JP2005270410A - 収納棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉扉13を作業用テーブルとして使用するときに開閉扉13が本体部12からあまり出っ張らずに省スペースの収納棚11とする。
【解決手段】 立てた状態で本体部12内を覆う蓋となり、水平に倒した状態で作業用テーブルとなる開閉扉13を備えた収納棚11である。開閉扉13を支持するヒンジ14を、その基端部が本体部12の前端部より内側の位置に回動可能に支持した。これにより、開閉扉13は、立てられた状態で本体部12の前面を覆うと共に、倒された状態でその端部が本体部12の内部に入り込んで水平に維持される。ヒンジ14は回動制御部22を備え、この回動制御部22の擦り板25が支持板部21に摩擦してヒンジ14の回動を制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、作業用テーブルを備えた収納棚に関し、特にパソコンラックとして使用して好適な収納棚に関するものである。
作業用テーブルを備えた収納棚の類としては、特許文献1に記載の書棚付き机がある。この書棚付き机は、図2に示すように、机本体1の上部に書棚2を備え、この書棚2の下端部に回動天板3が取り付けられている。この回動天板3は、その基端部がヒンジによって回動可能に支持されている。
この回動天板3の下側には、キャビネット部4が設けられ、このキャビネット部4が回動天板3をその下側から支持している。
特開2003−363号公報
しかしながら、上記構成の棚付き机では、回動天板3の基端部がヒンジで回動可能に支持されているため、回動天板3を水平にすると、この回動天板3はヒンジ部分から手前に位置することになる。これにより、回動天板3の部分が大きくはみ出して、嵩張るという問題点がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、回動天板の部分を内部へ引き込んで出っ張りを減らした収納棚を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するために第1の発明に係る収納棚は、立てた状態で本体部内を覆う蓋となり、水平に倒した状態で作業用テーブルとなる開閉扉を備えた収納棚であって、
先端部が上記開閉扉の側部を支持すると共に、基端部が上記本体部の前端部より内側の位置に回動可能に支持されたヒンジを備え、当該ヒンジに支持された上記開閉扉が、立てられた状態で上記本体部の前面を覆うと共に、倒された状態でその端部が上記本体部の内部に入り込んで水平に維持されることを特徴とする。
上記構成により、ヒンジで支持された開閉扉は、立てて本体部の前面を覆い、倒して作業用テーブルとして使用する。このとき、開閉扉は、水平になったとき、その基端部が本体部の内部に入り込んで支持されるため、本体部からあまり出っ張らずに、邪魔にならない。
このとき、上記ヒンジを、上記開閉扉に固定される固定用フランジ部と、当該固定用フランジ部が上記開閉扉に固定された状態で当該開閉扉の面と直行するように立ち上げて形成された支持板部と、当該支持板部の先端部に設けられて上記本体部の前端部より内側の位置に回動可能に取り付けられる回動制御部とから構成し、当該回動制御部を、上記支持板部を回転可能に支持する支持軸と、当該支持軸に回転可能に支持された上記支持板部に当接して摩擦する擦り板と、当該擦り板を上記支持板部に押し付ける付勢手段とを備えて構成することが望ましい。これにより、開閉扉は、支持板部で支持された状態で、回動制御部によって回動が制御される。具体的には、回動制御部の付勢手段で支持板部に押し付けられた擦り板が、支持板部との間で摩擦して、開閉扉をゆっくり開閉させる。
また、上記ヒンジの回動中心から上記開閉扉の外側面までの距離xと、上記回動中心から上記開閉扉に下ろした垂線と当該開閉扉との交点から当該開閉扉の下端部までの距離yとが同じ寸法になるように、上記ヒンジの寸法及び取り付け位置を設定することで、開閉扉を立てたときと倒したときとで、その下端位置を同じにできる。これにより、開閉扉が本体部前面の上部を覆った状態でその下部を覆う下部扉を備えた場合は、開閉扉と下部扉が本体部前面を覆った状態でこれら開閉扉と下部扉との間の隙間を減らせる。さらに、開閉扉がヒンジによって水平に支持されて作業用テーブルとして使用するとき、開閉扉の下側面が下部扉の上端部に当接してこの開閉扉を支持する。
