JPH08171507A - 異常監視方法 - Google Patents

異常監視方法

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JPH08171507A
JPH08171507A JP6313613A JP31361394A JPH08171507A JP H08171507 A JPH08171507 A JP H08171507A JP 6313613 A JP6313613 A JP 6313613A JP 31361394 A JP31361394 A JP 31361394A JP H08171507 A JPH08171507 A JP H08171507A
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JP
Japan
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control device
abnormality
health check
check signal
loop
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JP6313613A
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Ryoji Tokunaga
良治 徳永
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御装置にハードウェア的な故障およびソフ
トウェア的な故障が発生した場合でも、正確な異常監視
が行える異常監視方法を得る。 【構成】 制御システムを構成している各制御装置11
のそれぞれが自装置の正常/異常をループ監視して、正
常時に所定の波形となるヘルスチェック信号を出力し、
他の制御装置はそのヘルスチェック信号を入力してその
波形を判定し、それが前記所定の波形でなければ、当該
ヘルスチェック信号を出力した制御装置が異常であると
判断するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の装置構成で動
作する制御装置などにおいて、制御装置の異常を監視す
る異常監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば、特開昭55−16675
5号公報に示された、従来の異常監視方法を用いた計算
機システムの構成を示すブロック図である。図におい
て、1は当該計算機システムを構成する2台の計算機サ
ブシステムであり、2は計算機サブシステム1の計算機
本体(以下、CPUという)である。3はハードウェア
的に検出されたCPU2の異常(電源断、メモリパリテ
ィエラー、温度異常等)を相手側の計算機サブシステム
1に通知する異常検出装置であり、4はこの異常検出装
置3が出力する、前記異常を通知するための異常信号で
ある。5はソフトウェア的に検出されたCPU2の異常
を相手側の計算機サブシステム1に通知するプロセス入
出力装置(以下、PI/Oという)であり、6はこのP
I/O5が出力する、前記異常を通知するための異常信
号である。
【0003】次に動作について説明する。各計算機サブ
システム1においては、ハードウェア的に検出されたC
PU2の異常信号4を、異常検出装置3を経由して相手
側の計算機サブシステム1に通知し、またソフトウェア
的に検出されたCPU2の異常信号6を、PI/O5を
経由して相手側の計算機サブシステム1へ通知する。図
10はこの異常信号4および異常信号6の信号波形の一
例を示す説明図で、この場合には、正常時にローレベル
(メイク)であったものが、異常が検出されるとハイレ
ベル(ブレイク)に変化するものである。なお、このよ
うな異常信号4および異常信号6の信号波形の論理は逆
のものであってもよい。各計算機サブシステム1は、相
手側の計算機サブシステム1からのこのような異常信号
4および異常信号6を受け取って、相互に異常監視を行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の異常監視方法は
以上のように行われているので、図9に示す異常検出装
置3または、PI/O5が故障した場合には、自計算機
サブシステム1の異常信号4あるいは異常信号6を正確
に相手側の計算機サブシステム1へ通知することができ
なくなり、この異常検出装置3またはPI/O5の故障
によって、本来、図10に示した論理あるいはその逆論
理によって相手側の計算機サブシステム1に正常/異常
を通知している異常信号4あるいは異常信号6が、異常
側または正常側の一方に倒れたままとなってしまい、実
際の状態とは違った状態を出力してしまうことがあると
いう問題点があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、ハードウェア的な故障お
よびソフトウェア的な故障が発生した場合においても、
正確な異常監視が行える異常監視方法を得ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る異常監視方法は、制御システムを構成している各制
