JP2008052885A - 磁気センサ及び磁気ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、コンピュータ等の記録装置として使用される磁気記録装置の磁気抵抗効果ヘッドに関し、特に、磁気記録媒体との接触によるトンネル効果型磁気抵抗効果素子の劣化を防ぐことが出来るようにする。
【解決手段】本発明は、浮上面から見たシールド兼電極層の露出面積を小さくし、さらに、当該シールド兼電極層の外側にもシールド層を設けることで、シールド効果を低下させることなく、磁気記録媒体との接触によるトンネル効果型磁気抵抗効果素子の劣化を防ぐことが出来るトンネル効果型磁気抵抗ヘッドを提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気ディスクから磁気情報を再生する磁気センサに関する発明である。
磁気ディスク装置は記憶容量の増加が求められており、磁気ディスクの記録密度は高くなっている。記録密度を高めるためには、磁気ディスクのビット間を狭くして、記録できる信号を多くする必要がある。しかし、ビット間が狭くなるとビット間を構成する磁石が小さくなるため、当該磁石が発する磁束も小さくなってしまう。そのため、磁気ヘッドの浮上量を下げなければ磁束を磁気センサに流入させることができない。
磁気ヘッドの浮上量が下がると、磁気ヘッドの浮上面が磁気ディスクに接触する危険性が生じる。浮上面が磁気ディスクに接触すると、熱が発生する。発生した熱が磁気センサに流入すると、磁気センサが破壊されたり、磁気センサが読み出す信号にノイズが乗ったりして、読出信号が劣化してしまう。
磁気センサに関する先行技術文献としては下記のものがある。
特開2000-215415号公報 特開2002-026423号公報
熱の発生を抑えるためには、例えば、磁気センサを構成するシールド兼電極層の幅を狭くして、磁気ディスクとの接触面積を小さくすることが一つの方法として考えられる。しかし、シールド兼電極層の幅を狭くすると、磁気ディスクが発する磁束から磁気抵抗効果素子をシールドするシールド効果が弱まってしまう。
本発明の課題は、磁気ディスクとの接触による熱の発生を抑え、かつ、シールド効果も高めることである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の手段を採用する。
第一の手段として:
磁気センサは、記録媒体から磁気情報を読み出す磁気抵抗効果素子を有し、さらに、該磁気抵抗効果素子を挟むように配置し、かつ該磁気抵抗効果素子に電流を印加する磁性体よりなる一対の電極層と、少なくとも一方の電極層の該磁気抵抗効果素子と向かい合う面と反対側に配置し、該記録媒体が発する磁束から該磁気抵抗効果素子をシールドするシールド層と、該少なくとも一方の電極層と該シールド層との間に配置し、該電極層と該シールド層とを電気的に絶縁する絶縁層とを有する。
第二の手段として:
該シールド層は、各電極層の該磁気抵抗効果素子と向かい合う面と反対側にそれぞれ配置し、該絶縁層は、該電極層と該シールド層との間に配置している。
第三の手段として:
該シールド層と該磁気抵抗効果素子との間に配置する該電極層の幅は、該シールド層の幅よりも狭い。
第四の手段として:
該シールド層と該磁気抵抗効果素子との間に配置する該電極層の厚さは、該シールド層の厚さよりも小さい。
第五の手段として:
磁気ディスク装置は、磁気情報を記録する記録媒体と、該記録媒体に対して磁気情報の書き込み及び読み出しを行う磁気ヘッドを有し、さらに、該磁気ヘッドは、該磁気抵抗効果素子を挟むように配置し、かつ該磁気抵抗効果素子に電流を印加する磁性体よりなる一対の電極層と、少なくとも一方の電極層の該磁気抵抗効果素子と向かい合う面と反対側に配置し、該記録媒体が発する磁束から該磁気抵抗効果素子をシールドするシールド層と、該少なくとも一方の電極層と該シールド層との間に配置し、該電極層と該シールド層とを電気的に絶縁する絶縁層とから構成される磁気センサを有する。
第六の手段として:
該一対の電極層間の幅は、該磁気ディスクにおいて磁気情報が記録される単位の幅よりも狭い。
第七の手段として:
該シールド層と該磁気抵抗効果素子との間に配置する該電極層の幅は、該シールド層の幅よりも狭い。
第八の手段として:
該シールド層と該磁気抵抗効果素子との間に配置する該電極層の厚さは、該シールド層の厚さよりも小さい。
本発明によれば、シールド兼電極層の幅を狭くし、かつ、当該シールド兼電極層の磁気抵抗効果素子と向かい合う面と反対側に、絶縁層を介してシールド層を配置する。そのため、浮上面が磁気ディスクと接触しても、シールド兼電極層から発生する熱は小さくなり、かつ、シールド層から発生する熱を絶縁層が磁気抵抗効果素子に伝えにくくする。さらに、シールド兼電極層の他にシールド層を配置するため、シールド効果を高めることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施例1)
図1は、磁気ディスク装置の斜視図である。磁気ディスク9は磁気情報を含み、スピンドルモータ112によって高速で回転する。アクチュエータアーム114には、ステンレスで作られたサスペンション115が取り付けられている。また、アクチュエータアーム114は、支軸116により回転自在に筐体118に固定され、磁気ディスク9の半径方向に移動する。これにより、サスペンション115に取り付けられたスライダ119が磁気ディスク9上を移動して、トラック上で情報の記録、再生を行う。筐体118の中には再生信号を検出する検出回路装置が固定されている。検出回路装置はセンス電流を磁気ヘッドのリード部中の磁気抵抗効果素子に印加し、当該磁気抵抗効果素子での電圧変化を測定することによって、磁気ディスクから情報を復元する。
図2は、図1に示した磁気ディスク9、サスペンション115、スライダ119及び磁気ヘッド120の位置関係を示した概略図である。スライダ119はサスペンション115に取り付けられヘッドサスペンションアセンブリを構成する。高速で磁気ディスク9が回転することで、空気をスライダ119と磁気ディスク13の間に引き込んで、スライダ119は浮上する。スライダ119の先端に形成された磁気ヘッド120は、サスペンション115及びアクチュエータアーム114上の絶縁されている導線線を介して検出回路装置に電気的に接続される。磁気ディスク9に記録された情報の読み出しには磁気ヘッド120が有する磁気抵抗効果素子を利用する。即ち、磁気ディスク9の記録トラックからの漏れ磁場はスライダ119に受け入れられ、磁気抵抗効果素子に流入する。
図3は、磁気ヘッド120を浮上面に対して垂直に切った断面図である。この磁気ヘッド120は、アルチック(Al−TiC)からなる基板7上に、磁気抵抗効果素子5を積層方向に挟む配置に下部シールド兼電極層6と上部シールド兼電極層4を形成する。さらに、下部シールド兼電極層6の外側に下部シールド層15を、上部シールド兼電極層4の外側に上部シールド層14を形成する。上部シールド層14の上にはライトヘッドの下部磁極2を形成し、書き込み用のコイル8と上部磁極1を形成して構成されている。
下部シールド層15、下部シールド兼電極層6、磁気抵抗効果素子5、上部シールド兼電極層4及び上部シールド層14がリード部を構成する。また、下部磁極2、コイル8、上部磁極1がライト部を構成する。これらの下部シールド層15、下部シールド兼電極層6、上部シールド兼電極層4、上部シールド層14、下部磁極2は、層間にアルミナ(Al)等の絶縁層を介在させ、順次パターン化しながら積層して形成される。なお、図3においては、特に明示が必要な絶縁層については図示してある。
まず、リード部について、図4乃至図6を用いて詳細に説明する。図4は磁気ヘッド120を浮上面側から見た図である。リード部20は、磁気ディスクからの漏れ磁場を受けて、再生信号を生成する磁気抵抗効果素子5と当該素子の膜厚方向の両側から挟み込むように配置された上部シールド兼電極層4及び下部シールド兼電極層6を有する。さらに、上部シールド兼電極層4及び下部シールド兼電極層6を絶縁層3を介して両側から挟み込むように配置された上部シールド層14及び下部シールド層15を有する。上部シールド兼電極層4、下部シールド兼電極層6、上部シールド層14及び下部シールド層15はNiFeよりなる。絶縁層3はAlOよりなる。絶縁層3は、シールド兼電極層とシールド層とが電気的に短絡してしまうのを防ぐ。シールド兼電極層とシールド層とが短絡してしまっては、磁気抵抗効果素子5に適切にセンス電流を供給することができなくなるからである。さらに、絶縁層を構成するAlOは、シールド兼電極層及びシールド層を構成するNiFeと比較して接触による熱が発生しにくい。