この収納棚をパソコンラックとして使用する場合は、本体部内の上部にパーソナルコンピュータの表示装置を設置し、作業用テーブルである開閉扉にキーボード等を設置し、本体部内の下部にパーソナルコンピュータの本体を設置する。このとき、下部扉の内側面下部に、上記パーソナルコンピュータの本体を設置するカートを備えてもよい。これにより、パーソナルコンピュータの本体を邪魔にならずに設置することができる。
上記収納棚の本体部の両側面、天井面及び背面並びに上記開閉扉及び下部扉を板材で構成してもよい。これにより、作業をしないときは、開閉扉及び下部扉を閉めて、収納棚内に種々の物を外部から見えないように収納することができる。
ヒンジで開閉扉を支持して、この開閉扉を水平に倒した状態でその端部が本体部の内部に入り込むように支持するため、開閉扉が本体部から大きくはみ出すのを防止できる。これにより、作業用テーブルとなっている開閉扉が周囲の邪魔になることがなくなると共に、十分な作業性を維持することができる。
以下、本発明の実施形態に係る収納棚について図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係る収納棚を示す斜視図、図3は本実施形態に係る収納棚をその開閉扉及び下部扉を取り外した状態で示す斜視図、図4は本実施形態に係る収納棚をその開閉扉を取り外した状態で示す斜視図、図5は本実施形態に係る収納棚のヒンジを示す斜視図、図6は本実施形態に係る収納棚のヒンジの回動制御部を示す断面図、図7は本実施形態に係る収納棚のヒンジの回動制御部の皿バネを示す断面図、図8は本実施形態に係る収納棚をその開閉扉及び下部扉を閉じた状態で示す斜視図、図9は本実施形態に係る収納棚の開閉扉のヒンジの寸法設定例を示す側面断面図である。
収納棚11は、図1、図3及び図4に示すように主に、本体部12と、開閉扉13と、ヒンジ14と、下部扉15とから構成されている。
本体部12は、両側の側面板16と、天井板17と、背面板18と、中板19から構成されている。
側面板16と天井板17と背面板18は、木製の板材で構成され、前面の開閉扉13及び下部扉15と併せて収納棚11の外殻を構成している。中板19は、本体部12内で物を支持するための木製の板材である。なお、これら側面板16、天井板17、背面板18及び中板19は、木製以外の板材でもよい。デザインに合わせて材料を選択する。
中板19の取り付け位置及び大きさは、本体部12内に収納する物の大きさに会わせて適宜設置する。本実施形態では、パーソナルコンピュータを設置するパソコンラックを想定しているため、本体部12内の上部に表示装置が位置し、その下側にキーボードが位置し、本体部12内の下部にプリンター等の周辺機器が位置するようにレイアウトされている。具体的には、4枚の中板19が取り付けられている。そのうち、上部の中板19A(図3参照)は、液晶ディスプレイ等の表示装置を支持する。中間奥側の中板19Bは、キーボードを支持する。さらに、中板19Bは、開閉扉13の基端部を支持する。即ち、中板19Bは、ヒンジ14で回動可能に支持された開閉扉13の基端部の上面に当接して、この開閉扉13の回動を抑えて水平状態に支持する(図9参照)。下部の中板19Cは、プリンター等の周辺機器を支持する。この下部の中板19Cは、パソコン本体を支持する場合もある。中間手前の中板19Dは、閉じた状態の下部扉15の上端部に当接して下部扉15を位置決めして支持する。
開閉扉13は、立てた状態で本体部12の前面の上側を覆う蓋となり、水平に倒した状態で作業用テーブルとなる扉である。この開閉扉13は、上記側面板16、天井板17及び背面板18と同様に、木製等の板材で構成されている。この開閉扉13は、ヒンジ14で回動可能に支持された状態で、立てられて本体部12の前面の上側を覆い、倒された状態でその基端部が本体部12の内部に入り込んで水平に維持される(図9参照)。
ヒンジ14は、開閉扉13を回転可能に支持するための部材である。このヒンジ14は、開閉扉13の両側に取り付けられている。ヒンジ14は、図5及び図6に示すように、開閉扉13に固定される固定用フランジ部20と、この固定用フランジ部20が開閉扉13に固定された状態で開閉扉13の面と直行する面に沿って立ち上げて形成された支持板部21と、支持板部21の先端部に設けられて本体部12の前端部より内側の位置に回動可能に取り付けられる回動制御部22とから構成されている。固定用フランジ部20には、2つのねじ穴20Aが設けられ、開閉扉13にねじで固定される。
