JPH09121622A - 移植機 - Google Patents

移植機

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JPH09121622A
JPH09121622A JP28374495A JP28374495A JPH09121622A JP H09121622 A JPH09121622 A JP H09121622A JP 28374495 A JP28374495 A JP 28374495A JP 28374495 A JP28374495 A JP 28374495A JP H09121622 A JPH09121622 A JP H09121622A
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和夫 島隅
Motoi Nishio
基 西尾
Akio Hamada
浜田  昭夫
Akihiro Sugioka
昭弘 杉岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移植機において、覆土輪に充分な覆土機能を
与えると共に、苗の植付深さの安定化を図る。 【解決手段】 走行機体の後部に、主フレーム39を取
付固定すると共に、可動フレーム40を前部を支点とし
て上下揺動可能に支持し、可動フレーム40に、昇降可
能に支持されると共にその軌跡の上部で苗が供給され下
部で畝5に突入して苗を植付ける植付手段41を設ける
と共に、植付手段41の後方に位置して植付後の苗の根
本部分に土寄せして鎮圧する覆土輪37を備え、畝5の
高さ変化を検出して該畝5の高さ変化に対応して走行機
体2を昇降させるようにした移植機において、覆土輪3
7を主フレーム39に支持し、植付手段41の前方に畝
5上面に接地し追従して畝の高さ変化を検出する検知手
段69を設け、可動フレーム40の後部を主フレーム3
9に上下位置調節可能に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜等の苗を畝に
移植する移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移植機として、左右一対の前後輪
に支持された走行機体の後部に移植フレームを設け、こ
の移植フレームに、昇降可能に支持されると共にその軌
跡の上部で苗が供給され下部で畝に突入して苗を植付け
る植付手段と、この植付手段に苗を落下供給する苗供給
装置とを設け、畝を跨いで走行しながら畝に苗を植付け
るようにしたものがある。
【0003】また、走行機体は前後輪を機体に対して相
対的に上下動させることによって昇降可能とされ、前記
移植フレームは、走行機体の後部に取付固定された主フ
レームと、走行機体の後部に前部を支点として上下揺動
自在に支持されたし可動フレームとから構成され、固定
フレームに苗供給装置を支持し、可動フレームに植付手
段を支持している。
【0004】そして、可動フレーム後部に、畝上面に接
地して転動し、植付後の苗の根本部分に土寄せして鎮圧
する覆土輪を設け、これによって可動フレームの後部を
支持し、この覆土輪が畝上面に追従することによって畝
の高さの変化を検出し、この畝の高さの変化に対応して
走行機体を昇降させることによって、畝の高さ変化に対
して植付手段を上下位置調節するようにすると共に、覆
土輪と可動フレームの後部との上下間隔を調節すること
によって、植付手段の植付深さ(土中への突入深さ)の
調節を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、覆土輪が畝上面の高さの変化を検出する検出手段
として兼用されていたため、覆土輪の覆土圧(畝上面へ
の押付け力)を強くすれば、畝上面に対する追従感度が
鈍くなって、畝上面の高さ変化の検出感度が鈍くなると
いう問題がある。一方、覆土輪の覆土圧を弱くすれば、
畝上面の高さ変化の検出感度は良くなるが、覆土機能が
損なわれるという問題がある。