下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4は、再生分解能を向上させるためのギャップを形成している。つまり、磁気ディスクから磁気抵抗効果素子5に流入させるべき磁束以外の磁束を下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4が吸収することで、磁気抵抗効果素子5に余計な磁束が流入することを防いでいる。また、下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4は磁気抵抗効果素子5を通過した磁束を吸収する。さらに、特に図示しないが、下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4には電流源が接続されており、センス電流が供給されている。磁気抵抗効果素子5の抵抗の変化に応じて一対の端子間の電圧が変化し、磁気ディスク9に記録された磁気情報を電圧信号として再生することができる。なお、磁気抵抗効果素子5については図5を用いて後述する。
図5に示すように、本発明における磁気抵抗効果素子5は、下部シールド兼電極層6の側から順に反強磁性体のピン層22、強磁性体のピンド層23、絶縁体のバリア層26及び強磁性体のフリー層24が積層されてなるトンネル効果型磁気抵抗効果素子である。ピン層22は、反強磁性材料であるPt、Pd、Mgなどの材料で形成される。フリー層24は、磁気的に軟磁性を示す強磁性体であり、例えば、Fe、Co、Ni、CoFe、NiFe、CoZrNbなどの材料で形成される。ピンド層23は図では一層構造として表しているが、図6に示すように実際にはCoFe、Ru、CoFeの三層構造になっている。バリア層26は、Alで形成される。さらに磁気抵抗効果素子5の両側には縦バイアス層25が形成される。縦バイアス層25は図中に示した方向に磁化を持つ。そのため、縦バイアス層25に挟まれているフリー層24も図中に示した方向に磁化方向が半固定されている。ピンド層23の磁化の方向はピン層22によって、図中に示した方向に磁化を持つ。トンネル効果型磁気抵抗効果素子では、通常はバリア層26が存在する。磁気ディスク9からの漏れ磁場によって、フリー層24の磁化の方向が変化することで、トンネル効果による電流が変化する。なお、ピンド層23とフリー層24の磁化方向は信号の入力が無い状態では直交している。
このように、磁気抵抗効果素子5は、漏れ磁場の大きさの変化に応じて、その抵抗値が変化する。そのため、上述したように磁気抵抗効果素子5の抵抗の変化に応じて一対の端子間の電圧が変化し、磁気ディスク9に記録された磁気情報を電圧信号として再生することができるようになる。なお、図3において矢印で示したように、上部シールド兼電極層4及び下部シールド兼電極層6に挟まれた間隔はリードギャップと呼ばれる。磁気ディスクは記録密度の向上に伴い、1ビットを記録する幅が小さくなっている。そのため、リードギャップも狭くして、磁気抵抗効果素子5に流入させるべき磁束以外の磁束をシールド兼電極層が吸収している。
リード部は、さらに、下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4の外側に、絶縁層3を介してそれぞれ下部シールド層15及び上部シールド層14が形成される。磁気ディスクから磁気抵抗効果素子5に流入させるべき磁束以外の磁束を下部シールド層15及び上部シールド層14が吸収することで、磁気抵抗効果素子5に余計な磁束が流入することを防いでいる。また、下部シールド層15及び上部シールド層14は磁気抵抗効果素子5を通過した磁束を吸収する。このように、本発明では、下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4の外側にも下部シールド層15及び上部シールド層14を形成することで、シールド効果を高めている。
