JP2973142B2 - チップ部品供給装置用スプロケットの製造方法 - Google Patents

チップ部品供給装置用スプロケットの製造方法

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JP2973142B2
JP2973142B2 JP3174343A JP17434391A JP2973142B2 JP 2973142 B2 JP2973142 B2 JP 2973142B2 JP 3174343 A JP3174343 A JP 3174343A JP 17434391 A JP17434391 A JP 17434391A JP 2973142 B2 JP2973142 B2 JP 2973142B2
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謙治 小林
忠男 川原
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Mitsui Kinzoku Kyushu Kiko Co Ltd
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Mitsui Kinzoku Kyushu Kiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ部品供給装置用
スプロケットの製造方法に関するものであり、特に、チ
ップ型電子部品をプリント基板に自動装着する自動チッ
プマウンターに、前記チップ型電子部品を供給する部品
供給装置のテープ送り用スプロケットの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特開昭62−146861号公
報等には、チップ型電子部品を封入した部品搬送テープ
と、該テープに所定のピッチで形成された部品収納凹部
と、前記テープに所定ピッチで形成された送り孔と、該
送り孔に係合して前記テープを間欠的に送り出すスプロ
ケットなどの構造について記載されている。前記公知の
ものは、図1〜図4に示した構造であり、図1のように
所定ピッチで形成された部品収納凹部Aを有する下部テ
ープBの上面に、前記部品収納凹部Aと重合する位置の
透孔Dを有する中間テープCを接着し、該中間テープC
には所定ピッチの送り孔Eを形成し、前記中間テープC
の上面に蓋テープFを剥離自在に取付けて搬送テープG
を形成する。前記送り孔Eは正円形状である。しかし
て、図2において、Hは搬送テープGを送る間欠回転の
スプロケットであり、搬送テープGの下側に位置する
が、その送りピンIは前記正円形状の送り孔Eに係合さ
せるため、1本ごとに、特に製造した先端円錐形の丸棒
構造(直径約 1.5mm)であり、これをスプロケットHの
円盤部分Jの外周に形成した嵌合孔に外側からハンマー
で叩き込んで取付けていた。なお、Kは駆動用の送り爪
が係合するスプロケットHのラチェット歯車である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記部品供給装置は、
例えばプリント基板を製造するときに用いられるもの
で、搬送テープGの送り出し作動には驚くほどの正確さ
が要求され、少しの誤差もなく搬送テープGを搬送させ
るために、正円形状の送り孔Eに係合するスプロケット
Hの送りピンIは、プレス打抜加工により製造容易な先
端角錐形の角ピンL(図4)とはせず、前記図2の構成
のように、削り出しにより製造する先端円錐形の丸棒と
していたのである。それゆえ、前記スプロケットHは、
かなり高価となる課題を有していた。本発明は、公知例
のような別制作の送りピンIの打込構成とはしないで、
プレス加工による手段だけで、先端円錐形の送りピンI
が形成できないものかという研究から出発したものであ
る。プレス打抜だけでスプロケットHを製造することが
できると、手間が掛らないから非常に安価になるばかり
でなく、ラチェット歯車Kをついでに形成したとき、ラ
チェット歯車Kと送りピンIとの相対位置のずれもなく
なり、搬送テープGの送り出し位置をより正確にでき
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって本発明は、素材鉄
板をプレス打抜加工により打ち抜いて中心に軸孔1を中
心より外れた位置に係合孔2を有する同一厚さの円盤状
の基本鉄板3を形成し、該基本鉄板3をプレス押出成形
により押圧して上半部分に部品供給装置の送り爪と噛合
するラチェット歯車4を下半部分に肉薄部5を同芯状に
形成し、前記肉薄部5の外周縁をプレス打抜加工により
打ち抜いて所定数のピンブランク6を形成し、前記ピン
ブランク6をプレス加工により潰して先端を円錐形また
は半球形にした直径約1.5mmの丸棒状の送りピン7
を形成するチップ部品供給装置用スプロケットの製造方
法を要旨とするものである。
【0005】
【実施例】本発明の製造方法を説明すると、約4mm程度
の厚さの素材鉄板をコンパウンド型により打ち抜いて、
図5のように、中心に軸孔1を、中心より外れた位置に
係合孔2を有する同一厚さの円盤状の基本鉄板3を形成
する(第1工程)。前記係合孔2は以後の加工工程にお
いて位置決め用として使用されるもので、位置・形状・
大きさ・数は任意であるが、図では、軸孔1を挟んだ基
本鉄板3の中心線上の対称位置に2か所設けている。
【0006】このようにして得られた基本鉄板3は、押
出成形型により押圧して、図7および図8のように、上
半部分に部品供給装置の送り爪と噛合するラチェット歯
車4を軸孔1を中心に形成し、下半部分は圧延して約
1.8mmの肉薄部5ができるように加工する(第2工
程)。前記ラチェット歯車4は前記係合孔2を基準に形
成して、係合孔2とラチェット歯車4の相対位置を確保
する。このように、ラチェット歯車4を押出成形するこ
とにより歯車の係合面が、打ち抜き加工によるものに比
べて滑らかになり、送り爪との噛み合い・送り精度が向
上する。
【0007】つぎに、コンパンド型の打ち抜きにより、
圧延した肉薄部5の外周縁に送りピン用のピンブランク
