JP5088083B2 - 流体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体を噴射する流体噴射装置においてノズルの目詰まりを解消させる技術に関する。
インクジェット式記録装置では、ノズルを介してインクを記録用紙等に吐出するため、ノズル近傍においてインクが増粘したりノズル内に気泡が混入したりして、ノズルが目詰まりし、インクの吐出が良好に行えなくなるおそれがあった。そこで、専用キャップでヘッドの吐出面を覆ってキャップ内を負圧にすることで、ノズルに残っている気泡や増粘インクを吸引して取り除く(以下、「吸引回復処理」と呼ぶ)インクジェット式記録装置が提案されている(下記特許文献1参照)。
特開2003−334962号公報
上記インクジェット式記録装置では、吸引回復処理で吐出されたインクがヘッドの吐出面に付着することがある。そこで、インクジェット式記録装置として、専用キャップ近傍にワイパを設けて、このワイパによって吐出面を擦って(ワイピングして)吐出面に付着したインク滴を拭い取るものがある。このようなインクジェット式記録装置では、ワイピングの際に吐出面から拭い取られたインクが、吐出面(ノズルプレート)とヘッド側面との境界部分や、この境界部分に配置されたヘッドカバーに付着することがある。この場合、ヘッドカバー等に付着したインクは、電源オフの状態や印刷待機状態等において乾燥して増粘することとなる。そうすると、この増粘したインクが次にワイピングをする際にワイパに付着してしまい、吐出面に増粘インクが塗りつけられてしまうおそれがあった。この場合、増粘インクが塗りつけられたノズルは目詰まりし、インクの吐出不良が発生し得ることとなる。
なお、上記問題は、ワイパを備えていないインクジェット式記録装置においても発生し得る。例えば、印刷用紙の反りや折れに起因して印刷用紙がヘッドの吐出面に当接する場合には、この印刷用紙によってヘッドカバー等に付着した増粘インクが吐出面に塗りつけられてしまうおそれがあった。また、吸引回復処理だけでなく、例えば、全てのノズルから所定量のインクを吐出して増粘インク等を取り除く、いわゆるフラッシング動作を行うインクジェット式記録装置においても、フラッシング動作において吐出されたインクがヘッド吐出面に付着して上記問題が発生し得る。すなわち、印刷処理とは別に各ノズルからインクを吐出する処理(以下、「予備吐出処理」と呼ぶ)を行うインクジェット式記録装置において上記問題が発生し得る。また、インクジェット式記録装置に限らず、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体や、流体として噴射可能な粉体等の固体を含む)を噴射する流体噴射装置においても上記問題が発生し得る。
本発明は、流体噴射装置において、ヘッドに付着した流体が乾燥することを抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]流体を噴射するための流体噴射装置であって、前記流体を吐出するためのヘッドと、前記ヘッドを保湿するための保湿用ヘッドキャップ装置と、を備え、前記保湿用ヘッドキャップ装置は、前記ヘッドを保湿する際に、前記ヘッドの周りを囲んで前記ヘッドの全体を覆うように配置される、流体噴射装置。
適用例1の流体噴射装置では、保湿用ヘッドキャップ装置は、ヘッドを保湿する際にヘッドの周りを囲んでヘッドの全体を覆うように配置されるので、ヘッドに付着した流体の乾燥を抑制することができる。
[適用例2]適用例1に記載の流体噴射装置であって、さらに、前記ヘッドを保持するためのキャリッジを備え、前記キャリッジの底面と前記保湿用ヘッドキャップ装置とのうちの少なくとも一方にシール部材が設けられており、前記保湿用ヘッドキャップ装置は、前記シール部材を介して、前記キャリッジの底面のうち前記ヘッドが配置された領域よりも外側に当接して前記ヘッドの周りを囲む、流体噴射装置。
このようにすることで、ヘッドを、キャリッジの底面とシール部材と保湿用ヘッドキャップ装置とで囲まれた空間に配置することができる。したがって、ヘッドに付着した流体の乾燥を抑制することができる。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の流体噴射装置であって、さらに、前記ヘッドの吐出面に付着した前記流体を拭うためのワイパと、前記ワイパを保湿するためのワイパ保湿部と、を備える、流体噴射装置。
このようにすることで、吐出面に付着した流体を拭った際にワイパに付着した流体が乾燥することを抑制することができる。したがって、ワイパに付着した流体が乾燥して、次回ワイピングする際にヘッドの吐出面に塗りつけられることを抑制することができる。
[適用例4]請求項3に記載の流体噴射装置において、前記ワイパ保湿部は、(i)前記ワイパの周りを囲むワイパ囲み部を有し、(ii)前記ワイパを保湿する際に、前記ワイパ囲み部が前記保湿用ヘッドキャップ装置の底面に当接するように配置される、流体噴射装置。
