JP3004007B2 - 磁気トンネル接合磁気抵抗読取りヘッド - Google Patents

磁気トンネル接合磁気抵抗読取りヘッド

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JP3004007B2 JP10289013A JP28901398A JP3004007B2 JP 3004007 B2 JP3004007 B2 JP 3004007B2 JP 10289013 A JP10289013 A JP 10289013A JP 28901398 A JP28901398 A JP 28901398A JP 3004007 B2 JP3004007 B2 JP 3004007B2
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Description

【発明の詳細な説明】
本出願は、「MAGNETIC TUNNEL JUNCTION MAGNETORESIST
IVE READ HEAD WITH SENSING LAYER AS FLUX GUIDE」と
いう名称の同時米国特許出願第957699号(出願人
整理番号:AM997039)および「SHIELDED MAGNE
TIC TUNNEL JUNCTION MAGNETORESISTIVE READ HEAD」と
いう名称の米国特許出願957787号(出願人整理番
号:AM997149)に関連する。
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には磁気トン
ネル接合(MTJ)素子に関し、より詳細には、磁気記
録データを読み取る磁気抵抗(MR)ヘッドとして使用
するMTJ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気トンネル接合(MTJ)素子は、薄
い絶縁トンネル障壁層によって分離された2つの強磁性
層から成り、磁気分極電子トンネル現象に基づいてい
る。強磁性層のうちの一方の層は、典型的には他方の強
磁性層よりも飽和保磁力が高いために一方向により高い
飽和磁界を有する。絶縁トンネル障壁層は、強磁性層間
に量子力学トンネル現象が起こるのに十分な薄さであ
る。トンネル現象は電子スピンに依存し、それによって
MTJの磁気反応は2つの強磁性層の相対的な向きとス
ピン極性の関数になる。
【0003】MTJ素子は主として半導体メモリのメモ
リ・セルとして提案されてきた。MTJメモリ・セルの
状態は、センス電流がMTJを垂直方向に一方の強磁性
層から他方の強磁性層まで流れるときにMTJの抵抗を
測定することによって判断される。絶縁トンネル障壁層
を横切る電荷キャリヤのトンネル現象の確率は、2つの
強磁性層の磁気モーメント(磁化方向)の相対的位置合
わせに依存する。トンネル電流はスピン分極される。こ
れは、強磁性層の1つ、たとえば磁気モーメントが固定
しているかまたは回転が妨げられている層から流れる電
流が、主に1つのスピン・タイプ(強磁性層の磁気モー
メントの向きに応じてスピンアップまたはスピンダウ
ン)の電子から成ることを意味する。トンネル電流のス
ピン分極の程度は、強磁性層とトンネル障壁層との界面
における強磁性層を含む磁性材料の電子バンド構造によ
って決まる。したがって、第1の強磁性層はスピン・フ
ィルタの役割を果たす。電荷キャリヤのトンネルの確率
は、第2の強磁性層内の電流のスピン分極と同じスピン
分極の電子状態の有効度に依存する。通常は、第2の強
磁性層の磁気モーメントが第1の強磁性層の磁気モーメ
ントと平行な場合の方が、第2の強磁性層の磁気モーメ
ントが第1の強磁性層の磁気モーメントと逆平行になっ
ている場合よりも有効電子状態が多い。したがって、電
荷キャリヤのトンネル確率は、両方の層の磁気モーメン
トが平行なときに最大であり、磁気モーメントが逆平行
のときに最小である。モーメントを平行でも逆平行でも
なく配置した場合、トンネル確率は中間値になる。した
がって、MTJメモリ・セルの電気抵抗は両方の強磁性
層における電流のスピン分極と電子状態とに依存する。
その結果、磁化方向が固定していない強磁性層の2つの
可能な磁化方向によって、メモリ・セルの2つの可能な
ビット状態(0または1)が規定される。
【0004】磁気抵抗(MR)センサは、検知素子によ
って検知される磁束の強度と方向の関数として、磁性材
料で製作された検知素子の抵抗変化を通して磁界信号を
検出する。磁気記録ディスク・ドライブ内のデータを読
み取るMR読取りヘッドとして使用されるものなどの従
来のMRセンサは、典型的にはパーマロイ(Ni81Fe
19)であるバルク磁性材料の異方性磁気抵抗(AMR)
効果に基づいて動作する。読取り素子抵抗の成分は、読
取り素子の磁化方向と読取り素子を流れるセンス電流の
方向との間の角度の余弦の平方として変化する。ディス
ク・ドライブ内のディスクなどの磁気媒体から記録デー
タを読み取ることができるのは、記録磁気媒体からの外
部磁界(信号磁界)によって読取り素子内の磁化の方向
が変化し、それによって読取り素子の抵抗の変化と、そ
れに対応する検知電流または電圧の変化が生じるためで
ある。従来のMR読取りヘッドでは、MTJ素子とは異
なり、センス電流は読取り素子の強磁性層に対して平行
な方向である。
【0005】米国特許第5390061号に記載されて
いるように、MTJ素子を磁気記録用の磁気抵抗読取り
ヘッドとして使用することも提案されている。このMT
J読取りヘッドでは、自由強磁性層と固定強磁性層は、
絶縁トンネル障壁の側部周縁部を越えて延びていない側
部周縁部を有する。磁気記録装置内では、読取りヘッド
は、読取りヘッドがその上に懸架されている薄膜磁気媒
体に書き込まれた小さな磁化領域または磁化ビットから
磁束を検知する。磁気ビット面積密度を高くすることに
よって、ディスク・ドライブの密度をある程度向上させ
ることができる。したがって、各磁気領域またはビット
の面積を小さくしなければならないが、それによって磁
束が小さくなる。パフォーマンス向上と磁気記録ディス
ク・ドライブの容量増大のためには、小さくなった磁束
をより大きな出力信号で検知することができる磁気記録
ヘッドが必要になる。より高い磁気抵抗係数を有するM
TJ構造を見いだすことによって改良された磁気記録読
取りヘッドを実現することができる。しかし、MR係数
はMTJを含む材料の本質的な電子特性と磁気特性によ
って決まる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】MTJが他の点では同
じ磁性材料および電気的材料のセットで製作された、同
じ入力磁束についてより大きな出力信号を与える磁気記
録システム用のMTJMR読取りヘッドが必要である。
本発明の目的は、かかるヘッドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁束を磁気記
録媒体からトンネル接合部に向ける自由強磁性層が背面
磁束ガイドとしても機能する磁気記録システム用のMT
J MR読取りヘッドである。磁気記録ディスク・ドラ
イブの実施形態では、固定強磁性層、トンネル障壁層、
および自由強磁性層がすべて、空気軸受(ベアリング)
面(ABS)において露出したそれぞれの縁部を有す
る。固定強磁性層と自由強磁性層の両方が、トンネル障
壁層の相反する面に接触しているが、自由強磁性層はト
ンネル障壁層または固定強磁性層のうちいずれか背面縁
部が検知面に近い方の層の背面縁部を越えて延びてい
る。これによって、トンネル接合領域で磁束が非ゼロに
なるように保証される。固定強磁性層の磁化方向は、A
BSに対して、したがってディスク表面に対してほぼ垂
直の方向に、好ましくは反強磁性層との界面交換結合に
よって、固定されている。自由強磁性層の磁化方向は、
印加磁界がないときにはABSの表面に対してほぼ平行
の方向に整列され、磁気記録ディスクからの印加磁界が
あるときには自由に回転する。自由強磁性層の側部に隣
接する高飽和保磁力の硬磁性材料の層が、自由強磁性層
の磁化を好ましい方向に長手バイアスさせる。
【0008】このMTJ MR読取りヘッドは、MTJ
MR読取りヘッドの両側に導電磁気遮蔽層が配置され
た統合型読取り/書込みヘッド構造体の一部として形成
することができる。2つの遮蔽層上に検知回路の電気リ
ードが形成され、それによって遮蔽層からリードを介し
てトンネル接合部の固定強磁性層と自由強磁性層に至る
