JP2977613B2 - 1,3−ビス−[3−(モノ−またはポリ−ヒドロキシ)アシルアミノ−5−(モノ−またはポリ−ヒドロキシアルキル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ−ド−ベンゾイル−アミノ]−ヒドロキシ−またはヒドロキシアルキル−プロパン類、それらの製造法、およびそれらを含有する造影剤 - Google Patents

1,3−ビス−[3−(モノ−またはポリ−ヒドロキシ)アシルアミノ−5−(モノ−またはポリ−ヒドロキシアルキル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ−ド−ベンゾイル−アミノ]−ヒドロキシ−またはヒドロキシアルキル−プロパン類、それらの製造法、およびそれらを含有する造影剤

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の開示 本発明は、X線造影剤の不透明成分を構成するのに有
用な、下記の一般式(I)で表される対称または非対称
1,3−ビス−[3−(モノ−またはポリ−ヒドロキシ)
アシルアミノ−5−(モノ−またはポリ−ヒドロキシア
ルキル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベン
ゾイル−アミノ)]−ヒドロキシ−またはヒドロキシア
ルキル−プロパン類に関する: (上記式中、 R、R′は、同一でも異なってもよく、1乃至2個の
OH基を含む、直線状または分枝状モノ−またはポリ−ヒ
ドロキシアルキルC1−C3残基を表わし、 R1、R2、R3は、同一でも異なってもよく、HまたはCH
3を表わし、 R1′、R2′、R3′は、同一でも異なってもよく、Hま
たはCH3を表わし、 Alkyl(OH)1-5は、式−CH(CH2OH)CH(OH)CH2OH、
−CH(CH2OH)、−CH2CH(OH)CH2CH、−CH2(CHOH)
4CH2OH、または−CH2CH2OHで表される基の一つを表わ
し、 Xは、式−CH(OH)−、−CH(CH2OH)−、−C(O
H)−(CH2OH)−、または−C(CH2OH)で表される
基の一つを表わし、 AとBは、同一でも異なってもよい。) また、本発明は、化合物(I)の可能なエナンチオマ
ー(鏡像体)、ジアステレオアイソマー(偏左右異性
体)および/またはロータマー(rotamer)に関する。
また、本発明は、これら非イオン性化合物の製造法、
およびこれら化合物を不透明成分として含有する造影剤
に関する。
式(I)の化合物の中で、R2、R2′、R3、R3′がHで
あるものが好ましい。特に、Xが、−CH(OH)−基を表
す化合物が好ましい。構造上の観点からは、本発明のも
のとより類似している非イオン性X線造影剤は、ドイツ
特許第2,805,928号および米国特許第4,139,605号に記載
されたa,ω−ビス−[3−ヒドロキシアシルアミノ−5
−(ジヒドロキシアルキル)アミノカルボニル−2,4,6
−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−オキサアルカン
類である。これらの化合物においては、2個のトリアイ
オド−ベンゾイル−アミノ残基が、4乃至12個の炭素原
子および1乃至5個の酸素原子を有する、式−CnH2n
(O−CnH2n0-4−O−CnH2n−で表されるオキサルア
キレン残基を介して結合している。これらは、過飽和溶
液を生成することができ、しばらくの後には、自然に晶
析することもあり、それ故、これら化合物の使用には制
限がある。米国特許第4,062,934号には、N−N′−ビ
ス−(3−N−メチル−N−アセチルアミノ−5−N−
グルコニルアミノ−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル)
−ジアミノアルカン類が記載されている。これら化合物
は、ヨウ素含量が比較的低いため、その不透明化能は低
い。さらに、その溶液は、非常に粘稠である。これらの
要因は、製品をカテーテルを介して投与する必要のある
方法に用いる場合、いくつかの問題を生じる。
英国特許第1,488,904号には、N,N′−ビス−(3−ア
シルアミノ−5N−メチル−カルバモイル−2,4,6−トリ
ヨード−ベンゾイル−アミノ)−カルボキシアルカン類
が記載されている。薬効の観点から許容される溶液の製
造にあたっては、フリーのカルボン酸基が、中性化され
ていることが必要である。それ故、非イオン性造影剤に
較べて、前述の特許出願に記載された化合物の溶液は、
高いオスモル濃度を有する。同様に、これらの神経毒性
は、非イオン性造影剤のものよりも高い。
Sovakらは、WO8501727号出願の中で、特に、N,N′−
ビス−[3,5−ビス−(N−2,3−ジヒドロキシ−プロピ
ル−N−アセチルアミノ)−2,4,6−トリヨード−ベン
ゾイル]−エチレンジアミン類および対応するN′−ヒ
ドロキシアルキル誘導体を記載した。これら化合物の合
成は、非常に困難である。4個の2,3−ジヒドロキシ−
プロピル基は、対応するテトラアルケニル誘導体を、四
酸化オスミウムの存在下、1−ブチル−ヒドロペルオキ
シドで処理することによって得られる。反応は、断片的
で、未完成の手法で起こる。Sovakに記載された、また
は記述された、あるいはクレームされた何れの化合物
も、2個の2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ残
基の結合橋として、本発明の特徴である、式−CH2−X
−CH2−(式中、Xは、−CH(OH)−、−CH(CH2OH)
−、−C(OH)(CH2OH)−、または−C(CH2OH)
を表す。)で表されるヒドロキシアルケン鎖を含まな
い。
このことは、1985年に放棄された欧州特許出願EP7430
7とEP74309に関係する。
前者には、芳香族部分が、ヨウ素原子と臭素原子を同
時に、同一の分子内に含む芳香族二環性または三環性化
合物が記載されているだけである。
後者には、新規化合物は記載されておらず、ヨード安
息香酸化合物とブロモ安息香酸化合物との混合物を用い
て、不透明化組成物の許容度を上昇する方法が記載され
ている。
これらの化合物を記載する一般式は、非常に広く、不
明瞭であり、不明確であり、数10億の基本的に異なる化
合物を包含する。
式(I)の化合物は、そのより高い許容度と低い副作
用のために、これまでの2,4,6−トリヨード安息香酸誘
導体用の塩にますます代わるものである、X線診断用非
イオン性造影剤に属する。イオン種がないために、イオ
ン剤のものに較べ、その溶液は、同様のヨウ素含量を有
するものの、浸透圧、即ち、オスモル濃度が低い。それ
故、例えば、血管造影において、これらは、痛みが少な
く、内皮損傷も低い。脊髄造影やクモ膜下槽造影用のク
モ膜下投与において、従来使用されてきた造影剤とは異
なり、クモ膜炎やてんかん異常をひき起こすことは殆ん
どない。不幸にも、ヨウ素化された端環性芳香族核より
なる非イオン性造影剤は、優れた物理的性状や薬効にも
かかわらず、血液と比較した場合、多くの診断に要求さ
れるような高投与量、高濃度で、まだ緊張過度である。
この事実が、分子中の全ヨウ素量に比較して、オスモル
濃度が低い二環性の六よう素化化合物の開発をもたらし
た。しかしながら、これら化合物の濃高液は、通常の場
合、粘稠すぎる。さらに、例え、理論的には有望であっ
ても、多くの製品は、十分な溶解性を有しない。
この理由のため、研究者達は、高溶解度、低粘度、低
オスモル濃度、高静脈内、のう内または大脳内許容度
と、副作用(痛み、体温上昇、吐き気、血圧上昇、血管
損傷)を与える傾向が最小であることを特徴とする新規
な六ヨウ素化二環性誘導体について研究を行った。
特に、医者達は、広範囲の用途、即ち、尿管造影、血
管造影、心臓血管造影、尿筋造影、脊髄造影、クモ膜下
槽造影、リンパ管造影、卵管造成、気管支造影、胃腸造
詣、あるいは、関節腔透視といった用途を特徴とする新
しい造影剤を必要としている。
本発明製品は、20℃で溶液100ml当たり100gを超える
水溶解度と低毒性を有することを一般に特徴とする。
公知の六ヨウ素化二量体と比較した場合、本発明製品
は、予測される相当する粘度上昇を起こすことなしに、
低いオスモル濃度を示す。
本発明化合物の好ましいものの一つは、例えば、1,3
−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)
アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)ア
ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−ア
ミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン(表2の化合物A)
である。この化合物は、20℃で溶液100ml当たり100gを
越える製品を含有する安定な水溶液を与える。
生理的特徴としては、プラズマ動力学の研究により、
ラット(200mgI/kg)への静脈内投与後、分配相と脱離
相での半減期は、それぞれ2.9分と22.9分であることが
判明した。
分配の見掛け容量は、123.5ml/kgであり、このこと
は、製品が、血漿と細胞外空間に分配されていることを
示す。全クトアランスは、7.9ml/min./kgである。
脱離は、主に尿経路を通して起こり、胆汁を通しては
殆んど起こらない。投与後7時間で、投与量の76.7%が
尿赤で、3.5%が胆汁内で認められた。
その許容度は、表1に示すように大変良好である。
表2に、本発明の好ましい製品の特性値を、開発の先
発段階での六ヨウ素化非イオン性二量体であるIODIXANO
L(Nycomed)(欧州特許第108,638号、CLINICA 413、p
