JP2975173B2 - カラーフイルターの保護膜用材料及びその硬化物 - Google Patents

カラーフイルターの保護膜用材料及びその硬化物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶の表示装置或は撮像
素子に使われるカラーフイルターの保護膜用樹脂組成
物、R、G、B,(赤、緑、青)用バインダーなどに適
しているカラーフイルターの保護膜用材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーフイルターの段差を平滑に
するために、及び後工程での薬品処理や加熱からカラー
フイルターを保護する目的で、印刷或はスピンコート法
等によりカラーフイルターの表面上に保護膜を設けてい
る。この様な保護膜用の樹脂としては、現在、アクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂又はエポキシ系樹脂が用いられ
ている。更に、耐熱性を改良したポリイミド系樹脂(例
えば特開平1−156371号公報参照)が提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記アクリル系樹脂及
びウレタン系樹脂は、耐熱性が小さく更に耐薬品性が劣
るため、膜を形成させた後の加工工程で制約を受ける。
一方、エポキシ系樹脂或はポリイミド系樹脂は、耐熱
性、耐薬品性等には優れているが、熱硬化性のため、保
護膜の微細パターン形成には適していないという問題が
ある。本発明の目的は、微細パターンの形成が容易で、
耐熱性、密着性が良好で、ITO(インジウム・チンオ
キサイド)膜を作製の時にシワの発生がない良好な保護
膜(硬化膜)を与えるカラーフイルター保護膜に適する
紫外線硬化性のカラーフイルターの保護膜用材料及びそ
の硬化物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、本発明に到達し
た。
【0005】即ち本発明は 1.式(1)で示されるエポキシ化合物
【0006】
【化2】
【0007】と(メタ)アクリル酸の反応物を更に多塩
基性カルボン酸又はその無水物と反応させて得られる化
合物である不飽和基含有カルボン酸化合物(A)、
(A)成分以外のエチレン性不飽和基含有化合物(B)
及び光重合開始剤(C)を含むことを特徴とするカラー
フイルターの保護膜用材料、 2.第1項記載のカラーフイルターの保護膜用材料の硬
化物、に関する。
【0008】次に本発明のカラーフイルターの保護膜
材料の各構成成分について説明する。本発明に使用する
不飽和基含有カルボン酸化合物(A)は式(1)で示さ
れるエポキシ化合物と(メタ)アクリル酸の反応物と多
塩基性カルボン酸又はその無水物を反応させることによ
り得ることができる。式(1)で示されるエポキシ化合
物は、例えば新日鉄化学(株)製、カルドエポキシ樹
脂、ESF−300(エポキシ当量246、軟化点76
℃)、シェル化学(株)製、Rss−1079等として
既に市販されているので、かかる市販品を使用すること
ができる。
【0009】式(1)で示されるエポキシ化合物と(メ
タ)アクリル酸との反応は、エポキシ化合物のエポキシ
基の1化学当量に対して好ましくは(メタ)アクリル酸
約0.8〜1.5化学当量、特に好ましくは約0.9〜
1.1化学当量となる比で反応させ、反応時に希釈剤と
して、ブチルセロソルブアセテート、メチルエチルケト
ン、エチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテ
ート、イソプロピルセロソルブアセテート、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ソルベントナフサ等の溶
剤類又はカルビトール(メタ)アクリレート、フェノキ
シエチル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、トリス(ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の反
応性単量体等を使用するのが好ましい。更に反応を促進
させるために触媒(例えばトリエチルアミン、ベンジル
ジメチルアミン、メチルトリエチルアンモニウムクロラ
イド、トリフェニルスチビン、トリフェニルホスフィン
等)を使用することが好ましく、該触媒の使用量は反応
原料混合物に対して好ましくは0.1〜10重量%、特
に好ましくは0.3〜5重量%である。反応中の重合を
防止するために、重合防止剤(例えばメトキノン、ハイ
ドロキノン、フェノチアジン等)を使用するのが好まし
く、その使用量は反応原料混合物に対して好ましくは
0.01〜1重量%、特に好ましくは0.05〜0.5
重量%である。反応温度は好ましくは60〜150℃、
