JP3000365U - ゴミ箱 - Google Patents

ゴミ箱

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JP3000365U
JP3000365U JP84294U JP84294U JP3000365U JP 3000365 U JP3000365 U JP 3000365U JP 84294 U JP84294 U JP 84294U JP 84294 U JP84294 U JP 84294U JP 3000365 U JP3000365 U JP 3000365U
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペダルペールにおける開操作直後の蓋体のバ
タツキを防止する。 【構成】 ペダルに連結したリンクを介して蓋体を開操
作するゴミ箱である。ゴミ箱本体1に本体側ヒンジ部1
3を設け、蓋体3に蓋体側ヒンジ部32を設けて、蓋体
3をゴミ箱本体1に枢支する。蓋体側ヒンジ部32に、
本体側ヒンジ部13の後部側に押圧されて蓋体3の全開
位置を規制する庇部33を設ける。また、蓋体側ヒンジ
部32の回動中心を、蓋体3の開作動時に伴い、庇部3
3の裏面が、蓋体側ヒンジ部32の弾性力により、本体
側ヒンジ部13の両端部上方に押圧されつつ摺接し、か
つ蓋体3が全開位置にあるときには、庇部33により蓋
体3が閉方向へ付勢されるよう設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばペダルを踏むことによりゴミ箱本体が開放されるゴミ箱に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のゴミ箱においては、上端開口状のゴミ箱本体に、開口部を開閉 する蓋体をその一端側にて回動自在に取り付ける一方、前記ゴミ箱本体の底部裏 側に、一端にペダルが設けられた長尺状のペダル部材をシーソー状に作動するよ う取り付け、ゴミ箱本体の背面側に位置する前記ペダル部材の他端と、前記蓋体 における回動軸からやや離間する部位とをリンクを介して連結した構造を有する ペダル式のものが一般に普及している。
【0003】 かかるゴミ箱は、前記ペダルを踏むと、ゴミ箱の開口部を閉鎖した蓋体が、回 動軸からやや離間する部位をリンクを介して上方へ押し上げられ、それに伴い蓋 体の他端側が上方へ回動して、ゴミ箱本体の開口部を開放するようになっている 。したがって、ペダルを踏めば蓋体に手を触れることなく蓋体を開閉操作できる のである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のペダル式のゴミ箱においては、ペダルを踏んで 蓋体を開方向へ操作した直後、全開した蓋体が慣性により開閉方向へ揺動する、 つまりバタツキが生じており、かかるバタツキによって使用者に底品質感を与え てしまうという不具合があった。
【0005】 本考案は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、前記バタツキを抑止する ことにより品質感の向上を図ることができるゴミ箱を提供することを目的とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1の本考案にあっては、ゴミ箱本体と、該ゴ ミ箱本体の開口部を開閉する蓋体と、該蓋体に連結されたリンクとを有し、前記 蓋体が前記ゴミ箱本体に回動自在に支持され、前記リンクが開操作されることに より、前記蓋体が前記開口部を閉鎖する全閉位置から前記開口部を開放する全開 位置へ開作動するゴミ箱において、前記ゴミ箱本体の前記開口部の外周に本体側 規制部を設ける一方、前記蓋体に、前記本体側規制部に押圧され前記蓋体の全開 位置を規制する蓋体側規制部を設けた。
【0007】 また、請求項2の考案では、前記構成に加え、前記蓋体側規制部が、前記蓋体 の前記開作動に伴い前記蓋体を閉方向へ付勢する位置に設けられている。
【0008】 また、請求項3の考案では、請求項1又は2の構成に加え、前記蓋体側規制部 が、前記蓋体の開作動に伴い前記本体側規制部に摺接する位置に設けられている 。
【0009】 また、請求項4の考案では、前記各請求項のいずれかの構成に加え、前記蓋体 が、その回動の軸に沿う前記本体側規制部の両端側にて、前記ゴミ箱本体に回動 自在に支持された構成において、前記蓋体側規制部を前記本体側規制部の両端部 の少なくとも一方側の端部の近傍に設けるようにした。