【0006】また、覆土輪で可動フレームの後部を支持
して植付手段の植付深さを決定しているので、覆土圧を
強くすると、設定した植付深さに影響を与え、植付深さ
が安定しないという問題もある。そこで、本発明は、前
記問題点に鑑みて、覆土輪に充分な覆土機能を与えると
共に、植付深さの安定化を企図した移植機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた第1の技術的手段は、走行機体2の後
部に、主フレーム39を取付固定すると共に、可動フレ
ーム40を前部を支点として上下揺動可能に支持し、可
動フレーム40に、昇降可能に支持されると共にその軌
跡の上部で苗が供給され下部で畝5に突入して苗を植付
ける植付手段41を設けると共に、植付手段41の後方
に位置して植付後の苗の根本部分に土寄せして鎮圧する
覆土輪37を備え、畝5の高さ変化を検出して該畝5の
高さ変化に対応して走行機体2を昇降させるようにした
移植機において、覆土輪37を主フレーム39に支持
し、植付手段41の前方に畝5上面に接地し追従して畝
の高さ変化を検出する検知手段69を設け、可動フレー
ム40の後部を主フレーム39に上下位置調節可能に支
持したことを特徴とする。
【0008】また、第2の技術的手段は、走行機体2の
後部に、主フレーム39を取付固定すると共に、可動フ
レーム40を前部を支点として上下揺動可能に支持し、
可動フレーム40に、昇降可能に支持されると共にその
軌跡の上部で苗が供給され下部で畝5に突入して苗を植
付ける植付手段41を設けると共に、植付手段41の後
方に位置して植付後の苗の根本部分に土寄せして鎮圧す
る覆土輪37を備え、畝5の高さ変化を検出して該畝5
の高さ変化に対応して走行機体2を昇降させるようにし
た移植機において、覆土輪37を主フレーム39に支持
し、植付手段41の前方に畝5上面に接地し追従して畝
の高さ変化を検出する検知手段69を設け、この検知手
段69で可動フレーム40の後部を支持すると共に、検
知手段69と可動フレーム40との間に可動フレーム4
0後部の高さ調節手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図4は第1の実施の形態
を示し、図2において、野菜移植機1は、走行機体2の
後方に移植装置3および操縦ハンドル4を有する歩行型
であって、畝5を跨いでその長手方向に走行しながら、
ソイルブロック苗を畝5に所定間隔をおいて植付けるも
のである。なお、移植機1の進行方向を前後方向とい
い、進行方向に直交する横方向を左右方向という。
【0010】走行機体2は、ミッションケース6の前部
に前方突出状に架台7を取付固定し、この架台7上にエ
ンジン8等を搭載すると共に、左右両側に前輪9および
後輪10を備えて主構成されている。前記エンジン8の
動力はミッションケース6内の動力伝動機構に入力さ
れ、ミッションケース6内に入力された動力は、変速機
構を介して左右両側方に突出する車輪伝動軸11に伝達
されると共に、この車輪伝動軸11よりも後方に設けら
れて左右側方に突出する第1PTO軸12と、後上方に
突出する第2PTO軸13とから取出せるようになって
いる。
【0011】図3および図4に示すように、架台7の前
部には支持枠14が取付固定され、この支持枠14には
左右方向に配置した支持筒15が固定され、この支持筒
15には左右一対の前輪支軸16が左右方向外方突出状
に挿通されて左右軸廻りに回動自在に支持されている。
左右各前輪支軸16には取付筒17が外嵌されて固定さ
れ、各取付筒17には支持アーム18の上端側が連結固
定され、各支持アーム18の下端側に前輪9が左右軸廻
りに回転自在に取付けられている。
【0012】なお、支持枠14には畝5の側面上部に接
当して転動するガイド輪19が取付けられている。ミッ
ションケース6の左右両側には車輪伝動軸11を外嵌す
る支持筒20が取付固定され、各支持筒20には伝動ケ
ース21の上部が車輪伝動軸11廻りに回動自在に支持
されている。この伝動ケース21の下部には後輪10が
