JP4715522B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット式プリンタなどの液体噴射装置に関する。
従来、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドからターゲットに対してインク(液体)を噴射させる液体噴射装置として、例えば特許文献1に記載のインクジェット式プリンタ(以下、「プリンタ」と略記する。)が提案されている。このプリンタでは、記録ヘッドのノズル形成面に形成されたインク用ノズル(以下、「ノズル」と略記する。)の開口からノズル内のインク溶媒が蒸発することによるインク粘度の上昇に伴いノズルが目詰まりしたり、ノズルの開口からインク内に大気が気泡となって混入したりすることで、ドット抜け等の印刷不良を生じることがあった。そこで、こうしたプリンタでは、記録ヘッドのノズル形成面を封止可能なキャップと、該キャップ内を吸引する吸引ポンプとを含むメンテナンスユニットを備え、該メンテナンスユニットにより、いわゆるフラッシングやクリーニングを適宜行うことで、ノズル内から増粘したインクや気泡混じりのインク等を吸引して排出するようにしている。
また、このプリンタのメンテナンスユニットには、記録ヘッドのノズル形成面に付着したインクを払拭してノズル形成面を清掃するワイパが設けられる他、キャップ内に収容された吸収材を洗浄するための洗浄装置が設けられている。この洗浄装置は、キャップの上方からキャップ内に向けて洗浄液(純水など)を放出(放水)することにより、キャップ内の吸収材に吸収保持されているインクの粘度が上昇して固化することを抑制するようになっている。すなわち、洗浄装置からキャップ内に供給される洗浄液によって吸収材に吸収保持されているインクの粘度を低下させ、メンテナンスユニットによるインクの吸引回収能力が良好に維持されるようにしている。
特開平8−276598号公報
ところで、記録ヘッドのノズルから吐出されたインク(廃インク)は、キャップ内の吸収材からの跳ね返りなどにより、キャップにおいてノズル形成面の封止時に該ノズル形成面と当接する当接部位(キャップの周壁上面に設けられたシール部材)に付着することがある。そして、このようにキャップの当接部位に付着したインクに対しては、埃などの異物が付着してしまうことがあった。
このような場合、上述した洗浄装置では、キャップ内の吸収材は洗浄できるものの、キャップの当接部位に付着したインクや埃を洗い流すことはできない構成となっていた。そのため、シール部材(当接部位)にインクや埃が付着した状態のキャップによって記録ヘッドのノズル形成面を封止した場合には、そのインクや埃によりノズル形成面を汚してしまうことがあった。そして、このようなノズル形成面の汚れは、印刷時にターゲットとしての用紙に転写されてしまうことがあり、印刷不良を発生させるという問題があった。
また、そのような当接部位のインクに付着していた埃などの異物がノズル形成面に形成されたノズル内に詰まってしまった場合には、ドット抜けなどの印刷不良を起こしてしまうおそれがあった。なお、この点は、ノズル形成面を払拭するワイパにおいても、払拭時にワイパの先端(当接部位)にはインクが付着して残り、その付着したインクには埃などの異物が付着することもあり得ることから、キャップの場合と同様に、印刷不良を発生させるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体噴射ヘッドのノズル形成面の汚れに起因した印刷不良の発生を抑制できる液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、ノズル形成面に形成された液体用ノズルから液体をターゲットに対して噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面に対して当接する位置と離間した位置との間で移動自在であると共に、前記ノズル形成面に当接可能に形成されたキャップ部材と、該キャップ部材が前記ノズル形成面から離間した位置にある場合に、そのキャップ部材における少なくとも前記ノズル形成面に対する当接部位を洗浄するための装置であって、該当接部位に向けて洗浄液を放出するための洗浄液用ノズルを有する洗浄液用ヘッドと、該洗浄液用ヘッドを前記キャップ部材と相対移動する方向に移動させる駆動手段とを備える洗浄装置と、前記キャップ部材の下方に配置される装置であって、該キャップ部材の前記当接部位に対して放出された洗浄液を回収するための回収タンクと、該回収タンク内の洗浄液を蒸発させるための洗浄液蒸発手段とを有する回収装置と、を備え、前記相対移動する方向と直交する方向において、前記洗浄液用ノズルからの洗浄液放出領域の長さは、前記当接部位の長さよりも長く設定されている
