JP2000332771A - 無瞬断パス切り替えシステム及び制御方法 - Google Patents
無瞬断パス切り替えシステム及び制御方法Info
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- JP2000332771A JP2000332771A JP11135394A JP13539499A JP2000332771A JP 2000332771 A JP2000332771 A JP 2000332771A JP 11135394 A JP11135394 A JP 11135394A JP 13539499 A JP13539499 A JP 13539499A JP 2000332771 A JP2000332771 A JP 2000332771A
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- Japan
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- path
- path switching
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 障害に応じて複数のパスを切り替えることに
より、無瞬断でデータ伝送を行うシステムにおいて、パ
ス切り替えタイミングによる主信号データへの影響をな
くし、適正なデータの伝送を確保する。 【解決手段】 2つの伝送路からの受信伝送フレームを
位相合わせ処理部40、41で位相合わせした後、バッ
ファメモリ60、61で一定期間遅延させ、セレクタ7
0、71に送出する。フレーム監視処理部8では、パス
警報検出処理部50、51によって伝送フレーム中のパ
ス警報を監視し、パス警報を検出した場合には、セレク
タ70、71にパス切り替え命令を送出する。この際、
伝送フレームの主信号データを含むペイロードではな
く、オーバヘッドの部分のタイミングに合わせてパス切
り替え命令を送出する。これにより、パス切り替えに伴
う主信号データの誤りを防止するとともに、パス切り替
えの信頼性を向上する。
より、無瞬断でデータ伝送を行うシステムにおいて、パ
ス切り替えタイミングによる主信号データへの影響をな
くし、適正なデータの伝送を確保する。 【解決手段】 2つの伝送路からの受信伝送フレームを
位相合わせ処理部40、41で位相合わせした後、バッ
ファメモリ60、61で一定期間遅延させ、セレクタ7
0、71に送出する。フレーム監視処理部8では、パス
警報検出処理部50、51によって伝送フレーム中のパ
ス警報を監視し、パス警報を検出した場合には、セレク
タ70、71にパス切り替え命令を送出する。この際、
伝送フレームの主信号データを含むペイロードではな
く、オーバヘッドの部分のタイミングに合わせてパス切
り替え命令を送出する。これにより、パス切り替えに伴
う主信号データの誤りを防止するとともに、パス切り替
えの信頼性を向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パス警報を検出し
た場合に無瞬断でパスの切り替えを行う無瞬断パス切り
替えシステム及び制御方法に関する。
た場合に無瞬断でパスの切り替えを行う無瞬断パス切り
替えシステム及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の伝送路切り替えシステムとして、
共通の信号を伝送する現用系(0系)と予備系(1系)
の伝送路冗長構成を有し、受信端で伝送路遅延差等によ
り発生する位相差を吸収し、両系の位相を一致させるこ
とにより、主信号に影響なく無瞬断でパス切り替えを実
現できるようにしたシステムが知られている(例えば特
開平10−224430号公報参照)。
共通の信号を伝送する現用系(0系)と予備系(1系)
の伝送路冗長構成を有し、受信端で伝送路遅延差等によ
り発生する位相差を吸収し、両系の位相を一致させるこ
とにより、主信号に影響なく無瞬断でパス切り替えを実
現できるようにしたシステムが知られている(例えば特
開平10−224430号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のシステムにおいて、パス切り替えの実行タイミン
