JPH09214537A - 伝送制御におけるループバック方法およびループバック装置 - Google Patents

伝送制御におけるループバック方法およびループバック装置

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JPH09214537A
JPH09214537A JP8016219A JP1621996A JPH09214537A JP H09214537 A JPH09214537 A JP H09214537A JP 8016219 A JP8016219 A JP 8016219A JP 1621996 A JP1621996 A JP 1621996A JP H09214537 A JPH09214537 A JP H09214537A
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station
transmission
terminal
loopback
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JP8016219A
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Inventor
Kimisuke Abe
公輔 阿部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2区間で同時に伝送不良が発生した時には、
この伝送不良が復帰するまでは保護機能を持たなくなる
という課題があった。 【解決手段】 下り伝送路および上り伝送路でループ状
に接続した2つの端子のうち、主局となる端子は各端子
の情報を伝送するためのフレームを生成し、下り伝送路
および上り伝送路の情報から伝送路の不良を判定し、自
己の局状態を切り替えて正常な伝送ループを使用するよ
うに局状態を収束させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報伝送路上で
発生した伝送不良を検出し、迅速に適切な局状態を再構
成する伝送制御におけるループバック方法およびループ
バック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の伝送制御におけるルー
プバック方法を実施する伝送路の構成を示す概略図であ
り、図において、A、B、Cは伝送制御機能を持つ端
子、1A、1B、1Cは端子A、B、Cを順次に接続す
るルート1の下り伝送路、2A、2B、2Cは端子A、
B、Cを順次に接続するルート1の上り伝送路、1a、
1b、1cは端子A、B、Cを順次に接続するルート2
の下り伝送路、2a、2b、2cはルート2の上り伝送
路である。
【0003】図示例は端子Aが親局、端子Bが子局、端
子Cが孫局で構成されており、通常はルート1が使用さ
れ、端子Aの情報は下り伝送路1Aおよび上り伝送路2
Cで伝送され、端子Bの情報は下り伝送路1Bおよび上
り伝送路2Aで伝送され、端子Cの情報は下り伝送路1
Cおよび上り伝送路2Bで伝送される。このルート1に
おいて、伝送不良が発生した場合、伝送路上の情報に対
する信頼性がなくなるため、全ての端子A、B、Cをル
ート2に切り替える。このルート2を使用する場合も上
記ルート1の場合と同様の処理で伝送を続ける。
【0004】次に動作について説明する。上記のループ
バック方法は、電流差動継電装置(図示せず)と共に使
用され、各端子A、B、Cの情報をルート1またはルー
ト2の伝送路を用いて伝送し、電流差動演算を行うこと
で系統の保護を行っている。端子Bと端子Cとの間の上
り伝送路2Bおよび下り伝送路1Bにおいて伝送不良が
発生した場合、端子Bには端子Cの情報を伝送できなく
なり、また、端子Cには端子Bの情報を伝送できなくな
る。この結果、端子Bおよび端子Cには全端子の情報が
集まらないため、保護装置としての機能がなくなり、該
当端子ではリレー演算のロック(以下、リレーロックと
称する)をせざるを得なくなる。
【0005】そこで、このリレーロックを解除するため
に、別に設けたルート2の伝送路1a、1b、1c、2
a、2b、2cに切り替えて伝送路を再構成し、そのル
ート2の伝送路を用いて各端子A、B、Cの情報を伝送
