JP4854492B2 - グローブボックスの開閉機構 - Google Patents
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車両用内装部材に設けた収納部における乗員室側の開口部を塞ぐ蓋部材を有し、開口部を閉成する位置および乗員室側へ倒れ込んで該開口部を開放する位置に該蓋部材を姿勢変位させるグローブボックスの開閉機構において、
一端部が前記蓋部材に固定され、他端部が収納部側に延出するリンクアームと、
一方の端部が前記収納部の側壁面に第1支点を介して回転可能に支持され、他方の端部が前記リンクアームの他端部側に第2支点を介して回転可能に支持される第1リンクと、
一方の端部が前記収納部の側壁面における第1支点の下方に位置する第3支点を介して回転可能に支持され、他方の端部が前記リンクアームにおける第2支点よりも前記一端部から離間して位置する第4支点を介して回転可能に支持される第2リンクとを備え、
前記第1リンクにおける2つの支点間距離と前記リンクアームにおける2つの支点間距離との和を、前記収納部の側壁面における2つの支点間距離と第2リンクにおける2つの支点間距離との和より小さく設定したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、4つの支点の支点間距離の関係を適宜に設定することで、蓋部材の開放に際して、乗員室側に回動しつつ乗員室から離間する側へ変位する姿勢変位をさせることができる。すなわち、蓋部材が乗員室から離間する側へ変位する分だけ、蓋部材における蓋部の上端がインストルメントパネル側で回動変位するから、蓋部材における乗員室への突出量を小さくすることができる。
請求項2に係る発明によれば、蓋部材の開放に際して、蓋部材における乗員室から離間する側への変位量を大きくすることができ、蓋部材における乗員室への突出量をより抑えることができる。
請求項3に係る発明によれば、蓋部材の開閉に際して、蓋部の上端が開口部の上縁に対し略直線的に近接・離間する動きを与えることができる。これにより、蓋部の上端と開口部の上縁との干渉を回避して、閉成位置で互いに隙間なく密着させた位置関係とし得る。
次に、実施例に係るグローブボックスの開閉機構の作用について説明する。先ず、収納ボックス14を開放する場合は、閉成位置に保持されている蓋部材22を、把持部28を介して乗員室11側に引張ることで、図示しないロック機構が解除されて、蓋部材22の開放変位が許容される。更に、蓋部材22を乗員室11側へ引くことで、開閉機構30における第1リンク34および第2リンク36が、何れも反時計回りに下方へ向けて回動する(図5参照)。これにより、蓋部材22は、蓋部24の上端が乗員室11側へ向けて回動しつつ全体として乗員室11から離間する側へ変位するだけではなく、全体として下方へ向けて変位する複合的な姿勢変位を行なう。ここで、蓋部材22における閉成位置からの開放初期段階では、蓋部材22の下方への変位が優勢に発現するから、蓋部材22における蓋部24の上端を開口部10aの上縁から直線的に離間させることができる(図3参照)。すなわち、閉成位置において、蓋部24の上端と開口部10aの上縁との間に隙間を設けずに密着させる構成であっても、蓋部材22の開放に際して蓋部24の上部と開口部10aの上縁とが干渉することを回避し得る。
前述した実施例は、以下の如く変更することも可能である。
(1)開閉機構では、4つ支点間距離のLAB+LBD<LAC+LCDの関係を維持したまま、各支点間距離や、支点同士を結んだ直線がなす角度等を変更することで、蓋部材の開閉態様を変更することが可能である。例えば、図7に示すように、変更例の開閉機構40において、外角αと内角βとをα<βの関係で設定してもよい。変更例の開閉機構40によれば、実施例の開閉機構30と比較して蓋部材22における乗員室11から離間する側への変位量が小さくなるが、蓋部下端の点Pを回動中心とする従来例のヒンジタイプの開閉機構を採用した場合(破線表示)と比較すると、変更例の蓋部材22の突出量を抑えることができる。ここで、変更例の開閉機構40では、蓋部材22が開放初期の段階で一旦上方へ変位しつつ回動する。なお、図7において、実施例と同じ機能の部材については同一の符号を付してある。
(2)実施例では、第1リンクにおける2つの支点A,Bを通る直線ABとリンクアームにおける2つの支点B,Dを通る直線BDとがなす内角γを、180°より小さく設定したが、180°以上に設定してもよい。この場合、蓋部材の開閉に際して、蓋部の上端が開口部の上縁に対し略直線的に近接・離間する動きはなく、蓋部材が乗員室側に回動しつつ乗員室から離間する方向へ変位する姿勢変位を行なう。