グを主信号データを含むペイロードで行うと、パス切り
替え用セレクタの切り替え時に発生するノイズやタイミ
ング等により、主信号データの誤りが発生し、このデー
タをそのまま下位へ伝送してしまう場合があった。
従来のシステムにおいて、パス切り替えの実行タイミン
グを主信号データを含むペイロードで行うと、パス切り
替え用セレクタの切り替え時に発生するノイズやタイミ
ング等により、主信号データの誤りが発生し、このデー
タをそのまま下位へ伝送してしまう場合があった。
【0004】そこで本発明の目的は、パス切り替えタイ
ミングによる主信号データへの影響をなくし、適正なデ
ータの伝送を確保することができる無瞬断パス切り替え
システム及び制御方法を提供することにある。
ミングによる主信号データへの影響をなくし、適正なデ
ータの伝送を確保することができる無瞬断パス切り替え
システム及び制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、複数の伝送路を介して伝送フレームの受信を
行い、いずれかの伝送路から受信した伝送フレーム中に
含まれる障害情報を検出した場合に、無瞬断でパスの切
り替えを行う無瞬断パス切り替えシステムにおいて、前
記伝送路によって伝送される伝送フレームは、制御用デ
ータを含むオーバヘッドと、主信号データを含むペイロ
ードとを有し、前記障害情報の検出に基づいてパスの切
り替えを行う場合に、前記伝送フレーム中のペイロード
ではなく、オーバヘッドの部分でパスの切り替えを実行
する切り替えタイミング制御手段を有することを特徴と
する。
するため、複数の伝送路を介して伝送フレームの受信を
行い、いずれかの伝送路から受信した伝送フレーム中に
含まれる障害情報を検出した場合に、無瞬断でパスの切
り替えを行う無瞬断パス切り替えシステムにおいて、前
記伝送路によって伝送される伝送フレームは、制御用デ
ータを含むオーバヘッドと、主信号データを含むペイロ
ードとを有し、前記障害情報の検出に基づいてパスの切
り替えを行う場合に、前記伝送フレーム中のペイロード
ではなく、オーバヘッドの部分でパスの切り替えを実行
する切り替えタイミング制御手段を有することを特徴と
する。
【0006】また本発明は、複数の伝送路を介して伝送
フレームの受信を行い、いずれかの伝送路から受信した
伝送フレーム中に含まれる障害情報を検出した場合に、
無瞬断でパスの切り替えを行う無瞬断パス切り替え制御
方法において、前記伝送路によって伝送される伝送フレ
ームは、制御用データを含むオーバヘッドと、主信号デ
ータを含むペイロードとを有し、前記障害情報の検出に
基づいてパスの切り替えを行う場合に、前記伝送フレー
ム中のペイロードではなく、オーバヘッドの部分でパス
の切り替えを実行するようにしたことを特徴とする。
フレームの受信を行い、いずれかの伝送路から受信した
伝送フレーム中に含まれる障害情報を検出した場合に、
無瞬断でパスの切り替えを行う無瞬断パス切り替え制御
方法において、前記伝送路によって伝送される伝送フレ
ームは、制御用データを含むオーバヘッドと、主信号デ
ータを含むペイロードとを有し、前記障害情報の検出に
基づいてパスの切り替えを行う場合に、前記伝送フレー
ム中のペイロードではなく、オーバヘッドの部分でパス
の切り替えを実行するようにしたことを特徴とする。
【0007】本発明の無瞬断パス切り替えシステムにお
いては、複数の伝送路を介して伝送フレームの受信を行
い、いずれかの伝送路から受信した伝送フレーム中に含
まれる障害情報を検出した場合に、無瞬断でパスの切り
替えを行うことにより、信頼性の高いデータ伝送を行
う。そして、伝送路の障害情報を検出してパス切り替え
を実施する際に、伝送フレームのオーバヘッドの部分で
切り替えを行うように制御する。これにより、例えばセ
レクタ動作に付随する主信号データ(ペイロード部分)
の誤りを回避することができるため、無瞬断パス切り替
えシステムのさらなる信頼性の向上を得ることが可能と
なる。
いては、複数の伝送路を介して伝送フレームの受信を行
い、いずれかの伝送路から受信した伝送フレーム中に含
まれる障害情報を検出した場合に、無瞬断でパスの切り