する。なお、上記従来例に関連する先行技術として、例
えば特開平3−32249号公報のものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝送制御におけ
るループバック方法は、以上のように構成されているの
で、ルート1またはルート2において独立した伝送不良
が発生した場合は対応できるが、例えば、ルート1の伝
送路1B、2Bで伝送不良が発生し、ルート2の伝送路
に切り替わった場合に、ルート1の伝送不良が復帰する
前にルート2の伝送路に伝送不良が発生すると、各端子
の情報を伝送する伝送路がなくなるため、全端子A、
B、Cにおいてリレーロックとなり、伝送不良が復帰す
るまでは保護機能を持たなくなるという課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ループ状に配置した端子毎に局情
報を持たせ、ある区間で伝送不良が発生した場合、各端
子の局状態を切り替えて、正常な伝送路を迅速に再構成
する伝送制御におけるループバック方法を得ることを目
的とする。
【0008】また、この発明は上り伝送路および下り伝
送路の情報を検出し、ループバック制御を実施すること
により、1区間の伝送不良時はループバック制御後、リ
レーロックを自動解除する伝送制御におけるループバッ
ク方法を得ることを目的とする。
【0009】さらに、上り伝送路の伝送不良を検出する
だけで、自己の局状態を切り替えるとともに、相手端子
に局状態を制御する指令信号を出力し、1区間の伝送不
良時はループバック制御後、リレーロックを自動解除す
る伝送制御におけるループバック方法を得ることを目的
とする。
【0010】さらに、下り伝送路の伝送不良を検出する
だけで、自己の局状態を切り替えると共に、相手端子に
局状態を制御する指令信号を出力し、1区間の伝送不良
時はループバック制御後、リレーロックを自動解除する
伝送制御におけるループバック方法を得ることを目的と
する。
【0011】さらに、2区間の伝送不良発生時は、ルー
プバック制御後、人為的にループバック制御を不使用に
設定することにより、リレーロックを解除することがで
き、伝送不良復帰までリレーロックせずに保護機能を継
続する伝送制御におけるループバック方法を得ることを
目的とする。
【0012】さらに、伝送不良復帰時はループバック制
御にて初期の局状態に戻し、リレーロックを自動解除す
る伝送制御におけるループバック方法を得ることを目的
とする。
【0013】さらに、ループ状に配置した端子区間で伝
送不良が発生した場合、各端子の局状態を切り替えて、
正常な伝送路を迅速に再構成する伝送制御におけるルー
プバック装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る伝送制御におけるループバック方法は、下り伝送路お
よび上り伝送路でループ状に接続した2つの端子のう
ち、主局となる端子では各端子の情報を伝送するための
フレームを生成し、下り伝送路および上り伝送路の情報
から伝送路の不良を判定し、自己の局状態を切り替えて
正常な伝送ループを使用するように局状態を収束させる
ものである。
【0015】請求項2記載の発明に係る伝送制御におけ
るループバック方法は、下り伝送路および上り伝送路で
ループ状に主局、従局、折返し局として接続した3つ以
上の端子のうち、主局となる端子では各端子の情報を伝
送するためのフレームを生成し、前記各端子は下り伝送
路および上り伝送路の情報から伝送路の不良を判定し、
自己の局状態を切り替えて正常な伝送ループを使用する
ように局状態を収束させるものである。
【0016】請求項3記載の発明に係る伝送制御におけ
るループバック方法は、下り伝送路および上り伝送路で
ループ状に接続された各端子は、上り伝送路で生じた伝
送不良を上り伝送路で検出して自端子の局状態を折返し
局に切り替えると同時に、不良発生伝送路を挟む相手端
子の局状態を主局とする主局化フラグの情報を、伝送フ
ォーマット上の共通フレームに設けて下り伝送路に送信
し、この情報を受信した相手端子は主局に切り替わり、
正常な伝送ループを使用するように局状態に収束させる
ものである。
【0017】請求項4記載の発明に係る伝送制御におけ
るループバック方法は、下り伝送路および上り伝送路で
ループ状に接続された各端子は、下り伝送路で生じた伝
