JP7456996B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯物投入口を開閉自在に覆う蓋体を有する洗濯機に関する。
縦型洗濯機は、洗濯機本体の上部に洗濯物投入口を有しており、洗濯物投入口を開閉自在に覆う板状の蓋体を備えている。蓋体は、ヒンジ軸部によって洗濯機本体の上部に回動可能に支持されている。(例えば、特許文献1)
特開2018-94198号公報
蓋体を洗濯機本体にヒンジ結合する構成において、ヒンジ軸部の軸受は、ユーザが蓋体を開く際に過剰な力を掛けたとしても破損することがないように、十分な強度を与える必要がある。
従来、上記軸受は、蓋体を構成する樹脂部品の1つにより形成されており、その強度を確保するには、軸受を肉厚に形成するか、あるいは軸受が形成される樹脂部品の材料を強度の高いものとするなどの対策が取られていた。
しかしながら、軸受を肉厚に形成する場合は、軸受が形成される樹脂部品をモールド成型する場合にヒケが生じ易くなり、ヒケによる凹み発生などで外観不良が発生するといった問題がある。また、樹脂部品の材料を強度の高いものとする場合は、高性能な材料の使用によるコストアップの問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、部品のコストアップや外観不良を招くことなく、蓋体のヒンジ軸部の軸受の強度を向上させた洗濯機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、洗濯機本体に対してヒンジ軸部を介してヒンジ結合されており、前記洗濯機本体の上面に設けられた洗濯物投入口を開閉自在に覆う蓋体を有する洗濯機であって、前記蓋体は、共に樹脂部品である第1部品および第2部品を含んで構成されていると共に、前記ヒンジ軸部のヒンジ軸を軸支する蓋体側軸受部を有しており、前記蓋体側軸受部は、互いに同軸に配置される第1軸受部と第2軸受部とによって構成され、前記第1軸受部は前記第1部品に形成され、前記第2軸受部は前記第2部品に形成されることを特徴としている。
上記の構成によれば、ヒンジ軸を軸支する蓋体側軸受部は、それぞれ異なる樹脂部品(第1部品および第2部品)に形成された第1軸受部および第2軸受部によって構成される。このため、蓋体側軸受部は、第1軸受部および第2軸受部を合わせることで軸方向に十分な幅を有することができ、第1部品および第2部品に特別に強度の高い高価な樹脂材料を用いなくても、十分な強度を有することができる。一方で、第1軸受部および第2軸受部は、それぞれ単独では、軸方向の幅(肉厚)を比較的薄くすることができるため、第1部品1および第2部品をモールド成型する場合に、第1軸受部および第2軸受部にヒケが生じることを防止でき、ヒケによる外観不良を抑制できる。
また、上記洗濯機では、前記第1部品および前記第2部品は、異なる材料によって形成される構成とすることができる。
上記の構成によれば、第1部品および第2部品の材料を異ならせることで、蓋体側軸受部の特性の向上を図ることができる。
また、上記洗濯機では、前記第1軸受部および前記第2軸受部は、互いの穴径が異なる構成とすることができる。
上記の構成によれば、第1軸受部および第2軸受部の軸が完全に一致しなくて蓋体側軸受部に対してヒンジ軸を挿入しやすくなり、洗濯機の組立作業性が向上する。
本発明の洗濯機は、ヒンジ軸を軸支する蓋体側軸受部を、それぞれ異なる樹脂部品(第1部品および第2部品)に形成される第1軸受部および第2軸受部にて構成することで、特別に強度の高い高価な樹脂材料を用いなくても、蓋体側軸受部において十分な強度を有することができるといった効果を奏する。
さらに、第1軸受部および第2軸受部は、それぞれ単独では、軸方向の幅(肉厚)を比較的薄くすることができるため、第1部品1および第2部品をモールド成型する場合に、第1軸受部および第2軸受部にヒケが生じることを防止でき、ヒケによる外観不良を抑制できるといった効果を併せて奏する。
実施の形態1に係る洗濯機の外観を示す斜視図である。 上蓋の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は裏面図、(c)は(b)のA-A断面図、(d)は(b)のB-B断面図である。 上蓋の構成部品を斜め下から見た分解斜視図である。 上蓋における第1部品および第2部品を斜め上から見た分解斜視図である。 図1の洗濯機における上面板と上蓋との取付構造を示す分解斜視図である。 図5の取付構造においてヒンジ軸部を含む断面の拡大断面図である。 上蓋を閉じた状態における上面板および上蓋の側面図である。 上蓋が最大開放された状態の断面図であり、上蓋が図2(c)のA-A断面に対応している。 上蓋が最大開放された状態の断面図であり、上蓋が図2(d)のB-B断面に対応している。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態1に係る洗濯機10の外観を示す斜視図である。