替えを行うことにより、信頼性の高いデータ伝送を行
う。そして、伝送路の障害情報を検出してパス切り替え
を実施する際に、伝送フレームのオーバヘッドの部分で
切り替えを行うように制御する。これにより、例えばセ
レクタ動作に付随する主信号データ(ペイロード部分)
の誤りを回避することができるため、無瞬断パス切り替
えシステムのさらなる信頼性の向上を得ることが可能と
なる。
【0008】また本発明の無瞬断パス切り替え制御方法
においても、複数の伝送路を介して伝送フレームの受信
を行い、いずれかの伝送路から受信した伝送フレーム中
に含まれる障害情報を検出した場合に、無瞬断でパスの
切り替えを行うことにより、信頼性の高いデータ伝送を
行う。そして、伝送路の障害情報を検出してパス切り替
えを実施する際に、伝送フレームのオーバヘッドの部分
で切り替えを行うように制御する。これにより、例えば
セレクタ動作に付随する主信号データ(ペイロード部
分)の誤りを回避することができるため、無瞬断パス切
り替えシステムのさらなる信頼性の向上を得ることが可
能となる。
においても、複数の伝送路を介して伝送フレームの受信
を行い、いずれかの伝送路から受信した伝送フレーム中
に含まれる障害情報を検出した場合に、無瞬断でパスの
切り替えを行うことにより、信頼性の高いデータ伝送を
行う。そして、伝送路の障害情報を検出してパス切り替
えを実施する際に、伝送フレームのオーバヘッドの部分
で切り替えを行うように制御する。これにより、例えば
セレクタ動作に付随する主信号データ(ペイロード部
分)の誤りを回避することができるため、無瞬断パス切
り替えシステムのさらなる信頼性の向上を得ることが可
能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明による無瞬断パス切
り替えシステム及び制御方法の実施の形態について説明
する。本実施の形態は、受信フレーム中にパス警報(障
害情報)を検出した場合でも主信号に影響を与えること
なく無瞬断でパス切り替えを実現する無瞬断パス切り替
えシステムにおいて、パス切り替えの実行タイミング
を、伝送フレーム中の主信号データを含むペイロードで
はなく、オーバヘッドの部分に制御して、パスの切り替
えを実行することで、パス切り替え用セレクタの切り替
えノイズ等により発生する主信号データの誤りを防止す
るとともに、パス切り替えの信頼性を向上させるもので
ある。
り替えシステム及び制御方法の実施の形態について説明
する。本実施の形態は、受信フレーム中にパス警報(障
害情報)を検出した場合でも主信号に影響を与えること
なく無瞬断でパス切り替えを実現する無瞬断パス切り替
えシステムにおいて、パス切り替えの実行タイミング
を、伝送フレーム中の主信号データを含むペイロードで
はなく、オーバヘッドの部分に制御して、パスの切り替
えを実行することで、パス切り替え用セレクタの切り替
えノイズ等により発生する主信号データの誤りを防止す
るとともに、パス切り替えの信頼性を向上させるもので
ある。
【0010】図1は、本実施の形態における無瞬断パス
切り替えシステムの構成を示すブロック図である。本例
のシステムは、信頼性を向上させるために0系/1系の
伝送路冗長構成を有し、パス警報を検出した場合でも主
信号に影響を与えることなく無瞬断で両系のパス間の切
り替えを行う無瞬断パス切り替えシステムを示してい
る。この無瞬断パス切り替えシステムは、送信端1と受
信端2とから構成されている。送信端1は、0系/1系
の伝送路α0、α1から入力した伝送フレームをシステ
ム内の0系/1系伝送路に送出するインタフェース(I
F)10、11と、0系/1系の各伝送フレームに位相
情報を挿入する位相情報挿入処理部3とを有する。
切り替えシステムの構成を示すブロック図である。本例
のシステムは、信頼性を向上させるために0系/1系の
伝送路冗長構成を有し、パス警報を検出した場合でも主
信号に影響を与えることなく無瞬断で両系のパス間の切
り替えを行う無瞬断パス切り替えシステムを示してい
る。この無瞬断パス切り替えシステムは、送信端1と受
信端2とから構成されている。送信端1は、0系/1系
の伝送路α0、α1から入力した伝送フレームをシステ
