JP3147853B2 - 伝送システム、及びパス切り替え制御方法 - Google Patents
伝送システム、及びパス切り替え制御方法Info
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- JP3147853B2 JP3147853B2 JP12492298A JP12492298A JP3147853B2 JP 3147853 B2 JP3147853 B2 JP 3147853B2 JP 12492298 A JP12492298 A JP 12492298A JP 12492298 A JP12492298 A JP 12492298A JP 3147853 B2 JP3147853 B2 JP 3147853B2
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Description
に関し、特に、受信端でパス警報を検出した場合でも信
号に影響を与えることなく無瞬断でパス切り替えを実現
するパス切り替え区間と、APS(Automatic
ProtectionSwitch)で伝送路切り替え
区間の切り替えを行う伝送路切り替え区間とが接続され
ている伝送システムにおいて、前段の伝送路切り替え区
間の伝送路切り替えにより発生する後段のパス切り替え
区間における運用状態の変化を防止する技術に関する。
長構成を有する伝送システムにおいて、両伝送路間の切
り替えをAPSで実施する場合、伝送路切り替えを実現
するためのセレクタは通常2個あり、常に同一系の伝送
路を選択していなければならない。このセレクタの制御
は同時に行うことが望ましいが、2個のセレクタはそれ
ぞれ異なるブロックに具備していること、更には、AP
Sの処理は非常に複雑であることから、この2個のセレ
クタの制御はマイクロプロセッサによりいずれかの系の
セレクタから固定的にかつシーケンシャル(例:0系先
発、1系後発)に行っている。
路と1系伝送路との位相が異なるため、伝送路切り替え
を行うと( セレクタを制御する) 、警報が発生して警報
を後段に送出してしまう。
を向上させるために0系及び1系の2系統の冗長構成を
有するパス間を、受信端でパス警報を検出した場合でも
信号に影響を与えることなく無瞬断でパス間の切り替え
を実現する無瞬断パス切り替えシステムにおいて、この
パス切り替え区間の前段に伝送路切り替えシステムを有
する伝送路切り替え区間があった場合、その区間の切り
替えを行うと、前述したように2個のセレクタ制御のタ
イムラグにより、後段のパス切り替え区間では検出する
パス警報にも時間差が生じてしまう。従って、運用状態
が変化してしまう場合があった。
作の説明にあたって、伝送路切り替え区間において伝送
路の切り替えを行う場合、0系のセレクタ、次に1系の
セレクタの順に動作することとする。又、パス切り替え
区間では、パスの運用状態の初期状態として1系を運用
系、0系を予備系とする。
の伝送路に警報がない状態から0系から1系への伝送路
切り替えを実施する。伝送路切り替え区間において、0
系から1系への伝送路切り替えを実施すると、セレクタ
の動作に伴って発生するパス警報を後段のパス切り替え
区間では最初に0系、次に1系の順で検出する。
系が予備系であることからパス切り替えは発生しない。
続いて検出する1系のパス警報では、1系が運用系であ
り、かつこの時点で0系にパス警報は回復していること
から0系へのパス切り替えが発生してしまう。従って、
図4に示すように運用状態が変化してしまった。
決し、伝送路切り替え区間の伝送路切り替えによる、パ
ス切り替え区間における運用状態の変化を防止すること
が出来る伝送システムの技術を提供することにある。
は、0系及び1系の2系統の冗長構成を有する伝送路間
を、受信端にて検出したパス警報をトリガに、パス警報
検出点の後段に用意したバッファメモリから誤った信号
が読み出される前に切り替えを行うことにより信号に影
響を与えることなく無瞬断で0系パスと1系パスとの切
り替えを実現するパス切り替え区間と、この前段にAP
S(AutomaticProtectionSwit
ch)により、現用系伝送路と予備系伝送路の切り替え
を行う伝送路切り替え区間とが接続されている伝送シス
テムにおいて、前記パス切り替え区間に、一定期間内に
両系のパスでパス警報が発生した場合、パス警報が発生
する前の運用状態に戻す制御手段を有することを特徴と
する。
出する0系パス警報検出手段と、1系のパス警報を検出
する1系パス警報検出手段と、同時故障判定時間が設定
