD保護装置
の電圧特性に対するグラウンドへの電流を実験的に求め
た結果を示している。テストされた装置に於いては、ダ
イオードD4のブレークダウン電圧は30Vであって、
これは通常のレベルよりもやや高い。
【0049】図36は、本発明に基づくESD装置の別
の実施例を示す。図6に示されたものと対応するものに
は同様の符号を付したが、デプリーション型MOSFE
TM2のゲート端子は、そのソース端子に接続されてい
る代わりに接地されている。MOSFETM2は、ソー
スフォロワとして機能し、そのソースの電圧がゲート電
圧(接地電圧)よりもVP高いレベルに達したときにピ
ンチオフが起きる。この時点に於いて、MOSFETM
2が遮断され、VOUTはVPを越えることができない。VP
がBVD4よりも低ければ、VOUTは、BVD4ではなくVP
にクランプされ、ダイオードD4を省略することができ
る。しかしながら、実際にはバックアップとしてダイオ
ードD4を用いるのが好ましい。
【0050】図37は、図36に示された実施例の変形
例を示している。図37に示された変形例に於いては、
MOSFETM2のゲートが内部電源電圧VCCに接続さ
れている。VOUTの値が低い場合、MOSFETM2はソ
ースフォロワとして機能し、VOUTがVCC+VPに達する
までピンチオフが起きない。MOSFETM2の通常の
導通時の抵抗値が、図6及び36に示された回路に於け
る場合よりも相当低い。負荷が静電容量CLを含むとす
ると、負荷コンデンサCLを充電するための時間が大幅
に低減される。入力電圧VINは、MOSFETM2のゲ
ートをVCCにバイアスしたことによるエンハンスメント
のために、MOSFETの閾電圧値に関わらず、確実に
内部電源線の電圧レベルに達することができる。ダイオ
ードD4のブレークダウン電圧がVCCよりも高い場合に
は、MOSFETのゲート、ソース電圧VDSが、ロード
ダンプ状態に於いて負となる。その場合、入力電流は、
図6に示された回路に於ける場合よりも小さくなる。ダ
イオードD4のブレークダウン電圧がVCC+VPよりも高
い場合には、入力電流は事実上0にまで低減される。
【0051】図38は、MOSFETM1を省略した第
2の別の実施例を示す。ESD保護回路190は、上記
したように、MOSFETM2′を定電流源として用い
ることにより正の電圧スパイクに対する保護作用を発揮
する。この実施例の等価回路は、図7、11、14及び
17に示されたものと同様であるが、但し抵抗体RM1
いはダイオードD1が省略されている。負の方向の過渡
応答に対しては、この実施例はダイオードD3の順方向
バイアスに依存しているが、MOSFETM1が用いら
れていないことにより、この場合に於いては電流が制限
されない。ESD保護回路190は、自動車に於けるバ
ッテリの逆接続によって引き起こされるような負の入力
電圧などのようなかなりの持続時間を有する負の過渡入
力に対する保護作用を発揮しない。
【0052】上記に於いては、信号入力ラインに発生す
る正または負の電圧スパイクに注意が向けられている。
図39は、図6のESD装置と同様なESD装置である
が、但しダイオードD5が出力34と供給電圧VCCとの
間に接続されている点に於いて異なっている。この構造
によって、VCCと信号入力端子との間に発生する電圧ス
パイクに対して有効であるが、電源電圧VCCが失われた
場合にダイオードD5が順方向にバイアスされる欠点が
あるが、この場合VINは、隣接するICデバイスに対し
て電源を供給しようとする。
【0053】電源ラインに於ける電圧スパイクに対する
より良い解決策が図40に示されており、この場合信号
入力端子がESD保護回路30を含み、電源ラインVCC
がESD保護回路190を介してバッテリまたは他の電
源に接続されている。さらに、CMOS入力バッファ2
00も示されているが、これはPMOSトランジスタ2
01とNMOSトランジスタ202とを有し、入力信号
をICデバイス内のロジック回路に供給する。この構造
により、電源、グラウンド及び信号入力間に発生するあ
らゆる電源スパイクの組み合わせに対して保護作用を提
供する。この構造によれば、PMOSトランジスタ20
1のゲート酸化膜に発生する最大電圧をBVD4に制限す
ることができる。
【0054】本発明に基づく回路は、入力端子の保護ば
かりでなく、出力端子や、入力及び出力端子の組み合わ
せに対しても適用することができる。図41は、図6の
回路が入出力(I/O)端子220に接続されている状
態を示している。イネーブル端子222に制御された3
状態(ハイ、ローまたは浮動状態)バッファ221は、
IO端子220が、入力或いは出力モードのいずれとな
るかを制御する。図41に示された保護回路の動作は、
図6について示したものと同様である。さらに、上記し
た変形例は、全て図41に示された回路に適用すること
ができる。
【0055】図41に示されたMOSFETM1及びM2
が、抵抗R1の値によって設定された電流を取り扱うべ
く、それらのサイズが定められている場合、保護回路
は、短絡状態に於いて電流を制限する機能をも発揮する
ことができる。ロードダンプの場合と同様に、回路の動
的性能は、単純な抵抗短絡保護回路に比べて優れてい
る。この回路はまた、内部電源よりも高い供給電源への
短絡によって引き起こされるような過大な電流に対して
出力ドライバーを保護するためにも利用することができ
る。
【0056】さらに、ESDスパイクに対する保護作用
を得るために追加の入力クランプを用いることができ
る。例えば、図42に示されるように、ダイオードD5
及びD6は、入力端子32とグラウンドとの間に互いに
逆向きに接続されている。この構成に於いては、ESD
に対する保護作用及びロードダンプに対する保護作用を
それぞれ別個に設計することができる。これは、通常動
作及びロードダンプに於ける回路の挙動を最適化する上
での自由度を与えるものである。例えば、特定のロード
ダンプ電流について設計することが可能となる。
【0057】ダイオードD5、D6のそれぞれのブレーク
ダウン電圧は、ダイオードD1及びD3のブレークダウン
電圧よりも高くあってはならない。VINがダイオードD
5及びD6のブレークダウン電圧よりも低い場合、回路は
上記したように作動する。VINがダイオードD5または
6のブレークダウン電圧を超えた場合、これらのダイ
オードを介してグラウンドに至る低抵抗の回路を形成
し、VINを、ダイオードD5及びD6の直列抵抗によって
定められる値に制限する。VINがダイオードD2及びD3
のブレークダウン電圧以下である場合(VIN>0とし
て)、MOSFETM1の電流はMOSFETM1の飽和
電流となる。VINが、ダイオードD1のブレークダウン
電圧を下回る負の電圧である場合、MOSFETM1
電流は、MOSFETM2の飽和電流+ダイオードD3
導通状態の抵抗値によって定められる電流となる。
【0058】ダイオードD2及びD6のブレークダウン電
圧が等しくて、ESD電圧が正である場合、ダイオード
1は順方向にバイアスされ、ダイオードD2に加わる逆
方向電圧は、ダイオードD4のブレークダウン電圧分だ
け低減される。雪崩ブレークダウンの指数関数的電圧依
存性のために、ダイオードD2に於ける電流密度は、ダ
イオードD5及びD6に於ける場合よりもかなり小さくな
る。ダイオードD1及びD5のブレークダウン電圧が等し
く、ESD電圧が負である場合、MOSFETM1に流
れ込む電流は、面積比及び回路に存在する寄生的抵抗値
によって制限される。抵抗体R2を追加することによ
り、電流の分布を制御するのを助けることができる。い
ずれにせよ、多くのESD電流は、MOSFETM1
びM2をバイパスしてダイオードD5及びD6を流れる。
【0059】図43は、1つのチップとして構成された
ダイオードD5及びD6の断面図を示している。Pボディ
領域240及び241として示されたダイオードD5
びD6のアノードは、Pボディ領域140、141、1
42及び143として図32に示されるようなMOSF
ETM1及びM2のドレーン−ボディダイオードと同一の
拡散プロセスによって形成することができる。これによ
り、ダイオードD1、D2、D5及びD6のそれぞれのブレ
ークダウン電圧を適切にマッチングさせることができ
る。ダイオードD3は実際のデバイスである必要はな
い。代わりに、その機能を、MOSFETM1及びM2
寄生ドレーン−基層ダイオードによって置き換えること
もできる。
【0060】以上本発明の具体的な実施例について説明
したが、当業者であればさまざまな変形実施例に思い至