洗濯機10は、洗濯機本体11と上蓋(蓋体)30とを備える縦型洗濯機である。洗濯機本体11の外観は外箱12と上面板20とで構成されており、上蓋30は上面板20に対して取り付けられている。すなわち、洗濯機本体11は、上面板20に洗濯物投入口21を有しており、上蓋30は洗濯物投入口21を開閉自在に覆うように上面板20に対して後述するヒンジ軸部を介してヒンジ結合されている。また、上面板20には、ユーザが洗濯機10に対して操作入力を行うための操作パネル22(図5参照)も設けられている。本実施の形態1に係る洗濯機10は、上面板20に対する上蓋30の取付構造に特徴を有するため、以下の説明では、上面板20および上蓋30のみについて説明を行う。
先ずは、図2を参照し、上蓋30の外観構成について説明する。図2において、(a)は上蓋30の平面図、(b)は裏面図、(c)は(b)のA-A断面図、(d)は(b)のB-B断面図である。
上蓋30は、略円形形状の平板状の蓋体とされており、1枚のガラス板31に樹脂製の枠体部32を取り付けて構成されている。これにより、洗濯機10では、上蓋30を閉じた状態でもガラス板31を通して洗濯機本体11の内部(すなわち洗濯槽内部)を視認できるようになっている。
枠体部32には、上蓋30の裏面側の後端部付近において、蓋体側軸受部33、第1ストッパー部34および第2ストッパー部35が形成されている。
蓋体側軸受部33は、後述する軸部材40(図5,6参照)の軸受となることで、上蓋30を上面板20にヒンジ結合させるものである。蓋体側軸受部33は、ヒンジ軸部の軸方向に沿って、上蓋30の左右両端付近にそれぞれ1箇所ずつ、計2箇所に設けられている。
また、蓋体側軸受部33は、上蓋30の裏面よりも内側に形成された軸穴となっている。このため、軸部材40は、上蓋30の裏面に設けられた開口33A(図5参照)から挿入され、蓋体側軸受部33に差し込まれるようになっている。そして、開口33Aは、軸部材40を取り外しするとき以外は、上蓋30に対して着脱可能なカバー部材36によって覆われるようになっている。
第1ストッパー部34は、上蓋30の中央後端部がそのままストッパーとして用いられるものである。第2ストッパー部35は、裏面からさらに下方に突出するように形成されたアーム状のストッパーである。第2ストッパー部35は、蓋体側軸受部33に近接して設けられるストッパーであり、蓋体側軸受部33と同様に、ヒンジ軸部の軸方向に沿って、上蓋30の左右両端付近にそれぞれ1箇所ずつ、計2箇所に設けられている。
続いて、図3および図4を参照し、上蓋30の部品構造について説明する。図3は、上蓋30の構成部品を斜め下から見た分解斜視図である。図4は、上蓋30における第1部品321および第2部品322を斜め上から見た分解斜視図である。
上述したように、上蓋30は1枚のガラス板31に樹脂製の枠体部32を取り付けたものであるが、図3に示すように、枠体部32は、第1部品321、第2部品322、および第3部品323によって構成されている。
第1部品321および第2部品322は何れも、ガラス板31の外周全体を囲む枠状の部材である。上蓋30では、第1部品321の上に第2部品322を重ね合わせ、これらをビス(図示せず)などで固定することで、枠体部32の基体が構成される。また、第1部品321および第2部品322は、平面視で略D字形状(円の一部を弦で切り取った形状)の開口窓321Aおよび322Aを有している。
ガラス板31は、平面視で完全な円形ではなく、円の一部を弦で切り取った形状の切欠き部311を有している、このように、ガラス板31は平面視で略D字形状とされ、上蓋30の組立時においてガラス板31を所定の向きに合わせることが容易となる。すなわち、ガラス板31は、切欠き部311が上蓋30の後端側を向くように配置される。ガラス板31は、第2部品322の上面に開口窓321Aおよび322Aを覆うように載置され、両面テープ(図示せず)などを用いて第2部品322に対して固定される。