送不良を下り伝送路で検出して自端子の局状態を主局に
切り替えると同時に、不良発生伝送路を挟む相手端子の
局状態を折返し局とする折返し局化フラグの情報を、伝
送フォーマット上の共通フレームに設けて下り伝送路に
送信し、この情報を受信した相手端子は折返し局に切り
替わり、正常な伝送ループを使用するように局状態に収
束させるものである。
【0018】請求項5記載の発明に係る伝送制御におけ
るループバック方法は、伝送ループで2区間の伝送不良
発生時は、ループ状に接続された各端子は、上り伝送路
または下り伝送路で生じた伝送不良を上りまたは下り伝
送路で検出して自端子の局状態を折返し局または主局に
切り替えると同時に、不良発生伝送路を挟む相手端子の
局状態を主局または折返し局とする主局化フラグまたは
折返し局化フラグの情報を、伝送フォーマット上の共通
フレームに設けて上り伝送路または下り伝送路に送信
し、この情報を受信した相手端子は伝送路または折返し
局に切り替わることで、主局が2つ存在する伝送様式と
なり、ループバック制御を不使用に設定することによ
り、リレー演算のロックを解除して正常な伝送ループを
使用するように局状態に収束させるものである。
【0019】請求項6記載の発明に係る伝送制御におけ
るループバック方法は、伝送不良復帰時、伝送フォーマ
ット上の共通フレームに折返し局から見た主局への下り
伝送路正常を表すフラグ、主局から見た折返し局への上
り伝送路正常を表すフラグ、全伝送路正常を表すフラグ
を示す情報を設けて初期の局状態に戻すものである。
【0020】請求項7記載の発明に係る伝送制御におけ
るループバック装置は、下り伝送路および上り伝送路で
ループ状に接続した2つの端子は、それぞれ各端子の情
報を伝送するためのフレームを生成するフレーム生成機
能と、下り伝送路および上り伝送路の情報から伝送路の
不良を判定する判定機能と、その判定機能によって自己
の局状態を主局または折返し局に切り替えて正常な伝送
ループを使用するように局状態を再構成する局状態切り
替え機能とを備えたものである。
【0021】請求項8記載の発明に係る伝送制御におけ
るループバック装置は、下り伝送路および上り伝送路で
ループ状に接続した3つ以上の端子は、それぞれ各端子
の情報を伝送するためのフレームを生成するフレーム生
成機能と、下り伝送路および上り伝送路の情報から伝送
路の不良を判定する判定機能と、その判定機能によって
自己の局状態を主局または従局あるいは折返し局に切り
替えて正常な伝送ループを使用するように局状態を再構
成する局状態切り替え機能とを備えたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1において、A、B、C、Dは伝送制
御機能を有する端子、1A、1B、1Cは端子A、B、
C、Dを順次に接続するルート1の下り伝送路、2A、
2B、2Cは端子A、B、C、Dを順次に接続するルー
ト1の上り伝送路、1D、2Dは仮想区間として使用さ
れている伝送路であり、端子Aと端子D間を接続してい
る。図示例は端子Aが主局M、端子B、Cが従局S、端
子Dが折返し局LBのループバック制御を実施する前の
局状態から、m、s、lbはループバック制御後に切り
替わった後の局状態である。
【0023】伝送フォーマットを持つ伝送フレームは、
図2に示すように、同期フレームF1、アドレスフレー
ムF2、データフレームF3a〜F3n、検出用フレー
ムF4からなり、データフレーム中の共通フレームF3
n−1には、固定ビット、主局化フラグ、折返し局化フ
ラグ、予備フラグ、主局下り伝送路正常フラグ、折返し
局上り伝送路正常フラグ、全伝送路正常フラグの情報
(ビット)が設けられている。
【0024】この伝送フレームは主局Mから下り伝送路
1A、1B、1Cを通って、従局Sの端子B、Cの情報
をのせ込み、折返し局LBの端子Dの内部において折返
され、上り伝送路2C、2B、2Aを通って主局Mの端
子Aに戻る。
【0025】端子A、B、C、Dは、上記のようにそれ
ぞれ主局、従局、折返し局になるもので、全て同一の構
成であり、図3に示すように、下り伝送路からの伝送情
報を受信する下り受信回路11、上り伝送路からの伝送
情報を受信する上り受信回路12、両受信回路11、1
2からの受信情報に基づいて伝送路の良否を判定処理す