ることができ、それらも本発明の広い概念に含まれるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来形式のESD保護回路を示す回路図。
【図2】保護回路の入力電圧の関数としての出力電圧の
変化を示すグラフ。
【図3】ESDパルス及びロードダンプが存在する場合
に、図1に示された保護回路に於ける入力電圧の変化を
示すグラフ。
【図4】ESDパルス及びロードダンプが存在する場合
に、図1に示された保護回路に於ける出力電圧の変化を
示すグラフ。
【図5】ESDパルス及びロードダンプが存在する場合
に、図1に示された保護回路に於けるダイオード温度の
変化を示すグラフ。
【図6】本発明に基づくESD保護回路の好適実施例を
示す回路図。
【図7】入力電圧が約0.7V以下である場合に於け
る、図6に示された回路の等価回路を示す回路図。
【図8】入力電圧が約0.7V以下である場合に於け
る、図6に示された回路に於ける入力電圧の関数として
の出力電圧の変化を示すグラフ。
【図9】入力電圧が約0.7V以下である場合に於け
る、図6に示された回路に於ける入力電圧の関数として
のグラウンドへの電流の変化を示すグラフ。
【図10】入力及び出力端子間の電圧差の関数として、
図6に示された回路の入力端子から出力端子への電流の
変化を示すグラフ。
【図11】ブレークダウンがダイオードの一方に於いて
発生し、MOSFETの一方が飽和したときの図6の回
路の等価回路を示す回路図。
【図12】ブレークダウンがダイオードの一方に於いて
発生し、MOSFETの一方が飽和したときの図6の回
路に於ける入力電圧の関数としての出力電圧の電流の変
化を示すグラフ。
【図13】ブレークダウンがダイオードの一方に於いて
発生し、MOSFETの一方が飽和したときの図6の回
路に於ける入力電圧の関数としてのグラウンドへの電流
の変化を示すグラフ。
【図14】ブレークダウンが他方のダイオードに発生し
たときの図6の回路の等価回路を示す回路図。
【図15】ブレークダウンが他方のダイオードに発生し
たときの図6の回路に於ける入力電圧の関数としての出
力電圧の変化を示すグラフ。
【図16】ブレークダウンが他方のダイオードに発生し
たときの図6の回路に於ける入力電圧の関数としてのグ
ラウンドへの電流の変化を示すグラフ。
【図17】逆並列ダイオードの一方にブレークダウンが
発生した後の図6の回路の等価回路を示す回路図。
【図18】逆並列ダイオードの一方にブレークダウンが
発生した後の図6の回路に於ける入力電圧の関数として
の出力電圧の変化を示すグラフ。
【図19】逆並列ダイオードの一方にブレークダウンが
発生した後の図6の回路に於ける入力電圧の関数として
のグラウンドへの電流の変化を示すグラフ。
【図20】デプリーション型MOSFETのいずれかが
飽和する前であって、負の入力パルスが存在する場合の
図6の回路の等価回路を示す回路図。
【図21】デプリーション型MOSFETのいずれかが
飽和する前であって、負の入力パルスが存在する場合の
図6の回路に於ける入力電圧の関数としての出力電圧の
変化を示すグラフ。
【図22】デプリーション型MOSFETのいずれかが
飽和する前であって、負の入力パルスが存在する場合の
図6の回路に於ける入力電圧の関数としてのグラウンド
への電流の変化を示すグラフ。
【図23】デプリーション型MOSFETのいずれかが
飽和する後であって、負の入力パルスが存在する場合の
図6の回路の等価回路を示す回路図。
【図24】デプリーション型MOSFETのいずれかが
飽和する後であって、負の入力パルスが存在する場合の
図6の回路に於ける入力電圧の関数としての出力電圧の
変化を示すグラフ。
【図25】デプリーション型MOSFETのいずれかが
飽和する後であって、負の入力パルスが存在する場合の
図6の回路に於ける入力電圧の関数としてのグラウンド
への電流の変化を示すグラフ。
【図26】両デプリーション型MOSFETの一方に於
ける逆並列ダイオードがブレークダウンした後であっ
て、負の入力パルスが存在する場合の図6の回路の等価
回路を示す回路図。
【図27】両デプリーション型MOSFETの一方に於
ける逆並列ダイオードがブレークダウンした後であっ
て、負の入力パルスが存在する場合の図6の回路に於け
る入力電圧の関数としての出力電圧の変化を示すグラ
フ。
【図28】両デプリーション型MOSFETの一方に於
ける逆並列ダイオードがブレークダウンした後であっ
て、負の入力パルスが存在する場合の図6の回路に於け
る入力電圧の関数としてのグラウンドへの電流の変化を
示すグラフ。
【図29】図6に示された回路の全体的な伝達特性を示
すものであって、入力電圧の関数としての出力電圧の変
化を示すグラフ。
【図30】図6に示された回路の全体的な伝達特性を示
すものであって、入力電圧の関数としてのグラウンドへ
の電流の変化を示すグラフ。
【図31】図30に示された曲線の幾つかの点に於ける
代表的な値を示すグラフ。
【図32】図6に示されたESD保護回路を構成する集
積回路を示す断面図。
【図33】図32に示された実施例の変形実施例を示す
平面図である。
【図34】両MOSFETの一方のブレークダウン電圧
を増大させるように変形された図32に示されたICの
一部を示す断面図。
【図35】本発明に基づくESD装置の測定された電流
−電圧伝達特性の実測値を示すグラフ。
【図36】両デプリーション型MOSFETの一方のゲ
ートが接地された場合の本発明に基づくさらに別の実施
例。
【図37】図36に示された実施例の変形実施例を示す
回路図。
【図38】両デプリーション型MOSFETの一方が省
略された本発明に基づく第2の変形実施例を示す回路
図。
【図39】ダイオードが出力端子と電源供給端子との間
に接続された本発明に基づくさらに別の変形実施例を示
す回路図。
【図40】図6のESD保護回路が入力ピンに接続さ
れ、図38のESD保護回路が電源供給ピンに接続され
たICデバイスを示す回路図。
【図41】入出力端子に用いられる本発明に基づく好適
実施例を示す回路図。
【図42】別個のESD保護回路と組み合わせて用いら
れる本発明に基づく実施例を示す回路図。
【図43】図42に示された別個のESD保護回路を実
現するための集積回路の断面図。
【符号の説明】
10 ライン 30 装置 32 入力端子 34 出力端子 160 Pウェル 161 金属端子 190 保護回路 200 CMOS入力バッファ 201 PMOSトランジスタ 202 NMOSトランジスタ 220 入出力端子 221 3状態バッファ 222 イネーブル端子 240、241 Pボディ(PB)領域 1400 Pボディ(PB)領域 1402 N+ソース領域 1404 +Pコンタクト領域 1406 ポリシリコンゲート 1408 Pボディ(PB)領域 1416 N埋め込み層 1418 N+シンカー領域 1419 P+領域 1420 P埋め込み層(PBL) 1422 Pウェル 1424 N+領域 1428、1430 ソース/ボディコンタクト 1432、1434 アノード/グラウンドコンタクト 1436 カソードコンタクト 1438 入力ライン 1440 出力ライン 1442 P基層 1444 N型エピタキシャル層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター・ヒレ ドイツ国ダームシュタット デー− 64293・リービッグシュトラーセ #35 (72)発明者 ロバート・ジー・ラサール アメリカ合衆国カリフォルニア州 95054・スコッツバリー・サンセットテ ラス 25 (56)参考文献 特開 平5−48021(JP,A) 特開 昭51−60468(JP,A) 特開 昭54−116887(JP,A) 特開 平6−232350(JP,A) 特開 平5−36907(JP,A) 特開 昭60−89960(JP,A) 特開 平3−60066(JP,A) 特開 平6−177330(JP,A) 特公 昭51−39513(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/06

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ESD保護回路であって、 入力端子と、出力端子と、前記入力端子及び前記出力端
    子間に直列接続された2つのデプリーション型MOSF
    ETとを有し、 前記両MOSFETのソース、ボディ及びゲートが互い
    に短絡されており、かつこれら両MOSFETのドレー
    ンが互いに接続されており、さらに該回路が、前記ドレ
    ーンに接続されたカソードと、グラウンドに接続された