御装置のそれぞれが自装置の正常/異常をループ監視し
て、正常時に所定の波形となるヘルスチェック信号を出
力し、他の制御装置はそのヘルスチェック信号を入力し
てその波形を判定し、それが前記所定の波形でなけれ
ば、当該ヘルスチェック信号を出力した制御装置が異常
であると判断するものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明に係る異常監
視方法は、2台の制御装置で制御システムを構成して、
各制御装置が出力するヘルスチェック信号の波形を、正
常時に所定周期で論理反転するパルス波形とし、このヘ
ルスチェック信号を受信した制御装置では、その波形が
前記パルス波形でない場合に、相手側の制御装置が異常
であると判断するものである。
【0008】また、請求項3に記載の発明に係る異常監
視方法は、3台以上の制御装置で制御システムを構成
し、各制御装置が出力するヘルスチェック信号の波形
を、正常時に所定周期で論理反転するパルス波形とし、
このヘルスチェック信号を受信した制御装置では、その
波形が前記パルス波形でない場合に、当該ヘルスチェッ
ク信号を出力した制御装置が異常であると判断するもの
である。
【0009】また、請求項4に記載の発明に係る異常監
視方法は、その制御装置自身が送信したヘルスチェック
信号を折り返して受信し、その波形が所定の波形でなか
った場合に自装置が異常であると判断するものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明における異常監視方法
は、各制御装置がループ監視によって自装置の異常を監
視して、正常時に所定の波形となるヘルスチェック信号
を他の制御装置に対して出力し、それを受信した制御装
置は、そのヘルスチェック信号が前記所定の波形でなけ
ればそれを出力した制御装置が異常であると判断するこ
とにより、ハードウェア的な故障が発生した場合でも、
自制御装置の状態を他の制御装置によって正確に相互監
視可能にする。
【0011】また、請求項2に記載の発明における異常
監視方法は、制御システムを構成する2台の制御装置よ
り、正常時に所定周期で論理反転するパルス波形となる
ヘルスチェック信号をそれぞれ送信し、それを受信した
制御装置はその波形をチェックして、それが前記パルス
波形でなかった場合に、相手側の制御装置の状態が異常
であると判断することにより、ハードウェア的な故障が
発生した場合でも、自制御装置の状態を相手側の制御装
置によって正確に相互監視可能にする。
【0012】また、請求項3に記載の発明における異常
監視方法は、制御システムを構成する3台以上の制御装
置より、正常時に所定周期で論理反転するパルス波形と
なるヘルスチェック信号をそれぞれ送信し、それを受信
した制御装置はその波形をチェックして、それが前記パ
ルス波形でなかった場合に、当該ヘルスチェック信号を
出力した制御装置が異常であると判断することにより、
ハードウェア的な故障が発生した場合でも、自制御装置
の状態を他の制御装置によって正確に相互監視可能にす
る。
【0013】また、請求項4に記載の発明における異常
監視方法は、出力したヘルスチェック信号を自装置に折
り返し、その波形が所定の波形でなかった場合に、当該
制御装置自身が異常であると判断することにより、ソフ
トウェアとハードウェアを含めた自装置の異常監視を可
能にする。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図に基づいて説
明する。図1はこの発明の実施例1による異常監視方法
を用いた監視制御システムの、ソフトウェアウェアおよ
びハードウェアウェアの構成を示すブロック図である。
図において、11は近接して配置されてこの監視制御シ
ステムを構成する2台の制御装置であり、12はこの制
御装置11のCPUである。13はこのCPU12より
出力されるヘルスチェック信号、14はこのCPU12
に入力されるヘルスチェック信号であり、15はこのヘ
ルスチェック信号の送受信が行われるPI/Oである。
【0015】また、CPU12内において、21はシス
テム中の全アプリケーションタスク中の最高位レベルで
動作する第1ループ監視タスクであり、22は全アプリ
ケーションタスク中の最低位レベルで動作する第2ルー
プ監視タスクである。23はこの第2ループ監視タスク
22によってセットされ、第1ループ監視タスク21に
よってリセットされるループ監視フラグであり、24は
システムがダイナミックループ状態に陥っていると判断
されたときにセットされるループ異常フラグである。2
5はループ異常フラグ24の内容に基づいてヘルスチェ
ック信号13を出力する第1相互監視タスクであり、2
6は相手側の制御装置11からのヘルスチェック信号1
4を入力して当該相手側の制御装置11の正常/異常を
判定する第2相互監視タスクである。
【0016】次に動作について説明する。全アプリケー
ションタスク中の最低位レベルで動作している第2ルー
プ監視タスク22は、0.5秒毎にループ監視フラグ2