このようにすることで、ワイパを、囲み部と保湿用ヘッドキャップ装置とで囲まれた空間に配置することができ、ワイパに付着した流体の乾燥を抑制することができる。
[適用例5]適用例1ないし適用例4のいずれか一例に記載の流体噴射装置であって、さらに、所定位置に配置された処理対象物に向けて前記流体を吐出する有効吐出処理とは別に前記流体を吐出する予備吐出処理において、前記流体を受ける予備吐出用ヘッドキャップ装置と、前記予備吐出用ヘッドキャップ装置を保湿するための予備吐出用ヘッドキャップ装置保湿部と、を備える、流体噴射装置。
このようにすることで、予備吐出処理を実行した際に予備吐出用ヘッドキャップ装置に付着した流体が乾燥することを抑制することができる。したがって、予備吐出用ヘッドキャップ装置に付着した流体が乾燥して、次回予備吐出処理を実行する際にヘッドの吐出面に付着することを抑制することができる。
[適用例6]適用例5に記載の流体噴射装置において、前記予備吐出用ヘッドキャップ装置保湿部は、(i)前記予備吐出用ヘッドキャップ装置の周りを囲む予備吐出用ヘッドキャップ装置囲み部を有し、(ii)前記予備吐出用ヘッドキャップ装置を保湿する際に、前記予備吐出用ヘッドキャップ装置囲み部が前記保湿用ヘッドキャップ装置の底面に当接するように配置される、流体噴射装置。
このようにすることで、予備吐出用ヘッドキャップ装置を、囲み部と保湿用ヘッドキャップ装置とで囲まれた空間に配置することができ、予備吐出用ヘッドキャップ装置に付着した流体の乾燥を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1の実施例:
B.第2の実施例:
C.第3の実施例:
D.第4の実施例:
E.第5の実施例:
F.第6の実施例:
A.第1の実施例:
図1は、本発明の一実施例としての流体噴射装置であるインクジェット式プリンタの概略構成を示す説明図である。プリンタ1000は、フレーム11を有し、フレーム11にはプラテン25が配置されている。プラテン25上には、図示せざる紙送り機構により印刷用紙P1が配送される構成となっている。また、プリンタ1000は、キャリッジ10を有し、キャリッジ10は、ガイド部材24を介してプラテン25の長手方向(X軸方向)へ移動可能に支持され、キャリッジモータ23によりタイミングベルト21を介して往復運動される構成となっている。
キャリッジ10には、インクカートリッジ12が搭載されている。また、キャリッジ10の下部には、図示せざるインクジェット式記録ヘッド(以下、単に「ヘッド」と呼ぶ)が搭載されている。キャリッジ10は、プラテン25に沿って移動することで、印刷用紙P1上を往復するようにヘッド(図示省略)を搬送する。このとき、ヘッド(図示省略)からインクが吐出されて印刷処理が実行される。なお、印刷処理は、請求項における有効吐出処理に相当する。また、プリンタ1000では、印刷処理とは別に、各ノズル(図示省略)に残留する気泡や増粘インクを取り除くために、各ノズルを吸引する処理(吸引回復処理)が実行される。この吸引回復処理は、請求項における予備吐出処理に相当する。
フレーム11において、ヘッド(図示省略)からインクを吐出可能な領域(以下、「印刷領域」と呼ぶ)PAの横は、インクが吐出されない非印刷領域となっており、この非印刷領域内にホームポジションH1が設けられている。キャリッジ10は、これら印刷領域PAとホームポジションH1との間を移動可能に構成されている。
ホームポジションH1近傍には、吸引回復用キャップ装置50と、保湿用キャップ装置100と、ワイパ80と、吸引ポンプ48と、チューブ49と、3つの昇降手段42,44,46とが配置されている。吸引回復用キャップ装置50は、吸引回復処理を行う際にヘッド(図示省略)から吸い出したインク等を受ける。吸引ポンプ48は、吸引回復処理において、吸引回復用キャップ装置50の内部を負圧にする。保湿用キャップ装置100は、電源オフの状態においてヘッド(図示省略)の吐出面を覆うように配置されるが、これは以下の理由による。印刷処理等の後において、ヘッド(図示省略)の吐出面にインク滴が付着したままとなる場合がある。この場合、吐出面に付着したインクが乾燥して増粘するとノズル孔を塞いて吐出不良の原因となり得る。そこで、この吐出面に付着したインクを乾燥させないようにするために、電源オフ時には保湿用キャップ装置100でヘッド(図示省略)を覆うようにしている。なお、前述の吸引回復用キャップ装置50は、請求項における予備吐出用ヘッドキャップ装置に相当する。
昇降手段42は、保湿用キャップ装置100を上下に移動することができる。同様に、昇降手段44は吸引回復用キャップ装置50を、昇降手段46はワイパ80を、それぞれ上下に移動することができる。なお、これら3つの昇降手段42,44,46としては、例えば、モータとスクリューネジとを組み合わせた機構など、公知の昇降機構を用いることができる。