され、前記0系パス警報検出手段又は前記1系パス警報
検出手段のうちいずれか一方のパス警報の検出により、
前記同時故障判定時間をスタートさせ、前記同時故障判
定時間内に他のパス警報検出手段にパス警報の検出があ
った場合には、先のパス警報を検出する前の運用状態に
戻す手段とで構成することが出来る。
出する0系パス警報検出手段と、1系のパス警報を検出
する1系パス警報検出手段と、同時故障判定時間が設定
され、前記0系パス警報検出手段及び前記1系パス警報
検出手段のパス警報の同時検出により、前記同時故障判
定時間をスタートさせ、前記同時故障判定時間終了後に
パス警報を検出する前の運用状態に戻す手段とで構成す
ることも出来る。
系の2系統の冗長構成を有する伝送路間を、受信端にて
検出したパス警報をトリガに、パス警報検出点の後段に
用意したバッファメモリから誤った信号が読み出される
前に切り替えを行うことにより信号に影響を与えること
なく無瞬断で0系パスと1系パスの切り替えを実現する
パス切り替え区間と、この前段にAPS(Automa
ticProtectionSwitch)により、0
系伝送路と1系伝送路の切り替えを行う伝送路切り替え
区間とが接続されている伝送システムにおけるパス切り
替え制御方法であって、後段のパス切り替え区間におい
て、一定期間内に両系のパスでパス警報が発生したかど
うかを判断するための同時故障判定時間を設け、前記同
時故障判定時間内に両系のパスでパス警報が発生した場
合にはパス警報が発生する前の運用状態に戻す処理を行
うことにより、伝送路切り替え区間の切り替えによるパ
ス切り替え区間における運用状態の変化を防止すること
を特徴とする。
は1系のパス警報のうちいずれか一方のパス警報の検出
により、同時故障判定時間をスタートさせ、前記同時故
障判定時間内に他のパス警報の検出があった場合には、
先のパス警報を検出する前の運用状態に戻すことを特徴
とする。又、上記方法において、0系のパス警報及び1
系のパス警報の同時検出により、同時故障判定時間をス
タートさせ、前記同時故障判定時間終了後にパス警報を
検出する前の運用状態に戻すことを特徴とする。
において、一定期間内に両系のパスでパス警報が発生し
たかどうかを判定するための同時故障判定時間を設け
る。そして、この同時故障判定期間内に両系のパスでパ
ス警報が発生した場合は両系パス同時故障と判断し、同
時故障判定時間終了後、パスの運用状態をパス警報が発
生する前の状態へ戻す処理を行う。
替えを行うことで後段のパス切り替え区間における運用
状態の変化を防止することが可能となる。
面を参照して説明する。図1は本実施形態のブロック図
である。図1は、0系及び1系の冗長構成を有し、AP
Sで0系と1系の伝送路間の切り替えを行う伝送路切り
替え区間1と、信頼性を向上させるために0系と1系の
冗長構成を有し、パス警報を検出した場合でも信号に影
響を与えることなく無瞬断で両系のパス間の切り替えを
行うパス切り替え区間2が接続されている伝送システム
を示している。
え区間1の伝送路切り替えは、セレクタ30、31によ
り実施され、選択した系の信号を0系および1系との2
系統の信号として同位相でパス切り替え区間2へ送出す
る。この2個のセレクタ30、31は、常に同一の系を
選択するよう制御されるが、これらのセレクタ30、3
1はそれぞれ異なる箇所に具備されていること、さらに
APSは処理が非常に複雑であることからマイクロプロ
セッサによりシーケンシャルに制御(数msec程度)
されている。
処理は、位相合わせ回路40,41により、0系及び1
系双方の信号からそれぞれ対向側の送信端において付加
された位相情報を検出し、位相合わせを行って0系伝送
路と1系伝送路の経路長差により生じる伝達遅延時間差
を吸収する。パスの切り替え処理は、パス警報検出回路
50、51で検出されたパス警報により後段のパス切り
替え用のセレクタ70、71において実施される。
は、パス警報検出後、セレクタ70、71の動作までの
間、誤った信号が下位に伝送されないようにするための
バッファメモリ60、61が設けられている。同時故障
判定回路80は、パス警報検出回路50、51で検出さ
れた0系及び1系のパス警報に基づいて、どちらかのパ
スでパス警報が発生した時点でスタートする同時故障判
定時間が設定されている。この同時故障判定時間内に両
系のパスでパス警報が発生した場合、同時故障と判断し
て先発のパス警報が発生する前の状態にパスの運用系を
戻すようにセレクタ70、71を制御する。
る。尚、動作の説明にあたって、伝送路切り替え区間1
