JP2990008B2 - プロセッサの自己診断方式 - Google Patents

プロセッサの自己診断方式

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JP2990008B2
JP2990008B2 JP6020738A JP2073894A JP2990008B2 JP 2990008 B2 JP2990008 B2 JP 2990008B2 JP 6020738 A JP6020738 A JP 6020738A JP 2073894 A JP2073894 A JP 2073894A JP 2990008 B2 JP2990008 B2 JP 2990008B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセッサの自己診断方
式に関し、特にプロセッサと、このプロセッサが実行す
る命令を格納する命令格納メモリとを備えるシステムに
おけるプロセッサの自己診断方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オンライン状態にあるプロセッサ
の診断方式においては、2台以上の同一機能を有するプ
ロセッサを接続して並列同時動作を行い、その並列同時
動作の結果を観測してプロセッサを診断する手法と、メ
モリに格納してある診断プログラムを実行させ、その結
果を判定して診断する手法とが採られている。
【0003】例えば、特開平2−306362号公報に
所載の「マルチプロセッサシステム」では、各プロセッ
ごとに故障の自己診断を実行するとともに、この自己
診断結果をステータスレジスタをしてシステム制御プ
ロセッサに通知し、コントロールレジスタをして各プ
ロセッサとシステムバスとの接続をシステム制御プロセ
ッサからの制御によって実行し、かつ自己診断中のプロ
セッサをシステムバスから切り放して自己診断の結果が
正常と判断された時点においてシステムバスに接続する
ように構成している。
【0004】また、特開平4−112236号公報に所
載の「プロセッサの故障診断装置」では、プロセッサの
通常動作中にテストの開始を指令する命令を実行するこ
とによって、全セルフテストを複数に分割したそれぞれ
の単位セルフテストをプロセッサの空き時間を利用して
通常処理の合い間に行い、全セルフテストを離散的に行
うようにしており、その実施例によれば、通常処理の主
要構成要素の他に、セルフテスト動作の主要構成要素を
備えている。
【0005】さらに、図2は従来のプロセッサの診断方
式の一例を示すマルチプロセッサシステムのブロック図
である。図2を参照すると、この従来例のマルチプロセ
ッサシステムは、プロセッサ21,22と、これらプロ
セッサ21,22の状態を監視してオンライン・オフラ
インとする制御を行う状態管理部23とを備えている。
【0006】通常、状態管理部23はプロセッサ21お
よび22を共にオンラインとして動作状態を監視してい
る。そして、一方のプロセッサ、例えばプロセッサ22
の診断を行うときには、状態管理部23はオンライン中
のプロセッサ22をオフラインとし、プロセッサ21に
プロセッサ22を診断するように指示を出す。プロセッ
サ21は診断プログラムを起動してプロセッサ22の診
断を実行していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の手法は、いずれもハードウェア回路が複雑化する
ため、コストアップが避けられないという問題点があっ
た。
【0008】本発明の目的は、プロセッサの命令実行前
と命令実行後に固有ルールで生成された命令固有コード
を比較してその間の差異が発生した時点でアラームを報
告することにより、プロセッサの障害検出を1台で常時
行うことができるプロセッサの自己診断方式を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、プロセ
ッサと、このプロセッサが実行する命令を格納する命令
格納メモリとを備えるマルチプロセッサシステムにおい
て、前記プロセッサが前記命令格納メモリから前記命令
をフェッチして実行したときにこの命令に対応するコー
と前記プロセッサによる命令実行結果に対応するコー
とを常時比較して前記プロセッサの障害を検出した時
点でアラームを生成して外部に通知する手段を備えるこ
とを特徴とするプロセッサの自己診断方式が得られる。
【0010】また、前記プロセッサが前記命令格納メモ
リから命令をフェッチしたときに定められたルールに従
って命令固有コードを生成する命令コード生成部と、前
記フェッチした命令を実行する命令実行部と、この命令
実行時に前記命令コード生成部が生成時に使った前記ル
ールと逆のルールで命令固有コードを生成する実行命令
コード生成部と、前記命令コード生成部および前記実行
命令コード生成部からの前記命令固有コードを比較して
この間の差異を観測するコード比較部と、前記差異が検
出された時点でアラームを生成して外部に通知するアラ
ーム生成部とを備えることを特徴とするプロセッサの自
己診断方式が得られる。
【0011】さらに、前記第1のルールはフェッチした
ときの前記命令の番号の昇順に前記命令固有コードを生
成するルールであり、前記第2のルールは前記命令実行
時の前記命令の番号の降順に前記命令固有コードを生成
するルールである構成としても良く、または前記第1の
ルールはフェッチしたときCRCを用いて命令コードか
ら前記命令固有コードを生成するルールであり、前記第
2のルールは前記命令実行時の結果から前記命令固有コ
ードを生成するルールである構成としても良い。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は本発明のプロセッサの自己診断方式
の一実施例を示すブロック図である。
【0014】図1を参照すると、本実施例はプロセッサ