ライト部について、図3乃至図4を用いて詳細に説明する。ライト部は、上部磁極1、コイル8、下部磁極2を有する。コイル8の周囲には絶縁層が形成され、絶縁層上には軟磁性材料からなる上部磁極1が形成される。コイル8は上部磁極1と下部磁極2との間に挟み込まれている。上部磁極1と下部磁極2とはコイル8の周りを1周する磁気回路を形成している。コイル8に電流が印加されると、磁束流が生起される。そして、磁束流は下部磁極2と上部磁極1との間を行き交い外部に飛び出す。この外部に飛び出した磁束流によって、磁気ディスク9の磁化の方向が変えられ、情報が書き込まれる。つまり、コイル8に記録すべき情報で変調された電流を流すことにより、電流値に応じた磁界が誘導されて、磁気ディスク9に情報を磁気的に記録することができる。
続いて、図4を用いて各部材の形状について述べる。浮上面から見て、下部シールド層15の形状は、幅40〜100μm、奥行き20〜40μm、厚さ1.0〜2.0μmとなっており、上部シールド層14の形状は、幅40〜100μm、奥行き20〜40μm、厚さ1.0〜2.0μmとなっている。上部シールド兼電極層4、下部シールド兼電極層6の幅は、上部シールド層14、下部シールド層15の幅よりも狭く、それぞれ10〜20μmとなっている。厚さもシールド層の厚さよりも小さく、2.0μm以下となっている。また、絶縁層3の厚さは0.25〜0.5μmとなっている。なお、図4において、幅とはZ方向、厚さとはX方向、奥行きとはY方向のことである。
(実施例2)
実施例1では、磁気抵抗効果素子5を積層方向に挟む配置に下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4を形成する例について説明したが、他の構成にすることも考えられる。
図7は、実施例2における磁気ヘッド120を浮上面に対して垂直に切った断面図である。この磁気ヘッド120は、アルチック(Al−TiC)からなる基板7上に、磁気抵抗効果素子5を積層方向に挟む配置に下部シールド兼電極層6と上部シールド兼電極層4を形成する。さらに、上部シールド兼電極層4の外側に上部シールド層14を形成する。上部シールド層14の上にはライトヘッドの下部磁極2を形成し、書き込み用のコイル8と上部磁極1を形成して構成されている。
下部シールド兼電極層6、磁気抵抗効果素子5、上部シールド兼電極層4及び上部シールド層14がリード部を構成する。また、下部磁極2、コイル8、上部磁極1がライト部を構成する。これらの下部シールド兼電極層6、上部シールド兼電極層4、上部シールド層14、下部磁極2は、層間にアルミナ(Al)等の絶縁層を介在させ、順次パターン化しながら積層して形成される。なお、図7、8においては、特に明示が必要な絶縁層については図示してある。
まず、リード部について、図7を用いて詳細に説明する。図7は磁気ヘッド120を浮上面側から見た図である。リード部20は、磁気ディスクからの磁界を受けて、磁界に応じた再生信号を生成する磁気抵抗効果素子5と当該素子の膜厚方向の両側から挟み込むように配置された上部シールド兼電極層4及び下部シールド兼電極層6を有する。さらに、上部シールド兼電極層4の外側に絶縁層3を介して配置された上部シールド層14を有する。このように、本発明では、上部シールド兼電極層4の外側にも上部シールド層14を形成することで、シールド効果を高めている。
下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4は、再生分解能を向上させるためのギャップを形成している。つまり、磁気ディスクから磁気抵抗効果素子5に流入させるべき磁束以外の磁束を下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4が吸収することで、磁気抵抗効果素子5に余計な磁束が流入することを防いでいる。また、下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4は磁気抵抗効果素子5を通過した磁束を吸収する。さらに、特に図示しないが、下部シールド兼電極層6及び上部シールド兼電極層4には電流源が接続されており、センス電流が供給されている。磁気抵抗効果素子5の抵抗の変化に応じて一対の端子間の電圧が変化し、磁気ディスク9に記録された磁気情報を電圧信号として再生することができる。磁気抵抗効果素子5については図5を用いて説明したのと同様なのでその説明を省略する。