電気経路が設けられるようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】最初に図1を参照すると、MRセ
ンサを使用するタイプの従来技術のディスク・ドライブ
の略断面図が図示されている。このディスク・ドライブ
は、ディスク・ドライブ・モータ12とアクチュエータ
14が取り付けられた基部10と、カバー11とを含
む。基部10とカバー11は、ディスク・ドライブを実
質的に密閉するハウジングを形成する。典型的には、基
部10とカバー11との間に配置されたガスケット13
と、ディスク・ドライブの内部と外部環境との間の圧力
を等しくするための小さな通気ポート(図示せず)があ
る。磁気記録ディスク16はハブを使用してドライブ・
モータ12に接続され、ドライブ・モータ12によって
回転するようにハブ18に装着されている。ディスク1
6の表面上には薄い潤滑膜50が保持されている。空気
軸受スライダ20などの担体の終端に読取り/書込みヘ
ッドまたは変換器25が形成されている。変換器(トラ
ンスデューサ)25は、図3に関して後述するように誘
導書込みヘッド部とMR読取りヘッド部とを含む読取り
/書込みヘッドである。スライダ20は、剛性アーム
(リジッド・アーム)22と懸架機構(サスペンション
機構)24を使用してアクチュエータ14に接続されて
いる。懸架機構24は、スライダ20を記録ディスク1
6の表面上まで駆動するバイアス力を供給する。ディス
ク・ドライブの動作中、ドライブ・モータ12がディス
ク16を一定の速度で回転させ、典型的にはリニアまた
はロータリ・ボイス・コイル・モータ(VCM)である
アクチュエータ14がスライダ20をディスク16の表
面を横切ってほぼ半径方向に移動させ、それによって読
取り/書込みヘッド25がディスク16上の異なるデー
タ・トラックにアクセスすることができるようにする。
【0010】図2は、カバー11を取り外した状態のデ
ィスク・ドライブの内部を示す上面図であり、スライダ
20をディスク16に向かって駆動する力をスライダ2
0に供給する懸架機構(サスペンション機構)24をよ
り詳細に示す図である。懸架機構は、IBMの米国特許
第4167765号に記載の周知のワトラウス(Watrou
s)懸架機構などの従来のタイプの懸架機構とすること
ができる。このタイプの懸架機構は、スライダが空気軸
受上に乗ったときにスライダが縦と横に揺れることがで
きるようにするスライダのジンバル装着機構も備える。
変換器25によってディスク16から検出されたデータ
は、アーム22上に配置された集積回路チップ15内の
信号増幅および処理回路によってデータ・リードバック
信号に加工される。変換器25からの信号はフレキシブ
ル・ケーブル17を介してチップ15に伝達され、チッ
プ15はその出力信号をケーブル19を介してディスク
・ドライブ電子回路(図示せず)に送る。
【0011】図3は、MR読取りヘッド部と誘導書込み
ヘッド部とを含む統合型読取り/書込みヘッド25の略
断面図である。ヘッド25は空気軸受面(ABS)を形
成するように重ねられ、ABSは前述のように空気軸受
によって回転ディスク16(図1)の表面から間隔をあ
けて配置される。読取りヘッドは、第1のギャップ層G
1と第2のギャップ層G2との間に挟まれたMRセンサ
40を含む。ギャップ層は、さらに第1の磁気遮蔽層S
1と第2の遮蔽層S2との間に挟まれている。従来のデ
ィスク・ドライブでは、MRセンサ40はAMRセンサ
である。書込みヘッドは、コイル層Cと絶縁層12とを
含み、この2つの層は絶縁層11と13の間に挟まれ、
絶縁層はさらに第1の磁極片P1と第2の磁極片P2の
間に挟まれている。磁気ギャップを設けるために、AB
Sに隣接する磁極端において第1の磁極片P1と第2の
磁極片P2の間にギャップ層G3が挟まれている。書込
み中は、信号電流がコイル層Cを通って伝導され、第1
および第2の磁極層P1、P2に磁束が誘導され、それ
によって磁束がABSにおいて磁極端間でフリンジす
る。書込み操作中に、この磁束が回転ディスク16上の
環状トラックを磁化する。読取り操作中に、回転ディス
ク16上の磁化領域が磁束を読取りヘッドのMRセンサ
40に注入し、それによってMRセンサ40内の抵抗を
変化させる。これらの抵抗変化が、MRセンサ40両端
間の電圧変化を検出することによって検出される。電圧
変化はチップ15(図2)とドライブ電子回路によって
処理され、ユーザ・データに変換される。図3に示す複
合ヘッド25は、読取りヘッドの第2の遮蔽層S2が書
込みヘッドの第1の磁極片P1として使用される「マー
ジ」ヘッドである。ピギーバック・ヘッド(図示せず)
では、第2の遮蔽層S2と第1の磁極片P1は別々の層
である。
【0012】以上のAMR読取りヘッドを備えた典型的
な磁気記録ディスク・ドライブの説明と添付図面の図1
ないし図3は代表例に過ぎない。ディスク・ドライブ
は、多数のディスクとアクチュエータを含むことがで
き、各アクチュエータがいくつかのスライダをサポート
することができる。さらに、空気軸受スライダの代わり
に、ヘッド・キャリヤは、液体軸受やその他の接触およ
び近接触記録ディスク・ドライブなど、ヘッドをディス
クと接触または近接触させた状態に維持するものとする
こともできる。
【0013】本発明は、図3の読取り/書込みヘッド2
5におけるMRセンサ40の代わりに使用するMTJセ
ンサを備えたMR読取りヘッドである。
【0014】図4は、図3の線42として図示されてい
る縁を持つ平面で切り取った場合に現れる本発明のMT
J MR読取りヘッドの断面図であり、ディスク面から
見た図である。したがって、図4の紙面はABSと平行
で、MTJ MR読取りヘッドのアクティブ検知領域す
なわちトンネル接合部をほぼ通る面であり、ヘッドを構
成する層が現れている。
【0015】図4を参照すると、このMTJ MR読取
りヘッドはギャップ層G1基板上に形成された電気リー
ド102と、ギャップ層G2の下にある電気リード10
4と、電気リード102、104間の層のスタックとし
て形成されたMTJ100とを含む。
【0016】MTJ100は、第1の電極多層スタック
110と、絶縁トンネル障壁層120と、上部電極スタ
ック130とを含む。これらの各電極は、トンネル障壁
層120と直接接触した強磁性層、すなわち強磁性層1
18および132を含む。
【0017】電気リード102上に形成されたベース電
極層スタック110は、リード102上のシード層また
は「テンプレート」層112と、テンプレート層112
上の反強磁性材料の層116と、下の反強磁性層116
上に形成されて反強磁性層116と交換結合している
「固定」強磁性層118とを含む。強磁性層118の磁
気モーメントまたは磁化方向は所望の対象範囲に磁界が
印加されているときに回転しないようになっているた
め、強磁性層118を固定層と呼ぶ。上部電極スタック
130は、「自由」または「検知」強磁性層132と、
検知層132上に形成された保護層またはキャップ層1
34を含む。検知強磁性層132は、反強磁性層に交換
結合されておらず、したがってその磁化方向は対象範囲
に印加磁界があるときに自由に回転することができる。
検知強磁性層132は、印加磁界があるときにその磁気
モーメントまたは磁化方向(矢印133で図示されてい
る)がABS(このABSは図4の紙面に対して平行な
面である)に対してほぼ平行であって、固定強磁性層1
18の磁化方向に対してほぼ垂直な向きになるように製
作されている。トンネル障壁層120のすぐ下にある電
極スタック110内の固定強磁性層118の磁化方向
は、直下の反強磁性層116との界面交換結合によって
固定されている。反強磁性層116は下部電極スタック
110の一部を形成している。固定強磁性層118の磁
化方向は、ABSに対してほぼ垂直の向き、すなわち、
(矢尾部印119によって図示されているように)図4
の紙面に出入りする向きになっている。
【0018】図4には、検知強磁性層132の磁化を長
手方向にバイアスさせるバイアス強磁性層150と、バ
イアス層150を検知強磁性層132およびMTJ10
0のその他の層から分離し、絶縁する絶縁層160も図
示されている。バイアス強磁性層150は、印加磁界が
ないときに磁気モーメント(矢印151で図示されてい
る)が検知強磁性層132の磁化モーメント133と同
じ方向に揃えられる、CoPtCr合金などの硬磁性材
料である。絶縁層160は、アルミナ(Al23)また
はシリカ(SiO2)であることが好ましく、バイアス