この発明によれば、液体噴射ヘッドのノズル形成面とキャップ部材の当接部位とが離間した状態にある場合に、洗浄装置は、キャップ部材の当接部位を洗浄対象とし、その洗浄対象に向けて洗浄液用ノズルから洗浄液を放出する。そのため、仮にキャップ部材の当接部位に液体や異物(例えば、埃)が付着していたとしても、そのような液体や異物は洗浄液によって洗い流されることになる。したがって、液体や異物が当接部位に付着した状態でキャップ部材が液体噴射ヘッドのノズル形成面に当接することにより、ノズル形成面が汚れてしまうことが回避される。すなわち、液体噴射ヘッドのノズル形成面の汚れに起因した印刷不良の発生を抑制できる。
また、キャップ部材の下方には、前記洗浄液用ノズルから放出された洗浄液を回収するための回収装置が設けられている。そして、回収装置の回収タンク内に貯留された洗浄液は、洗浄液蒸発手段によって徐々に蒸発させられる。そのため、洗浄液が回収タンクから溢出してしまうことを抑制できると共に、回収タンクの小型化に貢献できる。
また、相対移動方向と直交する方向において、前記洗浄液用ノズルからの洗浄液放出領域の長さは、キャップ部材の当接部位の長さよりも長く設定されている。そのため、駆動手段によって洗浄液用ノズルを一方向(当接部材と相対移動する方向)に移動させることにより、キャップ部材の当接部位を洗浄できる。すなわち、キャップ部材の当接部位の洗浄時に洗浄液用ヘッドを複雑に移動させる必要がない。
本発明の液体噴射装置において、液体噴射装置の電源スイッチが断状態とされたか否かを判定する電源断判定手段と、該電源断判定手段による判定結果が肯定判定である場合に、前記キャップ部材の当接部位と前記ノズル形成面とを離間した状態に設定した後、前記キャップ部材の当接部位に向けて前記洗浄液用ノズルから前記洗浄液を放出するように前記洗浄装置を制御する制御手段とをさらに備えた。
この発明によれば、電源スイッチが断状態にされた場合に、洗浄装置の洗浄液用ノズルからの洗浄液がキャップ部材の当接部位に向けて放出され、その後、キャップ部材と液体噴射ヘッドとが当接状態になる。すなわち、当接部位が洗浄液によって洗浄されたキャップ部材が液体噴射ヘッドと当接状態になる。したがって、キャップ部材の当接部位に液体や異物が付着している場合とは異なり、液体噴射装置の停止時にノズル形成面が汚れてしまうことが抑制される。
(第1の実施形態)
以下、本発明を、インクジェット式プリンタに具体化した第1の実施形態を図1〜図6に従って説明する。なお、以下における本明細書中の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は図1に矢印で示す前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ示すものとする。
図1に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ11は、略箱体形状をなす本体フレーム12を備え、該本体フレーム12内には左右方向に延びるプラテン13が架設されている。プラテン13上には、給送手段としての紙送りモータ14を有する紙送り機構によりターゲットとしての記録用紙Pが給送されるようになっている。また、本体フレーム12内には、プラテン13の長手方向(左右方向)と平行に棒状のガイド部材15が架設されている。
このガイド部材15には、キャリッジ16が、該ガイド部材15の軸線方向(左右方向)に往復移動可能に挿通支持されている。キャリッジ16は、一対のプーリ17a間に張設されたタイミングベルト17を介してキャリッジモータ18に連結されている。そして、キャリッジ16は、キャリッジモータ18の駆動により、ガイド部材15に沿って往復移動されるようになっている。
キャリッジ16の下面には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド19が搭載され、この記録ヘッド19の下面は、図2に示すように、複数(図2では4つのみ図示)のインク用ノズル(液体用ノズル)20が形成されたノズル形成面19aとされている。また、キャリッジ16における記録ヘッド19の上側には、インクカートリッジ21が着脱可能に搭載され、インクカートリッジ21内には、顔料を含む複数色の液体としてのインク(本実施形態では、水溶性のインク)がそれぞれ記録ヘッド19に供給可能に収容されている。
そして、記録ヘッド19に備えられた図示しない圧電素子の駆動により、インクカートリッジ21から記録ヘッド19へと供給され、該各インクが各インク用ノズル20からプラテン13上に給送された記録用紙Pにそれぞれ噴射されて印刷が行われるようになっている。また、本体フレーム12内の右端部に位置する非印刷領域に設けられたホームポジション領域付近には、非印刷時に記録ヘッド19のノズル形成面19aをクリーニングするためのクリーニング機構(メンテナンス機構)23が設けられている。
次に、クリーニング機構23について図2及び図3に基づき以下説明する。
