JP2940063B2 - 追肥機 - Google Patents

追肥機

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JP2940063B2
JP2940063B2 JP10598790A JP10598790A JP2940063B2 JP 2940063 B2 JP2940063 B2 JP 2940063B2 JP 10598790 A JP10598790 A JP 10598790A JP 10598790 A JP10598790 A JP 10598790A JP 2940063 B2 JP2940063 B2 JP 2940063B2
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石田  伊佐男
英之 草本
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、圃場において作溝しながら追肥する追肥
機に関する。
〔従来の技術〕 従来、土壌に施肥する溝を形成する作溝手段と、該作
溝手段により形成された溝に肥料を供給する追肥装置と
を機体に設けた追肥機はあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
追肥作業は、田植時と比べて硬い土壌で行われ、ま
た、深層に施肥することも多いので、従来の追肥機は、
土壌面の凹凸により機体が上下動したりして作溝手段の
土壌への押さえ付けが不十分な状態となり、作溝深さが
変動する問題があった。
この発明は、上記の問題点を解決することを目的にな
されたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の追肥機は、 (1).エンジン3を搭載すると共に左右に走行車輪6
を備え、該走行車輪6より後方側にハンドル7を備えた
走行車体1に、前記走行車輪6の車軸位置より後方側に
配置されて土壌に施肥する溝を形成する作溝手段30と、
該作溝手段30により形成された溝に肥料を供給する追肥
装置40とを備え、前記作溝手段30を、複数左右に配設す
ると共に、前記走行車体1に対して左右にローリング自
在に装着したこと、 (2).前記追肥装置40は、肥料を収容する肥料ホッパ
41と該肥料ホッパ41内の肥料を繰出す繰出し部42とを備
え、該追肥装置40を前記走行車輪6の車軸位置より後方
側に配置したこと、 (3).前記エンジン3を、前記走行車輪6の車軸位置
より前方側に配置したこと、 (4).土壌面に接地して前記作溝手段30の作溝作用部
の下端が土壌面から設定深さ以下に下降しないよう規制
する接地手段39或は53を備えたこと、 (5).肥料袋Cの置き台51を、該置き台51上に載せた
肥料袋Cの重量が前記作溝手段30を下方に移動させる方
向に作用するよう前記走行車体1に配設したこと、 をそれぞれ特徴とするものである。
〔発明の作用及び効果〕
上記の構成によってこの発明の追肥機は、以下の作用
及び効果を奏する。
.請求項1記載の構成により、ハンドル7を下方に押
し付けながら操縦することにより、土壌面の凹凸により
走行車輪6が上下動しても、作溝手段30は上下動しにく
く、よって、作溝深さが変動しにくいものとなり、ま
た、機体が左右に傾いたとしても、作溝手段30の左右に
おいても作溝深さが変動しにくいものとなる。
.請求項2記載の構成により、追肥装置40の重量が付
加されて、ハンドル7の押し下げを軽くできる。
.請求項3記載の構成により、ハンドル7を下方に押
し付けたときに、エンジン3の重量を走行車輪6の接地
圧を増大させるように作用させることになり、よって、
土壌面の凹凸による機体の上下動が少なくなり、機体の
走行が安定し、作溝深さも安定する。
.請求項4記載の構成により、ハンドル7の下方へ押
し付けが強すぎて作溝深さが深くなり過ぎるのが防止さ
れ、作溝深さが安定する。
.請求項5記載の構成により、ハンドル7の下方へ押
し下げを更に軽くできる。
〔実 施 例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図と第2図において、符号1は田植機の植付部,
フロート等を取外した歩行型走行車体であり、この走行
車体1の機体フレーム2の前部にエンジン3,ミッション
4が搭載され、ミッション4の左右の一方に取出された
出力軸4aがチェンケース5のチェン,ホイール等を介
し、チェンケース5の端部に軸支された走行車輪6に伝
