JP2947185B2 - 伝送路切替システム - Google Patents

伝送路切替システム

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JP2947185B2
JP2947185B2 JP8267623A JP26762396A JP2947185B2 JP 2947185 B2 JP2947185 B2 JP 2947185B2 JP 8267623 A JP8267623 A JP 8267623A JP 26762396 A JP26762396 A JP 26762396A JP 2947185 B2 JP2947185 B2 JP 2947185B2
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transmission
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秀幸 井上
弘樹 力山
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送路切替システム
に関し、特に冗長構成を有する伝送路の切替システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】0系及び1系の2系統の冗長構成を有す
る伝送システムにおいて、両伝送路間の切替をセクショ
ン切替による冗長方式をとる伝送路切替区間で実施する
場合、伝送路切替を実現するためのセレクタは通常2個
設けられる。そして、これらセレクタは常に同じ系を選
択していなければならない。これらのセレクタは、同時
に制御することが望ましい。しかし、0系/1系と夫々
異なる箇所に設けられていること、さらにセクション切
替による冗長系切替は、処理が非常に複雑であることか
ら、これらのセレクタの制御は、マイクロプロセッサに
よりいずれかの系のセレクタから固定的にかつ時系列的
に行われていた。例えば、0系を先発、1系を後発とし
て制御が行われていた。
【0003】この従来の伝送路切替システムについて説
明する。
【0004】0系/1系の冗長構成を持つ伝送路切替区
間の装置100と0系/1系の切替えを無瞬断で実施す
ることができるパス切替区間のパス切替装置200とが
接続されている伝送システムが図4に示されている。伝
送路切替区間の装置100に入力される側は、0系が選
択されて現用系となっており、1系は予備系となってい
るものとする。また、伝送路切替区間の装置100とパ
ス切替区間の装置200との接続は0系が選択されて現
用系となっており1系は予備系となっているものとす
る。
【0005】伝送路切替区間の装置100には、0系/
1系の冗長構成の選択部11及び12と、パス切替区間
の装置200とのインタフェースをなすインタフェース
回路(IF)16,17とが設けられている。これらイ
ンタフェース回路16,17とパス切替区間の装置20
0とのインタフェース回路29,30との間に伝送路1
60,170が設けられている。
【0006】一方、パス切替区間の装置200は、パス
切替を無瞬断で実施するために、0系/1系の経路差に
よる遅延時間差を吸収する位相調整部23及び24と、
パス警報を検出する警報検出部25及び26と、0系/
1系の選択部21,22と、インタフェース回路(I
F)29,30と、警報を検出してから選択部が動作す
るまでの時間内に誤った信号が後段に伝送されない様に
バッファメモリとして機能する記憶部27及び28と、
0系/1系の冗長構成の選択部21及び22とを含んで
構成されている。
【0007】なお、図中の14,15,31,32も、
他の装置とのインタフェースをなすインタフェース回路
である。
【0008】かかる構成において、伝送路切替区間にお
いて障害が発生すると、その障害を図示せぬ監視装置が
検出する。この検出に応答して装置100内の選択部1
1及び12によって0系/1系の切替えが行われる。こ
れにより、0系/1系のうち、予備系だった方が以後は
現用系として運用される。
【0009】また、障害が検出され0系/1系の伝送路
中のデータのヘッダ部分にパス警報が挿入されている場
合には、パス切替区間の装置200内の警報検出部25
又は26がそれを検出し、選択部21又は22を制御し
て切替えが行われる。これにより、伝送路(セクショ
ン)を構成する各パス単位に切替えが行われるのであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の伝送路
切替システムにおける2つの系の伝送路は経由するルー
トが異なるので両伝送路で夫々伝送されるデータの位相
は必ずしも一致しない。したがって、障害発生時に、前
段である伝送路切替区間の装置100において伝送路の
切替えが行われると、切替えの瞬間に信号に誤りが生じ
ることがある。すると、後段であるパス切替区間の装置
200では、それを障害であると検出してしまい、不用
な切替えが行われてしまうという欠点がある。
【0011】なお、特開平4―304725号公報,特
開平4―81027号公報,特開平5―344104号
公報,特開平6―61985号公報及び特開平7―33
6337号公報においては、上述した不用な切替につい
て言及されておらず、これら各公報に記載の公知技術に
よっては上述した従来技術の欠点を解決することはでき
ない。
【0012】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は前段区間にお
