JP3910092B2 - 家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワゴン又はデスク等のような家具類において、その上面におけるはね上げ開閉式の蓋のうち、はね上げたときにおいて本又は書面等を載せる書見台又は譜面台として使用できるようにした開閉式蓋装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デスクやオルガン兼用机等の家具類において、デスク上のキーボードや鍵盤の上面を覆うためのはね上げ式の蓋をはね上げたときにおいて、その蓋の裏側を本又は書面等を載せる書見台又は譜面台として使用できるように構成することは、先行技術としての実公昭51−7207号公報や実開昭55−102842号公報等に記載されているように、従来から良く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来における書見台を兼ねた開閉式蓋装置は、前記先行技術としての公報にも記載されているように、そのはね上げ開閉式の蓋板における裏面に、当該蓋板を書見台として使用する場合における受け棚を固定して設けるという構成にしている。
【0004】
従って、前記蓋板にて家具類の上面(デスク上のキーボードや鍵盤の上面等)を覆うように閉じた状態では、前記受け棚は蓋板の裏面(下面)から家具類の上面に接近するように突出しているから、この受け棚が家具類の上面に衝突しないようにするため、受け棚の突出量に相当する寸法だけ、蓋板の下面と家具類の上面との間に隙間を形成しなければならず、その分だけ、家具の上下寸法が大きくなって嵩高となる。また、前記隙間が家具類の上面の側方で開放されていると、その隙間から塵や埃が入り込むから、その隙間を塞ぐために、前記蓋板または家具類の上面の側部に相手部材に当接して密閉する側片を設ける必要があった。
【0005】
本発明は、これらの従来技術の問題点を解決することを目的とし、蓋板(カバー体)の開閉回動に連動して、受け棚である基板が起伏動でき、蓋板(カバー体)の裏面を平坦状にしたまま、家具類の上面との間の隙間を無くすることができるようにした、家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本願請求項1の発明の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置は、家具類における上面開放状の収納部と、該収納部の上面を覆うためのカバー体とを前記収納部の上面より下方に回動中心点を有する回動連結金具を介して上下開閉回動可能に連結し、書見台又は譜面台用の基板の基端部の回動支軸を、前記カバー体の裏面側に上下回動可能に軸支する一方、前記基板と前記収納部の上面との間には、前記カバー体の開方向への回動に連動して基板を起立させ、前記カバー体の閉方向への回動に連動して基板をカバー体の裏面と略平行状に伏せるようにする連動手段を備え、前記連動手段は、前記基板に固定されて、前記収納部の上面のうち、基板の回動軸線と交差する方向に伸びる側方部上面に対して常時摺接可能に突設した規制体からなり、この規制体は、前記カバー体が前記収納部の上面に対して大きく開き回動したとき、当該カバー体の裏面と前記基板の上面とが略直交するように構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置において、前記カバー体が前記収納部の上面に対して大きく開き回動したとき、当該カバー体の裏面と前記基板の上面とが略直交する位置で回動停止するようにしたストッパ体を前記規制体もしくは基板に設けたものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置において、前記基板の基端部の回動支軸を前記回動連結金具に軸支させたものである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置において、前記カバー体が収納部の上面に接近して覆う状態から大きく開放した状態まで移動するとき、側面視において、前記回動支軸は、前記収納部の上面より上方を越えて前記収納部の後方向に移動するように構成されているものである。
【0011】
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置において、前記回動支軸及び規制体を共通部品にて形成されているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本願発明を具体化した実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明を適用したワゴンの全体斜視図、図2は上面開放状の収納部の上面を覆うカバー体を上下回動開閉可能に装着した実施形態の側面図、図3はカバー体を閉じた状態から開くときの要部拡大側断面図、図4はカバー体を開いたとき、当該カバー体の裏面(下面)を書見台に兼用できる構成の要部拡大側断面図、図5は図3のV−V線矢視で示すカバー体の一部切欠き裏面図、図6は要部斜視図、図7は第2実施形態を示す拡大側断面図である。