図2は、キャリッジ10がホームポジションH1に到着した直後におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図である。キャリッジ10の底面S1には、−Z方向に突出したヘッド14が配置されている。このヘッド14では、インクの吐出面S2を囲うように、ヘッドカバー15が配置されている。このヘッドカバー15は、図示せざるノズルプレートの剥離防止や、折れ曲がった印刷用紙が直接ヘッドに当たるのを防ぐ等の役割を果たす。
保湿用キャップ装置100は、キャップホルダ102と、キャップホルダ102上に配置され+Z方向に突出したキャップ部104と、を備えている。キャップ部104は合成ゴムなどの弾力性のある部材で構成することができる。なお、このキャップ部104は、請求項におけるシール部材に相当する。
吸引回復用キャップ装置50は、キャップホルダ52と、キャップホルダ52上に配置され+Z方向に突出したキャップ部54と、キャップ部54で囲まれた空間の底部に配置されたシート状のスポンジ56と、を備えている。キャップ部54は、キャップ部104と同様に、合成ゴムなどの弾力性のある部材で構成することができる。スポンジ56は、キャップホルダ52を貫通するチューブ49を介して吸引ポンプ48に接続されている。このスポンジ56は、吸引回復処理においてヘッド14のノズル(図示省略)から強制的に排出された残留インクを受けて吸着する。なお、吸引回復処理において、キャリッジ10は、吸引回復用キャップ装置50の上方に配置され、また、吸引回復用キャップ装置50は、下方からヘッド14を覆うように配置される。
ワイパ80は、支持部材82と、支持部材82上に配置された拭取り部84と、を備えている。拭取り部84は、例えば、合成ゴムで構成することができ、ヘッド14の吐出面S2を擦って吐出面S2に残ったインクを払拭する。なお、このインクの拭取りを行う際に、ワイパ80は図2に示す位置よりも上方に配置される。そして、キャリッジ10がワイパ80の上方を通過する際にヘッド14の吐出面S2が拭取り部84によって擦られて、吐出面S2からインクが拭われる。
プリンタ1000(図1)において印刷処理が実行され、印刷が完了すると、キャリッジ10(図2)は、ホームポジションH1に戻ってくる。そして、キャリッジ10は、ヘッド14が保湿用キャップ装置100の真上に来るように配置される。なお、プリンタ1000の電源がオンとなって印刷処理を開始する直前においても、キャリッジ10は、図2に示すのと同じ配置となっている。
図3は、電源オフ状態におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図である。プリンタ1000の電源オフの状態において、キャリッジ10は、ホームポジションH1に配置される。なお、電源オンの状態においても、印刷処理やフラッシング処理を実行していない場合(待機状態)には、キャリッジ10は、図4に示すのと同じ配置となっている。
例えば、印刷終了後にキャリッジ10がホームポジションH1に戻ってきて(図2参照)、待機状態に移行する際に、昇降手段42は、保湿用キャップ装置100を上昇させる。そうすると、保湿用キャップ装置100のキャップ部104は、キャリッジ10の底面S1においてヘッド14よりも外側の部分に当接し、保湿用キャップ装置100は、ヘッド14の周りを囲んでヘッド14全体を覆うように配置される。このとき、キャップ部104とキャリッジ10の底面S1とで囲まれた略密閉された空間AR1が形成される。そして、この空間AR1には、ヘッド14全体(ヘッド14とヘッドカバー15と)が配置されている。したがって、ヘッドの吐出面S2やヘッドカバー15に付着したインクが乾燥するのを抑制することができる。
以上説明したように、第1の実施例では、保湿用キャップ装置100は、電源オフ状態において、ヘッド14の周りを囲んでヘッド14全体を覆うように配置されるので、ヘッド14に付着したインクのみならず、ヘッドカバー15に付着したインクの乾燥を抑制することができる。
B.第2の実施例:
図4(A)は、第2の実施例におけるキャリッジ及びヘッドの詳細構成を示す説明図であり、図4(B)は、第2の実施例におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図である。なお、図4(A)の例では、キャリッジの底面方向から見たキャリッジ及びヘッドを示している。また、図4(B)の例では、電源オフ状態におけるホームポジションH1付近の構成を示している。
第2の実施例のプリンタは、キャリッジの底面の高さとヘッドの吐出面との高さとが同じである点において、プリンタ1000(図1〜3)と異なり、他の構成については第1の実施例と同じである。具体的には、第2の実施例におけるプリンタは、キャリッジ10a(図4(A))の底面S1aにおいて、凹部18と、凹部18を囲む凸部16とを備えている。凹部18にはヘッド14が配置されている。なお、ヘッド14及びヘッドカバー15は第1の実施例におけるヘッド14及びヘッドカバー15と同じである。ここで、凸部16の高さ(Z軸方向の高さ)と、ヘッド14の高さとは同じである。
