JPH0662172B2 - プラスチックキャリアテープおよびその製造方法 - Google Patents

プラスチックキャリアテープおよびその製造方法

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JPH0662172B2
JPH0662172B2 JP63142762A JP14276288A JPH0662172B2 JP H0662172 B2 JPH0662172 B2 JP H0662172B2 JP 63142762 A JP63142762 A JP 63142762A JP 14276288 A JP14276288 A JP 14276288A JP H0662172 B2 JPH0662172 B2 JP H0662172B2
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武士 山本
弘至 川島
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、チップ化された電子部品、例えば、抵抗、コ
ンデンサ、半導体素子、あるいはバリコン、ボリュム等
を、自動挿入機等により、電子機器に装着する時に都合
がよいプラスチックキャリアテープおよびその製造方法
に関するものである。
以下、チップ化された電子部品等は、上記部品を指すも
のである。
〔従来の技術〕
電子機器に使用されている電子部品は、小型化が進み、
チップ化されるようになった。このようなチップ化され
た電子部品を人手によって電子機器に装着することは、
高度の技術と時間とを必要とした。
しかし、自動挿入機の開発が進むにしたがい、キャリア
テープに実装されているチップ化された電子部品は、自
動挿入機によって電子機器に人手を使用せずに短時間で
正確に取り付けられるようになった。
このように、チップ化された電子部品が自動挿入機によ
って電子機器に取り付けられるためには、自動挿入機と
キャリアテープとの精度が問題になる。
そこで、キャリアテープにおけるチップ化された電子部
品を収納するくぼみ穴の位置およびキャリアテープ送り
孔の位置は、EIAJ(日本電子機械工業会規格)によ
って定められている。
そして、チップ化された電子部品の小型化が進むにした
がい、自動挿入機も小型化高速化が進むにしたがい、自
動挿入機も小型化高速化が進むようになった。
第2図は従来のプラスチックキャリアテープ説明図、第
2図(イ)はキャリアテープの外観図、第2図(ロ)は
(イ)図A−A断面図である。
第2図において、1はプラスチックテープ、2はチップ
化された電子部品を収容するくぼみ穴、3はキャリアテ
ープ送り孔、dはキャリアテープの送り孔の直径を示
す。
このような従来例におけるプラスチックキャリアテープ
の製造方法を説明する。
第一工程において、プラスチックテープ1にキャリアテ
ープ送り孔3が、規定の直径dとなるように孔あけ加工
が行なわれる。
第2工程において、所定の場所に図示されていないチッ
プ化された電子部品を収容するくぼみ穴2を設けるため
の押し出し加工が図示されていない金型により行なわれ
る。
そして、第1工程および第2工程は、プラスチック1の
割れを防ぐため、熱間加工を行なうのが普通である。
このようにしてできたキャリアテープCのくぼみ穴2に
は、チップ化された電子部品が挿入され、その上にプラ
スチックフイルムを貼り、チップ化された電子部品の実
装が終る。
実装の終ったキャリアテープCは、巻かれて出荷され、
組立工場において自動挿入機によってキャリアテープC
からチップ化された電子部品が真空ピンセットにより自
動的に取り出されて電子機器のプリント配線基板等に取
付けられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、チップ化された電子部品が小型化されるにした
がい、自動挿入機も小型化されるようになってきた。す
なわち、自動挿入機において、キャリアテープは、径の
小さい案内あるいは駆動用のスプロケット歯車を通過す
る。この時、キャリアテープの厚さが厚い場合には、キ
ャリアテープの送り孔とスプロケットの直径とが同じで
は、スプロケットの回転時にキャリアテープの送り孔は
割れる恐れがある。そのため、普通はキャリアテープの
送り孔を大きめにしておく。しかし、大きめの送り孔
は、キャリアテープがスプロケットから脱落したりある
いは正確なキャリアテープの給送には問題があった。
厚いキャリアテープ、あるいは紙と比較した場合のプラ
スチックテープには、その柔軟性が少なくなるので、キ
ャリアテープは、歯車に沿って曲ることができずに歯車
のスプロケットから外れてしまうという事故が起きると
いう問題があった。
また、キャリアテープが小さい径の駆動歯車を通過する
時、キャリアテープは、バネのような作用をしてチップ
化された電子部品が跳ねてキャリアテープとプラスチッ
クフイルムとの間から飛び出る事故が起きるという問題
があった。
さらに、プラスチックテープの加工は、その割れを防ぐ
ために熱を加える工程が余分に必要であるという問題が
あった。
本発明は、以上のような問題を解決するためのものであ
り、径の小さい駆動歯車におけるスプロケットに沿って
キャリアテープが高速で移動しても、キャリアテープの
送り孔がスプロケットからはずれることのないプラスチ
ックキャリアテープおよびその製造方法を提供すること
を目的とする。
本発明は、冷間加工を行なっても、キャリアテープに割
れが生じないプラスチックキャリアテープおよびその製
造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、プラスチックテ
ープにチップ化された電子部品を収容するくぼみ孔と、
