JP2606107B2 - プロセッサ冗長化方式 - Google Patents

プロセッサ冗長化方式

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JP2606107B2 JP5308092A JP30809293A JP2606107B2 JP 2606107 B2 JP2606107 B2 JP 2606107B2 JP 5308092 A JP5308092 A JP 5308092A JP 30809293 A JP30809293 A JP 30809293A JP 2606107 B2 JP2606107 B2 JP 2606107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模な通信制御を行
う制御装置その他きわめて高い信頼性を必要とする制御
装置に利用する。本発明は、プロセッサを二重化して同
期運転する冗長化方式の信頼性をさらに向上させる方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プロセッサの冗長化方式は、同期
動作を行う一対のプロセッサで構成されるのが一般的で
あった。図2はこのような従来の二重化冗長方式により
構成されたマルチプロセッサシステムの一例を示す。同
図において1、2、3、4はプロセッサ、6、7はプロ
セッサバス、8、9、は一対のプロセッサ相互を接続す
る同期用バスを示す。プロセッサ1と2は同期用バス8
を介して処理データの比較照合および相手プロセッサの
状態確認を相互に行うことにより二重化同期運転を行っ
ている。同様にプロセッサ3と4も同期用バス9を介し
て二重化同期運転を行っている。これにより、プロセッ
サ1が故障してもプロセッサ2が処理を継続することに
よりシステムの機能を損なうことはない。しかし、この
状態でプロセッサ2が故障した場合、処理が中断してシ
ステムの機能は減退する。また、シングルプロセッサシ
ステムではシステムダウンに至る。
【0003】一方、一対のプロセッサへの電源は異なる
系統から供給される。つまり、プロセッサ1およびプロ
セッサ3への供給は同一系統であり、プロセッサ2およ
びプロセッサ4への供給は他の同一系統により供給され
る。従って、いずれか片系の電源故障により同期運転し
ていたプロセッサは全てシングル動作となる。このよう
な状態で、プロセッサの故障が併発しても前記同様にシ
ステムの機能の減退およびシステムダウンが発生する。
【0004】また、この種の方式として特開昭58−9
7751号公報に開示されたものがある。この方式は一
部が同期運転されるN個のプロセッサに対して、1個の
予備プロセッサを設けるN+1予備方式であるが、この
予備プロセッサは共通バスに接続されているものであっ
て同期バスに接続するとの着想はない。また共通バスに
接続された監視プロセッサにより障害を検出し、他の正
常なプロセッサを障害プロセッサに切り替えるようにな
っている。したがって切替に際して、一時的な瞬断が生
じることは避けられない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の冗長
化方式では、対のプロセッサのみで構成されているた
め、二重故障の発生によりシステムの機能を損ねるばか
りでなく、単一故障時でもシステムの信頼性を低下させ
てしまう問題がある。
【0006】上記公報開示の冗長化技術を用いても、N
+1番目の予備用プロセッサは予備用として待機中は同
期運転状態ではないから、予備用プロセッサが接続され
同期運転状態に入るまでの時間は処理能力が低下するこ
とになる。
【0007】本発明は、このような問題を解決するもの
で、従来のプロセッサの二重化冗長方式における欠点を
なくし、二重故障に対してもシステムの機能を損ねるこ
とのないように耐故障性を考慮し、切替に際して一時的
な瞬断または処理能力の低下のない冗長化方式を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、共通のプロセ
ッサバス(6、7)に接続され互いに同期用一次バス
(13、14)により結合されそれぞれ現用および予備
用として同期運転される一対のプロセッサ(1、2)
と、前記共通のプロセッサバス(6、7)に接続され互
いに同期用一次バス(15、16)により結合されそれ
ぞれ現用および予備用として同期運転されるさらに一対
のプロセッサ(3、4)とを備え、両一対のプロセッサ