    アノードとを有する第1のダイオードと、前記出力端子
    に接続されたカソードと、グラウンドに接続されたアノ
    ードとを有する第2のダイオードとをさらに有すること
    を特徴とする回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のダイオードのブレークダウ
    ン電圧が、前記第2のダイオードのブレークダウン電圧
    よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のブレークダウン電圧が約7
    0Vであることを特徴とする請求項1に記載の回路。
  4. 【請求項4】 前記第2のダイオードが、20〜25
    Vの範囲のブレークダウン電圧を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の回路。
  5. 【請求項5】 前記出力端子がICデバイスに接続さ
    れており、前記第2のダイオードが、前記ICデバイス
    に許容された最大信号入力電圧よりも高いブレークダウ
    ン電圧を有することを特徴とする請求項1に記載の回
    路。
  6. 【請求項6】 前記出力端子が、ロジックMOSFE
    Tを含むICデバイスに接続されており、前記第2のダ
    イオードが、前記ロジックMOSFETのゲート酸化膜
    破壊電圧の50%にほぼ等しいブレークダウン電圧を有
    することを特徴とする請求項1に記載の回路。
  7. 【請求項7】 前記デプリーション型MOSFETが
    二重拡散されていることを特徴とする請求項1に記載の
    回路。
  8. 【請求項8】 前記MOSFETのそれぞれが、20
    〜2000Ωの抵抗値を有することを特徴とする請求項
    1に記載の回路。
  9. 【請求項9】 前記両デプリーション型MOSFET
    の一方のソース/ボディ端子と出力端子との間に直列接
    続された抵抗体をさらに有することを特徴とする請求項
    1に記載の回路。
  10. 【請求項10】 前記直列抵抗体が、20〜2000
    Ωの範囲の抵抗値を有することを特徴とする請求項9に
    記載の回路。
  11. 【請求項11】 前記回路がICに含まれていること
    を特徴とする請求項1に記載の回路。
  12. 【請求項12】 前記回路が、P型基層に成長したN
    型エピタキシャル層上に接合部分離法(junctio
    n isolated process)を用いて形成
    されたICに含まれていることを特徴とする請求項1に
    記載の回路。
  13. 【請求項13】 集積回路デバイスに含まれる集積回
    路の入力を、比較的持続時間の短いESDパルス及び比
    較的持続時間の長い過渡的電圧に対して保護するための
    方法であって、 グラウンドと前記入力との間にダイオードを接続する過
    程と、 前記集積回路の前記入力と前記集積回路デバイスの入力
    ピンとの間に、ドレインを共通とする2つのデプリーシ
    ョン型MOSFETを接続する過程とを有し、 前記2つのデプリーション型MOSFETが、前記比較
    的持続時間の長い過渡電圧がグランド電位よりも高い若
    しくは低い間に前記ダイオードを流れる電流を制限する
    ことにより前記ダイオードが過熱しないようにすること
    を特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 前記2つのデプリーション型MOS
    FETの各々が、二重拡散型MOSFETからなること
    を特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記2つのデプリーション型MOS
    FETの各々が、N型チャンネル二重拡散デバイスから
    なることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記両MOSFETのゲート酸化膜
    がセシウムを含むことにより、前記ゲート酸化膜に一定
    の正の電荷を形成し、前記MOSFETの半導体表面に
    負の電荷を誘起することを特徴とする請求項15に記載
    の方法。
  17. 【請求項17】 前記ダイオードの前記カソードが前
    記入力に接続され、前記ダイオードのアノードがグラウ
    ンドに接続されており、前記ダイオードがブレークダウ
    ンに至る動作を行うことにより、前記入力に於ける電圧
    をクランプすることを特徴とする請求項13に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 前記ダイオードが約16Vに於いて
    ブレークダウンすることを特徴とする請求項17に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 前記ダイオードが約9Vにてブレー
    クダウンすることを特徴とする請求項17に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 さらに、第2のダイオードを、グラ
    ウンドと前記両MOSFETの共通接続されたドレーン
    のノードとの間に接続する過程を有し、前記第2のダイ
    オードの前記アノードがグラウンドに接続され、前記第
    2のダイオードのカソードが前記した共通ドレーンノー
    ドに接続され、前記第2のダイオードが、前記両MOS
    FETのそれぞれのブレークダウン電圧に近いブレーク
    ダウン電圧を有することを特徴とする請求項14に記載
    の方法。
  21. 【請求項21】 前記第2のダイオードが約70Vの
    ブレークダウン電圧を有することを特徴とする請求項2
    0に記載の方法。
  22. 【請求項22】 ESD保護回路であって、該回路に
    於ける入力と出力との間にあって、ドレーン同士を共通
    接続するように直列接続された2つのデプリーション型
    NチャンネルMOSFETを有し、前記両MOSFET
    の一方が互いに短絡接続されたゲート、ボディ及びソー
    スを有し、前記両MOSFETの他方が互いに短絡接続
    されたボディ及びソースを有し、かつグラウンドに接続
    されたゲートを有し、前記両MOSFETの共通接続さ
    れたドレーンのノードが、前記両MOSFETのそれぞ
    れのブレークダウン電圧に概ね等しいブレークダウン電
    圧を有する第1のダイオードを介してグラウンドに接続
    されており、前記両MOSFETの一方のソースが、直
    列抵抗体を介して、前記出力及び第2のダイオードのカ
    ソードに接続されており、前記第2のダイオードのアノ
    ードがグラウンドに接続されていることを特徴とする回
    路。
  23. 【請求項23】 ESD保護回路であって、該回路に
    於ける入力と出力との間にあって、ドレーン同士を共通
    接続するように直列接続された2つのデプリーション型
    NチャンネルMOSFETを有し、前記両MOSFET
    のそれぞれが互いに短絡接続されたゲート、ボディ及び
    ソースを有し、前記両MOSFETの共通接続されたド
    レーンのノードが、前記両MOSFETのそれぞれのブ
    レークダウン電圧に概ね等しいブレークダウン電圧を有
    する第1のダイオードを介してグラウンドに接続されて
    おり、前記両MOSFETの一方のソースが、直列抵抗
    体を介して、前記出力及び第2のダイオードのアノード
    に接続されており、前記第2のダイオードのカソードが
    グラウンドに接続されており、前記回路の出力が第3の
    ダイオードのアノードに接続され、該第3のダイオード
    のカソードが電源電圧に接続されていることを特徴とす
    る回路。
  24. 【請求項24】 2つのESD保護回路を備えたES
    D保護装置であって、 前記ESD保護回路のそれぞれが、 各ESD保護回路に於ける入力と出力との間にあって、
    ドレーン同士を共通接続するように直列接続された2つ
    のデプリーション型NチャンネルMOSFETを有し、
    前記両MOSFETが互いに短絡接続されたゲート、ボ
    ディ及びソースを有し、前記両MOSFETの共通接続
    されたドレーンのノードが、前記両MOSFETのそれ
    ぞれのブレークダウン電圧に概ね等しいブレークダウン