る判定処理部13、判定結果を伝送フォーマットに書き
込んで下り送信回路14または上り送信回路15を介し
て下り伝送路または上り伝送路に送信する下りデータ書
き込み処理部16または上りデータ書き込み処理部1
7、フレームを生成するフレーム生成部18を備えてい
る。
【0026】上記判定処理部13は例えばCPU、RO
M、RAM、I/Oインターフェース等を備えている。
そして、図4に示すように、インバータ21〜23、セ
ット/リセット回路24、アンドゲート25、オアーゲ
ート26による論理判別機能を有し、下り伝送路不良検
出または上り伝送路不良検出に基づいて、主局化フラ
グ、折返し局化フラグ、従局化フラグを出力して、伝送
フォーマットの共通フレームに各フラグの情報を書き込
むものである。
【0027】また、判定処理部13には図5に示すよう
に、判定結果に基づいて伝送路を遮断または切り替える
スイッチ手段SW1、SW2が設けられている。
【0028】次に動作について説明する。図1におい
て、従局Sである端子Bと端子Cとの間の伝送路1B、
2Bに不良が発生すると、端子Bの判定処理部13は上
り伝送路2Bからの受信がないことにより、図4に示す
論理判別で伝送不良を検出し、スイッチSW1をON、
スイッチSW2を接点2側にONする。この結果、端子
Bは折返し局lbの状態に遷移する。
【0029】また、端子Cの判定処理部13は下り伝送
路1Bからの受信がないことにより、図4に示す論理判
別で伝送不良を検出し、スイッチSW1をON、SW2
を接点3側にONにする。この結果、端子Cは主局mの
状態に遷移する。そして、上記端子Cの判定処理部13
は自局が主局m状態に遷移した情報を図2の伝送フォー
マット上の共通フレームに設けて伝送する。
【0030】端子Dの判定処理部13は下り伝送路1C
で伝送された情報を検出し、自端子の上位側に主局mが
存在することを判別し、スイッチSW1をON、スイッ
チSW2を接点3側にONして従局sとなり、仮想の伝
送路1D、2Dを介して端子Aに送信する。端子Aの判
定処理部13も同様に従局sとなり、伝送不良発生区間
1B、2Bは使用せずに、仮想伝送路1D、2Dを使用
して適切な局状態を構成するため、リレーロックせずに
運用を継続することが可能となる。なお、各端子A、
B、C、Dの局状態とスイッチSW1、SW2との関係
は図6に示すようになる。
【0031】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、伝送不良が発生した区間を使用しない正常な伝送路
を迅速に再構成できる効果が得られる。
【0032】実施の形態2.実施の形態1では、端子B
と端子Cとの間の上り伝送路2B及び下り伝送路1Bの
両伝送路の不良の場合について述べたが、本実施の形態
2では図7に示すように、端子Bと端子Cとの間の上り
伝送路2Bのみの不良の場合である。端子Bは、上り伝
送路2Bからの受信がないことにより伝送不良を判定
し、折返し局lbの状態に遷移し、それと同時に下り伝
送路1Bに、図2の伝送フォーマット上の共通フレーム
の主局化フラグに情報(ビット)を立てて送信する。
【0033】この端子Bからの情報を受信した端子C
は、自端子の上位局側に折返し局が存在することと受信
情報とでスイッチSW1、SW2を主局モードに切り替
える。この局状態の遷移に伴い、不良発生前の主局Mで
ある端子A及び折返し局lbである端子Dは従局sに遷
移、正常な伝送路を迅速に再構成する。
【0034】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、1区間の伝送不良時はループバック制御後、リレー
ロックを自動解除して運用することが可能となる効果が
得られる。
【0035】実施の形態3.実施の形態1では、端子B
と端子Cとの間の上り伝送路2B及び下り伝送路1Bの
両伝送路の不良の場合について述べたが、本実施の形態
3では図8に示すように、端子Bと端子Cとの間の下り
伝送路1Bのみの不良の場合である。端子Cは、下り伝
送路1Bからの受信がないことにより伝送不良を判定
し、主局mの状態に遷移し、それと同時に下り伝送路1
Cに、図2の伝送フォーマット上の共通フレームの折返
し局化フラグに情報(ビット)を立てて送信する。
【0036】この端子Cからの情報は伝送路1Cを介し