(3)実施例では、インストルメントパネルに設けた収納ボックスに物品を収納する構成であるが、蓋部材に物品収納部を一体に設け、蓋部材の開放により物品収納部が乗員室側に臨む構成であってもよい。この場合、蓋部材の閉成位置において、インストルメントパネルに設けた収納部に物品収納部が収納されることになる。
14 収納ボックス(収納部),22 蓋部材,32 リンクアーム,34 第1リンク,
36 第2リンク,A 第1支点,B 第2支点,C 第3支点,D 第4支点,
LAB 第1リンクにおける2つの支点間距離,
LBD リンクアームにおける2つの支点間距離,
LAC 収納部の側壁面における2つの支点間距離,
LCD 第2リンクにおける2つの支点間距離,
AB 第1リンクにおける2つの支点を通る直線,
AC 収納部の側壁面における2つの支点を通る直線,
BD リンクアームにおける2つの支点を通る直線,
CD 第2リンクにおける2つの支点を通る直線,
ABCD 蓋部材の閉成位置で4つの支点を結んだ直線がなす四角形,
α 外角,β 内角,γ 内角
Claims (3)
- 車両用内装部材に設けた収納部における乗員室側の開口部を塞ぐ蓋部材を有し、開口部を閉成する位置および乗員室側へ倒れ込んで該開口部を開放する位置に該蓋部材を姿勢変位させるグローブボックスの開閉機構において、
一端部が前記蓋部材に固定され、他端部が収納部側に延出するリンクアームと、
一方の端部が前記収納部の側壁面に第1支点を介して回転可能に支持され、他方の端部が前記リンクアームの他端部側に第2支点を介して回転可能に支持される第1リンクと、
一方の端部が前記収納部の側壁面における第1支点の下方に位置する第3支点を介して回転可能に支持され、他方の端部が前記リンクアームにおける第2支点よりも前記一端部から離間して位置する第4支点を介して回転可能に支持される第2リンクとを備え、
前記第1リンクにおける2つの支点間距離と前記リンクアームにおける2つの支点間距離との和を、前記収納部の側壁面における2つの支点間距離と第2リンクにおける2つの支点間距離との和より小さく設定した
ことを特徴とするグローブボックスの開閉機構。 - 前記蓋部材の閉成位置で前記4つの支点を結んだ直線がなす四角形において、前記収納部の側壁面における2つの支点を通る直線と前記第1リンクにおける2つの支点を通る直線とがなす外角を、収納部の側壁面における2つの支点を通る直線と前記第2リンクにおける2つの支点を通る直線とがなす内角以上に設定した請求項1記載のグローブボックスの開閉機構。
- 前記蓋部材の閉成位置で前記4つの支点を結んだ直線がなす四角形において、前記第1リンクにおける2つの支点を通る直線とリンクアームにおける2つの支点を通る直線とがなす内角を、180°より小さく設定した請求項1または2記載のグローブボックスの開閉機構。
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JP2006337369A JP4854492B2 (ja) | 2006-12-14 | 2006-12-14 | グローブボックスの開閉機構 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006337369A JP4854492B2 (ja) | 2006-12-14 | 2006-12-14 | グローブボックスの開閉機構 |
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Family Applications (1)
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JP2006337369A Expired - Fee Related JP4854492B2 (ja) | 2006-12-14 | 2006-12-14 | グローブボックスの開閉機構 |
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2006
- 2006-12-14 JP JP2006337369A patent/JP4854492B2/ja not_active Expired - Fee Related
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