JPH09183221A - インクジェット捺染記録方法および記録装置 - Google Patents

インクジェット捺染記録方法および記録装置

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JPH09183221A
JPH09183221A JP7354207A JP35420795A JPH09183221A JP H09183221 A JPH09183221 A JP H09183221A JP 7354207 A JP7354207 A JP 7354207A JP 35420795 A JP35420795 A JP 35420795A JP H09183221 A JPH09183221 A JP H09183221A
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
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  • Textile Engineering (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 布帛の最終使用形態における画像記録濃度が
布帛に対する伸張により変化することを前提として、そ
の変化に対応したインクの打ち込み方法とも言うべき、
インクジェット捺染記録方法およびその実施に適した記
録装置を提案する。 【解決手段】 インクジェット捺染記録方法は、インク
ジェット記録ヘッドから吐出したインクを被記録媒体上
に付着させ、複数のドットにより画像を形成する際に、
前記被記録媒体の伸張度を変化させる。あるいは、前記
被記録媒体の最終使用形態における伸張度に応じ、イン
クの打ち込み量を制御しながら画像を形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録ヘッドから吐出したインクを被記録媒体上に付着させ
て画像を形成するインクジェット捺染記録方法および該
方法を実施するための記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の代表的な捺染法としては、シルク
スクリーン版を用いて、被記録媒体としての布帛等に直
接印刷するスクリーン捺染法が知られている。このスク
リーン捺染法は、印刷すべき原画像に対しその原画像に
使われている色毎にスクリーン版を作成し、シルクの目
を通してインクを直接布帛に転写して染色を行う方法で
ある。
【0003】しかしながら、このようなスクリーン捺染
法においては、スクリーン版を作成するに当たり相当な
工程と日数を要するほか、印刷に供される各色のインク
の調合、スクリーン版の位置合わせ等の作業も必要であ
る。さらに、スクリーン捺染法では、使用する装置も大
きく、使用する色の数に比例して大型化し設置スペース
のほか、上記スクリーン版の保存スペースも必要であ
る。
【0004】一方、プリンタ、複写機、ファクシミリ等
の機能を有する記録装置、あるいは、コンピュータやワ
ードプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステー
ションの出力機器として用いられる記録装置として、イ
ンクジェット方式の記録装置が実用化されており、この
ようなインクジェット方式の記録装置を捺染に利用し、
直接布帛上にインクを吐出して記録を行うという新たな
捺染法を本発明者らは検討した。
【0005】インクジェット方式の記録装置は、記録手
段(記録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録
を行うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であ
り、高精細な画像を高速で記録することができ、ランニ
ングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音
が少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像
を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
【0006】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット方式の記録手段(記録ヘッド)
は、エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造
プロセスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電
極、液路壁および天板等を形成することにより、高密度
の液路配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造す
ることができ、一層のコンパクト化を図ることができ
る。
【0007】インクジェット記録装置のうち、被記録材
の搬送方向(副走査方向)と交差する方向に主走査する
シリアルスキャン方式を採るシリアルタイプの記録装置