【0010】 また、請求項5の考案では、前記蓋体を合成樹脂によって形成するとともに前 記蓋体側規制部を前記蓋体に一体形成した。
【0011】 また、請求項6の考案では、前記各請求項のいずれかの構成に加え、前記蓋体 側規制部が合成樹脂によって板状に形成された構成において、前記本体側規制部 に対向する前記蓋体側規制部の裏面に、前記本体側規制部に押圧される部位に位 置して凸部を突出して形成した。
【0012】 また、請求項7の考案では、請求項3〜6のいずれかの構成に加え、前記蓋体 の前記開作動に伴い前記蓋体側規制部が摺接する前記本体側規制部の摺接面を、 前記蓋体が半開位置を過ぎ全開位置に達する以前に、前記蓋体側規制部との間に 生じる摩擦力が一旦増大したのち瞬時に低下する断面形状とした。
【0013】 また、請求項8の考案では、前記各請求項のいずれかの構成に加え、前記ゴミ 箱本体に本体側ヒンジ部を一体形成する一方、前記蓋体に前記本体側ヒンジ部に 回動自在に支持される蓋体側ヒンジ部を設け、前記本体側ヒンジ部に前記本体側 規制部を設けるとともに、前記蓋体側ヒンジ部に前記蓋体側規制部を設けた。
【0014】
【作用】
請求項1の構成において、ハンドル又はペダル等を介して蓋体に連結されたリ ンクが開操作されると、蓋体が全閉位置から全開位置へ開作動してゴミ箱本体の 開口部が開放される。一方、開作動した直後の蓋体は慣性により揺動するが、蓋 体は、開操作されたリンクにより閉方向への回動を抑制される。これと同時に、 蓋体は、ゴミ箱本体の本体側規制部に押圧されて蓋体の全開位置を規制する蓋体 側規制部により、開方向への回動だけでなく閉方向への回動をも抑制される。
【0015】 また、請求項2の構成においては、蓋体の開作動に伴い、蓋体側規制部が蓋体 を閉方向へ付勢するため、前述した蓋体の閉方向への回動抑制がより効果的に行 われる。
【0016】 また、請求項3の構成においては、蓋体側規制部が本体側規制部に摺接するた め、蓋体の本体側規制部に対する回動抵抗が大きくなり、開作動した直後の蓋体 は、開閉方向への回動を抑制されだけでなく、その開閉方向への回動を制動され る。
【0017】 また、請求項4の構成においては、前記蓋体が、その回動の軸に沿う前記本体 側規制部の両端側にて、前記ゴミ箱本体に回動自在に支持されている場合、蓋体 の開作動に伴い蓋体側規制部に加わる反力によってそれが撓んだとしても、前記 蓋体側規制部が、前記本体側規制部の両端部の少なくとも一方側の端部の近傍に 設けられているため、蓋体側規制部における本体側規制部からの離間方向への変 位量を最小限にとどめることができる。このため、蓋体の開作動時に、蓋体側規 制部を本体側規制部に対してりよ強く押圧させることができる。
【0018】 また、請求項5の構成においては、他の部品を用いることなく、蓋体に蓋体側 規制部を設定できるとともに、蓋体側規制部の弾性力によって、開状態にある蓋 体を閉方向へ付勢することができる。このため、部品点数及び組立工数を増加さ せることなく、請求項1〜4の構成を実現することができる。
【0019】 また、請求項6の構成においては、蓋体側規制部の裏面に、開状態にあるとき 本体側規制部に押圧される部位に凸部を突出して形成したため、蓋体側規制部が 肉厚の比較的薄い板状であっても、前記部位だけ他の部位よりも肉厚が厚くなる 。したがって、蓋体側規制部を肉厚の比較的薄い板状に形成した場合には、使用 期間の経過に伴い、蓋体側規制部の表面側でかつ本体側規制部に押圧され又は摺 接される部位が白くなるという白化現象の発生が予想されるが、その発生が未然 に防止される。
【0020】 また、請求項7の構成においては、開作動時における蓋体の回動抵抗が、前記 蓋体が半開位置を過ぎ全開位置に達する以前において一旦増大したのち瞬時に低 下する。このため、開作動する蓋体は全開位置に達する以前に速度を一度低下さ れ、蓋体が全開位置に達したときの衝撃が緩和される。
【0021】 また、請求項8の構成においては、前述した各請求項とそれぞれ同一の作用が 生じる。