支持板部21は、ほぼ三角形状に形成され、開閉扉13をヒンジ14の回転中心から設定距離だけ離して支持している。この支持板部21の寸法は、回動制御部22の取り付け位置との関係で一定の寸法に設定されている。具体的には、図9に示すように、ヒンジ14の回動中心から開閉扉13の外側面までの距離xと、回動中心から開閉扉13に下ろした垂線と開閉扉13との交点から開閉扉13の下端部までの距離yとが同じ寸法になるように、支持板部21の寸法及び取り付け位置を設定している。これは、開閉扉13を立てたとき(図9中の実線の状態)と倒したとき(図9中の一点鎖線の状態)とで、その下端位置を同じにするためである。これにより、開閉扉13が本体部12の前面の上側を覆った状態(図9中の実線の状態)で、その下側を覆う下部扉15との間の隙間をほとんどなくすと共に、水平に支持されて作業用テーブルとして使用する状態(図9中の一点鎖線の状態)で開閉扉13の下側面が下部扉15の上端部に当接してこの開閉扉13が支持されるようになっている。さらに、開閉扉13の基端部(図9中の実線の状態の下端部)が本体部12内へ入り込むようになっている。この開閉扉13の基端部の入り込む寸法は、距離x及びyの寸法によるので、入り込ませたい寸法(本体部12から出っ張らせたい寸法)に合わせて距離x及びyの寸法を設定する。なお、この寸法に合わせて開閉扉13の基端部に当接できるように、中板19Bの位置を調整する。
これにより、ヒンジ14は、その先端部で開閉扉13の側部を支持した状態で、基端部が本体部12の前端部より内側の位置に回動可能に支持されている。
回動制御部22は、開閉扉13を回動可能に支持すると共に、開閉扉13をゆっくり開閉させるための部材である。回動制御部22は、図6及び図7に示すように、支持板部21を回転可能に支持する支持軸24と、支持軸24に回転可能に支持された支持板部21に当接して摩擦する擦り板25と、擦り板25を支持板部21に押し付ける付勢手段26と、スペーサ27と、基盤28とから構成されている。
支持軸24は、支持板部21を回転可能に支持するための軸である。この支持軸24が、擦り板25から基盤28までを回動可能に支持している。擦り板25は、支持板部21をゆっくり回動させるための部材である。擦り板25は、支持板部21に圧接されてこの支持板部21と摩擦することで支持板部21をゆっくり回動させている。擦り板25の材質や摩擦面の形状等は、要求される摩擦力に応じて設定される。付勢手段26は、擦り板25を支持板部21に押し付けるための部材である。付勢手段26は、皿バネで構成され、2枚重ねて使用されている。付勢手段26の使用枚数は、要求される付勢力に応じて適宜設定される。なお、付勢手段26としては、皿バネに限らず、コイルスプリング等でもよい。擦り板25を支持板部21に押し付けられる構成を備えた手段であればよい。
スペーサ27は、支持板部21と基盤28とを設定間隔に保って支持するための部材である。このスペーサ27で設定間隔に保たれた支持板部21と基盤28との間に、擦り板25と付勢手段26とが取り付けられている。これにより、付勢手段26で付勢された擦り板25が支持板部21に圧接して、支持板部21の回動を規制する。これにより、支持板部21がゆっくり回動し、開閉扉13をゆっくり回動させるようになっている。
基盤28は、側面板16に回動制御部22を固定するための部材である。基盤28は円盤状に形成され、ネジ29を通すためのねじ穴が複数箇所に設けられている。側面板16側には、基盤28に通される支持軸24の端部を収納するための凹部30が設けられている。
下部扉15は、図1及び図3に示すように、本体部12の前面の下側を覆うための扉である。この下部扉15は、ヒンジ14で水平状態に支持された開閉扉13の下側面に当接して開閉扉13を支持する。下部扉15は、その一側(図1中の右側)を本体部12に回動可能に支持されて横方向に開閉する。これにより、下部扉15は、閉じた状態と開いた状態の両方で開閉扉13の下側面を支持するようになっている。
下部扉15の内側面下部には、パーソナルコンピュータの本体を設置するカート32が設けられている。このカート32は、底板33と、横板34と、側面支持枠35と、キャスター36とから構成されている。底板33は、パーソナルコンピュータの本体を支持するための板材である。底板33は、下部扉15の下端部に取り付けられている。横板34は、底板33に載置されたパーソナルコンピュータの本体の一側を支持するための板材である。横板34は、底板33の一側に立てて取り付けられている。側面支持枠35は、底板33に載置されたパーソナルコンピュータの本体を支持するための部材である。側面支持枠35は金属の線材をU字状に折り曲げて形成されている。キャスター36は、底板33に2つ設けられ、パーソナルコンピュータの本体が載置された底板33を支持する。