左右軸廻りに回動自在に支持され、車輪伝動軸11から
伝動ケース21内の伝動機構を介して後輪10に動力が
伝達されて後輪10が回転駆動されるようになってい
る。
【0013】架台7の前後方向中間部には、左右方向の
筒体22が前後移動自在に支持され、この筒体22の前
方には、油圧シリンダによって構成されて架台7に固定
された昇降シリンダ23が配置され、該シリンダ23の
ピストンロッドは筒体22に連結され、このピストンロ
ッドの出退によって筒体22が前後に移動可能とされて
いる。
【0014】前記筒体22にはローリング軸24が左右
両側に突出状に挿通され、このローリング軸24の左右
の突出部分にはブラケット26が突設され、左右のブラ
ケット26と左右の前輪支軸16とが左右一対の前連結
ロッド27によって連動連結され、左右のブラケット2
6と左右の伝動ケース21とが左右一対の後連結ロッド
28によって連動連結されている。また、筒体22に
は、架台7に固定の支持枠を介してローリング軸24の
前方に位置する油圧シリンダからなるローリングシリン
ダ29が取付固定され、該シリンダ29のピストンロッ
ドはローリング軸24に固定のブラケット30に枢支連
結されている。
【0015】ミッションケース6上には、昇降シリンダ
23を制御する昇降用制御弁32と、ローリングシリン
ダ29を制御するローリング用制御弁33とが取付固定
されている。そして、昇降シリンダ23のピストンロッ
ドを突出させると、筒体22と共にローリング軸24が
後方移動して、左右の後連結ロッド28が後方に押動さ
れると共に左右の前連結ロッド27が後方に引かれ、左
右の前後輪9,10が同時に下方に揺動して走行機体2
が上昇し、逆に、昇降シリンダ23のピストンロッドを
退避させると、筒体22と共にローリング軸24が前方
移動して、左右の後連結ロッド28が前方に引かれると
共に左右の前連結ロッド27が前方に押動され、左右の
前後輪9,10が同時に上方に揺動して走行機体2が下
降することとなり、前記昇降用制御弁32によって昇降
シリンダ23を制御することにより、畝5の高さ変化に
対応して走行機体2を昇降させて移植装置3と畝5上面
との間隔調整が行えるようになっている。
【0016】また、ローリングシリンダ29のピストン
ロッドを出退させると、ローリング軸24が回動し、左
右一方の前連結ロッド27が前方に押動されると共に同
側の後連結ロッド28が前方に引動され、左右一方の前
後輪9,10が上動し、一方、左右他方の前連結ロッド
27は後方に引動されると共に同側の後連結ロッド28
が後方に押動され、左右他方の前後輪9,10が下動す
ることとなり、前記ローリング用制御弁33によってロ
ーリングシリンダ29を制御することにより、傾斜地に
おいてもミッションケース6、架台7、エンジン8およ
び移植装置3等を水平状態に維持させることができるよ
うになっている。
【0017】移植装置3は、走行機体2の後方に装着さ
れた移植フレーム34に設けられており、苗を畝5に植
付ける植付装置35と、この植付装置35に苗を供給す
る苗供給装置36と、植付けた苗の根本を覆土・鎮圧す
る覆土輪37と、畝5を被覆するマルチフィルムに植付
用の穴を形成する穿孔手段38とを備えて主構成されて
いる。
【0018】図1および図3に示すように、移植フレー
ム34は主フレーム39と、可動フレーム40とから主
構成されており、主フレーム39は、前部がミッション
ケース6に取付固定された左右一対の主枠材39Aの後
端側を連結材39Bで相互に連結してなり、この主フレ
ーム39の後端部には操縦ハンドル4が取付固定されて
いる。
【0019】可動フレーム40は、前部がベアリング4
0Aを介して左右の第1PTO軸12に左右軸廻りに回
動自在に枢支連結された左右一対の主枠材40Bの後端
側を連結材40Cで相互に連結してなる。植付装置3
5、覆土輪37および穿孔手段38は可動フレーム40
に取付支持されており、植付装置35は、苗を畝5に植
付ける植付カップ(植付手段)41と、この植付カップ