においては、被記録材に沿って主走査方向に移動するキ
ャリッジ上に搭載した記録手段によって画像を記録し、
1行分の記録を終了した後に副走査方向に所定量の紙送
り(ピッチ送り)を行い、さらに、次の行の記録を一括
して行うという動作を繰り返すことにより、被記録材全
体の記録が行われる。このように被記録材幅方向に多数
の吐出口を配列したラインタイプの記録手段を使用した
インクジェット記録装置は、記録の一層の高速化が可能
である。
【0008】このようなインクジェット記録装置を捺染
に使用すれば、スクリーン捺染に用いられるスクリーン
版を必要とせず、布帛に印刷するまでの工程や日数を大
幅に短縮できるほか、装置の小型化も達成できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者が、上述のイ
ンクジェット方式の記録装置を捺染に利用し、直接布帛
上に複数色のインクを吐出してカラー記録を行い、その
記録画像の品位について検討を行ったところ、高品位な
カラー画像を得るためには、布帛の最終使用形態を考慮
した上でカラー画像を形成する必要があるとの結論に達
した。
【0010】例えば、布帛としてのナイロン地にカラー
画像を形成し、このナイロン地から水着を作製し実際に
装った場合、胸部に相当する部分等、部分的にでも伸張
する部分に描かれたカラー画像の濃度と、印捺加工時の
濃度とが異なり、装着地に伸張した状態でのナイロン地
上に所望の濃度の画像を得ることが困難であった。
【0011】この理由は、インクジェット方式による捺
染では、従来のスクリーン捺染と比較して、基本的に、 1)単位面積当たりに一度に染着されるインク量が少な
く、 2)ノンインパクト記録方式であるため、布帛表面付近
のみの染色しか行われていないためである。
【0012】本発明の目的は、布帛の最終使用形態にお
ける画像記録濃度が布帛に対する伸張により変化するこ
とを前提として、その変化に対応したインクの打ち込み
方法とも言うべき、インクジェット捺染記録方法および
その実施に適した記録装置を提案することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、次のようなものである。
【0014】すなわち、インクジェット記録ヘッドから
吐出したインクを被記録媒体上に付着させ、複数のドッ
トにより画像を形成するインクジェット捺染記録方法に
おいて、前記被記録媒体の伸張度を変化させながら画像
を形成するインクジェット捺染記録方法、もしくは、イ
ンクジェット記録ヘッドから吐出したインクを被記録媒
体上に付着させ、複数のドットにより画像を形成するイ
ンクジェット捺染記録方法において、前記被記録媒体の
最終使用形態における伸張度に応じ、インクの打ち込み
量を制御し画像を形成するインクジェット捺染記録方
法、もしくは、インクジェット記録ヘッドから吐出した
インクを被記録媒体上に付着させ、複数のドットにより
画像を形成するインクジェット捺染記録方法において、
前記被記録媒体の最終使用形態における伸張度に応じ、
前記布帛の伸張度を変化させ、かつ、インクの打ち込み
量を制御しながら画像を形成するインクジェット捺染記
録方法、もしくは、前記被記録媒体は布帛であるインク
ジェット捺染記録方法、もしくは、被記録媒体上にイン
クを吐出して画像を形成するインクジェット記録手段
と、前記被記録媒体を搬送する手段とを有するインクジ
ェット捺染記録装置において、前記被記録媒体の伸張度
を変化させる手段をさらに含むインクジェット捺染記録
装置、もしくは、前記被記録媒体の最終使用形態におけ
る伸張度に応じ、前記インクジェット記録手段から吐出
されるインクの打ち込み量を制御する手段をさらに含む
インクジェット捺染記録装置、もしくは、被記録媒体上
にインクを吐出して画像を形成するインクジェット記録
手段と、前記被記録媒体を搬送する手段とを有するイン
クジェット捺染記録装置において、前記インクジェット
記録手段から吐出されるインクの打ち込み量を制御する
手段をさらに含むインクジェット捺染記録装置、もしく
は、前記被記録媒体は布帛であるインクジェット捺染記
録装置、もしくは、前記インクジェット記録手段は、イ
ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
ー変換体を備え、該熱エネルギー変換体によって印加さ
れる熱エネルギーよりインクに状態変化を生起させ、こ
の状態変化に基づいて吐出口よりインクを吐出させるヘ
ッドであるインクジェット捺染記録装置、もしくは、前
記熱エネルギー変換体はインクに膜沸騰を生じさせて、
インクの気泡を形成し、この気泡の発生による圧力に伴
ってインクを吐出する電気熱変換体であるインクジェッ
ト捺染記録装置、である。
【0015】本発明によれば、インクジェット記録ヘッ
ドからインクを吐出して布帛上にインクを付着させ、多
数のドットにより画像を形成するインクジェット捺染記
録方法において、前記布帛の伸張度を変化させ画像を形
成すること、もしくは、前記布帛の最終使用形態におけ
る伸張度に応じ、インク打ち込み量を制御し、画像を形