[動作]
以上のように構成された収納棚11は次のようにして使用する。なお、ここでは、収納棚11をパソコンラックとして使用する場合を例に説明する。
収納棚11を使用しないときは、図8に示すように、開閉扉13及び下部扉15を閉めておく。これにより、作業用テーブルの部分が水平に張り出して邪魔になることがない。
使用する場合は、開閉扉13を手前に引いて水平に倒す。これにより、開閉扉13は、ヒンジ14によって水平に支持されるが、このとき、開閉扉13の基端部が本体部12内へ入り込んで、本体部12から外部にあまり出っ張らない状態になる。このとき、開閉扉13の基端部は、中板19Dの下側面に当接する。また、下部扉15を側面板16と平行になるまで開く。これにより、開閉扉13は、その基端部が中板19Dで上側から押され、中間部がヒンジ14で支持され、先端部の一側が下部扉15で支持される。これにより、開閉扉13は、この中板19Dとヒンジ14と下部扉15とで、水平に安定して支持される。
そして、中板19Bに載置していたキーボードを開閉扉13の上に載せ、その他必要な書類を開閉扉13に載せて作業を行う。このとき、作業者は、イスに座った状態で、足を本体部12内の下部に延ばし、腕を開閉扉13の上に置いて、パソコンの入力作業等を行う。
作業を終了した場合は、キーボードを中板19Bに戻して開閉扉13を立てて閉め、下部扉15を閉める。これにより、図8に示すように、作業用テーブルの部分がない、省スペースの収納棚11となる。
[効果]
以上のように、開閉扉13が、ヒンジ14によって、立てられた状態で本体部12の前面を覆い、倒された状態でその基端部が本体部12内に入り込んだ作業用テーブルとなるため、本体部12からあまり出っ張らずに、省スペースのパソコンラックとすることができる。
また、ヒンジ14の回動制御部22では、擦り板25が支持板部21と摩擦して支持板部21の回動を制御するため、開閉扉13をゆっくり開閉させることができる。
さらに、上述した距離x及びyの寸法を調整することにより、開閉扉13の本体部12内へ入り込み量を、作業しやすい任意の寸法に合わせて調整することができる。
この距離xとyとを同じ寸法になるように調整することで、開閉扉13を立てたときと倒したときとで、その下端位置を同じ高さにすることができる。これにより、開閉扉13を立てたときに、下部扉15との間にほとんど隙間が生じないで、本体部12の前面を覆うことができる。さらに、倒したときに、開閉扉13を下部扉15で支持することができる。
本体部12等を板材で構成したので、使用しないときは、開閉扉13及び下部扉15を閉めておくことで、収納棚11内に種々の物を外部から見えない状態で収納することができる。
[変形例]
(1) 上記実施形態では、ヒンジ14を開閉扉13の両側に設けたが、強度的に問題がなければ、方持ち構造にしてもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
(2) 上記実施形態では、本体部12の側面板16等、開閉扉13及び下部扉15を木製の板材で構成したが、木製以外でもよく、さらに板材でなくてもよい。金属の線材を組み合わせたり、金網によって板状に構成してもよい。これらの場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
(3) 上記実施形態では、開閉扉13を本体部12の前面の上側を覆うように構成したが、下側を覆うように構成してもよい。開閉扉13だけで本体部12の前面全体を覆うように構成してもよい。イスを使わずに、座ってパソコンを操作する場合等においては、本体部12が低くなるため、開閉扉13を1枚だけ本体部12の前面に取り付ける場合もある。このような場合は、本体部12の前面に開閉扉13を1枚だけ設けることになる。
(4) 上記実施形態では、本体部12内にパソコン以外の物を収納するための収納スペースをとらなかったが、図10及び図11に示すように、パソコン以外の物のための収納スペースを確保した形状にしてもよい。この収納棚41は、上記実施形態の開閉扉13及び下部扉15に対応する開閉扉43及び下部扉45を備え、この開閉扉43及び下部扉45の部分の本体部42内の内部構造も上記実施形態と同様にする。そしてここでは、本体部42の上部に収納空間44を設けている。開閉扉43の上側に両開きの開閉扉45を設けて、収納空間44の開閉を行う。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
