JP5486962B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、接続端子を介して信号の入力または出力を行う入出力回路を含む内部回路と、その内部回路を信号の電圧よりも高い過電圧から保護する保護回路とを有する半導体集積回路に関する。
上述した半導体集積回路の接続端子に印加される過電圧としては、ESD(Electro Static Discharge)によるものと、EOS(Electrical Over Stress)によるものとがある。
ESDは、人体などに帯電した静電気が半導体集積回路の接続端子に印加される現象であり、図14に示すように、数Aオーダーのサージ電流が1μs以下の短時間で半導体集積回路内に流れる。
EOSは、例えば半導体集積回路の出荷テストにおいて、半導体集積回路のグランドとテスタのグランドとが異なる等に起因して、例えば3.3Vの電源電圧で動作する半導体集積回路に対して、図15に示すように、電源電圧が立ち上がる際に10V〜20Vの電源電圧が数msec〜数secの比較的長い期間、半導体集積回路の接続端子に印加される現象である。
このように、ESDは、電荷の急激な放電に起因し、電圧の立ち上がりがEOSに比べて短いパルス状である。一方、EOSは、立ち上がり時間がESDに比べて長く、電圧が継続する時間も長い。
このEOSが印加された場合に、ESD保護素子がオンしてしまうと、数msec〜数secの間アンペアオーダーの電流が流れてしまい、ESD保護素子が破壊される恐れがある。そこで、ESD対策とEOS対策との双方の対策が施されたESD/EOS保護回路が、例えば特許文献1に提案されている。
図16は、特許文献1に提案されたESD/EOS保護回路を示す図である。
図16に示すESD/EOS保護回路200には、寄生ダイオード201a,202aを有する高電圧デプリーション型MOSFET201,202が備えられている。MOSFET201のゲートとソースが共通接続されるとともに接続端子203に接続されている。また、MOSFET202のゲートとソースが共通接続されるとともに抵抗204を経由して内部回路210に接続されている。さらに、MOSFET201,202の各ドレインが互いに接続されるとともに第1のダイオード205のカソードに接続されている。第1のダイオード205のアノードはグランドGNDに接続されている。また、抵抗204と内部回路210との接続点に第2のダイオード206のカソードが接続されている。第2のダイオード206のアノードはグランドGNDに接続されている。
このESD/EOS保護回路200は、通常の動作状態のときには、MOSFET201,202はともにデプリーション型MOSFETであるため、オン状態になっている。このため、接続端子203に入力された信号は、MOSFET201→MOSFET202→抵抗204の経路で内部回路210に伝達される。通常の動作状態では、接続端子203に印加される信号の電位は、以下に説明する程高くはないため、第1,第2のダイオード205,206はオフ状態になっている。
ここで、接続端子203に印加される電圧を上げていくと、即ち、第1,第2のダイオード205,206の逆バイアス電圧を上げていくと、第1,第2のダイオード205,206はそれぞれブレイクダウンし電流が流れる。ここで、第1,第2のダイオード205,206の降伏(ブレイクダウン)電圧値は、Vt_rev1,Vt_rev2とすると、
Vt_rev1>Vt_rev2…(1)
となっている。第1,第2のダイオード205,206は、この式(1)を満たすように形成されている。
以下に、ESD/EOS保護回路200の、ESD印加時における動作とEOS印加時における動作について説明する。
図17は、図16に示すESD/EOS保護回路の、ESD印加時における動作を説明するための図である。
図17に示す接続端子203には、第1のダイオード205の降伏電圧値Vt_rev1を越えるESDパルスが印加される。すると、第1のダイオード205がオン(ブレイクダウン)して、MOSFET201→第1のダイオード205→グランドGNDの電流パスでこのESDによるサージ電流Iesdを逃がすことになる。
図18は、図16に示すESD/EOS保護回路の、EOS印加時における動作を説明するための図である。
接続端子203には、EOS電圧として、第1のダイオード205の降伏電圧値Vt_rev1と第2のダイオード206の降伏電圧値Vt_rev2との間の電圧が印加される。ここで、Vt_rev1>Vt_rev2であるため、第2のダイオード206のみオンして、MOSFET201→MOSFET202→抵抗204→第2のダイオード206→グランドGNDの電流パスで、このEOS電圧による電流Ieosを逃がすことになる。このようにして、ESD/EOS保護回路200では、ESD対策とEOS対策との双方の対策が施されている。