成することで、最終使用形態において、所望の画像濃度
を持った、良好なインクジェット捺染画像記録を行える
ようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のイ
ンクジェット捺染記録方法の実施形態例を詳細に説明す
る。
【0017】図1は本発明のインクジェット捺染記録方
法の第1の実施形態例を実施するのに適したインクジェ
ットプリント装置の基本構成を示すブロック図であり、
図2は図1に示したインクジェットプリント装置の構成
を示す断面図である。
【0018】このインクジェットプリント装置は、シス
テムとして構成され、大別して図1に示すように、デザ
イナー等が作成した原画を読み取り、この原画像を電気
信号で表される原画データに変換する画像読み取り装置
101と、この画像読み取り装置101からの原画デー
タを取り込んで加工してイメージデータとして出力する
画像処理部102と、この画像処理部102で作成され
たイメージデータに基づき、布帛等のプリント媒体上に
プリントを行う画像プリント部103とから概略構成さ
れている。
【0019】画像読み取り装置101では、CCDイメ
ージセンサにより原画像が読み取られる。
【0020】画像処理部102では、入力された原画デ
ータから、後述するマゼンタ(略号M),シアン(略号
C),イエロー(略号Y),ブラック(略号Bk)の4
色のインクを吐出するインクジェットプリント部A−2
(図2参照)を駆動するためにデータを作成する。デー
タの作成の際には、原画像をインクのドットで再現する
ための画像処理、色調を決定する配色、レイアウトの変
更、拡大、縮小等の図柄の大きさの加工、選択がなされ
る。
【0021】画像プリント部103では、インクジェッ
トプリント部A−2によりプリントが行われる。インク
ジェットプリント部A−2は、微小のインク滴をプリン
ト媒体に向けて飛翔させ、このインク滴をプリント媒体
に付着させることによりプリントを行うものである。
【0022】図3は、本発明において使用されるに適し
たインクジェットプリント装置のプリント部を示す斜視
図である。
【0023】まず、インクジェットプリント部は大別し
て、このプリント部を囲むフレーム枠206と、後述の
インクジェット記録ヘッドおよびインク供給装置をそれ
ぞれ搭載するキャリッジの往復移動を案内する2本のガ
イドレール207および208と、上記記録手段として
のインクジェット記録ヘッド209と、このインクジェ
ット記録ヘッド209の移動用キャリッジ210と、イ
ンクジェット記録ヘッド209へのインクの供給を行う
インク供給装置211と、このインク供給装置211の
移動用キャリッジ212と、上記インクジェット記録ヘ
ッド209の吐出口の目詰まり等を解消するためのヘッ
ド回復装置(不図示)と、上記各装置への給電を行う電
装系205とを備えて構成されている。
【0024】インクジェット記録ヘッド209(以下、
単にヘッドと呼ぶ)は、複数のノズル列と電気信号をイ
ンク吐出エネルギーに変換するための変換装置とを含
み、画像処理部102から送られてきた画像信号に応じ
てノズル列から選択的にインクを吐出させる機構をも
つ。
【0025】ヘッドとしては、熱エネルギーを利用して
インクを吐出するプリントヘッドであって、インクに与
える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
を備えており、熱エネルギー変換体によって印加される
熱エネルギーよりインクに状態変化を生起させ、この状
態変化に基づいて吐出口よりインクを吐出させるヘッド
が好ましく使用される。
【0026】インク供給装置211は、インクを貯留
し、ヘッドにインクを必要量供給するためのものであ
り、不図示のインクタンクやインクポンプ等を有する。
本体とヘッド209とはインク供給チューブ215で接
続され、通常は毛細管作用によりヘッドから吐出される
分だけ自動的にヘッド209に供給される。また、後述
するようなヘッド回復動作のときには、不図示のインク
ポンプを用いて強制的にインクがヘッド209に供給さ
れる。
【0027】上記ヘッド209およびインク供給装置2
11はそれぞれキャリッジ210および212に搭載さ
れ、不図示の駆動装置によりガイドレール207および
208に沿って往復移動を行うように構成されている。
【0028】ヘッド回復装置(不図示)は、ヘッドのイ
ンク吐出安定性を維持するためにヘッド209のホーム
ポジション(待機位置)においてヘッド209に対向し
得る位置に設けられており、矢印A方向に前進後退可能
であり、具体的には次に述べるような動作を行う。
【0029】まず、非動作時にヘッド209のノズル内
からのインクの蒸発を防ぐためにホームポジションにお
いてヘッド209のキャッピングを行う(キャッピング
動作)。あるいは画像プリント開始前にノズル内の気泡
やゴミ等を排出するためにインクポンプを用いてヘッド
内のインク流路を加圧してノズルから強制的にインクを
排出するといった動作(加圧回復動作)またはノズルか
らインクを強制的に吸引排出する動作(吸引回復動作)