図2及び図3に示すように、クリーニング機構23は、有底四角箱状をなすキャップ(キャップ部材)24と、該キャップ24を上下方向に移動させるための第1昇降装置25とを備えている。そして、このクリーニング機構23は、キャリッジ16をホームポジション領域に移動させた場合に、キャップ24を第1昇降装置25により上昇させることで、記録ヘッド19のノズル形成面19a(各インク用ノズル20)をキャップ24により封止するようになっている。キャップ24の周壁の上面全体には、該上面全体と対応するように可撓性材料からなる四角枠状のシール部材26が設けられ、キャップ24によりノズル形成面19aを封止する場合、このノズル形成面19aにはシール部材26の上端26aが圧接(当接)するようになっている。したがって、本実施形態では、キャップ24により、記録ヘッド(液体噴射ヘッド)19のノズル形成面19aを封止するために該ノズル形成面19aに当接する当接部材が構成され、その際にノズル形成面19aに直接接触するシール部材26により当接部位が構成されている。
また、キャップ24の底壁には、該キャップ24内のインクを送出する送出部27が下方に向かって突設されている。送出部27内には、送出通路27aが形成されている。さらに、キャップ24の内部には、インク吸収材28が配置され、該インク吸収材28には、記録ヘッド19の各インク用ノズル20から噴射(吐出)されたインクが吸収保持されるようになっている。そして、インクを蓄えたインク吸収材28は、キャップ24によりノズル形成面19a(各インク用ノズル20)が封止された際に、キャップ24内を保湿することで、各インク用ノズル20からのインクの蒸発を抑制するようになっている。
送出部27には、可撓性材料よりなる排出チューブ29の一端部29aが接続され、該排出チューブ29の他端部29bは、廃インクタンク30内に挿入されている。キャップ24内と排出チューブ29内とは、送出通路27aを介して連通しており、キャップ24と廃インクタンク30との間における排出チューブ29の中間部には、吸引ポンプ31が配設されている。そして、吸引ポンプ31の駆動により、キャップ24内のインクが排出チューブ29を介して吸引され、廃インクタンク30内に排出されるようになっている。なお、廃インクタンク30内には、多孔質部材からなる廃インク吸収材32が収容され、この廃インク吸収材32により回収されたインクが吸収されるようになっている。
また、クリーニング機構23は、合成樹脂からなる平板状のワイパ部材(当接部材)35と、該ワイパ部材35を上下方向に移動させるための第2昇降装置36とを備えている。この第2昇降装置36は、キャリッジ16がホームポジション領域に位置する場合に、ワイパ部材35を上昇させ、該ワイパ部材35の先端(当接部位)35aを記録ヘッド19のノズル形成面19aに摺接させるようになっている。そして、この状態で、キャリッジ16がホームポジション領域から印刷領域に向けて移動する際に、ワイパ部材35の先端35aが記録ヘッド19のノズル形成面19aを払拭するようになっている。なお、本実施形態では、ワイパ部材35は、その前後方向における長さがキャップ24の前後方向における長さとほぼ同一となるように形成されている。
本実施形態のクリーニング機構23において、記録ヘッド19のノズル形成面19aと当接する部位を有するキャップ24(詳しくはシール部材26)及びワイパ部材35には、それらのシール部材26の上端26aやワイパ部材35の先端35aにインクや埃など(以下、これらをまとめて「付着物37」という。)が付着することがある。そこで、このクリーニング機構23には、少なくともキャップ24におけるシール部材26の上端26a及びワイパ部材35の先端35aを洗浄するための洗浄装置40が設けられている。この洗浄装置40には、図2及び図3に示すように、洗浄液(本実施形態では純水)を貯水するための貯水タンク41を内部に有する装置本体42が設けられ、この装置本体42からは、左右方向に伸縮自在なロッド部材43が延設されている。
そして、このロッド部材43の先端(図2及び図3では左端)には、貯水タンク41内の洗浄液を下方に向けて放水(放出)するための洗浄液用ノズル44a(図2及び図3では1つのみ図示)を有する洗浄液用ヘッド44が設けられている。この洗浄液用ヘッド44には、前後方向(図2及び図3では紙面と直交する方向であって、ロッド部材43の伸縮方向と直交する方向)に沿って複数の洗浄液用ノズル44aからなる洗浄液用ノズル列が形成されている。そして、この洗浄液用ノズル列は、その洗浄液用ノズル列からの前後方向に沿う洗浄液放出領域の長さが四角枠状をなすシール部材26の前後方向における長さ及びワイパ部材35の前後方向における長さよりも長くなるように形成されている。
さらに、クリーニング機構23には、洗浄装置40のロッド部材43を洗浄液用ノズル列の延びる方向と直交する左右方向へ伸縮させるための駆動装置(駆動手段)45が設けられている。そして、この駆動装置45の駆動に基づきロッド部材43が伸縮することにより、該ロッド部材43の先端に設けられた洗浄液用ヘッド44が左右方向に移動するようになっている。
