JP2981523B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP2981523B2
JP2981523B2 JP2311319A JP31131990A JP2981523B2 JP 2981523 B2 JP2981523 B2 JP 2981523B2 JP 2311319 A JP2311319 A JP 2311319A JP 31131990 A JP31131990 A JP 31131990A JP 2981523 B2 JP2981523 B2 JP 2981523B2
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哲夫 坂本
修哉 玉置
純一 秋山
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Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
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Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Shiseido Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、安定性に優れ、生体内において優れたビタ
ミンC活性を発揮するビタミンC誘導体を含有する皮膚
外用剤に関し、さらに詳しくは皮膚美白効果が著しく改
良された安全性の高い皮膚外用剤に関する。
[従来の技術] ビタミンCは栄養強化効果、酸化防止効果、皮膚美白
効果やその他の種々の薬効から、医薬品や医薬部外品を
含め、各種の外用剤に配合されている。しかしビタミン
C自体は非常に不安定であるために通常ビタミンCの誘
導体として配合される。
現在、かかる誘導体としては、L−アスコルビン酸脂
肪酸エステル、L−アスコルビン酸−2−サルフェート
などが用いられているが、不安定で、配合した製品が黄
色〜赤褐色を呈したり、安定であっても、生体内でビタ
ミンC活性を発現できなかったりする問題がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者等は、上記の事情に鑑み、長期間安定で、し
かも、生体内に入ってビタミンC活性を発揮できるビタ
ミンC誘導体を得るべく鋭意研究を重ねた結果、特殊の
ビタミンC誘導体がこれらを解決できることを見出し、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。また、
さらに検討した結果、この特殊のビタミンC誘導体と各
種の物質とを組合せることにより、美白効果等が相乗的
に発揮することを見出した。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明の請求項1は、直接還元性を示さな
いα−グリコシル−L−アスコルビン酸を含有すること
を特徴とする皮膚外用剤である。
本発明の請求項2は、直接還元性を示さないα−グリ
コシル−L−アスコルビン酸と、エチニルエストラジオ
ール、コウジ酸、胎盤抽出物から選ばれる一種又は二種
以上とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
本発明の請求項3は、直接還元性を示さないα−グリ
コシル−L−アスコルビン酸が、2−O−α−D−グル
コシル−L−アスコルビン酸である請求項1又は2記載
の皮膚外用剤である。
以下本発明の構成について説明する。
本発明でいう直接還元性を示さないとは、そのまま
で、2,6−ジクロルフェノールインドフェノールを還元
脱色しないことを意味する。
本発明に用いられる直接還元性を示さないα−グリコ
シル−L−アスコルビン酸の中でも、2−O−α−D−
グルコシル−L−アスコルビン酸が最も好ましい。
本発明に用いられる2−O−α−D−グルコシル−L
−アスコルビン酸は、「バイオケミカ エト バイオフ
ィジカ アクタ」(Biochimica et Biophysica Acta,)
第1035巻、第44乃至50頁(1990年)に記載されているも
ので、その構造は、アスコルビン酸の2位のOH基にグル
コースがα型でエーテル結合したものである。
本発明に用いられる直接還元性を示さないα−グリコ
シル−L−アスコルビン酸は、製法を問わず、生化学的
手法による製法であっても、有機化学的手法による製法
であってもよい。通常、安全性、生理活性、経済性など
の点から例えば、本出願人が平成1年、特許願第27418
号明細書に記載したように、L−アスコルビン酸とグリ
コシル糖化合物とを含有する溶液に糖転移酵素を作用さ
せる生化学的手法により生成させるのが望ましい。
このようにして得られるα−グリコシル−L−アスコ
ルビン酸は次の特徴を有している。
(1)直接還元性を示さず、きわめて安定である。L−
アスコルビン酸とは違って、メイラード反応を起こしに
くい。従って、アミノ酸、ペプチド、蛋白質、脂質、糖
質、生理活性物質などと共存しても無用の反応を起こさ
ず、むしろ、これら物質を安定化する。
(2)無刺激で感作性が全く認められず、従って長期連
用使用、高濃度使用も可能なものである。
(3)加水分解を受けてL−アスコルビン酸を生成し、
L−アスコルビン酸と同様の還元作用、抗酸化作用を示
す。
(4)体内の酵素により、L−アスコルビン酸とD−グ
ルコースとに容易に加水分解され、L−アスコルビン酸
本来の生理活性を示す。
(5)L−アスコルビン酸とα−グルコシル糖化合物な
どとを経口摂取することにより、生体内で生成され、代
謝される物質であることから、その安全性は極めて高
い。
(6)α−グルコシル糖化合物などの糖類を含有する製
品の場合には、α−グリコシル−L−アスコルビン酸の
効果を発揮するのみならず、糖類が賦形、増量効果や、
甘味効果を発揮することができ、また糖類を除去した精
製製品の場合には、賦形、増量効果は低いものの、少量
でα−グリコシル−L−アスコルビン酸本来の効果を発
揮することができる。
本発明で用いるエチニルエストラジオールは、ステロ
イドホルモンの一種でエストロンをエチニル化して合成
される無色針状晶(希メタノールから再結晶)の化合物
で、水に不溶であり、エタノール、アセトン、クロロホ
ルム、ジオキサン、エーテルには可溶である。
本発明に用いられるコウジ酸は、5−オキシ−2−オ
キシメチル−γ−ピロンで、一般にはAspergilus属や、
Penicillium属等の子ノウ菌より各種炭水化合物より生
成されるが、合成によって製造されたものも用いること
ができる。精製されたコウジ酸は、分子量142.11の無色
柱状晶(アセトンから再結晶)で水、エタノール、酢酸
エステルに易溶であるが、エーテル、クロロホルム、ピ
リジンに難溶の化合物である。
本発明に用いられる胎盤抽出物は、動物や人胎盤の乾
燥粉末、炭化物、水解物や加温抽出物あるいは動物胎盤
抽出液や人胎盤抽出液等である。抽出液とはその抽出方
法は限定されないが、例を挙げると、例えば人胎盤をよ
く水洗、細砕し、よく脱血し、これに精製水を加え、低
温下ホモゲナイズを続けて抽出して得られる抽出液等で
ある。市販品としては動物胎盤抽出液であるプラセンタ
リキッド(Kurt Richter壽ケミカル)、人胎盤抽出液で
あるプラセナンドV(一丸貿易)およびプラセンAF(三
省製薬)等が挙げられる。
本発明においては、直接還元性を示さないα−グリコ
シル−L−アスコルビン酸を配合した皮膚外用剤は、美
白効果に優れるものである。また、直接還元性を示さな
いα−グリコシル−L−アスコルビン酸とエチニルエス
トラジオール、コウジ酸、胎盤抽出物とを各々組合せた
皮膚外用剤は、美白効果が相乗的に増加するものであ
る。
本発明で用いられる直接還元性を示さないα−グリコ
シル−L−アスコルビン酸の配合量は、固形分で、皮膚
外用剤全量中、0.0005〜10.0重量%が好ましく、さらに
好ましくは0.001〜5.0重量%である。