ライト部については、実施例1において説明したのと同様なので、その説明を省略する。
続いて、図8を用いて各部材の形状について述べる。浮上面から見て、下部シールド兼電極層6の形状は、幅40〜100μm、奥行き20〜40μm、厚さ1.0〜2.0μmとなっており、上部シールド層14の形状は、幅40〜100μm、奥行き20〜40μm、厚さ1.0〜2.0μmとなっている。上部シールド兼電極層4の幅は、上部シールド層14の幅よりも狭く、10〜20μmとなっている。厚さもシールド層の厚さよりも小さく、2.0μm以下となっている。また、絶縁層3の厚さは0.25〜0.5μmとなっている。なお、図8において、幅とはZ方向、厚さとはX方向、奥行きとはY方向のことである。
(本発明の有効性)
最後に、本発明の有効性について説明する。例えば、図9、10に示した磁気ヘッドと比較して説明する。図9は、磁気ヘッドを浮上面に対して垂直に切った断面図であり、図10は、磁気ヘッドを浮上面側から見た図である。図9、10において、幅とはZ方向、厚さとはX方向、奥行きとはY方向のことである。
この磁気ヘッド120は、アルチック(Al−TiC)からなる基板7上に、磁気抵抗効果素子5を積層方向に挟む配置に下部シールド兼電極層6と上部シールド兼電極層4を形成する。上部シールド兼電極層4の上にはライトヘッドの下部磁極2を形成し、書き込み用のコイル8と上部磁極1を形成して構成されている。これらの下部シールド兼電極層6、上部シールド兼電極層4、下部磁極2は、層間にアルミナ(Al)等の絶縁層を介在させ、順次パターン化しながら積層して形成される。
図3及び図9に示したように、磁気ヘッドの浮上面は磁気ディスク9と接触してしまうことがある。接触によって発生する熱は、磁気抵抗効果素子5の破壊の原因となる。ここで、素子の破壊とは、熱によってピン層22、ピンド層23、バリア層26、24が溶けて混ざってしまったり、熱によってピン層22とピンド層23との結合が解けてしまったりして、磁化の方向が定まらなくなってしまうことを言う。
図9に示した磁気ヘッドでは、磁気抵抗効果素子5を挟み込む上部シールド兼電極層4及び下部シールド兼電極層6の幅が、図3に示した上部シールド兼電極層4及び下部シールド兼電極層6の幅よりも広く、かつ、厚さも大きい。そのため、磁気ディスク9と接触する浮上面の面積が大きくなってしまい、発生する熱も大きくなる。その結果、磁気抵抗効果素子5に与える熱が大きくなってしまう。これに対し、本発明における磁気ヘッドでは、磁気抵抗効果素子5を挟み込むシールド兼電極層の幅が狭く、かつ、厚さも小さい。そのため、磁気ディスク9と接触する浮上面の面積が小さくなり、発生する熱も小さくなる。その結果、磁気抵抗効果素子5に与える熱も小さくなる。さらに、シールド兼電極層の外側には絶縁層3を介してシールド層を形成しているため、シールド層が磁気ディスク9と接触しても、熱は絶縁層3を介すため、磁気抵抗効果素子5に伝わりにくくなる。また、絶縁層はAlより形成されているため、NiFeより形成されているシールド兼電極層及びシールド層と比べて磁気ディスク9との接触による熱が発生しにくい。
上述したように、本発明では、上部シールド兼電極層4及び下部シールド兼電極層6の少なくとも一方の外側に絶縁層を介してシールド層を形成し、シールド効果を高めた構造となっている。さらに、絶縁層を形成するAlはシールド層及びシールド兼電極層を形成するNiFeと比べて磁気ディスクとの接触による熱が発生しにくく、かつ熱を伝えにくい。そのため、磁気ヘッドの浮上面が磁気ディスクと接触しても、絶縁層からは熱が発生しにくく、外側の上部シールド層14及び下部シールド層15が磁気ディスクと接触して熱を発生しても、その熱を絶縁層が上部シールド兼電極層4及び下部シールド兼電極層6に伝えにくくする。ゆえに、磁気抵抗効果素子に流入する熱は少なくなり、素子が破壊されにくくなる。
以上の実施の形態は、本発明をより良く理解させるために具体的に説明したものであって、別形態を制限するものではない。従って、発明の趣旨を変更しない範囲で変更可能である。例えば、実施例2においては、上部シールド兼電極層4のみの外側にシールド層を配置する構成にしたが、下部シールド兼電極層6のみの外側にシールド層を配置する構成にしても良い。また、例えば、図11及び図12に示したように、絶縁層を介して配置したシールド層の外側にさらに絶縁層を介してシールド層を配置する構成にしても良い。
