JP2995306B2 - センサを備えた小型電子機器 - Google Patents

センサを備えた小型電子機器

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JP2995306B2 JP3069040A JP6904091A JP2995306B2 JP 2995306 B2 JP2995306 B2 JP 2995306B2 JP 3069040 A JP3069040 A JP 3069040A JP 6904091 A JP6904091 A JP 6904091A JP 2995306 B2 JP2995306 B2 JP 2995306B2
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俊之 関根
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度,圧力,磁気等を検
出するセンサを機器ケース内に収納した小型電子機器に
関する。
【0002】
【従来の技術】小型電子機器の一種である電子腕時計と
して近年、時刻表示,時刻アラームなどの本来の機能に
加えて温度や圧力などを検出して表示する機能を備えた
ものが知られている。このような機能を備える小型電子
機器では温度センサ,圧力センサなどの所定のセンサを
収納したセンサユニットを機器ケース内に取り付ける必
要がある。このため従来の小型電子機器は機器ケースの
フラットな面に開口を設け、この開口部内にセンサユニ
ットを収納する構造となっている。これはセンサユニッ
トと機器ケースの表示装置,スイッチ等とを位置的に重
ならないように配置する必要があると共に、パッキンに
よる防水性確保のため強固に取り付ける必要があるため
である。そして、このようにして取り付けられたセンサ
ユニットは機器ケース内の回路基板と配線によって電気
的に接続されて、温度,圧力等の所定の検出を行い、そ
の内容が機器ケースの表示装置に表示されるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の小型電子機器で
は、センサユニットと回路基板とを電気的に接続するた
めに、フレキシブル基板を用いており、このフレキシブ
ル基板の一端をセンサユニットに電気的に接続すると共
に、フレキシブル基板の他端の配線パターンと回路基板
の電極パターンとを重ね合わせてビスで固定している
が、外部衝撃等によって接続部分が弛んだり、外れて接
触不良を起こし易いものとなっている。しかも、センサ
の出力が微小であるため、接続部分が少し弛んだだけで
も、測定値に大きな誤差を生じる問題を有している。
【0004】本発明は上記事情を考慮してなされ、外部
衝撃等によって接続不良を起こすことのないセンサを備
えた小型電子機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、開口部が形成
された機器ケースと、この機器ケースの開口部内に収容
されるセンサユニットと、このセンサユニットから引き
出され、端部の一方の面に前記機器ケース内に設けられ
ている回路基板の電極と接触する端子が形成されたフレ
キシブルな接続基板と、プレート部とこのプレート部の
一方の面から突出された複数の突起部とからなり、前記
プレート部の他方の面が前記フレキシブルな接続基板の
端部の他方の面に当接される弾性保持部材と、この弾性
保持部材の複数の突起部に被せられる押え板と、前記弾
性保持部材が前記フレキシブルな接続基板の端部の他方
の面を弾性的に押圧するように、前記押え板及び弾性保
持部材を固定する固定部材と、を備えていることを特徴
とする。
【0006】
【0007】
【作用】上記構成では、フレキシブルな接続基板を回路
基板に弾性的に押圧する弾性保持部材を、プレート部と
このプレート部に一方の面から突出された複数の突起部
とによって構成しているため、フレキシブルな接続基板
と回路基板との間に適度な弾性が与えられる。このた
め、外部衝撃等を確実に吸収し、外部衝撃等による接続
不良を防止することができる。
【0008】弾性保持部材はセンサユニットと機器ケー
スの回路基板との電気的接続を行う接続基板を回路基板
に弾性的に押圧しており、外部衝撃を吸収または減衰さ
せるため、電気的接続が外れることがない。
【0009】
【実施例1】図1ないし図5は本発明の小型電子機器と
して電子腕時計に適用した実施例を示す。機器ケース1
は図1に示すように、時刻をデジタル表示装置やアナロ
グムーブメントによって表示する時刻表示部2を上面に
有すると共に、側面部分には複数のスイッチ3,3・・
・が配設されている。この機器ケース1はその外周部分
が丸みを帯びるように成形されており、特に9時側の側
面部分4が外側に幾分、長く延びると共に、図2に示す
ように緩やかに湾曲した曲面形状となっている。そし
て、この9時側の側面部分4が開口されて、センサユニ
ット5を収納する開口部6が形成されている。この開口
部6は、図2および図3に示すように、複数の段部6