電源オフ状態において(図4(B))、保湿用キャップ装置100のキャップ部104は、第1の実施例と同様にキャリッジ10aの底面S1aと当接する。このとき、キャップ部104は、凸部16においてキャリッジ10aの底面S1aに当接する。ここで、ヘッド14の高さと凸部16の高さとは同じであるので、ヘッド14の吐出面とキャリッジ10aの底面S1aとは同じ高さとなっている。
以上の構成においても、保湿用キャップ装置100は、電源オフ状態において、ヘッド14の周りを囲んでヘッド14の全体を覆うように配置されるので、第2の実施例におけるプリンタは、第1の実施例のプリンタ1000と同じ効果を奏する。
C.第3の実施例:
図5は、第3の実施例におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図である。図5の例では、電源オフ状態におけるホームポジションH1付近の構成を示している。第3の実施例におけるプリンタは、キャリッジの底面においてシール部を備えている点と、保湿用キャップ装置がキャップ部を備えていない点においてプリンタ1000(図1〜3)と異なり、他の構成については第1の実施例と同じである。
具体的には、保湿用キャップ装置100aは、保湿用キャップ装置100(図2)と異なり、キャップホルダ102の上にキャップ部104が配置されていない。また、第3の実施例のキャリッジ10bは、底面S1において、ヘッド14を囲むようにシール部19が配置されている。このシール部19は、例えば、合成ゴム等の弾力性のある部材で構成されている。そして、電源オフ状態においては、キャリッジ10bはホームポジションH1に配置され、昇降手段42は、保湿用キャップ装置100aを上昇させる。そうすると、キャップホルダ102はシール部19に当接して、キャリッジ10bの底面S1と、シール部19と、キャップホルダ102とで囲まれた略密閉された空間AR3が形成される。
この空間AR3には、ヘッド14及びヘッドカバー15が配置されるので、第3の実施例におけるプリンタは、第1の実施例のプリンタ1000と同じ効果を奏する。なお、上述した第3の実施例では、保湿用キャップ装置100aは、キャップ部104を備えていない構成であったが、これに代えて、第1の実施例と同様にキャップ部104を備える構成とすることもできる。かかる構成であっても、シール部19とキャップ部104とが当接して略密閉した空間を形成することができ、かかる空間にヘッド14及びヘッドカバー15を配置することができる。
D.第4の実施例:
図6は、第4の実施例におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図である。図6の例では、電源オフ状態におけるホームポジションH1付近の構成を示している。第4の実施例におけるプリンタは、電源オフ状態でワイパ80を保湿可能な点において、プリンタ1000(図1〜3)と異なり、他の構成については第1の実施例と同じである。
具体的には、第4の実施例のプリンタは、ワイパ80及び昇降手段46を囲むように配置された中空の囲い部160を備えている。電源オフ状態においては、ワイパ80は、囲い部160内部の中空部分に納まっている。そして、ワイパ80は、ワイピングを行う際に、囲い部160の上部に設けられた開口165から突出し、X方向に移動するヘッド14の吐出面S2を擦ってインクを払拭する。なお、囲い部160は、ワイパ80のみを囲んで昇降手段46は囲まないように配置することもできる。なお、囲い部160は、請求項におけるワイパ保湿部に相当する。
以上の構成においては、ワイパ80は、電源オフ状態において囲い部160の内部に収納されているので、ワイパ80が全く開放されている構成に比べて、ワイパに付着したインクの乾燥を抑制することができる。また、電源オフ状態において、ヘッド14及びヘッドカバー15は、保湿用キャップ装置100によって覆われているので、第4実施例におけるプリンタは、第1の実施例のプリンタ1000と同じ効果を奏する。
E.第5の実施例:
図7は、第5の実施例におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図である。図7の例では、電源オフ状態におけるホームポジションH1付近の構成を示している。第5の実施例におけるプリンタは、電源オフ状態において、ワイパ80に代えて吸引回復用キャップ装置50を保湿可能な点において、第4の実施例におけるプリンタと異なり、他の構成については第4の実施例と同じである。