【0013】
図1及び図2に示すように、ワゴン1は、上面開放状の平面視略矩形箱体からなる収納部2と、該収納部2を支持し、下端にキャスタ4を備えた4つの脚柱3と、前記収納部2の上面を覆い、上下回動可能に構成されたカバー体5とから構成されている。収納部2の上面は、金属板等からなる側板を断面下向きコ字状に屈曲させてなる4周縁部材2a,2b,2c,2dが備えられている(図1、図3及び図4参照)。
【0014】
前記収納部2の左右両側の外面に回動中心点としての支軸6を介して2つの回動連結金具7が配置され(図3、図4及び図6で一方のみ示す)、該各回動連結金具7の上面と前記カバー体5の裏面(下面)とを図示しないビスにて連結固定する。前記支軸6は収納部2の上面から適宜寸法(H1)だけ下方に配置されており、図2及び図3に示すように、カバー体5の裏面が収納部2の上面と平行状になって覆う位置と、当該カバー体5の自由端側が水平に対して略100度程度の鈍角(=角度θ1)だけ上向き回動して、収納部2の上面が大きく開放された位置とに上下開閉回動するように構成されている。なお、図示しないが、前記回動連結金具7内などには、前記鈍角(=角度θ1)以上にカバー体が回動しないように規制するストッパが設けられている。
【0015】
前記カバー体5の裏面のうち、収納部2に対する各回動連結金具7の配置に近い側には、書見台における書類(用紙)9の受け棚板としての基板10が、連動手段としての取付け具11、11を介して一対回動連結金具7、7の間に回動可能に配置されており(図5参照)、この各取付け具11は、基板10の回動姿勢を規制するための規制体12と、基板10の回動中心軸となる回動支軸13とを共通部品にて構成されたものである(図5、図6参照)。すなわち、取付け具11の一例として、金属製の丸棒を平面視略U字状に湾曲させ、その一対の長棒部11a,11bのうちの一方の長棒部1aの基端を横向きに屈曲させて回動支軸13となし、この回動支軸13を前記回動連結金具7の側面に、前記支軸6の軸線と平行に穿設された軸受孔14に回動可能に嵌め入れる(図5参照)。そして、前記他方の長棒部11bを、基板10の両端部に溶接等にて固定し、そのとき、回動支軸13の基板10の基端部側に位置させる。前記一対の長棒部11a,11b及びその両者をつなぐ先端部11cをカバー体5の回動中心点から半径外方向に伸びるように配設する。
【0016】
また、前記左右両取付け具11の少なくとも一方の長棒部11a(11b)または先端部11cが、収納部2の左右両側縁部材2b,2cの長手方向に沿って延びて当接できる位置に配置されているものである。
【0017】
次に上記の構成による作用について説明する。収納部2の上面を覆った状態のカバー体5の裏面には、図3に示すように、基板10及び規制体12としての取付け具11がカバー体5の下面と平行状に挟まれた状態で配置される。そして、収納部2の上面に対して開くべく、カバー体5を回動連結金具7の支軸6の回りに大きく上向き回動するとき、前記回動支軸13は、前記収納部の上面2aの上方を越えて後方向に移動することになる(側面視である図3及び図4参照)。そして、基板10及び取付け具11(規制体12)はそれらの自重により、前記回動支軸13から離れ側が下向きに倒れ回動するから、カバー体5を上向き回動させるにつれて、取付け具11、11の各先端部11cが、前記収納部2の左右両側縁部材2b,2cに摺接しながら後退する。カバー体5を更に大きく開き移動させて、その裏面が水平面に対して略110度程度になって停止させると、取付け具11における前記回動支軸13が収納部2の後縁部材2aの上面を越え、取付け具11における長棒部11a(11b)の下面の中途部が前記後縁部材2aの上面後角部に当接し、カバー体5の裏面に対して基板10の上面が略90度の夾角で姿勢保持される(図4の実線状態参照)。従って、この基板10の上面に書類を載せ、カバー体5の裏面に用紙9をもたせ掛けることにより、カバー体5が書見台に兼用できる。このとき、基板10の自由端側が水平面に対して略10度程度上向きに延びているから、載置した用紙9の下端が基板10からずれ落ちないのである。なお、基板10の基端縁とカバー体5の裏面との間に隙間があると、薄い用紙9が前記隙間からすり抜けて脱落することがあり得るので、図示しないが、基板10とカバー体5の裏面とに跨がって可撓性を有する樹脂フィルムを張設して、前記隙間を塞ぐことが好ましい。
