JP2962964B2 - 液体吐出装置及びそれを用いたプリント方法 - Google Patents

液体吐出装置及びそれを用いたプリント方法

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JP2962964B2 JP5079580A JP7958093A JP2962964B2 JP 2962964 B2 JP2962964 B2 JP 2962964B2 JP 5079580 A JP5079580 A JP 5079580A JP 7958093 A JP7958093 A JP 7958093A JP 2962964 B2 JP2962964 B2 JP 2962964B2
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16552Cleaning of print head nozzles using cleaning fluids
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4078Printing on textile

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク等の液体を吐出
する液体吐出ヘッドを用いた液体吐出装置およびそれを
用いたプリント方法に関し、詳しくは、紙や布、不織
布、OHP用紙等のプリント媒体に対して、所定のプリ
ントを行うプリント装置およびプリント方法に関するも
のである。特に本発明は、長時間、或は1m以上のプリ
ント幅の布を連続してプリントするようなプリント装置
に有効な発明を提供するものである。具体的な適用機器
は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、ワードプロセッ
サなど事務機器や大量生産機器、さらには、吐出した液
体を用いて物体を駆動する装置等を挙げることができ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の液体吐出装置としては、液体を吐
出してプリントを行うか又は、特殊な液体を吐出してこ
れを利用した装置がある。一般に、液体を吐出する吐出
部は、極めて小さいものであるため、液体中に混入され
ている染料や顔料が固着する状態が生じたり、異物が付
着することにより、吐出不良を生じてプリント装置では
プリント不良が生じることがあり、吐出液体を効率よく
利用できなくなるという問題が生じてしまう。通常は、
これらの問題が発生しないうちに、適当な間隔で、回復
手段として知られる、吸引、加圧等による液体の強制排
出か、吐出部のある吐出領域を清掃するか、吐出部の吐
出領域に対して気体あるいは液状体を吐出することが考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような回復手段により吐出部に液状体を吐出して吐出部
の増粘インクや固着物を溶解させて除去し、かつ付着物
を液状体と共に洗い流すことも有効ではあるが、この方
法は同時に負圧状態となっている吐出ノズル内に洗浄液
が混入し、インク濃度が下がり、印字濃度が低下すると
いう問題も引き起こしやすい。
【0004】また、洗浄液を用いない回復手段では、増
粘インクが吐出ヘッドのノズル近傍に付着し、目づまり
やインクの不吐出が発生しやすい。
【0005】また、吸引により吐出部から液体を強制排
出させる場合、多数の吐出ノズルを有する噴射ヘッドを
用いると、吸引時に吐出ヘッドに密着するキャップの内
容積が大きくなり、所定の負圧コントロールが困難にな
る。
【0006】また、スポンジを吐出ヘッドに接触させる
だけの方法においては、解像度400dpiのような微
細ノズルの吐出ヘッドを用いた場合、かえって異物をノ
ズル内に押し込んでしまい不吐出が発生することがあ
る。仮にこのスポンジが湿潤している場合であっても吐
出ノズル内の負圧により、スポンジ内の液体がノズル内
に引き込まれ、インク濃度が下がり、印字濃度が低下す
るという問題がある。
【0007】さらに、インク吐出時に飛び散ったミスト
がヘッド表面に累積して吐出口を塞ぎ、不吐出となるこ
とを防ぐために弾性を有するゴムブレードによりヘッド
表面を払拭(wipe)することも考えられるが、工業
的に長時間運転を続けた場合、払拭したインクが逃げ場
を失い累積するとともに増粘し、このような増粘インク
が付着したブレードにより噴射ヘッドをこすることにな
り、かえって不吐出を招くことになる。特にカラーのプ
リント装置の場合には、4本のヘッドからミストをかき
集めることになり、この問題が著しい。
【0008】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、液体吐出装置の液体吐出ヘッドの液体
吐出部の清掃効果を高め、長期にわたり安定した液体の
吐出を行うことができる液体吐出装置およびそれを用い
たプリント方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、液体をプリント媒体に対して吐出する液体吐出ヘ
ッドを用いてプリントを行う液体吐出装置であって、洗
浄液を保持可能であり、前記液体吐出ヘッドの液体吐出
部をクリーニングするためのクリーニング部材と、前記
クリーニング部材に洗浄液を供給して洗浄液を保持させ
るための洗浄液供給手段と、前記クリーニング部材中の
洗浄液の一部を排出して前記クリーニング部材に吸液力
を生じさせる洗浄液排出手段と、前記クリーニング部材
に洗浄液が保持された状態で前記クリーニング部材に吸
液力が生じているときに前記クリーニング部材と前記液
体吐出ヘッドの液体吐出部とを相対的に当接した位置と
なるように制御する位置制御手段を備える液体吐出装置
である。
【0010】
【0011】また、本発明により、液体をプリント媒体
に対して吐出する液体吐出ヘッドを用いてプリントを行
うプリント方法であって、洗浄液を保持可能であり、前
記液体吐出ヘッドの液体吐出部をクリーニングするため
のクリーニング部材に洗浄液を供給して洗浄液を保持さ
せる工程と、前記クリーニング部材中の洗浄液の一部を
排出して前記クリーニング部材に吸液力を生じさせる工
程と、前記クリーニング部材に洗浄液が保持された状態
で前記クリーニング部材に吸液力が生じているときに前
記クリーニング部材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部
とを相対的に当接させる工程と、前記クリーニング部材
と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部とを相対的に離間す
る工程と、前記液体吐出ヘッドから液体をプリント媒体
に対して吐出してプリントを行う工程とを備えるプリン
ト方法が提供される。
【0012】プリント媒体としては、布帛、壁紙、壁
布、紙、OHP用フィルム等が挙げられる。
【0013】なお、本明細書において布帛とは、素材、
織り方、編み方を問わず、あらゆる織布、不織布及びそ
の他の布地を含む。
【0014】また、上記壁紙には、紙、布帛、合成樹脂
シートを素材とする壁用貼付材を含む。
【0015】本明細書において『プリント』とは、『捺
染』や『記録』の意味も含むものであり、プリントの目
的が限られることはなく、広くプリント媒体に画像を付
与することを含む。
【0016】本発明において、プリント媒体に対してイ
ンクを吐出する液体吐出ヘッドの他に、たとえばインク
を脱色する漂白剤を吐出する液体吐出ヘッドを設けても
よい。これはインクにより濃く染めた部分を部分的に脱
色するために用いられる。
【0017】また、他には布帛の処理に用いられる界面
活性剤や、布帛の表面を保護したり、部分的にインクが
付着しないようにするために布帛の表面を被覆するコー
ティング剤等を吐出する液体吐出ヘッドを設けてもよ
い。
【0018】
【作用】液体吐出装置の液体吐出ヘッドの液体吐出口面
を払拭するための清掃部材に対してノズルから洗浄液を
噴射し、清掃部材を洗浄する。また、清掃部材内の洗浄
液を吸引手段により一部吸引排出することにより、清掃
部材に吸液力を生じさせ、液体吐出ヘッドの液体吐出口
面の払拭時にノズル内から増粘したインク等を引き出
し、クリーニング効果をより高める。
【0019】本発明によれば、液体吐出ヘッドの液体吐
出口部は常に浄化した状態に保たれ、長期にわたる安定
した液体吐出が可能となる。
【0020】これにより、粘度の高い液体に対しても、
また高密度ノズルを使用した場合においても、さらに工
業的な長時間に亙る過酷な条件下で使用する場合におい
ても安定した回復が実行される。
【0021】また、払拭手段に可撓性を有する多孔質体
を採用し、洗浄液による洗浄及び洗浄液の吸引を併用す
ることで、さらに高いクリーニング効果を得ることがで
きる。また、インク等の液体の加圧循環中にヘッドの洗