特許第3009614号公報
しかし、特許文献1に提案されたESD/EOS保護回路200において、EOS電圧として、接続端子203に第1のダイオード205の降伏電圧値Vt_rev1よりも大きなEOS電圧が印加される場合がある。
図19は、第1のダイオードの降伏電圧値よりも大きなEOS電圧が印加された場合のESD/EOS保護回路の動作を説明するための図である。
この場合は、第1のダイオード205がオンすることとなる。この第1のダイオード205は、ESDによるサージ電流を流すことができるようになっているため、第1のダイオード205がオンすると大電流が流れることになる。つまり、第1のダイオード205の降伏電圧値Vt_rev1よりも大きなEOS電圧が接続端子203に印加されると、ESD/EOS保護回路200が破壊される恐れがある。しかし、第1のダイオード205の降伏電圧値Vt_rev1を高めるとESDに対する保護が働きにくくなる。また、降伏電圧値は半導体プロセスに依存しており、製品毎のバラツキを抑えることが容易でない。
本発明は、上記事情に鑑み、ESDとEOSとの双方から内部回路を有効に保護することができる半導体集積回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の半導体集積回路は、接続端子を介して信号の入力または出力を行う入出力回路を含む内部回路と、該内部回路を信号の電圧よりも高い過電圧から保護する保護回路とを有する半導体集積回路であって、前記保護回路が、前記接続端子に接続された第1の放電回路と、前記接続端子に接続された第2の放電回路と、過電圧により前記第2の放電回路に流れる電流を検知して過電圧検出信号を前記第1の放電回路に供給し、前記第1の放電回路の動作を禁止する信号を生成する過電圧検出回路とを備えたことを特徴とする。
本発明の半導体集積回路に係る保護回路は、接続端子から例えばグランドに代表される電源線に過電圧による電流を逃がす経路として、第1の放電回路と、第2の放電回路とを有している。
接続端子に印加された過電圧によって第2の放電回路が動作すると、第2の放電回路を流れる電流を過電圧検出回路が検出し、第1の放電回路の動作が禁止される。従って、第1の放電回路のみを設けた場合には第1の放電回路自体が破壊されてしまうような種類の過電圧が印加された場合にも、第2の放電回路を動作させて内部回路を保護するとともに、第1の放電回路の破壊を防止することができる。
ここで、前記第2の放電回路は、一端が前記接続端子に接続し他端が内部回路用入力端子に接続した第1の抵抗と、該内部回路用入出力端子に接続した過電圧を放電する放電素子を備えることが好ましい。
この場合に、前記放電素子は、前記内部回路用入出力端子にカソードに接続されアノードが前記電源線に接続されたダイオードを備えたものであってもよい。
さらに、本発明の半導体集積回路において、前記過電圧検出回路は、前記過電圧検出信号をつくる検出素子と前記過電圧検出信号の立ち上がり時間を制御する第2の抵抗と容量素子から構成されている時定数回路を備えていることが好ましい。
この場合に、前記容量素子は前記第2の抵抗と並列に接続された寄生容量から構成されていてもよい。
さらにこの場合に、前記過電圧検出回路は、前記過電圧検出信号の立ち上がり時間より長い期間にわたって連続的に入力される第1の過電圧を検出して、前記第1の放電回路の動作を禁止することにより該第1の放電回路の破壊を防止することが好ましく、前記第1の放電回路は、前記過電圧検出信号の立ち上がり時間より速く立ち上がる第2の過電圧が入力された場合に動作して、該第2の過電圧を放電することが好ましい。
さらに、本発明の半導体集積回路において、前記第1の放電回路は、前記接続端子にドレインが接続されゲートに前記過電圧検出信号が接続された第1NMOSトランジスタ、および、前記電源線にソースが接続されゲートが所定電圧に固定されるとともに該第1NMOSトランジスタのソースにドレインが接続された第2NMOSトランジスタを備えたものであることが好ましい。
また、本発明の半導体集積回路において、前記第1の放電回路は、前記第1NMOSトランジスタのソースと前記第2NMOSトランジスタのドレインを共有領域とすることにより、前記第1NMOSトランジスタのドレインをコレクタとし、前記第2NMOSトランジスタのソースをエミッタとし、基板をベースとしたバイポーラトランジスタを有することが好ましい。
さらに、本発明の半導体集積回路において、前記検出素子は、ソースが前記接続端子に、ゲートが前記内部回路用入出力端子に接続され、ドレインから前記過電圧検出信号を供給する第1PMOSトランジスタを有することが好ましい。