ここで、第1部品321および第2部品322の開口窓321Aおよび322Aにおける略D字形状の切り取り部分は、ガラス板31の略D字形状の切欠き部311よりも大きなものとされる。このため、ガラス板31は、その後端部付近で第2部品322との重畳面積を比較的大きく取ることができる。すなわち、ヒンジ軸部の設けられる上蓋30の後端部付近においては、両面テープなどによるガラス板31と第2部品322との貼り付け面積を大きく取ることができるため、ヒンジ軸部からの応力が第2部品322に大きく作用したとしても、第2部品322からのガラス板31の浮き上がりを抑制できる。
第3部品323は、ガラス板31の後端部を第2部品322と共に挟み込むようにして配置され、第2部品322に対してビス(図示せず)などで固定される。すなわち、第3部品323は、ガラス板31の切欠き部311における側面と当接することでガラス板31の回転を防止する機能と、ガラス板31の後端部を上から押さえ込むことで第2部品322からのガラス板31の浮き上がりを防止する機能とを有する。
また、上蓋30は、上述したように、枠体部32において蓋体側軸受部33を有している。そして、本実施の形態1に係る上蓋30では、蓋体側軸受部33は、第1部品321に形成される第1軸受部331と第2部品322に形成される第2軸受部332とによって構成される。第2軸受部332は、図3に示すように、第2部品322の下面から下方に突出するリブ状に形成されている。一方、第1部品321の上面には開口溝333が形成されており、開口溝333内の側壁に第1軸受部331が形成されている。そして、第1部品321と第2部品322とを重ね合わせたとき、開口溝333内に第2軸受部332が挿入され、第1軸受部331と第2軸受部332とが同軸に配置されて蓋体側軸受部33を構成するようになっている。すなわち、上蓋30の左右両端の2箇所に設けられる蓋体側軸受部33のそれぞれにおいては、第1軸受部331が軸方向の外側、第2軸受部332が軸方向の内側に配置されるようにして蓋体側軸受部33が構成される(図6参照)。
続いて、上面板20に対する上蓋30の取付構造を図5ないし図7を参照して説明する。図5は、上面板20と上蓋30との取付構造を示す分解斜視図である。図6は、図5の取付構造においてヒンジ軸部を含む断面の拡大断面図である。
上面板20は、洗濯物投入口21よりも後方側において、本体側軸受部23と凹部24とを有している。
本体側軸受部23は、上蓋30の蓋体側軸受部33と同軸に配置され、本体側軸受部23と蓋体側軸受部33とに同一の軸部材40が嵌入されることによって、上蓋30が上面板20にヒンジ結合されるようになっている。また、図6に示すように、軸部材40の一端は本体側軸受部23によって軸支されており、軸部材40の他端はカバー部材36によって押さえられている。これにより、軸部材40の軸方向の移動が規制されるようになっている。すなわち、本実施の形態1に係る洗濯機10において、ヒンジ軸部は、本体側軸受部23、蓋体側軸受部33、軸部材(ヒンジ軸)40およびカバー部材36から構成されている。尚、ここでは詳細な図示を省略しているが、ヒンジ軸部には、上蓋30の急激な変位を抑制するための制動ダンパが設けられていることが好ましい。一例として制動ダンパは軸部材40に設けられており、軸部材40の一端と他端との間の回動変位を制動する。
凹部24は、上面板20の上面から下側に向かって凹むように形成されており、この凹部24によって上蓋30の開閉時に、上蓋30の一部(具体的には、ヒンジ軸部よりも後方となる部分)の回動スペースが確保されるようになっている。
上面板20に上蓋30を取り付けるときは、先ず、上蓋30の後端部を凹部24に差し入れるようにして、蓋体側軸受部33と本体側軸受部23とを同軸に配置させる。次に、軸部材40を開口33Aから挿入して外側にスライド移動させることにより、蓋体側軸受部33および本体側軸受部23に軸部材40を挿入する。最後に、開口33Aにカバー部材36を嵌め込み、カバー部材36をビスなどによって上蓋30に固定する。これにより、軸部材40が蓋体側軸受部33および本体側軸受部23に跨って配置され、上蓋30が上面板20に対して開閉可能に回動する際の回動軸として機能する。
ここで、図6にも示されているように、軸部材40を軸支する蓋体側軸受部33は、それぞれ異なる樹脂部品(第1部品321および第2部品322)に形成された第1軸受部331および第2軸受部332によって構成されている。このため、蓋体側軸受部33は、第1軸受部331および第2軸受部332を合わせることで軸方向に十分な幅を有することができる。その結果、第1部品321および第2部品322に特別に強度の高い高価な樹脂材料を用いなくても、蓋体側軸受部33は十分な強度を有することができる。一方で、第1軸受部331および第2軸受部332は、それぞれ単独では、軸方向の幅(肉厚)を比較的薄くすることができる。このため、第1部品321および第2部品322をモールド成型する場合に、第1軸受部331および第2軸受部332によるヒケが生じることを防止でき、ヒケによる凹み発生などで外観不良が発生するといった問題を回避できる。