本発明の実施の形態における磁気ディスク装置を示す図である。 サスペンション、スライダ及び磁気ヘッドの位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態における磁気ヘッドを示す断面図(その1)である。 本発明の実施の形態における磁気ヘッドを媒体側から見た図(その1)である。 磁気抵抗効果素子の構成図である。 ピンド層の構成図である。 本発明の実施の形態における磁気ヘッドを示す断面図(その2)である。 本発明の実施の形態における磁気ヘッドを媒体側から見た図(その2)である。 磁気ヘッドを示す断面図である。 磁気ヘッドを媒体側から見た図である。 本発明の実施の形態における磁気ヘッドを示す断面図(その3)である。 本発明の実施の形態における磁気ヘッドを媒体側から見た図(その3)である。
符号の説明
1 上部磁極
2 下部磁極
3 絶縁層
4 上部シールド兼電極層
5 磁気抵抗効果素子
6 下部シールド兼電極層
7 基板
8 コイル
9 磁気ディスク
10 上部電極
11 下部電極
14 上部シールド層
15 下部シールド層
18 スライダ
19 サスペンション
20 リード部
21 ライト部
22 ピン層
23 ピンド層
24 フリー層
25 縦バイアス層
26 バリア層
50 磁気ディスク装置
51 磁気ヘッド
120 磁気ヘッド
231 CoFe層
232 Ru層

Claims (8)

  1. 記録媒体から磁気情報を読み出す磁気抵抗効果素子を有する磁気センサにおいて、
    該磁気抵抗効果素子を挟むように配置し、かつ該磁気抵抗効果素子に電流を印加する磁性体よりなる一対の電極層と、
    少なくとも一方の電極層の該磁気抵抗効果素子と向かい合う面と反対側に配置し、該記録媒体が発する磁束から該磁気抵抗効果素子をシールドするシールド層と、
    該少なくとも一方の電極層と該シールド層との間に配置し、該電極層と該シールド層とを電気的に絶縁する絶縁層と、
    を有することを特徴とする磁気センサ。
  2. 該シールド層は、各電極層の該磁気抵抗効果素子と向かい合う面と反対側にそれぞれ配置し、
    該絶縁層は、該電極層と該シールド層との間に配置していることを特徴とする請求項1記載の磁気センサ。
  3. 該シールド層と該磁気抵抗効果素子との間に配置する該電極層の幅は、該シールド層の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサ。
  4. 該シールド層と該磁気抵抗効果素子との間に配置する該電極層の厚さは、該シールド層の厚さよりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサ。
  5. 磁気情報を記録する記録媒体と、該記録媒体に対して磁気情報の書き込み及び読み出しを行う磁気ヘッドを有する磁気ディスク装置において、
    該磁気ヘッドは、該磁気抵抗効果素子を挟むように配置し、かつ該磁気抵抗効果素子に電流を印加する磁性体よりなる一対の電極層と、少なくとも一方の電極層の該磁気抵抗効果素子と向かい合う面と反対側に配置し、該記録媒体が発する磁束から該磁気抵抗効果素子をシールドするシールド層と、該少なくとも一方の電極層と該シールド層との間に配置し、該電極層と該シールド層とを電気的に絶縁する絶縁層とから構成される磁気センサを有することを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 該一対の電極層間の幅は、該磁気ディスクにおいて磁気情報が記録される単位の幅よりも狭いことを特徴とする請求項5記載の磁気ディスク装置。
  7. 該シールド層と該磁気抵抗効果素子との間に配置する該電極層の幅は、該シールド層の幅よりも狭いことを特徴とする請求項5または6に記載の磁気ディスク装置。
  8. 該シールド層と該磁気抵抗効果素子との間に配置する該電極層の厚さは、該シールド層の厚さよりも小さいことを特徴とする請求項5または6に記載の磁気ディスク装置。
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