41を上下揺動自在に支持する揺動リンク機構42とか
ら主構成されている。揺動リンク機構42は、前後揺動
するように可動フレーム40に固定のブラケット43に
軸支された第1平行リンク44と、この第1平行リンク
44の下端部に枢結された揺動プレート45と、この揺
動プレート45に上下揺動するように枢結された第2平
行リンク46とから構成され、第2平行リンク46の後
端部に植付カップ41が枢結されている。
【0020】そして、第2平行リンク46の上側リンク
には軸受体49が固定され、この軸受体49には、左右
主枠材40B上に固定の軸受体50に左右軸廻りに回転
自在に支持されたクランク軸47のクランクピン48が
枢結され、前記クランク軸47が図1の反時計方向に回
転することで、第1、第2平行リンク44,46が揺動
して植付カップ41が前後移動しながら昇降するように
なっている。
【0021】また、植付カップ41は、下部にくちばし
状の開閉自在なオープナを備えており、オープナは植付
カップ41の軌跡の下端側にて畝5に突入したときに前
後に開き、畝5に植付穴を形成すると共に、該植付穴に
植付カップ41内に保持した苗を植付け得るようになっ
ている。また、可動フレーム40の後端部には、後端側
に握り部51Aを有する支持杆51が後方突出状に固定
され、この支持杆51の中途部は、主フレーム39の後
部に下方突出状に固定された支持部材52に形成した係
合溝53に引掛け得るように折曲されていて、可動フレ
ーム40の後部が支持されている。
【0022】前記係合溝53は上下方向に多数形成され
ていて、支持杆51を他の係合溝53に掛け変えること
によって、植付カップ41の植付深さ、すなわち土中へ
の突入深さを調節できるようになっている。なお、クラ
ンク軸47の端部には、第1PTO軸12の端部に取付
固定された駆動スプロケットにチェーンを介して連動連
結された従動スプロケットが取付固定され、、第1PT
O軸12からの動力によってクランク軸47が回転駆動
されるようになっている。
【0023】穿孔手段38はガスバーナーで構成され、
クランク軸47に連動連結された平行リンクを介して上
下動自在に可動フレーム40に取付支持されており、ク
ランク軸47の回転により、穿孔手段38が昇降し、該
穿孔手段38の下端部に設けた加熱体をマルチフィルム
に押し当てることで、マルチフィルムに移植用の孔を形
成するようになっている。
【0024】覆土輪37は植付カップ41後方に苗植付
部分を挟むように左右一対配置され、畝5の上面を転動
し、苗の根本部分の土を左右両側から押圧して土寄せと
同時に苗の根本部分を鎮圧する。左右の覆土輪37は主
フレーム39の後端側から下方突出状に固定された支持
部材57に平行リンク機構58によって上下動自在に支
持され、平行リンク機構58の下側リンク58Aの基部
側の枢支部分には上下方向に多数の引掛部59を有する
バネ掛け部材60が設けられ、このバネ掛け部材60の
引掛部59と、主フレーム39上に固定されたブラケッ
ト61との間には引張りバネ62が介装されており、引
張りバネ62の引掛部59への引掛け位置を変えること
によって、覆土輪37の覆土圧を調節できるようになっ
ている。
【0025】苗供給装置36は、主フレーム39の上方
後方側に配置されていて多数のソイルブロック苗を縦横
に収容した苗トレイ63を縦横に間欠送りする苗トレイ
送り装置64と、この苗トレイ送り装置64の前方側に
配置されていて苗トレイ63から苗を一つずつ取出して
植付カップ41へと搬送する苗分送装置65とから構成
されている。
【0026】なお、苗トレイ63は、プラスチック製
で、薄肉に形成されて可撓性を有し、縦横に所定ピッチ
で碁盤目状に配列された多数のポット部63aを備え、
このポット部63aの開口縁部が相互に平面状に連結さ
れて構成されている。そして、ポット部63aに床土を
充填し、そこへ播種し育苗することでソイルブロック苗
が育成されている。
【0027】苗分送装置65は、第2PTO軸13から
動力が伝達されて駆動される揺動運動機構66を介して