尚、図6に示す断面では、1つのヒンジ軸部において、第1部品321に形成される第1軸受部331が軸方向の外側、第2部品322に形成される第2軸受部332が軸方向の内側に配置される構成となっている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第1軸受部331が軸方向の内側、第2軸受部332が軸方向の外側に配置される構成であってもよい。また、図6に示すように、第1軸受部331が第2軸受部332を挟むように軸方向の両側に配置される構成であってもよく、または、第2軸受部332が第1軸受部331を挟むように軸方向の両側に配置される構成であってもよい。
図7は、上蓋30を閉じた状態における上面板20および上蓋30の側面図である。図7に示すように、上面板20の上面は、後方に比べて前方が僅かに低くなるような傾斜を有している。一方、上蓋30の上面は、上面板20と同様に傾斜を有していてもよいが、その傾斜角は上面板20よりも緩やかとされる。尚、上蓋30の上面は傾斜を有せず水平とされていてもよい。
これにより、上蓋30を閉じた状態では、上蓋30の後端側は上面板20の上面から殆ど浮き上がっていない状態でありながら、上蓋30の前端側は上面板20の上面からある程度浮き上がった状態とすることができる。ユーザは、上蓋30を開くときに、上蓋30の前端縁部における上面板20との隙間Gに手をかけて(上蓋30の前端縁部を取っ手として)上蓋30を開くことができる。これにより、上蓋30の上面に上蓋30を開くための取っ手を設けたり、上面板20の前方に上蓋30の下面に手を入れるための凹部を設ける必要がない。
上蓋の上面に取っ手を設ける構成とする場合、上蓋の開放に伴い取っ手が後方に向いてしまうことから、上蓋は開閉に伴って折り畳みが生じるような機能を有する必要がある。しかしながら、上面に取っ手を有しない上蓋30はそのような折り畳み機能を有する必要がなく、上蓋30の構成を簡略化でき、コストの削減にも繋がる。また、上面板20の前方に上蓋30の下面に手を入れるための凹部を設ける場合は、凹部を洗濯物投入口21の外側に設けるため、上面板20に対して洗濯物投入口21を大きく形成しにくい。しかしながら、本実施の構造では、上面板20に凹部を設ける必要がなく、洗濯物投入口21を大きく形成でき、使用性を向上できる。
続いて、図8を参照し、第1ストッパー部34の機能について説明する。図8は、上蓋30が最大開放された状態の断面図であり、上蓋30が図2(c)のA-A断面に対応している。
図8に示す断面(洗濯機10の前後方向に沿った断面)において、第1ストッパー部34を含む上蓋30の中央後端部は、凹部24内で回動できるようになっている。そして、上蓋30が最大開放状態にある時、第1ストッパー部34が凹部24内の前方壁面24Aに当接し、上蓋30を適切な位置で停止させるようになっている。尚、最大開放状態の上蓋30では、上蓋30の重心が軸部材40の軸中心よりもある程度後方側に位置する。これにより、最大開放状態にある上蓋30は、ユーザが上蓋30から手を離しても安定してその状態が維持される。
洗濯機10では、上蓋30が上面板20にヒンジ結合される後端部の両端付近に2箇所のヒンジ軸部が設けられているのに対し、第1ストッパー部34は上蓋30の中央後端部に設けられている。すなわち、第1ストッパー部34は、2箇所のヒンジ軸部の間に設けられている。このため、ヒンジ軸部の軸方向に沿って、第1ストッパー部34とヒンジ軸部との距離を大きく取ることができる。これにより、例えば、上蓋30の開放時にユーザが力を加えすぎるなどして第1ストッパー部34に大きな負荷が掛かったとしても、第1ストッパー部34とヒンジ軸部との間における上蓋30や凹部24内の前方壁面24Aの変形によって力が吸収され、ヒンジ軸部の軸受(本体側軸受部23および蓋体側軸受部33)に掛かる負荷を低減できる。その結果、ヒンジ軸部の軸受に破損が生じることを抑制できる。
また、上蓋30の中央後端部に設けられる第1ストッパー部34は、凹部24内の前方壁面24Aとの軸方向の当接幅を広く取ることも容易である。そして、第1ストッパー部34の当接幅を広く取ることで、第1ストッパー部34に掛かる負荷も分散され、上蓋30や前方壁面24Aの耐荷重を向上させることができる。