強磁性層150をMTJ100および電気リード10
2、104から電気的に分離するのに十分な厚さではあ
るが、検知強磁性層132と静磁気結合(破線矢印15
3で図示されている)することができるだけの薄さであ
る。安定した長手バイアスになることを保証するため
に、バイアス強磁性層150の積M*t(ただしMは強
磁性層内の材料の単位面積当たりの磁気モーメントであ
り、tは強磁性層の厚さである)は、検知強磁性層13
2のM*t以上でなければならない。検知強磁性層13
2で一般的に使用されるNi(100-x)−Fe(x)の磁気モ
ーメント(xは約19)は、Co75Pt13Cr12などの
バイアス強磁性層150に適合する典型的な硬磁性材料
の磁気モーメントの約2倍であるため、バイアス強磁性
層150の厚さは検知強磁性層132の少なくとも約2
倍でなければならない。
【0019】センス電流Iが、第1の電気リード102
から反強磁性層116、固定強磁性層118、トンネル
障壁層120、および検知強磁性層132を垂直方向に
通り、第2の電気リード104から出るように向けられ
る。前述のように、トンネル障壁層120を通るトンネ
ル電流の量は、トンネル障壁層120に隣接して接触し
ている固定強磁性層118と検知強磁性層132の磁化
の相対的な向きの関数である。記録データからの磁界に
よって、検知強磁性層132の磁化方向が回転して方向
133、すなわち図4の紙面に出入りする方向から逸れ
る。これによって、強磁性層118、132の磁気モー
メントの相対的向きが変化し、したがってトンネル電流
の量が変化し、それがMTJ100の電気抵抗の変化と
して反映される。この抵抗の変化はディスク・ドライブ
の電子回路によって検出され、ディスクからリード・バ
ックされたデータに加工される。センス電流は電気絶縁
層160によってバイアス強磁性層150に達しないよ
うに妨げられる。絶縁層160はバイアス強磁性層15
0も電気リード102、104から絶縁する。
【0020】MTJ100(図4)の代表的な1組の材
料について以下に説明する。MTJ100の層はすべ
て、基板の表面に対して平行に印加された磁界がある状
態で成長させる。この磁界はすべての強磁性層の容易軸
を配向する役割を果たす。まず、電気リード102とし
て機能する10〜50nmのAu層の上に5nmのTa
シード層(図示せず)を形成する。シード層は、面心立
方(fcc)Ni81Fe 19テンプレート層112の(1
11)成長を促進する材料から成る。テンプレート強磁
性層112は、反強磁性層116の成長を促進する。適
合するシード層材料としては、Cuなどのfcc材料、
Ta、または3〜5nmのTa/3〜5nmのCuなど
の層の組合せなどがある。MTJベース電極スタック1
10は、10〜20nmのAu層102上のTaシード
層上に成長させた、4nmのNi81Fe19/10nmの
Fe50Mn50/8nmのNi81Fe19(それぞれ層11
2、116、118)を含む。Auリード層102を基
板の役割を果たすアルミナ・ギャップ材料G1上に形成
する。次に、0.5〜2nmのAl層を付着させ、次に
プラズマ酸化することによってトンネル障壁層120を
形成する。これによって、Al23絶縁トンネル障壁層
120が形成される。上部電極スタック130は5nm
のNi−Fe/10nmのTaのスタック(それぞれ層
132、134)である。Ta層134は保護キャップ
層の役割を果たす。上部電極スタック130に、電気リ
ード104として機能する20nmのAu層を接触させ
る。
【0021】電流はMTJ100内の層を垂直方向に流
れるため、MTJ素子の抵抗は主としてトンネル障壁層
120の抵抗によって支配されることに留意されたい。
したがって、導電リード102、104の単位面積当た
りの抵抗は、電流が層に平行して流れる従来のMR読取
りヘッドにおけるよりもはるかに高くなり得る。したが
って、リード102、104は、従来のMRヘッド構造
におけるよりも薄くすることも細くすることもでき、合
金または元素の結合などの本質的により抵抗の高い材料
で作ることができる。
【0022】下部電極スタック110は平滑であり、A
23トンネル障壁層120は接合部を電気的に短絡さ
せるピンホールがないことが重要である。たとえば、金
属多層スタックにおいて良好な強力磁気抵抗効果を生じ
させることが知られているスパッタリング技法による成
長が十分である。
【0023】代替検知強磁性層132は、検知強磁性層
132とトンネル障壁層120との間の界面にある薄い
CoまたはCo(100-x)Fe(x)またはNi(100-x)Fex
(xは約60)から成り、層132のバルクはNi
(100-x)Fex(xは約19である)などの低磁気ひずみ
材料である。薄いCoまたはCo(100-x)Fe(x)または
Ni(100-x)Fex(xは約60)界面層を有するこのタ
イプの検知層の正味磁気ひずみは、層132のバルクの
組成のわずかな変更によりゼロに近い値を有するように
調整される。代替固定強磁性層118は主として、トン
ネル障壁層120との界面にあるCoまたはCo
(100-x)Fe(x)またはNi(100-x)Fex(xは約60)
の薄い層を有するバルクNi(100-x)Fe(x)層から成
る。最大信号は、Coによって、または最大分極Ni
(100-x)Fex(xは約60)またはCo(100-x)Fe(x)
(xは約70)によって得られる。界面層の厚さは約1
〜2nmが最適である。この複合層の正味磁気ひずみは
組成のわずかな変更によってゼロに近くなるように調整
される。層118のバルクがNi−Feである場合、組
成はNi 81Fe19であり、バルクNi−Feがゼロひず
みを有する組成である。
【0024】Fe−Mn反強磁性層116は、固定層1
18における強磁性材料を交換バイアスし、Al23
壁層120よりも抵抗がかなり小さい、Ni−Mn層ま
たはその他の適合する反強磁性層に置き換えることがで
きる。さらに、好ましい実施形態では、固定強磁性層は
反強磁性層との界面交換結合によって固定される磁気モ
ーメントを有するが、固定強磁性層を磁気的に「硬い
(ハードな)」高飽和保磁力材料で形成し、それによっ
て反強磁性層を不要にすることもできる。このようにし
て硬い固定強磁性層を、Co−Pt−Cr合金、Co−
Cr−Ta合金、Co−Cr合金、Co−Sm合金、C
o−Re合金、Co−Ru合金、Co−Ni−X合金
(X=Pt、Pd、またはCr)などCoと1つまたは
その他の元素との合金および、Co−Ni−Cr−Pt
やCo−Pt−Cr−Bなどの様々な四元合金など様々
な強磁性材料で形成することができる。
【0025】本明細書に記載し、図4に図示するMTJ
素子はMTJ100の下部に固定強磁性層を有するが、
この素子は先に検知強磁性層を付着させ、その後でトン
ネル障壁層、固定強磁性層、および反強磁性層を付着さ
せることによって形成することもできる。そのようなM
TJ素子は、図4に示すMTJ100を本質的に逆転さ
せた層を有することになる。
【0026】次に図5を参照すると、本発明の背面磁束
ガイド付きMTJ MRヘッドの図4の図に対して垂直
な断面であって検知面200またはABSが右側にある
図が図示されている。説明を簡単にするために、バイア
ス強磁性層150は図示されておらず、MTJ10には
強磁性層、反強磁性層と、トンネル障壁層のみが図示さ
れている。検知強磁性層132は、検知面200または
ABSおよび背面縁部203とほぼ同一平面にある検知
縁部202を有する。固定強磁性層118は、検知面2
00またはABSおよび背面縁部208とほぼ同一平面
にある前面縁部206を有する。反強磁性層116は固
定強磁性層118の縁部と接する縁部を有する。トンネ
ル障壁層120も、検知面200またはABSとほぼ同
一平面にあって固定強磁性層118の前面縁部206お
よび背面縁部212と基本的に同一平面にある前面縁部
210を有する。検知強磁性層203の背面縁部は、ト
ンネル障壁層212と固定強磁性層208とのうち、い
ずれか背面縁部が検知面200に近い方の背面縁部を越
えて延びている。G1ギャップ層上にリード102が形
成され、G2ギャップ層がリード104を磁気遮蔽層S
2から分離している。G1およびG2と、背面縁部20
3、208、および212の背後の領域内の材料は、電
気絶縁材料であり、アルミナであることが好ましい。検
知面200またはABSは、ディスクとの接触中にヘッ
ドを保護するために当技術分野で周知のようにその上に