において伝送路の切り替えを行う場合、0系のセレクタ
30、次に1系のセレクタ31の順に動作することとす
る。又、パス切り替え区間2では、パスの運用状態の初
期状態として1系を運用系、0系を予備系とする。
系の伝送路に警報がない状態から保守者が手動により0
系から1系への伝送路切り替えを実施する場合の例につ
いて説明する。図2は、伝送路切り替え区間1において
両系の伝送路に警報がない状態から保守者が手動により
0系から1系への伝送路切り替えを実施する場合のタイ
ムチャートである。
1系への伝送路切り替えを実施すると、セレクタ30、
31の動作に伴って発生するパス警報を後段のパス切り
替え区間2では最初に0系、次に1系の順で検出する。
ここで、最初に検出したパス警報では、0系が予備系で
あることからパス切り替えは発生しない。ここで、同時
故障判定回路80は、先発で検出したその0系のパス警
報により同時故障判定時間を起動し、スタートさせる。
が運用系であり、かつこの時点で0系にパス警報は回復
していることから0系へのパス切り替えが発生してしま
う。しかしながらこの1系のパス警報は、0系のパス警
報検出時に起動した同時故障判定時間内であることか
ら、同時故障判定回路80では両系のパスからパス警報
が同一時期に検出したものと判断し、同時故障判定時間
が終了した後、セレクタ70、71を制御してパス警報
を検出する前の運用状態である1系に戻す処理を行う。
る0系伝送路に警報が発生し、自動で0系から1系への
伝送路切り替えが起こった場合の例を説明する。図3
は、伝送路切り替え区間1の運用系である0系伝送路に
警報が発生し、自動で0系から1系への伝送路切り替え
が起こった場合のタイムチャートである。まず、伝送路
切り替え区間1の運用系である0系伝送路に警報が発生
し、自動で0系から1系への伝送路切り替えが起こった
場合、伝送路切り替え区間1の運用系である0系伝送路
に警報が発生する。この場合、後段のパス切り替え区間
2では、両系のパスで同時にパス警報を検出するためパ
ス切り替えは実行されない。
り替えが起こると、パス切り替え区間2では、まず0系
のパス警報が回復(1系はパス警報検出中)し、この時
点で0系へのパス切り替えが発生してしまう。そして、
その後に1系のパス警報は回復する。何故なら、伝送路
の切り替えを行う場合、0系のセレクタ30、次に1系
のセレクタ31の順に切り替えが行われるため、1系の
パス警報が切り替えのタイムラグ分警報が続行するから
である。
は、両系のパスでパス警報を検出した時点で同時故障判
定時間が起動し、スタートしており、既に両系のパスか
らパス警報が同一時期に検出したものと判断している。
従って、同時故障判定時間終了後にパス警報の回復の時
間差により0系へ切り替わってしまったパスの運用状態
を、パス警報を検出する前の運用状態である1系へ戻す
処理をセレクタ70、71に行う。
時故障判定時間中に両系共にパス警報を検出した場合、
パス警報を検出する前の運用状態に戻す処理を行うこと
により、伝送路切り替え区間の伝送路切り替えによる、
パス切り替え区間における運用状態の変化を防止するこ
とが可能となる。
送路に警報がない状態から保守者が手動により0系から
1系への伝送路切り替えを実施する場合のタイムチャー
トである。
系伝送路に警報が発生し、自動で0系から1系への伝送
路切り替えが起こった場合のタイムチャートである。
トである。
Claims (6)
- 【請求項1】 0系及び1系の2系統の冗長構成を有す
る伝送路間を、受信端にて検出したパス警報をトリガ
に、パス警報検出点の後段に用意したバッファメモリか
ら誤った信号が読み出される前に切り替えを行うことに
より信号に影響を与えることなく無瞬断で0系パスと1
系パスとの切り替えを実現するパス切り替え区間と、こ
の前段にAPS(AutomaticProtecti
onSwitch)により、現用系伝送路と予備系伝送
路の切り替えを行う伝送路切り替え区間とが接続されて
いる伝送システムにおいて、 前記パス切り替え区間に、一定期間内に両系のパスでパ
ス警報が発生した場合、パス警報が発生する前の運用状
態に戻す制御手段を有することを特徴とする伝送システ
ム。 - 【請求項2】 制御手段は、 0系のパス警報を検出する0系パス警報検出手段と、 1系のパス警報を検出する1系パス警報検出手段と、 同時故障判定時間が設定され、前記0系パス警報検出手
段又は前記1系パス警報検出手段のうちいずれか一方の
パス警報の検出により、前記同時故障判定時間をスター
トさせ、前記同時故障判定時間内に他のパス警報検出手