を行う際に排出されたインクを回収する等の機能を果た
す。
【0030】電装系205は、電源部およびインクジェ
ットプリント部全体のシーケンス制御を行うための制御
部を含む。プリント媒体236はヘッド209がガイド
レール207および208に沿って主走査方向に移動し
て所定長のプリントが行われる毎に不図示の搬送装置に
より副走査方向(矢印B方向)に所定量搬送され、画像
形成が行われていく。図3中、斜線部217はプリント
が終了した部分を示す。
【0031】細長いブラシ状の水洗ローラ250は、巻
回ローラ249の反インクジェットヘッド209側であ
り、ベルト237の両端となる位置に2個設けられてい
る。水洗ローラ250は、内部に洗浄水を通すために一
端が塞がれた中空円柱状に加工され、その周壁にブラシ
が放射状に植設されている。水洗ローラ250の開放端
は回動自在な継手(不図示)を介して洗浄水供給用のパ
イプと連結され、壁部には、内周面と外周面とを結ぶ貫
通孔が無数に形成されている。また、水洗ローラ250
は、不図示の駆動機構により巻回ローラ249と同方向
(反時計方向)に回転するように構成されている。
【0032】図1に示した画像処理部102は、布帛、
壁紙、織布等の大型であり、かつ、模様等の同一の図形
を連続的にプリントする際には、プリント開始位置およ
びプリント終了位置をプリント媒体236の裏面に位置
するベルト237上とし、プリント媒体236とベルト
237の一部に対して同時にプリントを行わせる。
【0033】プリントが行われたプリント媒体236と
ベルト237とは駆動ローラ247が設けられている部
分にて引き剥される。ベルト237の一部(プリント媒
体の両側)に吐出されたインクは、洗浄水を噴出しなが
ら回転する水洗ローラ250によって洗浄され、ベルト
237が再度プリント位置となるときには除去された状
態とされてプリント動作が繰返し行われる。水洗ローラ
250から噴出した洗浄水は、水洗ローラの鉛直下方に
位置する洗浄水回収箱(不図示)を介して排水される。
【0034】本実施形態例においては、粘性の高いイン
ク自体を回収するのではなく、粘性の低い洗浄水ととも
に回収するために排水が可能となり、廃インク回収のた
めにプリントを停止する必要がない。また、洗浄水回収
箱はインクジェットプリントヘッドが移動するプリント
方向(主走査方向)ではなく、水洗ローラ250の鉛直
下方に設けられるので、インクジェットプリントヘッド
が移動する幅方向の寸法を小さくすることができ、装置
全体を小型化することが可能となる。
【0035】なお、プリントヘッド209としては、単
色プリント用のインクジェットプリントヘッド、カラー
プリント用の異なる色のインクでプリントする複数個の
プリントヘッド、あるいは同一色彩で濃度の異なる濃淡
インクでプリントする複数のプリントヘッド等を用いる
ことができる。
【0036】また、プリントヘッドとインクタンクを一
体化したカートリッジタイプのもの、あるいはプリント
ヘッドとインクタンクを別体としこれらをインク供給チ
ューブで接続する構成のもの等、プリント手段およびイ
ンクタンクの構成を問わず適用することができる。
【0037】さらに、以下の態様のプリント装置におい
て本発明を実施することにより、吸水性が極めて低いプ
リント媒体においても高品質な画像を得ることができ
る。
【0038】図2は、特に本発明に好ましい画像プリン
ト部の概要を示す模式的断面図である。このプリント装
置は、大きく分けて、捺染用の前処理を施されたロール
状の布帛等のプリント媒体236を送り出す給布部B
と、送られてきたプリント媒体236を精密に行送りし
て、インクジェットヘッドでプリントを行う本体部A
と、プリントされたプリント媒体236を乾燥させ巻取
る巻取り部Cとからなる。そして、本体部Aはさらにプ
ラテン232を含むプリント媒体236の精密送り部A
−1とインクジェットプリント部A−2とからなる。
【0039】以下、プリント媒体として前処理されたプ
リント媒体を用い捺染を実施する場合を例にとってこの
装置の動作を説明する。
【0040】前処理されたロール状のプリント媒体23
6は給付部Bから送り出され、本体部に送られる。本体
部には精密にステップ駆動される薄い無端のベルト23
7が駆動ローラ247、巻回ローラ249に架け回され
ている。駆動ローラ247は、高分解能のステッピング
モータ(図示せず)でダイレクトにステップ駆動されて
そのステップ量だけベルトをステップ送りする。送られ
てきた布236は巻回ローラ249によってバックアッ
プされたベルト237表面に、押付けローラ240によ
って押付けられ、張付けられる。
【0041】本実施形態例では、特に、押付けローラ2
40によって押付け、張付ける前に、給布部Bと巻取り
部Cとにかかるトルクを制御し、プリント媒体236に
かかるテンションを調節する。その後、前述のように、
押付けローラ240によって、プリント媒体236をベ
ルト237表面に押付け、張付けられ、記録動作を行
う。
【0042】例えば、プリント媒体236に厚さ300
μmのナイロン地を用い、図2における巻取り部Cおよ