a,6b,6cを有した状態で機器ケース1に対して斜
め方向に(開口部6が斜め上方に開口を有するように)
形成されていると共に、機器ケース1内部との連通が図
られている。センサユニット5はこの開口部6内に挿入
されて段部6aに当接することにより、開口部6内に収
納される。センサユニット5は、例えば金属ケース内部
に所定のセンサを収納したユニットの形態となってい
る。この場合、センサユニット5に収納されるセンサと
しては、外気温を検出するサーミスタ等の温度センサあ
るいは水圧または気圧を測定するブリッジ抵抗等の半導
体圧力センサなどである。このセンサユニット5は機器
ケース1内に収納された時計モジュール7の回路基板8
と電気的に接続されており、検出したセンサ信号を回路
基板8に出力するようになっている。この電気的接続を
行うため、センサユニット5はフレキシブルな接続基板
9を底面部分に有し、この接続基板9の引き出し側の端
子部が後述する構造によって回路基板8と連結されてい
る。
【0010】かかるセンサユニット5と機器ケース1と
は、開口部6が機器ケース1内部と連通しているため、
気密性を保持する必要がある。このため開口部6に収納
されたセンサユニット5の上面端部の段部5aと、開口
部6の段部6bとをほぼ同一面にし、この面にリング状
のパッキン10がその境界を覆うように取り付け、さら
に、パッキン10上に押えパネル11を当接させる。押
えパネル11は上方からパッキン10に当接および押圧
することにより、パッキン10を介してセンサユニット
5を開口部6の段部6aに押え付けてセンサユニット5
の固定を行っている。そして、この押えパネル11の押
圧状態を維持するため、蓋プレート12が開口部6に嵌
め込まれている。この蓋プレート12は図2に示すよう
に、中央部分が外周部分よりも隆起した曲面形状に成形
されており、これにより蓋プレート12は機器ケース1
の9時側の側面部分4の曲面形状に沿い、同側面部分4
の外形的なデザインの一部を構成している。このような
形状の蓋プレート12はその外周部分が押えパネル11
に当接することにより、押えパネル11を押圧してお
り、この蓋プレート12に対してビス13を挿通させケ
ースに固定することにより蓋プレート12の固定が行わ
れる。ビス13は蓋プレート12の左右両側に形成され
た各開孔14(図3参照)に挿入された後、機器ケース
1の対応位置に形成されたビス孔(図示省略)に螺合さ
れる。これにより、ビス13は押えパネル11への押圧
状態を維持するように蓋プレート12を固定する固定部
材として作用している。なお、押えパネル11および蓋
プレート12には、それぞれ透孔11a,12aが形成
されるが、これらの透孔11a,12aはセンサユニッ
ト5に収納されているセンサと外部環境とを連通して、
センサによる温度検知や圧力検知を可能とするためのも
のである。また、図示例において図2に示すように、セ
ンサユニット5の上面には押えパネル11との間にメッ
シュパネル15が介挿されて、センサユニット5内部へ
の異物侵入の防止が図られている。
【0011】このようなセンサユニット5の固定構造で
は、機器ケース1に形成された曲面形状の側面部分4に
開口部6を形成し、この開口部6内にセンサユニット5
を収納するため、センサユニット5を機器ケース1のフ
ラットな面に取り付ける必要がない。このため機器ケー
ス1の時刻表示部2等の大きさや配置位置への制約がな
くなり、デザイン上の自由度が拡大する。また、曲面形
状に形成された蓋プレート12の外周部分が押えパネル
11を押圧するため、強固な押圧を行うことができる。
このため押えパネル11がパッキン10を強固に押圧し
て、パッキン10による気密性を確保でき、簡単な構造
で、確実な防水を行うことができる。
【0012】次に、前記接続基板9の回路基板8への接
続構造を図2,図4および図5により説明する。図2お
よび図4に示すように、接続基板9はセンサユニット5
の底面部分から引き出され、その引き出し端部の端子部
9aが回路基板8の電極部と接触して、センサユニット
5と回路基板8との電気的接続を行っている。この接続
基板9の端子部9a側の固定は、図2に示すように、ス
ペーサ16および固定用ビス17により行われる。スペ
ーサ16は図5に示すように、プレート部16aと、プ
レート部16aの下面から突出する複数の突起部16b
とを有し、全体がゴム,軟質プラスチックなどの弾性体
により成形されている。このスペーサ16は回路基板8
に接触する接続基板9の端子部9aの下面に当接するよ
うに使用される。そして、この当接状態のスペーサ16
に押え板18を被せ、固定用ねじ17を時計モジュール
7に螺合することにより接続基板9の端子部9aの固定
が行われる。押え板18は図4に示すように、スペーサ
16のプレート部16aと略同形状に成形されており、
スペーサ16の突起部16bを均一に押圧する。固定用
ビス17はその頭部が押え板18に当接した状態で時計
モジュール7に螺合する。この場合、時計モジュール7