特に好ましくは、80〜120℃である。又反応時間は
好ましくは5〜60時間、特に好ましくは10〜50時
間である。
【0010】次にエポキシ化合物と(メタ)アクリル酸
の反応物と多塩基性カルボン酸又はその無水物(例えば
マレイン酸、コハク酸、イタコン酸、フタル酸、テトラ
ヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘキサ
ヒドロフタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル
酸、クロレンド酸、メチルテトラヒドロフタル酸、トリ
メリット酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸等及びこれらの酸の無水物等)との反応は、前
記エポキシ化合物と(メタ)アクリル酸の反応物の水酸
基に対して水酸基1化学当量あたり前記の酸又はその無
水物を好ましくは0.05〜1.00化学当量反応させ
る。反応温度は好ましくは60〜150℃、特に好まし
くは80〜100℃である。不飽和基含有カルボン酸化
合物の酸価(mgKOH/g)は30〜250が好ましく、特
に好ましくは50〜150である。本発明の樹脂組成物
又はソルダーレジスト樹脂組成物(以下、まとめて「組
成物」という)に含まれる不飽和基含有カルボン酸化合
物の量は組成物中10〜90重量%が好ましく、特に2
0〜80重量%が好ましい。
【0011】本発明に使用する(A)成分以外のエチレ
ン性不飽和基含有化合物(B)は、具体的には、例えば
前記の反応性単量体、エポキシ樹脂(例えばフェノール
ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エ
ポキシ樹脂、トリス・フェノールメタン系エポキシ樹
脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフエノール
F型エポキシ樹脂等)と(メタ)アクリル酸の反応物で
あるエポキシ(メタ)アクリレート或は、これらエポキ
シ(メタ)アクリレートと前記多塩基性カルボン酸又は
その無水物の反応物等を挙げることができる。それら
(B)成分の使用量は、(A)成分100重量部に対し
て5〜300重量部が好ましく、特に好ましくは10〜
200重量部である。
【0012】次に光重合開始剤(C)の代表的なものと
しては、例えば
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】等の共重合開始剤やベンゾイン、ベンジ
ル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル、アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2
−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−
フェニルアセトフエノン、1,1−ジクロロアセトフェ
ノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2
−モルフォリノ−プロパン−1−オン、N,N−ジメチ
ルアミノアセトフェノン、2−メチルアントラキノン、
2−エチルアントラキノン、2−tertブチルアントラキ
ノン、1−クロロアントラキノン、2,4−ジエチルチ
オキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサント
ン、アセトフエノンジメチルケタール、ベンゾフェノ
ン、メチルベンゾフェノン、2−トリクロロメチル−5
−(p−メトキシスチリル)−1,3,4−オキサジア
ゾール、4,4´−ビスジエチルアミノベンゾフェノ
ン、2−トリクロロメチル−4−アミノ−6−p−メト
キシスチリル−S−トリアジン等を挙げることができ
る。これらは、単独或は2種以上を組合せて用いること
ができる。更にかかる光重合開始剤(C)は、N,N−
ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジメ
チルアミノ安息香酸イソアミルエステル、トリエタノー
ルアミン、トリエチルアミンの様な公知慣用の光増感剤
を単独或は2種以上を組合せて用いることができる。光
重合開始剤(C)の使用量は、(A)成分+(B)成分
の総量100重量部に対して、約0.5〜20重量部が
好ましく、特に好ましくは1〜10重量部である。
【0018】本発明のカラーフイルターの保護膜用材料
には、塗布性能をあげるために前記の希釈剤としての溶
剤類の任意量を使用することができる。
【0019】本発明のカラーフイルターの保護膜用材料
には、更に必要に応じて、顔料(例えばアントラキノン
系顔料、ペリレン系顔料、ジスアゾ系顔料、イソインド