    電圧を有する第1のダイオードを介してグラウンドに接
    続されており、前記両MOSFETの一方のソースが、
    直列抵抗体を介して、前記出力及び第2のダイオードの
    カソードに接続されており、前記第2のダイオードのア
    ノードがグラウンドに接続されているESD保護回路に
    接続されており、 前記両ESD保護回路の一方が、ICデバイスの入力ピ
    ンに接続されており、前記両ESD保護回路の他方が、
    前記ICデバイスのための電源供給ピンに接続されてい
    ることを特徴とする装置。
  25. 【請求項25】 2つのESD保護回路を備えたES
    D保護装置であって、 前記ESD保護回路の一方が ESD保護回路に於ける入力と出力との間にあって、
    ドレーン同士を共通接続するように直列接続された2つ
    のデプリーション型NチャンネルMOSFETを有し、
    前記両MOSFETの一方が互いに短絡接続されたゲー
    ト、ボディ及びソースを有し、前記両MOSFETの他
    方が互いに短絡接続されたボディ及びソースを有し、か
    つグラウンドに接続されたゲートを有し、前記両MOS
    FETの共通接続されたドレーンのノードが、前記両M
    OSFETのそれぞれのブレークダウン電圧に概ね等し
    いブレークダウン電圧を有する第1のダイオードを介し
    てグラウンドに接続されており、前記両MOSFETの
    一方のソースが、直列抵抗体を介して、前記出力及び第
    2のダイオードのカソードに接続されており、前記第2
    のダイオードのアノードがグラウンドに接続されている
    ものからなり、かつICデバイスの入力ピンに接続され
    ており、 前記ESD保護回路の他方が、 該ESD保護回路に於ける入力と出力との間にあって、
    直列接続された第3のデプリーション型NチャンネルM
    OSFETを有し、該MOSFETが互いに短絡接続さ
    れたゲート、ボディ及びソースを有し、前記第3のMO
    SFETのドレーンが、該MOSFETのブレークダウ
    ン電圧に概ね等しいブレークダウン電圧を有する第3の
    ダイオードを介してグラウンドに接続されており、前記
    第3のMOSFETのソースが、前記出力及び第4のダ
    イオードのカソードに接続されており、前記第4のダイ
    オードのアノードがグラウンドに接続されているものか
    らなり、かつ前記ICデバイスのための電源供給ピンに
    接続されていることを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】 前記第1のダイオードがN型埋め込
    み層及び前記P型基層間の接合部を含むことを特徴とす
    る請求項12に記載の回路。
  27. 【請求項27】 前記第1のダイオードの面積を増大
    させるために、前記N型埋め込み層上に配置された接地
    P型ウェルを有することを特徴とする請求項26に記載
    の回路。
  28. 【請求項28】 前記MOSFETの両者が、前記N
    型エピタキシャル層のタブ(tub)内に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の回路。
  29. 【請求項29】 前記MOSFETが、前記N型エピ
    タキシャル層の表面と前記N型埋め込み層との間に延在
    する拡散N型半導体材料によって分離されかつ包囲され
    ていることを特徴とする請求項28に記載の回路。
  30. 【請求項30】 前記第2のダイオードが概ね互いに
    2本の櫛の歯のように組み合わされていることを特徴と
    する請求項26に記載の回路。
  31. 【請求項31】 前記MOSFETが並列セルとして
    形成されていることを特徴とする請求項26に記載の回
    路。
  32. 【請求項32】 前記P型ウェルが、前記第1のダイ
    オードのブレークダウン電圧を増大させるために用いら
    れていることを特徴とする請求項27に記載の回路。
JP7297817A 1994-10-19 1995-10-19 集積回路のための静電放電保護回路、静電放電保護装置、及び静電放電に対して保護するための方法 Expired - Fee Related JP3009614B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/326,172 US5545909A (en) 1994-10-19 1994-10-19 Electrostatic discharge protection device for integrated circuit
US08/326,172 1994-10-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08227976A JPH08227976A (ja) 1996-09-03
JP3009614B2 true JP3009614B2 (ja) 2000-02-14

Family

ID=23271097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7297817A Expired - Fee Related JP3009614B2 (ja) 1994-10-19 1995-10-19 集積回路のための静電放電保護回路、静電放電保護装置、及び静電放電に対して保護するための方法

Country Status (5)

Country Link
US (4) US5545909A (ja)
EP (1) EP0708516B1 (ja)
JP (1) JP3009614B2 (ja)
DE (1) DE69504451T2 (ja)
HK (1) HK1015190A1 (ja)

Families Citing this family (109)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2874583B2 (ja) * 1995-02-10 1999-03-24 日本電気株式会社 半導体装置の入力保護回路
JPH09115999A (ja) * 1995-10-23 1997-05-02 Denso Corp 半導体集積回路装置
US5744840A (en) * 1995-11-20 1998-04-28 Ng; Kwok Kwok Electrostatic protection devices for protecting semiconductor integrated circuitry
US6218882B1 (en) * 1995-12-23 2001-04-17 Nec Corporation Diode circuit for clamping the signals on a transmission line to a predetermined potential
US5644167A (en) * 1996-03-01 1997-07-01 National Semiconductor Corporation Integrated circuit package assemblies including an electrostatic discharge interposer
JP3245042B2 (ja) * 1996-03-11 2002-01-07 沖電気工業株式会社 同調発振回路
US5674761A (en) * 1996-05-02 1997-10-07 Etron Technology, Inc. Method of making ESD protection device structure for low supply voltage applications
US5811338A (en) * 1996-08-09 1998-09-22 Micron Technology, Inc. Method of making an asymmetric transistor
US5808342A (en) * 1996-09-26 1998-09-15 Texas Instruments Incorporated Bipolar SCR triggering for ESD protection of high speed bipolar/BiCMOS circuits
US6025746A (en) * 1996-12-23 2000-02-15 Stmicroelectronics, Inc. ESD protection circuits