本発明の実施形態に係る収納棚を示す斜視図である。 従来の収納棚を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る収納棚をその開閉扉及び下部扉を取り外した状態で示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る収納棚をその開閉扉を取り外した状態で示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る収納棚のヒンジを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る収納棚のヒンジの回動制御部を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る収納棚のヒンジの回動制御部の皿バネを示す断面図である。 本発明の実施形態に係る収納棚をその開閉扉及び下部扉を閉じた状態で示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る収納棚の開閉扉のヒンジの寸法設定例を示す側面断面図である。 本発明の変形例を示す正面図である。 本発明の変形例を示す側面図である。
符号の説明
11:収納棚、12:本体部、13:開閉扉、14:ヒンジ、15:下部扉、16:側面板、17:天井板、18:背面板、19:中板、20:固定用フランジ部、21:支持板部、22:回動制御部、24:支持軸、25:擦り板、26:付勢手段、27:スペーサ、28:基盤、29:ネジ、30:凹部、32:カート、33:底板、34:横板、35:側面支持枠、36:キャスター。

Claims (7)

  1. 立てた状態で本体部内を覆う蓋となり、水平に倒した状態で作業用テーブルとなる開閉扉を備えた収納棚であって、
    先端部が上記開閉扉の側部を支持すると共に、基端部が上記本体部の前端部より内側の位置に回動可能に支持されたヒンジを備え、
    当該ヒンジに支持された上記開閉扉が、立てられた状態で上記本体部の前面を覆うと共に、倒された状態でその端部が上記本体部の内部に入り込んで水平に維持されることを特徴とする収納棚。
  2. 請求項1に記載の収納棚において、
    上記ヒンジが、上記開閉扉に固定される固定用フランジ部と、当該固定用フランジ部が上記開閉扉に固定された状態で当該開閉扉の面と直行するように立ち上げて形成された支持板部と、当該支持板部の先端部に設けられて上記本体部の前端部より内側の位置に回動可能に取り付けられる回動制御部とから構成され、
    上記回動制御部が、上記支持板部を回転可能に支持する支持軸と、当該支持軸に回転可能に支持された上記支持板部に当接して摩擦する擦り板と、当該擦り板を上記支持板部に押し付ける付勢手段とを備えて構成されたことを特徴とする収納棚。
  3. 請求項1又は2に記載の収納棚において、
    上記ヒンジの回動中心から上記開閉扉の外側面までの距離xと、上記回動中心から上記開閉扉に下ろした垂線と当該開閉扉との交点から当該開閉扉の下端部までの距離yとが同じ寸法になるように、上記ヒンジの寸法及び取り付け位置を設定したことを特徴とする収納棚。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の収納棚において、
    上記開閉扉が上記本体部前面の上側を覆った状態で当該本体部前面の下側を覆う下部扉を備え、
    当該下部扉が、上記ヒンジによって水平状態に支持された上記開閉扉の下側面に当接して当該開閉扉を支持することを特徴とする収納棚。
  5. 請求項4に記載の収納棚において、
    上記下部扉が、その一側を上記本体部に回動可能に支持されて横方向に開閉すると共に、閉じた状態と開いた状態の両方で上記開閉扉の下側面を支持することを特徴とする収納棚。
  6. 請求項4又は5に記載の収納棚において、
    上記本体部内の上部がパーソナルコンピュータの表示装置の設置スペースとなり、上記作業用テーブルがキーボード等の設置台となると共に、
    上記下部扉の内側面下部に、上記パーソナルコンピュータの本体を設置するカートを備えたことを特徴とする収納棚。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の収納棚において、
    上記本体部の両側面、天井面及び背面並びに上記開閉扉及び下部扉が板材で構成されたことを特徴とする収納棚。
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