7、1990年8月8日発行)と比較して示す。
一般式(I)で表される1,3−ビス−[3−(モノ−
またはポリ−ヒドロキシ)アシルアミノ−5−(モノ−
またはポリ−ヒドロキシアルキル)アミノカルボニル−
2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−ヒドロキ
シ−またはヒドロキシアルキル−プロパン類の製造法
は、一般式(II)で表される1,3−ジアミノ−ヒドロキ
シ−またはヒドロキシアルキル−プロパン類と、直接ま
たは多段方法にて、一般式(III)で表される3−(モ
ノ−またはポリ−アシルオキシ)アシルアミノ−5−
(モノ−またはポリ−ヒドロキシアルキル)アミノカル
ボニル−2,4,6−トリヨード安息香酸の反応性誘導体と
反応させて一般式(IV)で表される生成物を、好ましく
は、下記方法(a)または(b)の何れか一つの方法で
与え、 一般式(II): R3−HN−CH2−X−CH2−NH−R3′ (式中、R3、R3′は、HまたはCH3を表し、Xは、式−C
H(OH)−、−CH(CH2OH)−、−C(OH)(CH2OH)
−、または−C(CH2OH)−で表される基の一つの表
し、アミノ基の一つは、適当な保護基によって保護され
てもよい。) 一般式(III): (式中、 R1、R2は、HまたはCH3を表し、 R4は、炭素数3乃至13で、1乃至2個のC2−C5低級ア
シルオキシ基を含有する直鎖状または分枝状モノ−また
はポリ−アシルオキシアルキルC1−C13残基を表し、 Alkyl(OH)1-5は、式−CH2CH(OH)CH2OH、−CH2CH2
OH、−CH(CH2OH)、−CH(CH2OH)CH(OH)CH2OH、
または−CH2(CHOH)4CH2OHで表される基の一つを表わ
し、ヒドロキシ基は、好ましくはアセタール基またはケ
タール基によって保護されてもよく、 CO−Yは、混合無水物残基を表し、好ましくは、ハロ
ゲノカルボニル基を表す。) 一般式(IV): (式中、R1、R2、R3,R1′、R2′、R3′、R4、Alkyl(O
H)1-5、Xは、前記の意味を表し、R5は、RまたはR4
同じである。) 方法(a): 式(II)の化合物と、式(III)の化合物をモル比1:2
で、溶媒中、塩基性縮合剤の存在下反応させて、R5がR4
に相当する式(IV)の化合物を得る。
方法(b): 2個のアミノ基の1つが適当な保護基で保護されてい
る式(II)の化合物と、式(III)の化合物をモル比1:1
で、溶媒中、塩基性縮合剤の存在下反応させ、保護基を
加水分解させた後、対応する一般式(V)で表される1
−[3−(モノ−またはポリ−ヒドロキシ)アシルアミ
ノ−5−(モノ−またはポリ−ヒドロキシアルキル)ア
ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−ア
ミノ]−3−アミノ−ヒドロキシアルキル誘導体を得、 一般式(V): (式中、R、R1、R2、R3、R3′、Alkyl(OH)1-5、X
は、前記の意味を表す。) この化合物(V)を、次いで、塩基性縮合剤の存在
下、式(III)の誘導体と反応させて、R5がRに相当す
る化合物(IV)を得る。
前記合成方法(a)または(b)にて得た化合物(I
V)を、保護基を加水分解することによって、対応する
式(I)の化合物に変換することを特徴とする。最後
に、R1とR1′がHを表す場合、必要であれば、アルカリ
性媒体中で、メチル化を行う。
メチル化は、例えば、ハロゲン化メチル、硫酸ジメチ
ル、スルホン酸メチル、炭酸ジメチル等の適当なメチル
化剤との反応を通して行う。例えば、一般式(VI)で表
されるニナトリウ誘導体は、 一般式(VI): 塩基性雰囲気中、好ましくはアルコラートまたは水酸化
アルカリの存在下に調製され、次いで、ハロゲン化メチ
ル、硫酸ジメチル、炭酸ジメチル、メタンスルホン酸メ
チル、ベンゼンスルホン酸メチル、またはトルエンスル
ホン酸メチルで処理することにより対応する一般式(VI
I)で表されるジメチル誘導体に変換する。
一般式(VII): 合成方法(a)に従って、一般式(II)の製品と、一般
式(III)の化合物を直接反応する場合、一般式(I)
の残基A、Bが同じである対称な製品が得られる。
合成方法(b)による多段方法の場合、一般式(I)
の残基A、Bが相異する非対称な製品を得ることができ
る。実際、反応の第2段階において、反応の第1段階で
使用したものと異なる式(III)の化合物を用いること
ができる。
塩基性縮合剤としては、無水第三アミン、水酸化カリ
ウム、水酸化ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウムを用いることができる。
合成方法(a)と(b)の両方において、式(III)
の化合物として、有機酸または無機酸無水物、アジド
類、リン酸誘導体、炭酸アルキルを用いることができ
る。
それ故、式(III)の化合物中の反応性残基Yは、例
えば、塩素、臭素、沃素、亜硫酸塩、アジド、アシロキ
シ、アルコキシカルボニルオキシ等の無機酸または有機
酸の残基を表す。
CO−Y基としては、CO−Cl残基が好ましい。
式(III)のAlkyl(OH)1-5、基中のヒドロキ官能基
は、好ましくは、対応するアセタール類またはケタール
類への変換によって保護することができる。このような
保護基の例としては、メチリデン、エチリデン、1−メ
チル−エチリデン、1−エチル−エチリデン、1−t−
ブチル−エチリデン、1−フェニル−エチリデン、2,2,
2−トリクロロ−エチリデン、1−エチル−プロピリデ
ンを挙げることができる。これらの基は、例えば、希塩
酸や三弗化酢酸水溶液等の強酸、または強酸性イオン交
換樹脂で処理することによって、容易に、しかも十分に
加水分解することができ、これにより、通常は、アセト
ン、メチルエチルケトン、ジエチルケトンのような対応
するケトン類を放出する。
式(III)の残基R4に含まれる低級アシルオキシC2−C
5保護基の例としては、アセトキシ、プロピオニルオキ
シ、ブチロイロキシを挙げることができる。これらの基
は、アルカリ性水溶液で処理することにより、容易に加
水分解することができ、これにより、式(I)の所望の
モノ−またはポリ−ヒドロキシアルキルRを得ることが
できる。
化合物(IV)を与える一般式(II)の化合物と式(II
I)の化合物との反応は、好ましくは、例えば、ジメチ
ルアセトアミド(DMAC)、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ヘキサメチルホスホルアミド(HMPT)やジオキサ
ン等の非プロトン性溶媒、またはアセトン、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール中で行われる。温度に
は、限定がない。温度が−10℃乃至150℃、好ましくは
0℃乃至100℃の範囲である時、反応が起こる。
一般式(II)の1,3−ジアミノ−ヒドロキシ−または
ヒドロキシアルキル−プロパン類は、例えば、“Beilst
eins Handbuch der Organischen Chemie"等の文献に記
載されている。1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシ−プロ
パン:Beil.4 H290、E II 739、E III 766、E IV 1694 1,3−ビス−(メチルアミノ)−2−ヒドロキシ−プロ
パン:Beil.4 E IV 1695 1,3−ジアミノ−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパ
ン:Beil.4 E III 850 1,3−ビス−(メチルアミノ)−2,2−ビス−ヒドロキシ
メチル−プロパン:Beil.4 E III 851 合成方法(b)に従い、式(II)の化合物と式(II
I)の化合物とをモル比1:1で反応すると、式(II)の1,
3−ジアミノ誘導体の2個のアミノ基の1つが保護さ
れ、副反応を防止する。この目的に適した保護基の例と
しては、アセチル基、ジクロロアセチル基、トリフルオ
ロアセチル基を挙げることができる。この中で、トリフ
ルオロアセチル基が、特に好ましい。その後、これらの
基は、アルカリ性水溶液での処理によって、容易に、し
かも完全に加水分解することができる。
一般式(III)で表される3−(モノ−またはポリ−
アシルオキシ)アシルアミノ−5−(モノ−またはポリ
−ヒドロキシアルキル)アミノ−2,4,6−トリヨード安
息香酸の反応性誘導体は、一般式(VIII)で表される3
−(モノ−またはポリ−アシルオキシ)アシルアミノ−
2,4,6−トリヨード−イソフタル酸の反応性誘導体。
一般式(VIII): (式中、R1、R4、Yは、前述の通りである。) または、米国特許第4,001,323号や欧州特許第26,281
号に記載されたものに属する誘導体と、ヒドロキシアル
キルアミン類、2−ヒドロキシ−エチルアミン、1,3−
ジヒドロキシ−イソプロピルアミン(セリノール)、2,
3−ジヒドロキシ−プロピルアミン(イソセリノー
ル)、3−アミノ−1,2,4−ブタントリオール、または
対応するN−メチルアミン類、またはN−メチルグルカ
ミン、または、ヒドロキシ基が、好ましくは、キレート
化によって、例えば5−アミノ−2−メチル−2−エチ
ル−1,3−ジオキサン、5−アミノ−1,3−ジオキサン、
5−アミノ−2,2−ジエチル−1,3−ジオキサン、4−ア
ミノメチル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソロン、4−
アミノメチル−2,2−ジエチル−1,3−ジオキソロン、5
−アミノ−6−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−1,3−ジオ
キセパン、または5−アミノ−6−ヒドロキシ−2−エ