ム内の0系/1系伝送路に送出するインタフェース(I
F)10、11と、0系/1系の各伝送フレームに位相
情報を挿入する位相情報挿入処理部3とを有する。
【0011】一方、受信端2は、それぞれ0系/1系に
対応する一対の入力側インタフェース(IF)20、2
1と、位相合わせ処理部40、41と、パス警報検出処
理部50、51と、バッファメモリ60、61と、セレ
クタ70、71と、出力側インタフェース(IF)3
0、31とを有し、さらに1つのフレーム監視処理部8
を有する。各入力側インタフェース(IF)20、21
は、システム内の0系/1系伝送路から受信した伝送フ
レームを位相合わせ処理部40、41に伝送するもので
ある。
対応する一対の入力側インタフェース(IF)20、2
1と、位相合わせ処理部40、41と、パス警報検出処
理部50、51と、バッファメモリ60、61と、セレ
クタ70、71と、出力側インタフェース(IF)3
0、31とを有し、さらに1つのフレーム監視処理部8
を有する。各入力側インタフェース(IF)20、21
は、システム内の0系/1系伝送路から受信した伝送フ
レームを位相合わせ処理部40、41に伝送するもので
ある。
【0012】各位相合わせ処理部40、41は、それぞ
れの系の伝送フレームから送信端1の位相情報挿入処理
3において付加された位相情報を抽出し、各位相情報に
基づいて0系パスと1系パスの位相を合わせる処理を行
う。パス警報検出処理部50、51は、各位相合わせ処
理部40、41から出力された伝送フレームを入力し、
それぞれの系の伝送フレームからパス警報の検出を行
う。バッファメモリ60、61は、各位相合わせ処理部
40、41から出力された伝送フレームを入力して一定
時間の遅延を行うものであり、パス警報検出処理部5
0、51がパス警報検出してからパス切り替え用セレク
タ70、71が適正に動作できるまでの間、誤った信号
が下位のシステムに伝送されないようにするためのもの
である。
れの系の伝送フレームから送信端1の位相情報挿入処理
3において付加された位相情報を抽出し、各位相情報に
基づいて0系パスと1系パスの位相を合わせる処理を行
う。パス警報検出処理部50、51は、各位相合わせ処
理部40、41から出力された伝送フレームを入力し、
それぞれの系の伝送フレームからパス警報の検出を行
う。バッファメモリ60、61は、各位相合わせ処理部
40、41から出力された伝送フレームを入力して一定
時間の遅延を行うものであり、パス警報検出処理部5
0、51がパス警報検出してからパス切り替え用セレク
タ70、71が適正に動作できるまでの間、誤った信号
が下位のシステムに伝送されないようにするためのもの
である。
【0013】フレーム監視処理部8は、パス警報検出処
理部50、51からのパス警報検出信号を入力し、パス
切り替え用セレクタ70、71に切り替え命令を出力す
るものである。また、このフレーム監視処理部8は、パ
ス警報検出処理部50、51から伝送フレームを入力
し、この伝送フレームを常に監視して伝送フレームの先
頭にある制御用のオーバヘッドの位置を把握しており、
切り替え信号によってパス切り替え用セレクタ70、7
1を制御する際に、パスの切り替えをオーバヘッドの位
置で実行されるように制御するものである。パス切り替
え用セレクタ70、71は、フレーム監視処理部8から
の切り替え命令によってパスの切り替えを行い、バッフ
ァメモリ60、61内の伝送フレームを選択して出力側
インタフェース30、31から下位の0系/1系伝送路
β0、β1に送出する。
理部50、51からのパス警報検出信号を入力し、パス
切り替え用セレクタ70、71に切り替え命令を出力す
るものである。また、このフレーム監視処理部8は、パ
ス警報検出処理部50、51から伝送フレームを入力
し、この伝送フレームを常に監視して伝送フレームの先
頭にある制御用のオーバヘッドの位置を把握しており、
切り替え信号によってパス切り替え用セレクタ70、7
1を制御する際に、パスの切り替えをオーバヘッドの位
置で実行されるように制御するものである。パス切り替
え用セレクタ70、71は、フレーム監視処理部8から
の切り替え命令によってパスの切り替えを行い、バッフ
ァメモリ60、61内の伝送フレームを選択して出力側