また、キャップ24及びワイパ部材35の下方には、洗浄装置40から放水された洗浄液を回収するための回収装置46が配設されている。この回収装置46には、回収された洗浄液を回収するための回収タンク47と、該回収タンク47内に回収された洗浄液を熱風によって蒸発させるための熱風送風機48とが設けられている。この回収タンク47は、上部が開口した四角箱状をなしており、左右方向における長さ寸法がキャップ24の右端からワイパ部材35までの距離寸法よりも充分に大きくなると共に、前後方向における長さ寸法が洗浄液用ヘッド44に形成された洗浄液用ノズル列の長さ寸法よりも大きくなるように形成されている。
次に、上記インクジェット式プリンタ11の電気的構成について図4に基づいて説明する。
図4に示すように、インクジェット式プリンタ11には、制御部(制御手段)50が設けられ、該制御部50には、インクジェット式プリンタ11の電源スイッチSW1と、洗浄装置40などによる後述する洗浄処理を実行させるための操作スイッチSW2とが接続されている。そして、制御部50は、電源スイッチSW1や操作スイッチSW2などから入力した信号に基づき、各昇降装置25,36、吸引ポンプ31、洗浄装置40、駆動装置45及び熱風送風機48などを駆動させるようになっている。
次に、インクジェット式プリンタ11が実行する洗浄処理ルーチンについて、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
さて、制御部50は、所定周期毎に洗浄処理ルーチンを実行する。そして、この洗浄処理ルーチンにおいて、制御部50は、操作スイッチSW2が操作されたか否かを判定する(ステップS10)。すなわち、制御部50は、操作スイッチSW2からの「ON」信号を入力したか否かを判定する。この点で、本実施形態では、制御部50が、操作スイッチSW2が操作されたか否かを判定する操作スイッチ判定手段として機能する。そして、ステップS10の判定結果が肯定判定である場合、制御部50は、操作スイッチSW2が操作されたものと判断し、後述するステップS12に移行する。
一方、ステップS10の判定結果が否定判定である場合、制御部50は、操作スイッチSW2が操作されていないものと判断し、電源スイッチSW1が操作されたか否かを判定する(ステップS11)。すなわち、制御部50は、電源スイッチSW1が断状態とされたか否かを判定する。この点で、本実施形態では、制御部50が、電源断判定手段としても機能する。そして、ステップS11の判定結果が否定判定である場合、制御部50は、電源スイッチSW1が断状態ではないものと判断し、洗浄処理ルーチンを終了する。
その一方、ステップS11の判定結果が肯定判定である場合、制御部50は、電源スイッチSW1が断状態であるものと判断し、その処理を後述するステップS12に移行する。なお、本実施形態のインクジェット式プリンタ11は、電源スイッチSW1が断状態に設定されてから10秒程度経過してから主電源が切れるようになっており、この10秒間にて後述するステップS13以降の処理が行われる。
ステップS12において、制御部50は、各昇降装置25,36の駆動に基づきキャップ24及びワイパ部材35が記録ヘッド19のノズル形成面19aと離間した位置(退避位置)に位置しているか否かを判定する。なお、退避位置とは、キャップ24及びワイパ部材35が各昇降装置25,36の駆動によって最も下方まで移動した位置のことである。そして、ステップS12の判定結果が否定判定である場合、制御部50は、ステップS12の判定結果が肯定判定になるまで(すなわち、キャップ24及びワイパ部材35が退避位置に移動するまで)、ステップS12の判定処理を繰り返し実行する。
一方、ステップS12の判定結果が肯定判定である場合、制御部50は、キャップ24及びワイパ部材35が共に退避位置まで移動したものと判断し、駆動装置45を駆動させる。すなわち、洗浄液用ヘッド44を、図2に示す待機位置から、キャップ24におけるシール部材26の上端26a及びワイパ部材35の先端35aを洗浄可能な洗浄位置まで移動させるために、駆動装置45を駆動させる(ステップS13)。すると、駆動装置45は、まず洗浄液用ヘッド44に形成された洗浄液用ノズル44aがキャップ24の右端の直上位置に配置されるように、ロッド部材43を伸張させる。
続いて、制御部50は、洗浄装置40を駆動させることにより、キャップ24及びワイパ部材35の洗浄を開始させる(ステップS14)。すなわち、制御部50は、洗浄装置40を駆動させつつ、洗浄液用ヘッド44(洗浄液用ノズル44a)をキャップ24の右端からワイパ部材35の直上位置まで移動させるように駆動装置45を駆動させる。このときの洗浄液用ノズル44aの移動領域(位置)が洗浄位置となる。そして、制御部50は、洗浄液用ヘッド44(洗浄液用ノズル44a)がワイパ部材35の直上位置まで移動した場合には、洗浄装置40の駆動を停止させる。すなわち、制御部50は、キャップ24及びワイパ部材35の洗浄を停止させる。
続いて、制御部50は、洗浄液用ヘッド44を洗浄位置から元の待機位置(図2参照)まで移動させるために駆動装置45を駆動させる(ステップS15)。すると、ロッド部材43が収縮し、洗浄液用ノズル44aが待機位置まで移動する。その後、制御部50は、洗浄液用ヘッド44が待機位置まで移動すると、駆動装置45の駆動を停止させ、洗浄処理ルーチンを終了する。