チル−2−メチル−1,3−ジオキセパンによって保護さ
れた対応する誘導体との反応によって得られる。
3−(モノ−またはポリ−アシルオキシ)アシルアミ
ノ−2,4,6−トリヨード−イソフタル酸の反応性誘導体
(VIII)は、通常上記アミン類の一つと、塩基性縮合剤
を用いずにモル比約1:2で反応するか、不活性溶媒中
で、塩基性縮合剤を用いてモル比1:2で反応する。好ま
しい溶媒の例として、ジオキサンとテトラヒドロフラン
(THF)を挙げることができる。化合物(VIII)とアミ
ン類との反応によって放出されるHY酸は、アミンによっ
て中和して対応するアンモニウム塩とするか、あるいは
塩基性縮合剤にて中和する。
一般式(III)で表される3−(モノ−またはポリ−
アシルオキシ)アシルアミノ−5−(モノ−またはポリ
−ヒドロキシアルキル)アミノカルボニル−2,4,6−ト
リヨード安息香酸の反応性誘導体の好ましいもののいく
つかは、既に、ドイツ特許第2,805,928号や米国特許第
4,139,605号に記載されている。
本発明の化合物は、X線診断用非イオン性造影剤中の
不透明剤として用いることができる。
本発明の化合物は、薬理上許容される適当なキャリヤ
ー剤に調合することができる。好適なキャリヤー剤の例
として、腸管内または腸管外投与に用いることのできる
もの、例えば、トロメタミンイオン、リン酸塩イオン、
くえん酸塩イオン、および/または重炭酸塩イオンを含
有する緩衝滅菌水溶液や、例えばCl-、HCO3 -、Ca2+、Na
+、K+、Mg2+等の生理学的に許容されるアニオンまたは
カチオンを含有するイオン的にバランスされた溶液を挙
げることができる。本発明の造影剤溶液は、EDTAのナト
リウム塩やカルシウム塩のような生理学的に許容される
キレート剤を少量、0.05乃至2mM/の濃度で、あるい
は、溶液100m当たり5乃至500単位の投与量でヘパリ
ンを、または別の適当な凝固防止剤を含んでもよい。
本発明の造影剤の劣張液は、適当量のMerlis液(“Th
e Am.J.of Phys.",Vol.131,1940,p67−72)を加えるこ
とによって、等張的にバランスすることができる。この
ような造影剤のヨウ素濃度は、目的とする診断用途によ
り、10乃至300mの投与量で、140乃至50mgI/mの範囲
で変わる。
下記の実験例に従って、本発明の原理を示す。
実施例1 1,3−ビス[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
ル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
ル)−アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾ
イル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン: (a)ドイツ特許第2,805,928号の実施例1に記載され
た方法に従って得た124g(0.162モル)の3−(L−2
−アセトキシ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3−ジ
ヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6
−トリヨード−ベンゾイルクロリドを、490mのジメチ
ルホルムアミド(DMF)に溶解する。得られた溶液を0
−5℃に冷却し、これに無水トリブチルアミン32.4g
(0.175モル)を添加し、次いで、7.66g(0.085モル)
の1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシ−プロパンをDMF200m
に溶解した溶液を、撹拌下滴下する。反応物を、撹拌
下1時間0−5℃に維持する。次いで、約20時間室温に
放置する。その後、溶媒を減圧留去する。残査を、酢酸
エチルにて結晶下する。結晶性沈殿物をろ過し、乾燥し
た後、50℃にて水600mに懸濁する。pHを、2NのNaOHで
10.3に調整し、混合物を、プロピオニル残査のアセトキ
シ基が完全に加水分解されるまで撹拌する。得られた溶
液を、イオン交換樹脂(Amberlite 360mとDuolite
A30B 400m)を用いて脱塩する。溶出物を蒸発乾固
し、エチルアルコール600mにて結晶化する。ろ過なら
びに乾燥した後、75.8gの1,3−ビス−[3−(L−2−
ヒドロキシ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3−ジヒ
ドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−
トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−
プロパンを得る。
収率:64%、m.p.:280℃(分解) 元素分析(%): 理論値 C25.47、H2.48、I52.08、N5.76 実測値 C25.47、H2.35、I52.12、N5.53 ▲[α]20 436▼:−6.03゜(c=9.6%H2O) 水への溶解度(20℃):>100%(w/v) TLC:(シリカゲル60 F254、Merck製) 溶離剤:CHCl3/CH3OH/NH4OH 25%=6/3/1 v/v/v,Rf=0.14 HPLC:Rt=12.4分、滴定量=98.5%(面積) クロマトグラフィー条件: カラム:LICHROSORB RP18(Merck製)、 5μ(250×4mm) 溶離剤:(A)H2O、(B)CH3CN 勾配(流速:1m/min、検出器UV254nm): 時間(分):0−3、3−25、25−30 %B :0、0−40、40 (b)前記化合物は、前述の実施例1(a)の方法に従
い、ドイツ特許第2,805,928号の実施例1B(b)に記載
された3−(L−2−アセトキシ−プロピオニル)アミ
ノ−5−(4,4−ジメチル−3,5−ジオキサ−ミクロヘキ
シル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾ
イルクロリド65.2g(0.081モル)と、1,3−ジアミノ−
2−ヒドロキシ−プロパン3.83g(0.042モル)のDMF350
m溶液とを、トリブチルアミン16.2g(0.087モル)の
存在下反応することによっても得ることができる。得ら
れた生成物を、2NのHClで処理し、アセトンを相当する
方法にて除去することにより1,3−ビス−[3−(L−
2−アセトキシ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3−
ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,
6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキ
シ−プロパンに交換する。この生成物を、50℃で水に懸
濁し、pHを、2NのNaOHで10.3に調整し、アセトキシ基が
完全に加水分解されるまで、基本処理を続ける。イオン
交換樹脂に通すことによってイオン種を除去した後、収
率70%で、41.4gの1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロ
キシ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキ
シ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ
ード−ベンジイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパ
ンを得る。
(c)この反応は、DMFの代わりにエチルアルコール(E
tOH)中で行うこともできる。3−(L−2−アセトキ
シ−プロピオニル)−アミノ−5−(1,3−ジヒドロキ
シ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ
ード−ベンゾイルクロリド588g(0.67モル)のEtOH5.8
溶液を、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシ−プロパン3
6.4g(0.404モル)のEtOH2.9溶液と、トリブチルアミ
ン144g(0.777モル)の存在下、室温で反応する。得ら
れた沈殿物をろ過し、水に懸濁し、前記(a)に示した
ように、pH10.3まで2NのNaOHにて処理する。かくして、
収率62.2%で、1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキ
シ−プロピオニル)−アミノ−5−(1,3−ジヒドロキ
シ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ
ード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパ
ン350gを得る。
実施例2 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニ
ル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−
ビス−ヒドロキシメチル−プロパン: (a)ドイツ特許第2,805,928号の実施例10に記載され
た3−アセトキシアセチルアミノ−5−(1,3−ジヒド
ロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−ト
リヨード−ベンゾイルクロリド144g(0.192モル)のDMF
600m溶液を、撹拌下、5℃乃至10℃の温度で、1,3−
ジアミノ−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパン13.