インタフェース30、31から下位の0系/1系伝送路
β0、β1に送出する。
【0014】図2は、以上のような本実施の形態におけ
る伝送動作とパス切り替え動作を示すタイミングチャー
トである。図示のように、本例のシステムで伝送するフ
レームは、制御用データを含むオーバヘッドと主信号デ
ータを含むペイロードとを有する。また、図2では、0
系パスが運用の状態で、0系パスの伝送フレームCでパ
ス警報が発生し、その結果、1系パスへ切り替わるまで
の動作を示している。そして本例では、上述したパス警
報の検出に基づいてパスの切り替えを行う場合に、伝送
フレーム中のペイロードではなく、オーバヘッドの部分
でパスの切り替えを実行することにより、例えばパス切
り替え用セレクタ70、71の切り替えノイズ等により
発生する主信号データの誤りを防止するとともに、パス
切り替えの信頼性を向上させるものである。
る伝送動作とパス切り替え動作を示すタイミングチャー
トである。図示のように、本例のシステムで伝送するフ
レームは、制御用データを含むオーバヘッドと主信号デ
ータを含むペイロードとを有する。また、図2では、0
系パスが運用の状態で、0系パスの伝送フレームCでパ
ス警報が発生し、その結果、1系パスへ切り替わるまで
の動作を示している。そして本例では、上述したパス警
報の検出に基づいてパスの切り替えを行う場合に、伝送
フレーム中のペイロードではなく、オーバヘッドの部分
でパスの切り替えを実行することにより、例えばパス切
り替え用セレクタ70、71の切り替えノイズ等により
発生する主信号データの誤りを防止するとともに、パス
切り替えの信頼性を向上させるものである。
【0015】図2の(1)(2)で入力された信号は、
図2の(3)(4)で位相合わせ処理40、41により
位相合わせされ、各系の間の伝送路差に基づく伝送路遅
延(図2のT1)等が吸収される。その後、パス警報検
出処理部50、51において検出したパス警報により、
後段のセレクタ70、71により実際のパス切り替えを
実施する。図2の例では、0系の伝送フレームCにおい
て、パス警報が検出された場合を示している。また、位
相合わせ処理部40、41により位相合わせされた信号
は、図2の(5)(6)に示すように、バッファメモリ
60、61に蓄積されて遅延される。これにより、パス
警報が検出された0系の伝送フレームCの信号は、一定
の遅延時間T2だけバッファメモリ60内に留められ、
そのまま下位に伝送されるのが阻止される。
図2の(3)(4)で位相合わせ処理40、41により
位相合わせされ、各系の間の伝送路差に基づく伝送路遅
延(図2のT1)等が吸収される。その後、パス警報検
出処理部50、51において検出したパス警報により、
後段のセレクタ70、71により実際のパス切り替えを
実施する。図2の例では、0系の伝送フレームCにおい
て、パス警報が検出された場合を示している。また、位
相合わせ処理部40、41により位相合わせされた信号
は、図2の(5)(6)に示すように、バッファメモリ
60、61に蓄積されて遅延される。これにより、パス
警報が検出された0系の伝送フレームCの信号は、一定
の遅延時間T2だけバッファメモリ60内に留められ、
そのまま下位に伝送されるのが阻止される。
【0016】この後、図2の(7)でフレーム監視処理
部8がパス警報を検知すると、パス切り替えタイミング
を判断し、オーバヘッドの位置に合わせてパス切り替え
命令をセレクタ70、71に出力する。これにより、パ
ス警報を含む伝送フレームCのオーバヘッドの位置(図
2のt)でセレクタ70、71がパス切り替え動作を実
行する。このようにして、パス警報が発生したフレーム
を下流へ伝送することなく無瞬断でパス切り替えが実現
できる。なお、仮に、セレクタ70、71の動作により
信号に誤りが発生したとしても、誤り発生の箇所はオー
バヘッドの位置であり、主信号データのあるペイロード
ではないため、主信号データには影響しないことにな
る。
部8がパス警報を検知すると、パス切り替えタイミング
を判断し、オーバヘッドの位置に合わせてパス切り替え
命令をセレクタ70、71に出力する。これにより、パ
ス警報を含む伝送フレームCのオーバヘッドの位置(図
2のt)でセレクタ70、71がパス切り替え動作を実