び給布部Bにおいて、矢印I,II方向にテンションが加
わるよう、トルクを加え記録を行った。この時、プリン
ト媒体には約40(kg/1200mm布幅)の張力が
加わっており(通常の記録時5(kg/1200mm布
幅))、プリント媒体が伸張した定常での画像記録が行
われた。
【0043】このようにして得られた布帛を用いて、水
着を作製し、実際に装着したところ、その水着の伸張部
分にあっても画像濃度の低下は見られず、デザイナーの
所望のイメージ通りの画像濃度、質感を持った製品を作
製することができた。
【0044】〔他の実施形態例〕本実施形態例は、布帛
捺染物の最終使用時における伸張度に応じ、インクの打
ち込み量を制御する場合の一例である。
【0045】図4に、この時の画像データのフロー例を
示す。本実施形態例においては、入力部500に入力さ
れたカラー画像データ(輝度データ)R,G,Bに対
し、入力補正部501は、入力画像の分光特性やダイナ
ミックレンジ等を考慮し、標準の輝度データR′,
G′,B′(例えばカラーテレビジョンのNTSC方式
のR,G,B)への変換を行い、濃度変換部502は、
標準の輝度データR′,G′,B′を対数変換等の非線
形交換を用いて濃度データC,M,Yに変換する。黒生
成部503は、濃度データC,M,YとUCR量βとス
ミ量のσから下色除去と黒生成を以下の計算例のように
行う。
【0046】
【数1】C(1)=C−β×min(C,M,Y) M(1)=M−β×min(C,M,Y) Y(1)=Y−β×min(C,M,Y) K(1)=σ×min(C,M,Y) 次に、マスキング部504は下色除去されたC(1),
M(1),Y(1)に対してインクの不要吸収特性を以
下の計算例で補正を行う。
【0047】
【数2】 C(2)=A11×C(1)+A12×M(1)+A13×Y(1) M(2)=A21×C(1)+A22×M(1)+A23×Y(1) Y(2)=A31×C(1)+A32×M(1)+A33×Y(1) ただし、Aij(ij=1〜3)はマスキング係数であ
る。
【0048】このようにして得られた画像濃度データ
を、予め(ホスト上等において)指定された画像上の位
置情報を表すエリア指定信号510に従い、濃度データ
分離部505により分離する。
【0049】例えば、ナイロン地に印捺し、水着を作製
する場合、実際に装着したときに、特に布地が部分的に
伸張する部分(例えば胸部)の柄、デザイン部を予め指
定し、該当エリアの画像濃度データを抽出する。
【0050】次に、抽出されたエリア部の濃度をエリア
指定部濃度変換部506にて変換する。この変換は、例
えば
【0051】
【数3】C(4)=a×C(3) M(4)=b×M(3) Y(4)=c×Y(3) Bk(4)=d×Bk(3) とし、各係数a,b,c,dの値を布帛の最終使用形態
における伸張度に応じて適宜決定するとよい。
【0052】このようにして変換された濃度データは、
濃度データ合成部507において再び全体画像として合
成される。
【0053】こうして得られた合成濃度データは、γ変
換部508において、出力ガンマの調整(各濃度信号に
対応したインクで出力される画像濃度と線形になるよう
に補正する)。そして、2値化処理部509において、
2値変換処理を行い、プリント出力される。
【0054】このようにして得られた布帛を用いて、水
着を作製し、実際に装着したところ、特に伸張する部分
において画像濃度の低下、配色および質感のアンバラン
ス等の不都合が見られず、デザイナーの所望のイメージ
通りの画像濃度、配色、質感を持った製品を作ることが
できた。
【0055】なお、本実施形態例においては、布帛捺染
物の最終使用時における伸張度に応じ、インクの打ち込
み量を制御する場合を説明したが、このインクの打ち込
み量の制御を、被記録媒体の伸張度を変化させながら行
ってもよい。この場合には、被記録媒体の伸張度を変化
させずにインクの打ち込み量の制御を行った本実施形態
の場合よりも打ち込みに供せられるインクの量を少なく
することができる効果を奏する。
【0056】次に、インクジェット捺染記録の工程全体
を説明する。上述のインクジェット記録装置を用いて、
インクジェット印捺工程を経た後、布帛を乾燥(自然乾
燥を含む)させる。そして、引き続き布帛繊維上の染料
を拡散させ、かつ繊維への染料を反応定着させる工程を
施す。この工程により、充分な発色性と染料の固着によ
る堅牢性を得ることができる。
【0057】この拡散、反応定着工程は従来公知の方法
でよく、例えば、スチーミング法が挙げられる。なお、
この場合、印捺工程の前に、予め布帛にアルカリ処理を
施してもよい。
【0058】その後、後処理工程において、未反応の染
料の除去および前処理に用いた物質の除去が行われる。
最後に、欠陥補正、アイロン仕上げ等の整理仕上げ工程
を経て記録が完成する。
【0059】特に、インクジェット捺染用布帛として
は、(1)インクを十分な濃度に発色させ得ること、
(2)インクの染着率が高いこと、(3)インクが布帛
上で速やかに乾燥すること、(4)布帛上での不規則な
インクの滲みの発生が少ないこと、(5)装置内での搬
送性に優れていること、等の性能が要求される。これら