次に、本実施形態のインクジェット式プリンタ11の作用について、操作スイッチSW2が操作された場合の作用を中心に図6に基づき以下説明する。なお、ワイパ部材35は、退避位置に位置しているものとする。
さて、記録用紙Pへの印刷が終了した記録ヘッド19がホームポジション領域まで移動すると、第1昇降装置25の駆動に基づき上昇したキャップ24及びシール部材26によって記録ヘッド19のノズル形成面19aが封止される。この状態で、作業者が操作スイッチSW2を操作すると、ワイパ部材35は退避位置にて待機すると共に、キャップ24が第1昇降装置25の駆動に基づき退避位置まで下降する。そして次に、待機位置に位置していた洗浄液用ヘッド44が、駆動装置45の駆動に基づき洗浄位置まで移動する。すなわち、洗浄液用ヘッド44は、キャップ24の右端の直上位置まで移動する。
そして、洗浄装置40の駆動が開始され、図6(a)に示すように、貯水タンク41内の洗浄液が洗浄液用ヘッド44の洗浄液用ノズル44aを介して放水される。さらに、洗浄液用ヘッド44は、駆動装置45の駆動に基づいて、キャップ24の右端からワイパ部材35の直上位置に向けて移動する。すなわち、本実施形態では、洗浄装置40から放水される洗浄液によって、キャップ24におけるシール部材26の上端26a及びワイパ部材35の先端35aだけではなく、キャップ24の内壁及び外壁やキャップ24内に収容されるインク吸収材28も洗浄対象とされて洗浄される。
そのため、図6(a)(b)に示すように、キャップ24におけるシール部材26の上端26aに付着物37が付着している場合、該付着物37は、洗浄装置40から放水された洗浄液によってキャップ24(シール部材26)から洗い流される。同様に、ワイパ部材35の先端35aに付着物37が付着している場合、該付着物37は、洗浄装置40から放水された洗浄液によってワイパ部材35から洗い流される。そして、キャップ24及びワイパ部材35の洗浄に使用された洗浄液の大部分は、下方の回収タンク47内に収容される。さらに、本実施形態では、洗浄装置40の駆動が開始されると共に、熱風送風機48の駆動が開始されるため、回収タンク47内に収容された洗浄液は、熱風送風機48からの熱風によって徐々に蒸発することになる。
また、洗浄液用ノズル44aからの洗浄液は、キャップ24の内壁や外壁及びキャップ24内のインク吸収材28に向けても放水されるため、キャップ24の内壁等に付着していた付着物37が洗い流されると共に、インク吸収材28の上面側で固化していたインクの粘性が洗浄液によって低下する。そして、この粘性が低下したインクは、吸引ポンプ31の駆動によって排出チューブ29を介して廃インクタンク30内に排出される。
その後、洗浄液を放水しながらワイパ部材35の直上位置まで洗浄液用ヘッド44が移動すると、洗浄装置40の駆動が停止され、洗浄液用ノズル44aからの洗浄液の放水が停止される。すると、駆動装置45の駆動に基づき洗浄液用ヘッド44が待機位置に向けて移動する(図2参照)。そして、洗浄液用ヘッド44が待機位置まで移動すると、退避位置にあったキャップ24が昇降装置25の駆動に基づき上昇し、記録ヘッド19のノズル形成面19aがキャップ24によって封止される。この際に、キャップ24におけるシール部材26の上端26aには、洗浄液による洗浄によって付着物37が付着していないため、記録ヘッド19のノズル形成面19aが汚れてしまったり、各インク用ノズル20が目詰まりしてしまったりすることが抑制される。
なお、電源スイッチSW1が断状態にされた場合についても、キャップ24によりノズル形成面19aを封止する前段階で、上記したようにキャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35が洗浄装置40から放水された洗浄液によって洗浄される。そのため、キャップ24によって記録ヘッド19のノズル形成面19aが封止された状態でインクジェット式プリンタ11の駆動が停止した際に、この停止状態中にノズル形成面19aが汚れてしまうことが回避される。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)記録ヘッド(液体噴射ヘッド)19のノズル形成面19aに対して当接部材であるキャップ24及びワイパ部材35が離間した状態にある場合に、洗浄装置40は、キャップ24における少なくともシール部材26(当接部位)及びワイパ部材35における少なくとも先端(当接部位)35aに向けて洗浄液を放水する。そのため、キャップ24におけるシール部材26の上端26a及びワイパ部材35の先端35aにインク(液体)や異物(例えば、埃)などの付着物37が付着していた場合には、その付着物37が洗浄液によって洗い流されることになる。したがって、付着物37が付着した状態でキャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35が記録ヘッド19のノズル形成面19aに当接することにより、このノズル形成面19aが汚れてしまうことが回避される。すなわち、記録ヘッド19のノズル形成面19aの汚れに起因した印刷不良の発生を抑制できる。