US6218704B1 (en) * 1997-05-07 2001-04-17 International Business Machines Corporation ESD protection structure and method
US6191633B1 (en) * 1997-09-12 2001-02-20 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit with protection circuit against electrostatic discharge
US6066971A (en) * 1997-10-02 2000-05-23 Motorola, Inc. Integrated circuit having buffering circuitry with slew rate control
KR100236487B1 (ko) * 1997-10-22 2000-01-15 윤종용 정전기 방전 불량을 방지하기 위한 분할형 칩 흡착수단을구비하는 칩 접착 장치
US5910673A (en) * 1997-12-04 1999-06-08 Sharp Microelectronics Technology, Inc. Locos MOS device for ESD protection
US6060752A (en) * 1997-12-31 2000-05-09 Siliconix, Incorporated Electrostatic discharge protection circuit
DE69739267D1 (de) * 1997-12-31 2009-04-02 St Microelectronics Srl Methode und Schaltung zur Verbesserung der Eigenschaften eines ESD-Schutzes für integrierte Halbleiterschaltungen
KR19990074584A (ko) * 1998-03-12 1999-10-05 김영환 정전방전 보호 회로를 갖는 반도체 소자
US6038116A (en) * 1998-05-08 2000-03-14 Cirrus Logic, Inc. High voltage input pad system
US6037636A (en) * 1998-05-19 2000-03-14 National Semiconductor Corporation Electrostatic discharge protection circuit and method
KR100307554B1 (ko) * 1998-06-30 2001-11-15 박종섭 Esd 소자를 구비하는 반도체장치
US6211001B1 (en) * 1998-07-24 2001-04-03 Sharp Laboratories Of America, Inc. Electrostatic discharge protection for salicided devices and method of making same
US6844600B2 (en) 1998-09-03 2005-01-18 Micron Technology, Inc. ESD/EOS protection structure for integrated circuit devices
KR100532367B1 (ko) * 1998-09-16 2006-01-27 페어차일드코리아반도체 주식회사 보호 다이오드를 내재한 수평형 확산 모스 트랜지스터 및 그 제조방법
KR100505619B1 (ko) * 1998-09-29 2005-09-26 삼성전자주식회사 반도체소자의정전하방전회로,그구조체및그구조체의제조방법
US6936531B2 (en) 1998-12-21 2005-08-30 Megic Corporation Process of fabricating a chip structure
US6965165B2 (en) 1998-12-21 2005-11-15 Mou-Shiung Lin Top layers of metal for high performance IC's
US6169001B1 (en) 1999-02-12 2001-01-02 Vanguard International Semiconductor Corporation CMOS device with deep current path for ESD protection
JP4995364B2 (ja) * 1999-03-25 2012-08-08 セイコーインスツル株式会社 半導体集積回路装置
US6265756B1 (en) * 1999-04-19 2001-07-24 Triquint Semiconductor, Inc. Electrostatic discharge protection device
US6347026B1 (en) 1999-05-26 2002-02-12 Lsi Logic Corporation Input and power protection circuit implemented in a complementary metal oxide semiconductor process using salicides
US6140682A (en) * 1999-07-09 2000-10-31 Macronix International Co., Ltd. Self protected stacked NMOS with non-silicided region to protect mixed-voltage I/O pad from ESD damage
US6396673B1 (en) 1999-10-08 2002-05-28 Marconi Communications, Inc. Reduced-loss, high-frequency signal transmission system utilizing an over-voltage and over-current protection device
US6218226B1 (en) * 2000-01-21 2001-04-17 Vanguard International Semiconductor Corporation Method of forming an ESD protection device
US6624998B2 (en) 2000-01-24 2003-09-23 Medtronic, Inc. Electrostatic discharge protection scheme in low potential drop environments
JP3675303B2 (ja) * 2000-05-31 2005-07-27 セイコーエプソン株式会社 静電気保護回路が内蔵された半導体装置及びその製造方法
DE10027397A1 (de) * 2000-06-02 2001-12-13 Graffinity Pharm Design Gmbh Oberfläche zur Immobilisierung von Liganden
US7271489B2 (en) * 2003-10-15 2007-09-18 Megica Corporation Post passivation interconnection schemes on top of the IC chips
US6835985B2 (en) * 2000-12-07 2004-12-28 Chartered Semiconductor Manufacturing Ltd. ESD protection structure
KR100369361B1 (ko) * 2001-03-30 2003-01-30 주식회사 하이닉스반도체 실리사이드 정전방전보호 트랜지스터를 갖는 집적회로
JP5172056B2 (ja) * 2001-06-04 2013-03-27 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置
US6576506B2 (en) * 2001-06-29 2003-06-10 Agere Systems Inc. Electrostatic discharge protection in double diffused MOS transistors