【0018】
上記大きく開いたカバー体5を閉じるときには、図4に示すよう、取付け具11の先端が前記収納部2の左右両側縁部材2b,2cに当接した以降は、それの上面に沿って摺接しながら前進し、基板10(取付け具11)とカバー体5の裏面との夾角が次第に小さくなり、カバー体5で収納部2の上面を完全に塞いだ状態では、当該カバー体5の裏面と収納部2の上面との間に取付け具11が挟まれた段階では、基板10はカバー体5の裏面と平行状の姿勢で保持され、基板10の自由端が収納部2の中に落ち込むこともない。
【0019】
図7に示す第2実施形態では、取付け具11における回動支軸13から前記支軸6までの距離を大きく設定することにより、カバー体5を後傾状態に大きく開いた位置で、取付け具11の下面が収納部2の後縁部材2aの上面に当接しないようにしたもので、他方の長棒部11bの基端または基板10の基端部側から下向きに伸びるように突設したストッパ体15が前記カバー体5の裏面に当接することより(図6及び図7参照)、当該カバー体5の裏面と基板10の上面との夾角が90度以上に開かないように規制するものである。
【0020】
なお、前記第1及び第2実施形態における取付け具11の一方の長棒部11aを基板10に固定しない態様では、先端部11cの連結によりバネ弾性を長棒部11aに付与することができる。従って、基板10側に予め、他方の長棒部11bが固着されていると、長棒部11aの先端の回動支軸13を前記回動連結金具7の軸受孔14に嵌め入れるに際して、図5の二点鎖線に示すように、回動支軸13側を前記他方の長棒部11bに引き寄せるように撓ませた状態にて、左右両側の回動連結金具7、7の内側面の軸受孔14に接近させてから嵌め入れることができ、基板10の装着作業が至極簡単にできる。
【0021】
前記回動支軸13と規制体12とを前記取付け具11のように一体的に形成する他、別々に構成しても良いことはいうまでもない。
【0022】
前記規制体12としての前記取付け具11に代えて、リンク式にて、前記カバー体の開方向への回動に連動して基板を起立させ、前記カバー体の閉方向への回動に連動して基板をカバー体の裏面と略平行状に伏せるようにする連動手段を構成しても良い。
【0023】
前記各実施形態ではワゴン1の上面のカバー体5を書見台に兼用したものであったが、オルガン、電子式鍵盤楽器等の鍵盤部を覆う開閉式カバー装置に本発明を適用して、譜面台にとすることができる。その場合、収納部2とは前記鍵盤部に相当し、カバー体は前記鍵盤部の上面を覆う横長の蓋体が該当し、左右両側縁部材2b,2cは、前記鍵盤部の左右両側端に配置された縁部材に相当することになる。
【0024】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本願請求項1の発明の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置は、家具類における上面開放状の収納部と、該収納部の上面を覆うためのカバー体とを前記収納部の上面より下方に回動中心点を有する回動連結金具を介して上下開閉回動可能に連結し、書見台又は譜面台用の基板の基端部の回動支軸を、前記カバー体の裏面側に上下回動可能に軸支する一方、前記基板と前記収納部の上面との間には、前記カバー体の開方向への回動に連動して基板を起立させ、前記カバー体の閉方向への回動に連動して基板をカバー体の裏面と略平行状に伏せるようにする連動手段を備えたことを特徴とするものである。
【0025】
従って、作業者はカバー体を開閉するだけの簡単な操作で、書見台または譜面台としての受け棚板となる基板を起伏連動できると共に、カバー体が収納部の上面を覆う閉止状態では前記基板がカバー体の裏面と平行状になっているから、カバー体の平坦な裏面と収納部の上面との間に従来のような大きな隙間空間を設ける必要がなく、コンパクトにできるという効果も奏する。
【0026】
そして、請求項1に記載の発明によれば、前記連動手段は、前記基板に固定されて、前記収納部の上面のうち、基板の回動軸線と交差する方向に伸びる側方部上面に対して常時摺接可能な突設した規制体からなり、該規制体は、前記カバー体が前記収納部の上面に対して大きく開き回動したとき、当該カバー体の裏面と前記基板の上面とが略直交するように構成されているものである。
【0027】
このように構成すれば、規制体を基板に固定した厚さの薄い部品で形成でき、カバー体を閉止した状態で嵩張ることがなく、また、規制体を、収納部の上面のうち、基板の回動軸線と交差する方向に伸びる側方部上面に対して常時摺接可能なように基板に突設するだけてあるから、規制体が邪魔になることもないという効果を奏する