(図示省略)が命令格納メモリ(図示省略)から命令を
フェッチしたときに定められた第1のルールに従って命
令固有コードを生成する命令コード生成部1と、フェッ
チした命令を実行する命令実行部2と、命令実行時に命
令コード生成部1が生成時に使った第1のルールと逆の
第2のルールで命令固有コードを生成する実行命令コー
ド生成部3と、命令コード生成部1からの命令固有コー
ドと実行命令コード生成部3からの命令固有コードとを
比較してこの間の差異を観測するコード比較部4と、差
異が検出された時点でアラームを生成して外部に通知す
るアラーム生成部5とを備えている。
【0015】続いて本実施例の動作について説明する。
【0016】プロセッサが命令格納メモリから命令をフ
ェッチしたときに、命令コード生成部1は命令固有コー
ドを定められた第1のルールに従って生成してコード比
較部4へ入力する。
【0017】また、プロセッサ内でフェッチした命令を
命令実行部2で実行したときに実行命令コード生成部3
は命令コード生成部1が生成時に使った第1のルールと
は逆の第2のルールで命令固有コードを生成してコード
比較部4へ入力する。
【0018】コード比較部4では、命令コード生成部1
で生成された命令固有コードと実行命令コード生成部で
生成された命令固有コードとを比較して差異を観測す
る。
【0019】そして、差異があった時点でコード比較部
4はアラーム生成部5へこれを報告すると、アラーム生
成部5はアラームを生成して外部へ通知する。
【0020】したがって、本実施例では、1台のプロセ
ッサで常時自己の障害を診断することができ、障害時に
は直ちに外部へアラームを通知することができる。
【0021】なお、上記第1のルールはプロセッサが命
令格納メモリからフェッチしたときの命令の番号の昇順
に命令固有コードを生成するルールであり、上記第2の
ルールはこの命令実行時の命令の番号の降順に命令固有
コードを生成するルールであってもよい。または、上記
第1のルールはプロセッサが命令格納メモリからフェッ
チしたときCRCコードを用いて命令コードから命令固
有コードを生成するルールであり、上記第2のルールは
この命令実行時の結果から命令固有コードを生成するル
ールであってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プロセッ
サと、このプロセッサが実行する命令を格納する命令格
納メモリとを備えるマルチプロセッサシステムにおい
て、プロセッサが命令格納メモリから命令をフェッチし
て実行したときにこの命令に対応するコードとプロセッ
サによる命令実行結果に対応するコードとを常時比較し
てプロセッサの障害を検出した時点でアラームを生成し
て外部に通知する手段を備えることにより、オンライン
状態のプロセッサを停止させずに各プロセッサは常時自
己の障害を診断することができるので、安全性および信
頼性の高いマルチプロセッサシステムを簡単なハードウ
ェア構成で構築することが可能となり、これに伴いコス
トが大幅に低減されるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセッサの自己診断方式の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】従来のプロセッサの診断方式の一例を示すマル
チプロセッサシステムのブロック図である。
【符号の説明】
1 命令コード生成部 2 命令実行部 3 実行命令コード生成部 4 コード比較部 5 アラーム生成部 21,22 プロセッサ 23 状態管理部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサと、このプロセッサが実行す
    る命令を格納する命令格納メモリとを備えるマルチプロ
    セッサシステムにおいて、前記プロセッサが前記命令格
    納メモリから前記命令をフェッチして実行したときにこ
    の命令に対応するコードと前記プロセッサによる命令実
    行結果に対応するコードとを常時比較して前記プロセッ
    サの障害を検出した時点でアラームを生成して外部に通
    知する手段を備えることを特徴とするプロセッサの自己
    診断方式。
  2. 【請求項2】 前記プロセッサが前記命令格納メモリか
    ら命令をフェッチしたときに定められた第1のルールに
    従って命令固有コードを生成する命令コード生成部と、
    前記フェッチした命令を実行する命令実行部と、この命
    令実行部が前記命令実行時に前記命令コード生成部が生
    成時に使った前記第1のルールと逆の第2のルールで命
    令固有コードを生成する実行命令コード生成部と、前記
    命令コード生成部および前記実行命令コード生成部から
    の前記命令固有コードを比較してこの間の差異を観測す
    るコード比較部と、このコード比較部が前記差異を検出
    した時点でアラームを生成して外部に通知するアラーム
    生成部とを備えることを特徴とする請求項1記載のプロ
    セッサの自己診断方式。
  3. 【請求項3】 前記第1のルールはフェッチしたときの
    前記命令の番号の昇順に前記命令固有コードを生成する
    ルールであり、前記第2のルールは前記命令実行時の前
    記命令の番号の降順に前記命令固有コードを生成するル
    ールであることを特徴とする請求項2記載のプロセッサ
    の自己診断方式。
  4. 【請求項4】 前記第1のルールはフェッチしたときC
    RCを用いて命令コードから前記命令固有コードを生成
    するルールであり、前記第2のルールは前記命令実行時
    の結果から前記命令固有コードを生成するルールである
    ことを特徴とする請求項2記載のプロセッサの自己診断
    方式。
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