浄を行うことにより、洗浄液がヘッドのノズル部に流入
することを防止できるので、噴射される液体の濃度低下
を防止することができ、本発明をプリント装置に適用し
た場合には印字濃度の低下を防止することができる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
【0023】図3及び図9は、本発明の液体吐出装置を
シリアルタイプのインクジェットプリント装置に適用し
た場合の例を示す説明図である。
【0024】図3及び図9において、キャリッジ1はシ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色に対応する
カラー用のプリントヘッド2a、2b、2c、2dを搭
載しており、ガイドシャフト3はキャリッジ1を移動可
能に案内支持している。22a,22b,22c,22
dは各プリントヘッドの吐出面である。
【0025】エンドレスベルトであるベルト4は、その
一部がキャリッジ1に接続されており、キャリッジ1
は、モータドライバ23に駆動されるパルスモータであ
る駆動モータ5によりベルト4を介してガイドシャフト
3上を紙等のプリント媒体であるプリント用紙6のプリ
ント面に沿って移動するように駆動される。さらに、プ
リント用紙6を搬送する搬送ローラ7、プリント用紙6
を案内する案内ローラ8A、8Bおよびプリント用紙搬
送モータ9を備えている。
【0026】また、各プリントヘッド2a、2b、2
c、2dには、プリント用紙6に向けてインク滴を吐出
させる液路10が設けられており、液路10に対して
は、それぞれのプリントヘッド2a、2b、2c、2d
に対応したインクタンク11a、11b、11c、11
dから供給チューブ12a、12b、12c、12dを
介してインクが供給され、各液路10に設けられた吐出
エネルギー発生手段(図示せず)に対しては、各ヘッド
ドライバ24a、24b、24c、24dよりフレキシ
ブルケーブル13a、13b、13c、13dを介して
インク吐出信号が選択的に供給される。
【0027】さらに、各プリントヘッド2a、2b、2
c、2dには、それぞれヘッドヒータ14a、14b、
14c、14d(14b、14c、14dは図示せず)
と温度検知手段15a、15b、15c、15d(15
b、15c、15dは図示せず)が設けられており、温
度検知手段15a、15b、15c、15dからの検知
信号は、CPUを有する制御回路16に入力され、制御
回路16は、この信号に基づいて、ドライバ17および
電源18を介して、ヘッドヒータ14a、14b、14
c、14dにおける加熱を制御する。
【0028】キャッピング手段20は、非プリント時に
各プリントヘッド2a、2b、2c、2dの吐出口面に
当接されるものであり、非プリント時には、プリントヘ
ッド2a、2b、2c、2dが、キャッピング手段20
と対向する位置へ移動する。そのとき、キャッピング手
段20は、キャップドライバ25によって前進駆動さ
れ、弾性部材44を吐出口面に圧接させてキャッピング
を行う。
【0029】プリントヘッドを空気中に長時間放置する
とノズル内のインクが蒸発して増粘し、吐出が不安定に
なる。これを防ぐため、非印字中はノズル部を外気と遮
断して密閉(キャッピング)する。キャップ部の内部に
はインクで湿潤状態に保たれた吸液材があり、キャップ
部の内部を高湿度に維持してインクの増粘を最小限に抑
えている。
【0030】キャッピング手段20には、水吐出用電磁
弁61ならびにエアーポンプドライバ62が連結され、
それぞれ制御回路16による制御の下にキャッピング手
段20内に配設された洗浄用の水の吐出ノズルならびに
エアーの噴射用ノズルを駆動する。また、各ノズルから
噴射される液状体噴射流と気体噴射流によってヘッド表
面に付着あるいは固着したインクや異物等の清掃を行
う。
【0031】なお、ここで上記液状体噴射流は、固着物
の状態を緩和して、離脱もしくは離脱可能状態にするも
のであり、細部に対しても作用できる。また、上記気体
噴射流は、離脱可能状態にした固着物及び液状体の回復
作用の増長作用を達成でき、液状体を噴射した後に残留
した液状体自体のヘッド表面からの排除を行うものであ
り、噴射流キャップ上部のノズルからノズル表面に向け
て空気流を吹き付け、プリントヘッド下部へ吹き流す。
【0032】また、キャッピング状態での長期放置では
インク加圧による回復も行われる。。すなわち、長時間
放置の場合には、キャッピングをしていてもノズル内の
インクは緩慢ではあるが蒸発して増粘する。また、ノズ
ル内部に気泡が残留して安定した吐出を妨げることも皆
無ではない。このため印字開始時にインクタンクに設け
たポンプを駆動してインク加圧を行い、ノズル内部の増
粘インクや残留気泡をノズル外に排出する。これは、ノ
ズル表面にゴミや毛羽が付着したり、ノズル内にゴミ等
が侵入していても、それらを洗い流して安定した吐出を
保つ効果もある。
【0033】目詰まり防止手段31は、プリントヘッド
2a、2b、2c、2dが予備吐出動作をするときに吐
出インクを受けるものである。この目詰まり防止手段3
1は、プリントヘッド2a、2b、2c、2dと対面
し、予備吐出されたインクを吸収する受液部としての液
受け部材32を備えており、キャッピング手段20とプ
リント開始位置との間に配置されている。なお、液受け
部材32および液体保持部材45の材質としては、スポ
ンジ状多孔質部材、或はプラスチック焼結体等が有効で
ある。
【0034】なお、予備吐出は、プリントを目的としな
いでインクを吐出させるもので、液状体噴射流、気体噴
射流によって温度低下した領域の温度保証と、噴射口内
の不用物を排除するために行う。また、これ以外に印字
開始前に所定の駆動パルスを与え、全ノズルからキャッ
プ部等に向かってインク吐出を行わせる(エージング動
作)。また、ノズルの周辺雰囲気の湿潤状態を高める場
合にはキャッピングして行うこともある。
【0035】清掃手段50には洗浄用電磁弁51と吸引
ポンプドライバー52が連結され、それぞれ制御回路1
6による制御の下に洗浄手段53からの洗浄液の噴出、
並びに清掃手段50からの洗浄液の吸引を行う。洗浄液
としては、例えば水を使用することができる。
【0036】図10に液体吐出ヘッドの構成例を示す。
2は吐出ヘッドで、22はその吐出面である。101B
は複数本の液流路を鉛直方向に並列に配置したノズル部
であり、電気熱変換体等の吐出エネルギ発生素子を設け
てある。101Cは各液流路に共通にインクを供給する
インク室であり、供給管103および104を介してイ
ンクタンク110を接続している。そして、一方の供給
管104にはギアポンプ105を設け、供給路中やノズ
ル部101B等に混入した気泡や塵挨の除去処理、増粘
したインクの除去処理等の吐出回復処理に際して、プリ
ントヘッド2ヘのインク供給系にインクを圧送し、吐出
口よりインクを排出させる。
【0037】図1及び図2に清掃手段50の構成例を示
す。図1は清掃手段50をヘッド2の主走査方向から見
たときの説明図であり、図2は清掃部材70とヘッド2
とを上方から見たときの説明図である。清掃部材70は
例えば可撓性を持つ三次元網状構造体として、連続多孔
質体から構成される。清掃部材の材質としては、高分子
多孔質体が好適に使用可能であり、高分子多孔質体を用
いる場合、高分子発泡体のように、インクミストの吸収
による体積変化が顕著なものではなく、インクを吸収し
ても体積の変化しない種類のものが好ましく、例えば、
発泡ホルマール樹脂タイプのものを好適なものとして挙
げることができる。また、多孔質体に限らず、他の三次
元網状構造体も使用可能である。
【0038】また、ここで用いられる清掃部材として、
熱焼結タイプの高分子多孔質体も利用することができ、
例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、高
分子量ポリエチレン、複合ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリメチルメタアクリレート、ポリスチレン、アク
リロニトリル系共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合
体、フッ素樹脂、フェノール樹脂等の熱焼結体をあげる
ことができ、中でもインクミストの吸収性および耐イン
ク性から、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
高分子量ポリエチレン、ポリプロピレンを用いたものが
好ましい。
【0039】中でもウレタンを材料とする超微細連続気
孔体(商品名:RUBYCELLCLEAN;トーヨー
衛材株式会社製)が好適に用いられる。
【0040】71はホルダーで、清掃部材70を固定板
72との間に挟持して固定する。73は取付ネジであ
る。ホルダー71には清掃部材71と当接する面71A
に開口71Bが設けてあり、導通路71Cを介し吸引チ
ューブ74と接続しており、清掃部材70に含浸される
洗浄液やインクをポンプによる吸引手段82により矢印
A方向へ排出する構成としている。この吸引手段82
は、多孔質部材や繊維状部材を清掃部材70に連接し、
排液路を形成し、清掃部材より洗浄液を排出するような
排出手段でもよい。
【0041】この洗浄液の吸引により洗浄後、清掃部材
70に残る洗浄液の量を適度に減少させることでインク
や異物等の吸収能力を回復させ、ヘッド2の吐出面22
の清掃効果を高めることが可能となった。また、清掃部
材70の先端部71Aは吐出ヘッド2の吐出面22とb
で示す長さだけ、オーバーラップしているので、ヘッド
2の走査時に、このオーバーラップ分でヘッド2の吐出
面22を払拭する構成となっている。
【0042】75は洗浄液供給ノズルで、電磁弁79の
開閉により洗浄液供給手段であるタンク80から洗浄液
供給チューブ76を介して洗浄液81が矢印B方向に供
給され、ノズルの吐出部75Aから下方に向かって清掃
部材70に供給され、洗浄される構成となっている。
【0043】77は受け皿で、清掃部材70の下方に配
置されている。供給ノズル75から洗浄液が供給される
と、清掃部材70に吸収されずに滴下した洗浄液や清掃
部材70に付着していたインクや異物等が洗浄水と共に
落下するのを収容する構成となっている。78は受け皿
77に受けた洗浄液を不図示の排出部へ矢印C方向に排
出するための排出チューブである。
【0044】次に、インクジェットプリント装置の動作
について、以下に説明する。図3において、プリント開
始検知センサ34およびキャッピング手段検知センサ3
6は、それぞれ各プリントヘッド2a、2b、2c、2
dが所定のキャッピング位置にあることを検知する。予
備吐出位置検知センサ35は、プリントヘッド2a、2
b、2c、2dが走査方向に移動しながら行う予備吐出
動作の基準位置を検知する。
【0045】図4は、本実施例における動作シーケンス
を示すフローチャートである。まず、待機中には、プリ
ントヘッド2a、2b、2c、2dの各吐出口面22
a,22b,22c,22dがキャッピング手段20に
より、キャッピングされている。制御回路16にプリン
ト信号が入ると、インク加圧循環が開始される(ステッ
プS1)。インク加圧循環による回復効果を高めるた
め、ヘッドの洗浄も同時に行われる(ステップS2)。
ステップS3、ステップS4においてヘッドの洗浄及び
インク加圧循環が終了すると、空気流によるクリーニン
グで噴射ヘッド吐出面の残液滴等が除去され(ステップ
S5)、次にヘッドキャップが開放する(ステップS
6)。
【0046】インク加圧循環による回復と同時に清掃部
材70の洗浄も行われる(ステップS7)。この洗浄に
より、清掃部材70に付着する増粘インクや異物等が洗
浄液と共に洗い流される。また、インク加圧循環により
インクの一部はノズルの吐出面から流れ出る状態となる
ので、洗浄液がノズル吐出面からヘッド内の液室側へと
流れ込むのを防止できる。したがってヘッドの洗浄後、
印字プリントを行っても洗浄液の混入による液室内のイ
ンク濃度が低下することがないので、印字濃度低下とい
う不具合も防止できる。
【0047】次にステップS8において洗浄液が吸引さ
れることで、清掃部材70に残る洗浄液の量が適度に減
少されるので、インクや異物等の捕集能力が向上し、清
掃部材70の清掃効果を高めることができる。また、洗
浄液が吸引排出されることで、清掃部材70である多孔
質体内部に毛細管現象による吸液力が発生する。この吸
液力を液体吐出ヘッドのノズルにかかる負圧(メニスカ
ス形成力)よりも大にすることで、清掃部材70中に残
存する水等の洗浄液とノズル内のインクとの親和性が高
いこととの相乗効果により清掃時にノズルからインクが
引き出される状態となるために、洗浄液の液室内への混
入が防止されてインク濃度の低下が防止される。さらに
ノズル内部のインクの吸収能力も発生するので、同時に
ノズル内の増粘したインクの除去が行われるという効果
も合わせて奏することができる。
【0048】上述のようにステップS8において洗浄液
が吸引されることで、清掃部材70に残る洗浄液の量が
適度に減少されるが、例えば、実験によると、吸引前に
清掃部材(空孔率70〜85%の連続多孔質体;商品
名:RUBYCELLCLEAN;トーヨー衛材株式会
社製)にその体積とほぼ同じ体積の水が含まれていた場
合、吸引により前記体積の約50%分の水を清掃部材か
ら排出し、その後、この清掃部材に水を接触させると3
0秒間で排出された水の約80%が再び吸収された。
【0049】清掃部材としては三次元網状構造体や連続
多孔質体が好適に使用され、当初、このような清掃部材
の体積とほぼ同じ体積の洗浄液が含まれていた場合、吸
引により前記体積の30%以上、好ましくは40%以
上、より好ましくは50%以上の体積分の洗浄液を排出
することにより、清掃部材に高い吸液力を生じさせるこ
とができる。
【0050】次にモータドライバ23から駆動信号が発
せられ、駆動モータ5の駆動がベルト4を介しキャリッ
ジ1に伝えられ、キャリッジ1が駆動され、ヘッドが往
動する(ステップS9)。すると、図5に示すようにキ
ャリッジ1が清掃手段50を通過する際に清掃部材70
が吐出口面22を順次払拭し、クリーニングを行う(ス
テップS10)。なお、本実施例において払拭とは、吐
出口面上の洗浄液やインクや異物等をぬぐい清めること
をいう。 図5に示すように清掃部材70で吐出口面2
2を払拭するとき、清掃部材70は可撓性があるので、
キャリッジ1の移動方向Dと同方向に倒れ、弱い反発力
で払拭面70Bが吐出口面22を払拭し、クリーニング
が行われる。このためホルダー面102と吐出口面22
に段差がある場合でも清掃効果には影響を及ぼさない。
【0051】特に清掃部材70のエッジ部70Dがホル
ダー部の凹部に入り込むのでホルダー面102と吐出面
22との段差部まで清掃することが可能である。
【0052】次にプリントヘッド2a,2b,2c,2
dの各位置は予備吐出位置検知センサ35で検知され、
目詰まり防止手段31に所定の時間インクの予備吐出を
行い(ステップS11)、プリント開始検知センサ34
で、検知されるプリント開始検知位置Po から、矢印D
方向に走行しながら、インク滴が吐出され、プリント用
紙6のプリント幅部分Pにドットマトリクスパターンで
画像プリントが行われる(ステップS12)。
【0053】これと同時に前述のステップS7と同様に
清掃部材の洗浄が行われ(ステップS13)、次に前述
のステップS8と同様に洗浄液の吸引が行われ(ステッ
プS14)、清掃部材の清掃能力の回復が行われる。そ
の後、キャリッジ1は反転し、矢印E方向に駆動されて
空吐出位置へ戻るとともに、プリント用紙6はプリント
幅部分Pの幅だけ矢印F方向に搬送される。
【0054】次にキャリッジ1は、さらにキャッピング
位置まで復動される(ステップS15)。この時、キャ
リッジ1は清掃手段50を通過するので、清掃部材70
による吐出口面22のクリーニングが行われる(ステッ
プS16)。
【0055】図6に示すように往動の時と同様に清掃部
材70がキャリッジの移動方向Eに倒れ、払拭面70C
が吐出口面22を払拭しクリーニングが行われる。
【0056】次に画像プリントが続く際には(ステップ
S17でNo)、ステップS9へ戻り、キャリッジ1は
往動を行い、図5に示すように往動におけるクリーニン
グが行われる(ステップS10)。この時、往動では清
掃部材の払拭面70Bが払拭されるので、一度汚れた払
拭面70Cは吐出面22を払拭しないので、清掃効果に
悪影響を及ぼさないだけでなく、清掃効果が2倍に高め
られる効果がある。
【0057】一方、画像プリントが終了した際は(ステ
ップS17でYes)、ヘッド2の吐出面22はキャッ
ピング手段20によりキャッピングされ、密閉される
(ステップS18)。
【0058】図7は、他の実施例を説明する図であり、
80は清掃部材を示し、ホルダー81に対し、両端部を
固定板82a,82bで挟持して保持している。83
a,83bは取付ネジである。ホルダー81には開口8
1aが設けられ、吸引チューブ84により清掃部材に含
浸される洗浄液がインクを不図示の吸引手段により矢印
F方向へと排出される構成となっている。
【0059】図7に示すように清掃部材80は可撓性で
弾性を有する材料を用いることができるので、払拭部8
0Aを曲面形状としてヘッド2に対する払拭範囲aを広
くすることも可能である。
【0060】又、清掃手段50によるクリーニングが往
動のみで十分である場合は、図8のフローチャートに示
すようにヘッドの往動(ステップS19)により清掃部
材によるヘッドクリーニングを行った後(ステップS2
0)、清掃部材を退避させ(ステップS21)、ヘッド
復動時のクリーニングを省略することで全体のプリント
速度を上げることも可能である。
【0061】なお、同様に清掃手段50によるクリーニ
ングが復動のみで十分である場合は、ヘッド往動時のク
リーニングを省略することで全体のプリント速度を上げ
ることも可能である。
【0062】図11は、本発明の他の動作シーケンスを
示すフローチャートである。この例においては、図4の
フローチャート中のステップS3、S4、S6における
ヘッド洗浄工程を省略し、代わりに図11のステップS
36〜S37に示すように画像プリントを行う前にヘッ
ドの往動と復動を行い、清掃部材によるヘッドクリーニ
ングを夫々行うようにしている。
【0063】インク加圧循環によるヘッド面の汚れ(イ
ンク残留量)の程度は、画像プリント時に比べて大きい
ため、本例においては、往動と復動により2回に分けて
拭くようにしている。これにより、ヘッドの水洗とエア
ークリーニングの工程を省略している。一方、プリント
中は、ヘッド復動による拭き動作のみ行っている。その
理由は、主走査方向の一走査プリント終了後のヘッド復
動に伴い行われる拭き動作が終了した時点で、キャリッ
ジは主走査開始のスタートポジションに到達するので、
全体のプリント動作を高速化でき、プリント時間を短縮
化できるからである。
【0064】又、本実施例においては、清掃部材として
可撓性のある多孔質体を用いたが、清掃部材として従来
のゴムブレードを用いる場合でも、この清掃部材の洗浄
手段を組み合わせることで、従来のワイピングによる清
掃効果を一段と高めることができる。さらに本実施例に
おいては、清掃部材の洗浄液吸引後に清掃部材によるヘ
ッド吐出口面のクリーニングを行う構成を示したが、ヘ
ッド吐出口面のクリーニングと同時に吸引動作を行って
もよい。これにより、ポンプ等による吸引力が直接プリ
ントヘッドの吐出口面に作用し、清掃部材の吸液力をよ
り高めることができるため、クリーニングにより清掃部
材に付着するインクや洗浄液の残滴等が多い場合などに
特に有効である。
【0065】また、本実施例においては、清掃部材の洗
浄液吸引を吸引ポンプを作動させて行う例により説明し
たが、これに限らず、例えば清掃部材を強制的に押圧し
て洗浄液を絞り出す等の方法により、清掃部材から洗浄
液の一部を排出させるようにしてもよい。
【0066】また、本実施例においては、液体吐出ヘッ
ドを主走査方向に移動させ、清掃部材により液体吐出ヘ
ッドの液体吐出部を払拭する例により説明したが、これ
に限らず、洗浄液を保持した状態で吸液力が生じた清掃
部材を液体吐出ヘッド側に前進させて液体吐出ヘッドの
液体吐出部に当接させ、その後、離間させることにより
液体吐出部のクリーニングを行うようにしてもよい。
【0067】図12はインクジェットプリントシステム
の基本構成を示すブロック図である。このインクジェッ
トプリントシステムは、大別して、デザイナー等が作成
した原画を読み取りこの原画像を電気信号で表される原
画データに変換する画像読み取り装置201、画像読み
取り装置201からの原画データを取り込んで加工して
イメージデータとして出力する画像処理部202、画像
処理部202で作成されたイメージデータに基づき、布
帛等のプリント媒体上にプリントを行なう画像プリント
部203とからなっている。画像読み取り装置201で
は、CCDイメージセンサにより原画像を読み取られ
る。画像処理部202では、入力された原画データか
ら、後述するマゼンタ(略号M)、シアン(略号C)、
イエロー(略号Y)、ブラック(略号Bk)の4色のイ
ンクを吐出するインクジェットプリント部A−2(図1
2)を駆動するためにデータを作成する。データの作成
の際には、原画像をインクのドットで再現するための画
像処理、色調を決定する配色、レイアウトの変更、拡
大、縮小等の図柄の大きさの加工、選択がなされる。画
像プリント部203では、インクジェットプリント部A
−2によりプリントが行われる。インクジェットプリン
ト部A−2は、微小のインク滴をプリント媒体に向けて
飛翔させ、このインク滴をプリント媒体に付着させるこ
とによりプリントを行うものである。
【0068】図13は、特に本発明の液体吐出装置に好
適に使用される画像プリント部の概要を示す模式図であ
る。尚、以下の説明においては画像プリント部の部分の
み説明するものとし、液体吐出ヘッドの液体吐出部のク
リーニングに関する説明は省略するが、以下述べる画像
プリント部に対しても前述の実施例同様にクリーニング
機構を付設すればよい。図12に示すプリント装置は、
大きく分けて、捺染用の前処理を施されたロール状の布
帛等のプリント媒体を送り出す給布部Bと、送られてき
た布帛を精密に行送りして、インクジェットヘッドでプ
リントを行う本体部Aと、プリントされた布帛を乾燥さ
せ巻取る巻取り部Cからなる。そして、本体部Aはさら
にプラテンを含む布帛の精密送り部A−1とインクジェ
ットプリント部A−2とからなる。
【0069】以下、プリント媒体として前処理された布
帛を用い捺染を実施する場合を例にとってこの装置の動
作を説明する。
【0070】前処理されたロール状の布帛236は給付
部Bから送り出され、本体部に送られる。本体部には精
密にステップ駆動される薄い無端のベルト237が駆動
ローラ247、巻回ローラ249に架け回されている。
駆動ローラ247は、高分解能のステッピングモータ
(図示せず)でダイレクトにステップ駆動されてそのス
テップ量だけベルトをステップ送りする。送られてきた
布236は巻回ローラ249によってバックアップされ
たベルト237表面に、押付けローラ240によって押
付けられ、張付けられる。
【0071】ベルトによってステップ送りをされてきた
布236は、第1のプリント部231において、ベルト
背面のプラテン232によって定位され表側からインク
ジェットヘッド209によってプリントされる。1行の
プリントが終る毎に、所定量ステップ送りされ、次いで
ベルト背面からの加熱プレート234による加熱と、温
風ダクト235によって供給/排出される、表面からの
温風によって乾燥される。続いて第2のプリント部23
1′において、第1のプリント部と同様な方法で重ねプ
リントがなされる。なお、乾燥部は、強制的な送風手段
等でなく、第1のインクジェットプリント部から第2の
インクジェットプリント部までプリント媒体が搬送され
るまでの時間、インクを自然乾燥させるための所定の空
間部を設けてもよい。
【0072】プリントが終った布帛は引き剥されて前述
の加熱プレートと温風ダクトと同様な後乾燥部246で
再度乾燥されガイドロール241に導かれて巻取りロー
ル248に巻取られる。そして、巻取られた布帛は本装
置から取外され、バッチ処理で発色、洗浄、乾燥等の後
処理工程を経て製品となる。
【0073】次にインクジェットプリント部A−2付近
の詳細について図14に基づき説明する。
【0074】ここでの好ましい態様は、第1プリント部
のヘッドにより、ドット数を間引いて情報をプリント
し、乾燥工程を経て、第2プリント部のヘッドにより、
第1プリント部で間引かれた情報を補完するようにイン
ク滴を吐出するものである。
【0075】図14において、プリント媒体である布帛
236は、ベルトに張り付けられて図中、上方向にステ
ップ送りされるようになっている。図中下方の第1プリ
ント部231にはY,M,C,Bkのほか、特色S1〜
S4用のインクジェットヘッド8本を搭載した第1のキ
ャリッジ244がある。本例におけるインクジェットヘ
ッド(プリントヘッド)は、インクを吐出するために利
用されるエネルギーとして、インクに膜沸騰を生じさせ
る熱エネルギーを発生する素子を有するものを用いてあ
り、また400dpi(ドット/インチ)の密度で12
8の吐出口を配列したものを用いている。
【0076】第1のプリント部の下流側にはベルトの背
面から加熱する加熱プレート234と、表側から乾燥さ
せる温風ダクト235とからなる乾燥部245が設けら
れている。加熱プレート234の熱伝達面は強くテンシ
ョンをかけられた無端ベルト237に押し当てられ、中
空になっている内側に通してある高温高圧の蒸気によっ
て、搬送ベルト237を背面から強力に加熱する。搬送
ベルト237は、貼り付けられている布帛236を熱伝
導によって直接に効果的に加熱する。加熱プレート面の
内側は集熱のためのフィン234′が設けられていて熱
を効率的にベルト背面に集中できるようにしてある。ベ
ルトに接しない側は断熱材243でカバーしてあり、放
熱による損失を防いでいる。
【0077】表側では、下流側の供給ダクト230から
乾燥温風を吹き付けることによって、乾燥しつつある布
帛に、より湿度の低い空気を当てて効果を高めるように
している。そして布帛の搬送方向とは逆に流れて充分に
水分を含んだ空気は、上流側の吸引ダクト233から、
吹き付けの量よりもはるかに多量の吸引をすることによ
って、蒸発水分が漏れて周囲の機械装置に結露しないよ
うにしてある。温風の供給源は図14の奥側にあり、吸
引は手前側から行うようになっていて、布帛に対向して
いる吹き出し口238と吸引口239との圧力差が長手
方向全域にわたって均一になるようにしてある。空気の
吹き付け/吸引部は背面の加熱プレートの中心に対して
下流側にオフセットされており、充分に加熱された所に
空気が当たるようにしてある。これらによって第1のプ
リント部231が布帛が受容した薄め液も含むインク中
の多量の水分を強力に乾燥させる。
【0078】その下流(上方)には第2のプリント部2
31′があり、第1のキャリッジと同様の構成の第2の
キャリッジ244′で第2のプリント部を形成してい
る。
【0079】そして第1のプリント部231および第2
のプリント部231′を用いて重ねプリントがなされ
る。
【0080】ここで、この重ねプリント動作について詳
しく説明する。
【0081】図15は、重ねプリントのためのシーケン
シャル・マルチスキャンによりプリントされるプリント
データを説明するための図である。
【0082】図15において、点線で囲まれた各矩形領
域が1ドット(画素)に対応し、例えばプリント密度が
400dpi(ドット/インチ)の場合は、各矩形の面
積は約(63.5μm)2となる。黒い丸で示された部
分がドットが打たれた場所で、黒丸が存在していない箇
所がプリントが行われない部分を示している。インクジ
ェットヘッドが矢示F方向に移動し、インク吐出用ノズ
ルより所定のタイミングでインクが吐出される。このシ
ーケンシャル・マルチスキャンは、各ノズルの吐出する
インク滴の大きさのばらつきや、インク吐出方向のばら
つきによって生ずる各ノズル間の濃度ばらつきを補正す
るために行われ、同一のライン(ヘッド移動方向)を複
数のノズルでプリントする。このように複数個のノズル
で1つのラインを形成することにより、各インクジェッ
トヘッドのノズル特性のランダム性を利用し、濃度ムラ
の低減を図っている。すなわち、2度スキャンによるシ
ーケンシャル・マルチスキャンの場合、1回目の走査で
インクジェットヘッドの上半分を用いてプリントを行
い、2回目の走査ではインクジェットヘッドの下半分の
ノズルを用いてプリントを行う。
【0083】このシーケンシャル・マルチスキャンによ
るプリントをする例を示したのが図16と図17であ
る。
【0084】いま、例えば図15に示したデータをプリ
ントする場合には、まず図16に示すように、インクジ
ェットヘッドの移動方向に発生するデータの奇数番目の
プリントデータのみを、インクジェットヘッドの上半分
のノズルでプリントする。次に、インクジェットヘッド
(キャリッジ)がホーム位置方向に戻され、布236が
インクジェットヘッドの巾の半分だけ送られて、図17
に示すように今度はインクジェットヘッドの移動方法の
偶数番目のドットをインクジェットヘッドの下半分のノ
ズルを用いてプリントする。こうして2度のスキャンに
より図15に示すようなデータが布236上にプリント
される。
【0085】図18は通常の2回マルチスキャンでの印
刷例を示している。第1のプリント部231のインクジ
ェットヘッドで印刷したエリア(下1)701、(下
2)702、(下3)703で示し、第2のプリント部
231′のインクジェットヘッドで印刷したエリアを
(上1)704、(上2)705、(上3)706で示
す。
【0086】布送り方向は図示矢印の通りであり、布2
36の1回のステップ送り量は、インクジェットヘッド
のプリント巾に対応している。図18から明らかな用に
プリントされた領域での全ては、第2のプリント部23
1′のインクジェットヘッドの上半分と第1のプリント
部231のインクジェットヘッドの下半分か、第2のプ
リント部231′のインクジェットヘッドの下半分と第
1のプリント部231のインクジェットヘッドの上半分
とを用いてプリントされている。ここで、各インクジェ
ットヘッドでプリントされるデータは、前述の図16及
び図17に示すように間引かれており、これら2つのイ
ンクジェットヘッドで重ね合わせてプリントされた結
果、707で示す印刷濃度が得られる。
【0087】次に、インクジェット捺染プリントの工程
全体を説明する。上述のインクジェットプリント装置を
用いて、インクジェット印捺工程を経た後、布帛を乾燥
(自然乾燥を含む)させる。そして、引き続き布帛繊維
上の染料を拡散させ、かつ繊維への染料を反応定着させ
る工程を施す。この工程により、充分な発色性と染料の
固着による堅牢性を得ることができる。
【0088】この拡散、反応定着工程は従来公知の方法
でよく、例えば、スチーミング法が挙げられる。なお、
この場合、印捺工程の前に、予め布帛にアルカリ処理を
施してもよい。
【0089】その後、後処理工程において、未反応の染
料の除去及び前処理に用いた物質の除去が行われる。最
後に、欠陥補正、アイロン仕上げ等の整理仕上げ工程を
経てプリントが完成する。
【0090】特に、インクジェット捺染用布帛として
は、(1)インクを充分な濃度に発色させ得ること、
(2)インクの染着率が高いこと、(3)インクが布帛
上で速やかに乾燥すること、(4)布帛上での不規則な
インクの滲みの発生が少ないこと、(5)装置内での搬
送性に優れていること、等の性能が要求される。これら
の要求性能を満足させるために、必要に応じて布帛に対
し、予め前処理を施しておくことができる。例えば、特
開昭62−53492号公報においてインク受容層を有
する布帛類が開示され、また、特公平3−46589号
公報においては還元防止剤やアルカリ物質を含有させた
布帛の提案がなされている。このような前処理の例とし
ては、布帛に、アルカリ性物質、水溶性高分子、合成高
分子、水溶性金属塩、尿素及びチオ尿素から選ばれる物
質を含有させる処理を挙げることができる。
【0091】アルカリ性物質としては、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属、
モノ、ジ、トリエタノールアミン等のアミン類、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム等の炭酸若
しくは重炭酸アルカリ金属塩等が挙げられる。さらに酢
酸カルシウム、酢酸バリウム等の有機酸金属塩やアンモ
ニア及びアンモニア化合物等がある。また、スチーミン
グ及び乾熱下でアルカリ物質となるトリクロロ酢酸ナト
リウム等も用い得る。特に好ましいアルカリ性物質とし
ては、反応性染料の染色に用いられる炭酸ナトリウム及
び重炭酸ナトリウムがある。
【0092】水溶性高分子としては、トウモロコシ、小
麦等のデンプン物質、カルボキシメチルセルロース、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセル
ロース系物質、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、
ローカスイトビーンガム、トラガントガム、グアガム、
タマリンド種子等の多糖類、ゼラチン、カゼイン等の蛋
白質物質、タンニン系物質、リグニン系物質等の天然水
溶性高分子が挙げられる。
【0093】また、合成高分子としては、例えば、ポリ
ビニルアルコール系化合物、ポリエチレンオキサイド系
化合物、アクリル酸系水溶性高分子、無水マレイン酸系
水溶性高分子等が挙げられる。これらの中でも多糖類系
高分子やセルロース系高分子が好ましい。
【0094】水溶性金属塩としては、例えば、アルカリ
金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物のように、典型
的なイオン結晶を作るものであって、pH4〜10であ
る化合物が挙げられる。かかる化合物の代表的な例とし
ては、例えば、アルカリ金属では、NaCl,Na2
4,KCl及びCH3COONa等が挙げられ、また、
アルカリ土類金属としては、CaCl2及びMgCl2
が挙げられる。中でもNa,K及びCaの塩類が好まし
い。
【0095】前処理において上記物質を布帛に含有させ
る方法は、特に制限されないが、通常行われる浸漬法、
パッド法、コーティング法、スプレー法等を挙げること
ができる。
【0096】さらに、インクジェット捺染用布帛に付与
される捺染インクは、布帛上に付与した状態では単に付
着しているに過ぎないので、引き続き後処理工程として
繊維への染料の反応定着工程(染着工程)を施すのが好
ましい。このような反応定着工程は、従来公知の方法で
よく、例えば、スチーミング法、HTスチーミング法、
サーモフィックス法、予めアルカリ処理した布帛を用い
ない場合は、アルカリパッドスチーム法、アルカリブロ
ッチスチーム法、アルカリショック法、アルカリコール
ドフィックス法等が挙げられる。
【0097】さらに未反応の染料の除去及び前処理に用
いた物質の除去は、上記反応定着工程の後に従来公知の
方法に準じ、洗浄により行うことができる。なお、この
洗浄の際に従来フィックス処理を併用することが好まし
い。
【0098】なお以上述べた後処理工程が施されたプリ
ント物は、その後所望の大きさに切り離され、切り離さ
れた片は縫着、接着、溶着等、最終的な加工品を得るた
めの工程が施され、ワンピース、ドレス、ネクタイ、水
着、エプロン、スカーフ等や布団カバー、ソファカバ
ー、ハンカチ、カーテン、ブックカバー、ルームシュー
ズ、タペストリー、テーブルクロス等が得られる。布帛
を縫製等により加工して衣類やその他の日用品とする方
法は、例えば「最新ニット縫製マニュアル」:センイジ
ャーナル社発行や月刊誌「装苑」:文化出版局発行等、
公知の書籍に多数記載されている。
【0099】以上説明したように本発明によれば、液体
吐出ヘッドの液体吐出面の高いクリーニング効果と長期
にわたる安定した液体吐出を可能とするものである。
【0100】これにより、粘度の高い液体に対しても、
また高密度ノズルを使用した場合においても、さらに工
業的な長時間に亙る過酷な条件下で使用する場合におい
ても安定した回復を実行できるという効果を奏するもの
である。
【0101】本発明は、特にインクジェットプリント方
式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成
し、プリントを行うインクジェット方式のプリントヘッ
ドを用いてプリントを行うプリント装置において優れた
効果をもたらすものである。
【0102】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、プリント情報に対応していて核沸騰
を越える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動
信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネル
ギーを発生せしめ、プリントヘッドの熱作用面に膜沸騰
を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応し
た液体(インク)内の気泡を形成できるので有効であ
る。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液
体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0103】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れたプリントを行うことができる。
【0104】プリントヘッドの構成としては、上述の各
明細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変
換体の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流
路)の他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている
構成を開示する米国特許第4558333号明細書、米
国特許第4459600号明細書を用いた構成も本発明
に含まれるものである。
【0105】さらに、プリント装置がプリントできる最
大プリント媒体の幅に対応した長さを有するフルライン
タイプのプリントヘッドとしては、上述した明細書に開
示されているような複数プリントヘッドの組み合わせに
よってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1
個のプリントヘッドとしての構成のいずれでもよいが、
本発明は、上述した効果を一層有効に発揮することがで
きる。
【0106】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプのプリントヘッ
ド、あるいはプリントヘッド自体に一体的にインクタン
クが設けられたカートリッジタイプのプリントヘッドを
用いた場合にも本発明は有効である。
【0107】さらに、プリント装置のプリントモードと
しては黒色等の主流色のみをプリントモードだけではな
く、プリントヘッドを一体的に構成するか複数個を組み
合わせによってでもよいが、異なる色の複色カラー、ま
たは混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装
置にも本発明は極めて有効である。
【0108】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用プリント信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0109】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーのプリント
信号に応じた付与によってインクが液化し、液状インク
として吐出するものや、プリント媒体に到達する時点で
は既に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによ
って初めて液化する性質のインクの使用も本発明には適
用可能である。
【0110】さらに加えて、本発明に係る液体吐出装置
を適用した画像形成装置の形態としては、ワードプロセ
ッサやコンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末と
して一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と
組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するフ
ァクシミリ装置の形態を採るものであっても良い。
【0111】図19は本発明のプリント装置をワードプ
ロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置としての機能を有する情報処理装置に適用
した場合の概略構成を示すブロック図である。図中、3
01は装置全体の制御を行なう制御部で、マイクロプロ
セッサ等のCPUや各種I/Oポートを備え、各部に制
御信号やデータ信号等を出力したり、各部よりの制御信
号やデータ信号を入力して制御を行なっている。302
はディスプレイ部で、この表示画面には各種メニューや
文書情報及びイメージリーダ307で読み取ったイメー
ジデータ等が表示される。303はディスプレイ部30
2上に設けられた透明な感圧式のタッチパネルで、指等
によりその表面を押圧することにより、ディスプレイ部
302上での項目入力や座標位置入力等を行なうことが
できる。
【0112】304はFM(Frequency Mo
dulation)音源部で、音楽エディタ等で作成さ
れた音楽情報をメモリ部310や外部記憶装置312に
デジタルデータとして記憶しておき、それらメモリ等か
ら読み出してFM変調を行なうものである。FM音源部
304からの電気信号はスピーカ部305により可聴音
に変換される。プリンタ部306はワードプロセッサ、
パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複写装置
の出力端末として、本発明に係るプリント装置が適用さ
れたものである。
【0113】307は原稿データを光電的に読み取って
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設
けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他、各種
原稿の読み取りを行う。308はイメージリーダ部や3
07で読み取った原稿データのファクシミリ送信や、送
られてきたファクシミリ信号を受信して復号するファク
シミリ送受信部であり、外部とのインターフェース機能
を有する。309は通常の電話機能や留守番電話機能等
の各種電話機能を有する電話部である。310はシステ
ムプログラムやマネージャプログラムおよびその他のア
プリケーションプログラム等や文字フォントおよび辞書
等を記憶するROMや、外部記憶装置312からロード
されたアプリケーションプログラムや文字情報を記憶す
るためのRAM、さらにはビデオRAM等を含むメモリ
部である。
【0114】311は文書情報や各種コマンド等を入力
するキーボード部である。312はフロッピィディスク
やハードディスク等を記憶媒体とする外部記憶装置で、
この外部記憶装置312には文字情報や音楽あるいは音
声情報,ユーザのアプリケーションプログラム等が格納
される。
【0115】図20は図19に示す情報処理装置の外観
図である。図中、401は液晶等を利用したフラットパ
ネルディスプレイで、各種メニューや図形情報および文
書情報等を表示する。このディスプレイ401上にはタ
ッチパネルが設置されており、このタッチパネルの表面
を指等で押圧することにより座標入力や項目指定入力を
行うことができる。402は装置が電話機として機能す
るときに使用されるハンドセットである。
【0116】キーボード403は本体と脱着可能にコー
ドを介して接続されており、各種文字情報や各種データ
入力を行うことができる。また、このキーボード403
には各種機能キー404等が設けられている。405は
フロッピィディスクの挿入口である。
【0117】407はイメージリーダ部307で読み取
られる原稿を載置する用紙載置部で、読み取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ407によりプリン
トされる。
【0118】なお、上記ディスプレイ401はCRTで
もよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプレイ等
のフラットパネルが望ましい。小型、薄型化に加え軽量
化が図れるからである。上記情報処理装置をパーソナル
コンピュータやワードプロセッサとして機能する場合、
図20においてキーボード部311から入力された各種
情報が制御部301により所定のプログラムに従って処
理され、プリンタ部306に画像として出力される。フ
ァクシミリ装置の受信機として機能する場合、通信回線
を介してファクシミリ送受信部308から入力したファ
クシミリ情報が制御部301により所定のプログラムに
従って受信処理され、プリンタ部306に受信画像とし
て出力される。
【0119】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部307によって原稿を読取り、読み取られ
た原稿データが制御部301を介してプリンタ部306
に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ装置
の送信機として機能する場合、イメージリーダ部307
によって読み取られた原稿データは、制御部301によ
り所定のプログラムに従って送信処理された後、ファク
シミリ送受信部308を介して通信回線に送信される。
なお、上述した情報処理装置は図21に示すようにイン
クジェットプリンタを本体に内蔵した一体型としてもよ
く、この場合は、よりポータブル性を高めることが可能
となる。同図において、図20と同一機能を有する部分
には、対応する符号を付した。
【0120】以上説明した多機能型情報処理装置に本発
明の液体吐出装置を適用することによって、高品位のプ
リント画像を得ることができるため、上記情報処理装置
の機能をさらに向上させることが可能となる。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、液体吐出ヘッドの液体
吐出口部は常に浄化した状態に保たれ、長期にわたる安
定した液体吐出が可能となる。
【0122】これにより、粘度の高い液体に対しても、
また高密度ノズルを使用した場合においても、さらに工
業的な長時間に亙る過酷な条件下で使用する場合におい
ても安定した回復が実行される。
【0123】また、払拭手段に可撓性を有する多孔質体
を採用し、洗浄液による洗浄及び洗浄液の吸引を併用す
ることで、さらに高いクリーニング効果を得ることがで
きる。また、インク等の液体の加圧循環中にヘッドの洗
浄を行うことにより、洗浄液がヘッドのノズル部に流入
することを防止できるので、噴射される液体の濃度低下
を防止することができ、本発明をプリント装置に適用し
た場合には印字濃度の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】清掃手段をヘッドの主走査方向から見たときの
説明図である。
【図2】清掃部材とヘッドとを上方から見たときの説明
図である。
【図3】インクジェットプリント装置の動作について説
明するための説明図である。
【図4】本実施例における動作シーケンスを示すフロー
チャートである。
【図5】清掃部材とヘッドとの関係を示す斜視図であ
る。
【図6】清掃部材とヘッドとの関係を示す斜視図であ
る。
【図7】清掃部材の他の例を示す図である。
【図8】本実施例における動作シーケンスの他の例を示
すフローチャートである。
【図9】本発明の液体噴射装置をシリアルタイプのイン
クジェットプリント装置に適用した場合の例を示す説明
図である。
【図10】液体噴射ヘッドの構成例を示す図である。
【図11】本実施例における動作シーケンスの他の例を
示すフローチャートである。
【図12】画像を読み取ってからプリントするまでのイ
ンクジェットプリントシステムの基本構成を示す図であ
る。
【図13】画像プリント部の構成を示す断面図である。
【図14】画像プリント部の構成を示す斜視図である。
【図15】シーケンシャルマルチスキャンによるプリン
トを説明するための図である。
【図16】シーケンシャルマルチスキャンによるプリン
トを説明するための図である。
【図17】シーケンシャルマルチスキャンによるプリン
トを説明するための図である。
【図18】シーケンシャルマルチスキャンによるプリン
トを説明するための図である。
【図19】情報処理装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図20】図19に示す情報処理装置の外観図である。
【図21】情報処理装置の他の例を示す外観図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−141440(JP,A) 特開 昭62−251145(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/165

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体をプリント媒体に対して吐出する液
    体吐出ヘッドを用いてプリントを行う液体吐出装置であ
    って、 洗浄液を保持可能であり、前記液体吐出ヘッドの液体吐
    出部をクリーニングするためのクリーニング部材と、 前記クリーニング部材に洗浄液を供給して洗浄液を保持
    させるための洗浄液供給手段と、 前記クリーニング部材中の洗浄液の一部を排出して前記
    クリーニング部材に吸液力を生じさせる洗浄液排出手段
    と、 前記クリーニング部材に洗浄液が保持された状態で前記
    クリーニング部材に吸液力が生じているときに前記クリ
    ーニング部材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部とを相
    対的に当接した位置となるように制御する位置制御手段
    と、 を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 【請求項2】 前記位置制御手段は前記クリーニング部
    材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部とが相対的に当接
    した位置関係を制御し、前記クリーニング部材に前記液
    体吐出ヘッドの液体吐出部を払拭させることを特徴とす
    る請求項1記載の液体吐出装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング部材は可撓性を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の液体吐出装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング部材の少なくとも前記
    液体吐出部を払拭する部分が可撓性を有する三次元網状
    構造体から構成されることを特徴とする請求項1記載の
    液体吐出装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄液供給手段は前記クリーニング
    部材に対して洗浄液を供給して前記クリーニング部材を
    洗浄することを特徴とする請求項1記載の液体吐出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記洗浄液供給手段は前記クリーニング
    部材に対して洗浄液を噴射して前記クリーニング部材を
    洗浄することを特徴とする請求項5記載の液体吐出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記洗浄液排出手段は前記クリーニング
    部材から液体を吸引するための液体吸引手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の液体吐出装置。
  8. 【請求項8】 前記液体吸引手段の吸引力は、前記クリ
    ーニング部材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部とが相
    対的に当接した状態で、前記クリーニング部材を介して
    前記液体吐出ヘッドの液体吐出口内から液体を排出させ
