JP2001019618A - 美白剤及びこれを配合した皮膚外用剤 - Google Patents

美白剤及びこれを配合した皮膚外用剤

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JP2001019618A
JP2001019618A JP19115199A JP19115199A JP2001019618A JP 2001019618 A JP2001019618 A JP 2001019618A JP 19115199 A JP19115199 A JP 19115199A JP 19115199 A JP19115199 A JP 19115199A JP 2001019618 A JP2001019618 A JP 2001019618A
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Masahiro Ota
正弘 大田
Naomi Tanaka
直美 田中
Tadao Fukuhara
忠雄 福原
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な美白剤及び美白効果に優れた皮膚外用
剤を提供すること。 【解決手段】 下記化学式(1)で表される化合物(25
S)−3β−amino-5α,22αO−spirostan (ジュルビディ
ン,jurubidine)若しくはその塩、又は、下記化学式
(2)で表される化合物(25R)−3β−amino-5α,22αO
−spirostan (イソジュルビディン,isojurubidine)若
しくはその塩からなる美白剤。 (1) (2)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は美白剤に関する。さ
らに詳しくは、メラニン生成抑制作用を有し、日焼け後
の色素沈着・しみ・そばかす・肝斑等の予防および改善
に有効な美白剤及びこれを配合した皮膚外用剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】皮膚の色素異常には、しみやそばかすな
ど美容上のものから、肝斑や雀卵斑等の皮膚病に見られ
るものまで様々なものがある。これらの色素異常の作用
機序には不明な点が多いが、一般的にはホルモンの異常
や、日光からの紫外線等が刺激となってメラニン色素が
形成され、これが皮膚内に異常沈着するものと考えられ
ている。
【0003】このメラニン色素は、表皮の一番下の基底
層に存在するメラニン細胞(メラノサイト)内のメラニ
ン生成顆粒(メラノソーム)において産生され、生成し
たメラニンは、浸透作用により隣接細胞へ拡散する。こ
のメラノサイト内における生化学反応は、次の様に考え
られている。
【0004】すなわち、必須アミノ酸であるチロシンが
酵素チロシナーゼの作用によりドーパキノンになり、こ
れが酵素的又は非酵素的酸化作用により、赤色色素及び
無色色素を経て黒色のメラニンへ変化する過程がメラニ
ン色素の生成過程である。
【0005】したがって、反応の第一段階であるチロシ
ナーゼの作用を抑制することが、メラニン色素産生の抑
制に重要である。
【0006】上記のような色素異常の予防・改善は、治
療を目的として美白作用物質、即ちメラニン生成抑制物
質が用いられており、例えば、ビタミンCを大量に経口
投与する方法、グルタチオン等を注射する方法、あるい
は、コウジ酸、ビタミンC及びその誘導体、システイン
等を軟膏、クリーム、ローション等の形態で局所に塗布
する方法などがとられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
これらの方法では、必ずしも充分な効果が得られていな
いのが実情である。
【0008】一方、欧米では、メラニン生成抑制剤であ
るハイドロキノン及びその誘導体が色素斑の脱色を目的
に美白剤又は医薬品として用いられている。
【0009】しかしながら、ハイドロキノン誘導体は、
効果の発現が極めて緩慢であり、その美白効果は必ずし
も充分とは言えない場合がある。また、ハイドロキノン
自体には美白効果が一応認められてはいるものの、安全
性で問題があるために使用制限がなされている。
【0010】このハイドロキノンの副作用を軽減し、且
つ、美白効果に優れた誘導体が検討されているが、未
だ、充分な効果と安全性を兼ね備えたものは得られてい
ない。
【0011】本発明者らは上述の事情に鑑み、美白効果
に優れ、安全性の高い美白剤を得るべく鋭意研究を重ね
た結果、植物から抽出される3−アミノスピロタン骨格
を有する特定の化合物が、ハイドロキノン以上に美白効
果を発揮することを見出し本発明を完成するに至った。
【0012】本発明は、美白効果に優れ、かつ、安全性
の高い美白剤及びこれを配合した美白用皮膚外用剤を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記化学式(1)で表される化合物(25S)−3β−amino-5
α,22αO−spirostan (ジュルビディン,jurubidine)又
はその塩からなる美白剤を提供するものである。
【化3】(1)
【0014】また、本発明は、下記化学式(2)で表さ
れる化合物(25R)−3β−amino-5α,22αO−spirostan
(イソジュルビディン,isojurubidine)又はその塩から
なる美白剤を提供するものである。
【化4】(2)
【0015】さらに、本発明は、前記の美白剤を配合す
ることを特徴とする皮膚外用剤を提供するものである。
【0016】また、本発明は、前記美白剤の配合量が皮
膚外用剤全量に対して0.001〜20.0重量%であることを
特徴とする前記の皮膚外用剤を提供するものである。
【0017】
【発明の実施の態様】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0018】本発明に用いる化学式(1)および(2)の
化合物はいずれも公知の物質であり、化学式(1)の化合
物はジュルビディン(jurubidine)、化学式(2)の化合
物はイソジュルビディン(isojurubidine)と称せられて
いる。しかしながら、特定の用途に用いられたことは今
までになく、美白効果を有することが本発明者によって
初めて見出された化合物である。本発明に用いるこれら
の化合物は、例えば、Rev.CENIC,Cienc.Quim., 1997, v
ol28, No.2, p87-88に記載された方法により植物から単
離することができるが、この方法に限定されるものでは
ない。
【0019】また、上記化合物の塩としては、例えば、
塩酸塩等が挙げられ、これらの塩も美白剤として用いる
ことが可能である。
【0020】本発明の皮膚外用剤は、上記化合物または
その塩を配合することにより製造され、その配合量は皮
膚外用剤全量中0.001〜20.0重量%であり、好ましくは
0.01〜10.0 重量%、特に好ましくは0.1〜7.0重量%であ
る。配合量が0.001重量%未満では美白効果に乏し
く、20重量%を超えても美白効果の増大は期待できな
い。
【0021】本発明の皮膚外用剤の剤型は、美白効果を
充分に発揮できれば任意に選択可能であり、溶液系、可
溶化系、乳化系、粉末分散系、水-油二層系、水-油-粉
末三層系等、どのような剤型でも構わない。また、本発
明の皮膚外用剤の製品形態も任意であり、化粧水、乳
液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料やファン
デーション、口紅、アイシャドー等のメーキャップ化粧
料やボディー化粧料、芳香化粧料、洗浄料、軟膏等に用
いることが出来る。
【0022】本発明の皮膚外用剤には、上記の美白剤の
他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他
の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロ
ウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステ
ル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活
性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、
水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イ
オン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、ア
ミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調製剤、
皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香
料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に
応じて常法により製造することが出来る。
【0023】以下に具体的な配合可能成分を列挙する
が、上記必須配合成分の美白剤と、下記成分の一種また
は二種以上とを配合して本発明の皮膚外用剤を調整でき
る。
【0024】粉末成分としては、例えば、無機粉末(例
えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、
白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキ
ュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸
アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステ
ン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸
バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カ
ルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セ
ラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜
鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド
樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタ
クリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとア
クリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉
末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無