3をセットし、システム中の全アプリケーションタスク
中の最高位レベルで動作している第1ループ監視タスク
21は、10秒毎にループ監視フラグ23をリセットす
る。この時、もし既にループ監視フラグ23がリセット
されていた場合、第1ループ監視タスク21はシステム
がダイナミックループ状態に陥っていると判断して、ル
ープ異常フラグ24をセットする。各制御装置11はこ
のようなループ監視によって、自装置の状態を常時監視
している。
【0017】また、第1相互監視タスク25はヘルスチ
ェック手段として5秒毎にヘルスチェック信号13の論
理を反転させて出力する。ただし、この時ループ異常フ
ラグ24がセットされていれば、自制御装置11の異常
を相手側の制御装置11へ通知するため、ヘルスチェッ
ク信号13の論理反転は行わない。第2相互監視タスク
26は相手側の制御装置11の状態を監視するもので、
1秒毎にヘルスチェック信号14の論理を判定し、8秒
間連続してヘルスチェック信号14の論理が反転しない
場合に相手側の制御装置11を異常と判断する。上記ヘ
ルスチェック信号13およびヘルスチェック信号14の
信号波形を図2に示す。このように、正常である間は5
秒毎にその論理を反転させてメイク/ブレイクを繰り返
すパルス波形となり、異常が発生するとこのメイク/ブ
レイクの反転が8秒間以上停止する。
【0018】以下図3〜図6を参照しながらさらに詳細
に説明する。ここで、図3は第2ループ監視タスク22
の処理の流れを示すフローチャート、図4は第1ループ
監視タスク21の処理の流れを示すフローチャート、図
5は第1相互監視タスク25の処理の流れを示すフロー
チャート、図6は第2相互監視タスク26の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0019】先ず、第2ループ監視タスク22はシステ
ム起動時より、図3に示すステップST1を0.5秒の
周期で実行する。このステップST1ではループ監視フ
ラグ23のセットが行われる。前記のようにこの第2ル
ープ監視タスク22はシステム中の全アプリケーション
の中で最低位で動作するプログラムであるから、ループ
監視フラグ23がセットされるということは、この第2
ループ監視タスク22より上位レベルで動作するプログ
ラム、すなわちシステム全体がダイナミックループの状
態に陥っていないことを示す。
【0020】次に、第1ループ監視タスク21はシステ
ム起動時より、図4に示すステップST11〜ST14
を10秒の周期で実行し、システムがダイナミックルー
プ状態に陥っていないかを監視する。すなわち、ステッ
プST11ではループ監視フラグ23の状態をチェック
し、その状態をステップST12で判定する。その結
果、リセット状態であればシステムはダイナミックルー
プ状態に陥っていると判断して、ステップST13でル
ープ異常フラグ24をセットする。ループ監視フラグ2
3が既にリセットされているということは、過去の10
秒間に全アプリケーション中の最低位レベルで動作する
プログラムである第2ループ監視タスク22が動作して
いない、すなわちシステム全体がダイナミックループ状
態に陥っていることを示す。また、ステップST12で
ループ監視フラグ23の状態がセット状態であった場合
には、ステップST14でループ監視フラグ23および
ループ異常フラグ24をリセットする。これにより、自
制御装置11は正常状態となる。
【0021】次に、第1相互監視タスク25はシステム
起動時より、図5に示すステップST21〜ST23を
5秒の周期で実行し、5秒毎に論理反転してメイクとブ
レイクを繰り返すパルス波形によるヘルスチェック信号
13をPI/O15に出力することによって、自制御装
置11の状態を相手側の制御装置11へ通知する。すな
わち、ステップST21ではループ異常フラグ24の状
態をチェックし、その状態をステップST22で判定す
る。その結果、セット状態であれば自制御装置11の異
常を相手側の制御装置11へ通知するために、ステップ
ST23を実行せずにそのまま処理をストップする。こ
れによってヘルスチェック信号13の論理が反転しなく
なるため、自制御装置11の異常を相手側の制御装置1
1で検出することが可能となる。また、ステップST2
2でループ異常フラグ24の状態がリセット状態であっ
た場合には、ステップST23で自制御装置11が正常
であることを相手側の制御装置11に通知するために、
ヘルスチェック信号13の論理を反転させてPI/O1
5に出力する。
【0022】次に、第2相互監視タスク26はシステム
起動時より、図6に示すステップST31〜ST35を
1秒の周期で実行し、相手側の制御装置11が正常か異
常かを判断する。すなわち、まずステップST31にて
PI/O15からヘルスチェック信号14を入力する。
そしてステップST32では前回(1秒前に)ステップ
ST31で入力したヘルスチェック信号14と、今回ス
テップST31で入力したヘルスチェック信号14の論
理を比較し、論理が変化していない場合にはステップS
T33を実行する。このステップST33では、ヘルス
チェック信号14の論理が8秒間継続して変化していな