形成されたアモルファス・ダイヤモンド様炭素の薄い層
などの保護被覆を有する。
【0027】図3に示すように、センサ40のようなM
Rセンサを透磁性磁気遮蔽層S1とS2の間に配置す
る。図5に示すようにMTJ読取りヘッドがこの領域に
配置されたとき、検出する磁束は空気軸受面200にあ
る自由強磁性層132の前面縁部202に入り、この層
の読取り縁部203に向かって減衰する。磁束はこの層
の背面縁部203でゼロになるように抑えられる。入射
磁束の一部は磁気遮蔽層S1およびS2に漏れる。この
漏れは遮蔽層間ギャップ幅gと、自由強磁性層132の
透磁性μおよび厚さtによって決まる。したがって磁束
は、(μtg/2)0.5の特性長λで自由強磁性層の前
面縁部から減衰する。5Gビット/in2センサの典型
的なパラメータは、g=200nm、t=5nm、およ
びμ=1000である。その結果、減衰長λは0.7マ
イクロメートルになる。
【0028】磁気記録読取りヘッド用のMTJ素子の使
用について記載した先の米国特許第5390061号で
は、自由強磁性層の背面縁部は固定強磁性層の背面縁部
と接しているか、または固定強磁性移送の背面縁部より
もABSに近かった。したがって、センサの高さがλと
同等またはそれ以下である高密度記録用途の場合(たと
えば5Gビット/in2のセンサの場合センサの高さは
400nm)、磁束はセンサのアクティブ領域(ABS
200と、トンネル障壁層120の背面縁部212また
は固定強磁性層118の背面縁部208のうちのABS
200に近い方の縁部との間の領域)でゼロに抑えられ
る。自由強磁性層の背面縁部に磁束ガイドを付加して自
由強磁性層132をセンサのアクティブ領域を越えて延
ばすと、磁束はその背面磁束ガイドの背面縁部でのみゼ
ロに抑えられることになる。したがって、センサのアク
ティブ領域内の磁束の量は、このような背面磁束ガイド
がない場合よりも増える。その結果、背面磁束ガイドを
備えたMTJセンサの出力信号は、センサのアクティブ
領域内の余分の磁束の量によって強化される。
【0029】電流はトンネル接合部に対して垂直、した
がってトンネル接合部の一部を形成する磁束ガイドの部
分に対して垂直に流れるため、トンネル接合部を越えて
延びる自由強磁性層の部分によって分流される電流はな
い。図5の好ましい実施形態では、トンネル障壁層21
0および固定強磁性層118の背面縁部212、208
はそれぞれ同一平面にあるが、自由強磁性層132の背
面縁部203が、背面縁部212、208のうちのいず
れか検知面200に近い方よりも検知面200から離れ
ている場合はその必要はない。これは、トンネル障壁層
210を垂直方向に流れる電流が、背面縁部212、2
08のうちのいずれか検知面200に近い方によって規
定されるためである。したがって、背面縁部212が固
定強磁性層118の背面縁部208よりも検知面200
に近い場合、検知強磁性層132の背面縁部203をト
ンネル障壁層210の背面縁部212よりも遠い位置に
配置する。同様に、背面縁部208がトンネル障壁層2
10の背面縁部212よりも検知面200に近い場合、
検知強磁性層132の背面縁部203を固定強磁性層1
18の背面縁部208よりも遠くに配置する。
【0030】図5に関して図示し、説明した好ましい実
施形態では第1のリード102は反強磁性層116およ
び固定強磁性層118の背面縁部を越えて延びる背面縁
部を有するように図示されているが、第1のリード10
2は反強磁性層116および固定強磁性層118の背面
縁部とほぼ同一平面上にある背面縁部を有していてもよ
い。また、第2のリード104は自由強磁性層132の
背面縁部203と同一平面の背面縁部を有するように図
示されているが、第2のリード104は自由強磁性層1
32の背面縁部203を越えて延びる背面縁部を有して
いてもよい。同様に、第2のリード104は、背面縁部
がセンサのアクティブ領域の背面縁部よりもABS20
0から離れている場合、自由強磁性層132の背面縁部
203よりもABS200に近い背面縁部を有すること
ができる。
【0031】代替実施形態では、その上に第1のリード
102を形成する基板は第1の磁気遮蔽層S1であり、
第2の磁気遮蔽層S2は第2のリード104上に形成さ
れる。遮蔽層S1およびS2はNi−Fe合金またはN
i−Fe−Co合金で形成され、導電性である。したが
って、この実施形態では、遮蔽層S1を通って第1のリ
ード102に至り、トンネル接合を垂直方向に通って第
2のリード104と第2の遮蔽層S2に至る導電経路が
設けられる。この実施形態では、絶縁ギャップ層G1、
G2が不要になるが、図5に示すようにトンネル接合部
の背面の絶縁材料は必要である。
【0032】埋込みMTJ MR読取りヘッドの製作プ
ロセス センス電流がセンサの層と平行に流れるAMRまたはス
ピン・バルブ・センサの場合、センサに磁束ガイドを付
加するのは困難であるが、これはセンサから電流を分流
させないように磁束ガイドとセンサを電気的に分離しな
ければならないためである。しかも磁束ガイドとセンサ
を磁気的に結合しなければならない。これは、誘電層に
よってセンサを絶縁し、次に磁束ガイド形状をセンサと
揃えることによって実現することができる。センサとの
効率的な磁気結合には、0.1μmの精度と5nm〜1
0nmの誘電層の厚さを必要とし、両方とも、MRヘッ
ド製作に使用されている現在の技術では実現が困難であ
る。しかし、電流がセンサの層に対して垂直に流れる磁
気トンネル接合センサを使用する場合、磁束ガイドを検
知層から電気的に分離する必要はない。背面磁束ガイド
は、図5の好ましい実施形態に図示するように、自由強
磁性層の隣接拡張部とすることができる。
【0033】図6から図19を参照しながら、背面磁束
ガイド付きMTJ MR読取りヘッドの形成プロセスに
ついて説明する。2つのリソグラフィ・パターン描画ス
テップが必要である。1つのステップで固定強磁性層1
18の背面縁部を画定し、もう一つのステップで自由強
磁性層132の背面縁部を画定する。図5に示すよう
に、MTJ MR読取りヘッドを典型的にはアルミナG
1層である絶縁体の層上に製作するが、下部磁気遮蔽層
S1上に直接製作することもできる。
【0034】図6に示すようにこのプロセスは、リード
層102、反強磁性層116、固定強磁性層118、お
よび最終的に酸化させてトンネル障壁層120を形成す
ることになるアルミニウムなどの材料を付着させること
によって開始する。リード材料は、100〜500Åの
典型的な厚さを有するTa、Al、Cu、Au、W、P
tなど様々な導電材料とすることができる。反強磁性層
116は、Fe−Mn、Ni−Mn、Pt−Mn、Ir
−Mn、Pd−Mn、Cr−Alなど、様々な周知の材
料から選択することができる。反強磁性層116の典型
的な厚さは、70〜300Åの範囲である。固定強磁性
層118は、Ni−Fe合金か、またはNi−Fe合金
とCoの薄膜の二層構造であることが好ましい。Ni−
Fe合金層の典型的な厚さは20〜100Åである、C
o層の典型的な厚さは2〜20Åである。トンネル障壁
酸化物層120のアルミニウムの厚さは典型的には5〜
20Åである。
【0035】通常はイオン・ビーム付着か、高周波また
は直流マグネトロン・スパッタリングによって、これら
の層を付着させた後、レジスト230を使用してこれら
の層をパターン描画して図7に示す所望の形状を画定す
る。図7は図6の上面図である。次に、図8に示すよう
に、レジスト230によって保護されていない材料をイ
オン・ミリングによって除去する。これでG1層上にリ
ード層102、反強磁性層116、固定強磁性層11
8、およびトンネル障壁層が図9に示す形状で形成され
る。レジスト層230は典型的にはアンダカットを有す
る二層レジストである。図8のイオン・ミリング・ステ
ップの後、典型的にはアルミナまたはSiO2である絶
縁体の層232をイオン・ビームまたは高周波スパッタ
リングによって付着させてパターンの縁部を密閉し、そ
の後、レジスト層230をリフトオフして図10ないし
図11に示す構造を形成する。この第1のリソグラフィ
・パターン描画ステップでは、固定強磁性層118の背
面縁部208を基準点として設定する。
【0036】図10ないし図11の構造体をパターン描
画して形成した後、トンネル障壁層120になるアルミ
ニウムを100mトルの酸素圧力と25W/cm2の出
力密度で30〜240秒間プラズマ酸化する。これによ