機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無
機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄
等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機
黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系
顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫
色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイ
オレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、
水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料
(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化
チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ
塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化
チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔
等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、
カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はア
ルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201
号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色
220号、赤色226号、赤色228号、赤色405
号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色
401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3
号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色
230号、赤色401号、赤色505号、橙色205
号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203
号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、ク
ロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
【0025】液体油脂としては、例えば、アボガド油、
ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロ
コシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴ
マ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆
油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ
油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等
が挙げられる。
【0026】固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤ
シ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化
牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化
油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【0027】ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カン
デリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロ
ウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラ
ノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、
サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリ
ン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラ
ノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテ
ル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロ
ールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコー
ル、 POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げ
られる。
【0028】炭化水素油としては、例えば、流動パラフ
ィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフ
ィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリ
スタリンワックス等が挙げられる。
【0029】高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソス
テアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペン
タエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等
が挙げられる。
【0030】高級アルコールとしては、例えば、直鎖ア
ルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミ
リスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステア
リルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノ
ステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-
デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレス
テロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、
イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)
等が挙げられる。
【0031】合成エステル油としては、ミリスチン酸イ
ソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、
オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステ
アリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 1
2-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチル
ヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトー
ル脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグ
リコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リン
ゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グ
リセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプ
ロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトー
ル、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタ
ン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、ト
リイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-
エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテー
ト、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウ
ンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステ
ル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミ
チン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチ
ル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシル
エステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチ
ルラウレート、セバシン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリ
スチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデ
シル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソ
プロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエ
チル等が挙げられる。
【0032】シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリ
シロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン
等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元
網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴ
ム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポ
リシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げ
られる。
【0033】アニオン界面活性剤としては、例えば、脂
肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミ
チン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリ
ウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、
POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル
硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、
ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミ
ドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタ
ウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナト
リウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リ
ン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウ
ム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク
酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナ
トリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオ
キシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリ
プロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);
アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシル
ベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エス
テル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナト
リウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウ
ロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグ
ルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミ
ン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油
等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキル
アリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン
酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコー
ル硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸
エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸
ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタ
ノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0034】カチオン界面活性剤としては、例えば、ア
ルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステア
リルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチル
アンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、
塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチ
ルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩
化ポリ(N,N'-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);
アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジ
ルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジア
ルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキル
アミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール
脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニ
ウム等が挙げられる。
【0035】両性界面活性剤としては、例えば、イミダ
ゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N
-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリン
ナトリウム、2-ココイル-2-イミタゾリニウムヒドロキ
サイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベ
タイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カル
ボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベ
タイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキ
ルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が
挙げられる。
【0036】親油性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタン
モノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソ
ルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオ
レエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチ
ルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エ
チルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセ
リンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪
酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイ
ン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,
α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステ
アリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコー
ル脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピ
レングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリン
アルキルエーテル等が挙げられる。
【0037】親水性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソ
ルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレ
ート、POE-ソルビタンモノオレート、POE-ソルビタンテ
トラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類
(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビ
ットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエー
ト、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセ
リン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノス
テアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、PO
E-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエ
ート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステ
アレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチ
レングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例え
ば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、PO
E-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-
オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテ
ル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック
等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・PO
P-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエ
ーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添
ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラP
OE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テ
トロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例
えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマ
シ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソ
ステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸
モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マ
レイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例え
ば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド
(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン
酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミ
ド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;PO
E-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エ
ステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;ト
リオレイルリン酸等が挙げられる。
【0038】保湿剤としては、例えば、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、グルセリン、1,3-ブ
チレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マル
チトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイ
チン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリ
ル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁
酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラー
ゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出
物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等
が挙げられる。
【0039】天然の水溶性高分子としては、例えば、植
物系高分子(例えば、アラアビアガム、トラガカントガ
ム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガ
ム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシー
ド(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デン
プン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリ
チルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタン
ガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン
等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、
アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
【0040】半合成の水溶性高分子としては、例えば、
デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプ
ン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロー
ス系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メ
チルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、
セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル等)等が挙げられる。
【0041】合成の水溶性高分子としては、例えば、ビ
ニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキ
シビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子
(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、6
0,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸
ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルア
ミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が
挙げられる。
【0042】増粘剤としては、例えば、アラビアガム、
カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロ
ブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキ
ストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン
酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、
CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカス
トビーンガム、グアーガム、タマリントガム、ジアルキ
ルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガ
ム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、
ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、無
水ケイ酸等が挙げられる。
【0043】紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸
系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、P
ABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロ
ポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチル
エステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメ
チルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエス
テル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホ
モメンチル-N- アセチルアントラニレート等);サリチ
ル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メ
ンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オク
チルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサ
リシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート
等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナ
メート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-
2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソ
プロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシ
ンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソ
プロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メト
キシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート
(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート) 、2-エト
キシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-
p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニ
ルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェ
ニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノ
イル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノ
ン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノ
ン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒ
ドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4
- メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4
- メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニ
ルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル-ベ
ンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-
オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキ
シベンゾフェノン等);3-(4'-メチルベンジリデン)-d,
l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フ
ェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2'-ヒドロキシ-5
-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキ
シ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール;2-
(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾー
ル;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ
-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-
ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられ
る。
【0044】金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒ
ドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエ
タン-1,1- ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二
ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリ
ウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メ
タリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、
アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミ
ンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられ
る。
【0045】低級アルコールとしては、例えば、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルア
ルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
【0046】多価アルコールとしては、例えば、2価の
アルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレング
リコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレング
ルコール、2,3-ブチレングルコール、ペンタメチレング
ルコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコ
ール、オクチレングリコール等);3価のアルコール
(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);
4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等
のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例え
ば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソル
ビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体
(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、トリエチレングルコール、ポリプロピレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリ
エチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリ
ン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエ
ーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングルコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール
モノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシ
ルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシル
エーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エ
チレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコー
ルイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチル
エーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチ
レングリコールジブチルエーテル等);2価アルコール
アルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチル
エーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、
ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレン
グリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブ
チルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル
(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコ
ールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチル
エーテルアステート、ジエチレングリコールモノブチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピ
ルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェ
ニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキル
エーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコ
ール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、
ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マン
ニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フル
クトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトー
ス、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッ
ド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラ
ハイドロフルフリルアルコール;POPーブチルエーテル;
POP・POEーブチルエーテル;トリポリオキシプロピレング
リセリンエーテル;POPーグリセリンエーテル;POPーグリ
セリンエーテルリン酸;POP・POEーペンタンエリスリトー
ルエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
【0047】単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、
D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);
四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、
D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、
L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラ
ビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロー
ス、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコー
ス、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フ
ルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガト
ース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプッ
ロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオ
キシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-
L-ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミ
ノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シ
アル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸
(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロ
ン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げら
れる。
【0048】オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グン
チアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プラン
テオース、イソリクノース類、α, α- トレハロース、
ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオ
ースベルバスコース類等が挙げられる。
【0049】多糖としては、例えば、セルロース、クイ
ンスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタ
ン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘ
パラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン
硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫
酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカスト
ビンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられ
る。
【0050】アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸
(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ
酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。ま
た、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシン
ナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシ
ルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グ
ルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
【0051】有機アミンとしては、例えば、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミ
ノ-2-メチル−1,3ープロパンジオール、2-アミノ-2-メチ
ル-1-プロパノール等が挙げられる。
【0052】高分子エマルジョンとしては、例えば、ア
クリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマル
ジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエス
テルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、
天然ゴムラテックス等が挙げられる。
【0053】pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナ
トリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤等
が挙げられる。
【0054】ビタミン類としては、例えば、ビタミン
A,B1 ,B2 ,B6 ,C,Eおよびその誘導体、パン
トテン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
【0055】酸化防止剤としては、例えば、トコフェロ
ール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキ
シアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
【0056】酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、
クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コ
ハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェ
イト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げら
れる。
【0057】その他の配合可能成分としては、例えば、
防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤
(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸
誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜
鉛、アラントイン等);上記以外の美白剤(例えば、ビ
タミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコ
ルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等);各種
抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャク
ヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、ア
ロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘ
チマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オ
トギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チン
ピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリ
ー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤
(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジ
ルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、
カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタ
モール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸ト
コフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シク
ランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコ
リン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール
等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗
炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポ
タウリン等)等が挙げられる。
【0058】
【実施例】次に、実施例により本発明の構成をさらに詳
しく説明するが、本発明はこれによって限定されるもの
ではない。
【0059】本発明の美白剤について、メラニン生成抑
制効果、チロシナーゼ活性抑制効果及び美白効果につい
て、以下の試験を行った。
【0060】美白剤の調製 化学式(1)および(2)の化合物の製造 Jurubeba paiz(学名:Solanum paniculatum)(乾燥重
量:500g)をメタノールで1週間、室温で抽出し、メ
タノールエキス10.94gを得た。このメタノールエキス
を酢酸エチル、n−ブタノール、水で分配した。酢酸エ
チル相を濃縮し、乾燥残査5.2gを得た。この乾燥残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー、さらに逆相系
HPLC分取により精製し、jurubidine(203mg)およびisoju
rubidine(98mg)を単離し、試料とした。
【0061】メラニン生成抑制効果試験 マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を使用した。10%FB
Sおよびテオフィリン(0.09mg/ml)を含むイーグルMEM
培地中でCO2インキュベーター(95%空気、5%二酸化炭素)
内、37℃の条件下で培養した。培養24時間後にjurubidi
neまたはisojurubidineを配合した試料溶液(DMSO溶液)
を試料濃度が10−3〜5 x 10−5重量%になるように添加
し、さらに3日間培養を続け、以下の方法でメラニン生
成量の視感判定およびチロシナーゼ活性抑制効果を測定
した。
【0062】ウエルのプレートの蓋上に拡散板を置き、
倒立顕微鏡で細胞内のメラニン量を観察し、本発明の化
合物を添加していない試料(基準)の場合と比較した。そ
の結果を「表1」に示した。また比較例として、すでに
メラニン生成抑制作用のあることが知られているハイド
ロキノンについても上記と同様の試験を行った。その結
果を併せて「表1」に示す。
【0063】<判定基準> ○:基準と比較して白い(基準と比較してメラニン量が
少ない) △:基準と比較してやや白い(基準と比較してメラニン
量がやや少ない) ×:基準と同程度(基準と比較してメラニン量が同程
度)
【0064】チロシナーゼ活性の測定 測定前にウエル中の培地を除去し、PBS100μlで2回洗
う。各ウエルに45μlの1%トライトン−X(ローム・ア
ンド・ハース社製商品名、界面活性剤)を含むPBS培地
を加える。1分間プレートを振動させ、よく細胞膜を破
壊し、マイクロプレートリーダーで475nmの吸光度を測
定してこれを0分時の吸光度とした。その後すばやく5
μlの10mMのL-DOPA溶液を加えて、37℃のインキュベ
ーターに移し、60分間反応させた。1分間プレートを振
動させ、60分時の吸光度(475nm)を測定した。本発明の
化合物を添加していない試料(コントロール)の場合の
0分時と60分時の吸光度差に対するjurubidineまたはiso
jurubidine添加試料の前記吸光度差をチロシナーゼ活性
率とした。その結果を「表1」に示す。また、比較例と
して、チロシナーゼ活性抑制作用があることが知られて
いるハイドロキノンについても上記と同様の試験を行っ
た。その結果を併せて「表1」に示す。
【0065】
【表1】
【0066】「表1」の結果より、本発明の美白剤は、
ハイドロキノンに比べ、メラニン生成抑制効果及びチロ
シナーゼ活性抑制効果に極めて優れていることが分か
る。
【0067】美白効果試験 「美白剤配合皮膚外用剤の調整」美白剤を各試料とし
て、下記の処方によりローションを調製した。調製方法
は常法に従いアルコール相および水相を調製後、可溶化
して行った。 (アルコール相) 95%エタノール 55.0wt% ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油 2.0 酸化防止剤、防腐剤 適 量 「表2」記載の美白剤 「表2」記載の量 (水相) ジプロピレングリコール 5.0 ヘキサメタリン酸ナトリウム 適 量 イオン交換水 残 余
【0068】「試験方法」夏期の太陽光に4時間(1日
2時間で2日間)晒された被験者、80名の上腕内側部皮
膚を対象として、太陽光に晒された日の5日後より、各
ローションを朝夕1回づつ4週間塗布した。パネル1群を
10名に分けて8群とした。塗布終了後、紫外線照射によ
って誘導される色素沈着に対して抑制効果があったかど
うかを調べ、その程度を以下の基準に基づいて評価し
た。結果を「表2」に示す。
【0069】「評価基準」 ◎:著効または有効とした被験者が8名以上 ○:著効または有効とした被験者が5〜7名 △:著効または有効とした被験者が3〜4名 ×:著効または有効とした被験者が2名以下
【0070】「表2」より明らかなように、太陽光に晒
された被験者に対する美白効果は、本発明の美白剤を添
加したローションは、ハイドロキノン配合の場合より
も、メラニン色素の沈着を防ぎ、色黒を予防・改善する
ことが認められた。
【0071】
【表2】
【0072】以下に、本発明の美白剤を配合した皮膚外
用剤の実施例を挙げる。配合した美白剤は上記で調整し
たものを用いた。配合量は重量%を表す。実施例1〜19
で得られた皮膚外用剤はいずれも美白効果試験において
効果が認められた。
【0073】実施例1 クリーム 下記の処方によりクリームを調製した。調製方法は、イ
オン交換水にプロピレングリコール、苛性カリおよびエ
チレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩を加えて溶解し、
70℃に保った(水相)。その他の成分を混合して加熱
溶解して70℃に保ち(油相)、水相に油相を徐々に加
えて70℃で予備乳化を行い、ホモミキサーにて均一に
乳化した後、よくかき混ぜながら30℃まで冷却した。 ステアリン酸 6.0 ステアリルアルコール 3.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 jurubidine 0.1 苛性カリ 0.2 エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩 0.01 酢酸トコフェロール 0.1 ブチルパラベン 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0074】実施例2 クリーム 下記の処方によりクリームを調製した。調製方法は、イ
オン交換水にプロピレングリコールおよびエチレンジア
ミン四酢酸二ナトリウム塩を加えて溶解し、70℃に保
った(水相)。その他の成分を混合して加熱溶解して7
0℃に保ち(油相)、水相に油相を徐々に加えて70℃
で予備乳化を行い、ホモミキサーにて均一に乳化した
後、よくかき混ぜながら30℃まで冷却した。 ステアリン酸 5.0 ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.5 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 アルブチン 7.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 プロピレングリコール 10.0 isojurubidine 0.1 グリセリントリオクタノエート 10.0 スクワレン 5.0 パラジメチルアミノ安息香酸オクチル 3.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0075】実施例3 クリーム 下記の処方により、実施例2と同様の方法でクリームを
調製した。 ステアリルアルコール 7.5 ステアリン酸 1.5 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 胎盤抽出物 0.1 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 オクチルシンナメート 4.0 jurubudine 0.5 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0076】実施例4 クリーム 下記の処方により、実施例2と同様の方法でクリームを
調製した。 ステアリン酸 6.5 ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 プロピレングリコール 10.0 isojurubidine 0.5 グリセリントリオクタノエート 10.0 スクワレン 5.0 ヒアルロン酸ナトリウム 1.0 エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム塩 0.01 グルコース 0.5 アスコルビン酸グルコシド 5.0 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0077】実施例5 乳液 下記の処方により乳液を調製した。調製方法は 少量の
イオン交換水にカルボキシビニルポリマーを溶解し(A
相)、残りのイオン交換水にポリエチレングリコール15
00、トリエタノールアミンおよび亜硫酸ナトリウムを加
え、加熱溶解して70℃に保った(水相)。他の成分を
混合し、加熱融解して70℃に保ち(油相)、水相に油
相を添加して予備乳化を行い、A相を加えてホモミキサ
ーで均一に乳化後、よくかき混ぜながら30℃まで冷却
した。 ステアリン酸 2.0 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 エキセコールD-5(デカメチルシクロペンタシロキサン) 1.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 jurubidine 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F. Goodrich Chemical company) アスコルビン酸グルコシド 3.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0078】実施例6 乳液 イオン交換水とエタノールに胎盤抽出物を加温溶解し、
更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を溶解し
て、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え、予
備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後、
よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学工業) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 4−メトキシ−4−t−ブチルベンゾイルメタン 3.5 エタノール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 KOH 適 量 防腐剤 適 量 胎盤抽出液 5.0 jurubidine 5.0 イオン交換水 残 余
【0079】実施例7 乳液 下記の処方により、実施例5と同様の方法で乳液を調製
した。 ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.0 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 isojurubidine 1.0 グリチルリチン酸 0.5 アミノ酸 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F. Goodrich Chemical company) 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 アルブチン 3.0 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0080】実施例8 乳液 下記の処方により乳液を調製した。調製方法は、油相部
および水相部を各々70℃にて溶解し、水相部に油相部
を混合し、乳化機で乳化後、熱交換機で30℃まで冷却
した。 〔油相部〕 ステアリルアルコール 2.0 スクワレン 2.0 ワセリン 2.5 脱臭液状ラノリン 1.5 月見草油 2.0 ミリスチン酸イソプロピル 5.0 グリセリンモノオレエート 2.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 2.0 酢酸トコフェロール 0.05 jurubidine 1.0 トラネキサム酸 5.0 エチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 香料 適 量 〔水相部〕 グリセリン 5.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール941,B.F. Goodrich Chemical company) 水酸化カリウム 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 精製水 残 余
【0081】実施例9 ゼリー 下記の処方によりゼリーを調製した。調製方法は、イオ
ン交換水にカーボポール940を均一に溶解した(水
相)。95%エタノールにポリオキシエチレン(50モル)
オレイルエーテルを溶解し、水相に添加した。さらに、
その他の成分を添加し、最後に苛性ソーダおよびL−ア
ルギニンを添加して中和し、増粘させた。 95%エタノール 10.0 ジプロピレングリコール 12.5 ポリオキシエチレン(50モル)オレイルエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940,B.F. Goodrich Chemical company) アルブチン 0.5 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 jurubidine 1.0 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 0.05 スルホン酸ナトリウム メチルパラベン 0.2 エチレンジアミンテトラアセテート・3ナトリウム・2水 0.05 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0082】実施例10 美容液 下記の処方により美容液を調製した。調製方法は、A相
およびC相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA相を加え
て可溶化した。次いで、B相を加えて溶解した。 〔A相〕 95%エタノール 10.0 ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.1 メチルパラベン 0.2 パントテニールエチルエーテル 0.1 jurubidine 10. 0 〔B相〕 水酸化カリウム 0.1 〔C相〕 グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940,B.F. Goodrich Chemical company) トラネキサム酸 3.0 精製水 残 余