具体的には、第5の実施例のプリンタは、吸引回復用キャップ装置50及び昇降手段44を囲むように配置された中空の囲い部170を備えている。電源オフ状態においては、吸引回復用キャップ装置50は、囲い部170内部の中空部分に納まっている。そして、吸引回復用キャップ装置50は、吸引回復処理を実行する際に、囲い部170の上部に設けられた開口175から突出して保湿用キャップ装置100の底面S1に当接する。なお、囲い部170は、吸引回復用キャップ装置50のみを囲んで昇降手段44は囲まないように配置することもできる。なお、囲い部170は、請求項における予備吐出用ヘッドキャップ装置保湿部に相当する。
以上の構成においては、吸引回復用キャップ装置50は、電源オフ状態において囲い部170の内部に収納されているので、吸引回復用キャップ装置50が全く開放されている構成に比べて、吸引回復用キャップ装置50に付着したインクの乾燥を抑制することができる。また、電源オフ状態において、ヘッド14及びヘッドカバー15は、保湿用キャップ装置100によって覆われているので、第5実施例におけるプリンタは、第4の実施例のプリンタと同じ効果を奏する。
F.第6の実施例:
図8は、第6の実施例におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図である。図8の例では、キャリッジ10がホームポジションH1に到着した直後におけるホームポジションH1付近の構成を示している。第6の実施例におけるプリンタは、電源オフ状態において、ワイパ80と吸引回復用キャップ装置50とが略密閉空間に配置されて保湿される点においてプリンタ1000(図1〜3)と異なり、他の構成については第1の実施例と同じである。
具体的には、第6の実施例のプリンタは、プリンタ1000(図1〜3)とは異なり、昇降手段42を備えていない。また、第6の実施例のプリンタは、プリンタ1000とは異なり、ワイパ80及び吸引回復用キャップ装置50を覆うためのキャップ装置200と、このキャップ装置200を上下に移動させるための移動機構300と、保湿用キャップ装置100bを上下左右に移動させるための移動機構400と、を備えている。
保湿用キャップ装置100bの底面には、所定の領域を囲むようにシール部110が配置されている。保湿用キャップ装置100bは、2つの支持部材450a,450bによって下方から支えられている。これら2つの支持部材450a,450bは、フレーム11に設けられたスライド用孔470を介して移動機構400に接続されており、移動機構400は、2つの支持部材450a,150bを上下左右にスライドさせることにより、保湿用キャップ装置100bを上下左右に移動させることができる。なお、移動機構400は、スライド用孔470の奥(フレーム11の外部)に配置されている。
キャップ装置200は、支持部材202と、支持部材202の上に配置され+Z方向に突出した囲い部204と、を備えている。囲い部204は、ワイパ80と吸引回復用キャップ装置50とを囲むように配置されている。なお、吸引回復用キャップ装置50と昇降手段44とは、支持部材202を介して接続されており、同様に、ワイパ80と昇降手段46とは、支持部材202を介して接続されている。キャップ装置200は、2つの支持部材350a,350bによって下方から支えられている。支持部材350aは、フレーム11に設けられたスライド用孔370aを介して移動機構300に接続されている。同様に、支持部材350bは、フレーム11に設けられたスライド用孔370bを介して移動機構300に接続されている。そして、移動機構300は、2つの支持部材350a,350bを上下にスライドさせることにより、キャップ装置200を上下に移動させることができる。なお、移動機構300は、移動機構400と同様に、スライド用孔370a,370bの奥に配置されている。
キャリッジ10がホームポジションH1に到着した直後において、キャップ装置200の囲い部204は、保湿用キャップ装置100bのシール部110と当接している。そして、保湿用キャップ装置100bの底面とシール部110と囲い部204と支持部材202とで囲まれた略密閉した空間AR4が形成されている。ワイパ80及び吸引回復用キャップ装置50は、この空間AR4に配置されている。このとき、保湿用キャップ装置100b及びキャップ装置200は、最も下となる位置に配置されている。なお、上述したキャップ装置200は、請求項におけるワイパ保湿部と予備吐出用ヘッドキャップ装置保湿部とに相当する。
図9は、第6の実施例における電源オフ状態でのホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図である。なお、待機状態においても、図9の例に示す配置状態となる。電源オフ状態又は待機状態に移行する際に、移動機構400は、図8の状態から保湿用キャップ装置100bを上昇させてキャリッジ10に当接させる。このとき、移動機構300は、保湿用キャップ装置100bの上昇速度に合わせてキャップ装置200を上昇させて、シール部110に囲い部204が当接したままの状態を維持する。また、キャップ装置200の上昇速度に合わせて、昇降手段44は吸引回復用キャップ装置50を上昇させ、また、昇降手段46はワイパ80を上昇させる。