いて切替が行われても、後段区間において不用な切替が
行われることのない伝送路切替システムを提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による伝送路切替
システムは、伝送路切替区間において第1及び第2の系
統の伝送路の障害を夫々検出する第1の障害検出手段
と、前記第1の障害検出手段による障害の検出に応答し
て前記第1及び第2の系統の伝送路のうち障害が発生し
ていない方の伝送路を現用系として選択する第1の選択
手段と、パス切替区間において第1及び第2の系統の伝
送路切替区間の伝送路の障害及びパス切替区間における
伝送路の障害を夫々検出する第2の障害検出手段と、前
記第2の障害検出手段による障害検出に応答してパス切
替区間における第1及び第2の系統の伝送路のうち障害
が発生していない方の伝送路を現用系として選択する第
2の選択手段とを含む伝送路切替システムであって、
記パス切替区間における第1及び第2の系統の伝送路の
うち前記第1及び第2の選択手段により選択されていな
い方の伝送路を疑似障害状態にする制御手段を含むこと
を特徴とする。
【0014】つまり、選択手段により選択されていない
方(非選択側)の伝送路に、その伝送路に障害が発生し
ている旨を示す警報情報を送出するのである。こうする
ことにより、不用な切替選択が行われることがないので
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明による伝送路切替システムの
実施の形態を示すブロック図であり、図4と同等部分は
同一符号により示されている。本システムが従来のシス
テムと異なる点は、選択部21及び22の系選択状態を
監視し、障害発生時に後段の非選択側のパスに強制的に
パス警報を挿入する切替監視部13が追加されている点
である。この切替監視部13は、前段の選択部11,1
2の切替監視と後段の選択部21,22の選択情報の監
視を行い、後段の非選択側のパスに強制的にパス警報の
挿入を行うものである。すなわち、前段の選択部11,
12が切替を行う時、前段の選択部が切替を行う前に、
後段の系選択情報130を参照し、非選択側のパスに強
制的にパス警報を挿入する。後段の非選択側にパス警報
が発生しているため、前段の切替による信号の誤りが発
生しても、後段では非選択側への切替が行われないので
ある。
【0017】本システムにおいても、0系/1系の冗長
構成を持つ伝送路(セクション)切替区間と0系/1系
の無瞬断パス切替区間とが接続されている。セクション
切替区間の切替は選択部11及び12において実施され
る。この2つの選択部11及び12は常に同一の系を選
択し、選択した系の信号を後段のパス切替区間へ0系/
1系の2系統の信号として送出する。パス切替区間の受
信部であるIF29,30においては、0系/1系双方
の信号を受信する。そしてこれらIFに夫々対応する送
信部であるIF16,17において付加した位相情報に
より位相調整部23及び24は位相差を吸収する。
【0018】警報検出部25及び26においては、パス
切替区間の警報を検出し、選択部21及び22はパス切
替を実施する。パス切替区間の警報検出後、選択部2
1,22の切替動作までの時間に誤った信号が下位に伝
送されないように、パス警報検出回路25,26の直後
に記憶部27,28が設けられている。
【0019】また、切替監視部13は後段の選択部2
1,22における系選択情報を監視し、前段の選択部1
1,12において切替が行われる時に、後段の非選択系
に対してパス警報を強制的に挿入する。具体的には、非
選択系のパス上のフレームのヘッダにおける警報ビット
を、警報ありを示す値にする。
【0020】かかる構成において、伝送路切替区間の切
替を行う場合、切替監視部13により、後段の非選択系
にパス警報を挿入する。非選択系であることから警報の
挿入を行っても、後段において切替は行われない。
【0021】この状態で、後段の選択系に接続されてい
る前段の選択部11又は12の切替を行う。選択系パス
の信号には、この切替による信号の誤りが発生する。し
かし、非選択系にはパス警報が挿入されて擬似障害状態
になっているためパスの切替は行われない。
【0022】この後、非選択系へのパス警報の挿入を停
止し、後段の非選択系に接続されている前段の選択部1
1又は12の切替を行う。この時、信号に誤りが発生す
るが、後段においては非選択系であるため切替は発生し
ない。上記手順によりセクション切替を行うことによ
り、パス切替区間における不用意な切替を防止すること
ができるのである。
【0023】ここで、切替監視部13の内部構成につい
て説明する。図2は図1中の切替監視部13等の内部構
成例を示すブロック図であり、図1と同等部分は同一符
号により示されている。図において、切替監視部13
は、伝送路切替区間における切替発生情報133及び系
選択情報130の内容に応じて切替発生通知136を送
出する切替情報監視部134と、この切替発生通知13
6応答してインタフェース回路16又は17に対してパ
ス警報挿入指示131及び132を行うパス警報挿入部
135とを含んで構成されている。
【0024】系選択情報130は、実際には、後段から
の信号から抽出される。すなわち、インタフェース回路
17は、パス切替区間から伝送路切替区間に向かう主信
号(図1には示されていない)171からヘッダを抽出
するヘッダ抽出部172を含んで構成されており、この
抽出したヘッダに含まれている系選択情報130が切替
情報監視部134に入力されるのである。そして、パス