US6683344B2 (en) * 2001-09-07 2004-01-27 Ixys Corporation Rugged and fast power MOSFET and IGBT
US7932603B2 (en) 2001-12-13 2011-04-26 Megica Corporation Chip structure and process for forming the same
US6717219B1 (en) * 2002-04-12 2004-04-06 National Semiconductor Corporation High holding voltage ESD protection structure for BiCMOS technology
US6704180B2 (en) 2002-04-25 2004-03-09 Medtronic, Inc. Low input capacitance electrostatic discharge protection circuit utilizing feedback
US6729886B2 (en) 2002-06-11 2004-05-04 Texas Instruments Incorporated Method of fabricating a drain isolated LDMOS device
US6753575B2 (en) * 2002-06-11 2004-06-22 Texas Instruments Incorporated Tank-isolated-drain-extended power device
US6770935B2 (en) * 2002-06-11 2004-08-03 Texas Instruments Incorporated Array of transistors with low voltage collector protection
US7825488B2 (en) 2006-05-31 2010-11-02 Advanced Analogic Technologies, Inc. Isolation structures for integrated circuits and modular methods of forming the same
US6855985B2 (en) * 2002-09-29 2005-02-15 Advanced Analogic Technologies, Inc. Modular bipolar-CMOS-DMOS analog integrated circuit & power transistor technology
CN100442513C (zh) * 2002-11-29 2008-12-10 株式会社东芝 半导体集成电路装置及使用它的电子卡
US7009820B1 (en) 2002-12-24 2006-03-07 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive comprising depletion mode MOSFETs for protecting a head from electrostatic discharge
TW591788B (en) * 2003-04-02 2004-06-11 United Radiotek Inc Protection circuit scheme for electrostatic discharge
EP1498998A1 (en) * 2003-07-16 2005-01-19 Dialog Semiconductor GmbH Protection switch with reverse voltage protection
US7193828B2 (en) * 2003-09-11 2007-03-20 Visteon Global Technologies, Inc. Video protection circuit providing short to battery protection while maintaining termination impedance
US7098509B2 (en) * 2004-01-02 2006-08-29 Semiconductor Components Industries, L.L.C. High energy ESD structure and method
US20060044725A1 (en) * 2004-08-31 2006-03-02 Cisco Technology, Inc. Monolithic solid state relay circuit for telecom wireline applications
US20060065932A1 (en) * 2004-09-30 2006-03-30 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Circuit to improve ESD performance made by fully silicided process
DE102004052868B4 (de) * 2004-11-02 2007-02-08 Infineon Technologies Ag Integrierte Schaltkreis-Anordnung und Schaltkreis-Array
JP2006245489A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Toshiba Corp 半導体装置
JP2006310790A (ja) * 2005-03-30 2006-11-09 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置
JP4944460B2 (ja) * 2005-03-30 2012-05-30 オンセミコンダクター・トレーディング・リミテッド 半導体装置
FR2884050B1 (fr) * 2005-04-01 2007-07-20 St Microelectronics Sa Circuit integre comprenant un substrat et une resistance
DE102005028919B4 (de) * 2005-06-22 2010-07-01 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Herstellen eines elektronischen Bauelementes und elektronisches Bauelement
US7583485B1 (en) 2005-07-26 2009-09-01 Vishay-Siliconix Electrostatic discharge protection circuit for integrated circuits
US9111754B2 (en) * 2005-07-26 2015-08-18 Vishay-Siliconix Floating gate structure with high electrostatic discharge performance
US7561391B2 (en) * 2005-12-20 2009-07-14 International Rectifier Corporation Input voltage sensing circuit
US7544545B2 (en) 2005-12-28 2009-06-09 Vishay-Siliconix Trench polysilicon diode
US20070167038A1 (en) * 2006-01-18 2007-07-19 Glenn Goodman Hermaphroditic socket/adapter
US7633135B2 (en) * 2007-07-22 2009-12-15 Alpha & Omega Semiconductor, Ltd. Bottom anode Schottky diode structure and method
JP2008085187A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置
JP2008085186A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置
DE102006049740A1 (de) * 2006-10-21 2008-04-24 Atmel Germany Gmbh Halbleiterbauelement