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置において、前記カバー体が前記収納部の上面に対して大きく開き回動したとき、当該カバー体の裏面と前記基板の上面とが略直交する位置で回動停止するようにしたストッパ体を前記規制体もしくは基板に設けたものであるから、前記ストッパ体により、カバー体の裏面と基板の上面との夾角が略90度に保持でき、当該基板が書見台や譜面台における用紙の受け棚の機能を十分に発揮できるという効果を奏する。
【0028】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置において、前記基板の基端部の回動支軸を前記回動連結金具に軸支させたものであるから、基板の回動支軸のための軸受部のために別部品を準備する必要がなく。構成が至極簡単になるという効果を奏する。
【0029】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置において、前記カバー体が収納部の上面に接近して覆う状態から大きく開放した状態まで移動するとき、側面視において、前記回動支軸は、前記収納部の上面より上方を越えて前記収納部の後方向に移動するように構成されているものであるから、カバー体の裏面に対する基板の装着位置を任意に設定できるという効果を奏する。
【0030】
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置において、前記回動支軸及び規制体を共通部品にて形成した場合には、部品点数が大幅に減少し、製造コストも低減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したワゴンの全体斜視図である。
【図2】 上面開放状の収納部の上面を覆うカバー体を上下回動開閉可能に装着した実施形態の側面図である。
【図3】 カバー体を閉じた状態から開く時の要部拡大側断面図である。
【図4】 カバー体を開いたとき、当該カバー体の裏面を書見台に兼用できる構成の要部拡大側断面図である。
【図5】 図3のV−V線矢視で示すカバー体の一部切欠き裏面図である。
【図6】 図6は要部斜視図である。
【図7】 第2実施形態を示す拡大側断面図である。
【符号の説明】
1 ワゴン
2 収納部
5 カバー体
6 支軸
7 回動連結金具
9 用紙
10 基板
11 取付け具
12 規制体
13 回動支軸
14 軸受孔
15 ストッパ体
Claims (5)
- 家具類における上面開放状の収納部と、該収納部の上面を覆うためのカバー体とを前記収納部の上面より下方に回動中心点を有する回動連結金具を介して上下開閉回動可能に連結し、
書見台又は譜面台用の基板の基端部の回動支軸を、前記カバー体の裏面側に回動可能に軸支する一方、
前記基板と前記収納部の上面との間には、前記カバー体の開方向への回動に連動して基板を起立させ、前記カバー体の閉方向への回動に連動して基板をカバー体の裏面と略平行状に伏せるようにする連動手段を備え、
前記連動手段は、前記基板に固定されて、前記収納部の上面のうち、基板の回動軸線と交差する方向に伸びる側方部上面に対して常時摺接可能に突設した規制体からなり、
この規制体は、前記カバー体が前記収納部の上面に対して大きく開き回動したとき、当該カバー体の裏面と前記基板の上面とが略直交するように構成されていることを特徴とする家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置。 - 前記カバー体が前記収納部の上面に対して大きく開き回動したとき、当該カバー体の裏面と前記基板の上面とが略直交する位置で回動停止するようにしたストッパ体を前記規制体もしくは基板に設けたことを特徴とする請求項1に記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置。
- 前記基板の基端部の回動支軸を前記回動連結金具に軸支させたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置。
- 前記カバー体が収納部の上面に接近して覆う状態から大きく開放した状態まで移動するとき、側面視において、前記回動支軸は、前記収納部の上面より上方を越えて前記収納部の後方向に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置。
- 前記回動支軸及び規制体を共通部品にて形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の家具類における書見台又は譜面台を兼ねた開閉式カバー装置。
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