ってアルミナの絶縁トンネル障壁層120が形成され
る。
【0037】次に、図12ないし図13に示すように、
自由強磁性層132とリード層104を付着させる。自
由強磁性層132は典型的にはNi−Fe合金またはC
oとNi−Fe合金との二層構造であり、厚さはNi−
Fe合金は10〜200Å、Coは2〜20Åである。
リード104はリード102について説明したのと同様
の材料および厚さで形成する。
【0038】イオン・ビーム付着か高周波または直流マ
グネトロン・スパッタリングによって層132、104
を付着させた後、レジスト240を使用して自由強磁性
層132とリード層104をパターン描画して図14な
いし図15に示すような所望の形状を画定する。レジス
ト層240は典型的にはアンダカットを有する二層レジ
ストである。次に、図16ないし図17に示すように、
レジスト240によって保護されていない材料をイオン
・ミリングによって除去する。図16のイオン・ミリン
グ・ステップの後、典型的にはアルミナまたはSiO2
である絶縁体の層242をイオン・ビームまたは高周波
スパッタリングによって付着させてパターンの縁部を密
閉し、その後、レジスト層240をリフトオフして図1
8から図19に示す構造を形成する。この第2のリソグ
ラフィ・パターン描画で画定される重要なフィーチャ
は、自由強磁性層132の幅、すなわちABSで露出さ
れることになる幅wである。このステップでは、自由強
磁性層132がABSからトンネル障壁層120の前面
縁部210と背面縁部212の上に延び、背面縁部21
2を越えて終わるように、背面縁部203も画定する。
前述のように、これは、トンネル障壁層120と固定強
磁性層118の背面縁部とABS200によって画定さ
れたアクティブ・トンネル接合領域全面に磁束が効率的
に伝播するのを助ける。
【0039】上述のプロセスは、図4に示すバイアス強
磁性層150に関して前述したように、磁束ガイドの役
割も果たす自由強磁性層132に長手バイアスまたは安
定化を施すように調整することもできる。具体的には、
図16から図19に示すステップを修正して、アルミナ
層242を付着させてからレジスト240をリフトオフ
する代わりに、アルミナ、硬バイアス強磁性材料、およ
び追加のアルミナの付着を順次に行ってから、リフトオ
フを行うようにする。その結果形成される構造を、検知
面200の図である図20に示す。図20には、検知面
200でそれぞれの前面縁部を露出させた検知強磁性層
132と第2のリード104が図示されている。バイア
ス強磁性層150の露出縁部も図示されている。硬バイ
アス強磁性層150と検知強磁性層132との間の領
域、第1のリード102、および第2のリード104を
アルミナなどの絶縁材料で形成する。アルミナの典型的
な厚さは100〜500Åの範囲であり、硬バイアス強
磁性材料は通常、自由強磁性層132のモーメントの1
〜3倍になるように調整された厚さを有するCo−Pt
合金である。第1のアルミナ絶縁体は検知強磁性体形状
の縁部を被い、第2のアルミナ絶縁体は硬バイアス強磁
性材料の上面を被う。リフトオフの後、最終パターン描
画ステップを用いて硬バイアス強磁性材料の不要な領域
を除去する。
【0040】リード、自由および固定強磁性層、トンネ
ル酸化物層、および反強磁性層の合計した厚さは、遮蔽
層S1とS2の間の合計分離距離によって制限される。
5Gビット/in2のセンサの場合、この数値は100
0〜2000Åの範囲である。自由強磁性層132が2
つの遮蔽層間のこのギャップの中心にくるようにすれば
有利である。これは、リード104、102の厚さの比
を調整することによって実現することができる。
【0041】リード104と自由強磁性層132をパタ
ーン描画し、MTJ MRヘッド構造体がABS200
を形成するラッピング・ステップを除いて基本的に完成
した後、固定強磁性層118の磁化方向(磁気モーメン
ト)を適切な方向に合わせる必要がある。固定強磁性層
118と交換結合する反強磁性層116としてFe−M
nを使用した場合、付着させたときには反強磁性であ
る。しかし、固定強磁性層118を適切な向きに交換結
合することができるようにその磁化の方向を調整し直さ
なければならない。この構造体を、アニール炉に入れ、
温度をFe−Mnのブロッキング温度よりも高い約18
0℃に上昇させる。この温度で、Fe−Mn層はもはや
固定強磁性層118との交換異方性を生じさせなくな
る。磁界内で層116、118の対を冷却させることに
よって強磁性層118の交換異方性を生じさせる。固定
強磁性層118の磁化の向きは、印加磁界の方向に沿っ
た方向になる。したがってアニール炉内の印加磁界によ
って、固定強磁性層118のモーメントは図4の矢印1
19で示すようにABSに対して垂直の必要な方向に固
定される。これは、印加磁界によって必要な方向に磁化
された強磁性層118が存在する状態でFe−Mn層を
冷却した結果である。したがって、Fe−Mnのブロッ
キング温度より低い温度で、記録媒体からの印加磁界が
存在するときに、固定強磁性層118の磁化は実質的に
回転しない。
【0042】図5に示す好ましい実施形態の代替構造と
して、リード104と自由強磁性層132を先にG1基
板上に形成し、製作プロセス中に固定強磁性層118、
反強磁性層116、およびリード102がMTJの「上
部」になるようにすることもできる。
【0043】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0044】(1)磁気的に記録されたデータを検知す
るときに媒体の表面に対してほぼ平行に位置合わせされ
るほぼ平坦な検知面を有し、センス回路に接続されてい
るときに媒体上に磁気的に記録されたデータを検知する
磁気トンネル接合磁気抵抗読取りヘッドであって、検知
面の一部を形成する縁部を有する基板と、前記基板上に
形成された第1の導電リードと、前記第1のリード上に
形成され、前記検知面とほぼ同一平面上にある前面縁部
と、前記検知面から前記前面縁部より遠くに配置された
背面縁部とを有し、固定強磁性層の磁化方向が前記媒体
からの印加磁界が存在するときに回転が実質的に妨げら
れるように好ましい方向に沿って固定される固定強磁性
層と、前記検知面とほぼ同一平面上にある検知縁部と、
背面縁部とを有し、検知強磁性層の磁化方向が印加磁界
がないときに前記固定強磁性層の磁化方向に対してほぼ
垂直の方向に向けられ、前記媒体からの印加磁界が存在
するときに自由に回転する検知強磁性層と、前記固定強
磁性層と前記検知強磁性層との間に前記固定磁性層と前
記強磁性層と接触して配置され、前記固定強磁性層と前
記検知強磁性層とに対してほぼ垂直の方向のトンネル電
流を可能にする、前記検知面とほぼ同一平面上にある前
面縁部と前記検知面から前記前面縁部よりも遠くに配置
された背面縁部とを有する絶縁トンネル障壁層と、前記
検知強磁性層上に形成された第2の導電リードとを含
み、前記検知強磁性層の前記背面縁部が、前記トンネル
障壁層の前記背面縁部が前記固定強磁性層の前記背面縁
部よりも前記検知面に近い場合は前記トンネル障壁層の
前記背面縁部よりも前記検知面から遠くに配置され、前
記固定強磁性層の前記背面縁部が前記トンネル障壁層の
前記背面縁部よりも前記検知面に近い場合は前記強磁性
層の前記背面縁部よりも前記検知面から遠くに配置され
る、磁気トンネル接合磁気抵抗読取りヘッド。 (2)前記トンネル障壁層の前記前面縁部と前記固定強
磁性層の前記前面縁部とがほぼ同一平面上にある、上記
(1)に記載のヘッド。 (3)前記トンネル障壁層の背面縁部と前記固定強磁性
層の前記背面縁部とがほぼ同一平面上にあり、前記検知
強磁性層の前記背面縁部が前記トンネル障壁層および前
記強磁性層の前記同一平面の背面縁部よりも前記検知面
から遠くに配置された、上記(1)に記載のヘッド。 (4)前記強磁性層と接触し、界面交換結合によって前
記固定強磁性層の磁化方向を固定する、前記検知面とほ
ぼ同一平面上にある前面縁部を有する反強磁性層をさら
に含む、上記(1)に記載のヘッド。 (5)前記反強磁性層、前記固定強磁性層、および前記
トンネル障壁層の前記背面縁部がほぼ同一平面上にあ
る、上記(1)に記載のヘッド。 (6)前記第1の導電リードが前記基板上に直接形成さ
れ、前記反強磁性層が前記導電リードと前記固定強磁性
層との間に配置され、前記強磁性層が前記反強磁性層上
に直接、接触して形成され、それによって前記固定強磁
性層の磁化方向が前記反強磁性層との界面交換結合によ