て折返し局lbである端子Dを経由し、上り伝送路2C
および2Bを通って端子Bに送信される。端子Bは自端
子の上位局側に主局mが存在することと受信情報とでス
イッチSW1、SW2を折返し局lbの状態に遷移す
る。以上の局状態の遷移に伴い、不良発生前の主局mで
ある端子A及び折返し局LBである端子Dは従局sに遷
移し、正常な伝送路を迅速に再構成する。
【0037】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、1区間の伝送不良時はループバック制御後、リレー
ロックを自動解除して運用することが可能となる効果が
得られる。
【0038】実施の形態4.上記実施の形態1から実施
の形態3では、1区間の伝送路における不良発生時での
ループバック制御について説明したが、本実施の形態4
では図9に示すように2区間での伝送不良の場合につい
て説明する。図9において、端子Bと端子Cとの間の伝
送路1B、2Bに不良が発生すると、前記実施の形態1
と同様に端子Bは上り伝送路2Bにおける伝送不良を検
出して折返し局lbの状態に遷移する。
【0039】また、端子Cは下り伝送路1Bにおける伝
送不良を検出して主局mの状態に遷移する。それと同時
に、端子Dと端子Aとの間の仮想の伝送路1D、2Dに
不良が発生すると、端子Dは上り伝送路2Dにおける伝
送不良を検出して折返し局lbの状態に遷移する。端子
Aは下り伝送路1Dにおける伝送不良を検出して主局m
の状態に遷移し、正常な伝送路を迅速に再構成する。
【0040】この場合、伝送路1B、2B、1D、2D
が切断されるため、主局mが2つとなり、伝送ループが
分離するため、各端子で設定している運用端子数が異常
となってリレーロックする。そこで、人為的にループバ
ック制御を不使用にしてリレーロックを解除すること
で、伝送不良が復帰するまでリレーロックすることな
く、保護機能を継続することが可能となる。
【0041】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、1区間の伝送不良時はループバック制御後、リレー
ロックを自動解除して運用することが可能となる効果が
得られる。
【0042】実施の形態5.実施の形態1から実施の形
態4では、伝送不良が発生した場合のループバック制御
について説明したが、本実施の形態5では伝送不良が復
帰し、局状態を初期の状態に戻す場合のループバック制
御について説明する。図10において、伝送路1B、2
Bの伝送不良が復帰した場合、折返し局lbから見た主
局mヘの下り伝送路1Bは正常となり、また、主局mか
ら見た折返し局lbへの上り伝送路2Bも正常となる。
また、全伝送路が正常となるため、図2に示す伝送フォ
ーマット上の共通フレームの主局下り伝送路正常、折返
し局上り伝送路正常、全伝送路正常の情報(ビット)を
立てて送信する。
【0043】上記の情報を受信した各端子においては、
端子番号が1の端子Aは主局Mに、端子番号が運用端子
数(図10の場合は、4端子運用)と一致している端子
Dは折返し局LBに遷移する。以上の局状態の遷移に伴
い、端子Bと端子Cは従局Sに遷移し、正常な伝送路を
迅速に再構成する。
【0044】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、伝送不良復帰までリレーロックせずに保護機能を継
続することが可能となる効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ループ状に配置した端子毎に局情報を持たせ、ある
区間で伝送不良が発生した場合、各端子の局状態を切り
替えるように構成したので、伝送不良が発生した区間を
使用しない伝送路を迅速に再構成できる効果がある。
【0046】請求項2記載の発明によれば、上り伝送路
及び下り伝送路の情報を検出し、ループバック制御を実
施するように構成したので、1区間の伝送不良時はルー
プバック制御後、リレーロックを自動解除して運用する
ことが可能となる効果がある。
【0047】請求項3記載の発明によれば、上り伝送路
の伝送不良を検出し、自己の局状態を切り替えると共
に、相手端子に局状態を制御する指令信号を出力するよ
うに構成したので、1区間の伝送不良時はループバック
制御後、リレーロックを自動解除して運用することが可