【0083】実施例11 パック 下記の処方によりパックを調製した。調製方法は、A
相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A相にB相を
加えて可溶化後、これをC相に加えて充填した。 〔A相〕 ジプロピレングリコール 6.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 〔B相〕 isojurubidine 0.5 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 適 量 〔C相〕 ポリビニルアルコール(ケン化度90、重合度2、000) 13.0 エタノール 7.0 アルブチン 3.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 精製水 残 余
【0084】実施例12 ピールオフ型パック 80℃にて水相を調製し、50℃に冷却する。ついで室温で
調製したアルコール相を添加後均一に混合し、放冷す
る。 (アルコール相) 95%エタノール 10.0 ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 3.5 防腐剤 適 量 香料 適 量 jurubidine 3.0 (水相) トラネキサム酸 2.0 ポリビニルアルコール 12.0 グリセリン 3.0 ポリエチレングリコール1500 1.0 イオン交換水 残 余
【0085】実施例13 固形ファンデーション 下記の処方により固形ファンデーションを調製した。タ
ルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで十分混合
し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチルの油性成
分、jurubidine、防腐剤、香料を加え、よく混練した
後、容器に充填、成形する。 タルク 43.1 カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 jurubidine 1.0 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0086】実施例14 乳化型ファンデーション(クリ
ームタイプ) 下記の処方により乳化型ファンデーションを調製した。
水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部を添加し
てホモミキサー処理する。さらに加熱混合した油相を加
えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料を添加
して室温まで冷却する。 (粉体部) 二酸化チタン 10.3 セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングリコール 4.5 jurubidine 1.0 トラネキサム酸 2.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量
【0087】実施例15 化粧水 下記の各成分を攪拌混合して化粧水を得た。 エタノール 8.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(20モル)オレイルアルコールエーテル 1.8 isojurubidine 0.5 アスコルビン酸マグネシウム 3.0 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム 0.1 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.5 プルラン 0.05 ホホバ油 0.5 苛性カリ 0.015 EDTA-3Na 0.01 香料 0.1 イオン交換水 残 量
【0088】実施例16 ローション 下記の処方によりローションを調製した。エチルアルコ
ールにポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、パラメト
キシケイ皮酸オクチルおよび香料を溶解する(アルコー
ル相)。一方、エタノールにjurubidineおよびアルブチ
ンを予め溶解し、更に精製水にその他の多価アルコール
を添加し、十分に溶解させる(水相)。水相にアルコール
相を添加し、十分に攪拌する。 精製水 40.0 ジプロピレングリコール 5.0 1,3−ブチレングリコール 10.0 ポリエチレングリコール400 10.0 エチルアルコール 20.0 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 3.0 パラメトキシケイ皮酸オクチル 1.0 jurubidine 5.0 アルブチン 4.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 アスコルビン酸グルコシド 5.0 トリエタノールアミン 5.0 香料 適 量
【0089】実施例17 化粧水 下記の各成分を攪拌混合して化粧水を得た。 jurubidine 10.0 プラセンタ 0.2 ハイドロキノン−β―D-(N-アセチルグルコサミン) 0.1 ジメチルミリスチルアミンオキシド 0.01 エタノール 9.0 POE(20)オレイルエーテル 1.0 アスコルビン酸グルコシド 5.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 精製水 残 部
【0090】実施例18 ローション 下記の各成分を攪拌混合してローションを得た。 エチルアルコール 55.0 ポリオキシエチレン(25モル)硬化ヒマシ油エーテル 2.0 酸化防止剤・防腐剤 適 量 香料 適 量 isojurubidine 5.0 コウジ酸 3.0 ヘキサメタリン酸ナトリウム 適 量 イオン交換水 残 余
【0091】実施例19 コールドクリーム 下記の各成分を攪拌混合してコールドクリームを得た。 固形パラフィン 5.0 蜜ロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 アスコルビン酸リン酸マグネシウム 2.0 4−メトキシ−4−t−ブチルベンゾイルメタン 3.5 石鹸粉末 0.1 硼砂 0.2 jurubidine 3.0 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤、酸化防止剤 適 量
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、メラニン抑制作用及び
チロシナーゼ活性抑制作用を有し、日焼け後の色素沈着
・しみ・そばかす・肝斑等の淡色化、美白効果に優れた美
白剤及び皮膚外用剤を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07J 71/00 C07J 71/00 (72)発明者 福原 忠雄 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB032 AB212 AB232 AB242 AB282 AB352 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC122 AC182 AC212 AC242 AC342 AC352 AC402 AC422 AC432 AC482 AC532 AC542 AC562 AC582 AC612 AC622 AC642 AC792 AC842 AD042 AD092 AD112 AD152 AD162 AD172 AD202 AD212 AD332 AD392 AD491 AD492 AD512 AD532 AD642 AD662 CC02 CC04 CC05 CC07 CC12 DD21 DD23 DD31 DD41 EE10 EE16 FF05 4C086 BA05 DA12 DA13 MA01 MA63 NA06 NA13 ZA89 ZC20 4C091 AA01 BB01 CC05 DD01 EE10 FF01 GG01 HH01 JJ03 KK01 LL01 MM03 NN07 PA09 PB05 QQ07 QQ15 RR10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化学式(1)で表される化合物(25
    S)−3β−amino-5α,22αO−spirostan(ジュルビディ
    ン,jurubidine)又はその塩からなる美白剤。 【化1】(1)
  2. 【請求項2】 下記化学式(2)で表される化合物(25
    R)−3β−amino-5α,22αO−spirostan(イソジュルビデ
    ィン,isojurubidine)又はその塩からなる美白剤。 【化2】(2)
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の美白剤を配合す
    ることを特徴とする皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 前記美白剤の配合量が皮膚外用剤全量に
    対して0.001〜20.0重量%であることを特徴とする請求
    項3記載の皮膚外用剤。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063926A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Oriza Yuka Kk 美肌用組成物
JP2005281318A (ja) * 2005-06-07 2005-10-13 Oriza Yuka Kk 美肌用組成物
WO2009090063A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-23 Jado Technologies Gmbh Steroid sapogenin, androstane and triterpenoid sapogenin derivatives for the treatment and prevention of infectious diseases
JP2010535758A (ja) * 2008-01-04 2010-11-25 ビオスペクトルム,インコーポレイテッド ジオスゲニンを含む皮膚美白用組成物
JP2011157283A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Kyoei Kagaku Kogyo Kk 美白化粧料

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