このようにして電源オフ状態に移行する際には、保湿用キャップ装置100bとキャップ装置200とで囲まれた略密閉空間AR4が形成されたまま、キャリッジ10の底面S1と保湿用キャップ装置100bとで囲まれた略密閉空間AR1が新たに形成されることとなる。そして、この空間AR1にはヘッド14及びヘッドカバー15が配置されている。
図10は、第6の実施例における吸引回復処理実行時のホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図である。例えば、キャリッジ10がホームポジションH1に到着した後(図8参照)に吸引回復処理を実行する場合、キャリッジ10は、若干右側に移動して、吸引回復用キャップ装置50の上方に配置される。移動機構400は、保湿用キャップ装置100bを最も左側に位置するように移動させる。昇降手段44は、吸引回復用キャップ装置50を上昇させてキャリッジ10の底面S1に当接させる。そうすると、吸引回復用キャップ装置50はヘッド14及びヘッドカバー15を覆うこととなり、吸引ポンプ48によってヘッド14のノズルから残留インクを吸引することが可能となる。そして、吸引回復処理が終了した後において、吸引回復用キャップ装置50等が電源オフ状態における所定位置に配置されることで(図9参照)、吸引回復処理において吸引回復用キャップ装置50に付着したインクの乾燥を抑制することができる。なお、吸引回復処理を行う際に吸引回復用キャップ装置50(キャップ部54)が当接する位置を、キャリッジ10の底面S1に代えてヘッド14の吐出面S2とすることもできる。このような構成とすることで、ノズル孔(図示省略)が接する空間がより狭くなって気密性が高くなり、より高い保湿効果を得ることができる。また、かかる構成によって、吐出された残留インクが広範囲に飛び散らないのでより確実にスポンジ56で受け止めることができる、或いは、より確実に負圧の効果を発揮することができるといった効果を奏する。
以上説明したように、第6の実施例のプリンタは、電源オフ状態においてワイパ80及び吸引回復用キャップ装置50を略密閉空間AR4に配置するように構成されているので、電源オフ状態においてワイパ80や吸引回復用キャップ装置50に付着したインクが乾燥することを抑制することができる。また、電源オフ状態において、ヘッド14及びヘッドカバー15は、保湿用キャップ装置100bによって覆われているので、第6実施例におけるプリンタは、第1の実施例のプリンタ1000と同じ効果を奏する。
G.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
G1.変形例1:
上述した各実施例では、略密閉空間内にヘッド14及びヘッドカバー15を配置することで、ヘッド14及びヘッドカバー15に付着したインクの乾燥を抑制していたが、これに加えて、略密閉空間を加湿してインクの乾燥を抑制するように構成することもできる。具体的には、保湿用キャップ装置100,100a,100bに水を貯水したタンクをチューブ等で接続し、この水タンクをヒータで過熱して閉空間AR1,AR2,AR3に水蒸気を送り込むように構成することもできる。また、第4の実施例では、囲い部160(図6)に水タンクを接続して内部の中空部分を加湿するように構成することもできる。同様に、第5の実施例では、囲い部170(図7)に水タンクを接続して内部の中空部分を加湿するように構成することもできる。また、第6の実施例では、キャップ装置200(図9)に水タンクを接続し、空間AR1と共に空間AR4を加湿するように構成することもできる。
G2.変形例2:
上述した各実施例では、キャリッジ10の底面S1に配置されるヘッドの数は1つであったが、これに代えて、複数のヘッドが配置される構成とすることもできる。この場合、保湿用キャップ装置100,100a,100bは、電源オフ状態において、これら複数のヘッドの全部又は一部を覆うように構成することもできる。なお、複数のヘッドを備える構成において、それぞれのヘッドについて吸引回復処理を実行するために、複数の吸引回復用キャップ装置及び複数のワイパを備える場合には、キャップ装置200は、これら複数の吸引回復用キャップ装置及び複数のワイパを覆うように構成することもできる。
G3.変形例3:
上述した各実施例では、吸引回復用キャップ装置50は、ヘッド14とヘッドカバー15とをいずれも覆うものとしたが、これに代えて、ヘッド14の吐出面S2のうちノズルの吐出孔が設けられた領域のみを覆い、吐出面S2のその他の領域やヘッドカバー15を覆わない構成とすることもできる。
G4.変形例4:
上述した各実施例では、吸引回復用キャップ装置50を備える構成であったが、吸引回復用キャップ装置50に代えて又は吸引回復用キャップ装置50と共に、フラッシング用キャップ装置(フラッシングボックス)を備える構成とすることもできる。この場合、第5の実施例のように、フラッシング用キャップ装置を囲う囲い部を設ける構成とすることもできる。また、第6の実施例では、キャップ装置200を、吸引回復用キャップ装置50に代えてまたは吸引回復用キャップ装置50と共に、フラッシング用キャップ装置とワイパとを覆う構成とすることもできる。なお、以上の構成においては、フラッシング用キャップ装置(及び吸引回復用キャップ装置50)は、請求項における予備吐出用ヘッドキャップ装置に相当する。
G5.変形例5:
上述した各実施例では、保湿用キャップ装置100,100a,100bは、いずれも電源オフ状態においてキャリッジ10,10a,10bの底面S1に当接していたが、これに代えて、底面S1に当接せず、底面S1との間に僅かに隙間が生じる程度に配置することもできる。この構成においても、ヘッド14及びヘッドカバー15を全く開放する構成に比べて、ヘッド14やヘッドカバー15に付着したインクの乾燥を抑制することができる。すなわち、一般には、本発明の流体噴射装置における保湿用キャップ装置として、ヘッド14の周りを囲んでヘッド14全体を覆うことができるものを採用することができる。
G6.変形例6:
上述した第3の実施例では、キャリッジ10b(図5)の底面S1にシール部19を備える構成であったが、第2,4,5,6の実施例においても、キャリッジ10,10aの底面にシール部19を備える構成とすることもできる。また、第2の実施例におけるキャリッジ10a(図4)を、第3〜6の実施例に適用することもできる。
G7.変形例7:
上述した各実施例では、ヘッド14は、ヘッドカバー15を備える構成であったが、ヘッドカバー15を備えない構成とすることもできる。かかる構成においても、ヘッド14全体を保湿用キャップ装置100,100a,100bで覆うので、ヘッド14の側面と吐出面との境界部分に付着したインクが乾燥するのを抑制することができる。
G8.変形例8:
上述した第6の実施例では、キャップ装置200は、ワイパ80と吸引回復用キャップ装置50とをいずれも囲うものとしたが、これに代えて、ワイパ80を覆うキャップ装置と、吸引回復用キャップ装置50を覆うキャップ装置とを、それぞれ別体として構成することもできる。この場合、これら2つのキャップ装置は、それぞれ、電源オフ状態において、保湿用キャップ装置100bの底面に当接して、ワイパ80又は吸引回復用キャップ装置50を覆うように構成することもできる。
G9.変形例9:
上述した各実施例では、インクジェット式プリンタについて説明したが、本発明は、これに限らず、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体や、流体として流したり噴射したりできる固体を含む)を噴射する任意の流体噴射装置に適用することができる。例えば、液晶ディスプレイやEL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイや面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や、色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置に適用することもできる。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置や、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置や、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置や、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化性樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置や、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置に適用することもできる。
本発明の一実施例としての流体噴射装置であるインクジェット式プリンタの概略構成を示す説明図である。 キャリッジ10がホームポジションH1に到着した直後におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図。 電源オフ状態におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図。 第2の実施例におけるキャリッジ及びヘッドの詳細構成を示す説明図及び第2の実施例におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図。 第3の実施例におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図。 第4の実施例におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図。 第5の実施例におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図。 第6の実施例におけるホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図。 第6の実施例における電源オフ状態でのホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図。 第6の実施例における吸引回復処理実行時のホームポジションH1付近の詳細構成を示す説明図。
符号の説明
10,10a,10b…キャリッジ
11…フレーム
12…インクカートリッジ
14…ヘッド
15…ヘッドカバー
16…凸部
18…凹部
19…シール部
21…タイミングベルト
23…キャリッジモータ
24…ガイド部材
25…プラテン
42,44,46…昇降手段
48…吸引ポンプ
49…チューブ
50…吸引回復用キャップ装置
52…キャップホルダ
54…キャップ部
56…スポンジ
80…ワイパ
82…支持部材
84…拭取り部
100,100a,100b…保湿用キャップ装置
102…キャップホルダ
104…キャップ部
110…シール部
160,170…囲い部
165,175…開口
200…キャップ装置
202…支持部材
204…囲い部
300,400…移動機構
350a,350b,450a,450b…支持部材
370a,370b,470…スライド用孔
1000…プリンタ
P1…印刷用紙
H1…ホームポジション
S1,S1a…底面
S2…吐出面
PA…印刷領域
AR1,AR2,AR3,AR4…空間

Claims (5)

  1. 流体を噴射するための流体噴射装置であって、
    前記流体を吐出するためのヘッドと、
    前記ヘッドを保湿するための保湿用ヘッドキャップ装置と、
    前記ヘッドの吐出面に付着した前記流体を拭うためのワイパと、
    前記ワイパを保湿するためのワイパ保湿部と、
    を備え、
    前記保湿用ヘッドキャップ装置は、前記ヘッドを保湿する際に、前記ヘッドの周りを囲んで前記ヘッドの全体を覆うように配置され、
    前記ワイパ保湿部は、
    (i)前記ワイパの周りを囲むワイパ囲み部を有し、
    (ii)前記ワイパを保湿する際に、前記ワイパ囲み部が前記保湿用ヘッドキャップ装置の底面に当接するように配置される、流体噴射装置。
  2. 流体を噴射するための流体噴射装置であって、
    前記流体を吐出するためのヘッドと、
    前記ヘッドを保湿するための保湿用ヘッドキャップ装置と、
    所定位置に配置された処理対象物に向けて前記流体を吐出する有効吐出処理とは別に前記流体を吐出する予備吐出処理において、前記流体を受ける予備吐出用ヘッドキャップ装置と、
    前記予備吐出用ヘッドキャップ装置を保湿するための予備吐出用ヘッドキャップ装置保湿部と、
    を備え、
    前記保湿用ヘッドキャップ装置は、前記ヘッドを保湿する際に、前記ヘッドの周りを囲んで前記ヘッドの全体を覆うように配置され、
    前記予備吐出用ヘッドキャップ装置保湿部は、
    (i)前記予備吐出用ヘッドキャップ装置の周りを囲む予備吐出用ヘッドキャップ装置囲み部を有し、
    (ii)前記予備吐出用ヘッドキャップ装置を保湿する際に、前記予備吐出用ヘッドキャップ装置囲み部が前記保湿用ヘッドキャップ装置の底面に当接するように配置される、流体噴射装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の流体噴射装置において、さらに、
    前記ヘッドを保持するためのキャリッジを備え、
    前記キャリッジの底面と前記保湿用ヘッドキャップ装置とのうちの少なくとも一方にシール部材が設けられており、
    前記保湿用ヘッドキャップ装置は、前記シール部材を介して、前記キャリッジの底面のうち前記ヘッドが配置された領域よりも外側に当接して前記ヘッドの周りを囲む、流体噴射装置。
  4. 請求項2に記載の流体噴射装置において、さらに、
    前記ヘッドの吐出面に付着した前記流体を拭うためのワイパと、
    前記ワイパを保湿するためのワイパ保湿部と、
    を備える、流体噴射装置。
  5. 請求項に記載の流体噴射装置において、
    前記ワイパ保湿部は、
    (i)前記ワイパの周りを囲むワイパ囲み部を有し、
    (ii)前記ワイパを保湿する際に、前記ワイパ囲み部が前記保湿用ヘッドキャップ装置の底面に当接するように配置される、流体噴射装置。
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