拡大穴を有する送り孔と、からなることを特徴とする。
本発明は、プラスチックテープに、貫通孔をかける第一
工程と、前記貫通孔の真上からキャリアテープの送り孔
より大きい拡大穴を押し出し加工する第二工程と、前記
拡大穴の中心に規定の大きさのキャリアテープの送り孔
をあける第三工程と、チップ化された電子部品を収容す
るくぼみ穴を作る第四工程と、からなることを特徴とす
る。
〔実施例〕
第1図は、本発明のプラスチックキャリアテープにおけ
る送り孔の製造方法説明図で、キャリアテープの送り孔
の一部を拡大した断面図を示す。
第1図(イ)は第一工程を、第1図(ロ)は第二工程
を、第1図(ハ)は第三工程を示す。
第1図において、1はプラスチックテープ、2はチップ
化された電子部品を収容するくぼみ穴、3はキャリアテ
ープの送り孔で、dはその直径、4は貫通孔で、fはそ
の直径、5は拡大孔で、eはその直径を示す。
第一工程において、プラスチックテープ1でキャリアテ
ープ送り孔3が設けられるべき位置に、直径が第1図
(イ)図示fの如き貫通孔4の穴あけ加工が行なわれ
る。
第2工程において、前記貫通孔4の真上に、直径が第1
図(ロ)図示eの如き拡大穴5を設けるための押し出し
加工を行なう。
第3工程において、第2工程の押し出し加工で、直径が
第1図(ロ)図示gの如く細くなった貫通孔4を、直径
が第1図(ハ)図示dの如く規定の大きさのキャリアテ
ープ送り孔3となるように孔あけ加工を行なう。このよ
うにしてできたキャリアテープの送り孔3は、次工程の
チップ化された電子部品を収容するくぼみ穴2を作るた
めの位置決め用孔(パイロット孔)の役割りを果す。
拡大穴5の大きさは、図示されていない駆動歯車の大き
さによりきめられる。
第四工程において、図示されていない所定の場所にチッ
プ化された電子部品を収容するくぼみ穴2を設けるため
の押し出し加工を行なう。
なお、キャリアテープCの厚さは普通1mmのものが多い
が、厚いものもあるので、その厚さと拡大穴5の深さと
を変えて実験した結果、第1図(ハ)に図示の如く、拡
大穴5の深さiは、プラスチックテープ1の半分、すな
わち、h=iの時、駆動歯車のスプロケットが送り孔3
に正確に入り、キャリアテープCがスプロケットから脱
落することがなかった。しかし、拡大穴5の深さがプラ
スチックテープ1に対して1/4ないし3/4でも効果
はあった。
したがって、キャリアテープCの送り孔3とスプロケッ
トの直径とをほぼ同じにすることができる。
さらに、プラスチックテープ1の断面に対してその角部
を切削して、傾斜部あるいはアールを設けたので、キャ
リアテープCに柔軟性が生じ、キャリアテープCがスプ
ロケットからなお一層脱落しないようにすることができ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、キャリアテープの送り孔に拡大穴を設
けて、送り孔との間に段差を付けたので、径の小さいス
プロケットにおいてもキャリアテープがスプロケットか
ら脱落することがなく、送り孔とスプロケットの直径と
にガタを少なくすることができるから、キャリアテープ
の正確な給送が可能である。
本発明によれば、プラスチックテープの断面角部を切削
して、柔軟性をもたせたので、拡大穴と合わせて一層の
高速なキャリアテープの給送が可能である。
本発明によれば、プラスチックテープに貫通孔をあけた
後、その貫通孔の真上から押し出し加工を行なうので、
冷間加工であるにもかかわらず、プラスチックテープが
割れることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のプラスチックキャリアテープにおけ
る送り孔の製造方法説明図で、キャリアテープの送り孔
の一部を拡大した断面図を示す。 第1図(イ)は第一工程を、第1図(ロ)は第二工程
を、第1図(ハ)は第三工程を示す。 第2図は従来のプラスチックキャリアテープ説明図、第
2図(イ)はキャリアテープの外観図、第2図(ロ)は
(イ)図A−A断面図である。 図中、 C……キャリアテープ 1……プラスチックテープ 2……くぼみ穴 3……キャリアテープ送り孔 4……貫通孔 5……拡大穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックテープ1にチップ化された電
    子部品を収容するくぼみ孔2と、 拡大穴5を有する送り孔3と、 からなることを特徴とするプラスチックキャリアテー
    プ。
  2. 【請求項2】プラスチックテープ1に、貫通孔4をあけ
    る第一工程と、 前記貫通孔4の真上からキャリアテープCの送り孔より
    大きい拡大穴5を押し出し加工する第二工程と、 前記拡大穴5の中心に規定の大きさのキャリアテープC
    の送り孔3をあける第三工程と、 チップ化された電子部品を収容するくぼみ穴2を作る第
    四工程と、 からなることを特徴とするプラスチックキャリアテープ
    の製造方法。
JP63142762A 1988-06-11 1988-06-11 プラスチックキャリアテープおよびその製造方法 Expired - Fee Related JPH0662172B2 (ja)

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JPH024669A JPH024669A (ja) 1990-01-09
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JPH024669A (ja) 1990-01-09

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