(1、2および3、4)はそれぞれ前記共通のプロセッ
サバス(6、7)を介してジョブを分担して実行するプ
ロセッサ冗長化方式において、前記共通のプロセッサバ
ス(6、7)に接続された一つの予備用プロセッサ
(5)を備え、この予備用プロセッサ(5)の同期用一
次バス(17)はセレクタ回路(12)に接続され、前
記両同期用一次バス(13、14および15、16)は
それぞれ現用・予備切替用のスイッチ回路(10、1
1)を介して接続され、このスイッチ回路(10、1
1)の一方が予備用を切離したときに、その予備用の回
路を前記セレクタ回路(12)を介して前記一つの予備
用プロセッサ(5)の同期用一次バス(17)に接続し
てその予備用プロセッサ(5)を対をなす予備用として
同期運転する切替制御手段を備えたことを特徴とする。
【0009】各プロセッサ(1、2、3、4、5)はそ
れぞれ同一のハードウエアにより構成され、前記切替制
御手段は各プロセッサ(1、2、3、4、5)にそれぞ
れ配置されることが望ましい。
【0010】
【作用】対となるプロセッサの一つに故障が発生し故障
情報が送出されると、スイッチ回路がその故障プロセッ
サの切り離しを直ちに行い、セレクタ回路に予備系とな
るプロセッサを接続させる接続信号を送出する。セレク
タ回路はこの接続信号により故障プロセッサとそのスイ
ッチ回路とを接続する同期用二次バスを選択し、予備用
となるプロセッサを直ちに同期用一次バスに接続して起
動信号を出力し二重化同期を開始する。
【0011】これにより、二重化同期運転を行う一対の
プロセッサのうちの片側のプロセッサが故障した場合に
も、予備用となる別のプロセッサとの二重化同期運転を
行うことができ、そのために、シングルプロセッサシス
テムにおいて二重故障が発生してもシステムダウンを生
じることを防止することができる。また、マルチプロセ
ッサシステムにおいてはシステムの機能を損ねることな
く運用を継続するこができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0013】本発明実施例は、共通のプロセッサバス
6、7に接続され互いに同期用一次バス13、14によ
り結合されそれぞれ現用および予備用として同期運転さ
れる一対のプロセッサ1、2と、共通のプロセッサバス
6、7に接続され互いに同期用一次バス15、16によ
り結合されそれぞれ現用および予備用として同期運転さ
れるさらに一対のプロセッサ3、4とを備え、両一対の
プロセッサ1、2および3、4はそれぞれ共通のプロセ
ッサバス6、7を介してジョブを分担して実行する。
【0014】さらに、共通のプロセッサバス6、7に接
続された一つの予備用プロセッサ5を備え、この予備用
プロセッサ5の同期用一次バス17はセレクタ回路12
に接続され、両同期用一次バス13、14および15、
16はそれぞれ現用・予備切替用のスイッチ回路10、
11を介して接続され、このスイッチ回路10、11の
一方が予備用を切離したときに、その予備用の回路をセ
レクタ回路12を介して一つの予備用プロセッサ5の同
期用一次バス17に接続してその予備用プロセッサ5を
対をなす予備用として同期運転する切替制御手段を備え
る。
【0015】各プロセッサ1、2、3、4、5はそれぞ
れ同一のハードウエアにより構成され、切替制御手段は
各プロセッサ1、2、3、4、5にそれぞれ配置され
る。
【0016】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。
【0017】電源投入時、スイッチ回路10は同期用一
次バス13と同期用一次バス14とを接続し、スイッチ
回路11は同期用一次バス15と同期用一次バス16と
を接続する。この結果プロセッサ1とプロセッサ2、プ
ロセッサ3とプロセッサ4とがそれぞれ二重化同期運転
を開始する。また、スイッチ回路10およびスイッチ回
路11は各プロセッサ1、2、3、4からの状態情報を
受信し、正常であれば、同期用二次バス18および19
を介してセレクタ回路12に対してプロセッサ5との非
接続の信号を出力する。これによりセレクタ回路12
は、選択機能を禁止しプロセッサ5を待機状態にする。
【0018】ここでプロセッサ1が故障情報を同期用一
次バス13を介してスイッチ回路10を送出すると、ス
イッチ回路10は直ちに同期用一次バス13を切り離
し、同期用二次バス18を介してセレクタ回路12にプ
ロセッサ5との接続信号を出力する。セレクタ回路12
は同期用二次バス18からのプロセッサ5との接続信号