本発明で用いられるコウジ酸または胎盤抽出物の配合
量は、それぞれ皮膚外用剤全量中、0.0005〜20.0重量%
が好ましく、さらに好ましくは0.001〜10.0重量%であ
る。
本発明で用いられるエチニルエストラジオールの配合
量は、皮膚外用剤全量中、0.00001〜0.002重量%が好ま
しい。
本発明の皮膚外用剤には上記した成分の他に下記の成
分を効果を損なわない範囲で配合することができる。
アニオン性界面活性剤としては、カルボン酸基、スル
ホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基を分子内
に一種または二種以上有するアニオン性界面活性剤が挙
げられる。カルボン酸基を有するものとしては脂肪酸セ
ッケン、エーテルカルボン酸およびその塩、アミノ酸と
脂肪酸の縮合物等のカルボン酸塩等を、又、スルホン酸
塩を有するものとしては、アルキルスルホン酸塩、スル
ホコハク酸、エステルスルホン酸塩、アルキルアリル及
びアルキルナフタレンスルホン酸塩、N−アシルスルホ
ン酸塩、ホルマリン縮合系スルホン酸塩等を、硫酸エス
テル基を有するものとしては、硫酸化油、エステル硫酸
塩、アルキル硫酸塩、エーテル硫酸塩、アルキルアリル
エーテル硫酸塩、アミド硫酸塩等を、リン酸エステル基
を有するものとしては、アルキルリン酸塩、アミドリン
酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン
酸塩等を挙げることができる。
両性界面活性剤としては、アルキルベタイン、アルキ
ルアミドベタイン、アルキルイミダゾリニウムベタイン
等が挙げられる。
半極性界面活性剤としては、ジメチルラウリルアミン
アキシド、ジメチルミリスチルアミンオキシド、ジメチ
ルセチルアミンオキシド、ジメチルステアリルアミンオ
キシド、ジメチルオレイルアミンオキシド、ジメチルベ
ヘニルアミンオキシド、メチルジラウリルアミンオキシ
ド等が、カチオン性界面活性剤としては、脂肪酸アミン
塩、アルキル四級アンモニウム塩、芳香族四級アンモニ
ウム塩、ピリジウム塩、イミダゾリウム塩等が挙げられ
る。
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビ
タンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレー
ト、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミ
テート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセス
キオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2
−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ
−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等の
ソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセ
リン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリ
セリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α′−オレ
イン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸
グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪
酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロ
ピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導
体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POEソ
ルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステア
レート、POE−ソルビタンモノオレート、POEソルビタン
テトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル
類、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノ
オレエート、POEソルビットペンタオレエート、POEソル
ビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エス
テル類、POEグリセリンモノステアレート、POEグリセリ
ンモノイソステアレート、POEグリセリントリイソステ
アレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノ
オレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエー
ト、ジステアリン酸エチレングリコール等のPOE脂肪酸
エステル類、POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテ
ル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、PO
E2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエ
ーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニ
ルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニル
フェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル
類、プルロニック等のプルロニック型類、POE・POPセチ
ルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエーテ
ル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリ
ン、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキル
エーテル類、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエ
チレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ
油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒ
マシ油トワイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピ
ログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE
硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油
誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノ
リン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリ
ン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールア
ミド等のアカノールアミド、POEプロピレングリコール
脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミ
ド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルム
アルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオ
キシド、トリオレイルリン酸等が挙げられる。
アミノ酸として、例えばグリシン、アラニン、バリ
ン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フ
ェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、シスチ
ン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプ
ロリン、L−Dopa等の中性アミノ酸、アスパラギン酸、
グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン等の酸性アミ
ノ酸、およびアラギニン、ヒスチジン、リジン等の塩基
性アミノ酸が挙げられる。また、アミノ酸誘導体とし
て、例えばアシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサ
ルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシル
β−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカ
ルボン酸等が挙げられる。
シリコーンとしては、例えば、ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジ
ェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチ
ルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テト
ラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサンなどの環
状ポリシロキサン、3次元網目構造を形成し得るシリコ
ーン樹脂およびシリコーンゴム等が挙げられる。
パール光沢付与剤としては、例えば天然魚鱗箔、雲母
−酸化チタン系複合材、オキシ塩化ビスマス等が挙げら
れる。また、これらを親水化または親油化処理した処理
粉末もパール光沢付与剤として用いられる。
高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコー
ル、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコ
ール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール、
モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコー
ル)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコー
ル、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデ
カノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカ
ノール等の分枝アルコール等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニル)
酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデ
シレン酸、トール酸、ラノリン脂肪酸、イソステアリン
酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸
等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば1−ヒドロキシエ
タン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−
1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナト
リウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタ
リン酸ナトリウム、グルコン酸等が挙げられる。
天然の水溶性高分子としては例えば、アラビアガム、
トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガ
ム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、
クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソ
ウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイシ
ョ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植物系高分子、キ
サンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プル
ラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アル
ブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙げられる。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、カルボキシ
メチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等
のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロ
ース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫
酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロ
ース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン
酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステ
ル等のアルギン酸系高分子が挙げられる。
合成の水溶性高分子としては例えば、ポリビニルアル
コール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリ
ドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール)等の
ビニル系高分子、ポリエチレングリコール20,000、4,00
0,000、600,000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体共重合系
高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリ
レート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポ
リエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられる。
無機の水溶性高分子としては例えば、ベントナイト、
ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、
無水ケイ酸等が挙げられる。
合成エステルとしては、例えばミリスチン酸イソプロ
ピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、
ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイ
ン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸
セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸
イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロ
キシステアリル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシ
ル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪
酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコ
ール、ジカプリン酸ネオペチルグリコール、リンゴ酸ジ
イソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセ
リン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロ
パン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、
テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトー
ル、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチ
ルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、
トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウン
デカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステ
ル、オレイン酸オレイル、セトステアリルアルコール、
アセトグリセラド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシ
ル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グ
ルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン
酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セ
バチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘ
キシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジ
ピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピ
ル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等が挙げられ
る。
合成樹脂エマルジョンとしては、例えばアクリル樹脂
エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、ア
クリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマル
ジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン等が挙げられ
る。
低級アルコールとしては、エタノール、イソプロパノ
ール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
1,2−ブチレングルコール、1,3−ブチレングルコール、
テトラメチレングルコール、2,3−ブチレングルコー
ル、ペンタメチレングルコール、2−ブテン−1,4−ジ
オール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール
等の2価のアルコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、1,2,6−ヘキサントリオール等の3価のアルコ
ール、ペンタエリスリトール等の4価のアルコール、キ
シリトール等の5価のアルコール、ソルビトール、マン
ニトール等の6価のアルコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリエチレングルコー
ル、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコ
ール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグ
リセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等の多価
アルコール重合体、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール
モノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシ
ルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシ
ルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、
エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコ
ールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エ
チレングリコールジブチルエーテル等の2価のアルコー
ルアルキルエーテル類、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエー
テル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプ
ロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリ
コールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチル
エーテル等の2価アルコールアルキルエーテル類、エチ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレ
ングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレン
グリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレング
リコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネ
ート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテ
ート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルア
セテート等の2価アルコールエーテルエステル、キシル
アルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等
のグリセリンモノアルキルエーテル、ソルビトール、マ
ルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ
糖、エリトリトール、グリコール、フルクトース、デン
プン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解
糖還元アルコール等の糖アルコール、グリソリッド、テ
トラハイドロフルフリルアルコール、POEテトラハイド
ロフルフリルアルコール、POPブチルエーテル、POP POE
ブチルエーテル、トリポリオキシプロピレングリセリン
エーテル、POPグリセリンエーテル、POPグリセリンエー
テルリン酸、POP POEペンタンエリスリトールエーテル
等が挙げられる。
増粘剤としては、例えばアラビアガム、カラギーナ
ン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、ク
インスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、
ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウ
ム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カル
ボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアー
ガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウ
ム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸AlMg、ベン
トナイト、ヘクトライト等が挙げられる。
油分としては、例えばアボガド油、ツバキ油、タート
ル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク
油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシッ
ク油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、
サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶
実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、
ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、オリオクタン酸グ
リセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等の液体油
脂、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、
牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モ
クロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油
等の固体油脂、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カ
ルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、
モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢
酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン
脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリ
ン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、PO
Eラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコール
アセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂
肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンア
ルコールエーテル等のロウ類、流動パラフィン、オゾケ
ライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシ
ン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワッ
クス等の炭化水素が挙げられる。
有機アミンとしては、例えばモノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリ
ン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチ
ル−1−プロパノール等が挙げられる。
無機粉末としては、例えばタルク、酸化チタン、カオ
リン、無水ケイ酸、ケイ酸塩、酸化亜鉛、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、ベンガラ、黄酸化鉄、酸化クロ
ム、カーボンラック、群青、雲母、セリサイト、ナイロ
ンパウダー、ポリエチレン末、セルロースパウダー、ア
クリル系樹脂、二酸化チタン、酸化鉄等が挙げられる。
無機顔料としては、例えばタルク、カオリン、炭酸カ
ルシウム、亜鉛華、二酸化チタン、赤酸化鉄、黄酸化
鉄、黒酸化鉄、群青、チタンコーティッドマイカ、オキ
シ塩化ビスマス、ベンガラ、粘結顔料、グンジョウピン
ク、水酸化クロム、雲母チタン、黄酸化鉄、酸化クロ
ム、酸化アルミニウムコバルト、紺青、黒酸化鉄、カー
ボンブラック、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ベン
トナイト、マイカ、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛、酸化チタン、軽質炭酸カルシウム、重質
炭酸カルシウム、軽質炭酸マグネシウム、重質炭酸マグ
ネシウム、カラミン等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシー
ド、デンプン、ガラクタン、グリコーゲン、アラビアガ
ム、トラガントガム、コンドロイチン、キサンタンガ
ム、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカスト
ビンガム、サクシノグルカン、カロニン酸糖が挙げられ
る。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸(以下PA
BAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプ
ロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエ
チルエステル、N,N−ジメチルPABAメチルエステル、N,N
−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブ
チルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチ
ル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸
系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、メンチルサリシ
レート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレ
ート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、
p−イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチ
ル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート、エチル−
4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソ
プロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピル
シンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメ
ート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロ
ピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メ
トキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメ
ート(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメー
ト)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメー
ト、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチ
ル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチ
ルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、
グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメト
キシシンナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,
4′−ジメトキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−
4′−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニ
ルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4′−フェニ
ル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒド
ロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒド
ロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェ
ノ系紫外線吸収剤、3−(4′−メチルベンジリデン)
−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−、d,l−カンフ
ァー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2
−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2′−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、
ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4′−t−ブチル
ジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノル
ボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン等が挙げられ
る。
粘土鉱物としては、例えばモンモリロナイト、ザコウ
ナイト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクルトライ
ト、バーミキュライト、ビーガム、ベントナイト、シリ
ケイト、フルオロシリケイト、マグネシウム、アルミニ
ウム、合成ヘクトライト(ラポナイト)等の天然及び合
成水膨潤性の粘土鉱物等が挙げられる。
本発明の皮膚外用剤にはその他、香料、防腐剤、殺菌
剤、水、酸化防止剤等も配合することができる。
[実施例] 次に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
本発明はこれにより限定されるものではない。配合量は
重量%である。
なお、美白効果は、累積塗布による皮膚に対する色白
硬化、ミシ、ソバカスの解消などの使用テストから判定
した。
累積塗布による美白効果試験 (試験方法) 色黒、シミ、ソバカス等に悩む、被験者を1群10名と
して、ひとつの試料ローションを朝夕、2ヶ月間、毎日
顔面に塗布し、2ヶ月目にその美白効果を調べた。
(判定基準) 著効:色素沈着がほとんど目立たなくなった 有効:色素沈着が非常にうすくなった やや有効:色素沈着がややうすくなった 無効:変化なし (判定) ◎:被験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
80%以上の場合 ○:被験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
60%以上、80%未満の場合 △:被験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
40%以上、60%未満の場合 ×:被験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
40%未満の場合 実施例1 乳 液 次の処方に従い、常法により乳液を製造した。
POE(20)POP(2)セチルアルコールエーテル 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 2−O−α−D−グルコシル−L−アスコルビン酸 1.0 防腐剤 適量 香料 適量 蒸留水 残量 実施例2 乳 液 次の処方に従い、常法により乳液を製造した。
POE(20)POP(2)セチルアルコールエーテル 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 プラセンAF 1.0 2−アミノメチルプロパノール 0.1 2−O−α−D−グルコシル−L−アスコルビン酸 3.0 防腐剤 適量 香料 適量 蒸留水 残量 実施例1および実施例2につき累積塗布による美白効
果試験を行なった。その結果を表−2に示す。
表−2から明らかなように、実施例1、2は共に美白
効果に優れた皮膚外用剤である。
実施例3、比較例1 クリーム 次の処方に従い、常法によりクリームを製造した。
実施例3、比較例1について実施例1と同様の累積塗
布による美白効果試験を行なった。その結果を表−3に
示す。
実施例3は美白効果の優れた皮膚外用剤であった。
実施例4、比較例2 化粧水 次の処方に従い、常法により化粧水を製造した。
実施例4、比較例2について実施例1と同様の累積塗
布による美白効果試験を行なった。その結果を表−5に
示す。
実施例4は美白効果の優れた皮膚外用剤であった。
実施例5 ピールオフ型パック 次の処方に従い、常法によりパックを製造した。
(アルコール相) 95%エタノール 10.0 POE(15)オレイルアルコールエーテル 2.0 防腐剤 適量 香料 適量 (水相) 直接還元性を示さないα−グリコシル−L−アスコルビ
ン酸*1 5.0 ポリビニルアルコール 12.0 グリセリン 3.0 ポリエチレングリコール1500 1.0 イオン交換水 残余 *1特願平1−27418号の実施例A−4で得られたα−
グリコシル−L−アスコルビン酸 実施例5について、実施例1と同様の累積塗布による
美白効果試験を行なった。その結果を表−6に示した。
実施例5は美白効果の優れた皮膚外用剤であった。
実施例6 乳 液 次の処方に従い、常法により乳液を製造した。
POE(20)POP(2)セチルアルコールエーテル 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 POEヒマシ油 0.1 2−O−α−D−グルコシル−L−アスコルビン酸 1.0 赤色106号 0.0001 防腐剤 適量 香料*2 0.1 蒸留水 残量 実施例6の乳液は、美白効果、安定性、香料の保留効
果に優れていた。
実施例7 収斂化粧水 次の処方に従い、常法により収斂化粧水を製造した。
ジプロピレングリコール 2.0 クエン酸 0.03 クエン酸ソーダ 0.05 2−O−α−D−グルコシル−L−アスコルビン酸 0.001 ソルビタンモノオレート 0.02 エチルアルコール 15.0 ポリオキシエチレン(15モル付加)オレイルアルコール
エーテル 0.5 酸化鉄赤 0.001 酸化鉄黒 0.0002 防腐剤 適量 香料*2 0.05 蒸留水 残量 実施例7は、美白効果、安定性、香料の保留効果に優
れていた。
*2香料組成…下記表−7に示す 実施例8 油性ファンデーション 次の処方に従い常法により油性ファンデーションを製
造した。
調合粉末*3 43.0 マイクロクリスタリンワックス 10.0 ソルビタンセスキオレート 1.0 プロピルパラベン 0.5 2−O−α−D−グルコシル−L−アスコルビン酸 1.0 流動パラフィン 残余 *3調合粉末:酸化チタン15.0,カオリン25.0,酸化鉄2.