支持された苗取出爪67を有し、この苗取出爪67はポ
ット部63a内のブロック土の下部側を斜め前方向から
突刺し、やや上方移動しながら前方移動して苗をポット
部63aから引出し、その後苗を略鉛直姿勢となるよう
に姿勢変更しながら下方移動し、その移動軌跡下端位置
で苗を放出して植付カップ移動軌跡上端に位置した植付
カップ41に落下供給し、その後元の位置に戻るように
往復運動するように構成されている。
【0028】苗トレイ送り装置64は、主フレーム39
およびハンドル4に固定のガイドレールに左右方向移動
自在に支持されると共に苗トレイ63が装填される可動
枠68を備え、この可動枠68は左右方向に間欠的に往
復移動されるように支持され、可動枠68が左右方向に
移動する間に苗の取出しがなされる。また、この可動枠
68には、苗トレイ63を縦送りする縦送り機構が設け
られ、横一列のポット部63aからの苗の取出しを終え
た時点で苗トレイ63が縦方向にポット部63aの1ピ
ッチ分送られるようになっている。
【0029】植付カップ41の前方でミッションケース
6の後方には、畝5上面に接地して転動し、畝5の高さ
の変化を検出する検知ローラ(検知部材)69が配置さ
れている。この検知ローラ69は上下方向に配置された
支持ロッド70の下端部に左右軸廻りに回転自在に支持
され、支持ロッド70は上下一対のリンクからなる昇降
リンク機構71を介してミッションケース6に支持され
ていて、検知ローラ69が畝5上面の高さに追従して昇
降するように支持されている。
【0030】支持ロッド70の上部は受体72を上下方
向相対移動可能に挿通し、支持ロッド70の受体72下
方側にはバネ受73が固定されると共にこのバネ受73
と受体72との間にはコイルバネからなるクッションバ
ネ74が圧縮状に介装されると共に、支持ロッド70の
受体72の上方側には止めピン75が挿通されて受体7
2の支持ロッド70に対する上方移動が規制されてい
る。
【0031】また、受体72には操作レバー76の一端
部が枢支連結され、この操作レバー76の他端側上部は
昇降用制御弁32のスプール32Aに枢支連結され、中
途部は走行機体2側に固定のブラケット77に枢軸78
を介して枢支連結されており、検知ローラ69が上動す
ると操作レバー76を介して昇降用制御弁32のスプー
ル32Aが押動され、該スプール32Aが中立位置にも
どるまで走行機体2が上昇し、検知ローラ69が下動す
ると操作レバー76を介して昇降用制御弁32のスプー
ル32Aが引動され、該スプール32Aが中立位置にも
どるまで走行機体2が下降する。
【0032】前記構成では、畝5上面から検知ローラ6
9への押圧力はクッションバネ74を介して操作レバー
76に伝達され、畝5上面からの衝撃的な押圧力によっ
て枢支部分が損傷しないようになっている。また、前記
止めピン75の位置は支持ロッド70の軸心方向に変更
できるようになっていてクッションバネ74のバネ圧が
調整できるようになっていると共に、検知ローラ69の
走行機体2に対する相対高さが変更できるように構成さ
れている。
【0033】また、操作レバー76の他端側下部には引
張りバネ79の一端部が掛止され、この引張りバネ79
の他端部は、主フレーム39に固定されたバネ掛部材8
0のバネ掛部80Aに掛止されていると共に、このバネ
掛部80Aは多数形成されており、検知ローラ69の畝
5上面への押圧力(接地圧)、すなわち畝5上面の高さ
の変化の検出感度が調整できるようになっている。
【0034】なお、前記実施の形態では、引張りバネ7
9のバネ力は検知ローラ69の接地圧が減少する方向に
作用するように構成されているが、検知ローラ69が比
較的軽い場合は、引張りバネ79のバネ力を検知ローラ
69の接地圧を増大させる方向に作用するように構成し
てもよい。図5は第2の実施の形態を示し、前記第1の
実施の形態と異なる点について説明すると、覆土輪37
を支持する支持杆81の前部は、主フレーム39から垂
下した前側支持部材82に左右軸廻りに回動自在に枢支