6を所定数だけ形成する(第3工程)。該ピンブランク
6も前記係合孔2を基準に形成して、係合孔2(ラチェ
ット歯車4)とピンブランク6の相対位置を確保する。
各ピンブランク6の大きさは、前記肉薄部5の厚さと製
造すべき送りピン7の大きさとから求められ、本実施例
では後述する理由により、ピンブランク6の体積が送り
ピン7の体積より僅かに大きくなるようにしている。
【0008】第4工程は、前記ピンブランク6をプレス
して送りピン7にツブシ加工する工程である。該送りピ
ン7は先端を円錐形または半球形(最先端部分は端面と
しても可)に形成した直径約 1.5mmの丸棒状であり、そ
の形状及び形成位置には極めて正確な加工が要求され
る。
【0009】本工程で使用する上金型8および下金型9
には、前記送りピン7の形状を上下半分づつ彫り込む
が、この作業は好適には、放電加工により行うと容易に
実施できる。先ず、上金型8および下金型9には前記軸
孔1および係合孔2に対応する中心孔および位置決め孔
を形成し、これらの孔を基準に放電加工用の放電ピンと
金型の位置合わせを行いながら送りピン7の形状を順次
彫り込む。このようにして形成した上金型8と下金型9
によりピンブランク6を挟持してツブシ加工を行うと、
所望の送りピン7が得られる。
【0010】なお、上金型8と下金型9によりツブシ加
工を行うとき、ピンブランク6の体積と送りピン7の体
積とが厳密に同一の場合には、送りピン7の外周にはバ
リまたは凹みはできないことになるが、前記したよう
に、本実施例ではピンブランク6の体積を送りピンの体
積より僅かに大きくし、送りピン7の外周にバリが生じ
るようにしてある。これは、上下の割金型8、9でツブ
シ加工を行った際の型割の跡を残すよりも、バリを生じ
させこれをカッティングなどの所望の手段により切除し
た方が商品性が向上するためである。
【0011】しかしながら、逆に、ピンブランク6の体
積を送りピンの体積より僅かに小さくし、送りピン7の
外周に凹みを生じさせることにより、バリ取り作業を省
略することもでき、このようにしても、正円形状の搬送
テープの送り孔と略円形状の送りピン7との係合である
から、略正円に近い接触面が確保できるため、係合ガタ
も生じず、搬送テープの送り出し位置に誤差は生じな
い。
【0012】以上のようにして得られたスプロケットに
は、所望に応じてバレル処理・焼き入れ処理・メッキ処
理等の後処理を施す。
【0013】以上の説明では一連の作業をプレス加工で
行う場合を説明したが、第3工程までの製品を、焼結成
形または粉末成形により形成し、これらを第4工程によ
り処理しても同様の効果が期待できる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明は、素材鉄板をプ
レス打抜加工により打ち抜いて中心に軸孔1を中心より
外れた位置に係合孔2を有する同一厚さの円盤状の基本
鉄板3を形成し、該基本鉄板3をプレス押出成形により
押圧して上半部分に部品供給装置の送り爪と噛合するラ
チェット歯車4を下半部分に肉薄部5を同芯状に形成
し、前記肉薄部5の外周縁をプレス打抜加工により打ち
抜いて所定数のピンブランク6を形成し、前記ピンブラ
ンク6をプレス加工により潰して先端を円錐形または半
球形にした直径約1.5mmの丸棒状の送りピン7を形
成するチップ部品供給装置用スプロケットの製造方法を
要旨としたため、プレス打抜だけでスプロケットHを製
造することができ、大量生産により手間が掛らないから
非常に安価になるばかりでなく、ラチェット歯車4と送
りピン7との相対位置のずれもなくなり、搬送テープの
送り出し位置をより正確にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 搬送テープの公知例図。
【図2】 搬送テープとスプロケットの公知例図。
【図3】 同拡大図。
【図4】 スプロケットの公知例図。
【図5】 第1工程後の平面図。
【図6】 同側面図。
【図7】 第2工程後の平面図。
【図8】 同側面図。
【図9】 第3工程後の平面図。
【図10】 同側面図。
【図11】 第4工程後の平面図。
【図12】 同断面図。
【図13】 金型の要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…軸孔、2…係合孔、3…基本鉄板、4…ラチェット
歯車、5…肉薄部、6…ピンブランク、7…送りピン、
8…上金型、9…下金型部、A…部品収納凹部、B…下
部テープ、C…中間テープ、D…透孔、E…送り孔、F
…蓋テープ、G…搬送テープ、H…スプロケット、I…
送りピン、J…円盤部分、K…ラチェット歯車、L…角
ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 13/02 H05K 13/02 B (56)参考文献 特開 昭63−237901(JP,A) 特開 昭62−28128(JP,A) 特開 平1−157730(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 15/14 B21D 28/02 B65H 20/20 F16H 55/30 B65H 41/00 H05K 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材鉄板をプレス打抜加工により打ち抜
    いて中心に軸孔1を中心より外れた位置に係合孔2を有
    する同一厚さの円盤状の基本鉄板3を形成し、該基本鉄
    板3をプレス押出成形により押圧して上半部分に部品供
    給装置の送り爪と噛合するラチェット歯車4を下半部分
    に肉薄部5を同芯状に形成し、前記肉薄部5の外周縁を
    プレス打抜加工により打ち抜いて所定数のピンブランク
    6を形成し、前記ピンブランク6をプレス加工により潰
    して先端を円錐形または半球形にした直径約1.5mm
    の丸棒状の送りピン7を形成するチップ部品供給装置用
    スプロケットの製造方法。
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