には図2に示すように、クリップ19が嵌め込まれ、こ
のクリップ19に固定用ビス17が螺合することによ
り、固定用ビス17が固定されて、その頭部により押え
板18を押圧するようになっている。この固定用ビス1
7の螺合により、スペーサ16は押え板18を介して弾
性に押圧されて接続基板9の端子部9aを回路基板8に
押し付け固定する。
【0013】このような構造では、スペーサ16は接続
基板9の端子部9aを回路基板8に均一に弾性的に押圧
する弾性保持部材として作用する。又、固定用ビス17
は押え板18及びスペーサ16を確実に固定する固定部
材として作用する。従って、外部衝撃があっても、これ
を吸収または減衰させるため、接続基板9の端子部9a
が回路基板8から外れることがなく、これにより、接続
基板9と回路基板8との電気的接続を確実に保持するこ
とができる。なお、図示例では、固定用ビス17の東部
にボス部17aが形成され(図2参照)、このボス部1
7aが時計モジュールを構成する地板20に押さえられ
ており、これにより、固定用ビス17の弛み防止がなさ
れている。また、スペーサ16及び押え板18には、図
4に示すように、時計モジュール7からのピン21が挿
通して、これらの位置ずれが防止される構造となってい
る。
【0014】本発明は上記実施例に限定されることな
く、種々変更が可能である。例えば、センサユニット5
を収納する開口部6は機器ケース1の曲面部分であれば
良く、機器ケース1の側面部分や9時側に限定されな
い。また、センサユニット5に収納されるセンサは磁気
を検出する磁気センサ,脈拍を測定する脈拍検出セン
サ,歩数をカウントする歩数検出センサ,煙や放射能等
を検出するその他のセンサであっても良い。さらに本発
明は電子腕時計以外の他の電子機器,例えば小型電子計
算機,ゲーム機,ラジオ装置,ページャ等の無線装置,
玩具などに対しても、同様に適用することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、プレート部とこのプレート部
の一方の面から突出された複数の突起部とからなる弾性
保持部材を用いて、フレキシブルな接続基板を回路基板
に弾性的に押圧した状態で固定するため、フレキシブル
な接続基板と回路基板との間に適度な弾性が与えられ、
外部衝撃等を確実に吸収でき、これらの間の接続不良を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体平面図。
【図2】本発明の一実施例の要部の断面図。
【図3】蓋プレートの平面図。
【図4】接続基板の接続状態の底面図。
【図5】弾性保持部材を構成するスペーサの斜視図。
【符号の説明】
1 機器ケース 4 側面部分 5 センサユニット 6 開口部 8 回路基板 9 接続基板 10 パッキン 11 押えパネル 12 蓋プレート 13 ビス 16 スペーサ 17 固定用ビス 18 押え板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−152466(JP,A) 特開 平4−64085(JP,A) 実開 平1−136484(JP,U) 実開 昭58−50422(JP,U) 実開 昭64−22072(JP,U) 実開 昭63−93583(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04B 47/06 G04B 37/08 G04G 1/00 315

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部が形成された機器ケースと、 この機器ケースの開口部内に収容されるセンサユニット
    と、 このセンサユニットから引き出され、端部の一方の面に
    前記機器ケース内に設けられている回路基板の電極と接
    触する端子が形成されたフレキシブルな接続基板と、 プレート部とこのプレート部の一方の面から突出された
    複数の突起部とからなり、前記プレート部の他方の面が
    前記フレキシブルな接続基板の端部の他方の面に当接さ
    れる弾性保持部材と、 この弾性保持部材の複数の突起部に被せられる押え板
    と、 前記弾性保持部材が前記フレキシブルな接続基板の端部
    の他方の面を弾性的に押圧するように、前記押え板及び
    弾性保持部材を固定する固定部材と、 を備えていることを特徴とするセンサを備えた小型電子
    機器。
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US10599192B2 (en) * 2017-09-11 2020-03-24 Apple Inc. Internal architecture of a portable electronic device having ports that are offset from electronic modules

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