(2)特に、キャップ24に関しては、ノズル形成面19aに対する当接部位となるシール部材26のみならず、キャップ24の内壁や外壁及びキャップ24内のインク吸収材28までもが洗浄装置(放出装置)40から放水される洗浄液によって洗浄される。そのため、キャップ24による記録ヘッド(液体噴射ヘッド)19のノズル形成面19aの封止時に、ノズル形成面19aが付着物37によって汚れてしまうことを回避できるばかりでなく、クリーニング機構23の清掃を図ってクリーニング動作の円滑な駆動状態を良好に維持することができる。
(3)また、キャップ24のみならず、ワイパ部材35の先端(当接部位)35aが洗浄装置40から放水される洗浄液によって洗浄される。そのため、ワイパ部材35が記録ヘッド(液体噴射ヘッド)19のノズル形成面19aを払拭する際に、ワイパ部材35の先端35aに付着していた液体や埃などの付着物37がノズル形成面19aの各インク用ノズル20に目詰まりして印刷不良を発生させることを回避できる。
(4)洗浄液用ノズル44aからなる洗浄液用ノズル列は、その前後方向(洗浄時にキャップ24やワイパ部材35と相対移動する方向)における長さ寸法がキャップ24やワイパ部材35の前後方向における長さ寸法よりも大きくなるように形成される。そのため、洗浄液用ヘッド44を左右方向(洗浄液用ノズル列の延びる方向と直交する方向)に沿って移動させることにより、キャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35を洗浄液用ノズル44aから放水された洗浄液によって確実に洗浄できる。すなわち、キャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35の洗浄時に洗浄液用ヘッド44を複雑に移動させる必要がない。
(5)駆動装置(駆動手段)45は、当接部材であるキャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35の非洗浄時には洗浄液用ヘッド44をキャップ24及びワイパ部材35の移動領域外に設定される待機位置に移動させる。そのため、キャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35を記録ヘッド19のノズル形成面19aに当接させる際に洗浄液用ヘッド44が妨害してしまうことを回避できる。
(6)当接部材であるキャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35よりも上方に配置された洗浄液用ヘッド44の洗浄液用ノズル44aから放水された洗浄液を、キャップ24及びワイパ部材35の下方に配置された回収装置46によって確実に回収できる。
(7)回収タンク47内に貯留された洗浄液が熱風送風機(洗浄液蒸発手段)48によって徐々に蒸発させられる。そのため、洗浄液が回収タンク47から溢出してしまうことを抑制できると共に、回収タンク47の小型化に貢献できる。
(8)電源スイッチSW1が断状態にされた場合に、洗浄装置40からの洗浄液が当接部材であるキャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35に向けて放水され、その後、キャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35と記録ヘッド(液体噴射ヘッド)19とが当接状態になる。すなわち、ノズル形成面19aに対する当接部位となるシール部材26の上端26aが洗浄液によって洗浄された後に、キャップ24(シール部材26は記録ヘッド19のノズル形成面19aに対して当接状態になる。したがって、キャップ24(シール部材26)に付着物37が付着した状態のままでインクジェット式プリンタ(液体噴射装置)11が停止されて記録ヘッド19のノズル形成面19aが汚れてしまうことを抑制できる。
(9)操作スイッチSW2が操作された場合に、洗浄装置40からの洗浄液が当接部材であるキャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35に向けて放水される。すなわち、ユーザの所望するタイミングでキャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35が洗浄液によって洗浄されるため、洗浄装置40によるキャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35の洗浄を必要な時に行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図7及び図8に従って説明する。なお、第2の実施形態は、記録ヘッド(19)と洗浄液用ヘッド(44)とが別体構成になっていない点が第1の実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1の実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1の実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