リン系顔料、ハロゲン化フタロシアニン系顔料、カーボ
ン、チタンカーボン、酸化鉄等)、シランカップリング
剤、光安定剤、酸化防止剤、メラミン樹脂(例えばヘキ
サメトキシメラミン等)、エポキシ樹脂(例えばフェノ
ールノボラツク型エポキシ樹脂、クレゾールノボラツク
型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂等)
とエポキシ硬化剤(例えばアミン化合物類、イミダゾー
ル化合物類、フェノール類、光カチオン重合触媒等)を
使用することができる。本発明のカラーフイルターの保
護膜用材料は、各成分を常温〜80℃で混合、分散、溶
解して得ることができる。
【0020】本発明のカラーフイルターの保護膜用材料
の硬化物の常法により、紫外線照射により得ることがで
きる。具体的には例えば低圧又は高圧水銀灯、キセノン
灯等を用いて紫外線を照射して得ることができる。
【0021】本発明のカラーフイルターの保護膜用材料
は、カラーフイルターの保護膜用樹脂組成物及びカラー
フイルターのR,G,B用バインダーとして有用であ
る。次に本発明で得られるカラーフイルターの保護膜
材料の使用方法について説明する。あらかじめガラス又
は固体撮像素子等の基板上にゼラチン、グルーなどの天
然高分子又はアクリル樹脂等の合成高分子からなる感光
性組成物を、印刷或はスピンコート等の方法で塗布、パ
ターン化され、染色されることにより形成されたカラー
フイルター或は基板上に、顔料の分散されたアクリル樹
脂、ポリエステル樹脂又はメラミン樹脂等の合成高分子
を、印刷或はスピンコート等の方法で塗布、パターン化
され、形成されたカラーフイルター上に本発明のカラー
フイルターの保護膜用材料を印刷或はスピンコート等の
方法により塗布し、必要に応じて溶剤を常温〜80℃で
乾燥し、次いでネガマスクを置き、紫外線を照射し、硬
化させ、次いでテトラメチルアンモニウムハイドロオキ
サイド水溶液、炭酸ソーダ水溶液等の希アルカリ水溶液
で塗膜の未照射部分を溶解除去し、次いで必要に応じて
150〜200℃で加熱することによって、パターン形
成された保護膜を有するカラーフイルターを得ることが
できる。本発明のカラーフイルターの保護膜用材料から
得られた硬化膜は、カラービデオカメラ、液晶カラーT
V等に用いられるカラーフイルターの保護膜として特に
好適である。
【0022】本発明のカラーフイルターの保護膜用材料
を用いた場合、微細パターンの形成が容易で、その硬化
物(硬化膜)は耐熱性、密着性に優れ、硬化物の上にI
TO膜を作製してもシワの発生がない。
【0023】
【実施例】以下本発明を実施例により更に具体的に説明
する。不飽和基含有カルボン酸化合物(A)の合成例
【0024】合成例1 前記式(1)で示されるエポキシ化合物(新日鉄化学
(株)製、カルドエポキシ樹脂、ESF−300、エポ
キシ当量246、軟化点76℃)246部、アクリル酸
72部、メトキノン0.16部及びトリフェニルホス
フィン1.1部、カルビトールアセテート237.6部
を加え、95℃まで昇温させ30時間反応させた。次い
で、更にテトラヒドロ無水フタル酸122部を仕込み、
95℃で20時間反応させ、固型分の酸価(mgKOH/g)
105で、粘度240ポイズ(25℃)の不飽和基含有
カルボン酸化合物を得た。
【0025】合成例2 式(1)で示されるエポキシ化合物とアクリル酸の反応
物である次の式(6)で示される化合物
【0026】
【化7】
【0027】(新日鉄化学(株)製、カルドエポキシア
クリレート樹脂、ASF−400)606部、無水マレ
イン酸127.4 カルビトールアセテート394.9
部を仕込み、90℃で20時間反応させ、固型分酸価
(mgKOH/g)103で、粘度195ポイズ(25℃)の
不飽和基含有カルボン酸化合物を得た。
【0028】合成例3 前記式(6)で示される化合物(新日鉄化学(株)製、
カルドエポキシアクリレート樹脂、ASF−400)6
06部、無水フタル酸266.4部、カルビトールアセ
テート470部を仕込み、95℃で30時間反応させ、
固型分酸価(mgKOH/g)119で、粘度 290ポイズ
(25℃)の不飽和基含有カルボン酸化合物を得た。
【0029】合成例4 前記式(1)で示されるエポキシ化合物(新日鉄化学
(株)製、カルドエポキシ樹脂、ESF−300、エポ
キシ当量246、軟化点76℃)246部、メタクリル
酸 82部、メトキノン0.17部及びメチルトリエチ
ルアンモニウムクロライド1.2部、カルビトールアセ
テート239.8部を加え、95℃で30時間反応させ
た。次いで、更にヘキサヒドロ無水フタル酸116部を
仕込み、95℃で20時間反応させ、固型分の酸価(mg
KOH/g)98で、粘度250ポイズ(25℃)の不飽和
基含有カルボン酸化合物を得た。