4g(0.10モル)とトリブチルアミン39g(0.21モル)をD
MF80mに溶解した溶液中に滴下する。反応物を、撹拌
下、数時間10−20℃に維持する。その後、激しく撹拌し
ながら酢酸エチル5.5中に注下し、最終生成物を結晶
化する。ろ過、乾燥後、140gの粗1,3−ビス[3−アセ
トキシアセチルアミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イ
ソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−
ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル
−プロパンを得る。
メチルアルコールから結晶した試料は、下記の特性を
有する。
m.p.:284−287℃ 元素分析(%): 理論値 C26.91、H2.58、I48.74、N5.37 実測値 C26.28、H2.70、I48.45、N5.37 (b)粗1,3−ビス−[3−アセトキシアセチルアミノ
−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカ
ルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]
−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパン105gを、水
1.9とメチルアルコール(CH3OH)0.8に希釈し、一
定のpH10.3になるまで1NのNaOH170mと徐々に混合す
る。混合物を、撹拌下、約10時間20℃に維持する。次い
で、メチルアルコールを、減圧留去する。得られた水溶
液を、イオン交換樹脂(Amberlite IR120の160mとDu
olite A30Bの150m)を通すことにより脱塩する。溶
出物を、減圧下、蒸発乾固し、再び水1.2に希釈し、
活性炭で漂白し、1,200mのAmberlite XAD−12により
パーコレートする。生成物を含むフラクションを集め、
乾燥する。かくして、1,3−ビス−[3−ヒドロキシア
セチルアミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
ル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパ
ンを得る。
生成物を水性エチルアルコール80%に溶解し、白濁液
をろ過することにより、不純物を除去する。
収率:26%、m.p.:285℃ 元素分析(%): 理論値 C25.19、H2.45、I51.51、N5.68 実測値 C25.26、H2.60、I51.36、N5.57 TLC:(シリカゲル60 F254 Merck製) 溶離剤:CHCl3/CH3OH/NH4OH 25%=3/2/1 v/v/v,Rf=0.23 HPLC:Rt=9.6分、滴定量=99%(面積) クロマトグラフィー条件: カラム:実施例1と同じ 溶離剤:(A)KH2PO4、0.01M (B)H2O75%+CH3CN25% 勾配(流速:1m/min、検出器UV254nm): 時間(分):0−5、5−15、15−25 %B :20、20−80、80 同様の方法により、下記化合物が得られる。
1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノカルボニル−2,
4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビス−
ヒドロキシメチル−プロパン 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボ
ニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2
−ビス−ヒドロキシメチル−プロパン 実施例3 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
ル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)ア
ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−ア
ミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン: ドイツ特許第2,805,928号の実施例6に記載された3
−(L−2−アセトキシ−プロピオニル)アミノ−5−
(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)アミノカルボニル−
2,4,6−トリヨード−ベンゾイルクロリド197g(0.25モ
ル)を、実施例2(a)に記載された方法に従い、DMF5
00m中、トリブチルアミン55.6g(0.30モル)の存在
下、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシ−プロパン11.3g
(0.125モル)と反応する。実施例2(b)と同様に、
縮合物を加水分解する。同様に、最終生成物の単離、精
製を行って、94.2gの1,3−ビス−[3−(L−2−ヒド
ロキシ−プロピオニル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロ
キシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨー
ド−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン
を得る。
収率:50%、m.p.:278−282℃ 元素分析(%): 理論値 C25.47、H2.48、I52.09、N5.75 実測値 C25.21、H2.53、I51.89、N5.59 TLC:(シリカゲル60 F254 Merck製) 溶離剤:CH3Cl/CH3OH/NH4OH 25%=6/3/1 v/v/v,Rf=0.24 HPLC:Rt=15.4分、滴定量=99.4%(面積) クロマトグラフィー条件: カラム:LICHROSPHER RP18(Merck製) 5μ(250×4mm) 溶離剤:(A)H3PO4、0.1M (B)H2O 50%+CH3CN 50% 勾配(流速:1m/min、検出器、UV254nm): 時間(分):0−5、5−20、20−30、30−35 %B :10、10−28、28−70、70 実施例4 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
ル)アミノ−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブチ
ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
ル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン: ドイツ特許第2,805,928号に記載された公知の方法に
よって得た3−(L−2−アセトキシ−プロピオニル)
アミノ−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブチル)
アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルク
ロリド24g(0.03モル)を、実施例9に記載された方法
に従い、DMF30m中、トリエチルアミン3.8g(0.037モ
ル)の存在下、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシ−プロ
パン1.45g(0.016モル)をDMF30mに溶解した溶液と、
5℃〜8℃で反応する。かくして、掲題化合物7.2gを得
る。
収率:30%、m.p.:250−256℃ 元素分析(%): 理論値 C26.05、H2.65、I50.02、N5.52 実測値 C26.04、H2.95、I49.15、N5.33 ▲[α]20 436▼:−5.01゜(c=10.13%H2O) 水への溶解度(20℃):100%(w/v) TLC:(シリカゲル60 F254 Merck製) 溶離剤:CHCl3/CH3OH/NH4OH 25%=5/4/1 v/v/v,Rf=0.24 1H−NMRスペクトルと13C−NMRスペクトルは、提示構
造と一致する。
実施例5 1,3−ビス[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
ル)アミノ−5−(N−メチル−N−(D−1−デオキ
シ−グルシトール)]アミノカルボニル−2,4,6−トリ
ヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロ
パン: ドイツ特許第2,805,928号に記載された公知の方法に
よって得た3−(L−2−アセトキシ−プロピオニル)
アミノ−5−[N−メチル−N−(D−1−デオキシ−
グルシトール)]アミノカルボニル−2,4,6−トリヨー
ド−ベンゾイルクロリド20.6g(0.024モル)を、実施例
3に記載された方法に従い、DMF100m中に、1,3−ジア
ミノ−2−ヒドロキシ−プロパン1.124g(0.012モル)
とトリエチルアミン2.53g(0.025モル)をDMF30mに溶
解した溶液と反応する。かくして、掲題化合物9.26gを
得る。
収率:47%、m.p.:266℃(分解) 元素分析(%): 理論値 C28.04、H3.14、I45.58、N5.03 実測値 C28.19、H3.29、I45.48、N5.03 ▲[α]20 436▼:−19゜(c=7.04%H2O) 13C−NMRスペクトルは、掲示構造と一致する。
同様の方法により、下記化合物が得られる。
1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオ
ニル)アミノ−5−(N−メチル−N−(1,3−ジヒド
ロキシ−イソプロピル)]アミノカルボニル−2,4,6−
トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−
プロパン: 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオ
ニル)アミノ−5−(N−メチル−N−(2,3−ジヒド
ロキシ−プロピル)]アミノカルボニル−2,4,6−トリ
ヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロ
パン 実施例6 1,3−ビス−[N−メチル−N−(L−2−ヒドロキシ
−プロピオニル)アミノ−5−(2−ヒドロキシ−エチ
ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
ル]−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン: ドイツ特許第2,805,928号に記載された公知の方法に
よって得た3−(L−2−アセトキシ−プロピオニル)
アミノ−5−(2−ヒドロキシ−エチル)アミノカルボ
ニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルクロリド20.85g
(0.025モル)を、実施例3に記載された方法に従い、D
MF80m中、1,3−ビス−(メチルアミノ)−2−ヒドロ
キシ−プロパン1.47g(0.012モル)とトリエチルアミン
2.63g(0.026モル)をDMF30mに溶解した溶液を、5℃
〜室温で反応する。かくして、掲題化合物9.6gを得る。
収率:56%、m.p.:285℃(分解) 元素分析(%): 理論値 C26.03、H2.54、I53、24、N5.88 実測値 C25.86、H2.43、I52.81、N5.78 ▲[α]20 436▼:−3.85゜(c=9.95%H2O) 1H−NMRスペクトルと13C−NMRスペクトルは、提示構
造と一致する。
実施例7 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−(L−2−ヒド
ロキシ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロ
キシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリ
ヨード−ベンゾイル]−アミノ]−2−ヒドロキシ−プ
ロパン: ドイツ特許第2,805,928号に記載された公知の方法に
よって得た3−(L−2−アセトキシ−プロピオニル)
アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)ア
ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルクロ
リド21.4g(0.025モル)を、実施例3に記載された方法
に従い、DMF85m中、1,3−ビス(メチルアミノ)−2
−ヒドロキシ−プロパン1.47g(0.012モル)とトリエチ
ルアミン2.63g(0.026モル)をDMF30mに溶解した溶液
を、5℃〜室温で反応する。かくして、掲題化合物11.1
gを得る。
収率:62%、m.p.:295℃(分解) 元素分析(%): 理論値 C26.60、H2.70、I51.09、N5.64 実測値 C26.31、H2.95、I50.68、N5.48 ▲[α]20 436▼:−3.54゜(c=10.44%H2O) 水への溶解度(22℃):>100%(w/v) 1H−NMRスペクトルと13C−NMRスペクトルは、提示構
造と一致する。
実施例8 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−(L−2−ヒド
ロキシ−プロピオニル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロ
キシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨー
ド−ベンゾイル]−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパ
ン: 実施例7に開示したものと同量の所望の試薬を、同様
の方法で反応して、掲題化合物を得る。かくして、7.9g
の最終生成物を得る。
収率:44%、m.p.:280℃(分解) 元素分析(%): 理論値 C26.60、H2.70、I51.09、N5.64 実測値 C26.32、H2.81、I50.24、N5.44 (H2O=1.54%) ▲[α]20 436▼:−3.2゜(c=9.8%H2O) 水への溶解度(20℃):>100%(w/v) 13C−NMRスペクトルは、提示構造と一致する。
実施例9 1,3−ビス[N−メチル−N−[3−(L−2−ヒドロ
キシ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3,4−トリヒド
ロキシ−2−ブチル)アミノカルボニル−2,4,6−トリ
ヨード−ベンゾイル]−アミノ]−2−ヒドロキシ−プ
ロパン: ドイツ特許第2,805,928号に記載された公知の方法で
得た3−(L−2−アセトキシ−プロピオニル)アミノ
−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブチル)アミノ
カルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルクロリド1
9.9g(0.025モル)を、DMF30m中、トリエチルアミン
3.8g(0.037モル)と混合し、実施例3に記載された方
法に従い、1,3−ビス−(メチルアミノ)−2−ヒドロ
キシ−プロパン1.5g(0.013モル)をDMF25mに溶解し
た溶液と、5℃〜室温で反応する。かくして、掲題化合
物5.68gを得る。
収率:29.5%、m.p.:256℃ 元素分析(%): 理論値 C27.12、H2.86、I49.12、N5.42 実測値 C27.46、H3.15、I48.55、N5.24 ▲[α]20 436▼:−3.16゜(c=9.93%H2O) 1H−NMRスペクトルと13C−NMRスペクトルは、提示構
造と一致する。
実施例10 1−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミ
ノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノ
カルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミ
ノ]−3−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−(2,
3−ジヒドロキシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6
−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ
−プロパン: (a)DMF150mに希釈した3−(L−2−アセトキシ
−プロピオニル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−
イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード
−ベンゾイルクロリド125g(0.163モル)を、0〜10℃
に温度を保ちながら、1−トリフルオロアセチルアミノ
−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパントリフルオロア
セテート45.6g(0.152モル)とトリエチルアミン35.8g
(0.35モル)を溶解した溶液に滴下する。混合物を、10
℃で8時間撹拌する。ろ過後、溶液を蒸発乾固し、塩化
メチレン(CH2Cl2)3に希釈する。縮合生成物を沈殿
させた後、ろ過し、実施例2(b)に記載された方法に
従って、保護基を加水分解により除去する。得られた生
成物を、強酸性樹脂(Amberlite IR120(950m))に
固定し、次いで、2M NH4OH約6で溶出することによ
り精製する。溶媒を留去した後、1−[3−(L−2−
ヒドロキシ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3−ジヒ
ドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−
トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−
3−アミノ−プロパン76.5gを得る。
収率:65% 酸滴定量:99.4%、m.p.:211% (b)3−アセトキシアセチルアミノ−5−(2,3−ジ
ヒドロキシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6−ト
リヨード−ベンゾイルクロリド73.5g(0.098m)をDMF
500mに溶かしたものを、5〜10℃の温度で、(a)で
得た生成物76g(0.098モル)とトリエチルアミン11.1g
(0.11モル)をDMF500mに溶解した溶液を徐々に滴下
する。混合物を20時間撹拌した後、ろ過、乾燥する。残
査を、水1.9とメチルアルコール0.8に溶解した後、
実施例2(b)に記載された方法に従い、加水分解し、
精製を行う。かくして、1−[3−(L−2−ヒドロキ
シ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ
−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨー
ド−ベンゾイル−アミノ]−3−[3−ヒドロキシアセ
チルアミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)ア
ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−ア
ミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン92gを得る。
収率:64.8%、m.p.:300℃ 元素分析(%): 理論値 C24.88、H2.37、I52.58、N5.80 実測値 C24.70、H2.29、I52.15、N5.74 ▲[α]20 436▼:−2.9゜(c=10%H2O) TLC:(シリカゲル60 F254 Merck製) 溶離剤:CHCl3/CH3OH/NH4OH25%=6/3/1 v/v/v,Rf=0.18 HPLC:Rt=13.6分、滴定量=97.5%(面積) クロマトグラフィー条件: カラム:実施例1と同じ 溶離剤:(A)K2PO4、1M (B)KH2PO4 0.01M50%+CH3CN50% 勾配(流速:1m/min、検出器UV254nm): 時間(分):0−6、6−25、25−30 %B :2、2−80、80 実施例11 1−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−(1,3,4−
トリヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボニル−2,4,
6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−3−[3−
(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミノ−5−
(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニ
ル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−
ヒドロキシ−プロパン: 実施例10に記載された方法によって、掲題化合物を得
る。
すなわち、3−アセトキシアセチルアミノ−5−(1,
3,4−トリヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボニル
−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルクロリド8.58g(0.11
モル)をDMF60mに溶かしたものを、実施例10(a)に
従って得た1−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオ
ニル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
ル−アミノ]−2−ヒドロキシ−3−アミノ−プロパン
8.54g(0.011モル)とトリエチルアミン2.22g(0.022モ
ル)をDMF60mに溶解した溶液と反応し、目的化合物を
与える。かくして、掲題化合物8.75gを得る。
収率:51%、m.p.:283℃(分解) 元素分析(%): 理論値 C25.19、H2.45、I51.51、N5.68 実測値 C24.13、H2.72、I48.88、N5.32 (H2O=2.71%) ▲[α]20 436▼:−2.6゜(c=10.44%H2O) 水への溶解度(25℃):>100%(w/v) 13C−NMRスペクトル、提示構造と一致する。
実施例12 1−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミ
ノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノ
カルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミ
ノ]−3−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
ル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)ア
ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−ア
ミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン: 実施例10に記載された方法に従い、3−(L−2−ア
セトキシ−プロピオニル)アミノ−5−(2,3−ジヒド
ロキシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ
ード−ベンゾイルクロリド8.75g(0.01モル)をDMF60m
に溶かしたものを、実施例10(a)に従って得た1−
[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミノ−
5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカル
ボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−
2−ヒドロキシ−3−アミノ−プロパン7.76g(0.01モ
ル)とトリエチルアミン2.02g(0.02モル)をDMF60m
に溶解した溶液を反応し、目的化合物を与える。かくし
て、掲題化合物8.15gを得る。
収率:55%、m.p.:287℃(分解) 元素分析(%): 理論値 C25.46、H2.48、I52.08、N5.75 実測値 C25.49、H2.34、I51.67、N5.73 ▲[α]20 436▼:−5.67゜(c=10.01%H2O) 水への溶解度(20℃):>100%(w/v) 13C−NMRスペクトルは、提示構造と一致する。
実施例13 1−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミ
ノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノ
カルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミ
ノ]−3−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
ル)アミノ−5−(N−メチル−N−(D−1−デオキ
シ−グルシトール)]アミノカルボニル−2,4,6−トリ
ヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロ
パン: 実施例10に記載された方法に従い、3−(L−2−ア
セトキシ−プロピオニル)−5−(N−メチル−N−
(D−1−デオキシ−グルシトール)]アミノカルボニ
ル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルクロリド6.9g(0.0
08モル)をDMF50mに溶かしたものを、実施例10(a)
に従って得た1−[(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
ル)−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミ
ノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミ
ノ]−2−ヒドロキシ−3−アミノ−プロパン6.13g
(0.008モル)とトリエチルアミン1.6g(0.016モル)を
DMF50mに溶解した溶液を反応し、目的化合物を与え
る。かくして、掲題化合物4.2gを得る。
収率:34%、m.p.:285℃(分解) 元素分析(%): 理論値 C26.84、H2.83、I48.62、N5.37 実測値 C27.29、H2.92、I48.62、N5.22 ▲[α]20 436▼:−11.9゜(c=5.0%H2O) 水への溶解度(20℃):>100%(w/v) 13C−NMRスペクトルは、提示構造と一致する。
実施例14 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ)−5−
(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニ
ル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−
ヒドロキシ−プロパン: ドイツ特許第2,805,928号の実施例10にに記載された
3−アセトキシアセチルアミノ−5−(1,3−ジヒドロ
キシ−イ ソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−
ベンゾイルクロリド1125g(0.15モル)を、DMF400mlに
溶かしたものを、実施例2に記載された方法に従い、ト
リエチルアミン16.7g(0.165モル)と1,3−ジアミノ−
2−ヒドロキシ−プロパン7.13g(0.075モル)と反応す
る。
かくして、1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルア
ミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミ
ノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルーアミ
ノ]−2−ヒドロキシ−プロパン63gを得る。
収率:56%、m.p.:>280℃ 元素分析(%): 理論値 C24.49、H2.25、I53.10、N5.86 実測値 C24.19、H2.28、I53.26、N5.83 TLC:(シリカゲル 60 F254 Merck製) 溶離剤:CHCl3/CH3OH/NH4OH 25%=3/2/1 v/v/v,Rf=0.60 HPLC:Rt=7.1分、滴定量=99%(面積) クロマトグラフィー条件:実施例2と同じ 実施例15 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボ
ニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2
−ヒドロキシープロパン: ドイツ特許第2,805,928号に記載された公知の方法に
よって得た3−アセトキシアセルアミノ−5−(1,3,4
−トリヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボニル−2,
4,6−トリヨード−ベンゾイルクロリド23.4g(0.03モ
ル)を、DMF25mに溶かしたものを、実施例2に記載さ
れた方法に従い、トリエチルアミン3.8g(0.037モル)
と1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシ−プロパン1.45g(0.