本発明によれば、ESDとEOSとの双方から内部回路を有効に保護することができる半導体集積回路が提供される。
本発明の第1実施形態の半導体集積回路の構成を示す図である。 図1に示す第1の放電回路の断面を示す図である。 ゲート電圧Vgateとして0Vが印加された場合に第1の放電回路に流れる電流を示す図と、そのときの第1NMOSトランジスタのドレインN領域についてのエネルギー準位図である。 ゲート電圧Vgateとして0Vよりも大きな電圧が印加された場合に第1の放電回路に流れる電流を示す図と、そのときの第1NMOSトランジスタのドレインN領域についてのエネルギー準位図である。 図1に示す半導体集積回路にEOSが印加された場合に、保護回路に流れる電流経路を示す図である。 図5に示す半導体集積回路にEOSが印加された時の各ノードの電位を示す図である。 図1に示す半導体集積回路にESDが印加された場合に、保護回路に流れる電流経路を示す図である。 図7に示す半導体集積回路にESDが印加された時の各ノードの電位を示す図である。 本発明の第2実施形態の半導体集積回路の構成を示す図である。 図9に示す半導体集積回路にEOSが印加された場合に、保護回路に流れる電流経路を示す図である。 図10に示す半導体集積回路にEOSが印加された時の各ノードの電位を示す図である。 図9に示す半導体集積回路にESDが印加された場合に、保護回路に流れる電流経路を示す図である。 図9に示す半導体集積回路にESDが印加された時の各ノードの電位を示す図である。 ESD印加時におけるサージ電流の波形を示す図である。 EOS印加時における過電圧波形を示す図である。 特許文献1に提案されたESD/EOS保護回路を示す図である。 図16に示すESD/EOS保護回路の、ESD印加時における動作を説明するための図である。 図16に示すESD/EOS保護回路の、EOS印加時における動作を説明するための図である。 第1のダイオードの降伏電圧値よりも大きなEOS電圧が印加された場合のESD/EOS保護回路の動作を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の半導体集積回路の構成を示す図である。
図1に示す半導体集積回路1には、接続端子(パッド)1_1と、保護回路1_2と、入出力回路を含む内部回路1_3とが備えられている。尚、半導体集積回路1には、この接続端子1_1を含む多数の接続端子が備えられており、これら多数の接続端子を介して内部回路1_3の入出回路と外部との間で信号の入力または出力が行なわれる。
保護回路1_2は、接続端子1_1に印加される信号の電圧よりも高い過電圧から内部回路1_3を保護する回路であり、以下の構成となっている。
この保護回路1_2には、第1の放電回路10と、第2の放電回路20と、過電圧検出回路30とが備えられている。
第1の放電回路10は、接続端子1_1とグランドGNDの間に、いわゆるカスコード接続された2つのMOSトランジスタを有している。より具体的には、第1の放電回路10は、接続端子1_1にドレインが接続された第1NMOSトランジスタ11、および、グランドGND(本発明にいう電源線の一例に相当)にソースおよびゲートが接続されるとともに第1NMOSトランジスタ11のソースにドレインが接続された第2NMOSトランジスタ12を有する。ここで、第1の放電回路10には、点線で示すように、第1NMOSトランジスタ11のドレインをコレクタとし、第2NMOSトランジスタ12のソースをエミッタとし、基板をベースとしたバイポーラトランジスタ13が形成されている。このバイポーラトランジスタ13の詳細については後述する。
第2の放電回路20は、抵抗21とダイオード22を有する。抵抗21は、接続端子1_1と内部回路1_3との間に配備されている。ダイオード22は、カソードが抵抗21と内部回路1_3との接続点に接続されるとともに、アノードがグランドGNDに接続されている。このダイオード22は、接続端子1_1にEOSが印加された場合に、接続端子1_1の電流を抵抗21を経由してグランドGNDに逃がす役割を担うものである。ダイオード22は、接続端子1_1に逆バイアス時の降伏電圧以上の電圧が印加されると電流が流れる。
なお、EOS印加時にダイオード22に流れる電流は、抵抗21によって制限される。このため、連続的にEOSが印加された場合にもダイオード22が破壊されることはない。