能となる効果がある。
【0048】請求項4記載の発明によれば、下り伝送路
の情報を検出し、自己の局状態を切り替えると共に、相
手端子に局状態を制御する指令信号を出力するように構
成したので、1区間の伝送不良時はループバック制御
後、リレーロックを自動解除して運用することが可能と
なる効果がある。
【0049】請求項5記載の発明によれば、2区間の伝
送不良発生時は、ループバック制御後、人為的にループ
バック制御を不使用に設定することにより、リレーロッ
クを解除するように構成したので、伝送不良復帰までリ
レーロックせずに保護機能を継続することが可能となる
効果がある。
【0050】請求項6記載の発明によれば、伝送不良復
帰時、伝送フォーマット上の共通フレームに折返し局か
ら見た主局への下り伝送路正常を表すフラグを示す情
報、主局から見た折返し局への上り伝送路正常を表すフ
ラグを示す情報、全伝送路正常を表すフラグを示す情報
を設けて初期の局状態に戻すように構成したので、リレ
ーロックを自動解除して運用することが可能となる効果
がある。
【0051】請求項7記載の発明によれば、下り伝送路
および上り伝送路でループ状に接続した2つの端子のそ
れぞれは、各端子の情報を伝送するためのフレームを生
成するフレーム生成機能と、下り伝送路および上り伝送
路の情報から伝送路の不良を判定する判定機能と、その
判定機能によって自己の局状態を主局または折返し局に
切り替えて正常な伝送ループを使用するように局状態を
再構成する局状態切り替え機能とを備えるように構成し
たので、伝送不良が発生した区間を使用しない伝送路を
迅速に再構成できるループバック装置が得られる効果が
ある。
【0052】請求項8記載の発明によれば、下り伝送路
および上り伝送路でループ状に接続した3つ以上の端子
のそれぞれは、各端子の情報を伝送するためのフレーム
を生成するフレーム生成機能と、下り伝送路および上り
伝送路の情報から伝送路の不良を判定する判定機能と、
その判定機能によって自己の局状態を主局または従局あ
るいは折返し局に切り替えて正常な伝送ループを使用す
るように局状態を再構成する局状態切り替え機能とを備
えように構成したので、1区間の伝送不良時はループバ
ック制御後、リレーロックを自動解除して運用すること
が可能なループバック装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による伝送路の構成
図である。
【図2】 この発明実施の形態における伝送フレーム図
である。
【図3】 この発明実施の形態における端子構成を示す
ブロック図である。
【図4】 この発明実施の形態における判定処理部の論
理構成図である。
【図5】 この発明実施の形態における判定処理部の切
り替え構成図である。
【図6】 この発明実施の形態における各端子の局状態
と切り替えスイッチとの関係図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による伝送路の構成
図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による伝送路の構成
図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による伝送路の構成
図である。
【図10】 この発明の実施の形態5による伝送路の構
成図である。
【図11】 従来の伝送路の構成図である。
【符号の説明】
A,B,C,D 端子、1A,1B,1C,1D 下り
伝送路、2A,2B,2C,2D 上り伝送路、M,m
主局、S,s 従局、LB,lb 折返し局。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下り伝送路および上り伝送路でループ状
    に接続した2つの端子のうち、主局となる端子では各端
    子の情報を伝送するためのフレームを生成し、下り伝送
    路および上り伝送路の情報から伝送路の不良を判定し、
    自己の局状態を切り替えて正常な伝送ループを使用する
    ように局状態を収束させることを特徴とする伝送制御に
    おけるループバック方法。
  2. 【請求項2】 下り伝送路および上り伝送路でループ状
    に主局、従局、折返し局として接続した3つ以上の端子