016モル)と反応する。
かくして、掲題化合物4.7gを得る。
収率:21%、m.p.:275℃ 元素分析(%): 理論値 C24.92、H2.43、I50.96、N5.62 実測値 C24.93、H2.50、I49.98、N5.53 水への溶解度(20℃): 100% (w/v) 同様の方法により、下記化合物が得られる。
1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ)−5
−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)アミノカルボニル
−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒ
ドロキシ−プロパン 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ)−5
−[N−メチル−N−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロ
ピル)]アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベン
ゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ)−5
−[N−メチル−N−(2,3−ジヒドロキシ−プロピ
ル)]アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾ
イル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン 実施例16 1,3−ビス−[N−メチルーN−(3−ヒドロキシア
セチルアミノ)−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−
ブチル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベン
ゾイル]−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン: 3−アセトキシアセチルアミノ−5−(1,3,4−トリ
ヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボニル−2,4,6−
トリヨード−ベンゾイルクロリド23.4g(0.03モル)をD
MF25mに溶かしたものを、実施例2に記載された方法
に従い、トリエチルアミン3.8g(0.037モル)と1,3−ビ
ス−(メチルアミノ)−2−ヒドロキシ−プロパン1.9g
(0.016モル)と反応する。かくして、掲題化合物7gを
得る。
収率:30%、m.p.:263℃ 元素分析(%): 理論値 C26.04、H2.65、I50.02、N5.52 実測値 C26.12、H2.69、I50.86、N5.57 水への溶解度(20℃):100%(w/v) 実施例17 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−ヒドロキシア
セチルアミノ−5−[N−メチル−N−(R−1−デオ
キシ−グルシトール)]アミノカルボニル−2,4,6−ト
リヨード−ベンゾイル]アミノ]−2−ヒドロキシ−プ
ロパン: ドイツ特許第2,805,928号に記載された公知の方法に
よって得た3−アセトキシアセチルアミノ−5−[N−
メチル−N−(D−1−デオキシ−グルシトール)]ア
ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルクロ
リド24g(0.028モル)を、DMF100mに溶かしたもの
を、実施例2に記載された方法に従い、1,3−ビス−
(メチルアミノ)−2−ヒドロキシ−プロパン1.65g
(0.014モル)とトリエチルアミン2.93g(0.029モル)
をDMF30mに溶解した溶液と反応する。かくして、掲題
化合物10.14gを得る。
収率: 41%、m.p.:276℃(分解) 元素分析(%): 理論値 C28.04、H3.14、I45.58、N5.03 実測値 C27.95、H3.21、I45.48、N4.97 ▲[α]20 436▼: −12.6゜(c=10.6% H2O) 水への溶解度(25℃):>100%(w/v) 13C−NMRスペルトルは、提示構造と一致する。
同様の方法により、下記化合物が得られる。
1,3−ビス−[N−メチル−N−(3−ヒドロキシア
セチルアミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
ル]−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン 1,3−ビス−[N−メチル−N−(3−ヒドロキシア
セチルアミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)
アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル]
−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン 実施例18 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−ヒドロキシア
セチルアミノ−5−[N−メチル−N−(1,3−ジヒド
ロキシ−イソプロピル)]アミノカルボニル−2,4,6−
トリヨード−ベンゾイル]−アミノ]−2−ヒドロキシ
−プロパン: ドイツ特許第2,805,928号に記載された公知の方法に
よって得た3−アセトキシアセチルアミノ−5−[N−
メチル−N−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)]
アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルク
ロリド21.31g(0.025モル)を、DMF95mに溶かしたも
のを、実施例2に記載された方法に従い、1,3−ビス−
(メチルアミノ)−2−ヒドロキシ−プロパン1.47g
(0.12モル)とトリエチルアミン2.63g(0.026モル)を
DMF30mに溶解した溶液と反応する。かくして、掲題化
合物8.1gを得る。
収率:45%、m.p.290℃ 元素分析(%): 理論値 C26.98、H2.86、I50.33、N5.55 実測値 C26.29、H3.01、I50.21、N5.24 (H2O=1.02%) 水への溶解度(25℃):100%(w/v) 13C−NMRスペクトルは、掲示構造と一致する。
実施例19 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシア
セチル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロ
ピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾ
イル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン: (a)欧州特許第26,281号の実施例11に記載された3−
(N−メチル−N−アセトキシアセチル)アミノ−2,4,
6−トリヨード−イソフタロイルジクロリド46g(0.065
モル)を無水テトラヒドロフラン(THF)250mに溶か
したものを、1,3−ジヒドロキシ−イソプロピルアミン1
2.6g(0.138モル)をTHF100mに溶かしたものに滴下す
る。混合物を、撹拌しながら3時間室温に保持する。そ
の後、ろ過し、減圧下に蒸発乾固する。残査は、3−
(N−メチル−N−アセトキシアセチル)アミノ−5−
(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニ
ル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルクロリド50.4gより
成る。
(b)(a)で得た3−(N−メチル−N−アセトキシ
アセチル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプ
ロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベン
ゾイルクロリド50g(約0.065モル)をDMF200mに希釈
したものを、実施例1に記載された方法に従い、1,3−
ジアミノ−2−ヒドロキシ−プロパン3g(0.034モル)
をDMF100mに溶かしたものと反応する。かくして、1,3
−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシアセチ
ル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
ルーアミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン21gを得る。
収率:44.2%、m.p.:>250℃ 元素分析(%): 理論値 C25.47、H2.48、I52.08、N5.75 実測値 C25.82、H2.60、I52.37、N5.62 TLC:(シリカゲル 60 F254 Merck製) 溶離剤:CHCl3/CH3OH/NH4OH 25%=6/3/1 v/v/v,Rf=0.23 HPLC:Rt=14.6分、滴定量=96.7%(面積) クロマトグラフィー条件:実施例2と同じ (c)この生成物は、実施例14に既に記載された化合物
をN−メチル化することによっても得ることができる。
すなわち、1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミ
ノ)−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミ
ノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミ
ノ]−2−ヒドロキシ−プロパン14.3g(0.01モル)を
無水DMF500mに溶かしたものを、撹拌しながらナトリ
ウムチラート1.08g(0.02モル)をメチルアルコール30m
lに溶解した溶液と混合する。3時間後、メチルアル
コールを留去する。過剰量のヨウ化メチルを加え、溶液
を、室温で1日撹拌する。その後、反応液を、撹拌しな
がら酢酸エチル600mに注下し、粗生成物を沈殿する。
ろ過、水への希釈後、イオン交換樹脂(Amberlite IR
120と同IRA400)に通して脱塩する。溶出液を活性炭
で処理し、蒸発乾固する。
かくして、1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒ
ドロキシアセチル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ
−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨー
ド−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン
7g(収率:47.9%)を得る。この化合物は、方法(b)
で得たものと同一である。
同様の方法によって、下記化合物が得られる。
1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−(L−2−ヒ
ドロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(1,3,4−ト
リヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボニル−2,4,6
−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ
−プロパン 実施例20 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−(L−2−ヒド
ロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(1,3−ジヒド
ロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−ト
リヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プ
ロパン: 実施例1に記載された1,3−ビス−[3−(L−2−
ヒドロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(1,3−ジ
ヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6
−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ
−プロパン80.4g(0.055モル)をDMF900mに溶解し、
撹拌しながら1Mのナトリウムメチラート132mをメチル
アルコール(0.132モル)に溶かしたものと混合する。
メチルアルコールを留去する。その後、ジメチル硫酸2
3.7gを、5℃の温度で滴下する。撹拌を1時間行った
後、溶媒を減圧留去する。粗生成物を酢酸エチルに希釈
し、固体粉を生成し、ろ過し、水に希釈した後、イオン
交換樹脂(Amberlite IR 120とDuolite A 30B)に
通して脱塩する。溶液を蒸発乾固し、次いで沸騰エチル
アルコールに溶解する。数日後、1,3−ビス−[3−
(N−メチル−N−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
ル)]アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
ル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン62gが析出す
る。
収率:75.6%、m.p.:>300℃(分解) 元素分析(%): 理論値C26.60、H2.70、I51.10、N5.64 実測値C26.58、H2.75、I50.95、N5.60 ▲[α]20 436▼:+29.7゜(c=10% H2O) TLC:(シリカゲル 60 F254 Merck製) 溶離剤:CHCl3/CH3OH/NH4OH 25%=6/3/1 v/v/v,Rf=0.16 実施例21 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−(L−2−ヒド
ロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(2,3−ジヒド
ロキシープロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ
ード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパ
ン: DMF250m中、実施例3に記載された生成物102g(0.0
7モル)を、実施例20に記載された方法に従い、1Mのナ
トリウムメチラート150mをメチルアルコール(0.15モ
ル)に溶かしたものとメタンスルホン酸メチル30g(0.2
7モル)と反応する。
かくして、1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−
(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−
(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)アミノカルボニル−
2,4,6−トリヨードーベンゾイル−アミノ]−2−ヒド
ロキシ−プロパン42.6gを得る。
収率:41%、m.p.:284℃ 元素分析(%): 理論値 C26.50、H2.70、I51.10、N5.64 実測値 C26.24、H2.80、I50.88、N5.47 実施例22 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシアセ
チル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)
アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−
アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン: 欧州特許第26.281号の実施例11に記載された3−(N
−メチルーN−アセトキシアセチル)アミノ−2,4,6−
トリヨード−イソフタロイルジクロリド23g(0.032モ
ル)を、実施例19(a)に記載された方法に従い、2,3
−ジヒドロキシ−プロピルアミン5.8g(0.064モル)をT
HFに溶かしたものを反応する。得られた生成物は、3−
(N−メチル−N−アセトキシアセチル)アミノ−5−
(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)アミノカルボニル−
2,4,6−トリヨード−ベンゾイルクロリドであり、これ
を、DMF中で、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシ−プロパ
ン1.5g(0.016モル)と反応する。得られた生成物を、
実施例1の方法に従い、単離、精製して、1,3−ビス−
[3−(N−メチル−N−ヒドロキシアセチル)アミノ
−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)アミノカルボ
ニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2
−ヒドロキシ−プロパン11gを得る。
収率:47%、m.p.:295℃(分解) 元素分析(%): 理論値C25.47、H2.48、I52.08、N5.75 実測値C25.97、H2.50、I51.71、N5.77 同様な方法によって、下記化合物が得られる。
1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシア
セチル)アミノ−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−
ブチル)]アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベ
ンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン 実施例23 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
ル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
ル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパ
ン: 実施例2に記載された方法に従い、3−(L−2−ア
セトキシ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3−ジヒド
ロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−ト
リヨード−ベンゾイルクロリドを、DMF中で1,3−ジアミ
ノ−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパンと反応し