US7642600B1 (en) * 2006-12-07 2010-01-05 National Semiconductor Corporation System and method for providing a low voltage thin gate input/output structure with thick gate overvoltage/backdrive protection
TW200905860A (en) * 2007-07-31 2009-02-01 Amazing Microelectroing Corp Symmetric type bi-directional silicon control rectifier
TWI358813B (en) * 2008-04-21 2012-02-21 Vanguard Int Semiconduct Corp Trig modulation electrostatic discharge (esd) prot
US7999357B1 (en) 2008-05-12 2011-08-16 Semiconductor Components Industries, Llc Electrostatic discharge circuit using forward biased circular-arc shaped steering diodes
WO2010014281A1 (en) * 2008-07-30 2010-02-04 Maxpower Semiconductor Inc. Semiconductor on insulator devices containing permanent charge
US8134296B2 (en) * 2008-10-28 2012-03-13 Chia Chun Lee Regulating circuitry for automobile light systems
JP5595751B2 (ja) * 2009-03-11 2014-09-24 ルネサスエレクトロニクス株式会社 Esd保護素子
JP5486962B2 (ja) * 2009-04-28 2014-05-07 株式会社メガチップス 半導体集積回路
JP2011014738A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体集積回路
CN102025137B (zh) * 2009-09-21 2013-08-21 群康科技(深圳)有限公司 静电放电保护电路及具有静电放电保护电路的电子装置
JP2011077484A (ja) * 2009-10-02 2011-04-14 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置
US8045306B2 (en) * 2009-10-16 2011-10-25 Himax Technologies Limited Electrical-overstress protection circuit for an integrated circuit
JP5546991B2 (ja) * 2010-08-09 2014-07-09 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP2013073993A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Semiconductor Components Industries Llc 半導体装置
JP5749616B2 (ja) * 2011-09-27 2015-07-15 セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 半導体装置
JP2013073992A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Semiconductor Components Industries Llc 半導体装置
JP5594546B2 (ja) * 2012-03-02 2014-09-24 横河電機株式会社 入力保護回路
KR101338286B1 (ko) * 2012-04-03 2013-12-06 주식회사 하이딥 튜너블 커패시터
TWI472035B (zh) * 2012-07-30 2015-02-01 Macronix Int Co Ltd 場元件
CN103579298B (zh) * 2012-08-09 2016-04-27 旺宏电子股份有限公司 高压半导体元件的场元件
US8896061B2 (en) * 2012-09-14 2014-11-25 Macronix International Co., Ltd. Field device and method of operating high voltage semiconductor device applied with the same
US9054524B2 (en) 2012-10-19 2015-06-09 Macronix International Co., Ltd. Bi-directional bipolar junction transistor for high voltage electrostatic discharge protection
US8963253B2 (en) * 2012-10-23 2015-02-24 Macronix International Co., Ltd. Bi-directional bipolar junction transistor for high voltage electrostatic discharge protection
TWI474482B (zh) * 2012-11-15 2015-02-21 Macronix Int Co Ltd Epi製程以新式應用低壓架構用於雙向高壓esd防護之雙載子電晶體
TWI500156B (zh) * 2012-12-03 2015-09-11 Macronix Int Co Ltd 用於高電壓靜電放電防護的雙向雙極型接面電晶體
CN103855152B (zh) * 2012-12-07 2016-06-08 旺宏电子股份有限公司 用于高电压静电放电防护的双向双极型结晶体管
US9177952B2 (en) * 2013-10-15 2015-11-03 Freescale Semiconductor, Inc. ESD protection with asymmetrical bipolar-based device
CN105097795B (zh) * 2014-05-04 2018-03-16 无锡华润上华科技有限公司 具esd保护结构的半导体器件
US9748232B2 (en) * 2014-12-31 2017-08-29 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Semiconductor device structure and method for forming the same
US10978869B2 (en) * 2016-08-23 2021-04-13 Alpha And Omega Semiconductor Incorporated USB type-C load switch ESD protection
US10692854B2 (en) 2017-03-28 2020-06-23 Semtech Corporation Method and device for electrical overstress and electrostatic discharge protection
JP7202319B2 (ja) * 2018-01-25 2023-01-11 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体材料、および半導体装置
JP7130495B2 (ja) * 2018-08-29 2022-09-05 日清紡マイクロデバイス株式会社 負荷駆動回路
JP7383343B2 (ja) 2019-12-24 2023-11-20 エイブリック株式会社 静電保護回路及び半導体装置
US11411393B2 (en) 2020-10-05 2022-08-09 Littelfuse, Inc. Ultra-low clamping voltage surge protection module using depletion mode MOSFET