図7に示すように、本実施形態のインクジェット式プリンタ11は、ガイド部材15の軸線方向(左右方向)に往復移動可能な状態で該ガイド部材15に挿通支持されるキャリッジ16を備えている。このキャリッジ16の上側には、複数(本実施形態では4つ)のインクカートリッジ21が着脱可能に搭載されている。また、キャリッジ16の上側には、各インクカートリッジ21と同様な構成を有する洗浄液用カートリッジ60が各インクカートリッジ21の右端側に着脱可能に搭載され、この洗浄液用カートリッジ60内には、洗浄液(本実施形態では純水)が記録ヘッド19に供給可能に収容されている。
記録ヘッド19のノズル形成面(下面)19aには、図8に示すように、複数(図8では8本のみ図示)のインク用ノズル列20Aが形成されている。これら各インク用ノズル列20Aは、前後方向に沿って並設された複数のインク用ノズル20(図8では省略)からそれぞれ構成されている。また、記録ヘッド19のノズル形成面19aにおける右端側には、複数の洗浄液用ノズル44a(図8では省略)が前後方向に並設されてなる洗浄液用ノズル列61が形成されている。この洗浄液用ノズル列61は、その前後方向における長さ寸法がキャップ24及びワイパ部材35の前後方向における長さ寸法よりも大きくなるように形成されている。さらに、洗浄液用ノズル列61は、記録ヘッド19がホームポジション領域に位置する場合に、キャップ24の右端部よりも右側に位置するように形成され、キャップ24によって封止されないようになっている。そして、この洗浄液用ノズル列61(各洗浄液用ノズル44a)からは、洗浄液用カートリッジ60内に収容される洗浄液が下方に向けて放水(噴射)されるようになっている。
次に、本実施形態のインクジェット式プリンタ11の作用について、キャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35が洗浄液によって洗浄される際の作用を中心に以下説明する。
さて、電源スイッチSW1が断状態にされるか、又は操作スイッチSW2が操作されるかすると、キャリッジ16がホームポジション領域まで移動すると共に、キャップ24及びワイパ部材35がそれぞれ退避位置まで下降する。すると、記録ヘッド19のノズル形成面19aに形成された各洗浄液用ノズル44aから下方に向けて洗浄液の放水が開始されると共に、キャリッジモータ18の駆動により、キャリッジ16(記録ヘッド19)がガイド部材15に沿って左方に移動し始める。
このように各洗浄液用ノズル44aから洗浄液を放水しつつ記録ヘッド19がホームポジション領域から左方に向けて移動すると、キャップ24及びワイパ部材35が洗浄液によって順番に洗浄される。そして、各洗浄液用ノズル44aがワイパ部材35の直上位置まで移動すると、各洗浄液用ノズル44aからの洗浄液の放水が停止されると共に、キャリッジモータ18の駆動が停止してキャリッジ16(記録ヘッド19)の移動が停止される。その後、キャリッジ16(記録ヘッド19)は、キャリッジモータ18の駆動に基づき、ガイド部材15に沿って右方側のホームポジション領域まで移動する。
本実施形態では、上記第1の実施形態の効果(1)〜(4)及び(6)〜(9)に加え、さらに以下に示す効果をも得ることができる。
(10)第1の実施形態の場合のように洗浄液用ヘッドを記録ヘッド(液体噴射ヘッド)19と別体に設けた場合とは異なり、部品点数の増加を抑制できる。
なお、上記各実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・上記各実施形態において、操作スイッチSW2が操作された場合に、キャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35の洗浄が実行されるのではなく、任意の周期タイミングでキャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35の洗浄が実行されるようにしてもよい。例えば、所定時間(一時間)毎にキャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35の洗浄が実行されるようにしてもよい。
・上記各実施形態において、キャップ24(シール部材26)及びワイパ部材35の洗浄は、吸引ポンプ31の駆動に基づきインクを吸引するクリーニング毎に、又はクリーニングの後に自動で行うようにしてもよい。