って固定される、上記(1)に記載のヘッド。 (7)前記検知強磁性層の磁化方向が、前記印加磁界が
ないときに前記検知面に対してほぼ平行である、上記
(1)に記載のヘッド。 (8)印加磁界がないときに前記検知強磁性層の磁化方
向を前記固定強磁性層の磁化方向に対してほぼ垂直の方
向に長手方向バイアスするバイアス強磁性層と、前記バ
イアス強磁性層と前記検知強磁性層との間に配置され、
前記バイアス強磁性層を前記検知強磁性層から電気的に
分離する電気絶縁層とをさらに含み、前記導電リードが
前記絶縁層によって前記バイアス強磁性層から電気的に
分離され、それによって前記固定強磁性層と前記検知強
磁性層との間にセンス電流が通されるときにセンス電流
が前記バイアス強磁性層内には通らずに前記トンネル障
壁層をほぼ垂直に通る、上記(1)に記載のヘッド。 (9)前記読取りヘッドが統合読取り/書込み型ヘッド
の一部であり、前記読取りヘッドが前記書込みヘッドか
ら遮蔽され、前記基板が前記読取りヘッドの第1の遮蔽
層である、上記(1)に記載のヘッド。 (10)前記第1の遮蔽層上に形成された電気絶縁ギャ
ップ材料の層をさらに含み、前記第1の導電リードが前
記ギャップ材料の層上に形成された、上記(9)に記載
のヘッド。 (11)第2の基板をさらに含み、前記第1のリードと
前記検知強磁性層と前記トンネル障壁層と前記第2のリ
ードとが前記第1の基板と前記第2の基板との間に配置
された層のスタックを形成し、前記スタックと前記第1
および第2の基板との間に配置された絶縁材料をさらに
含む、上記(1)に記載のヘッド。 (12)前記読取りヘッドが統合読取り/書込み型ヘッ
ドの一部であり、前記読取りヘッドが磁気的に遮蔽さ
れ、前記第2の基板が前記読取りヘッドを前記書込みヘ
ッドから分離する第2の遮蔽層である、上記(11)に
記載のヘッド。 (13)前記第1および第2のリードに接続されたセン
ス回路をさらに含む、上記(1)に記載のヘッド。 (14)前記基板が第1の導電磁気遮蔽層であり、前記
第1のリードが前記第1の遮蔽層上に形成され、それに
よって前記第1の遮蔽層と前記第1のリードとの間に導
電経路が形成される、上記(1)に記載のヘッド。 (15)前記第2のリード上に形成された第2の導電磁
気遮蔽層をさらに含み、それによって前記第1の遮蔽層
から前記第1のリードに至り、前記トンネル遮蔽層を通
って前記第2のリードと前記第2の遮蔽層とに至る導電
経路が形成される、上記(14)に記載のヘッド。 (16)前記ヘッドが磁気記録ディスクからデータを検
知するタイプのヘッドであり、前記ヘッドによって前記
ディスクからデータが読み取られるときに前記ディスク
の表面に面する空気軸受面(ABS)と前記ABSに対
してほぼ垂直の尾部端面とを有する空気軸受スライダを
さらに含み、前記スライダ尾部端面がその上に第1の導
電リードが形成される前記基板であり、前記スライダA
BSが前記ヘッドの検知面である、上記(1)に記載の
ヘッド。 (17)磁気的に記録されたデータを検知するときに媒
体の表面に対してほぼ平行に位置合わせされるほぼ平坦
な検知面を有し、センス回路に接続されているときに媒
体上に磁気的に記録されたデータを検知する磁気トンネ
ル接合磁気抵抗読取りヘッドであって、検知面の一部を
形成する縁部を有する基板と、前記基板上に形成された
第1の導電リードと、前記第1のリード上に形成され、
前記検知面とほぼ同一平面上にある前面縁部と、前記前
面縁部より前記検知面から遠くに配置された背面縁部と
を有する固定強磁性層と、前記固定強磁性層と接触し、
界面交換結合によって前記固定強磁性層の磁化方向を、
前記媒体からの印加磁界が存在するときに回転が実施的
に妨げられるように好ましい方向に沿って固定する、前
記検知面とほぼ同一平面上にある前面縁部を有する反強
磁性層と、前記検知面とほぼ同一平面上にある検知縁部
と、背面縁部とを有し、検知強磁性層の磁化方向が、印
加磁界がないときに前記強磁性層の磁化方向に対してほ
ぼ垂直であって前記検知面に対してほぼ平行な方向に向
けられ、前記媒体からの印加磁界が存在するときに自由
に回転する検知強磁性層と、前記固定強磁性層と前記検
知強磁性層との間に前記固定磁性層と前記強磁性層と接
触して配置され、前記固定強磁性層と前記検知強磁性層
とに対してほぼ垂直の方向のトンネル電流を可能にす
る、前記検知面とほぼ同一平面上にある前面縁部と前記
検知面から前記前面縁部よりも遠くに配置された背面縁
部とを有する絶縁トンネル障壁層と、前記検知強磁性層
上に形成された第2の導電リードとを含み、前記検知強
磁性層の前記背面縁部が、前記トンネル障壁層の前記背
面縁部が前記固定強磁性層の前記背面縁部よりも前記検
知面に近い場合は前記トンネル障壁層の前記背面縁部よ
りも前記検知面から遠くに配置され、前記固定強磁性層
の前記背面縁部が前記トンネル障壁層の前記背面縁部よ
りも前記検知面に近い場合は前記強磁性層の前記背面縁
部よりも前記検知面から遠くに配置される磁気トンネル
接合磁気抵抗読取りヘッド。 (18)前記反強磁性層、前記固定強磁性層、および前
記トンネル障壁層の前記背面縁部がほぼ同一平面上にあ
る、上記(17)に記載のヘッド。 (19)前記トンネル障壁層の背面縁部と前記固定強磁
性層の前記背面縁部とがほぼ同一平面上にあり、前記検
知強磁性層の前記背面縁部が前記トンネル障壁層および
前記強磁性層の前記同一平面の背面縁部よりも前記検知
面から遠くに配置された、上記(17)に記載のヘッ
ド。 (20)前記第1の導電リードが前記基板上に直接形成
され、前記反強磁性層が前記第1の導電リードと前記固
定強磁性層との間に配置され、前記固定強磁性層が前記
反強磁性層上に直接、接触して形成された、上記(1
7)に記載のヘッド。 (21)印加磁界がないときに前記検知強磁性層の磁化
方向を前記固定強磁性層の磁化方向に対してほぼ垂直の
方向に長手方向バイアスするバイアス強磁性層と、前記
バイアス強磁性層と前記検知強磁性層との間に配置さ
れ、前記バイアス強磁性層を前記検知強磁性層から電気
的に分離する電気絶縁層とをさらに含み、前記導電リー
ドが前記絶縁層によって前記バイアス強磁性層から電気
的に分離され、それによって前記固定強磁性層と前記検
知強磁性層との間にセンス電流が通されるときにセンス
電流が前記バイアス強磁性層内には通らずに前記トンネ
ル障壁層をほぼ垂直に通る、上記(17)に記載のヘッ
ド。 (22)前記読取りヘッドが統合読取り/書込み型ヘッ
ドの一部であり、前記読取りヘッドが磁気的に遮蔽さ
れ、前記基板が前記読取りヘッドの第1の遮蔽層であ
る、上記(17)に記載のヘッド。 (23)前記第1の遮蔽層上に形成された電気絶縁ギャ
ップ材料の層をさらに含み、前記第1の導電リードが前
記ギャップ材料の層上に形成された、上記(22)に記
載のヘッド。 (24)前記第1および第2のリードに接続されたセン
ス回路をさらに含む、上記(17)に記載のヘッド。 (25)前記基板が第1の導電磁気遮蔽層であり、前記
第1のリードが前記第1の遮蔽層上に形成され、前記第
2のリード上に形成された第2の導電磁気遮蔽層をさら
に含み、それによって前記第1の遮蔽層から前記第1の
リードに至り、前記トンネル遮蔽層を通って前記第2の
リードと前記第2の遮蔽層とに至る導電経路が形成され
る、上記(17)に記載のヘッド。 (26)前記ヘッドが磁気記録ディスクからデータを検
知するタイプのヘッドであり、前記ヘッドによって前記
ディスクからデータが読み取られるときに前記ディスク
の表面に面する空気軸受面(ABS)と前記ABSに対
してほぼ垂直の尾部端面とを有する空気軸受スライダを
さらに含み、前記スライダ尾部端面がその上に第1の導
電リードが形成される前記基板であり、前記スライダA
BSが前記ヘッドの検知面である、上記(17)に記載
のヘッド。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による埋込みMTJ MR読取りヘッド
と共に使用する、従来の磁気記録ディスク・ドライブを
示す略ブロック図である。
【図2】カバーを取り外した状態の図1のディスク・ド
ライブを示す上面図である。
【図3】本発明のMTJ MR読取りヘッドが配置され
ることになる場所を図示するために、遮蔽間に誘導書込
みヘッドに隣接して配置されたMR読取りヘッドを備え
た従来の統合型誘導書込みヘッド/MR読取りヘッドを
示す縦断面図である。
【図4】本発明のMTJ MR読取りヘッドのトンネル
接合部で切り取った断面図であり、トンネル接合部を通