過電圧検出回路30は、PMOSトランジスタ31と、時定数回路32を有する。時定数回路32は、PMOSトランジスタ31のドレインとグランドGNDとの間に並列に接続された抵抗32aおよびキャパシタ32bから構成されている。過電圧検出回路30は、ダイオード22がブレークダウンし抵抗21に電流が流れることによる電圧降下を利用して過電圧検出信号を出力する。尚、抵抗32aの抵抗値とキャパシタ32bの容量値は、時定数がESDの立ち上がり時間よりも長く、かつEOSの立ち上がり時間よりも短くなるように設定されている。
また、PMOSトランジスタ31のドレインと、第1の放電回路10を構成する第1NMOSトランジスタ11のゲートが接続されている。第1NMOSトランジスタ11のゲートには、時定数回路32から過電圧検出信号としてのゲート電圧Vgateが供給される。前述のとおり、ESDは、EOSに比べ立ち上がりが急峻であって、CR時定数をこのように設定することにより、ゲート電圧Vgateは、EOSが印加された場合に、その立ち上がりに追従する。
ここで、第1の放電回路10に形成されたバイポーラトランジスタ13について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、図1に示す第1の放電回路の断面を示す図である。
この第1の放電回路10は、P型半導体基板14上に形成され、第1NMOSトランジスタ11のドレインN領域14aをコレクタとし、第2NMOSトランジスタ12のソースN領域14bをエミッタとし、このP型半導体基板14をベースとしたバイポーラトランジスタ13が形成されている。
図2に示すように、第1NMOSトランジスタ11のゲート電極14cの下部には、この第1NMOSトランジスタ11のドレインN領域14aに隣接してN領域14dが形成されている。また、第1,第2NMOSトランジスタ11,12のそれぞれソース・ドレイン領域として共有するN領域14eの両端に隣接してN領域14f,14gが形成されている。さらに、第2NMOSトランジスタ12のゲート電極14hの下部には、この第2NMOSトランジスタ12のソースN領域14bに隣接してN領域14iが形成されている。
このような構造、即ち、第1,第2NMOSトランジスタ11,12のソース・ドレインが半導体基板表面の拡散領域を共有する構造とすることにより、図2に示すバイポーラトランジスタが形成される。
図3は、ゲート電圧Vgateとして0Vが印加された場合に第1の放電回路に流れる電流を示す図と、そのときの第1NMOSトランジスタのドレインN領域についてのエネルギー準位図である。
図3(a)には、第1の放電回路10に流れる2つの電流Ih,IAが示されている。また、図3(b)には、N領域14dについて図2の矢印dで示す深さ方向のエネルギー準位図が示されている。ここで、図3(b)に示すPoly(ポリシリコン層)はゲート電極14c、SiO2はシリコン酸化膜、Ndiffusion(拡散層)はN領域14dである。
ここで、図3(a)に示すように、第1NMOSトランジスタ11のゲート電極14cには、ゲート電圧Vgateとして0Vが印加され、ドレインN領域14aには、接続端子1_1(パッド)を経由して、正の大きなパッド電圧Vpadが印加された状態を想定する。
このような状態では、N領域14dにおける各バンドのエネルギー準位は、図3(b)に示すようにN領域14dの表面で曲がりが大きい。この時、N領域14d表面の価電子帯Evと伝導帯Ecのバンドギャップが狭くなるので、トンネル効果による電子eが伝導帯Ecに遷移することが可能である。電子eが伝導帯Ecに遷移すると、価電子帯Evにホールhが残されることになる。このホールhによるホール電流Ihが、図3(a)に示すように、N領域14dからP型基板14に流れる。基板抵抗14jを電流が流れることによって、バイポーラトランジスタ13のベース電位が上昇し、バイポーラトランジスタ13のベース−エミッタ間が順方向にバイアスされるため、接続端子1_1からグランドGNDに向けて大電流IAを流せるようになる。このように、ゲート電圧Vgateとして0Vが印加されたときには、トンネル効果に起因して、バイポーラトランジスタ13のベース電位が上昇しやすく、バイポーラトランジスタ13がオンしやすい状態になる。
図4は、ゲート電圧Vgateとして0Vよりも大きな電圧が印加された場合に第1の放電回路に流れる電流を示す図と、そのときの第1NMOSトランジスタのドレインN領域についてのエネルギー準位図である。
図4(a)には、第1の放電回路10に流れる2つの電流Ih,IBが示されている。また、図4(b)には、第1NMOSトランジスタ11のドレインN領域14dについて図2の矢印dで示す深さ方向のエネルギー準位図が示されている。
ここでは、図4(a)に示すように、第1NMOSトランジスタ11のゲート電極14cには、ゲート電圧Vgateとして0Vよりも大きな電圧が印加され、ドレインN領域14aには、接続端子1_1を経由して、ゲート電圧Vgateに印加されている電圧よりも大きな電圧Vpadが印加された状態を想定する。