の要求性能を満足させるために、本発明において、必要
に応じて布帛に対し、あらかじめ前処理を施しておくこ
とができる。例えば、特開昭62−53492号公報に
おいてはインク受容層を有する布帛類が開示され、ま
た、特公平3−46589号公報においては還元防止剤
やアルカリ性物質を含有させた布帛の提案がなされてい
る。このような前処理の例としては、布帛に、アルカリ
性物質、水溶性高分子、合成高分子、水溶性金属塩、尿
素およびチオ尿素から選ばれる物質を含有させる処理を
挙げることができる。
【0060】アルカリ性物質としては、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属、
モノ,ジ,トリエタノールアミン等のアミン類、炭酸ナ
トリウム,炭酸カリウム,重炭酸ナトリウム等の炭酸も
しくは重炭酸アルカリ金属塩等が挙げられる。さらに酢
酸カルシウム、酢酸バリウム等の有機酸金属塩やアンモ
ニアおよびアンモニア化合物等がある。また、スチーミ
ングおよび乾熱下でアルカリ物質となるトリクロロ酢酸
ナトリウム等も用い得る。特に好ましいアルカリ性物質
としては、反応性染料の染色に用いられる炭酸ナトリウ
ムおよび重炭酸ナトリウムがある。
【0061】水溶性高分子としては、トウモロコシ,小
麦等のデンプン物質、カルボキシメチルセルロース,メ
チルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース等のセル
ロース系物質、アルギン酸ナトリウム,アラビアゴム,
ローカスイトビーンガム,トラガントガム,グアガム,
タマリンド種子等の多糖類、ゼラチン,カゼイン等の蛋
白質物質、タンニン系物質,リグニン系物質等の天然水
溶性高分子が挙げられる。
【0062】また、合成高分子としては、例えば、ポリ
ビニルアルコール系化合物,ポリエチレンオキサイド系
化合物,アクリル酸系水溶性高分子,無水マレイン酸系
水溶性高分子等が挙げられる。これらの中でも多糖類系
高分子やセルロース系高分子が好ましい。
【0063】水溶性金属塩としては、例えば、アルカリ
金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物のように、典型
的なイオン結晶を作るものであって、pH4〜10であ
る化合物が挙げられる。かかる化合物の代表的な例とし
ては、例えば、アルカリ金属では、NaCl,Na2
4 ,KClおよびCH3 COONa等が挙げられ、ま
た、アルカリ土類金属としては、CaCl2 およびMg
Cl2 等が挙げられる。中でもNa,KおよびCaの塩
類が好ましい。
【0064】前処理において上記物質等を布帛に含有さ
せる方法は、特に制限されないが、通常行われる浸漬
法、パッド法、コーティング法、スプレー法などを挙げ
ることができる。
【0065】さらに、インクジェット捺染用布帛に付与
される捺染インクは、布帛上に付与した状態では単に付
着しているに過ぎないので、引き続き繊維への染料等イ
ンク中の色素の定着工程を施すのが好ましい。このよう
な定着工程は、従来公知の方法でよく、例えば、スチー
ミング法、HTスチーミング法、サーモフィックス法、
予めアルカリ処理した布帛を用いない場合は、アルカリ
パッドスチーム法、アルカリブロッチスチーム法、アル
カリショック法、アルカリコールドフィックス法等が挙
げられる。また、定着工程は、染料によって反応過程を
含むものと含まないものとがあり、後者の例としては繊
維に含浸させて物理的に離脱しないようなものがある。
また、インクとしては所要の色素を有するものであれば
適宜のものを用いることができ、染料に限られず顔料を
含むものでもよい。
【0066】さらに未反応の染料の除去および前処理に
用いた物質の除去は、上記反応定着工程の後に従来公知
の方法に準じ、洗浄により行うことができる。なお、こ
の洗浄の際に従来のフィックス処理を併用することが好
ましい。
【0067】以上述べた後処理工程が施されたプリント
物は、その後所望の大きさに切り離され、切り離された
片は、縫着,接着,溶着等、最終的な加工品を得るため
の工程が施され、ワンピース,ドレス,ネクタイ,水着
等の衣類や布団カバー,ソファカバー,ハンカチ,カー
テン等が得られる。布帛を縫製等により加工して衣類や
その他の日用品とする方法は、従来より公知の技術であ
る。
【0068】なお、プリント用媒体としては、布帛,壁
布,刺しゅうに用いられる糸、壁紙、紙、OHP用フィ
ルム、アルマイト等の板状物その他インクジェット技術
を用いて所定の液体を付与可能な種々のものが挙げら
れ、布帛とは、素材,織り方,編み方を問わず、あらゆ
る織物,不織布およびその他の布地を含む。
【0069】本発明は、上述したインクジェットプリン
ト方式に限らず種々のプリント方式を採用できるが、イ
ンクジェットプリント方式を採用する場合には、その中
でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギ
として熱エネルギを発生する手段を備え、前記熱エネル
ギによりインクの状態変化を生起させる方式、すなわち