警報挿入部135からパス警報挿入指示132が入力さ
れると、インタフェース回路17内のパス警報挿入部1
73が後段への主信号170にパス警報を挿入するので
ある。
【0025】なお、インタフェース回路16も同様に、
ヘッダ抽出部及びパス警報挿入部を含んで構成されてい
るものとする。
【0026】さらに、図3のフローチャートを参照して
図1のシステムの動作を詳細に説明する。図において、
伝送路切替区間の装置100の入力側0系主信号に誤り
が発生した時(ステップ31)、切替監視部13はパス
切替区間の装置200の系選択情報130として0系が
現用系であるという情報を取得する(ステップ32)。
この情報に従い切替監視部13は、出力側1系のインタ
フェース回路17にパス警報を挿入する(ステップ3
3)。その後、伝送路切替区間の装置の選択部11,1
2がパス切替区間の0系に接続されているインタフェー
ス回路16により順に0系から1系への切替を実施する
(ステップ34)。パス切替区間の0系に接続されてい
るインタフェース回路の切替により現用系の主信号に誤
りが発生するが、1系にはパス警報が挿入されているた
めに、パス切替は発生しない。
【0027】現用系の切替終了後、予備系に挿入してい
たパス警報を停止し(ステップ35)、選択部12の切
替を実施する(ステップ36)。この時、主信号に誤り
が発生するが、予備系のためパス切替は発生しない。上
記動作で切替終了となる(ステップ37)。これによ
り、パス切替区間の装置における不用意な切替が防止で
きる。
【0028】要するに、本システムでは、前段の切替時
において非選択側のパスにパス警報を挿入してそのパス
を擬似的に障害状態にすることによって不用な切替が行
われるのを防止しているのである。
【0029】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0030】(1)前記制御手段は、前記選択手段にお
ける選択状態に基づいて前記非選択側伝送路に前記警報
情報を送出することを特徴とする請求項2記載の伝送路
切替システム。
【0031】(2)前記制御手段は前記伝送路において
前記選択手段よりも前段に設けられ、前記制御手段は前
記選択手段から入力される情報に応じて前記選択手段に
おける選択状態を検出することを特徴とする(1)記載
の伝送路切替システム。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、選択され
ていない方(非選択側)の伝送路に、その伝送路に障害
が発生している旨を示す警報情報を送出して疑似障害状
態にすることにより、不用な切替選択が行われないとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による伝送路切替システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の切替監視部等の内部構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】図1の伝送路切替システムの動作を示すフロー
チャートである。
【図4】従来の伝送路切替システムを示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
11,12,21,22 選択部 13 切替監視部 14,15,16,17,29,30,31,32 イ
ンタフェース回路 23,24 位相制御部 25,26 警報検出部 27,28 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 1/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路切替区間において第1及び第2の
    系統の伝送路の障害を夫々検出する第1の障害検出手段
    と、前記第1の障害検出手段による障害の検出に応答し
    て前記第1及び第2の系統の伝送路のうち障害が発生し
    ていない方の伝送路を現用系として選択する第1の選択
    手段と、パス切替区間において第1及び第2の系統の伝
    送路切替区間の伝送路の障害及びパス切替区間における
    伝送路の障害を夫々検出する第2の障害検出手段と、前
    記第2の障害検出手段による障害検出に応答してパス切
    替区間における第1及び第2の系統の伝送路のうち障害
    が発生していない方の伝送路を現用系として選択する第
    2の選択手段とを含む伝送路切替システムであって、
    記パス切替区間における第1及び第2の系統の伝送路の
    うち前記第1及び第2の選択手段により選択されていな
    い方の伝送路を疑似障害状態にする制御手段を含むこと
    を特徴とする伝送路切替システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1及び第2の
    択手段により選択されていない非選択側伝送路に該伝送
    路に障害が発生している旨を示す警報情報を送出する送
    出手段を含むことを特徴とする請求項1記載の伝送路切
    替システム。
  3. 【請求項3】 前記送出手段は、前記非選択側伝送路上
    のフレームのヘッダの警報ビットを、警報があることを
    示す値にすることを特徴とする請求項2記載の伝送路切
    替システム。
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