【0022】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。すなわち、図1〜図4は 、本考案にかかるペダル式のゴミ箱を示す図であって、このゴミ箱は、それぞれ 合成樹脂によって形成された上部開口状のゴミ箱本体1と、ゴミ箱本体1の開口 部2に外嵌するとともにゴミ箱本体1に回動自在に支持された蓋体3、ゴミ箱本 体1の底部裏面側に設けられたペダル部材4、ゴミ箱本体1の背面側においてペ ダル4及び蓋体3を互いに連結するリンク5、使用時に際して前記開口部2に内 嵌され、図示しないゴミ袋の開口部を開放支持する中枠19によって構成されて いる。
【0023】 前記ゴミ箱本体1は底部6が上げ底状に形成されており、その底部6の裏面側 には前後方向に延在する底溝7が形成されている。底溝7の一端側は、水平断面 弧状に形成されたゴミ箱本体1の前面8に開口する一方、底溝7の他端はゴミ箱 本体1の背面9に開口しており、背面9には底溝7に連続して上下方向に延在す る背溝10が形成されている。そして、前記底溝7の内部には、前記ペダル部材 4が収容されるとともにシーソー状に作動可能にその長手方向中央部にてゴミ箱 本体1に軸支されている。なお、前記前面8に露出するペダル部材4の一端側に はペダル部41が形成されている。また、前記背溝10の内部には、前記リンク 5が収容されており、その下方側の一端とペダル部材4の他端とが互いに連結さ れている。
【0024】 また、ゴミ箱本体1の開口縁11には、補強用のフランジ12が全周に亙って 形成されており、ゴミ箱本体1の開口部2側には、フランジ12から前記背面9 にかけて本体側ヒンジ部13が形成されている。本体側ヒンジ部13は、背面9 及びフランジ12から前記背溝7を隔てて相対向して後方へ突出する一対の側壁 部14,14を有している。一対の側壁部14,14間には、前記背溝10の横 断方向へ延在するとともに、前記背溝10と共に矩形状の穴15を形成する、本 考案の本体側規制部であるコ字状部16が形成されている。一対の側壁部14, 14の双方の外側側面14a,14aには、蓋体3の回動の軸に沿って軸17が それぞれ突出して形成されている。なお、前記コ字状部16の後方側の角16a はやや湾曲形成されており、双方の軸17,17は先端部の上方側を斜めに切り 欠かれている。
【0025】 一方、前述した蓋体3は、ゴミ箱本体1の開口部2に外嵌する形状であって、 ゴミ箱本体1の周縁には裏面側に向かってフランジ31が形成されている。フラ ンジ31は、ゴミ箱本体1の背面9に外嵌する背面側の中程部を切り欠かれてお り、その切欠部分には、蓋体3の後方に向かって突出する蓋体側ヒンジ部32が 一体形成されている。蓋体側ヒンジ部32は、蓋体3の表面と段差を有するとと もに、蓋体3の回動の軸に沿って延在し、かつ前述したコ字状部16の延在方向 全域を覆うとともに、コ字状部16の背面16bに押圧されることにより蓋体3 の全開位置を規制する、本考案の蓋体側規制部である板状の庇部33を有してい る。
【0026】 さらに、蓋体側ヒンジ部32は、前記フランジ31の切り欠かれた端部から延 出して前記庇部33の延在方向両端側にそれぞれ連続し、かつ前記本体側ヒンジ 部13の一対の側壁部14,14を挾持する一対の挾持片34,34を有してい る。一対の挾持片34,34の双方の内側側面には軸受部35,35が突設され ており、この軸受部35,35が、前記本体側ヒンジ部13の軸17,17に外 嵌することによって、蓋体3が本体側ヒンジ部13に回動自在に支持されている 。
【0027】 また、前記軸受部35,35は、蓋体3の開作動時に、前記庇部33の裏面が 、前記コ字状部16の両端部に、その弾性力によって押圧されつつ摺接し、かつ 蓋体3が全開位置にあるときには、庇部33により蓋体3が閉方向へ付勢される よう、前記双方の挾持片34における位置を予め設定されている。そして、蓋体 3の裏面には、その回動の軸よりもやや前方側に位置して、相対向する一対のリ ンク受36,36が突設されている。リンク受36,36は前記取付部13が形 成する前記穴15に遊挿されており、これに前記リンク5の上方側の一端が互い に連結されている。
【0028】 以上の構成からなる本実施例において、ペダル部41が踏まれて蓋体3に連結 されたリンク5が開操作されると、蓋体3が、図5に示した全閉位置から図6に 示した全開位置へ開作動しゴミ箱本体1の開口部2が開放される。一方、開作動 した直後の蓋体3は慣性により開閉方向へ揺動するが、蓋体3は、開操作された 時点のリンク5により閉方向への回動を抑制される。同時に、蓋体3は、庇部3 3が、ゴミ箱本体1のコ字状部16の背面16bに押圧されて全開位置を規制さ れるため、開方向への回動だけでなく閉方向への回動をも抑制される。
【0029】 よって、使用時に際して開作動された直後における蓋体3のバタツキを即座に 停止させることができ、その結果、ゴミ箱の品質感を向上させることが可能とな る。しかも、構造が簡単であるためゴミ箱の製造コストが増加することがなく、 品質感が向上したゴミ箱を安価に提供できる。
【0030】 また、本実施例においては、蓋体3の開作動に伴い、庇部33が蓋体3を閉方 向へ付勢する構造であるため、前述した蓋体3の閉方向への回動抑制がより効果 的に行われる。よって、前記バタツキの抑制効果が大きい。
【0031】 また、本実施例においては、蓋体3の開作動に伴い、庇部33が蓋体3の回動 の軸に沿ったコ字状部16の両端側の周面に摺接する。このため、蓋体3のコ字 状部16に対する回動抵抗が大きく、開作動した直後の蓋体3は、前述したよう に開閉方向への回動を抑制されだけでなく、コ字状部16と庇部33との摺動抵 抗によりその開閉方向への回動を制動される。よって、前記バタツキの抑制効果 がより大きく、使用時における蓋体3のバタツキを即座に停止させることができ る。
【0032】 また、本実施例においては、蓋体3が、その回動の軸に沿う前記コ字状部16 の両端に設けられた軸17,17によりゴミ箱本体1に回動自在に支持されてい るが、庇部33はコ字状部16の延在方向全域を覆うものであって、庇部33の 裏面側が蓋体3の開作動に伴いコ字状部16の両端部に押圧される構造となって いる。このため、コ字状部16に押圧された庇部33に加わる反力によって蓋体 側ヒンジ部32が撓んだとしても、庇部33におけるコ字状部16からの離間方 向への変位量を少なくすることができ、庇部33をコ字状部16に対してより強 く押圧させることができる。これによっても、前記バタツキの抑制効果がより大 きくなる。
【0033】 また、本実施例においては、蓋体3が合成樹脂製であり、蓋体3に庇部33が 一体形成されているため、他の部品を用いることなく庇部33の弾性力によって 、開状態にある蓋体3を閉方向へ付勢することができる。このため、部品点数及 び組立工数を増加させることなく、ゴミ箱をさらに低コストにて製造できる。な お、これ以外の本実施例の前述した効果については、ゴミ箱本体1及び蓋体3に 、別部材を取り付けることによって、本体側ヒンジ部13、蓋体側ヒンジ部33 を設ける構成であっても、同様に得ることが可能である。
【0034】 また、図7及び図8は、本考案の他の実施例を示す図である。以下、本実施例 のゴミ箱について説明すると、蓋体側ヒンジ部32が有する庇部33の裏面33 aには、一対の軸受部35,35にそれぞれ近接した部位、すなわち蓋体3が開 状態にあるとき本体側ヒンジ部13のコ字状部16の両端部分に押圧される部位 に、凸部51,51が突出形成されている。
【0035】 また、コ字状部16は、以下のように断面形状となっている。すなわち、コ字 状部16の表面で蓋体3が回動したとき前記凸部51が摺接する範囲つまり本考 案の摺接面上において、凸部51が摺接を開始する第1の点をP、蓋体3が半開 位置(全閉位置から約45°回動した位置)にあるとき凸部51が接する第2の 点をQ(本実施例ではコ字状部16の角16a)、蓋体3が全開位置にあるとき 凸部51が接する第3の点をRとし、また前記蓋体3の回動中心(軸17の中心 )をOとしたとき、回動中心Oから前記各点QPRまでの距離O−P,O−Q, O−Rが、(O−P)<(O−R)<(O−Q)となる、なだらかに変化した断 面形状となっている。つまり蓋体3が全開位置に達する以前に、前記コ字状部1 6と前記凸部51との間に生じる摩擦力が一旦増大したのち瞬時に低下する断面 形状となっている。なお、この断面形状及びその他の構成については図1〜図6 に示したものと同一であるため、同様の符号を付し説明を省略する。
【0036】 かかる構成からなる本実施例においては、開作動時における蓋体3の回動抵抗 が、蓋体3が半開位置を過ぎ全開位置に達する以前において一旦増大したのち瞬 時に低下する。このため、開作動する蓋体3は全開位置に達する以前に速度を一 度低下され、蓋体3が全開位置に達したときの衝撃が緩和される。このため、か かる衝撃の反作用に起因する蓋体3の揺動が抑制される。したがって、これによ っても蓋体3のバタツキを即座に停止させることができる。同時に、蓋体3の開 作動時における庇部33の衝撃負担を軽減できるため、ゴミ箱の耐久性を向上さ せることができる。なお、前記コ字状部16の断面形状を、前述した関係が(O −P)<(O−Q)<(O−R)となる断面形状とすることも可能であり、その 場合でも、蓋体3が全開位置に達したときの衝撃が緩和され上記と同様の効果を 奏することができる。
【0037】 また、前述したように前記庇部33が合成樹脂により板状に形成され、その肉 厚が比較的薄い場合であっても、凸部51,51が突出形成された部位が他の部 位よりも肉厚が厚くなる。したがって、蓋体3のデザイン上の要求又は成形上の 都合などにより、庇部33を比較的肉厚の薄い板状に形成した場合に予想される 、使用期間の経過に伴い庇部33のコ字状部16に当接する部位の表面側におけ る白化現象の発生が未然に防止される。よって、庇部33が板状である場合であ っても、使用期間の経過に伴う外観品質の低下が防止できる。
【0038】 なお、以上の説明においては、主として、本体側ヒンジ部13に本考案の本体 側規制部であるコ字状部16が設けられる一方、蓋体側ヒンジ部32に本考案の 蓋体側規制部が設けられたものについて説明したが、これに限らず、本体側ヒン ジ部13及び蓋体側ヒンジ部32とは別に、本考案の本体側規制部及び蓋体側規 制部をゴミ箱本体1や蓋体3に設けるようにしても構わない。その場合であって も、前述した実施例と同様の作用効果を奏することが可能である。
【0039】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案にあっては、ゴミ箱を開放した直後にお ける蓋体の開閉方向への回動を効果的に抑制できることから、使用時における蓋 体のバタツキを即座に停止させることができ、その結果、ゴミ箱の品質感を向上 させることが可能となる。しかも、構造が簡単であるためゴミ箱の製造コストが 増加することがなく、品質感が向上したゴミ箱を安価に提供できる。
【0040】 また、請求項2の考案によれば、ゴミ箱を開放した時点における蓋体の閉方向 への回動を、本体側規制部と蓋体側規制部とにより効果的に抑制できることから 、前記バタツキの抑制効果が向上する。
【0041】 また、請求項3の考案によれば、蓋体側規制部が、ゴミ箱を開放した直後の蓋 体における開方向への回動を抑制するだけでなく、ゴミ箱本体の本体側規制部と の摺動抵抗により、蓋体の開閉方向への回動を制動するため、前記各考案の効果 にも増して、使用時における蓋体のバタツキを即座に停止させることができる。
【0042】 また、請求項4の考案によれば、蓋体がその回動の軸に沿う本体側規制部の両 端部にて、取付部に回動自在に支持されている場合、蓋体の開作動に伴う本体側 規制部から離間する方向への蓋体側規制部の変位量が少なくなり、蓋体側規制部 を取付部に対してりよ強く押圧させることができる。よって、その場合には、前 記各考案の効果以上に、使用時における蓋体のバタツキを即座に停止させること ができる。
【0043】 また、請求項5の考案によれば、部品点数及び組立工数を増加させることなく 、前記各請求項の構成を実現することができるため、それらの構成を有するゴミ 箱をさらに低コストにて製造できる。
【0044】 また、請求項6の考案によれば、前記各考案にかかるゴミ箱において、蓋体の 蓋体側規制部を肉厚の薄い板状に形成した場合に予想される、蓋体規制部表面の 白化現象の発生が未然に防止される。よって、前記場合における、使用期間の経 過に伴う外観品質の低下が防止できる。
【0045】 また、請求項7の考案によれば、蓋体が全開位置に達したときの衝撃が緩和さ れる構成としたから、かかる衝撃の反作用に起因する開作動した直後における蓋 体の揺動が抑制される。これによっても、蓋体のバタツキを即座に停止させるこ とができる。同時に、蓋体の開作動時における蓋体側規制部の衝撃負担を軽減で き、ゴミ箱の耐久性も向上する。
【0046】 また、請求項8の考案によっても、前述したそれぞれの効果を奏することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同実施例のゴミ箱本体の要部側面と、蓋体を左
右中央で前後に切った場合の要部断面を示す図である。
【図3】図1のA矢視図である。
【図4】図1のB矢視図である。
【図5】蓋体の閉位置を示す図4のC−C断面に相当す
る図である。
【図6】蓋体の開位置を示す図4のC−C断面に相当す
る図である。
【図7】本考案の他の実施例における蓋体の裏面側要部
を示す図である。
【図8】同他の実施例における蓋体の開位置を示す、図
7のD−D断面に相当する図である。
【符号の説明】
1 ゴミ箱本体 3 蓋体 5 リンク 13 本体側ヒンジ部 16 コ字状部(本体側規制部) 32 蓋体側ヒンジ部 33 庇部(蓋体側規制部) 33a 裏面

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミ箱本体と、該ゴミ箱本体の開口部を
    開閉する蓋体と、該蓋体に連結されたリンクとを有し、
    前記蓋体が前記ゴミ箱本体に回動自在に支持され、前記
    リンクが開操作されることにより、前記蓋体が前記開口
    部を閉鎖する全閉位置から前記開口部を開放する全開位
    置へ開作動するゴミ箱において、前記ゴミ箱本体の前記
    開口部の外周に本体側規制部を設ける一方、前記蓋体
    に、前記本体側規制部に押圧され前記蓋体の全開位置を
    規制する蓋体側規制部を設けたことを特徴とするゴミ
    箱。
  2. 【請求項2】 前記蓋体側規制部が、前記蓋体の前記開
    作動に伴い前記蓋体を閉方向へ付勢する位置に設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載のゴミ箱。
  3. 【請求項3】 前記蓋体側規制部が、前記蓋体の前記開
    作動に伴い前記本体側規制部に摺接する位置に設けられ
    たことを特徴とする請求項1又は2記載のゴミ箱。
  4. 【請求項4】 前記蓋体が、その回動の軸に沿う前記本
    体側規制部の両端側にて、前記ゴミ箱本体に回動自在に
    支持された構成において、前記蓋体側規制部を前記本体
    側規制部の両端部の少なくとも一方側の端部の近傍に設
    けたことを特徴とする請求項1又は2,3記載のゴミ
    箱。
  5. 【請求項5】 前記蓋体を合成樹脂によって形成すると
    ともに前記蓋体側規制部を前記蓋体に一体形成したこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴミ
    箱。
  6. 【請求項6】 前記蓋体側規制部が合成樹脂により板状
    に形成された構成において、前記本体側規制部に対向す
    る前記蓋体側規制部の裏面に、前記本体側規制部に押圧
    される部位に位置して凸部を突出して形成したことを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴミ箱。
  7. 【請求項7】 前記蓋体の前記開作動に伴い前記蓋体側
    規制部が摺接する前記本体側規制部の摺接面を、前記蓋
    体が半開位置を過ぎ全開位置に達する以前に、前記蓋体
    側規制部との間に生じる摩擦力が一旦増大したのち瞬時
    に低下する断面形状としたことを特徴とする請求項3〜
    6のいずれか1項に記載のゴミ箱。
  8. 【請求項8】 前記ゴミ箱本体に本体側ヒンジ部を一体
    形成する一方、前記蓋体に前記本体側ヒンジ部に回動自
    在に支持される蓋体側ヒンジ部を設け、前記本体側ヒン
    ジ部に前記本体側規制部を設けるとともに、前記蓋体側
    ヒンジ部に前記蓋体側規制部を設けたことを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のゴミ箱。
JP84294U 1994-01-21 1994-01-21 ゴミ箱 Expired - Lifetime JP3000365U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020019586A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 株式会社トーモク ゴミ箱
JP2020117367A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 株式会社トーモク ゴミ箱
JP2020158213A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 平和工業株式会社 ごみ箱

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