連結され、支持杆81の後部には端部に握り部83Aを
有する係止杆83が固着され、この係止杆83は主フレ
ーム39に支軸84を介して左右軸廻り回動自在に支持
された後側支持部材85の係止部85Aに係止されてい
る。
【0035】前記覆土輪37は、一端が主フレーム39
に固定のブラケット86に掛止され、他端が後側支持部
材85の枢支部分に固定のブラケット87に掛止された
引張りコイルバネ88によって接地方向に付勢されると
共に、後側支持部材85の係止部85Aは多数形成され
ていて、係止杆83の係止位置を変更することによって
覆土圧が調節できるようになっている。
【0036】検知ローラ69は後傾状の支持アーム89
の前端側に左右軸廻りに回動自在に支持され、支持アー
ム89の後端側は枢軸90を介して可動フレーム40に
左右軸廻りに回動自在に支持され、支持アーム89の後
端部には支持アーム89と一体回動自在に係止杆91が
設けられ、この係止杆91は後端側に握り部91Aを有
すると共に、可動フレーム40の後端部に固定された支
持部材92の係止部92Aに係止されており、検知ロー
ラ69によって可動フレーム40の後部が示すようにさ
れている。
【0037】前記支持部材92の係止部92Aは上下方
向に多数形成されていて、係止杆91の係止位置を変更
することによって、支持アーム89が枢軸90廻りに回
動して、可動フレーム40の上下位置調節がなされ、植
付カップ41の植付深さ、すなわち土中への突入深さを
調節できるようになっている。また、可動フレーム40
の前部には連動部材93の下部が枢着され、連動部材9
3の上部には連動アーム94が枢着され、連動アーム9
4は主フレーム39に支軸95を介して左右軸廻りに回
動自在に支持されたボス96に固定され、ボス96はブ
ラケット97を介して昇降用制御弁32のスプール32
Aに連動連結されている。
【0038】したがって、検知ローラ69が畝5の高さ
の変化を検出すると、可動フレーム40が第1PTO軸
12廻りに上下揺動して昇降用制御弁32のスプール3
2Aが押引きされ、該スプール32Aが中立位置にもど
るまで走行機体2が昇降する。また、ブラケット97に
はバネ掛部材98が取付けられ、このバネ掛部材98の
掛止部98Aには引張りバネ99の一端部が掛止され、
この引張りバネ99の他端部は、主フレーム39に固定
されたブラケット100に掛止されていると共に、前記
バネ掛部98Aはバネ99の引張り方向に多数形成され
ており、検知ローラ69の畝5上面への押圧力、すなわ
ち畝5上面の高さの変化の検出感度が調整できるように
なっている。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、第1の技術的手段は、
走行機体2の後部に、主フレーム39を取付固定すると
共に、可動フレーム40を前部を支点として上下揺動可
能に支持し、可動フレーム40に、昇降可能に支持され
ると共にその軌跡の上部で苗が供給され下部で畝5に突
入して苗を植付ける植付手段41を設けると共に、植付
手段41の後方に位置して植付後の苗の根本部分に土寄
せして鎮圧する覆土輪37を備え、畝5の高さ変化を検
出して該畝5の高さ変化に対応して走行機体2を昇降さ
せるようにした移植機において、覆土輪37を主フレー
ム39に支持し、植付手段41の前方に畝5上面に接地
し追従して畝の高さ変化を検出する検知手段69を設
け、可動フレーム40の後部を主フレーム39に上下位
置調節可能に支持したことを特徴とし、また、第2の技
術的手段は、走行機体2の後部に、主フレーム39を取
付固定すると共に、可動フレーム40を前部を支点とし
て上下揺動可能に支持し、可動フレーム40に、昇降可
能に支持されると共にその軌跡の上部で苗が供給され下
部で畝5に突入して苗を植付ける植付手段41を設ける
と共に、植付手段41の後方に位置して植付後の苗の根
本部分に土寄せして鎮圧する覆土輪37を備え、畝5の
高さ変化を検出して該畝5の高さ変化に対応して走行機
体2を昇降させるようにした移植機において、覆土輪3