また、ガラス板31における切欠き部311は、上蓋30の後端側に設けられており、上蓋30の平面視において、第1ストッパー部34における前方壁面24Aとの当接面は切欠き部311によるガラス板31の切欠領域にあるものとする。これにより、図8にも示されているように、第1ストッパー部34が前方壁面24Aと当接している状態において、前方壁面24Aから第1ストッパー部34を介して上蓋30に掛かる応力(第1ストッパー部34の当接面に対した直交する方向の力)は、ガラス板31と重畳しない領域にのみ作用し、ガラス板31に対して直接作用することはない。このため、ガラス板31が枠体部32から浮き上がったり、ガラス板31に割れが生じたりすることを防止できる。
さらに、図9を参照し、第2ストッパー部35の機能について説明する。図9は、上蓋30が最大開放された状態の断面図であり、上蓋30が図2(d)のB-B断面に対応している。
図9に示す断面(洗濯機10の前後方向に沿った断面)において、第2ストッパー部35を含む上蓋30の後端部は、凹部24内で回動できるようになっている。但し、第2ストッパー部35は、上蓋30が最大開放状態にあっても、上蓋30にユーザなどから外力が加えられていない限りは、凹部24内の前方壁面24Bに当接するものではない。すなわち、図9に示す状態では、第2ストッパー部35は、凹部24の前方壁面24Bとの間に僅かな隙間を有するように位置している。
上蓋30が最大開放状態にあるときには第2ストッパー部35と前方壁面24Bとの間には隙間があるため、通常は第2ストッパーには応力がかからない。但し、上蓋30が最大開放状態にある時の第2ストッパー部35と前方壁面24Bとの隙間は僅かであるため、この状態から上蓋30に開放方向への外力が加えられると、この外力によって上蓋30やヒンジ軸部に変形が生じ、第2ストッパー部35が前方壁面24Bに当接する。第2ストッパー部35が前方壁面24Bに当接することで、上蓋30に加えられる外力は、第1ストッパー部34と第2ストッパー部35とに分散されることになり、上蓋30の耐荷重をより向上させることができる。また、第2ストッパー部35が前方壁面24Bに当接することで、上蓋30や前方壁面24Aの変形が抑制されるため、上蓋30や前方壁面24Aが元の形状に戻らないほど変形したり破損したりすることを防ぐ。
〔実施の形態2〕
上記実施の形態1では、上蓋30に設けられる蓋体側軸受部33は、それぞれ異なる樹脂部品(第1部品321および第2部品322)に形成された第1軸受部331および第2軸受部332によって構成されることを説明した。ここで、第1部品321および第2部品322に用いられる樹脂材料は同じで材料であってもよいが、異なる材料であってもよい。
例えば一例として、第1部品321(すなわち、第1軸受部331)を靱性のある材料(例えばポリプロピレン(PP)樹脂)とし、第2部品322(すなわち、第2軸受部332)を硬度の高い材料(例えばABS樹脂)とすることが考えられる。このように、第1部品321および第2部品322(すなわち、第1軸受部331および第2軸受部332)の材料を異ならせることで、蓋体側軸受部33の特性の向上を図ることができる。上記例で言えば、第2軸受部332においては蓋体側軸受部33の硬度を高め、第1軸受部331においては蓋体側軸受部33の粘り強さを高めることができる。特に、蓋体側軸受部33において外側に配置される第1軸受部331を靱性のあるPP樹脂とした場合、第1軸受部331には割れやヒビが生じにくく、割れやヒビによる外観不良を抑制できる。
また、第1部品321および第2部品322に関して言えば、上蓋30の上面側となる第2部品322をABS樹脂とすることで、ユーザの目につきやすい上蓋30の上面側を塗装などによって装飾性を向上させることが容易にできる。
但し、本発明において、第1部品321および第2部品322における材料の組み合わせは特に限定されるものではなく、例えば、第1部品321をABS樹脂とし、第2部品322をPP樹脂とする組み合わせであってもよい。
〔実施の形態3〕
上記実施の形態1で説明した蓋体側軸受部33において、第1軸受部331および第2軸受部332は、その穴径を同じとしてもよいが、穴径を互いに異ならせてもよい。すなわち、第1軸受部331および第2軸受部332の一方は穴径を小さくし(軸部材40に対する嵌め合い公差を小さくし)、第1軸受部331および第2軸受部332の他方は穴径を大きく(軸部材40に対する嵌め合い公差を大きく)してもよい。このように、第1軸受部331および第2軸受部332の穴径を異ならせることで、第1軸受部331および第2軸受部332の軸が完全に一致しない状態の蓋体側軸受部33に対しても部材40を挿入しやすくなり、洗濯機10の組立作業性が向上する。