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2671393A (en) 1951-02-21 1954-03-09 Polaroid Corp Film-processing apparatus which employs liquid-carrying containers
US2693093A (en) 1951-12-07 1954-11-02 Herbert A Cutting Bearing assembly locking clip
US2693293A (en) 1952-12-06 1954-11-02 Alfred T Stuckart Portable book container
JPS5139513A (ja) * 1974-10-01 1976-04-02 Ishikawajima Harima Heavy Ind Kensozaisuratsujiperetaijingusochi
JPS5510144B2 (ja) * 1974-11-25 1980-03-14
JPS54116887A (en) * 1978-03-02 1979-09-11 Nec Corp Mos type semiconductor device
JPS6089960A (ja) * 1984-08-06 1985-05-20 Nec Corp 半導体集積回路装置
US4978631A (en) * 1986-07-25 1990-12-18 Siliconix Incorporated Current source with a process selectable temperature coefficient
US5060037A (en) * 1987-04-03 1991-10-22 Texas Instruments Incorporated Output buffer with enhanced electrostatic discharge protection
US4912745A (en) * 1987-05-19 1990-03-27 Gazelle Microcircuits, Inc. Logic circuit connecting input and output signal lines
EP0401410B1 (de) * 1989-06-08 1993-12-29 Siemens Aktiengesellschaft Schaltungsanordnung zum Schutz elektronischer Schaltungen vor Überspannung
JP2504838B2 (ja) * 1989-07-27 1996-06-05 日本電気アイシーマイコンシステム株式会社 半導体集積回路の入出力保護装置
US5246872A (en) * 1991-01-30 1993-09-21 National Semiconductor Corporation Electrostatic discharge protection device and a method for simultaneously forming MOS devices with both lightly doped and non lightly doped source and drain regions
JP3052462B2 (ja) * 1991-07-26 2000-06-12 日本電気株式会社 半導体集積回路装置
JPH0548021A (ja) * 1991-08-09 1993-02-26 Sumitomo Metal Ind Ltd 半導体保護回路
EP0656152A1 (en) * 1992-08-14 1995-06-07 International Business Machines Corporation Mos device having protection against electrostatic discharge
JP2958202B2 (ja) * 1992-12-01 1999-10-06 シャープ株式会社 半導体装置
JPH06232350A (ja) * 1993-02-04 1994-08-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 入力保護回路

Also Published As

Publication number Publication date
US5545909A (en) 1996-08-13
DE69504451T2 (de) 1999-03-18
DE69504451D1 (de) 1998-10-08
JPH08227976A (ja) 1996-09-03
EP0708516A1 (en) 1996-04-24
EP0708516B1 (en) 1998-09-02
US5677205A (en) 1997-10-14
HK1015190A1 (en) 1999-10-08
US5877534A (en) 1999-03-02
US5654574A (en) 1997-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3009614B2 (ja) 集積回路のための静電放電保護回路、静電放電保護装置、及び静電放電に対して保護するための方法
KR100260960B1 (ko) 상보형 금속 산화물 반도체 집적 회로용 정전방전보호
US5825600A (en) Fast turn-on silicon controlled rectifier (SCR) for electrostatic discharge (ESD) protection
EP0723706B1 (en) Electrostatic discharge protection circuit
JP3275095B2 (ja) 集積回路の過渡防護開路
US5977596A (en) Depletion controlled isolation stage
US5440162A (en) ESD protection for submicron CMOS circuits
KR0139648B1 (ko) 트리거 전압이 낮은 scr 보호장치 및 보호회로
US6479872B1 (en) Dynamic substrate-coupled electrostatic discharging protection circuit
US6306695B1 (en) Modified source side inserted anti-type diffusion ESD protection device
US4821096A (en) Excess energy protection device
JP2003517215A (ja) 改良型esdダイオード構造
US5691557A (en) Semiconductor circuit having input protective circuit
US20040207020A1 (en) CMOS silicon-control-rectifier (SCR) structure for electrostatic discharge (ESD) protection
US5412527A (en) Electrostatic discharge protection circuit
US6940131B2 (en) MOS ESD CDM clamp with integral substrate injection guardring and method for fabrication
US6108181A (en) Electrostatic discharge (ESD) circuit
US6433393B1 (en) Semiconductor protective device and method for manufacturing same
JPH07263633A (ja) 半導体装置の対静電気放電保護装置
US6657836B2 (en) Polarity reversal tolerant electrical circuit for ESD protection
JP2580571B2 (ja) 入力保護回路
KR100218148B1 (ko) 반도체 소자의 정전기 방지 회로
JPH104144A (ja) 集積回路の静電破壊防止装置
KR19980014821A (ko) 정전기 보호회로 및 정전기 보호소자
JPH08306800A (ja) 集積回路の保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees