JP3245042B2 - 同調発振回路 - Google Patents
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- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 7
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 6
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B21/00—Generation of oscillations by combining unmodulated signals of different frequencies
- H03B21/01—Generation of oscillations by combining unmodulated signals of different frequencies by beating unmodulated signals of different frequencies
- H03B21/02—Generation of oscillations by combining unmodulated signals of different frequencies by beating unmodulated signals of different frequencies by plural beating, i.e. for frequency synthesis ; Beating in combination with multiplication or division of frequency
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03C—MODULATION
- H03C3/00—Angle modulation
- H03C3/02—Details
- H03C3/09—Modifications of modulator for regulating the mean frequency
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L2207/00—Indexing scheme relating to automatic control of frequency or phase and to synchronisation
- H03L2207/12—Indirect frequency synthesis using a mixer in the phase-locked loop
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同調発振回路に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同調発振回路においては、通常、
信号入力端子(IN)と信号出力端子(OUT)との間
に、振幅制限増幅器(LIM)、位相検出器(PD)、
低域濾波器(LPF)、電圧制御発振器(VCO)およ
び逓倍器(DBL)を順次に接続している。そして、こ
のDBLの一端はOUTに接続されており、もう一端は
PDのLO入力端子に接続されている。
信号入力端子(IN)と信号出力端子(OUT)との間
に、振幅制限増幅器(LIM)、位相検出器(PD)、
低域濾波器(LPF)、電圧制御発振器(VCO)およ
び逓倍器(DBL)を順次に接続している。そして、こ
のDBLの一端はOUTに接続されており、もう一端は
PDのLO入力端子に接続されている。
【0003】ここで、INから周波数finの入力信号が
入力され、OUTからVCOの周波数fout の出力信号
が出力されている場合について簡単に説明する。入力信
号は、LIMによってその振幅変調成分が除去されて、
PDのRF入力端子に入力される。一方、VCOからの
出力信号は、DBLにも入力されて、出力信号の2倍の
周波数2fout の逓倍信号となってPDのLO端子に入
力される。PDから出力された、入力信号と逓倍信号と
の和周波成分(周波数fin+2fout )および差周波成
分(周波数fin−2fout )は、LPFへ入力される。
そして、差周波成分(周波数fin−2fout )のみがL
PFを透過して、VCOへ入力される。定常状態では、
この差周波成分は直流となる。即ち、fin−2fout =
0(Hz)となる。従って、出力信号の周波数fout は
入力信号の周波数finの1/2となる。
入力され、OUTからVCOの周波数fout の出力信号
が出力されている場合について簡単に説明する。入力信
号は、LIMによってその振幅変調成分が除去されて、
PDのRF入力端子に入力される。一方、VCOからの
出力信号は、DBLにも入力されて、出力信号の2倍の
周波数2fout の逓倍信号となってPDのLO端子に入
力される。PDから出力された、入力信号と逓倍信号と
の和周波成分(周波数fin+2fout )および差周波成
分(周波数fin−2fout )は、LPFへ入力される。
そして、差周波成分(周波数fin−2fout )のみがL
PFを透過して、VCOへ入力される。定常状態では、
この差周波成分は直流となる。即ち、fin−2fout =
0(Hz)となる。従って、出力信号の周波数fout は
入力信号の周波数finの1/2となる。
【0004】また、入力信号には振幅変調が通常かかっ
ている。入力信号から振幅変調成分を除去しないと、V
COの出力も振幅変調の影響を受けてしまう。この影響
が大きい場合には、VCOのフェーズロックが外れてし
まうこともある。このため、従来の同調発振回路におい
ては、上述したように振幅制限増幅器(LIM)によっ
て入力信号の振幅変調成分を除去している。
ている。入力信号から振幅変調成分を除去しないと、V
COの出力も振幅変調の影響を受けてしまう。この影響
が大きい場合には、VCOのフェーズロックが外れてし
まうこともある。このため、従来の同調発振回路におい
ては、上述したように振幅制限増幅器(LIM)によっ
て入力信号の振幅変調成分を除去している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
同調発振回路においては、回路の最高動作周波数が振幅
制限増幅器によって制限されてしまう。このため、例え
ば10GHz程度の高周波の入力信号を用いる場合は、
振幅制限増幅器(LIM)にも、入力信号の周波数と同
じ高い動作周波数を有する高性能のものを用いなければ
ならなかった。
同調発振回路においては、回路の最高動作周波数が振幅
制限増幅器によって制限されてしまう。このため、例え
ば10GHz程度の高周波の入力信号を用いる場合は、
振幅制限増幅器(LIM)にも、入力信号の周波数と同
じ高い動作周波数を有する高性能のものを用いなければ
ならなかった。
【0006】また、従来の同調発振回路の逓倍増幅器
(DBL)では電力の損失が生じる。例えば、10GH
z程度の入力信号の場合、DBLの出力の電力が1/1
0以下になってしまう。このため、この損失を補うため
に、DBLに入力される電圧制御発振器(VCO)の出
力信号の電力を大きくする必要があった。その結果、同
調発振回路全体で消費される電力も大きくなってしまう
という問題があった。
(DBL)では電力の損失が生じる。例えば、10GH
z程度の入力信号の場合、DBLの出力の電力が1/1
0以下になってしまう。このため、この損失を補うため
に、DBLに入力される電圧制御発振器(VCO)の出
力信号の電力を大きくする必要があった。その結果、同
調発振回路全体で消費される電力も大きくなってしまう
という問題があった。
【0007】このため、最高動作周波数の制限が緩和さ
れた同調発振回路の実現が望まれていた。
れた同調発振回路の実現が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】この出願に係る発明の出
力信号の周波数が入力信号の周波数の半分の周波数とな
る同調発振回路によれば、信号入力端子、信号出力端
子、第1位相検出器、第1濾波器、振幅制限増幅器、第
2位相検出器、第2濾波器および電圧制御発振器を具
え、第1濾波器および第2濾波器は、それぞれ帯域濾波
器または低域濾波器を以って構成され、信号入力端子は
第1位相検出器に接続されており、第1位相検出器は第
1濾波器に接続されており、第1濾波器は振幅制限増幅
器に接続されており、振幅制限増幅器は第2位相検出器
に接続されており、第2位相検出器は第2濾波器に接続
されており、第2濾波器は電圧制御発振器に接続されて
おり、電圧制御発振器は、信号出力端子、第1位相検出
器および第2位相検出器にそれぞれ接続されており、第
1濾波器は、信号入力端子から第1位相検出器に入力さ
れた信号と、電圧制御発振器から第1位相検出器に入力
された信号との和周波成分を透過せず、差周波成分を透
過する濾波特性を具え、第2濾波器は、振幅制限増幅器
から第2位相検出器に入力された信号と、電圧制御発振
器から第2位相検出器に入力された信号との和周波成分
を透過せず、差周波成分を透過する濾波特性を具えてな
ることを特徴とする。
力信号の周波数が入力信号の周波数の半分の周波数とな
る同調発振回路によれば、信号入力端子、信号出力端
子、第1位相検出器、第1濾波器、振幅制限増幅器、第
2位相検出器、第2濾波器および電圧制御発振器を具
え、第1濾波器および第2濾波器は、それぞれ帯域濾波
器または低域濾波器を以って構成され、信号入力端子は
第1位相検出器に接続されており、第1位相検出器は第
1濾波器に接続されており、第1濾波器は振幅制限増幅
器に接続されており、振幅制限増幅器は第2位相検出器
に接続されており、第2位相検出器は第2濾波器に接続
されており、第2濾波器は電圧制御発振器に接続されて
おり、電圧制御発振器は、信号出力端子、第1位相検出
器および第2位相検出器にそれぞれ接続されており、第
1濾波器は、信号入力端子から第1位相検出器に入力さ
れた信号と、電圧制御発振器から第1位相検出器に入力
された信号との和周波成分を透過せず、差周波成分を透
過する濾波特性を具え、第2濾波器は、振幅制限増幅器
から第2位相検出器に入力された信号と、電圧制御発振
器から第2位相検出器に入力された信号との和周波成分
を透過せず、差周波成分を透過する濾波特性を具えてな
ることを特徴とする。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この出願
に係る発明の同調発振回路の例について説明する。尚、
参照する図面は、この発明が理解できる程度の各構成成
分の大きさ、形状および配置関係を概略的に示してある
に過ぎない。従って、この発明は、図示例にのみ限定さ
れるものではない。
に係る発明の同調発振回路の例について説明する。尚、
参照する図面は、この発明が理解できる程度の各構成成
分の大きさ、形状および配置関係を概略的に示してある
に過ぎない。従って、この発明は、図示例にのみ限定さ
れるものではない。
【0011】(比較例)この出願にかかる発明の実施の
形態の説明に先立ち、発明の理解を容易にするため、図
3を参照して、従来の同調発振回路の一例について比較
例として説明する。図3は、比較例の同調発振回路の説
明に供するブロック回路図である。尚、図3中では、
「fin」を「fi 」、「fout 」を「fo 」と表記して
いる。
形態の説明に先立ち、発明の理解を容易にするため、図
3を参照して、従来の同調発振回路の一例について比較
例として説明する。図3は、比較例の同調発振回路の説
明に供するブロック回路図である。尚、図3中では、
「fin」を「fi 」、「fout 」を「fo 」と表記して
いる。
【0012】この比較例の同調発振回路においては、信
号入力端子(IN)30、信号出力端子(OUT)3
2、振幅制限増幅器(LIM)34、位相検出器(P
D)36、低域濾波器(LPF)38、電圧制御発振器
(VCO)40および逓倍器(DBL)42を具えてい
る。このDBL42の入力端子はOUT32に接続され
ており、DBL42の出力端子はPD36のLO入力端
子に接続されている。
号入力端子(IN)30、信号出力端子(OUT)3
2、振幅制限増幅器(LIM)34、位相検出器(P
D)36、低域濾波器(LPF)38、電圧制御発振器
(VCO)40および逓倍器(DBL)42を具えてい
る。このDBL42の入力端子はOUT32に接続され
ており、DBL42の出力端子はPD36のLO入力端
子に接続されている。
【0013】ここで、IN30から周波数finの入力信
号が入力され、OUT32からVCO40の周波数f
out の出力信号が出力されている場合の動作について説
明する。IN10から入力された入力信号は、先ず、L
IM34に入力されてその振幅変調成分が除去されてか
ら、PDのRF入力端子に入力される。一方、VCO4
0からの出力信号は、DBL42にも入力されて、出力
信号の2倍の周波数2fout の逓倍信号となってPD3
6のLO端子に入力される。そして、PD36から出力
された、入力信号と逓倍信号との和周波成分(周波数f
in+2fout )および差周波成分(周波数fin−2f
out )は、LPF38へ入力される。そして、差周波成
分(周波数fin−2fout )のみがLPF38を透過し
て、VCO40へ入力される。定常状態では、この差周
波成分は直流となる。即ち、fin−2fout =0(H
z)となる。従って、出力信号の周波数fout は入力信
号の周波数finの1/2となる。
号が入力され、OUT32からVCO40の周波数f
out の出力信号が出力されている場合の動作について説
明する。IN10から入力された入力信号は、先ず、L
IM34に入力されてその振幅変調成分が除去されてか
ら、PDのRF入力端子に入力される。一方、VCO4
0からの出力信号は、DBL42にも入力されて、出力
信号の2倍の周波数2fout の逓倍信号となってPD3
6のLO端子に入力される。そして、PD36から出力
された、入力信号と逓倍信号との和周波成分(周波数f
in+2fout )および差周波成分(周波数fin−2f
out )は、LPF38へ入力される。そして、差周波成
分(周波数fin−2fout )のみがLPF38を透過し
て、VCO40へ入力される。定常状態では、この差周
波成分は直流となる。即ち、fin−2fout =0(H
z)となる。従って、出力信号の周波数fout は入力信
号の周波数finの1/2となる。
【0014】そして、比較例の同調発振回路では、この
LIM34の動作周波数が、同調発振回路の動作周波数
の上限、即ち、同調発振回路の入力信号の最高周波数と
なっている。
LIM34の動作周波数が、同調発振回路の動作周波数
の上限、即ち、同調発振回路の入力信号の最高周波数と
なっている。
【0015】(第1の実施の形態)第1の実施の形態で
は、図1を参照して、第1の発明の同調発振回路の例に
ついて説明する。図1は、第1の実施の形態の同調発振
回路の説明に供するブロック回路図である。尚、図1中
では、「fin」を「fi 」、「fout 」を「fo 」と表
記している。
は、図1を参照して、第1の発明の同調発振回路の例に
ついて説明する。図1は、第1の実施の形態の同調発振
回路の説明に供するブロック回路図である。尚、図1中
では、「fin」を「fi 」、「fout 」を「fo 」と表
記している。
【0016】この出願に係る第1の発明の同調発振回路
によれば、信号入力端子(以下、INとも略記する)1
0、信号出力端子(以下、OUTとも略記する)12、
第1位相検出器としてのミキサ(以下、MXとも略記す
る)14、第1濾波器としての帯域濾波器(以下、BP
Fとも略記する)16、振幅制限増幅器(以下、LIM
とも略記する)18、第2位相検出器としての位相検出
器(以下、PDとも称する)20、第2濾波器としての
低域濾波器(以下、LPFとも略記する)22および電
圧制御発振器(以下、VCOとも略記する)24を具え
ている。
によれば、信号入力端子(以下、INとも略記する)1
0、信号出力端子(以下、OUTとも略記する)12、
第1位相検出器としてのミキサ(以下、MXとも略記す
る)14、第1濾波器としての帯域濾波器(以下、BP
Fとも略記する)16、振幅制限増幅器(以下、LIM
とも略記する)18、第2位相検出器としての位相検出
器(以下、PDとも称する)20、第2濾波器としての
低域濾波器(以下、LPFとも略記する)22および電
圧制御発振器(以下、VCOとも略記する)24を具え
ている。
【0017】そして、IN10はミキサ(MX)14の
RF入力端子に接続されている。また、MX14のIF
出力端子はBPF16の入力端子に接続されている。ま
た、BPF16の出力端子はLIM18の入力端子に接
続されている。また、LIM18の出力端子はPD20
の一方の入力端子に接続されている。また、PD20の
出力端子は、LPF22の入力端子に接続されている。
また、LPF22の出力端子は、VCO24の入力端子
に接続されている。またVCO24の出力端子は、OU
T12、MX14のLO入力端子およびPDのもう一方
の入力端子にそれぞれ接続されている。
RF入力端子に接続されている。また、MX14のIF
出力端子はBPF16の入力端子に接続されている。ま
た、BPF16の出力端子はLIM18の入力端子に接
続されている。また、LIM18の出力端子はPD20
の一方の入力端子に接続されている。また、PD20の
出力端子は、LPF22の入力端子に接続されている。
また、LPF22の出力端子は、VCO24の入力端子
に接続されている。またVCO24の出力端子は、OU
T12、MX14のLO入力端子およびPDのもう一方
の入力端子にそれぞれ接続されている。
【0018】次に、IN10から周波数finの入力信号
が入力され、OUT12からVCO24の周波数fout
の出力信号が出力されている場合の動作について説明す
る。尚、この入力信号には、通常、変調成分が含まれて
いる。
が入力され、OUT12からVCO24の周波数fout
の出力信号が出力されている場合の動作について説明す
る。尚、この入力信号には、通常、変調成分が含まれて
いる。
【0019】先ず、IN10から入力された入力信号
は、MX14のRF入力端子に入力される。一方、MX
14のLO入力端子には、VCO24からの出力信号
(周波数fout)が入力される。そして、MX14から
は、この入力信号と出力信号との和周波成分(周波数f
in+fout)および差周波成分(周波数fin−fout)が
出力される。
は、MX14のRF入力端子に入力される。一方、MX
14のLO入力端子には、VCO24からの出力信号
(周波数fout)が入力される。そして、MX14から
は、この入力信号と出力信号との和周波成分(周波数f
in+fout)および差周波成分(周波数fin−fout)が
出力される。
【0020】次に、この和周波成分および差周波成分
は、BPF16に入力される。そして、BPF16は、
この和周波成分を透過せず、この差周波成分を透過する
濾波特性を有している。このため、BPF16からは、
両成分のうちの差周波成分(周波数fin−fout )が出
力される。
は、BPF16に入力される。そして、BPF16は、
この和周波成分を透過せず、この差周波成分を透過する
濾波特性を有している。このため、BPF16からは、
両成分のうちの差周波成分(周波数fin−fout )が出
力される。
【0021】次に、この差周波成分は、LIM18に入
力される。そして、このLIM18から、変調成分が除
去された差周波成分が出力される。
力される。そして、このLIM18から、変調成分が除
去された差周波成分が出力される。
【0022】次に、この差周波成分は、PD20の一方
の入力端子に入力される。また、PD20のもう一方の
入力端子には、VCO24からの出力信号(周波数f
out )が入力される。そして、このPDからは、この差
周波成分(周波数fin−fout)と出力信号(周波数f
out )との和周波成分(周波数fin−fout +fout =
fin)および差周波成分(周波数fin−fout −fout
=fin−2fout )が出力される。以下、PD20から
出力される和周波成分および差周波成分を、MX14か
ら出力される和周波成分および差周波成分と区別するた
め、それぞれ第2和周波成分および第2差周波成分と称
する。
の入力端子に入力される。また、PD20のもう一方の
入力端子には、VCO24からの出力信号(周波数f
out )が入力される。そして、このPDからは、この差
周波成分(周波数fin−fout)と出力信号(周波数f
out )との和周波成分(周波数fin−fout +fout =
fin)および差周波成分(周波数fin−fout −fout
=fin−2fout )が出力される。以下、PD20から
出力される和周波成分および差周波成分を、MX14か
ら出力される和周波成分および差周波成分と区別するた
め、それぞれ第2和周波成分および第2差周波成分と称
する。
【0023】次に、第2和周波成分および第2差周波成
分は、LPF22に入力される。このLPF22は、第
2和周波成分を透過せず、第2差周波成分を透過する濾
波特性を有している。このため、LPF22から両成分
のうちの第2差周波成分が出力される。尚、このLPF
22は、直流成分も透過することができる。
分は、LPF22に入力される。このLPF22は、第
2和周波成分を透過せず、第2差周波成分を透過する濾
波特性を有している。このため、LPF22から両成分
のうちの第2差周波成分が出力される。尚、このLPF
22は、直流成分も透過することができる。
【0024】次に、この差周波成分(周波数fin−2f
0 )は、VCO24に入力される。そして、VCOは、
入力された差周波成分の電圧に応じた周波数f0 の出力
信号を出力する。
0 )は、VCO24に入力される。そして、VCOは、
入力された差周波成分の電圧に応じた周波数f0 の出力
信号を出力する。
【0025】尚、定常状態において、この差周波成分は
直流成分のみとなる。即ちfin−2f0 =0となる。そ
して、このVCO24は、この直流成分のみときの電圧
付近でロックされるように設定されている。このため、
定常状態においてOUTから出力される出力信号の周波
数fout は、入力信号の周波数の半分の周波数fin/2
となる。
直流成分のみとなる。即ちfin−2f0 =0となる。そ
して、このVCO24は、この直流成分のみときの電圧
付近でロックされるように設定されている。このため、
定常状態においてOUTから出力される出力信号の周波
数fout は、入力信号の周波数の半分の周波数fin/2
となる。
【0026】ところで、定常状態では、fout=fin/
2であるので、LIM18に入力される差周波成分の周
波数はfin−fout=fin−fin/2=fin/2とな
る。従って、LIM18に要求される最高動作周波数
は、入力信号の周波数の半分で済む。その結果、最高動
作周波数の制約を緩和することができる。従って、従来
と同じ最高動作周波数を有するLIMを用いれば、入力
信号の最高周波数を従来の2倍にすることができる。ま
た、従来と同じ周波数の入力信号を入力する場合は、入
力信号の周波数の半分の動作周波数を有するLIMを用
いれば良く、LIMの性能をより低いもので済ますこと
ができる。
2であるので、LIM18に入力される差周波成分の周
波数はfin−fout=fin−fin/2=fin/2とな
る。従って、LIM18に要求される最高動作周波数
は、入力信号の周波数の半分で済む。その結果、最高動
作周波数の制約を緩和することができる。従って、従来
と同じ最高動作周波数を有するLIMを用いれば、入力
信号の最高周波数を従来の2倍にすることができる。ま
た、従来と同じ周波数の入力信号を入力する場合は、入
力信号の周波数の半分の動作周波数を有するLIMを用
いれば良く、LIMの性能をより低いもので済ますこと
ができる。
【0027】また、この実施の形態では、逓倍器(DB
L)を使用していない。このため、逓倍器による電力の
損失も生じない。その結果、この損失を補うために、V
COの出力信号の電力を大きくする必要がない。従っ
て、同調発振回路全体で消費する電力の低減を図ること
ができる。
L)を使用していない。このため、逓倍器による電力の
損失も生じない。その結果、この損失を補うために、V
COの出力信号の電力を大きくする必要がない。従っ
て、同調発振回路全体で消費する電力の低減を図ること
ができる。
【0028】尚、LPF22とVCO24との間に電圧
増幅器を設けて、VCOへ入力される第2差周波成分の
電圧を増幅しても良い。その場合は、定常状態において
増幅された電圧値付近でVCOがロックされるようにV
COを設定すると良い。
増幅器を設けて、VCOへ入力される第2差周波成分の
電圧を増幅しても良い。その場合は、定常状態において
増幅された電圧値付近でVCOがロックされるようにV
COを設定すると良い。
【0029】(参考例) 参考例では、図2を参照して、同調発振回路の参考例に
ついて説明する。図2は、参考例の同調発振回路の説明
に供するブロック回路図である。尚、図2中では、「f
in」を「fi」、「fout」を「fo」と表記している。
ついて説明する。図2は、参考例の同調発振回路の説明
に供するブロック回路図である。尚、図2中では、「f
in」を「fi」、「fout」を「fo」と表記している。
【0030】この参考例の同調発振回路によれば、信号
入力端子(以下、INとも略記する)10、信号出力端
子(以下、OUTとも略記する)12、位相検出器とし
てのミキサ(以下、MXとも略記する)14、濾波器と
しての帯域濾波器(以下、BPFとも略記する)16お
よび振幅制限増幅器(以下、LIMとも略記する)18
を具えている。
入力端子(以下、INとも略記する)10、信号出力端
子(以下、OUTとも略記する)12、位相検出器とし
てのミキサ(以下、MXとも略記する)14、濾波器と
しての帯域濾波器(以下、BPFとも略記する)16お
よび振幅制限増幅器(以下、LIMとも略記する)18
を具えている。
【0031】そして、IN10はミキサ(MX)14の
RF入力端子に接続されている。また、MX14のIF
出力端子はBPF16の入力端子に接続されている。ま
た、BPF16の出力端子はLIM18の入力端子に接
続されている。また、LIM18の出力端子は出力端1
2およびミキサ14のLO入力端子にそれぞれ接続され
ている。
RF入力端子に接続されている。また、MX14のIF
出力端子はBPF16の入力端子に接続されている。ま
た、BPF16の出力端子はLIM18の入力端子に接
続されている。また、LIM18の出力端子は出力端1
2およびミキサ14のLO入力端子にそれぞれ接続され
ている。
【0032】次に、IN10から周波数finの入力信号
が入力され、OUT12からLIM18の周波数fout
の出力信号が出力されている場合の動作について説明す
る。尚、この入力信号には、通常、変調成分が含まれて
いる。
が入力され、OUT12からLIM18の周波数fout
の出力信号が出力されている場合の動作について説明す
る。尚、この入力信号には、通常、変調成分が含まれて
いる。
【0033】先ず、IN10から入力された入力信号
は、MX14のRF入力端子に入力される。一方、MX
14のLO入力端子には、LIM18からの出力信号
(周波数fout)が入力される。そして、MX14から
は、この入力信号と出力信号との和周波成分(周波数f
in+fout)および差周波成分(周波数fin−fout)が
出力される。
は、MX14のRF入力端子に入力される。一方、MX
14のLO入力端子には、LIM18からの出力信号
(周波数fout)が入力される。そして、MX14から
は、この入力信号と出力信号との和周波成分(周波数f
in+fout)および差周波成分(周波数fin−fout)が
出力される。
【0034】次に、この和周波成分および差周波成分
は、BPF16に入力される。このBPF16は、この
和周波成分を透過せず、この差周波成分を透過する濾波
特性を有している。このため、BPF16からは、両成
分のうちの差周波成分(周波数fin−fout )が出力さ
れる。
は、BPF16に入力される。このBPF16は、この
和周波成分を透過せず、この差周波成分を透過する濾波
特性を有している。このため、BPF16からは、両成
分のうちの差周波成分(周波数fin−fout )が出力さ
れる。
【0035】次に、この差周波成分は、LIM18に入
力される。そして、このLIM18から、変調成分が除
去された出力信号が出力される。LIM18の出力信号
の周波数fout は、LIM18に入力された差周波成分
の周波数fin−fout と等しくなる。即ち、fout =f
in/2となる。従って、この回路は、入力信号の周波数
の1/2の周波数の出力信号をOUT12から出力する
同調発振回路として動作する。
力される。そして、このLIM18から、変調成分が除
去された出力信号が出力される。LIM18の出力信号
の周波数fout は、LIM18に入力された差周波成分
の周波数fin−fout と等しくなる。即ち、fout =f
in/2となる。従って、この回路は、入力信号の周波数
の1/2の周波数の出力信号をOUT12から出力する
同調発振回路として動作する。
【0036】従って、LIM18に要求される最高動作
周波数は、入力信号の波長の半分ですむ。その結果、最
高動作周波数の制約を緩和することができる。従って、
従来と同じ最高動作周波数を有するLIMを用いれば、
従来使用可能であった入力信号最高周波数を2倍にする
ことができる。また、従来と同じ周波数の入力信号を入
力する場合は、入力信号の周波数の半分の動作周波数を
有するLIMを用いれば良く、LIMの性能をより低い
もので済ますことができる。
周波数は、入力信号の波長の半分ですむ。その結果、最
高動作周波数の制約を緩和することができる。従って、
従来と同じ最高動作周波数を有するLIMを用いれば、
従来使用可能であった入力信号最高周波数を2倍にする
ことができる。また、従来と同じ周波数の入力信号を入
力する場合は、入力信号の周波数の半分の動作周波数を
有するLIMを用いれば良く、LIMの性能をより低い
もので済ますことができる。
【0037】また、この参考例の同調発振回路では、逓
倍器(DBL)および電圧制御発振器(VCO)を使用
していない。このため、回路の構成を簡単にすることが
できるだけでなく、VCOのための電力が必要ない。従
って、同調発振回路全体で消費する電力の低減を図るこ
とができる。
倍器(DBL)および電圧制御発振器(VCO)を使用
していない。このため、回路の構成を簡単にすることが
できるだけでなく、VCOのための電力が必要ない。従
って、同調発振回路全体で消費する電力の低減を図るこ
とができる。
【0038】上述した各実施の形態では、これらの発明
を特定の条件で構成した例についてのみ説明したが、こ
れらの発明は多くの変更および変形を行うことができ
る。例えば、これらの発明では、位相検出器としては、
当該位相検出器に入力される信号どうしの位相差に比例
した電圧を出力できるものならば良く、例えば、ベース
バンドミキサを用いても良い。
を特定の条件で構成した例についてのみ説明したが、こ
れらの発明は多くの変更および変形を行うことができ
る。例えば、これらの発明では、位相検出器としては、
当該位相検出器に入力される信号どうしの位相差に比例
した電圧を出力できるものならば良く、例えば、ベース
バンドミキサを用いても良い。
【0039】また、上述した各実施例においては、振幅
制限増幅器(LIM)を用いているが、これらの発明で
は、振幅制限増幅器を、互いに個別に設けた振幅制限器
と増幅器とを以って構成しても良い。
制限増幅器(LIM)を用いているが、これらの発明で
は、振幅制限増幅器を、互いに個別に設けた振幅制限器
と増幅器とを以って構成しても良い。
【0040】また、上述した第1の実施の形態では、第
1濾波器として帯域濾波器(BPF)、第2濾波器とし
て低域濾波器(LPF)をそれぞれ用いたが、第1の発
明では、例えば、第1濾波器としてLPFを用いても良
く、また、第2濾波器としてBPFを用いても良い。
1濾波器として帯域濾波器(BPF)、第2濾波器とし
て低域濾波器(LPF)をそれぞれ用いたが、第1の発
明では、例えば、第1濾波器としてLPFを用いても良
く、また、第2濾波器としてBPFを用いても良い。
【0041】また、上述した参考例では、濾波器として
帯域濾波器(BPF)を用いたが、第2の発明では、濾
波器として低域濾波器(LPF)を用いても良い。
帯域濾波器(BPF)を用いたが、第2の発明では、濾
波器として低域濾波器(LPF)を用いても良い。
【0042】
【発明の効果】この発明の同調発振回路によれば、振幅
制限増幅器に入力信号と出力信号との差周波成分が入力
される。この差周波成分は、定常状態において、入力信
号の周波数の半分の周波数である。このため、振幅制限
増幅器によって制限される回路の最高動作周波数の制限
を緩和することができる。
制限増幅器に入力信号と出力信号との差周波成分が入力
される。この差周波成分は、定常状態において、入力信
号の周波数の半分の周波数である。このため、振幅制限
増幅器によって制限される回路の最高動作周波数の制限
を緩和することができる。
【0043】また、この発明の同調発振回路によれば、
逓倍器を用いずに同調発振を行うことができる。このた
め、逓倍器による電力の損失が発生しない。その結果、
電圧制御発振器の出力信号に要求される電力を逓倍器を
用いた場合に比べて低減することができる。その結果、
同調発振回路全体で消費する電力の低減を図ることがで
きる。
逓倍器を用いずに同調発振を行うことができる。このた
め、逓倍器による電力の損失が発生しない。その結果、
電圧制御発振器の出力信号に要求される電力を逓倍器を
用いた場合に比べて低減することができる。その結果、
同調発振回路全体で消費する電力の低減を図ることがで
きる。
【0044】また、参考例の同調発振回路によれば、逓
倍器および電圧制御発振器を用いずに同調発振を行うこ
とができる。このため、回路の構成を簡単にすることが
できるだけでなく、VCOのための電力が必要ない。従
って、同調発振回路全体で消費する電力の低減を図るこ
とができる。
倍器および電圧制御発振器を用いずに同調発振を行うこ
とができる。このため、回路の構成を簡単にすることが
できるだけでなく、VCOのための電力が必要ない。従
って、同調発振回路全体で消費する電力の低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の同調発振回路の説明に供す
るブロック回路図である。
るブロック回路図である。
【図2】参考例の同調発振回路の説明に供するブロック
回路図である。
回路図である。
【図3】比較例の同調発振回路の説明に供するブロック
回路図である。
回路図である。
10、30:信号入力端子(IN) 12、32:信号出力端子(OUT) 14:ミキサ(MX) 16:帯域濾波器(BPF) 18、34:振幅制限増幅器(LIM) 20、36:位相検出器(PD) 22、38:低域濾波器(LPF) 24、40:電圧制御発振器(VCO) 42:逓倍器(DBL)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−147523(JP,A) 特開 平1−133421(JP,A) 特開 昭62−207010(JP,A) 特開 平1−181307(JP,A) 特開 昭60−124105(JP,A) 特開 昭58−220226(JP,A) 実開 平5−6989(JP,U) 実開 平4−67823(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/08 - 7/10 H03B 19/00
Claims (1)
- 【請求項1】 出力信号の周波数が入力信号の周波数の
半分の周波数となる同調発振回路において、 信号入力端子、信号出力端子、第1位相検出器、第1濾
波器、振幅制限増幅器、第2位相検出器、第2濾波器お
よび電圧制御発振器を具え、 前記第1濾波器および第2濾波器は、それぞれ帯域濾波
器または低域濾波器を以って構成され、 前記信号入力端子は前記第1位相検出器に接続されてお
り、前記第1位相検出器は前記第1濾波器に接続されて
おり、前記第1濾波器は前記振幅制限増幅器に接続され
ており、前記振幅制限増幅器は前記第2位相検出器に接
続されており、前記第2位相検出器は前記第2濾波器に
接続されており、前記第2濾波器は前記電圧制御発振器
に接続されており、前記電圧制御発振器は、信号出力端
子、前記第1位相検出器および前記第2位相検出器にそ
れぞれ接続されており、 前記第1濾波器は、前記信号入力端子から前記第1位相
検出器に入力された信号と、前記電圧制御発振器から前
記第1位相検出器に入力された信号との和周波成分を透
過せず、差周波成分を透過する濾波特性を具え、 前記第2濾波器は、前記振幅制限増幅器から前記第2位
相検出器に入力された信号と、前記電圧制御発振器から
前記第2位相検出器に入力された信号との和周波成分を
透過せず、差周波成分を透過する濾波特性を具えてなる
ことを特徴とする同調発振回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05290396A JP3245042B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 同調発振回路 |
US08/806,988 US5825252A (en) | 1996-03-11 | 1997-02-26 | Synthesized oscillation circuit |
EP97301314A EP0795962A3 (en) | 1996-03-11 | 1997-02-27 | Synthesized oscillation circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05290396A JP3245042B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 同調発振回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09246961A JPH09246961A (ja) | 1997-09-19 |
JP3245042B2 true JP3245042B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=12927812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05290396A Expired - Fee Related JP3245042B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 同調発振回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5825252A (ja) |
EP (1) | EP0795962A3 (ja) |
JP (1) | JP3245042B2 (ja) |
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