例えば一例として、1つのヒンジ軸部において、軸方向の外側に配置される第1軸受部331の穴径を小さくし、軸方向の内側に配置される第2軸受部332の穴径を大きくする構成が考えられる。この構成では、上面板20への上蓋30の取付時に、最初に軸部材40を挿入する第2軸受部332の穴径が大きいため、軸部材40の挿入がしやすく、洗濯機10の組立作業性がより向上する。
また、この構成では、軸方向における領域幅の大きい第1軸受部331での嵌め合い公差が小さくなるため、特に、蓋体側軸受部33に大きな荷重が掛からないときには、第1軸受部331にて軸部材40をぶれなく軸支することができる。そして、蓋体側軸受部33に大きな荷重が掛かって変形が生じたときには、第2軸受部332変形による応力を分散させることができる。この場合、実施の形態2にて述べたように、第1軸受部331を構成する材料が、第2軸受部332を構成する材料よりも、靱性のある材料とする。例えば、第1軸受部331をポリプロピレン(PP)樹脂、第2軸受部332をABS樹脂とすることが好ましい。これにより、常に荷重がかかる第1軸受部331は硬度よりも靱性を持たせて変形への耐久性を向上し、大きな荷重が掛かったときは、硬度の高い第2軸受部332にて変形を抑制する、という役割分担ができるようになり、耐久性を向上させることができる。
他の例として、1つのヒンジ軸部において、軸方向の外側に配置される第1軸受部331の穴径を大きくし、軸方向の内側に配置される第2軸受部332の穴径を小さくする構成が考えられる。軸部材40を外側から挿入する構造では、この方が軸部材40の挿入がしやすく、洗濯機10の組立作業性がより向上する。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
〔援用の記載〕
本国際出願は、2019年3月13日に日本特許庁に出願された日本国特許出願第2019-046287号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2019-046287号の全内容を参照により本国際出願に援用する。
10 洗濯機
11 洗濯機本体
12 外箱
20 上面板
21 洗濯物投入口
22 操作パネル
23 本体側軸受部(ヒンジ軸部)
24 凹部
24A 前方壁面
24B 前方壁面
30 上蓋(蓋体)
31 ガラス板
311 切欠き部
32 枠体部
321 第1部品
322 第2部品
321A,322A 開口窓
323 第3部品
33 蓋体側軸受部(ヒンジ軸部)
331 第1軸受部
332 第2軸受部
333 開口溝
34 第1ストッパー部
35 第2ストッパー部
36 カバー部材(ヒンジ軸部)
40 軸部材(ヒンジ軸部、ヒンジ軸)

Claims (3)

  1. 洗濯機本体に対してヒンジ軸部を介してヒンジ結合されており、前記洗濯機本体の上面に設けられた洗濯物投入口を開閉自在に覆う蓋体を有する洗濯機であって、
    前記蓋体は、樹脂部品であり前記蓋体の下面を構成する第1部品および樹脂部品であり前記蓋体の上面を構成する第2部品を含んで構成されていると共に、前記ヒンジ軸部のヒンジ軸を軸支する蓋体側軸受部を有しており、
    前記蓋体側軸受部は、互いに同軸に配置される第1軸受部と第2軸受部とによって構成され、前記第1軸受部は前記第1部品に形成され、前記第2軸受部は前記第2部品に形成されることを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機であって、
    前記第1部品および前記第2部品は、異なる材料によって形成されており、
    前記第1部品の材料は、前記第2部品の材料よりも靱性のある材料とされ、
    前記第1軸受部の穴径は、前記第2軸受部の穴径よりも小さく形成されていることを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1または2に記載の洗濯機であって、
    前記第1軸受部は前記第1部品から前記第2部品側に突出して形成され、前記第2軸受部は前記第2部品から前記第1部品側に突出して形成されることを特徴とする洗濯機。
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