このような状態では、N領域14dにおける各バンドのエネルギー準位は、図4(b)に示すように、N領域14d表面で曲がりが小さい。この場合は、価電子帯Evと伝導帯Ecのバンドギャップが広くなるので、トンネル効果が起きにくく、N領域14dでのホールhの生成が少なくなる。従って、このホールhによるホール電流Ihは少なく、これに伴って接続端子1_1からグランドGNDに向けて流れる電流IBも少なく、バイポーラトランジスタ13がオンしにくい状態となっている。
このような状態で、バイポーラトランジスタ13をオンさせて大きな電流IBを流すためには、ゲート電圧Vgateとパッド電圧Vpadとの間で十分に大きな電位差を与える必要があり、図3の場合と比べて、ゲート電圧Vgateの電位の分だけパッド電圧Vpadの電位が持ち上がらないと、バイポーラトランジスタ13はオンしないこととなる。
つまり、ゲート電圧Vgate>0Vの時のバイポーラトランジスタ13がオンするトリガ電圧Vpad_on_posは、ゲート電圧Vgate=0Vの時のトリガ電圧をVpad_on_0Vとすると、
Vpad_on_0V+Vgate
となる。このように、ゲート電圧Vgateが高くなると、バイポーラトランジスタ13がオンする電圧も高くなる。
次に、図1に示す保護回路1_2の、EOS印加時の動作、ESD印加時の動作、および通常の動作について説明する。
先ず、保護回路1_2のEOS印加時の動作について、図5,図6を参照して説明する。
図5は、図1に示す半導体集積回路にEOSが印加された場合に、保護回路に流れる電流経路を示す図、図6は、その時の各ノードの電位を示す図である。
尚、ここでは、第2の放電回路20が動作する電圧は、過電圧検出回路30からの過電圧検出信号が供給されていないときの第1の放電回路10の動作電圧よりも低いものとする。具体的には、第2の放電回路を構成するダイオード22は、8.5Vの逆バイアス電圧でオン(ブレイクダウン)するものとする。また、第1の放電回路10を構成するバイポーラトランジスタ13はパッド電圧Vpadとゲート電圧Vgateの電位差(Vpad−Vgate)が10V以上になると、オンするものとする。
図5に示す半導体集積回路1の接続端子1_1に、パッド電圧Vpadとして、図6に示すように0Vから11Vまで10μsで立ち上がるEOSが印加される。EOS電圧が低いうちは、パッド電圧VpadとPMOSトランジスタ31のゲート電圧Vinが同じ電位であるため、PMOSトランジスタ31はオフ状態にある。従って、第1NMOSトランジスタ11のゲート電圧Vgateは0Vのままである。
パッド電圧Vpadの電位がダイオード22の逆バイアス電圧(8.5V)を越えると、ダイオード22に電流I1が流れる。すると、PMOSトランジスタ31のゲートとソース間の電圧Vgsがこのトランジスタのしきい値電圧以下となり、PMOSトランジスタ31がオンを開始する。これにより、PMOSトランジスタ31→抵抗32a→グランドGNDの経路で電流I2が流れる。このとき、抵抗32aとキャパシタ32bによる時定数は、EOSの立ち上がり時間に比べ小さく設定されており、この時定数に従ってゲート電圧Vgateの電位が上がる(追従する)。このため、パッド電圧Vpadの電位が11Vまで上がっても、パッド電圧Vpadとゲート電圧Vgateの電位差(Vpad−Vgate)は、9.4Vまでしかならず、10Vを越えることはない。このためバイポーラトランジスタ13にトリガがかかってオンすることはなく、EOS印加時に破壊されることは無い。
次に、保護回路1_2のESD印加時の動作について、図7,図8を参照して説明する。
図7は、図1に示す半導体集積回路にESDが印加された場合に、保護回路に流れる電流経路を示す図、図8は、その時の各ノードの電位を示す図である。
図7に示す半導体集積回路1の接続端子1_1に、パッド電圧Vpadとして、図8に示すように2nsと非常に短時間で立ち上がるESDが印加される。パッド電圧Vpadの電位の上昇が短時間に行なわれるため、ダイオード22がオンしてPMOSトランジスタ31に電流I2が流れても、前述の時定数は、ESDの立ち上がり時間に比べ大きく設定されているのでゲート電圧Vgateの電位はすぐには上がらない(追従しない)。従って、ゲート電圧Vgateの電位が上がりきらないうちにパッド電圧Vpadとゲート電圧Vgateの電位差(Vpad−Vgate)が、t<2nsで10Vに到達してバイポーラトランジスタ13がオンすることとなる。この時、パッド電圧Vpadの電位は、図8に示すように、10.3Vとなる。一度バイポーラトランジスタ13がオンすると正帰還がかかり低抵抗な状態に移行し、大電流を逃がす事ができるため、内部回路にダメージを与える事がない。