動構成される。車体フレーム2の左右の他方でもチェン
ケース5,走行車輪6が同様に伝動構成して設けられ、左
右のチェンケース5,5の間に車体昇降・ローリング調節
装置10が設けてある。
車体昇降・ローリング調節装置10は、チェンケース5,
5に固着するスイングアーム11,11がロッド12,12を介し
て天秤13に連結され、天秤13の中間にスイング制御用油
圧シリンダ14のロッド15を連結すると共に、リターンス
プリング16が付勢される。また、ロッド12,12の一方に
はローリング制御用油圧シリンダ17が組付けられてお
り、図示しないセンサ手段により車体フレーム2の昇降
を検出すると、油圧シリンダ14の伸縮作用によりチェン
ケース5,5をスイングして走行車輪6,6を同時に上下動す
る。一方、車体フレーム2のローリングを検出すると、
油圧シリンダ17の伸縮作用により天秤13を揺動し、走行
車輪6,6の一方を上方移動して他方を下方に移動し、車
体フレーム2を常に水平に保つようになっている。
車体フレーム2の後部は上方に屈折してハンドル7が
連結してあり、このハンドル7の部分の操作盤8に種々
の操作レバー9が設けられる。
車体フレーム2の中心線上下部には、フロート20がリ
ンク21等で取付けて設置されるが、この場合のフロート
20は比較的厚く形成され、肥料が多く載置されても充分
な浮力を得るようになっている。
そこで、かかる構成において、走行車輪6,6の少なく
とも直前方には分草手段60が設置され、走行車輪6,6と
同一直線上後部に作溝手段30,追肥装置40が設けられて
いる。作溝手段30は、ホルダ31に2枚の作溝ディスク32
a,23bが八字形に組付けられており、門形の支持杆33の
左右両端に取付けられる。そして、支持杆33の中間の軸
34が車体フレーム2のボス部2aに嵌合し、車体フレーム
2に対しローリング可能に結合される。
追肥装置40は、上部の肥料ホッパ41に繰出し部42を介
して追肥ノズル43が連結されており、左右のこれらが作
溝ディスク32a,32bの略中心の真上に垂直に位置するよ
うに車体フレーム2に取付フレーム44で固定される。ま
た、ミッション4からの出力軸45が車体フレーム2のク
ラッチ装置46に入力し、クラッチ装置46からの回動レバ
ー47を繰出し部42のワンウエイ回転機構48に連結する。
更に、操作盤8の操作レバー49がワイヤ50を介してクラ
ッチ装置46に、クラッチを接断するように接続され、追
肥作業を操作することが可能になっている。
一方、上記追肥装置40の前方で、走行車輪6,6が配置
される機体重心位置の付近は広いスペースがあることか
ら、この機体重心位置付近の車体フレーム2上に肥料袋
置き台51が固着される。そして、この置き台51に肥料袋
Cが載置される。
次いで、かかる構成の歩行型深層追肥機の動作につい
て述べる。
先ず、走行車体1を圃場に入れ、走行車輪6,6とフロ
ート20を水稲Aの既植付け条Bの間に導き、フロート20
を田面上に接地して走行車輪6,6を駆動する。すると、
分草手段60により水稲Aが走行車輪6に掛らないように
分草されて走行車体1は走行し、これに伴い作溝手段30
の作溝ディスク32a,32bが回転して車輪跡に溝Dが深く
作られる。この場合に、走行車体1にはその自重と置き
台51の肥料袋Cの重量がかかることで、ハンドル7を押
下げなくても、作溝ディスク32a,32bは充分に土中に入
って削溝作用し、深い溝Dが安定かつ確実に形成され
る。
こうして作溝が開始した時点で、操作レバー49により
クラッチ装置46のクラッチを接続すると、ミッション4
の出力軸45によりレバー47,ワンウエイ回転機構48が間
欠に回転して追肥装置40の繰出し部42が動作する。そこ
で、ホッパ41の肥料Eが所定量ずつ下方に繰出され、ノ
ズル43により作溝ディスク32a,32bで作られた溝Dに落
下供給して水稲Aの近傍に追肥されるのである。そし
て、この追肥作業中に車体フレーム2が瞬間的にローリ
ングすると、作溝手段30の支持杆33は、軸34とボス部2a
の回転により水平状態に保持される。このため、瞬間的
なローリング,昇降・ローリング調節装置10の追従制御
遅れが補正されて、作溝および追肥の深さが常に一定に
なる。
第3図と第4図のこの発明の第2の実施例について述
べる。
この実施例では、追肥装置40の肥料ホッパ41が前方に
長大化して形成される。これにより、肥料を多く収納す
ることが可能になり、重心位置Gが前に移行して取り扱
い易さも得るようになる。
また、作溝手段30において支持杆33が軸35を介して操
作レバー36に連結され、支持杆33と操作レバー36の間に
スプリング37が付勢される。また、操作レバー36の途中
が車体フレーム2の案内板38の上下の溝38a,38bの一方
に係合して、上下動可能に構成される。これにより、圃
場以外の場合は、操作レバー36により支持杆33,作溝デ
ィスク32aおよび32b等を上方移動して退避することが可
能になる。
第5図と第6図のこの発明の第3の実施例によると、
作溝手段30の作溝ディスク32a,32bの周囲にフロート39
が、ホルダ31に結合して取付けられる。そこでこの場合
は、フロート39の接地により作溝深さが一定に保持され
る。
第7図のこの発明の第4の実施例によると、車体フレ
ーム2のハンドル側のフレーム52に、尾輪53を有する脚
54が、ハンドル55により昇降可能に設けられる。そこで
この実施例では、尾輪53の高さで追肥深さを一定化する
ことができ、更に旋回時に脚54を下方に伸長してハンド
ル側を持上げることで、水稲を倒すことなく容易に旋回
操作することが可能になる。
なお、この発明は上記実施例のみに限定されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の歩行型深層追肥機の第1の実施例を
示す全体側面図、第2図は平面図、第3図はこの発明の
第2の実施例を示す要部の側面図、第4図は同後面図、
第5図はこの発明の第3の実施例を示す要部の側面図、
第6図は同平面図、第7図はこの発明の第4の実施例を
示す要部の側面図である。 1……走行車体、2……車体フレーム、3……エンジ
ン、4……ミッション、5……チェンケース、6……走
行車輪、7……ハンドル、8……操作盤、9……操作レ
バー、10……車体昇降・ローリング調節装置、11……ス
イングアーム、12……ロッド、13……天秤、14……スイ
ング制御用油圧シリンダ、15……ロッド、16……リター
ンスプリング、17……ローリング制御用油圧シリンダ、
20……フロート、21……リンク、30……作溝手段、31…
…ホルダ、32a,32b……作溝ディスク、33……支持杆、3
5……軸、36……操作レバー、37……スプリング、38…
…案内板、39……フロート、40……追肥装置、41……肥
料ホッパ、42……繰出し部、43……追肥ノズル、44……
取付フレーム、45……出力軸、46……クラッチ装置、47
……回動レバー、48……ワンウエイ回転機構、49……操
作レバー、50……ワイヤ、51……肥料袋置き台、52……
フーム、53……置輪、54……脚、55……ハンドル、60…
…分草手段、A……水稲、B……既植付け条、C……肥
料袋、D……溝。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン3を搭載すると共に左右に走行車
    輪6を備え、該走行車輪6より後方側にハンドル7を備
    えた走行車体1に、前記走行車輪6の車軸位置より後方
    側に配置されて土壌に施肥する溝を形成する作溝手段30
    と、該作溝手段30により形成された溝に肥料を供給する
    追肥装置40とを備え、前記作溝手段30を、複数左右に配
    設すると共に、前記走行車体1に対して左右にローリン
    グ自在に装着したことを特徴とする追肥機。
  2. 【請求項2】前記追肥装置40は、肥料を収容する肥料ホ
    ッパ41と該肥料ホッパ41内の肥料を繰出す繰出し部42と
    を備え、該追肥装置40を前記走行車輪6の車軸位置より
    後方側に配置したことを特徴とする請求項1記載の追肥
    機。
  3. 【請求項3】前記エンジン3を、前記走行車輪6の車軸
    位置より前方側に配置したことを特徴とする請求項1記
    載の追肥機。
  4. 【請求項4】土壌面に接地して前記作溝手段30の作溝作
    用部の下端が土壌面から設定深さ以下に下降しないよう
    規制する接地手段39或は53を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の追肥機。
  5. 【請求項5】肥料袋Cの置き台51を、該置き台51上に載
    せた肥料袋Cの重量が前記作溝手段30を下方に移動させ
    る方向に作用するように前記走行車体1に配設したこと
    を特徴とする請求項1記載の追肥機。
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