る垂直方向の電流を示す図である。
【図5】ヘッドの検知端部(空気軸受面)を基準にした
様々な層の場所を示す、背面磁束ガイド付きMTJ M
R読取りヘッドの断面図である。
【図6】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取りヘ
ッドの製作ステップを示す図である。
【図7】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取りヘ
ッドの製作ステップを示す図である。
【図8】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取りヘ
ッドの製作ステップを示す図である。
【図9】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取りヘ
ッドの製作ステップを示す図である。
【図10】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取り
ヘッドの製作ステップを示す図である。
【図11】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取り
ヘッドの製作ステップを示す図である。
【図12】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取り
ヘッドの製作ステップを示す図である。
【図13】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取り
ヘッドの製作ステップを示す図である。
【図14】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取り
ヘッドの製作ステップを示す図である。
【図15】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取り
ヘッドの製作ステップを示す図である。
【図16】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取り
ヘッドの製作ステップを示す図である。
【図17】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取り
ヘッドの製作ステップを示す図である。
【図18】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取り
ヘッドの製作ステップを示す図である。
【図19】本発明の背面磁束ガイドMTJ MR読取り
ヘッドの製作ステップを示す図である。
【図20】MTJ素子の前面縁部と長手バイアス強磁性
層の縁部を示す検知面の図である。
【符号の説明】
100 磁気トンネル接合(MTJ) 102 電気リード 104 電気リード 110 ベース電極層スタック 112 テンプレート層 116 反強磁性層 118 固定強磁性層 120 絶縁トンネル障壁層 132 検知強磁性層 134 キャップ層 130 上部電極スタック 132 自由強磁性層 150 バイアス強磁性層 160 絶縁層 200 検知面 202 検知縁部 206、210 前面縁部 208、212 背面縁部
フロントページの続き (72)発明者 スチュアート・スティーブン・パップワ ース・パーキン アメリカ合衆国95120 カリフォルニア 州サンノゼ ロイヤル・オーク・コート 6264 (72)発明者 チン・ホワ・ツァン アメリカ合衆国94087 カリフォルニア 州サニーヴェール ヘレナ・ドライブ 882 (72)発明者 メーソン・ラマー・ウィリアムズ アメリカ合衆国95120 カリフォルニア 州サンノゼ ヴァーガス・コート 5826 (56)参考文献 特開 平4−103014(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/39

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気的に記録されたデータを検知するとき
    に媒体の表面に対してほぼ平行に位置合わせされるほぼ
    平坦な検知面を有し、センス回路に接続されているとき
    に媒体上に磁気的に記録されたデータを検知する磁気ト
    ンネル接合磁気抵抗読取りヘッドであって、 検知面の一部を形成する縁部を有する基板と、 前記基板上に形成された第1の導電リードと、 前記第1のリード上に形成され、前記検知面とほぼ同一
    平面上にある前面縁部と、前記検知面から前記前面縁部
    より遠くに配置された背面縁部とを有し、固定強磁性層
    の磁化方向が前記媒体からの印加磁界が存在するときに
    回転が実質的に妨げられるように好ましい方向に沿って
    固定される固定強磁性層と、 前記検知面とほぼ同一平面上にある検知縁部と、背面縁
    部とを有し、検知強磁性層の磁化方向が印加磁界がない
    ときに前記固定強磁性層の磁化方向に対してほぼ垂直の
    方向に向けられ、前記媒体からの印加磁界が存在すると
    きに自由に回転する検知強磁性層と、 前記固定強磁性層と前記検知強磁性層との間に前記固定
    磁性層と前記強磁性層と接触して配置され、前記固定強
    磁性層と前記検知強磁性層とに対してほぼ垂直の方向の
    トンネル電流を可能にする、前記検知面とほぼ同一平面
    上にある前面縁部と前記検知面から前記前面縁部よりも
    遠くに配置された背面縁部とを有する絶縁トンネル障壁
    層と、 前記検知強磁性層上に形成された第2の導電リードとを
    含み、 前記検知強磁性層の前記背面縁部が、前記トンネル障壁
    層の前記背面縁部が前記固定強磁性層の前記背面縁部よ
    りも前記検知面に近い場合は前記トンネル障壁層の前記
    背面縁部よりも前記検知面から遠くに配置され、前記固
    定強磁性層の前記背面縁部が前記トンネル障壁層の前記
    背面縁部よりも前記検知面に近い場合は前記強磁性層の
    前記背面縁部よりも前記検知面から遠くに配置される、
    磁気トンネル接合磁気抵抗読取りヘッド。
  2. 【請求項2】前記トンネル障壁層の前記前面縁部と前記
    固定強磁性層の前記前面縁部とがほぼ同一平面上にあ
    る、請求項1に記載のヘッド。
  3. 【請求項3】前記トンネル障壁層の背面縁部と前記固定
    強磁性層の前記背面縁部とがほぼ同一平面上にあり、前
    記検知強磁性層の前記背面縁部が前記トンネル障壁層お
    よび前記強磁性層の前記同一平面の背面縁部よりも前記
    検知面から遠くに配置された、請求項1に記載のヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】前記強磁性層と接触し、界面交換結合によ
    って前記固定強磁性層の磁化方向を固定する、前記検知
    面とほぼ同一平面上にある前面縁部を有する反強磁性層
    をさらに含む、請求項1に記載のヘッド。
  5. 【請求項5】前記反強磁性層、前記固定強磁性層、およ
    び前記トンネル障壁層の前記背面縁部がほぼ同一平面上
    にある、請求項1に記載のヘッド。
  6. 【請求項6】前記第1の導電リードが前記基板上に直接
    形成され、前記反強磁性層が前記導電リードと前記固定
    強磁性層との間に配置され、前記強磁性層が前記反強磁
    性層上に直接、接触して形成され、それによって前記固
    定強磁性層の磁化方向が前記反強磁性層との界面交換結
    合によって固定される、請求項1に記載のヘッド。
  7. 【請求項7】前記検知強磁性層の磁化方向が、前記印加
    磁界がないときに前記検知面に対してほぼ平行である、
    請求項1に記載のヘッド。
  8. 【請求項8】印加磁界がないときに前記検知強磁性層の
    磁化方向を前記固定強磁性層の磁化方向に対してほぼ垂
    直の方向に長手方向バイアスするバイアス強磁性層と、 前記バイアス強磁性層と前記検知強磁性層との間に配置
    され、前記バイアス強磁性層を前記検知強磁性層から電
    気的に分離する電気絶縁層とをさらに含み、前記導電リ
    ードが前記絶縁層によって前記バイアス強磁性層から電
    気的に分離され、それによって前記固定強磁性層と前記
    検知強磁性層との間にセンス電流が通されるときにセン
    ス電流が前記バイアス強磁性層内には通らずに前記トン