段にパス警報の検出があった場合には、先のパス警報を
検出する前の運用状態に戻す手段とを有することを特徴
とする請求項1に記載の伝送システム。 - 【請求項3】 制御手段は、 0系のパス警報を検出する0系パス警報検出手段と、 1系のパス警報を検出する1系パス警報検出手段と、 同時故障判定時間が設定され、前記0系パス警報検出手
段及び前記1系パス警報検出手段のパス警報の同時検出
により、前記同時故障判定時間をスタートさせ、前記同
時故障判定時間終了後にパス警報を検出する前の運用状
態に戻す手段とを有することを特徴とする請求項1に記
載の伝送システム。 - 【請求項4】 0系及び1系の2系統の冗長構成を有す
る伝送路間を、受信端にて検出したパス警報をトリガ
に、パス警報検出点の後段に用意したバッファメモリか
ら誤った信号が読み出される前に切り替えを行うことに
より信号に影響を与えることなく無瞬断で0系パスと1
系パスの切り替えを実現するパス切り替え区間と、この
前段にAPS(AutomaticProtectio
nSwitch)により、0系伝送路と1系伝送路の切
り替えを行う伝送路切り替え区間とが接続されている伝
送システムにおけるパス切り替え制御方法であって、 後段のパス切り替え区間において、一定期間内に両系の
パスでパス警報が発生したかどうかを判断するための同
時故障判定時間を設け、前記同時故障判定時間内に両系
のパスでパス警報が発生した場合にはパス警報が発生す
る前の運用状態に戻す処理を行うことにより、伝送路切
り替え区間の切り替えによるパス切り替え区間における
運用状態の変化を防止することを特徴とするパス切り替
え制御方法。 - 【請求項5】 0系のパス警報又は1系のパス警報のう
ちいずれか一方のパス警報の検出により、同時故障判定
時間をスタートさせ、前記同時故障判定時間内に他のパ
ス警報の検出があった場合には、先のパス警報を検出す
る前の運用状態に戻すことを特徴とする請求項4に記載
のパス切り替え制御方法。 - 【請求項6】 0系のパス警報及び1系のパス警報の同
時検出により、同時故障判定時間をスタートさせ、前記
同時故障判定時間終了後にパス警報を検出する前の運用
状態に戻すことを特徴とする請求項4に記載のパス切り
替え制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12492298A JP3147853B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 伝送システム、及びパス切り替え制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12492298A JP3147853B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 伝送システム、及びパス切り替え制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11317790A JPH11317790A (ja) | 1999-11-16 |
JP3147853B2 true JP3147853B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=14897473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12492298A Expired - Fee Related JP3147853B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 伝送システム、及びパス切り替え制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3147853B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100370702C (zh) * | 2004-09-10 | 2008-02-20 | 华为技术有限公司 | 自动保护切换系统及其方法 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP12492298A patent/JP3147853B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11317790A (ja) | 1999-11-16 |
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