を受信すると、この同期用二次バス18を選択し同期用
一次バス17に接続する。セレクタ回路12は、更にプ
ロセッサ5に対し起動信号を出力する。プロセッサ5
は、シングル動作しているプロセッサ2に対し同期用一
次バス14、スイッチ回路10、同期用二次バス18、
セレクタ回路12、同期用一次バス17を介して二重化
同期を開始する。セレクタ回路12は、プロセッサ2と
プロセッサ5との二重化同期が完了すると同期用二次バ
ス19を閉塞し、以降、同期用二次バス19からプロセ
ッサ5に接続の信号が到来しても現在の接続を変更しな
い。
【0019】プロセッサ1が修復すると、スイッチ回路
10がこれを検出し、同期用二次バス18を介してセレ
クタ回路12にプロセッサ5との非接続の信号を出力す
る。セレクタ回路12は、選択機能を禁止してプロセッ
サ5を待機状態にする。さらにスイッチ回路10は、同
期用一次バス13を同期用二次バス18から同期用一次
バス14に接続を切り替える。以降は、上述の電源投入
時と同様の動作を行い、プロセッサ1とプロセッサ2と
が二重化同期する。
【0020】本実施例では、二つのプロセッサのマルチ
システムとしたが、シングルプロセッサの場合は、セレ
クタ回路12の内部スイッチの設定により同期用二次バ
ス19からの入力を禁止することが可能である。また、
プロセッサ5の電源はダイオードマルチによる2系統か
らの供給が可能であり、電源供給系統の一方が故障して
も上述の動作には影響を与えない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、二
重化同期運転を行う一対のプロセッサのうち片側のプロ
セッサが故障した場合、予備プロセッサとの二重化同期
により運転継続が可能なため、シングルプロセッサシス
テムにおいて二重故障が発生してもシステムダウンを生
じることをなくし、また、マルチプロセッサシステムに
おいてはシステムの機能を損ねることなく運用を継続す
ることができる効果がある。本発明では予備用プロセッ
サが一つ故障した場合には、二重に予備用となっている
予備用プロセッサが同期運転状態となるから、二重故障
に際しても一時的な瞬断や処理能力の低下はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図2】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1、2、3、4、5 プロセッサ 6、7 プロセッサバス 10、11 スイッチ回路 12 セレクタ回路 8、9、13、14、15、16、17 同期用一次バ
ス 18、19 同期用二次バス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通のプロセッサバスに接続され互いに
    同期用一次バスにより結合されそれぞれ現用および予備
    用として同期運転される一対のプロセッサと、前記共通
    のプロセッサバスに接続され互いに同期用一次バスによ
    り結合されそれぞれ現用および予備用として同期運転さ
    れるさらに一対のプロセッサとを備え、両一対のプロセ
    ッサはそれぞれ前記共通のプロセッサバスを介してジョ
    ブを分担して実行するプロセッサ冗長化方式において、 前記共通のプロセッサバスに接続された一つの予備用プ
    ロセッサを備え、この予備用プロセッサの同期用一次バ
    スはセレクタ回路に接続され、前記両同期用一次バスは
    それぞれ現用・予備切替用のスイッチ回路を介して接続
    され、 このスイッチ回路の一方がその1対のプロセッサのうち
    障害の発生したプロセッサを切離したときに、残りのプ
    ロセッサの同期用一次バスを前記セレクタ回路を介して
    前記一つの予備用プロセッサの同期用一次バスに接続し
    前記一つの予備用プロセッサを対をなすプロセッサ
    して同期運転する切替制御手段を備えた ことを特徴とするプロセッサ冗長化方式。
  2. 【請求項2】 各プロセッサ(1、2、3、4、5)は
    それぞれ同一のハードウエアにより構成された請求項1
    記載のプロセッサ冗長化方式。
  3. 【請求項3】 前記切替制御手段は各プロセッサ(1、
    2、3、4、5)にそれぞれ配置された請求項1または
    2記載のプロセッサ冗長化方式。
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