    ネル障壁層をほぼ垂直に通る、請求項1に記載のヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】前記読取りヘッドが統合読取り/書込み型
    ヘッドの一部であり、前記読取りヘッドが前記書込みヘ
    ッドから遮蔽され、前記基板が前記読取りヘッドの第1
    の遮蔽層である、請求項1に記載のヘッド。
  10. 【請求項10】前記第1の遮蔽層上に形成された電気絶
    縁ギャップ材料の層をさらに含み、前記第1の導電リー
    ドが前記ギャップ材料の層上に形成された、請求項9に
    記載のヘッド。
  11. 【請求項11】第2の基板をさらに含み、前記第1のリ
    ードと前記検知強磁性層と前記トンネル障壁層と前記第
    2のリードとが前記第1の基板と前記第2の基板との間
    に配置された層のスタックを形成し、前記スタックと前
    記第1および第2の基板との間に配置された絶縁材料を
    さらに含む、請求項1に記載のヘッド。
  12. 【請求項12】前記読取りヘッドが統合読取り/書込み
    型ヘッドの一部であり、前記読取りヘッドが磁気的に遮
    蔽され、前記第2の基板が前記読取りヘッドを前記書込
    みヘッドから分離する第2の遮蔽層である、請求項11
    に記載のヘッド。
  13. 【請求項13】前記第1および第2のリードに接続され
    たセンス回路をさらに含む、請求項1に記載のヘッド。
  14. 【請求項14】前記基板が第1の導電磁気遮蔽層であ
    り、前記第1のリードが前記第1の遮蔽層上に形成さ
    れ、それによって前記第1の遮蔽層と前記第1のリード
    との間に導電経路が形成される、請求項1に記載のヘッ
    ド。
  15. 【請求項15】前記第2のリード上に形成された第2の
    導電磁気遮蔽層をさらに含み、それによって前記第1の
    遮蔽層から前記第1のリードに至り、前記トンネル遮蔽
    層を通って前記第2のリードと前記第2の遮蔽層とに至
    る導電経路が形成される、請求項14に記載のヘッド。
  16. 【請求項16】前記ヘッドが磁気記録ディスクからデー
    タを検知するタイプのヘッドであり、前記ヘッドによっ
    て前記ディスクからデータが読み取られるときに前記デ
    ィスクの表面に面する空気軸受面(ABS)と前記AB
    Sに対してほぼ垂直の尾部端面とを有する空気軸受スラ
    イダをさらに含み、前記スライダ尾部端面がその上に第
    1の導電リードが形成される前記基板であり、前記スラ
    イダABSが前記ヘッドの検知面である、請求項1に記
    載のヘッド。
  17. 【請求項17】磁気的に記録されたデータを検知すると
    きに媒体の表面に対してほぼ平行に位置合わせされるほ
    ぼ平坦な検知面を有し、センス回路に接続されていると
    きに媒体上に磁気的に記録されたデータを検知する磁気
    トンネル接合磁気抵抗読取りヘッドであって、 検知面の一部を形成する縁部を有する基板と、 前記基板上に形成された第1の導電リードと、 前記第1のリード上に形成され、前記検知面とほぼ同一
    平面上にある前面縁部と、前記前面縁部より前記検知面
    から遠くに配置された背面縁部とを有する固定強磁性層
    と、 前記固定強磁性層と接触し、界面交換結合によって前記
    固定強磁性層の磁化方向を、前記媒体からの印加磁界が
    存在するときに回転が実施的に妨げられるように好まし
    い方向に沿って固定する、前記検知面とほぼ同一平面上
    にある前面縁部を有する反強磁性層と、 前記検知面とほぼ同一平面上にある検知縁部と、背面縁
    部とを有し、検知強磁性層の磁化方向が、印加磁界がな
    いときに前記強磁性層の磁化方向に対してほぼ垂直であ
    って前記検知面に対してほぼ平行な方向に向けられ、前
    記媒体からの印加磁界が存在するときに自由に回転する
    検知強磁性層と、 前記固定強磁性層と前記検知強磁性層との間に前記固定
    磁性層と前記強磁性層と接触して配置され、前記固定強
    磁性層と前記検知強磁性層とに対してほぼ垂直の方向の
    トンネル電流を可能にする、前記検知面とほぼ同一平面
    上にある前面縁部と前記検知面から前記前面縁部よりも
    遠くに配置された背面縁部とを有する絶縁トンネル障壁
    層と、 前記検知強磁性層上に形成された第2の導電リードとを
    含み、 前記検知強磁性層の前記背面縁部が、前記トンネル障壁
    層の前記背面縁部が前記固定強磁性層の前記背面縁部よ
    りも前記検知面に近い場合は前記トンネル障壁層の前記
    背面縁部よりも前記検知面から遠くに配置され、前記固
    定強磁性層の前記背面縁部が前記トンネル障壁層の前記
    背面縁部よりも前記検知面に近い場合は前記強磁性層の
    前記背面縁部よりも前記検知面から遠くに配置される磁
    気トンネル接合磁気抵抗読取りヘッド。
  18. 【請求項18】前記反強磁性層、前記固定強磁性層、お
    よび前記トンネル障壁層の前記背面縁部がほぼ同一平面
    上にある、請求項17に記載のヘッド。
  19. 【請求項19】前記トンネル障壁層の背面縁部と前記固
    定強磁性層の前記背面縁部とがほぼ同一平面上にあり、
    前記検知強磁性層の前記背面縁部が前記トンネル障壁層
    および前記強磁性層の前記同一平面の背面縁部よりも前
    記検知面から遠くに配置された、請求項17に記載のヘ
    ッド。
  20. 【請求項20】前記第1の導電リードが前記基板上に直
    接形成され、前記反強磁性層が前記第1の導電リードと
    前記固定強磁性層との間に配置され、前記固定強磁性層
    が前記反強磁性層上に直接、接触して形成された、請求
    項17に記載のヘッド。
  21. 【請求項21】印加磁界がないときに前記検知強磁性層
    の磁化方向を前記固定強磁性層の磁化方向に対してほぼ
    垂直の方向に長手方向バイアスするバイアス強磁性層
    と、 前記バイアス強磁性層と前記検知強磁性層との間に配置
    され、前記バイアス強磁性層を前記検知強磁性層から電
    気的に分離する電気絶縁層とをさらに含み、前記導電リ
    ードが前記絶縁層によって前記バイアス強磁性層から電
    気的に分離され、それによって前記固定強磁性層と前記
    検知強磁性層との間にセンス電流が通されるときにセン
    ス電流が前記バイアス強磁性層内には通らずに前記トン
    ネル障壁層をほぼ垂直に通る、請求項17に記載のヘッ
    ド。
  22. 【請求項22】前記読取りヘッドが統合読取り/書込み
    型ヘッドの一部であり、前記読取りヘッドが磁気的に遮
    蔽され、前記基板が前記読取りヘッドの第1の遮蔽層で
    ある、請求項17に記載のヘッド。
  23. 【請求項23】前記第1の遮蔽層上に形成された電気絶
    縁ギャップ材料の層をさらに含み、前記第1の導電リー
    ドが前記ギャップ材料の層上に形成された、請求項22
    に記載のヘッド。
  24. 【請求項24】前記第1および第2のリードに接続され
    たセンス回路をさらに含む、請求項17に記載のヘッ
    ド。
  25. 【請求項25】前記基板が第1の導電磁気遮蔽層であ
    り、前記第1のリードが前記第1の遮蔽層上に形成さ
    れ、前記第2のリード上に形成された第2の導電磁気遮
    蔽層をさらに含み、それによって前記第1の遮蔽層から
    前記第1のリードに至り、前記トンネル遮蔽層を通って
    前記第2のリードと前記第2の遮蔽層とに至る導電経路
    が形成される、請求項17に記載のヘッド。
  26. 【請求項26】前記ヘッドが磁気記録ディスクからデー
    タを検知するタイプのヘッドであり、前記ヘッドによっ
    て前記ディスクからデータが読み取られるときに前記デ
    ィスクの表面に面する空気軸受面(ABS)と前記AB
    Sに対してほぼ垂直の尾部端面とを有する空気軸受スラ
    イダをさらに含み、前記スライダ尾部端面がその上に第
    1の導電リードが形成される前記基板であり、前記スラ
    イダABSが前記ヘッドの検知面である、請求項17に
    記載のヘッド。
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