いかどうかを判定し、変化していない場合にはステップ
ST34で相手側の制御装置11は異常であると判断す
る。一方、ステップST32による比較の結果、ヘルス
チェック信号14の論理が変化していた場合にはステッ
プST35において相手側の制御装置11は正常である
と判断する。
【0023】このように、ループ監視によってソフトウ
ェア的に自制御装置11の異常を自身で監視するととも
に、所定周期で論理反転するパルス波形によるヘルスチ
ェック信号を相手側の制御装置11と相互に交換するこ
とで、ハードウェア的な故障に関係なく自制御装置11
の状態を確実に相手側の制御装置11へ通知することが
可能となる。
【0024】実施例2.なお、上記実施例1では、主従
関係にない2台の制御装置1の相互で異常の監視を行う
場合について述べたが、全く同一の機能を持った主従関
係にある2台の2重化された制御装置に関しても適用可
能であり、上記実施例1と同様の効果を奏する。
【0025】実施例3.次に、この発明の実施例3を図
に基づいて説明する。図7はこの発明の他の実施例によ
る異常監視方法を用いた監視制御システムの構成を示す
ブロック図である。図において、11は制御装置、12
はCPU、15はPI/Oで、これらは図1に同一符号
を付した実施例1のそれらに相当する部分である。な
お、この実施例3は3台以上の制御装置11によって監
視制御システムが構成されている点で上記実施例1とは
異なっている。また、16は各制御装置11のPI/O
15において相互に送受信されるヘルスチェック信号で
ある。
【0026】次に動作について説明する。各制御装置1
1は所定の周期(5秒周期)でその論理が反転するヘル
スチェック信号16を、PI/O15より他の全ての制
御装置11に対して通知する。各制御装置11では他の
制御装置11からのヘルスチェック信号16をそれぞれ
のPI/O15で受信し、それが一定期間(8秒間)以
上論理反転がなかった場合に、当該ヘルスチェック信号
16を送信している制御装置11に異常が発生したもの
と判断する。これにより、3台以上の制御装置11で構
成された監視制御システムにおいても、制御装置11の
相互異常監視が可能になる。なお、各制御装置11で実
行される異常監視の基本的な動作は実施例1の場合と同
様である。
【0027】実施例4.次に、この発明の実施例4を図
に基づいて説明する。図8はこの発明のさらに他の実施
例による異常監視方法を用いた監視制御システムの構成
を示すブロック図で、相当部分には図1と同一の符号を
付してその説明を省略する。また、17は制御装置11
のPI/O15よりが送信され、外部で折り返されて同
じ制御装置11のPI/O15で受信されるヘルスチェ
ック信号である。このように、この実施例4は制御装置
11がそれ自身のヘルスチェック信号17によって自装
置の異常監視を行っている点で上記実施例1とは異なっ
ている。
【0028】次に動作について説明する。制御装置11
は所定の周期(5秒周期)でその論理が反転するヘルス
チェック信号17をPI/O15より送信する。このヘ
ルスチェック信号17は外部で折り返され、当該制御装
置11のPI/O15で受信される。そして、受信した
ヘルスチェック信号の論理が一定期間(8秒間)以上反
転しなければ異常が発生したものと判断する。これによ
って、ソフトウェアおよびハードウェアを含めた自装置
の異常監視を行うことが可能となる。なお、この場合
も、制御装置11で実行される異常監視の基本的な動作
は実施例1の場合と同様である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、各制御装置より他の制御装置に対して正常な時
に所定の波形となるヘルスチェック信号を出力し、それ
を受けた制御装置はその波形をチェックして、それが前
記所定の波形でなければ当該ヘルスチェック信号を出力
した制御装置が異常であると判断するように構成したの
で、ハードウェア的な故障に関係なく自制御装置の状態
を確実に他の制御装置へ通知することが可能となって、
自制御装置の状態を他の制御装置で正確に監視すること
ができ、また、自装置の異常は自装置でループ監視によ
ってソフトウェア的に検出するため、別途用意した異常
検出装置などで制御装置を監視する必要がなくなる効果
がある。
【0030】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御システムを2台の制御装置で構成し、正常時に所定周
期で論理反転するパルス波形となるヘルスチェック信号
を各制御装置より出力し、それを受けた制御装置ではそ
の波形をチェックして、前記パルス波形でなかった場合
に、相手側の制御装置の状態が異常であると判断するよ
うに構成したので、2台の制御装置で構成された監視制
御システムにおいてハードウェア的な故障が発生して
も、自制御装置の状態を相手側の制御装置にて正確に監
視することが可能になるとともに、ヘルスチェック信号
を所定周期で論理反転するパルス信号としているので、
最小限のPI/O点数で装置を構成することができ、シ