キヤノン株式会社が提唱するバブルジェット方式のプリ
ントヘッド、プリント装置を用いることで優れた効果を
もたらすものである。かかる方式によればプリントの高
密度化,高精細化が達成できるからである。
【0070】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、プリント情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、プリントヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書,同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率
に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れたプリント
を行うことができる。
【0071】プリントヘッドの構成としては、上述の各
明細書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変
換体の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書,米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基いた構成と
しても本発明の効果は有効である。すなわち、プリント
ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によ
ればプリントを確実に効率よく行うことができるように
なるからである。
【0072】加えて、プリントヘッドは、プリント装置
の形態に対応して構成できるのは勿論であり、所謂ライ
ンプリンタ形態のものに対してはプリント媒体の幅に対
応した範囲にわたって吐出口を配列したものとすればよ
い。また、上例のようなシリアルタイプのプリントヘッ
ドとしては、装置本体に固定されたプリントヘッド、あ
るいは装置本体に装着されることで装置本体との電気的
な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換
自在のチップタイプのプリントヘッド、あるいはプリン
トヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカー
トリッジタイプのプリントヘッドを用いた場合にも本発
明は有効である。
【0073】また、本発明のプリント装置の構成とし
て、プリントヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
プリントヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用いて加熱を
行う予備加熱手段、プリントとは別の吐出を行なう予備
吐出手段を挙げることができる。
【0074】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用プ
リント信号付与時にインクが液状をなすものを用いても
よい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せ
しめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸
発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化
するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギ
のプリント信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、プリント用媒体に到達
する時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エ
ネルギの付与によって初めて液化する性質のインクを使
用する場合も本発明は適用可能である。このような場合
のインクは、特開昭54−56847号公報あるいは特
開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔
質シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持
された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形
態としてもよい。本発明においては、上述した各インク
に対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行
するものである。
【0075】さらに加えて、本発明の形態としては、コ
ンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用い
られるものの他、リーダ等と組合せた複写装置の形態を
採るもの等であってもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被記録媒体としての布帛等上に、実際の使用状態(例え