    のうち、主局となる端子では各端子の情報を伝送するた
    めのフレームを生成し、前記各端子は下り伝送路および
    上り伝送路の情報から伝送路の不良を判定し、自己の局
    状態を切り替えて正常な伝送ループを使用するように局
    状態を収束させることを特徴とする伝送制御におけるル
    ープバック方法。
  3. 【請求項3】 下り伝送路および上り伝送路でループ状
    に接続された各端子は、上り伝送路で生じた伝送不良を
    上り伝送路で検出して自端子の局状態を折返し局に切り
    替えると同時に、不良発生伝送路を挟む相手端子の局状
    態を主局とする主局化フラグの情報を、伝送フォーマッ
    ト上の共通フレームに設けて下り伝送路に送信し、この
    情報を受信した相手端子は主局に切り替わり、正常な伝
    送ループを使用するように局状態に収束させることを特
    徴とする請求項2記載の伝送制御におけるループバック
    方法。
  4. 【請求項4】 下り伝送路および上り伝送路でループ状
    に接続された各端子は、下り伝送路で生じた伝送不良を
    下り伝送路で検出して自端子の局状態を主局に切り替え
    ると同時に、不良発生伝送路を挟む相手端子の局状態を
    折返し局とする折返し局化フラグの情報を、伝送フォー
    マット上の共通フレームに設けて下り伝送路に送信し、
    この情報を受信した相手端子は折返し局に切り替わり、
    正常な伝送ループを使用するように局状態に収束させる
    ことを特徴とする請求項2記載の伝送制御におけるルー
    プバック方法。
  5. 【請求項5】 伝送ループで2区間の伝送不良発生時
    は、ループ状に接続された各端子は、上りまたは下り伝
    送路で生じた伝送不良を上り伝送路または下り伝送路で
    検出して自端子の局状態を折返し局または主局に切り替
    えると同時に、不良発生伝送路を挟む相手端子の局状態
    を主局または折返し局とする主局化フラグまたは折返し
    局化フラグの情報を、伝送フォーマット上の共通フレー
    ムに設けて上りまたは下り伝送路に送信し、この情報を
    受信した相手端子が主局または折返し局に切り替わるこ
    とで、主局が2つ存在する伝送様式となり、ループバッ
    ク制御を不使用に設定することにより、リレー演算のロ
    ックを解除して正常な伝送ループを使用するように局状
    態に収束させることを特徴とする請求項2記載の伝送制
    御におけるループバック方法。
  6. 【請求項6】 伝送不良復帰時、伝送フォーマット上の
    共通フレームに折返し局から見た主局への下り伝送路正
    常を表すフラグ、主局から見た折返し局への上り伝送路
    正常を表すフラグ、全伝送路正常を表すフラグを示す情
    報を設けて初期の局状態に戻すことを特徴とする請求項
    2から請求項5のうちのいずれか1項記載の伝送制御に
    おけるループバック方法。
  7. 【請求項7】 下り伝送路および上り伝送路でループ状
    に接続した2つの端子は、それぞれ各端子の情報を伝送
    するためのフレームを生成するフレーム生成機能と、下
    り伝送路および上り伝送路の情報から伝送路の不良を判
    定する判定機能と、その判定機能によって自己の局状態
    を主局または折返し局に切り替えて正常な伝送ループを
    使用するように局状態を再構成する局状態切り替え機能
    とを備えたことを特徴とする伝送制御におけるループバ
    ック装置。
  8. 【請求項8】 下り伝送路および上り伝送路でループ状
    に接続した3つ以上の端子は、それぞれ各端子の情報を
    伝送するためのフレームを生成するフレーム生成機能
    と、下り伝送路および上り伝送路の情報から伝送路の不
    良を判定する判定機能と、その判定機能によって自己の
    局状態を主局または従局あるいは折返し局に切り替えて
    正常な伝送ループを使用するように局状態を再構成する
    局状態切り替え機能とを備えたことを特徴とする伝送制
    御におけるループバック装置。
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