ここで、抵抗32aとキャパシタ32bとによって形成される時定数回路の時定数が長すぎると、EOS印加時に第1の放電回路10が破壊される可能性がある。また、時定数が短すぎると、ESD印加時に第1の放電回路10が動作せず、内部回路にダメージを与える可能性がある。従って、時定数回路の時定数は,ESDの立ち上がり時間よりも長く、かつEOSの立ち上がり時間よりも短い範囲で、適切に設定する必要がある。しかし、例えば、第2の放電回路20がESDの立ち上がり時間よりも長い時間の経過後に動作するものであった場合には、時定数回路を設けず、第2の放電回路20の動作開始直後に過電圧検出回路30が過電圧検出信号を第1の放電回路10に供給することも可能である。
次に、保護回路1_2の通常の動作について説明する。
半導体集積回路1の接続端子1_1には、パッド電圧Vpadとして3.3Vから0Vまでの電圧が印加される。3.3Vの電圧ではダイオード22がオン(ブレークダウン)しないので抵抗21による電圧降下は発生せず、PMOSトランジスタ31に電流I2が流れない。従って、ゲート電圧Vgateは0Vに保たれている。しかしパッド電圧Vpadは、3.3V以下であるためバイポーラトランジスタ13がオフしており、保護回路1_2が半導体集積回路1の通常動作に何らの影響を与えることはない。
次に、本発明の第2実施形態の半導体集積回路について説明する。
図9は、本発明の第2実施形態の半導体集積回路の構成を示す図である。
尚、図1に示す半導体集積回路1の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付し、異なる点について説明する。
図9に示す半導体集積回路2には、保護回路2_2が備えられている。この保護回路2_2は、図1に示す半導体集積回路1に備えられた保護回路1_2と比較し、過電圧検出回路30が過電圧検出回路40に置き換えられている。
過電圧検出回路40は、接続端子1_1と第1NMOSトランジスタ11のゲートとの間に直列に接続された2つのPMOSトランジスタ41a,41bおよび時定数回路42を有する。時定数回路42は、通常の動作時に内部回路1_3にグランドGNDの電位よりも高い電位の電源電圧IOVDDを供給する高電位側電源線と、第1NMOSトランジスタ11のゲートとの間に接続された抵抗42aと、その第1NMOSトランジスタ11のゲートとグランドGNDとの間に接続されたキャパシタ42bを有する。ここで、抵抗42aとキャパシタ42bとによる時定数は、ESDの立ち上がり時間より大きく、かつEOSの立ち上がり時間より小さく設定されている。
このように構成された保護回路2_2の、EOS印加時の動作、ESD印加時の動作、および通常の動作について説明する。
先ず、保護回路2_2のEOS印加時の動作について、図10,図11を参照して説明する。
図10は、図9に示す半導体集積回路にEOSが印加された場合に、保護回路に流れる電流経路を示す図、図11は、その時の各ノードの電位を示す図である。
尚、図10に示す抵抗42aに印加する電源の電圧IOVDDとしては、バイポーラトランジスタ13がオンしやすい最悪の条件である0V(GND電位)すなわち抵抗42aとキャパシタ42bとが、第1NMOSトランジスタのゲートとGND電位との間に並列に接続された状態を想定している。
図10に示す半導体集積回路2の接続端子1_1に、パッド電圧Vpadとして、図11に示すように0Vから11Vまで10μsの速さで立ち上がるEOSが印加される。パッド電圧Vpadの電位がダイオード22の逆バイアス電圧(8.5V)を越えると、ダイオード22に電流I1が流れる。すると、PMOSトランジスタ41aのゲートとソース間の電圧Vgsがこのトランジスタのしきい値電圧以下となりPMOSトランジスタ41aがオンする。これにより、PMOSトランジスタ41a→PMOSトランジスタ41b→抵抗42a→高電位側電源線の経路で電流I2が流れる。このため、PMOSトランジスタ41aとPMOSトランジスタ41bとの接続点における電圧Vmidは2.5V、ゲート電圧Vgateは1.5V、第1NMOSトランジスタ11と第2NMOSトランジスタ12との接続点における電圧Vsourceは1.0Vとなる。従って、パッド電圧Vpadの電位が11Vまで上がっても、パッド電圧Vpadとゲート電圧Vgateの電位差(Vpad−Vgate)は、9.5Vまでしかならず、バイポーラトランジスタ13がオンすることはない。
次に、保護回路2_2のESD印加時の動作について、図12,図13を参照して説明する。