ば水着装着時)においてデザイナーの所望のイメージ通
りの画像濃度、配色、質感を出すことのできる画像の形
成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット捺染記録方法の第1の
実施形態例を実施するのに適したインクジェットプリン
ト装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したインクジェットプリント装置の構
成を示す断面図である。
【図3】本発明において使用されるに適したインクジェ
ットプリント装置のプリント部を示す斜視図である。
【図4】本発明のインクジェット捺染記録方法の第2の
実施形態例における画像データのフロー図である。
【符号の説明】
A 本体部 A−1 精密送り部 A−2 インクジェットプリント部 B 給布部 C 巻取り部 505 濃度データ分離部 506 エリア指定部濃度変換部 507 濃度データ合成部 508 γ変換部 509 2値化処理部 510 エリア指定信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録ヘッドから吐出した
    インクを被記録媒体上に付着させ、複数のドットにより
    画像を形成するインクジェット捺染記録方法において、 前記被記録媒体の伸張度を変化させながら画像を形成す
    ることを特徴とするインクジェット捺染記録方法。
  2. 【請求項2】 インクジェット記録ヘッドから吐出した
    インクを被記録媒体上に付着させ、複数のドットにより
    画像を形成するインクジェット捺染記録方法において、 前記被記録媒体の最終使用形態における伸張度に応じ、
    インクの打ち込み量を制御し画像を形成することを特徴
    とするインクジェット捺染記録方法。
  3. 【請求項3】 インクジェット記録ヘッドから吐出した
    インクを被記録媒体上に付着させ、複数のドットにより
    画像を形成するインクジェット捺染記録方法において、 前記被記録媒体の最終使用形態における伸張度に応じ、
    前記布帛の伸張度を変化させ、かつ、インクの打ち込み
    量を制御しながら画像を形成することを特徴とするイン
    クジェット捺染記録方法。
  4. 【請求項4】 前記被記録媒体は布帛であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のインクジェ
    ット捺染記録方法。
  5. 【請求項5】 被記録媒体上にインクを吐出して画像を
    形成するインクジェット記録手段と、前記被記録媒体を
    搬送する手段とを有するインクジェット捺染記録装置に
    おいて、 前記被記録媒体の伸張度を変化させる手段をさらに含む
    ことを特徴とするインクジェット捺染記録装置。
  6. 【請求項6】 前記被記録媒体の最終使用形態における
    伸張度に応じ、前記インクジェット記録手段から吐出さ
    れるインクの打ち込み量を制御する手段をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項5記載のインクジェット捺染記録
    装置。
  7. 【請求項7】 被記録媒体上にインクを吐出して画像を
    形成するインクジェット記録手段と、前記被記録媒体を
    搬送する手段とを有するインクジェット捺染記録装置に
    おいて、 前記インクジェット記録手段から吐出されるインクの打
    ち込み量を制御する手段をさらに含むことを特徴とする
    インクジェット捺染記録装置。
  8. 【請求項8】 前記被記録媒体は布帛であることを特徴
    とする請求項5〜7のいずれかの項に記載のインクジェ
    ット捺染記録装置。
  9. 【請求項9】 前記インクジェット記録手段は、インク
    に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変
    換体を備え、該熱エネルギー変換体によって印加される
    熱エネルギーよりインクに状態変化を生起させ、この状
    態変化に基づいて吐出口よりインクを吐出させるヘッド
    であることを特徴とする請求項5〜7のいずれかの項に
    記載のインクジェット捺染記録装置。
  10. 【請求項10】 前記熱エネルギー変換体はインクに膜
    沸騰を生じさせて、インクの気泡を形成し、この気泡の
    発生による圧力に伴ってインクを吐出する電気熱変換体
    であることを特徴とする請求項9記載のインクジェット
    捺染記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000290882A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 Seiren Co Ltd インクジェットプリント装置及びインクジェットプリント方法

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