0からなる粉末 実施例8は、美白効果、安定性、粉末の肌への付着性
に優れていた。
実施例9 パウダーアイシャドー 次の処方に従い常法によりアイシャドーを製造した。
調合粉末*4 92.1 ミツロウ 2.0 ヘキサデシルパルミテート 5.0 グリセリルモノステアレート 0.5 2−O−α−D−グルコシル−L−アスコルビン酸 2.0 香料 0.3 *4調合粉末:酸化チタン5.0,カオリン45.5,酸化鉄青
6.0,酸化鉄20.0からなる粉末 実施例9のパウダーアイシャドーは、美白効果、安定
性、粉末の肌への付着性に優れていた。
実施例10 化粧水 次の処方に従い、常法により化粧水を製造した。
ソルビール(70%) 3.0 グリセリン 5.0 直接還元性を示さないα−グリコシル−L−アスコルビ
ン酸*5 1.0 POE(80モル)硬化ヒマシ油誘導体 1.5 デカグリセリンジイソステアレート 0.001 エチルアルコール 20.0 防腐剤 適量 香料 適量 蒸留水 残量 *5特願平1−27418号の実施例A−5で得られたα−
グリコシル−L−アスコルビン酸 実施例10の化粧水は、美白効果、安定性に優れ、しか
もべたつきのないものであった。
実施例11 栄養クリーム 次の処方に従い、常法により栄養クリームを製造し
た。
ステアリン酸 2.0 ステアリルアルコール 7.0 還元ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 オクチルドデカノール 6.0 POE(25)セチルエーテル 3.0 グリセリルモノステアレート 2.0 防腐剤 適量 香料 適量 プロピレングリコール 5.0 2−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン
酸 1.0 蒸留水 残量 実施例11の栄養クリームは、美白効果、安定性に優
れ、しかもべたつきのないものであった。
実施例12 化粧水 次の処方に従い、常法により化粧水を製造した。
ソルビトール(70%) 3.0 プラセンタリキッド 0.5 直接還元性を示さないα−グリコシル−L−アスコルビ
ン酸*5 0.5 ジメチルステアリルアミンオキシド 0.05 ラウリル硫酸ナトリウム 0.01 エチルアルコール 20.0 防腐剤 適量 香料 適量 蒸留水 残量 実施例12の化粧水は、美白効果、安定性に優れ、しか
もべたつきのないものであった。
実施例13 化粧水 次の処方に従い、常法により化粧水を製造した。
ソルビトール(70%) 3.0 グリセリン 5.0 エチニルエストラジオール 0.03 直接還元性を示さないα−グリコシル−L−アスコルビ
ン酸*6 2.0 POE(80モル)硬化ヒマシ油誘導体 0.5 4−メトキシ−4′−t−ブチルジベンゾイルメタン 3.0 エチルアルコール 20.0 防腐剤 適量 香料 適量 蒸留水 残量 実施例13の化粧水は、美白効果、安定性、安全性に優
れていた。
実施例14 クリーム 次の処方に従い、常法によりクリームを製造した。
ミツロウ 10.0 パラフィンワックス 6.0 ラノリン 3.0 イソプロピルミリステート 6.0 スクワラン 8.0 流動パラフィン 25.0 コウジ酸 0.5 直接還元性を示さないα−グリコシル−L−アスコルビ
ン酸*6 0.5 N,N−ジメチルPABAオクチルエステル 5.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 4.2 プロピレングリコール 2.0 ホウ砂 0.7 防腐剤 適量 香料 適量 蒸留水 残量 *6特願平1−27418号の実施例A−1で得られたα−
グリコシル−L−アスコルビン酸 実施例14のクリームは、美白効果、安定性、安全性に
優れていた。
[発明の効果] 本発明の皮膚外用剤は、直接還元性を示さないα−グ
リコシル−L−アスコルビン酸を配合することにより、
安定性及び美白効果に優れ、また、他の薬剤と組合せる
ことにより、さらに美白効果が増強されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 哲夫 東京都多摩市諏訪1丁目67番地11―1 (72)発明者 玉置 修哉 神奈川県横浜市港北区大豆戸町129 (72)発明者 秋山 純一 兵庫県神戸市北区ひよどり台4丁目8番 18号 (72)発明者 三宅 俊雄 岡山県岡山市伊島町1丁目3番23号 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直接還元性を示さないα−グリコシル−L
    −アスコルビン酸を含有することを特徴とする皮膚外用
    剤。
  2. 【請求項2】直接還元性を示さないα−グリコシル−L
    −アスコルビン酸と、エチニルエストラジオール、コウ
    ジ酸、胎盤抽出物から選ばれる一種又は二種以上とを含
    有することを特徴とする皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】直接還元性を示さないα−グリコシル−L
    −アスコルビン酸が、2−O−α−D−グルコシル−L
    −アスコルビン酸である請求項1又は2記載の皮膚外用
    剤。
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