    得る大きさであることを特徴とする請求項7記載の液体
    吐出装置。
  9. 【請求項9】 前記液体吐出ヘッドは、プリント媒体に
    対して往復動可能であり、前記クリーニング部材は、前
    記液体吐出ヘッドの往動時に前記液体吐出ヘッドの液体
    吐出部を払拭する第1の払拭面と、前記液体吐出ヘッド
    の復動時に前記液体吐出ヘッドの液体吐出部を払拭する
    第2の払拭面とを有することを特徴とする請求項2記載
    の液体吐出装置。
  10. 【請求項10】 前記洗浄液排出手段が前記クリーニン
    グ部材中の洗浄液の一部を排出することにより前記クリ
    ーニング部材に生じさせた吸液力は、前記クリーニング
    部材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部とが相対的に当
    接した状態で、前記液体吐出ヘッドの液体吐出口内から
    液体を排出させ得る大きさであることを特徴とする請求
    項1記載の液体吐出装置。
  11. 【請求項11】 前記液体吐出ヘッドは複数設けられ、
    インクを吐出する液体吐出ヘッドとインク以外の液体を
    吐出する液体吐出ヘッドを含むことを特徴とする請求項
    1記載の液体吐出装置。
  12. 【請求項12】 前記液体吐出ヘッドは、熱エネルギー
    を利用してインクを吐出するプリントヘッドであって、
    インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネル
    ギー変換体を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の液体吐出装置。
  13. 【請求項13】 前記プリントヘッドは、前記熱エネル
    ギー変換体によって印加される熱エネルギーによりイン
    クに状態変化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口
    よりインクを吐出させるものであることを特徴とする請
    求項12記載の液体吐出装置。
  14. 【請求項14】 当該液体吐出装置は、捺染のために用
    いられることを特徴とする請求項1ないし13のいずれ
    かに記載の液体吐出装置。
  15. 【請求項15】 液体をプリント媒体に対して吐出する
    液体吐出ヘッドを用いて画像形成を行う画像形成装置で
    あって、 洗浄液を保持可能であり、前記液体吐出ヘッドの液体吐
    出部をクリーニングするためのクリーニング部材と、 前記クリーニング部材に洗浄液を供給して洗浄液を保持
    させるための洗浄液供給手段と、 前記クリーニング部材中の洗浄液の一部を排出して前記
    クリーニング部材に吸液力を生じさせる洗浄液排出手段
    と、 前記クリーニング部材に洗浄液が保持された状態で前記
    クリーニング部材に吸液力が生じているときに前記クリ
    ーニング部材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部とを相
    対的に当接した位置となるように制御する位置制御手段
    と、 原稿画像読み取り手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 液体をプリント媒体に対して吐出する
    液体吐出ヘッドを用いて画像形成を行う画像形成装置で
    あって、 洗浄液を保持可能であり、前記液体吐出ヘッドの液体吐
    出部をクリーニングするためのクリーニング部材と、 前記クリーニング部材に洗浄液を供給して洗浄液を保持
    させるための洗浄液供給手段と、 前記クリーニング部材中の洗浄液の一部を排出して前記
    クリーニング部材に吸液力を生じさせる洗浄液排出手段
    と、 前記クリーニング部材に洗浄液が保持された状態で前記
    クリーニング部材に吸液力が生じているときに前記クリ
    ーニング部材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部とを相
    対的に当接した位置となるように制御する位置制御手段
    と、 画像情報の送信および/または受信手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 原稿画像読み取り手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 液体をプリント媒体に対して吐出する
    液体吐出ヘッドを用いて画像形成を行う画像形成装置で
    あって、 洗浄液を保持可能であり、前記液体吐出ヘッドの液体吐
    出部をクリーニングするためのクリーニング部材と、 前記クリーニング部材に洗浄液を供給して洗浄液を保持
    させるための洗浄液供給手段と、 前記クリーニング部材中の洗浄液の一部を排出して前記
    クリーニング部材に吸液力を生じさせる洗浄液排出手段
    と、 前記クリーニング部材に洗浄液が保持された状態で前記
    クリーニング部材に吸液力が生じているときに前記クリ
    ーニング部材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部とを相
    対的に当接した位置となるように制御する位置制御手段
    と、 プリント信号入力手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記プリント信号入力手段は、キーボ
    ードであることを特徴とする請求項18記載の画像形成
    装置。
  20. 【請求項20】 液体をプリント媒体に対して吐出する
    液体吐出ヘッドを用いて画像形成を行う情報処理装置で
    あって、 洗浄液を保持可能であり、前記液体吐出ヘッドの液体吐
    出部をクリーニングするためのクリーニング部材と、 前記クリーニング部材に洗浄液を供給して洗浄液を保持
    させるための洗浄液供給手段と、 前記クリーニング部材中の洗浄液の一部を排出して前記
    クリーニング部材に吸液力を生じさせる洗浄液排出手段
    と、 前記クリーニング部材に洗浄液が保持された状態で前記
    クリーニング部材に吸液力が生じているときに前記クリ
    ーニング部材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部とを相
    対的に当接した位置となるように制御する位置制御手段
    と、 計算処理手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  21. 【請求項21】 液体をプリント媒体に対して吐出する
    液体吐出ヘッドを用いてプリントを行うプリント方法で
    あって、 洗浄液を保持可能であり、前記液体吐出ヘッドの液体吐
    出部をクリーニングするためのクリーニング部材に洗浄
    液を供給して洗浄液を保持させ、 前記クリーニング部材中の洗浄液の一部を排出して前記
    クリーニング部材に吸液力を生じさせ、 前記クリーニング部材に洗浄液が保持された状態で前記
    クリーニング部材に吸液力が生じているときに前記クリ
    ーニング部材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出部とを相
    対的に当接させ、 前記クリーニング部材と前記液体吐出ヘッドの液体吐出
    部とを相対的に離間し、 前記液体吐出ヘッドから液体をプリント媒体に対して吐
    出してプリントを行うことを特徴とするプリント方法。
  22. 【請求項22】 前記液体吐出ヘッドは、熱エネルギー
    を利用してインクを吐出するプリントヘッドであって、
    インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネル
    ギー変換体を備えていることを特徴とする請求項21記
    載のプリント方法。
  23. 【請求項23】 前記プリントヘッドは、前記熱エネル
    ギー変換体によって印加される熱エネルギーによりイン
    クに状態変化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口
    よりインクを吐出させるものであることを特徴とする請
    求項22記載のプリント方法。
  24. 【請求項24】 捺染のために実施されることを特徴と
    する請求項21または22記載のプリント方法。
  25. 【請求項25】 前記プリント媒体は布帛であることを
    特徴とする請求項21ないし24のいずれかに記載のプ
    リント方法。
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