図12は、図9に示す半導体集積回路にESDが印加された場合に、保護回路に流れる電流経路を示す図、図13は、その時の各ノードの電位を示す図である。
図12に示す半導体集積回路2の接続端子1_1に、パッド電圧Vpadとして、図13に示すように2nsと非常に短時間で立ち上がるESDが印加される。ダイオード22がオン(ブレークダウン)して電流I1が流れて、PMOSトランジスタ41aのゲートとソース間の電圧Vgsがしきい値電圧以下となりPMOSトランジスタ41aがオンする。これにより、PMOSトランジスタ41a→PMOSトランジスタ41bの経路で電流I2が流れるが、キャパシタ42bと抵抗42aによる時定数がESDの立ち上がり時間よりも大きい時定数のために、ゲート電圧Vgateの電位はすぐには上がらない。
従って、ゲート電圧Vgateの電位が上がりきらないt<2nsのうちに、パッド電圧Vpadとゲート電圧Vgateの電位差(Vpad−Vgate)が10Vに到達してバイポーラトランジスタ13がオンすることとなる。この時のパッド電圧Vpadの電位は、図13に示すように、10.3Vとなっている。一度バイポーラトランジスタ13がオンすると正帰還がかかり低抵抗状態に移行し、内部回路にダメージを与える事なく大電流を逃がす事ができる。
次に、保護回路2_2の通常の動作について説明する。
ここで、電源電圧IOVDDは、3.3Vであり、パッド電圧Vpadとして、‘H’レベルの信号(5V)と‘L’レベルの信号(0V)とを繰り返す信号が印加される。ここで、接続端子1_1に、パッド電圧Vpadとして‘H’レベルの信号(5V)が印加された場合、この5Vの電圧ではダイオード22がオン(ブレークダウン)しない。このため抵抗21による電圧降下は発生せず、PMOSトランジスタ41aのゲートとソース間の電圧Vgsは0Vのままであり、PMOSトランジスタ41aはオフ状態にある。従って、このトランジスタを介してリーク電流が流れることもない。また、各トランジスタにおいてゲート,ソース,ドレイン各々の間の電位差は3.3V以下になっておりデバイスの耐圧以下である。
また、接続端子1_1に、パッド電圧Vpadとして‘L’レベルの信号(0V)が印加された場合も、ダイオード22はオフ状態にある。また、PMOSトランジスタ41bのゲートとソースが接続され、かつゲートの電圧が3.3Vであるため、PMOSトランジスタ41bはオフ状態にあり、このトランジスタを介してリーク電流が流れることもない。
さらに、第1実施形態で時定数回路は抵抗(32a)と容量(32b)から構成しているが、(M1の)ゲートの寄生容量で時定数に必要な容量が得られれば、回路の構成要素として容量を配置する必要はない。
本発明の第2実施形態は、電源電圧(3.3V)より大きい電圧(5〜6V)の信号を、デバイスにダメージを与えることなく受けたい場合に有効である。第1実施形態では、電源電圧と同じ3.3Vの信号しか受けられない。
ところで、本発明の第2実施形態では、通常動作時、第1NMOSトランジスタのゲート電圧VgateはIOVDDのレベルにあるため、第2NMOSトランジスタのゲートはリーク電流が発生しないレベル、例えばGNDレベルとする必要がある。それに対し、第1実施形態の場合は、通常動作時の第1NMOSトランジスタのゲートはGNDレベルにあるため、第2NMOSトランジスタのゲート電圧は任意の固定電位に設定出来る。
ここで、第1および第2の実施形態では、第2NMOSトランジスタ12のゲートはソース(GND)に接続されているが、第2NMOSトランジスタ12のゲートをソース(GND)ではなく内部回路1_3に接続し、第1NMOSトランジスタ11のゲートに過電圧検出信号だけでなく、内部回路1_3からの出力を接続する形態でも良い。
その場合、内部回路1_3に通常の動作を行う電源が供給されていないときには、内部回路1_3に接続した第2NMOSトランジスタ12のゲートのノードがGNDレベルに固定されている。この状態でESD/EOSが印加される際には、ゲートをソース(GND)に接続した場合と同様の効果が得られる。つまり、また第1NMOSトランジスタ11のゲートのノードが内部回路1_3から制御されるノードに接続していても、ESD/EOS時には内部回路1_3が過電圧検出信号のノードを制御することはないので、過電圧検出回路側での制御が可能となる。
さらに、第1および第2の実施形態では第1の放電回路をカスコード構造のNMOSトランジスタ11,12で構成したが、他の構成によって実現しても良い。たとえばカスコード構造のNMOSのトリガ回路とサイリスタ型放電回路により構成し、カスコード構造のNMOSがサイリスタ型放電回路が電流を流すためのトリガ電流を生成するようにした回路によっても実現は可能である。