行する。このようにして、パス警報が発生したフレーム
を下流へ伝送することなく無瞬断でパス切り替えが実現
できる。なお、仮に、セレクタ70、71の動作により
信号に誤りが発生したとしても、誤り発生の箇所はオー
バヘッドの位置であり、主信号データのあるペイロード
ではないため、主信号データには影響しないことにな
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無瞬断パス
切り替えシステム及び制御方法では、伝送路の障害情報
を検出してパス切り替えを実施する際に、伝送フレーム
のオーバヘッドの部分で切り替えを行うように制御する
ようにした。このため、例えばセレクタ動作に付随する
主信号データ(ペイロード部分)の誤りを回避すること
ができるため、無瞬断パス切り替えシステムのさらなる
信頼性の向上を得ることが可能となる。
切り替えシステム及び制御方法では、伝送路の障害情報
を検出してパス切り替えを実施する際に、伝送フレーム
のオーバヘッドの部分で切り替えを行うように制御する
ようにした。このため、例えばセレクタ動作に付随する
主信号データ(ペイロード部分)の誤りを回避すること
ができるため、無瞬断パス切り替えシステムのさらなる
信頼性の向上を得ることが可能となる。
【図1】本発明の実施の形態における無瞬断パス切り替
えシステムの構成を示すブロック図である。
えシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す無瞬断パス切り替えシステムにおけ
る伝送動作とパス切り替え動作を示すタイミングチャー
トである。
る伝送動作とパス切り替え動作を示すタイミングチャー
トである。
1……送信端、2……受信端、3……位相情報挿入処理
部、8……フレーム監視処理部、40、41……位相合
わせ処理部、50、51……パス警報検出処理部、6
0、61……バッファメモリ、70、71……セレク
タ。
部、8……フレーム監視処理部、40、41……位相合
わせ処理部、50、51……パス警報検出処理部、6
0、61……バッファメモリ、70、71……セレク
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 11/20 102Z Fターム(参考) 5B083 AA05 AA08 BB03 CC04 CD11 DD09 EE11 GG04 5K014 AA01 CA06 DA06 FA01 5K030 HB11 KA03 KA21 LA15 LB08 MA04 MB01 MC08 MD02 5K047 AA11 BB15 BB16 CC02 GG44 HH01 KK03 KK13 KK18 MM36
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の伝送路を介して伝送フレームの受
信を行い、いずれかの伝送路から受信した伝送フレーム
中に含まれる障害情報を検出した場合に、無瞬断でパス
の切り替えを行う無瞬断パス切り替えシステムにおい
て、 前記伝送路によって伝送される伝送フレームは、制御用
データを含むオーバヘッドと、主信号データを含むペイ
ロードとを有し、 前記障害情報の検出に基づいてパスの切り替えを行う場
合に、前記伝送フレーム中のペイロードではなく、オー
バヘッドの部分でパスの切り替えを実行する切り替えタ
イミング制御手段を有する、 ことを特徴とする無瞬断パス切り替えシステム。 - 【請求項2】 前記障害情報の検出に基づくパスの切り
替えは、当該障害情報を含む伝送フレームのオーバヘッ
ドの部分でパスの切り替えを実行することを特徴とする
請求項1記載の無瞬断パス切り替えシステム。 - 【請求項3】 前記複数の伝送路から伝送フレームを受
信してパスの切り替えを行う受信端において、 第1の入力伝送路から受信した伝送フレームの位相合わ
せを行う第1の位相合わせ手段と、 第2の入力伝送路から受信した伝送フレームの位相合わ
せを行う第2の位相合わせ手段と、 前記第1の位相合わせ手段によって位相合わせ処理され
た伝送フレーム中に含まれる障害情報を検出する第1の
障害情報検出手段と、 前記第2の位相合わせ手段によって位相合わせ処理され
た伝送フレーム中に含まれる障害情報を検出する第2の