7を主フレーム39に支持し、植付手段41の前方に畝
5上面に接地し追従して畝の高さ変化を検出する検知手
段69を設け、この検知手段69で可動フレーム40の
後部を支持すると共に、検知手段69と可動フレーム4
0との間に可動フレーム40後部の高さ調節手段を設け
たことを特徴とするので、覆土輪37の覆土圧の調節
と、畝上面の高さ変化を検出する検知部材の検出感度の
調節とをそれぞれ別個に行うことができると共に、植付
手段41の植付深さの調節も覆土輪37とは関係なく行
え、植付深さの安定化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る要部の側面図
である。
【図2】移植機の全体側面図である。
【図3】移植機前部の平面図である。
【図4】走行機体の昇降機構を示す側面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る要部の側面図
である。
【符号の説明】
2 走行機体 5 畝 37 覆土輪 39 主フレーム 40 可動フレーム 41 植付カップ(植付手段) 69 検知ローラ(検知部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉岡 昭弘 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(2)の後部に、主フレーム
    (39)を取付固定すると共に、可動フレーム(40)
    を前部を支点として上下揺動可能に支持し、可動フレー
    ム(40)に、昇降可能に支持されると共にその軌跡の
    上部で苗が供給され下部で畝(5)に突入して苗を植付
    ける植付手段(41)を設けると共に、植付手段(4
    1)の後方に位置して植付後の苗の根本部分に土寄せし
    て鎮圧する覆土輪(37)を備え、畝(5)の高さ変化
    を検出して該畝(5)の高さ変化に対応して走行機体
    (2)を昇降させるようにした移植機において、 覆土輪(37)を主フレーム(39)に支持し、植付手
    段(41)の前方に畝(5)上面に接地し追従して畝の
    高さ変化を検出する検知部材(69)を設け、可動フレ
    ーム(40)の後部を主フレーム(39)に上下位置調
    節可能に支持したことを特徴とする移植機。
  2. 【請求項2】 走行機体(2)の後部に、主フレーム
    (39)を取付固定すると共に、可動フレーム(40)
    を前部を支点として上下揺動可能に支持し、可動フレー
    ム(40)に、昇降可能に支持されると共にその軌跡の
    上部で苗が供給され下部で畝(5)に突入して苗を植付
    ける植付手段(41)を設けると共に、植付手段(4
    1)の後方に位置して植付後の苗の根本部分に土寄せし
    て鎮圧する覆土輪(37)を備え、畝(5)の高さ変化
    を検出して該畝(5)の高さ変化に対応して走行機体
    (2)を昇降させるようにした移植機において、 覆土輪(37)を主フレーム(39)に支持し、植付手
    段(41)の前方に畝(5)上面に接地し追従して畝の
    高さ変化を検出する検知部材(69)を設け、この検知
    部材(69)で可動フレーム(40)の後部を支持する
    と共に、検知手段(69)と可動フレーム(40)との
    間に可動フレーム(40)後部の高さ調節手段を設けた
    ことを特徴とする移植機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106982572A (zh) * 2017-05-19 2017-07-28 安徽石台县西黄山茶叶实业有限公司 一种多功能茶园培土覆土机
CN111247919A (zh) * 2020-04-09 2020-06-09 润禾(镇江)农业装备有限公司 一种自走式穴盘苗自动移栽机

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