て目的物を与える。
収率:65%、m.p.:285℃(分解) 元素分析(%): 理論値C26.32、H2.68、I50.55、N5.58 実測値C26.21、H2.72、I50.31、N5.53 TLC:(シリカゲル 60 F254 Merck製) 溶離剤:CHCl3/CH3OH/NH4OH 25%=6/3/1 v/v/v,Rf=0.12 HPLC: Rt=17.7分、滴定量=98%(面積) クロマトグラフィー条件:実施例3と同じ 実施例24 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
ル)アミノ−5−(N−メチル−N−(D−1−デオキ
シ−グルシトール)]アミノカルボニル−2,4,6−トリ
ヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキ
シメチル−プロパン: 実施例2に記載された方法に従い、3−(L−2−ア
セトキシ−プロピオニル)アミノ−5−(N−メチル−
N−(D−1ーデオキシ−グルシトール)]アミノカル
ボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイルクロリド10g
(0.011モル)をDMF50中mに溶かしたものを1,3−ジ
アミノ−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパン1.19g
(0.006モル)とトリブチルアミン4.94g(0.027モル)
をDMF20mに溶かしたものと反応する。かくして掲題化
合物を11.5gを得る。
収率:58% 元素分析(%): 理論値C28.72、H3.29、I44.41、N4.90 実測値C28.60、H3.33、I44.37、N4.85 13C−NMRスペクトルは、掲示構造と一致する。
同様の方法によって、下記化合物が得られる。
1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオ
ニル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)
アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−
アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパン 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオ
ニル)アミノ−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブ
チル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾ
イル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロ
パン 実施例25 1,3−ビス−[3−[N−メチル−N−(L−2−ヒド
ロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(1,3−ジヒド
ロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−ト
リヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロ
キシメチル−プロパン: 実施例23に記載された生成物を、実施例19(c)の方
法に従い、ナトリウムメチラートとCH3IによりN−メチ
ル化する。
収率:65.5%m.p.:>300℃ 元素分析(%): 理論値C27.40、H2.89、I49.63、N5.48 実測値C27.38、H2.91、I49.47、N5.45 ▲[α]20 436▼:+26.7゜(c=10% H2O) 同様の方法によって、下記化合物が得られる。
1,3−ビス−[3−[N−メチル−N−(L−2−ヒ
ドロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(2,3−ジヒ
ドロキシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリ
ヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキ
シメチル−プロパン 1,3−ビス−[3−[N−メチル−N−(L−2−ヒ
ドロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(1,3,4−ト
リヒドロキシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6−
トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビスーヒド
ロキシメチル−プロパン 実施例26 1,3−ビス−[N−メチル−N−(3−[N−メチル−
N−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)]アミノ−
5−(2−ヒドロキシ−エチル)アミノカルボニル−2,
4,6−トリヨード−ベンゾイル]アミノ]−2−ヒドロ
キシ−プロパン: 実施例6に記載された生成物を、実施例19(c)の方
法に従い、ナトリウムメチラートとCH3IによりN−メチ
ル化する。
収率:58% m.p.:280℃ 元素分析(%): 理論値 C28.18、H2.76、I52.22、N5.76 実測値 C27.25、H2.77、I52.14、N5.91 13C−NMRスペクトルは、提示構造と一致する。
実施例27 1,3−ビス−[N−メチル−N−(3−[N−メチル−
N−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)]アミノ−
5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカル
ボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル]アミノ]−
2−ヒドロキシ−プロパン: 実施例7に記載された生成物を、実施例19(c)の方
法に従い、ナトリウムメチラートとCH3IによりN−メチ
ル化する。
収率:54% m.p.:285℃(分解) 元素分析(%): 理論値 C27.69、H2.92、I50.15、N5.53 実測値 C25.25、H3.23、I48.72、N5.27 (H2O=2.7%) 水への溶解度(20℃):100%(w/v) 13C−NMRスペクトルは、提示構造と一致する。
実施例28 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシアセ
チル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
ル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパ
ン: 実施例2に記載された生成物を、密閉系にて、撹拌し
ながら2当量のNaOH、次いで、過剰量のCH3BrのDMF溶液
と1日反応する。その後、実施例19(c)に記載された
方法に従って、後処理を行う。
収率:54%、m.p.:>285ー288℃ 元素分析(%): 理論値 C26.32、H2.68、I50.55、N5.58 実測値 C25.90、H2.80、I50.12、N5.53 TLC:(シリカゲル 60 F254 Merck製) 溶離剤:CHCl3/CH3CH/NH4OH 25%=3/2/1 v/v/v,Rf=0.26 HPLC:Rt=15.5分、滴定量=97.7%(面積) クロマトグラフィー条件:実施例2と同じ 同様の方法によって、下記化合物が得られる。
1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシア
セチル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピ
ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
ル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパ
ン 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシア
セチル)アミノ−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−
ブチル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベン
ゾイル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プ
ロパン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−146431(JP,A) 特開 昭53−119842(JP,A) 特開 平1−96160(JP,A) 特表 昭61−500549(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN) (54)【発明の名称】 1,3−ビス−[3−(モノ−またはポリ−ヒドロキシ)アシルアミノ−5−(モノ−またはポ リ−ヒドロキシアルキル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ−ド−ベンゾイル−アミノ ]−ヒドロキシ−またはヒドロキシアルキル−プロパン類、それらの製造法、およびそれらを含 有する造影剤

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で表される対称および非
    対称1,3−ビス−[3−(モノ−またはポリ−ヒドロキ
    シ)アシルアミノ−5−(モノ−またはポリ−ヒドロキ
    シアルキル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−
    ベンゾイル−アミノ]−ヒドロキシ−またはヒドロキシ
    アルキル−プロパン類、およびそれらのエナンチオマ
    ー、ジアステレオアイソマーおよび/またはロータマ
    ー。 一般式(I): 上記式中、 R、R′は、同一でも異なってもよく、1乃至2個のOH
    基を含む、直鎖状または分枝状モノ−またはポリ−ヒド
    ロキシアルキルC1−C3残基を表わし、 R1、R2、R3は、同一でも異なってもよく、HまたはCH3
    を表わし、 R1′、R2′、R3′は、同一でも異なってもよく、Hまた
    はCH3を表わし、 Alkyl(OH)1-5は、式−CH(CH2OH)CH(OH)CH2OH、−
    CH(CH2OH)、−CH2CH(OH)CH2CH、−CH2(CHOH)4C
    H2OH、または−CH2CH2OHで表される基の一つを表わし、 Xは、式−CH(OH)−、−CH(CH2OH)−、−C(OH)
    −(CH2OH)−、または−C(CH2OH)で表される基の
    一つを表わし、 AとBは、同一でも異なってもよい。
  2. 【請求項2】R2、R2′、R3、R3′が水素を表し、そして
    AおよびBの二つの残基が同じである、請求の範囲第1
    項記載の化合物。
  3. 【請求項3】R1、R1′、R2、R2′、R3、R3′が水素を表
    し、そしてAおよびBの二つの残基が同じである、請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  4. 【請求項4】R2、R2′、R3、R3′が水素を表し、Alkyl
    (OH)1-5が1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル基または
    2,3−ジヒドロキシ−プロピル基を表し、Xが−CH(O
    H)−基を表し、そしてAおよびBの二つの残基が同じ
    である、請求の範囲第1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】下記の群から選ばれる請求の範囲第1項乃
    至第4項記載の化合物: 1,3−ビス−[3−(2−ヒドロキシ−プロピオニル)
    アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)ア
    ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−ア
    ミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
    ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
    ル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
    (1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニ
    ル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−
    ビス−ヒドロキシメチル−プロパン、 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)ア
    ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−ア
    ミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)アミノ−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブチ
    ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
    ル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミ
    ノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノ
    カルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミ
    ノ]−3−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−(2,
    3−ジヒドロキシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6
    −トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ
    −プロパン、 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
    (2,3−ジヒドロキシ−プロピル)アミノカルボニル−
    2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビス
    −ヒドロキシメチル−プロパン、 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
    (1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボ
    ニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2
    −ビス−ヒドロキシメチル−プロパン、 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)−アミノ−5−(N−メチル−N−(1,3−ジヒド
    ロキシ−イソプロピル)]アミノカルボニル−2,4,6−
    トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−
    プロパン、 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)−アミノ−5−(N−メチル−N−(2,3−ジヒド
    ロキシ−プロピル)]アミノカルボニル−2,4,6−トリ
    ヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロ
    パン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−(L−2−ヒド
    ロキシ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロ
    キシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリ
    ヨード−ベンゾイル]アミノ]−2−ヒドロキシ−プロ
    パン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−(L−2−ヒド
    ロキシ−プロピオニル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロ
    キシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨー
    ド−ベンゾイル]アミノ]−1−ヒドロキシ−プロパ
    ン、 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
    (1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニ
    ル−2,4,6−トリヨードベンゾイル−アミノ]−2−ヒ
    ドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
    (2,3−ジヒドロキシ−プロピル)アミノカルボニル−
    2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒド
    ロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
    (1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボ
    ニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2
    −ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
    [N−メチル−N−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
    ル)]アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾ
    イル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−
    [N−メチル−N−(2,3−ジヒドロキシ−プロピ
    ル)]アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾ
    イル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−ヒドロキシアセ
    チルアミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
    ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
    ル]アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−ヒドロキシアセ
    チルアミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)ア
    ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル]ア
    ミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシアセ
    チル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
    ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
    ル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−[N−メチル−N−(L−2−ヒド
    ロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(1,3,4−トリ
    ヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボニル−2,4,6−
    トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−
    プロパン、 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−(L−2−ヒド
    ロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(1,3−ジヒド
    ロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−ト
    リヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プ
    ロパン、 1,3−ビス−[3−[N−メチル−N−(L−2−ヒド
    ロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(2,3−ジヒド
    ロキシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ
    ード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパ
    ン、 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシアセ
    チル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)
    アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−
    アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシアセ
    チル)アミノ−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブ
    チル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾ
    イル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
    ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
    ル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパ
    ン、 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)ア
    ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−ア
    ミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパン、 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)アミノ−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブチ
    ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
    ル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパ
    ン、 1,3−ビス−[3−[N−メチル−N−(L−2−ヒド
    ロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(1,3−ジヒド
    ロキシ−イソプロピル)アミノカルボニル−2,4,6−ト
    リヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロ
    キシメチル−プロパン、 1,3−ビス−[3−[N−メチル−N−(L−2−ヒド
    ロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(2,3−ジヒド
    ロキシ−プロピル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ
    ード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシ
    メチル−プロパン、 1,3−ビス−[3−[N−メチル−N−(L−2−ヒド
    ロキシ−プロピオニル)]アミノ−5−(1,3,4−トリ
    ヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボニル−2,4,6−
    トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビス−ヒド
    ロキシメチル−プロパン、 1,3−ビス−[3−[N−メチル−N−ヒドロキシアセ
    チル)アミノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピ
    ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
    ル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパ
    ン、 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシアセ
    チル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)
    アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−
    アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロパン、 1,3−ビス−[3−(N−メチル−N−ヒドロキシアセ
    チル)アミノ−5−(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブ
    チル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾ
    イル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキシメチル−プロ
    パン、 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)アミノ−5−(N−メチル−N−(D−1−デオキ
    シ−グルシトール)]アミノカルボニル−2,4,6−トリ
    ヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロ
    パン、 1,3−ビス−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)アミノ−5−[N−メチル−N−(D−1−デオキ
    シ−グルシトール)]アミノカルボニル−2,4,6−トリ
    ヨード−ベンゾイル−アミノ]−2,2−ビス−ヒドロキ
    シメチル−プロパン、 1−[3−ヒドロキシアセチルアミノ−5−(1,3,4−
    トリヒドロキシ−2−ブチル)アミノカルボニル−2,4,
    6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−3−[3−
    (L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミノ−5−
    (1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボニ
    ル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−
    ヒドロキシ−プロパン、 1−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミ
    ノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノ
    カルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミ
    ノ]−3−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)アミノ−5−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)ア
    ミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−ア
    ミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミ
    ノ−5−(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノ
    カルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミ
    ノ]−3−[3−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニ
    ル)アミノ−5−[N−メチル−N−(D−1−デオキ
    シ−グルシトール)]アミノカルボニル−2,4,6−トリ
    ヨード−ベンゾイル−アミノ]−2−ヒドロキシ−プロ
    パン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−ヒドロキシアセ
    チルアミノ−5−[1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブチ
    ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
    ル]アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−ヒドロキシアセ
    チルアミノ−5−[N−メチル−N−(1,3−ジヒドロ
    キシ−イソプロピル)]アミノカルボニル−2,4,6−ト
    リヨード−ベンゾイル]アミノ]−2−ヒドロキシ−プ
    ロパン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−ヒドロキシアセ
    チルアミノ−5−[N−メチル−N−(D−1−デオキ
    シ−グルシトール)]アミノカルボニル−2,4,6−トリ
    ヨード−ベンゾイル]アミノ]−2−ヒドロキシ−プロ
    パン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−(L−2−ヒド
    ロキシ−プロピオニル)アミノ−5−(2−ヒドロキシ
    −エチル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベ
    ンゾイル]アミノ]−2−ヒドロキシ−プロパン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−(L−2−ヒド
    ロキシ−プロピオニル)アミノ−5−(1,3,4−トリヒ
    ドロキシ−2−ブチル)アミノカルボニル−2,4,6−ト
    リヨード−ベンゾイル]アミノ]−2−ヒドロキシ−プ
    ロパン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−(N−メチル−
    N−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミノ−5
    −(2−ヒドロキシ−エチル)アミノカルボニル−2,4,
    6−トリヨード−ベンゾイル]アミノ]−2−ヒドロキ
    シ−プロパン、 1,3−ビス−[N−メチル−N−[3−(N−メチル−
    N−(L−2−ヒドロキシ−プロピオニル)アミノ−5
    −(1,3−ジヒドロキシ−イソプロピル)アミノカルボ
    ニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル]アミノ]−2
    −ヒドロキシ−プロパン、
  6. 【請求項6】一般式(I)で表される1,3−ビス−[3
    −(モノ−またはポリ−ヒドロキシ)アシルアミノ−5
    −(モノ−またはポリ−ヒドロキシアルキル)アミノカ
    ルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイル−アミノ]
    −ヒドロキシ−またはヒドロキシアルキル−プロパンの
    製造法において; 下記の一般式(II)で表される1,3−ジアミノ−ヒドロ
    キシ−またはヒドロキシアルキル−プロパンを、直接ま
    たは多段方法にて、下記の一般式(III)で表される3
    −(モノ−またはポリ−アシルオキシ)アシルアミノ−
    5−(モノ−またはポリ−ヒドロキシアルキル)アミノ
    カルボニル−2,4,6−トリヨード安息香酸の反応性誘導
    体と反応させて、下記の一般式(IV)で表される生成物
    を、下記方法(a)または(b)の何れか一つの方法で
    生成し、 一般式(II): R3−HN−CH2−X−CH2−NH−R3′ (II) (上記式中、R3、R3′は、HまたはCH3を表し、Xは、
    式−CH(OH)−、−CH(CH2OH)−、−C(OH)(CH2O
    H)−、または−C(CH2OH)−で表される基の一つを
    表し、そしてアミノ基の一つは、適当な保護基によって
    保護されてもよい。) 一般式(III): (上記式中、 R1、R2は、HまたはCH3を表し、 R4は、炭素数3乃至13で、1乃至2個C2−C5低級アシル
    オキシ基を含有する直鎖状または分枝状モノ−またはポ
    リ−アシルオキシアルキルC1−C13残基を表わし、 Alkyl(OH)1-5は、式−CH2(CHOH)4CH2OH、−CH2CH
    (OH)CH2OH、−CH(CH2OH)CH(OH)CH2OH、−CH2CH2O
    H、または−CH(CH2OH)で表される基の一つを表わす
    か、或いはヒドロキシ基は、好ましくはアセタール基ま
    たはケタール基によって保護されてもよく、 CO−Yは、混合無水物残基を表し、好ましくは、ハロゲ
    ノカルボニル基を表す。) 一般式(IV): (式中、R1、R2、R3、R1′、R2′、R3′、R4、Alkyl(O
    H)1-5およびXは、前記の意味を表し、R5は、Rまたは
    R4と同じであってもよい。) 方法(a): 一般式(II)の化合物と、一般式(III)の化合物をモ
    ル比1:2で、溶媒中、塩基性縮合剤の存在下反応させ
    て、R5がR4に相当する式(IV)の化合物を直接得る。 方法(b): 2個のアミノ基の1つが適当な保護基で保護されている
    式(II)の化合物と、式(III)の化合物をモル比1:1
    で、溶媒中、塩基性縮合剤の存在下で反応させ、保護基
    を加水分解させた後、対応する下記の式(V)で表され
    る1−[3−(モノ−またはポリ−ヒドロキシ)アシル
    アミノ−5−(モノ−またはポリ−ヒドロキシアルキ
    ル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−ベンゾイ
    ル−アミノ]−3−アミノ−ヒドロキシアルキル誘導体
    を得、 一般式(V): (式中、R、R1、R2、R3、R3′、Alkyl(OH)1-5および
    Xは、前記の意味を表す。) そしてこの化合物(V)を、次いで、塩基性縮合剤の存
    在下、式(III)の誘導体と反応させて、R5がRに相当
    する所望の化合物(IV)を得る、 前記合成方法(a)または(b)にて得た化合物(IV)
    を、保護基を加水分解することによって、対応する式
    (I)の化合物に変換し、もし、2個のR1とR1′がHを
    表す場合、所望によりアルカリ性媒体中でN−メチル化
    することを特徴とする製造法。
  7. 【請求項7】R1、R1′がCH3を表す一般式(I)の化合
    物の製造法において、R1、R1′が水素である一般式
    (I)の化合物を、アルキル性媒体中、ハロゲン化メチ
    ル、硫酸ジメチル、スルホン酸メチル、または炭酸ジメ
    チルで処理することによってメチル化することを特徴と
    する製造法。
  8. 【請求項8】請求の範囲の第1項乃至第5項に記載され
    た1,3−ビス−[3−(モノ−またはポリ−ヒドロキ
    シ)アシルアミノ−5−(モノ−またはポリ−ヒドロキ
    シアルキル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨード−
    ベンゾイル−アミノ]−ヒドロキシ−またはヒドロキシ
    アルキル−プロパンを少なくとも1種、不透明剤として
    含有する非イオン性X線造影剤。
JP3517985A 1990-11-16 1991-11-15 1,3−ビス−[3−(モノ−またはポリ−ヒドロキシ)アシルアミノ−5−(モノ−またはポリ−ヒドロキシアルキル)アミノカルボニル−2,4,6−トリヨ−ド−ベンゾイル−アミノ]−ヒドロキシ−またはヒドロキシアルキル−プロパン類、それらの製造法、およびそれらを含有する造影剤 Expired - Fee Related JP2977613B2 (ja)

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