障害情報検出手段と、 前記第1の位相合わせ手段によって位相合わせ処理され
た伝送フレームの遅延を行う第1の遅延手段と、 前記第2の位相合わせ手段によって位相合わせ処理され
た伝送フレームの遅延を行う第2の遅延手段と、 前記第1、第2の遅延手段による伝送フレームを入力
し、いずれか一方の伝送フレームを選択して第1の出力
伝送路に送出する第1の選択手段と、 前記第1、第2の遅延手段による伝送フレームを入力
し、いずれか他方の伝送フレームを選択して第2の出力
伝送路に送出する第2の選択手段と、 前記第1、第2の障害情報検出手段による検出信号に基
づいて前記第1、第2の選択手段による選択動作を制御
するフレーム監視手段とを有することを特徴とする請求
項1または2記載の無瞬断パス切り替えシステム。 - 【請求項4】 前記複数の伝送路に前記伝送フレームを
送出する送信端において、前記各伝送フレームに位相情
報を挿入する位相情報挿入手段を有することを特徴とす
る請求項3記載の無瞬断パス切り替えシステム。 - 【請求項5】 複数の伝送路を介して伝送フレームの受
信を行い、いずれかの伝送路から受信した伝送フレーム
中に含まれる障害情報を検出した場合に、無瞬断でパス
の切り替えを行う無瞬断パス切り替え制御方法におい
て、 前記伝送路によって伝送される伝送フレームは、制御用
データを含むオーバヘッドと、主信号データを含むペイ
ロードとを有し、 前記障害情報の検出に基づいてパスの切り替えを行う場
合に、前記伝送フレーム中のペイロードではなく、オー
バヘッドの部分でパスの切り替えを実行するようにし
た、 ことを特徴とする無瞬断パス切り替え制御方法。 - 【請求項6】 前記障害情報の検出に基づくパスの切り
替えは、当該障害情報を含む伝送フレームのオーバヘッ
ドの部分でパスの切り替えを実行することを特徴とする
請求項5記載の無瞬断パス切り替え制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135394A JP2000332771A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 無瞬断パス切り替えシステム及び制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135394A JP2000332771A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 無瞬断パス切り替えシステム及び制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000332771A true JP2000332771A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15150698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11135394A Pending JP2000332771A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 無瞬断パス切り替えシステム及び制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000332771A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100794520B1 (ko) * | 2006-05-11 | 2008-01-14 | 주식회사 엘지씨엔에스 | 보안 시스템 및 트래픽 제어방법 |
-
1999
- 1999-05-17 JP JP11135394A patent/JP2000332771A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100794520B1 (ko) * | 2006-05-11 | 2008-01-14 | 주식회사 엘지씨엔에스 | 보안 시스템 및 트래픽 제어방법 |
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