さらに、第1および第2の実施形態では、第2の放電回路20ではダイオード22を放電素子として使用したが、放電素子はダイオードではなくNMOSトランジスタを使用し、ドレインを内部回路入出力端子に、ゲートとソースを電源線に接続した回路を使用しても良い。
またダイオード22のカソードと内部回路入出力端子の間に必要に応じて電流検出用の抵抗が挿入されても良い。
1,2 半導体集積回路
1_1 接続端子
1_2,2_2 保護回路
1_3 内部回路
10 第1の放電回路
11 第1NMOSトランジスタ
12 第2NMOSトランジスタ
13 バイポーラトランジスタ
14 P型半導体基板
14a,14b,14e N領域
14c,14h ゲート電極
14d,14f,14g,14i N領域
20 第2の放電回路
21,32a,42a 抵抗
22 ダイオード
30,40 過電圧検出回路
31,41a,41b PMOSトランジスタ
32,42 時定数回路
32b,42b キャパシタ

Claims (10)

  1. 接続端子を介して信号の入力または出力を行う入出力回路を含む内部回路と、接続端子に該内部回路の信号の電圧よりも高い過電圧が印加されたときに電源線に放電する保護回路とを有する半導体集積回路であって、前記保護回路が、第1の放電回路と、前記接続端子に接続された第2の放電回路と、過電圧により前記第2の放電回路に流れる電流を検知して過電圧検出信号を前記第1の放電回路に供給し、前記第1の放電回路の動作を禁止する信号を生成する過電圧検出回路とを備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記第2の放電回路は、一端が前記接続端子に接続し他端が内部回路用入力端子に接続した第1の抵抗と、該内部回路用入出力端子に接続されて過電圧を前記電源線に放電する放電素子を備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体集回路。
  3. 前記放電素子は、前記内部回路用入出力端子にカソードに接続されアノードが前記電源線に接続されたダイオードを備えたことを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記過電圧検出回路は、前記過電圧検出信号をつくる検出素子と前記過電圧検出信号の立ち上がり時間を制御する第2の抵抗と容量素子から構成された時定数回路を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体集積回路。
  5. 前記容量素子は前記第2の抵抗と並列に接続された寄生容量から構成されたことを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路。
  6. 前記過電圧検出回路は、前記過電圧検出信号の立ち上がり時間より長い期間にわたって連続的に入力される第1の過電圧を検出して、前記第1の放電回路の動作を禁止することにより該第1の放電回路の破壊を防止することを特徴とする請求項4または5に記載の半導体集積回路。
  7. 前記第1の放電回路は、前記過電圧検出信号の立ち上がり時間より速く立ち上がる第2の過電圧が入力された場合に動作して、該第2の過電圧を放電することを特徴とする請求項4から6いずれかに記載の半導体集積回路。
  8. 前記第1の放電回路は、前記接続端子にドレインが接続されゲートに前記過電圧検出信号が接続された第1NMOSトランジスタ、および、前記電源線にソースが接続されゲートが所定電圧に固定されるとともに該第1NMOSトランジスタのソースにドレインが接続された第2NMOSトランジスタを備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の半導体集積回路。
  9. 前記第1の放電回路は、前記第1NMOSトランジスタのソースと前記第2NMOSトランジスタのドレインとが半導体基板表面の拡散領域を共有することにより、前記第1NMOSトランジスタのドレインをコレクタとし、前記第2NMOSトランジスタのソースをエミッタとし、基板をベースとしたバイポーラトランジスタを有することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の半導体集積回路。
  10. 前記検出素子は、ソースが前記接続端子に、ゲートが前記内部回路用入出力端子に接続され、ドレインから前記過電圧検出信号を供給する第1PMOSトランジスタを有することを特徴とする請求項2から9のいずれかに記載の半導体集積回路。
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