【0030】実施例1〜4、比較例1 表1に示す配合組成(数値は重量部で表示)に従って各
配合成分を混合することにより本発明のカラーフイルタ
の保護膜用材料を得た。これをガラス板上にスピンコ
ートにより1〜3μmの膜厚で塗布後、塗膜を70℃で
10分間乾燥し、ネガフイルムを塗膜に接触させないよ
うにして置き、次いで5kw超高圧水銀灯を使用して、
紫外線を照射し、次いで1%炭酸ソーダ水溶液で塗膜の
未照射部分を溶解除去し、現像性について評価した。
(溶解速度の速いものは○、溶解しないか又はきわめて
溶解速度の遅いものを×として表した。)次に未照射部
分を溶解除去したものを180℃で1時間乾燥器中に放
置した後、ガラス板上に形成された硬化物(硬化膜)の
耐熱性、ITO膜の作製の時のシワの発生、密着性(初
期)についてJISK5400により評価し、更に10
0℃の熱水中に1時間放置した後の密着性(熱水処理
後)について評価した。
【0031】 表1 実施例 比較例 1 2 3 4 1 (A)合成例1で得た不飽和基含有 成分 カルボン酸化合物 138.5 69.3 合成例2で得た不飽和基含有 カルボン酸化合物 107.7 合成例3で得た不飽和基含有 カルボン酸化合物 107.7 合成例4で得た不飽和基含有 カルボン酸化合物 38.4 (B)KAYARAD DPHA*1 10 20 20 30 10 成分 〃 R−5027*2 15.4 150 (C)イルガキュアー907 *3 3 3 3 3 3 成分 エチルセロソルブアセテート 352 357 362 352 340 シランカップリング剤 1 1 1 1 1 KBM-5103 *4 ヘキサメトキシメラミン 3 2−エチル−4−イミダゾール (エポキシ硬化剤) 2 EPPN−201 *5 10 現像性 ○ ○ ○ ○ ○ 耐熱性 ○ ○ ○ ○ △ ITO膜の作製時のシワの発生 ○ ○ ○ ○ × 密着性 初期 100/100 100/100 100/100 100/100 100/100 熱水処理後 100/100 85/100 100/100 100/100 10/100
【0032】 注 *1 KAYARAD DPHA:日本化薬(株)製、ジペンタエリスト ール ペンタ及びヘキサアクリレート混合物 *2 KAYARAD R−5027 日本化薬(株)製 フェノール・ノボラック型エポキシアクリレートと二塩基酸無水物 の反応物、ブチルセロソルブアセテート40重量%含有品、酸価 68.5(mgKOH/g)。 *3 イルガキュアー907:チバ・ガイギー社製、光重合開始剤 *4 シランカップリング剤 KBM−5103:信越化学(株)製、 シランカップリング剤 *5 EPPN−201:日本化薬(株)製、フェノール・ノボラツク型 エポキシ樹脂
【0033】表から明らかなように本発明のカラーフイ
ルターの保護膜用材料を用いると微細パターン化が可能
で、その硬化膜は高温に放置しても着色が少なく、IT
O膜の作製の時のシワの発生がなく、密着性に優れ、カ
ラーフイルター保護膜用に適している。
【0034】
【発明の効果】微細化パターンの作製が容易で、その硬
化物が高温における放置による着色性、ITO膜作製時
の防しわ性、基盤との密着性等にすぐれた熱又は光硬化
性のカラーフイルターの保護膜用材料が得られた。この
カラーフイルターの保護膜用材料はカラーフイルターの
保護膜用として特に適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03F 7/027 515 G03F 7/027 515 7/031 7/031 (56)参考文献 特開 平4−351674(JP,A) 特開 平3−205417(JP,A) 特開 平3−106918(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 220/30,20/30 C08F 222/10 - 222/28 C08F 22/10 - 22/28 G02B 5/20 5/20 101 G03F 7/004 - 7/033

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で示されるエポキシ化合物 【化1】 と(メタ)アクリル酸の反応物を更に多塩基性カルボン
    酸またはその無水物と反応させて得られる化合物である
    不飽和基含有カルボン酸化合物(A)、(A)成分以外
    のエチレン性不飽和基含有化合物(B)及び光重合開始
    剤(C)を含むことを特徴とするカラーフイルターの保
    護膜用材料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラーフイルターの保護
    用材料の硬化物。
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