ステムを安価に構築できる効果がある。
【0031】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御システムを3台以上の制御装置で構成し、正常時に所
定周期で論理反転するパルス波形となるヘルスチェック
信号を各制御装置より出力し、それを受けた制御装置で
はその波形をチェックして、前記パルス波形でなかった
場合に、当該ヘルスチェック信号を出力した制御装置が
異常であると判断するように構成したので、3台以上の
制御装置で構成された監視制御システムにおいても、制
御装置の相互の異常監視が可能になる効果がある。
【0032】また、請求項4に記載の発明によれば、制
御装置より出力した正常時に所定の波形となるヘルスチ
ェック信号を自装置に折り返し、その波形が前記所定の
波形でなかった場合に、当該制御装置自身が異常である
と判断するように構成したので、ソフトウェアおよびハ
ードウェアを含めた自装置の異常監視を行うことが可能
になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による異常監視方法が適
用される監視制御システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 上記実施例におけるヘルスチェック信号の信
号波形を示す説明図である。
【図3】 上記実施例における第2ループ監視タスクの
処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】 上記実施例における第1ループ監視タスクの
処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 上記実施例における第1相互監視タスクの処
理の流れを示すフローチャートである。
【図6】 上記実施例における第2相互監視タスクの処
理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施例3による異常監視方法が適
用される監視制御システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 この発明の実施例4による異常監視方法が適
用される監視制御システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図9】 従来の異常監視方法が適用される計算機シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図10】 その異常信号の信号波形を示す説明図であ
る。
【符号の説明】 11 制御装置、13,14,16,17 ヘルスチェ
ック信号。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御装置によって構成される制御
    システムにて、前記各制御装置の相互で他の制御装置の
    状態の正常/異常を監視する異常監視方法において、前
    記各制御装置はループ監視によって自装置の正常/異常
    を監視して、正常時に所定の波形となるヘルスチェック
    信号を他の制御装置に対して送信し、前記ヘルスチェッ
    ク信号を受けた各制御装置は、それが前記所定の波形で
    なかった場合に、当該ヘルスチェック信号を送信した制
    御装置の状態が異常であると判断することを特徴とする
    異常監視方法。
  2. 【請求項2】 前記制御システムが2台の制御装置によ
    って構成され、前記各制御装置は正常時に所定周期で論
    理反転するパルス波形となるヘルスチェック信号を相手
    側の制御装置に対して送信し、前記ヘルスチェック信号
    を受けた各制御装置は、それが前記所定周期で論理反転
    するパルス波形でなかった場合に、相手側の制御装置の
    状態が異常であると判断することを特徴とする請求項1
    に記載の異常監視方法。
  3. 【請求項3】 前記制御システムが少なくとも3台の制
    御装置によって構成され、前記各制御装置は正常時に所
    定周期で論理反転するパルス波形となるヘルスチェック
    信号を他の制御装置に対して送信し、前記ヘルスチェッ
    ク信号を受けた各制御装置は、それが前記所定周期で論
    理反転するパルス波形でなかった場合に、当該ヘルスチ
    ェック信号を送信した制御装置の状態が異常であると判
    断することを特徴とする請求項1に記載の異常監視方
    法。
  4. 【請求項4】 制御装置の状態の正常/異常を監視する
    異常監視方法において、前記制御装置はループ監視によ
    って自装置の正常/異常を監視し、正常時に所定の波形
    となるヘルスチェック信号を送信し、折り返されたその
    ヘルスチェック信号を受信して、当該ヘルスチェック信
    号の波形が前記所定の波形でなかった場合に、前記制御
    装置の状態が異常であると判断することを特徴とする異
    常監視方法。
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