・上記各実施形態において、洗浄装置40は、キャップ24のみを洗浄対象とし、ワイパ部材35を洗浄対象としない構成であってもよく、また、ワイパ部材35のみを洗浄対象とし、キャップ24を洗浄対象としない構成であってもよい。さらに、キャップ24の場合は、ノズル形成面19aに対する当接部位となるシール部材26(特に、その上端26a)を少なくとも洗浄対象とするならば、キャップ24の内壁やキャップ24内のインク吸収材28は洗浄対象から除外する構成であってもよい。同様に、ワイパ部材35の場合は、ノズル形成面19aに対する当接部位となる先端35aを少なくとも洗浄対象にすればよい。
・上記各実施形態において、ワイパ部材35の前後方向の長さは、キャップ24の前後方向の長さよりも長くてもよく、記録ヘッド19の前後方向の長さよりも長くてもよい。
・上記各実施形態において、洗浄液蒸発手段は、回収タンク47の底壁内に内設されたヒータなどであってもよい。ただし、この場合、回収タンク47は熱導電性に優れた素材(たとえば銅)によって形成されたものであることが望ましい。
・上記各実施形態において、回収タンク47内に回収された洗浄液を廃インクタンク30内にチューブなどを介して排出させるようにしてもよい。
・上記各実施形態において、回収装置は必ずしも設けなくてよい。
・上記第1の実施形態において、複数の洗浄液用ノズル44aからなる洗浄液用ノズル列は、その前後方向における長さ寸法がキャップ24やワイパ部材35の前後方向における長さ寸法よりも短くてもよい。この場合、左右方向だけではなく前後方向にも洗浄液用ヘッド44を移動させることが可能な駆動装置45を設けることが望ましい。
・上記各実施形態において、洗浄液は、インクカートリッジ21内に収容されるインクの種類に応じて任意の洗浄液に変更してもよい。例えば、インクが溶剤性のインクである場合、そのインクの組成成分に類似した洗浄液を使用することが望ましい。
・上記各実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンタ11として具体化したが、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造や、有機ELディスプレイ等の画素形成に利用される液体噴射装置に具体化してもよい。
インクジェット式プリンタの概略斜視図。 洗浄液用ヘッドが待機位置に位置する場合のクリーニング機構の概念図。 洗浄液用ヘッドが洗浄位置に位置する場合のクリーニング機構の一部概念図。 第1の実施形態における電気的構成を示すブロック回路図。 洗浄処理ルーチンを示すフローチャート。 (a)は洗浄液による洗浄が開始された状態を示す概念図、(b)は洗浄液によって付着物が洗い流された状態を示す概念図。 第2の実施形態におけるキャリッジ部分を拡大して示す斜視図。 同じく記録ヘッドのノズル形成面の背面図。
符号の説明
11…インクジェット式プリンタ(液体噴射装置)、19…記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、19a…ノズル形成面、20…インク用ノズル、24…キャップ(当接部材)、26…シール部材(当接部位)、35…ワイパ部材(当接部材)、35a…先端(当接部位)、40…洗浄装置、44a…洗浄液用ノズル、45…駆動装置(駆動手段)、46…回収装置、47…回収タンク、48…熱風送風機(洗浄液蒸発手段)、50…制御部(電源断判定手段、制御手段、操作スイッチ判定手段)、P…記録用紙(ターゲット)、SW1…電源スイッチ、SW2…操作スイッチ。

Claims (2)

  1. ノズル形成面に形成された液体用ノズルから液体をターゲットに対して噴射する液体噴射ヘッドと、
    該液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面に対して当接する位置と離間した位置との間で移動自在であると共に、前記ノズル形成面に当接可能に形成されたキャップ部材と、
    キャップ部材が前記ノズル形成面から離間した位置にある場合に、そのキャップ部材における少なくとも前記ノズル形成面に対する当接部位を洗浄するための装置であって、該当接部位に向けて洗浄液を放出するための洗浄液用ノズルを有する洗浄液用ヘッドと、該洗浄液用ヘッドを前記キャップ部材と相対移動する方向に移動させる駆動手段とを備える洗浄装置と
    前記キャップ部材の下方に配置される装置であって、該キャップ部材の前記当接部位に対して放出された洗浄液を回収するための回収タンクと、該回収タンク内の洗浄液を蒸発させるための洗浄液蒸発手段とを有する回収装置と、を備え
    前記相対移動する方向と直交する方向において、前記洗浄液用ノズルからの洗浄液放出領域の長さは、前記当接部位の長さよりも長く設定されている液体噴射装置。
  2. 液体噴射装置の電源スイッチが断状態とされたか否かを判定する電源断判定手段と、該電源断判定手段による判定結果が肯定判定である場合に、前記キャップ部材の当接部位と前記ノズル形成面とを離間した状態に設定した後、前記キャップ部材の当接部位に向けて前記洗浄液用ノズルから前記洗浄液を放出するように前記洗浄装置を制御する制御手段とをさらに備えた請求項1に記載の液体噴射装置。
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